2 公共交通の状況 (1) 市内の公共交通網 1 鉄道 BRT 気仙沼市内の鉄道は 東西に一ノ関駅から気仙沼駅を経由して盛駅を結ぶJR 大船渡線と 気仙沼駅から前谷地駅へ南北に伸びるJR 気仙沼線が接続していたが 平成 23 年 3 月の東日本大震災によりこれらの路線は沿岸部で甚大な被害に見舞われ

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1 地域の現況 (1) 位置と概況 1 気仙沼市の位置と概況気仙沼市は宮城県の北東端に位置し 東は太平洋に面し 南は南三陸町 西は岩手県一関市及び宮城県登米市 北は岩手県陸前高田市にそれぞれ接している 総面積は 平方キロメートルで 宮城県内では7 番目の広さがあり 北上山系の支脈に囲ま

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数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

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開通後のダイヤ設定 ( 平日 1 日あたり ) 常磐線の土浦駅からは 特別快速と普通列車が合わせて 17 往復運転されています また 取手駅 成田駅からも快速列車上り 22 本 下り 21 本が品川駅まで乗り入れており 東京 品川への所要時間が短縮されました 宇都宮線 高崎線 東海道線 ( ここでは

目次(案)

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

目 次 1 目指すべき方向の策定に当たって 背景 目的 2 山梨県内の公共交通の現状と課題 本県を取り巻く環境 本県のバス交通の現状等 観光客と利用する交通手段等 3 山梨県のバス交通の目指すべき方向 背景と課題 基本的な考え方 基本理念 実現する将来像 基本目標 4 広域的な路線 5 地域内路線

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

鉄路再開へ長引く協議 気仙沼線の復旧へ向け 23 年 7 月 19 日に復興調整会議が設置された 国交省の東北運輸局鉄道部が事務 局となり 県 沿線市町 復興庁 JR 東日本が事務方レベルで話し合う会議で 26 年 2 月まで計 8 回開催 している ここで各市町の復興計画を報告し JR 側から復旧

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

JR 東日本 BRT 事業について 1. バス ラピッド トランジットとはバス ラピッド トランジット ( 以下 BRT とする ) は一般的にバスを利用した大量の旅客を輸送する交通システムのことを指します BRT の特徴としては高頻度の運行 鉄道と同レベルの高い定時性などが挙げられます BRT は

資料 1 第 1 号議事 六会地区における予約型乗合タクシーの導入について 1. 実証運行までの経緯と結果 1-1. これまでの経緯六会地区の公共交通利用不便地区の解消に向けた取組については 平成 21 年度に交通不便地区解消検討事業が地域まちづくり事業として決定し 地域が主体となり 市と新たな交通

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平成 26 年 6 月 自由民主党東日本大震災復興加速化本部長 大島理森 様 要望書 三陸沿岸都市会議 八戸市 久慈市 宮古市 釜石市大船渡市 陸前高田市 気仙沼市

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

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8 島内の交通手段 ( 費用 便数など ) 島間の移動は無料の渡船があります 本土側が基本 本土のスーパーなどでは 宅配も対応しています 10 これまでの移住実績地域おこし協力隊として 浦戸桂島へ合計 4 名が移住 ( のり養殖 ) 主だった制度はございません 将来の島の担い手として 漁業等に従事し

図 1 平成 19 年首都圏地価分布 出所 ) 東急不動産株式会社作成 1963 年以来 毎年定期的に 1 月現在の地価調査を同社が行い その結果をまとめているもの 2

計画の目的 多様化する生活交通ニーズへの対応 効率的 効果的な生活交通サービスの構築 山陽小野田市では 生活交通バス路線維持 通学児童定期補助 福祉タクシー券の発行等 上記の施策が行われており 生活交通の確保を図っている 行政負担 サービスの地域間格差 交通活性化計画 生活交通の現状と問題点の把握


J R 大船渡線にかかる本復旧について 調査報告書 平成 27 年 11 月 5 日 災害復興対策特別委員会産業建設部会 産業建設部会では 7 回の部会を開催し JR 大船渡線に係る調査を行ってまいりました 本日調査報告書が まとまりましたので提出いたします 産業建設部会長平山仁

石巻市総合計画 方針図 交通に関する方針交通に関する施策 地域連携軸と広域連携軸について市としての一体化の促進と地域間交流 連携の活性化を図るため 地域核を結ぶ地域連携軸の整備を推進する また 地理的条件から他都市との連携が不可欠であるため 地域連携軸の整備とあわせて 他都市との交流を促進する広域連

NITAS の基本機能 1. 経路探索条件の設定 (1) 交通モードの設定 交通モードの設定 とは どのような交通手段のネットワークを用いて経路探索を行うかを設定するものです NITASの交通モードは 大きく 人流 ( 旅客移動 ) 物流( 貨物移動 ) に分かれ それぞれのネットワークを用いた経路

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第 20 回熊谷市地域公共交通会議会議録 平成 29 年 1 月 26 日 ( 木 )13:30~14:45 熊谷市役所議会棟第 1 委員会室 1. 開会 2. 会長挨拶 3. 議題 (1) ゆうゆうバスのルート変更 ( 要望箇所 ) について 1ゆうゆうバス運行ルート ( 全体図資料 1の1) 事

01-1_添書(日付入)

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

総合交通計画 ( 仮称 ) の策定について 背景 人口減少と超高齢化が同時に進行する中 自動車を使えない県民の移動手段を確保しなければ 経済活動の低迷 人口の流出 財政支出の増加などの問題が深刻化し 持続可能なまちづくりが困難になる恐れがある 平成 年度に実施したパーソントリップ調査の結

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2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

4-3 地域再生計画の目標本事業により 視察ルートの開発 提供や視察案内等を通じて 新しいひとの流れづくり ( 交流人口の拡大 ) と併せ 地域のしごとづくり ( 雇用の創出 ) を実現する なお 本事業の実施にあたっては 本市 石巻市の連携の下 観光施設や交通事業者に加えて 宿泊施設や飲食業等のサ

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

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<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

市街化区域の区分できず 気仙沼市は全域 km2のうち 大島や山間部を除いた旧気仙沼市内の km2を都市計画区域としている 市街化区域と市街化調整区域の区分はなく 都市計画区域内でさらに階上地区などを除いた km2を用途地域に指定している 旧本吉町 旧唐桑町に都市

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2. 本市の上期観光入込客数について平成 27 年度上期観光入込客数は 総数 377,300 人で 前年の 351,600 人より 25,700 人 7.3% の増となった その内訳として 道内客が 84,900 人で 前年の 94,200 人より 9,300 人 9.9% の減 道外客が 292,

地域公共交通確保維持改善事業 事業評価 ( 生活交通ネットワーク計画に基づく事業 ) ( 別紙 1) 資料 3 平成 23 年度 平成 24 年 4 月 23 日 協議会 構成員 上田市公共交通活性化協議会 上田市 上田バス 千曲バス 事業名 補助対象事業者等 事業概要 1 事業実施の適切性 2 目

在来線 1. 岩手県内陸エリア 平泉への観光に便利な ジパング平泉号 を運転します 2. 岩手県沿岸エリア 7 月 27 日から 30 日に山田線で POKÉMON with YOU トレイン を運転します C2018 Pokémon. C Nintendo / Creatures

平成21年6月26日

神崎下り.xls

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

2 世帯数及び死亡 行方不明者数 人口 世帯は平成 23 年 2 月末現在, 死亡 行方不明者 被災世帯は 6 月 18 日現在 (1) 総人口 74,247 人うち死亡者 977 人 (1.3%) 行方不明者 442 人 (0.6%) 合計 1,419 人 ( 総人口に占める割合 1.9%) (2

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平成16年度札幌市総合交通対策調査審議会第3回資料3№2

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

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Taro-全員協議会【高エネ研南】

目 次 はじめに 2 Ⅰ 気仙沼市義務教育環境整備計画の基本方針 1 本市が目指す学校教育 2 気仙沼市義務教育環境整備計画の基本的な考え方 (1) 児童 生徒数の現状 (2) 学校規模と配置の現状 (3) 本市立学校の学校規模 学校配置の考え方 気仙沼市義務教育環境整備計画の推進にあた

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で 四国南西部の 防災拠点港 に位置づけられており 災害時の復旧活動や復興活動において 海上輸送による十分な機能が発揮できるよう求められている 大島漁港においても 離島における基地港としての施設整備が必要不可欠である このような背景から地域再生計画においては 八幡浜港と大島漁港を安全 安心な港に整備

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一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

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4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

Ⅰ 観光振興計画制定の背景 1 観光による地域振興 観光立国推進基本法 に基づき策定された 観光立国推進基本計画 の中で 観光立国の実現は地域経済の活性化 雇用機会の増大 国民の健康の増進 潤いのある豊かな生活環境の創造 国際相互理解の増進等の意義を有するものである と位置づけられています また 東

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スライド 1

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福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

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県産材の需要拡大の推進について(枠組み)

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交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

運行期間 : 平成 28 年 5 月 1 日 ( 日 )~ 運行経路 : スーパーノンストップ 通常どおりの運行経路植木 IC 経由 各停 ( 福岡空港発着 ) 益城熊本空港 ICへの迂回運行 ただし 九州自動車道が全線開通した場合は変更となる場合がございます 運行便数 :1 日 63 往復所要時間

新幹線 東北新幹線 北海道新幹線 GW 期間にあわせて臨時列車を増発します 週末のご利用の多い時間帯に臨時列車を増発します 在来線 1. いわて幸せ大作戦!!~ 美食 絶景 イベント 黄金の國 いわて ~ エリア 東北本線 キャンペーンのオープニングを飾る SL 銀河いわて幸せ大作戦 を運転します

参考資料あり (A4 両面 3 枚 ) 平成 30 年 11 月 14 日 市政記者クラブ様 守山スマート IC 地区協議会 照会先 住宅都市局都市計画部街路計画課担当桑添 宮田電話 ( 中日本高速道路株式会社と同時発表 ) 利用台数が累計 100 万台を突破 もりやま東名

Microsoft Word - さいたま市都市計画道路見直し指針1/3.doc

都市再生整備計画の目標及び計画期間 都道府県名 茨城県 市町村名 坂東市 ( 旧猿島町 ) 地区名 猿島地区 面積 800 ha 計画期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 交付期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 目標 地域資源を活用した交流人口の拡大と良好な居住環境を形成するまちづ

別紙 1 市町村別の交付可能額 ( 第 9 回 ) 合計 :37 市町村 ( 単位は億円 ) 県 市町村 交付可能額交付可能額県市町村事業費国費事業費国費 青森県 福島県 八戸市 いわき市 岩手県 須賀川市 宮古市

W70M: 潟東営業所 ~ 白根 ~ 大野仲町 ~ 学校町 ~ 新潟駅前 W74 急 : 急行 新潟駅前 ~ 古町 ~ 鳥屋野 ~ 大野仲町 ~ 白根 ~ 潟東営業所 ( 月 ~ 金曜日 ) 白根 大野 青山 新潟駅前方面行 急行新潟駅前行 (W74 急 ) の 下鳥屋野 ~ 新潟駅前 間は降車専用

当面の事業概要 < 平成 25 年度 > 実施設計業務委託 < 平成 26 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 道路改築工事 < 平成 27 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 市道 1504,1505,1507 号線道路改築工事 < 平成 28 年度 > 市道 1504

1 見出し1

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震災と同規模の巨大津波から災害危険区域設定の前提条件 25% 程度の津波浸水域へ減らせ東日本大震災と同じ震源域での津波発生を想定る効果があるということになる 津波発生時の潮位は東日本大震災時と同じと想定災害危険区域を決めるための津地震による地盤沈下は起こらないことにする波シミュレーションは右図のよ地

和水町地域公共交通会議 設立趣旨説明

目次

- 目次 - 1. 基本構想策定の趣旨と役割 1 2. 交通バリアフリー法 2 3. 焼津市移動円滑化基本構想策定体制及び上位計画との関連 4 4. 重点整備地区及び特定経路について 6 5. 地区別の現状把握 整備の目標 心のバリアフリー 24 参考資料 1. 人口と高齢者

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2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

施設までの距離は 地区中心付近からのおおよその距離 大原台 回答者の年齢構成 3 5 主な (2 箇所の行き先 ) 10% 1 70% 主な行き先 フレスタ沼田店 ( 約 0.7km) ビッグハウス沼田店 ( 約 1km) 買物目的 :7 :1 : 最寄り駅 大原 ( 約 0.7km) 駅 :88

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所要時間 : 片道約 6 時間 40 分 迂回運行を考慮した時間設定にしておりますが 地震に伴う速度規制 交通規制および車両渋滞により遅延が生じることもございます 運賃 : 通常の福岡 ~ 宮崎線 フェニックス号 と同じ運賃福岡 ( 天神 博多 呉服町 )~ 宮崎駅 宮交シティ 4,630 円 (

1 伊達市の概況と東北中央自動車道 ( 相馬福島道路 ) 整備による影響 (1) 伊達市の概況 1 広域的な立地条件 本市は 福島県の中通り地区最北端に位置し 西側は県都福島市に隣接しているほか 西は桑折町 国見町 東は相馬市 飯舘村 南は川俣町 北は宮城県白石市 宮城県丸森町にそれぞれ接している

資料 4 平成 29 年 1 月 27 日記者会見 土地区画整理事業に関する土地利活用意向調査の実施結果について 復興推進本部都市整備推進室 1 土地利活用意向調査の目的 市内 4 地区の土地区画整理事業は 平成 29 年度末を目標に全ての宅地引渡しが完了できるよう鋭意工事を進めております 地権者へ

渋川市都市計画マスタープラン意見シート

スライド 1

計画書

第 11 節東西系統 1, 概略この節では 京都市営地下鉄東西線 ( 以下東西線と表記する ) と京阪京津線 ( 以下京津線と表記する ) における直通運転について取り上げる 東西線の開業に際し 京津線の一部区間を廃止にした点 京津線の全列車が東西線に乗り入れている点などがこの直通運転の特徴として挙

PowerPoint プレゼンテーション

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

基本方針

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2 公共交通の状況 (1) 市内の公共交通網 1 鉄道 BRT 気仙沼市内の鉄道は 東西に一ノ関駅から気仙沼駅を経由して盛駅を結ぶJR 大船渡線と 気仙沼駅から前谷地駅へ南北に伸びるJR 気仙沼線が接続していたが 平成 23 年 3 月の東日本大震災によりこれらの路線は沿岸部で甚大な被害に見舞われ 大船渡線の気仙沼駅 ~ 盛駅間と気仙沼線の柳津駅 ~ 気仙沼駅間は運休となった このことから 鉄路復旧までの代替手段としてBRT( バス高速輸送システム :Bus Rapid Transit) が導入され 平成 24 年 8 月から柳津駅 ~ 気仙沼駅間をJR 気仙沼線 BRTとして暫定運行を開始 ( 平成 24 年 12 月から本格運行 ) 平成 25 年 3 月から気仙沼 ~ 盛間をJR 大船渡線 BRTとして運行している 平成 27 年 6 月からはJR 気仙沼線 BRTが前谷地駅 ~ 柳津駅間の延伸運行を実施している ( 前谷地駅 ~ 柳津駅間は鉄道とBRTが並行して運行される区間となるが BRTは一般道を約 35 分で走行し途中駅には停車しない ) その後 JR 東日本から気仙沼市を含む沿線自治体に対し BRTによる本格復旧の提案があり 本市としては市民の意見を伺いながら鉄路復旧を基本としつつも 復興事業の進捗への影響等を考慮し 平成 28 年 3 月 14 日 JR 東日本に対してBRT 受入れに当たっての要望 条件を提示し 一定程度の回答を得たことから BRTによる本格復旧の方針を受け入れている BRTは 鉄道と比較して輸送量は劣るものの 従来の線路敷等を活用して整備した専用道を運行することにより速達性 定時性を確保するとともに 専用道整備が困難な区間などにおいては一般道を運行することにより 路線設定の柔軟性があるなどの優位性がある また 運行本数も震災前の鉄道運行時 ( 平成 21 年 3 月 ) に比べて大幅に増加し 気仙沼駅における運行本数は 気仙沼線 ( 本吉駅 ~ 気仙沼駅間 ) で 22 本 / 日から 65 本 / 日に 大船渡線 ( 気仙沼駅 ~ 盛駅間 ) で 19 本 / 日から 29 本 / 日となっている 気仙沼市内の鉄道等の運行状況 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) JR 大船渡線 気仙沼駅 ~ 一ノ関駅間 鉄道による運行 気仙沼駅 ~ 盛駅間 BRTによる運行 ( 気仙沼駅 ~ 上鹿折駅間は 路線バスの一部区間をBRTとして運行 ) 気仙沼市内の駅 気仙沼駅 鹿折唐桑駅 上鹿折駅 八幡大橋 ( 東陵高校 ) 駅 ( 平成 29 年 4 月 1 日開業 ) JR 気仙沼線 気仙沼駅 ~ 前谷地駅間 BRTによる運行 ( 柳津駅 ~ 前谷地駅間は 鉄道による運行も行われている ) 気仙沼市内の駅 気仙沼駅 不動の沢駅 南気仙沼駅 松岩駅 最知駅 陸前階上駅 大谷海岸駅 小金沢駅 本吉駅 陸前小泉駅 蔵内駅 16

鉄道 BRT の運行状況 ( 平成 28 年 10 月 1 日時点 ) 一ノ関 10 11 ( 大船渡線 ) 21 本 / 日 気仙沼 (BRT 大船渡線 ) 上鹿折 6 5 (BRT 大船渡線 ) 11 本 / 日 29 本 / 日 気仙沼 盛 14 15 : 鉄道 :BRT * 数字は運転本数 ( 本 / 日 ) 本吉 (BRT 気仙沼線 ) 志津川 (BRT 気仙沼線 ) 柳津 ( 気仙沼線 ) 前谷地 ( 石巻線 ) 小牛田 12 7 5 5 10 10 5 4 5 4 4 12 65 本 / 日 *JR 東日本ホームページ BRT 気仙沼線 BRT 大船渡線時刻表 より H28.10.1 時点 参考 : 平成 21 年 3 月 16 日時点の状況 一ノ関 2 6 3 快速 気仙沼 ( 大船渡線 ) ( 大船渡線 ) 2 3 21 本 / 日 19 本 / 日 快速 盛 2 5 2 2 6 1 1 気仙沼 本吉 ( 気仙沼線 ) 前谷地 ( 石巻線 ) 小牛田 ( 東北本線 ) 仙台 2 1 7 2 快速 22 本 / 日 ( 石巻線 ) 女川 * 数字は運転本数 ( 本 / 日 ) *JR 東日本ホームページ 駅の時刻表 より 17

( 人 / 便 ) 2 都市間連絡バス都市間連絡バスは 一関市への特急バスが岩手県交通により9 往復 / 日 ( 休日は8 往復 ) 仙台市への高速バスが ( 株 ) ミヤコーバス 宮城交通 ( 株 ) 及び岩手県交通 ( 株 ) により9 往復 / 日が運行されている 東京都池袋へは岩手県交通 ( 株 ) により夜間高速バス ( けせんライナー ) が1 往復 / 日運行している 気仙沼 ~ 仙台間の高速バス利用者は 鉄道路線の被災の影響や三陸道経由系統の増便等により 震災前に比べて利用者が増加している 都市間連絡バス ( 平成 29 年 4 月 1 日時点 ) 25.0 20.0 15.0 気仙沼 ~ 仙台間高速バス利用者数 (1 便あたり ) 21.0 20.7 20.6 20.6 21.3 15.0 15.7 参考 : 平成 21 年 3 月 16 日時点の状況 釜石 10.0 5.0 一関 特急一関線 (8 往復 / 日 ) ( 気仙沼一関間は 8.5 往復 / 日 ) 千厩 気仙沼千厩線 (5 往復 / 日 ) ( 気仙沼一関間は 4 往復 / 日 ) 気仙沼 高速バス釜石 - 池袋 (1 往復 / 日 ) 夜行便 大船渡 0.0 高速バス大船渡 - 仙台 (4 往復 / 日 ) H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 *H23 年はデータなし ( 年 ) 大船渡 ~ 仙台間は除く 震災前 5 往復 震災後 6 往復 データ :( 株 ) ミヤコーバス 一関 IC 南三陸仙台線 (2 往復 / 日 ) * 岩手県交通 宮城交通ホームページより 若柳金成 IC 気仙沼線 (3 往復 / 日 ) 桃生津山 IC 仙台宮城 IC 仙台 利府中 IC 池袋 18

3 路線バス 乗合タクシー市内の路線バスは 平成 29 年 4 月現在 10 路線 23 系統あり バス会社 1 社 (( 株 ) ミヤコーバス ) により運行されており 路線の維持を図るため気仙沼市が委託料を支払うことにより運行する 委託路線 と 国 県 市の補助金を受けて事業者が運行する 自主運行路線 がある 運行路線のうち 鹿折金山線は一部区間をJR 大船渡線 BRTとして運行している 東日本大震災によりミヤコーバス気仙沼営業所 ( 弁天町地内 ) が全壊したため 仮の営業所 ( 上田中地内 ) を拠点に運行してきたが 平成 29 年 3 月に震災前の位置に営業所を再建している 乗合タクシーは 市委託路線として3 路線 3 系統が市内タクシー会社により運行されている 路線バス 乗合タクシーは 気仙沼地域 唐桑地域においては 気仙沼市役所 市立病院 気仙沼駅等の気仙沼市中心部と 鹿折 松岩 新月 階上 唐桑 小原木の各地区を結ぶ路線を運行しており 本吉地域においては 本吉地域中心部から放射状に運行されている 郊外部を運行する路線の一部では バス停以外でも乗降できるフリー乗降区間が設定されている 東日本大震災により沿岸部を中心として各地で甚大な被害を受けたことから 南気仙沼地区や魚市場周辺を経由する路線は廃止となり 中心部の内湾周辺 ( 南町 港町 ) 等で新たな路線が運行されている 同様に 松岩地区の一部 ( 松崎片浜等 ) や階上地区の一部 ( 長磯浜 波路上岩井崎等 ) 唐桑地域( 小鯖 上小鯖 鮪立 宿浦等 ) 大島地区の一部( 外浜等 ) の路線 ( 路線バス 乗合タクシー ) が廃止となっている また 市内各地に応急仮設住宅が設置されたことを受け 応急仮設住宅を経由する路線 ( 市民会館 鹿折中学校 五右衛門ヶ原運動場 水梨小学校等 ) が路線バス又は乗合タクシーにより運行してきた 現在 各種復興事業の進展等に合わせ 随時路線の見直しを行ってきている 市内の路線バス 乗合タクシー ( 平成 29 年 4 月 1 日時点 ) 路線 運行系統起点主な経由地終点 自主運行路線 津谷営業所大谷海岸 松岩河 原 田 ( 路線バス ) 三 陸 線 階上公民館前松 岩気仙沼西高校 農 協 前高 校 前気仙沼向洋高校前 総合体育館市役所前 津本 御 崎 御 崎 線 市立病院入口市役所前 津本 御 崎 岩井崎入口市役所前 津本 御 崎 大 沢 線 気仙沼西高市立病院前 東新城 大 沢 委託路線 市 役 所 前早 稲 谷上 八 瀬 ( 路線バス ) 新 月 線 市 役 所 前 台 上 八 瀬 市 役 所 前健康管理センター前 金 成 沢 市 民 会 館田中前 水梨小羽 田 九 条 線 市民会館田中前羽田市民会館田中前 市立病院前羽田 市 民 会 館九条住宅前田 柄 鹿折金山線 気仙沼西高市立病院前 東新城鹿折金山鹿折金山東新城市立病院前 市 民 会 館松 岩金 取 松 岩 線 市民会館田中前市営牧沢住宅市民会館松岩市営牧沢住宅 気仙沼西高松 岩片 浜 大 島 線 新 王 平要 害浦 の 浜 本吉内陸線 津谷営業所馬 籠滝 沢 本吉川内線 津谷営業所滝 の 頭両 国 橋 委託路線 ( 乗合タクシー ) 小々汐線気仙沼駅前東新城 市役所前鶴ケ浦新月線市役所前市営運動場上廿一本吉三陸線本吉総合支所小泉団地 小泉小前蔵内南 19

4 大島航路大島航路は 大島汽船 ( 株 ) により運航されているが 東日本大震災により エースポート 浦の浜間のみの運航となっており カーフェリーまたは旅客船により1 日当たり 16 往復が運航されている 大島航路 ( 平成 29 年 4 月 1 日時点 ) 気仙沼 ( エースポート ) 旅客船 カーフェリー (16 往復 / 日 ) 夜間交通船 (4 往復 / 日 ) 大島 ( 浦の浜 ) * 大島汽船 ( 株 ) ホームページより H28.10.1 時点 参考 : 平成 21 年 3 月 16 日時点の状況 気仙沼 ( エースポート ) 気仙沼 ( フェリー乗り場 ) 旅客船 (14 往復 / 日 ) カーフェリー (10 往復 / 日 ) ( うち 1 往復は松岩経由運行 ) 気仙沼 ( 松岩港 ) 旅客船 (1 往復 / 日 ) 大島 ( 浦の浜 ) * 大島汽船 ( 株 ) ホームページより 20

5タクシー 気仙沼市内のタクシー事業者は9 社あり タクシー保有台数は 福祉タクシー 4 台も含め 184 台となっている なお 大島地区内の主な公共交通は路線バスが運行しているが タクシー事業者は1 社しかな いことから 観光シーズンや夜間等の緊急時の対応が難しい状況となっている < 気仙沼市内タクシー事業者の保有台数 ( 平成 28 年 3 月現在 )> 事業者 タクシー保有台数 ( 台 ) 保有台数ジャ大中小福祉計 ( 台 ) ( 株 ) 気仙沼観光タクシー - - - 30-30 ( 株 ) 気仙沼ハイタク 5-7 24-36 ( 有 ) 五十番タクシー 3 - - 16-19 ( 有 ) ししおり きはんせんタクシー - - - 34-34 ( 有 ) なすやタクシー 5-2 20 3 30 ( 株 ) ミナトタクシー - - - 14-14 ( 有 ) 大島五十番タクシー - - - 6-6 ( 有 ) 本吉タクシー 2 - - 6 1 9 ( 有 ) ワコータクシー - - - 6-6 9 社 15 0 9 156 4 184 ジャ : ジャンボタクシー 大 : 大型タクシー 中 : 中型タクシー 小 : 小型タクシー 福祉 : 福祉タクシー 出典 : 一般社団法人宮城県タクシー協会 大島五十番タクシーはアンケート結果による ( 平成 28 年 12 月実施 ) 6 気仙沼市が運行等をしているその他の交通手段 1~5 までの公共交通のほか 気仙沼市が交通事業者への業務委託等により運行に関わってい る交通手段としては スクールバス へき地患者輸送バス 観光バスがある < 気仙沼市が運行等をしているその他の交通手段 ( 平成 27 年度 )> 対象 スクールバス へき地患者輸送バス 観光バス 運行区間等 許可法令 五右衛門ヶ原 ~ 市民会館線 4 条 ( 区域 ) 21 条 五右衛門ヶ原 ~ 鹿折線 4 条 ( 区域 ) 市総合体育館 ~ 市民会館 4 条 ( 区域 ) 21 条 市総合体育館 ~ 鹿折線 4 条 ( 区域 ) 鶴ヶ浦 ~ 鹿折線 4 条 ( 区域 ) 開校日 山田大名広場 ~ 小泉線 4 条 ( 区域 ) 21 条 上廿一 ~ 新城線 4 条 ( 区域 ) 21 条 白山 ~ 鹿折小学校 4 条 ( 区域 ) 21 条 大沢 ~ 唐桑中学校 4 条 ( 区域 ) 21 条 白石地区 無償 細尾地区 無償 週 1 日 川上地区 無償 循環線 ( 鮪立経由二本杉 ) 保健福祉センター発 無償 循環線 ( 大沢経由二本杉 ) 大沢大橋発 無償 平日のみ 循環線 ( 崎浜経由二本杉 ) 保健福祉センター発 無償 徳仙丈山 つつじバス 4 条 ( 路線定期 ) 市内観光巡回バス 4 条 ( 路線定期 ) 運行日 5~6 月の特定日 5~10 月休日 運賃 なし 無料 中学生以上 500 円中学生未満 200 円 年間輸送人員 ( 人 ) 46,426 463 4,566 169 小学生以上 100 円 3,259 21

7 民間無料送迎バス 気仙沼市内では 民間の商業施設が施設利用者を対象とした無料送迎バスを運行している ( 平 成 29 年 2 月 14 日聴き取りによる調査 ) イオン無料送迎バス運行開始 : 震災後車両 : マイクロバス路線 :1 市内 2 唐桑方面 3 大谷 小泉方面運行日 : 毎月 15 日 (GG 感謝デー ) 30 日 ( お客様感謝デー ) 便数 : 午前 1 便 午後 1 便 ビッグハウス無料送迎バス 運行期間 : 平成 23 年 10 月 ~ 平成 29 年 3 月車両 : 中型バス ジャンボタクシー路線 :1 市内 2 唐桑方面 3 旧折壁小学校 4 階上方面 5 市営テニスコート エースポート運行日 :123 毎週水 日曜日 45 毎週火曜日 第 1 3 金曜日便数 :12341 便 51~4 便 22

公共交通ネットワーク図 23

(2) 路線バス及び乗合タクシーのサービス水準市内の路線バス 乗合タクシーは 気仙沼地域 唐桑地域では市中心部から放射状に鹿折 松岩 新月 階上 唐桑 小原木の各地区を結ぶ路線となっており また 本吉地域では本吉地域中心部から放射状に3 路線を運行している これらの路線の大半が 気仙沼市役所前 市立病院入口 気仙沼駅前など 市中央部の公共施設等に隣接するバス停を経由しており これらの区間では相当程度の運行本数が確保されている また 合併前の旧市町間を結ぶ路線としては 気仙沼地域と唐桑地域を結ぶ御崎線 大沢線と 気仙沼地域と本吉地域を結ぶ三陸線があり これらは路線長が片道 20km 以上の長大な路線となっている 運行時間帯は 通学 通院等における外出時の利用を考慮して設定しており 午前中に行き 午後に帰ることのできるダイヤとなっているが 三陸線の階上公民館前 ~ 気仙沼西高校の系統のように朝 1 便しか運行していない路線もある また 本吉地域を運行する3 路線は平日のみの運行となっている 平成 23 年 3 月に発生した東日本大震災では 沿岸部を中心に多くの路線が被災し 発災直後には全ての路線が運休となったが 被災程度が小さい区間から順次運行を再開し 復旧 復興事業の進展に合わせて運行ルート 運行本数 ダイヤの見直しを随時行っており 現在は震災前 ( 平成 22 年度 ) のサービス水準とほぼ同程度の便数となっている 運行状況 ( 平成 28 年 10 月 31 日現在 ) 片道 運行本数 ( 本 ) 始発時刻 終発時刻 種類 No 路線 系統 距離 平日 土 休日 平日 土 休日 平日 土 休日 (km) 下り 上り 平均 H22 年下り 上り 平均 下り 上り 下り 上り 下り 上り 下り 上り 路線 1 鹿折金山線鹿折金山 ~ 上鹿折駅 ~ 気仙沼駅 ~ 気仙沼西高 20.8 5 6 5.5 5.5 4 5 4.5 7:30 7:05 11:30 8:35 17:30 18:35 17:30 18:35 バス 2 御崎線御崎 ~ 市役所前 ~ 市立病院 ~ 岩井崎入口 28.2 2 1 1.5 12.0 1 0 0.5 13:16 6:25 16:36-16:36 6:25 16:36 - 御崎 ~ 市役所前 ~ 市立病院 ~ 総合体育館 23.6 5 1 3.0 4 1 2.5 7:50 7:05 7:50 7:05 17:30 7:05 17:30 7:05 御崎 ~ 市役所前 ~ 市立病院 20.9 2 6 4.0 2 6 4.0 10:30 8:30 10:30 8:30 12:00 8:30 12:00 17:00 3 大沢線大沢 ~ 市役所前 ~ 東新城 ~ 気仙沼西高 22.5 4 4 4.0 4.0 3 3 3.0 8:15 7:15 8:15 7:15 17:00 15:25 17:00 13:25 4 新月線金成沢 ~ 市役所前 5.7 3 4 3.5 3.5 2 3 2.5 9:22 7:10 11:27 9:44 17:32 17:54 16:37 16:59 上八瀬 ~ 台 ~ 市役所前 12.7 4 2 3.0 3.0 3 0 1.5 7:49 7:24 7:49-17:57 10:32 17:57 - 上八瀬 ~ 早稲谷 ~ 市役所前 12.4 2 4 3.0 3.0 0 3 1.5 6:57 8:19-8:19 10:02 18:30-18:30 5 松岩線気仙沼西高 ~ 市立病院 ~ 市民会館 8.8 8 10 9.0 2.0 7 5 6.0 7:10 8:38 7:10 8:38 17:25 18:05 17:25 15:47 金取 ~ 市立病院 ~ 市民会館 13.2 4 4 4.0 4.0 3 2 2.5 8:37 6:58 8:37 9:17 17:40 15:35 17:40 15:35 6 九条線羽田 ~ 市立病院 ~ 市民会館 13.4 5 5 5.0 5.0 3 2 2.5 8:10 7:25 8:10 8:52 17:35 16:47 17:35 14:37 田柄 ~ 不動の沢 ~ 市民会館 6.6 3 3 3.0 3.0 3 3 3.0 7:45 8:11 7:45 8:11 17:10 17:36 16:40 17:06 7 三陸線本吉 ( 津谷営業所 )~ 気仙沼 ( 河原田 ) 21.3 4 3 3.5 8.0 0 0 0.0 10:33 8:48 - - 15:23 16:58 - - 農協前 ~ 気仙沼向洋高校 2.0 0 1 0.5-0 0 0.0-8:18 - - - 8:18 - - 階上公民館前 ~ 気仙沼西高 8.2 0 1 0.5 不明 0 0 0.0-8:02 - - - 8:02 - - 8 大島線新王平 ~ 浦の浜 5.1 8 7 7.5 7.5 6 5 5.5 7:47 7:00 7:47 7:32 18:45 17:10 16:45 15:00 9 本吉内陸線滝沢 ~ 馬籠 ~ 津谷営業所 10.0 5 5 5.0 不明 0 0 0.0 8:16 7:20 - - 17:20 16:40 - - 10 本吉川内線両国橋 ~ 津谷営業所 6.6 3 3 3.0 不明 0 0 0.0 7:07 7:32 - - 17:08 17:23 - - 乗合 11 本吉三陸線蔵内南 ~ 小泉団地北 ~ 本吉総合支所 13.2 4 3 3.5 不明 0 0 0.0 7:20 7:50 - - 16:30 15:10 - - タクシー 12 上廿一線上廿一 ~ 市営運動場 ~ 市役所前 12.2 3 4 3.5 3.3 3 3 3.0 12:02 7:13 12:02 8:38 17:32 16:10 17:32 16:10 13 小々汐線鶴ヶ浦 ~ 東新城 ~ 市立病院 ~ 気仙沼駅 17.1 4 4 4.0 5.5 4 4 4.0 7:10 8:10 7:10 8:10 15:15 16:15 15:15 16:15 24

路線バス 乗合タクシー系統図 25

(3) バス利用者数気仙沼市におけるバス乗降者数は約 2,600 人 / 日で 気仙沼市の人口約 67,600 人 ( 平成 26 年 ) の 3.9% となっており 平成 19 年に実施した乗降調査結果の 6.0% から大きく減少している これは 東日本大震災の影響による市民の居住環境の変化 教育施設 公共施設等の移転 統廃合による影響 少子化の進展による高校生徒数の減少 世帯当たりの自動車保有台数の増加等が原因と考えられる バス停ごとの乗降者数は 最も乗降者数の多いバス停は市立病院入口で約 205 人 / 日となっており 次いで気仙沼西高校が約 190 人 / 日 気仙沼市役所前が約 160 人 / 日などとなっており 市内の各高校や公共施設に隣接するバス停における利用が多くなっている バス停別乗降者数 ( 平成 26 年 9 月全日データの日平均当たり ) H26.9 乗降車数 ( 人 / 日 ) H25 順位 バス停 乗車 降車 乗降 順位 1 市立病院入口 88.3 117.2 205.5 1 2 気仙沼西高校 89.5 99.1 188.6 2 3 気仙沼市役所前 87.0 75.6 162.6 3 4 農協前 69.0 59.6 128.6 4 5 浦の浜 53.4 33.6 87.0-6 赤岩 41.3 39.4 80.7 5 7 南郷 27.8 33.3 61.1 8 8 化粧坂 29.1 29.1 58.2 6 9 片浜 32.8 22.3 55.1 13 10 魚町一丁目 22.9 28.9 51.8 14 11 松岩 19.2 31.6 50.8 7 12 津谷まちなか 20.7 28.1 48.8 11 13 不動の沢 27.0 19.2 46.2 10 14 三日町 20.7 25.3 46.0 9 15 東陵高校入口 20.4 19.7 40.1-16 市立病院前 16.9 23.1 40.0 17 17 八幡大橋 16.9 14.6 31.5 15 18 水道事業所前 10.4 20.0 30.4-19 気仙沼高校前 12.2 17.2 29.4-20 保健所前 15.4 12.6 28.0 - 総計 1301.8 1302.0 2603.8 参考 : 過去データ H25 H19 差順位バス停乗車降車乗降順位乗降順位乗降 備考 1 市立病院入口 83.9 117.2 201.1 1 531 0-329.9 BRT 南気仙沼駅 2 気仙沼西高校 71.0 88.2 159.1 4 381 2-221.9 3 気仙沼市役所前 74.5 68.1 142.6 2 490-1 -347.4 4 農協前 67.9 55.6 123.4 5 326 1-202.6 5 赤岩 46.3 40.6 86.9 17 133 12-46.1 6 化粧坂 38.6 32.3 70.9 8 237 2-166.1 7 松岩 25.0 34.2 59.2 16 139 9-79.8 8 南郷 26.5 32.3 58.8 10 206 2-147.2 9 三日町 22.5 29.0 51.5 20 112 11-60.5 10 不動の沢 33.3 15.5 48.8 11 津谷まちなか 19.0 26.0 44.9 旧本吉町 12 向洋高校前 7.6 37.2 44.8 33 66 21-21.2 13 片浜 29.3 14.5 43.8 29 79 16-35.2 BRT 松岩駅 14 魚町一丁目 13.6 22.5 36.1 6 306-8 -269.9 15 八幡大橋 17.8 17.6 35.4 17 133 2-97.6 16 市営駐車場前 18.9 14.1 33.1 震災後新設 17 市立病院前 13.9 17.6 31.5 11 200-6 -168.5 18 友愛団地入口 17.5 13.0 30.5 35 56 17-25.5 19 市民会館 15.5 12.5 28.0 震災後新設 20 新月公民館前 13.5 13.7 27.2 36 45 16-17.8 総数 1,132 1,134 2,266-7,868 - -5,602.2 データ : ミヤコーバス 26

(4) 市内を訪れる観光客の状況気仙沼市内を訪れる観光客数は 震災前の平成 22 年までは概ね 250 万人で推移していたが 震災発生年は 43 万人 ( 震災前の6 分の1) と大きく減少した しかし 震災後の平成 24 年以降は 震災復興支援の機運も高まり観光客数が年々増加しており 平成 27 年では 135 万人まで回復している 地区別に見ると 震災前までは気仙沼地区と本吉地域の観光客数が多かったが 震災後は気仙沼地区への来訪者のみが平成 27 年以降 震災前の水準を超えている 観光客数 ( 千人 ) 3,000 気仙沼市観光客数の推移 伸び ( 対平成 20 年 ) 1.50 2,500 2,000 2,471 1.00 2,602 2,541 1.05 1.03 1.00 1,500 1,000 500 0 1,351 1,354 1,238 0.55 0.55 1,019 0.50 784 0.41 0.32 433 0.18 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 観光客数 伸び 0.50 0.00 観光客数 ( 千人 ) 1,000 気仙沼市内の地区別観光客数の推移 800 600 400 747 693 690685 645 594 490 512 501 374 376 349 319 321 316 415 560 736 826 856 200 0 163 141 167 183 203 203 106 129 111 114 114 105 37 63 28 55 79 80 101 123 123 115 81 86 75 平成 20 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年大島地区階上地区気仙沼地区唐桑地域本吉地域 27

(5) 市内来訪者の増加が期待される要素 1 観光で稼げる地域経営 を目指す気仙沼版 DMO 構想の推進気仙沼市では 平成 25 年 3 月に 観光に関する戦略的方策 を策定し 同年 6 月にこれを具現化する組織として民間を主体とし 市も参画する形で ( 一社 ) リアス観光創造プラットフォーム を設立し 主に観光における企画 コンテンツの開発や地域資源の再発見 市民意識の醸成等 市民各層を巻き込んだ戦略的活動を実践してきた 観光に関する戦略的方策 ( 平成 25 年 3 月 29 日策定 ) における中核的 2 大戦略戦略 1 気仙沼ならではのオンリーワンコンテンツを活用した誘客戦略 - 気仙沼市魚市場を中心とした港資源と食ブランド の活用 - 震災の遺構と伝承 復興する人々 の活用戦略 2 水産業と観光産業の連携 融合による新たな付加価値総合戦略 - 魚市場 海の市周辺における観光総合サービス拠点等の設置 - 水産業と観光産業の連携 融合の促進 活性化に向けた取組この取組の中で 従来は 景観 温泉 歴史文化 等を目的とした観光スタイルであったものが 食 へと移り その後 コンテンツ アクティビティ へと発展している実態を把握し 新たな戦略を推進すべきとする方向性を学んだところである 更に 地方創生において提起され 海外視察等で学んだDMO(Destination Marketing/ Management Organization) の考え方を本市の観光戦略の中心に据えるべく調査 検討を行い 平成 29 年 4 月に関係団体で構成する 気仙沼観光推進機構 を設立し 観光に携わる各機関 団体の役割を明確化し 観光で稼げる地域経営 を実現するための総合的な観光施策の意思決定の場と位置付けた また この事務局を担う ( 一社 ) 気仙沼地域戦略 を設立し 観光に関わる各機関 団体が連携し効果的かつ効率的な事業推進に努めるための体制を整えたところである 気仙沼観光推進機構 はこれまで展開してきた各種事業の発展と新分野への挑戦 データ分析による事業水準の向上を図ることとしており これらの取組により本市を訪れる観光客 ( 外国人旅行客を含む ) の増大が期待されるところである 気仙沼観光戦略に基づく取組事例 主体内容写真主体内容写真 漁具屋潜入 漁具倉庫見学 実際の漁業体験など 造船所潜入 造船行程の見学 船内見学など 氷屋潜入 氷屋の製造 砕氷 保存工程の見学など 函屋体験 函屋倉庫見学 函持ち体験など 水産加工場潜入 加工場見学 カツオの解体ショーなど 魚市場裏側潜入 遠洋漁業の基地 気仙沼魚市場の見学など ( 休場日も含む ) 4 ちょいのぞき気仙沼 ば! ば! ば! の場 28

2 三陸沿岸道路の延伸 三陸沿岸道路 ( 仙台市 ~ 岩手県宮古市までの 三陸縦貫自動車道 岩手県宮古市から久慈市までの 三陸北縦貫道路 及び岩手県久慈市から青森県八戸市までの 八戸 久慈自動車道 の全体をいう ) は 仙台市から気仙沼市を経由して青森県八戸市までの太平洋沿岸を結ぶ延長 359kmの自動車専用道路であり 国が東日本大震災からの復興に向けたリーディングプロジェクトに位置付け 現在 早期の全線開通に向けて整備が進められているところである 三陸沿岸道路は 物流の迅速化や救急医療施設への搬送における迅速性の確保 災害時における緊急輸送路の確保等の効果が期待されるほか 都市間移動の所要時間の短縮化が図られ 遠方から本市を訪れる観光客の増加が期待される 3 大島架橋事業現在 宮城県による大島架橋事業が平成 30 年度完成を目標に進められている 大島架橋の実現により 住民の日常生活の利便性向上や救急医療の確保 災害時の緊急輸送路確保等のメリットに加え 観光 産業振興の面からも効果が非常に期待されるところである 29

4 国際リニアコライダー (ILC) の国内候補地決定平成 25 年 8 月 23 日 ILC 立地評価会議において 北上山地がILCの国内建設候補地に決定されたことをうけて 気仙沼市と周辺自治体は その建設実現に向けて活動を活発化している 施設ができた場合 世界中のトップクラスの研究者や技術者 さらには施設見学者など 多くの人々が当該施設の周辺地域に来訪することが期待される Rey.Hori 出典 : 一般社団法人先端加速器科学技術推進協議会 ILC PROJECT ILC を知る 気仙沼市まち ひと しごと創生総合戦略に示される主要事業 5その他の要因〇三陸復興国立公園の創設 : 平成 25 年 5 月に従来の 陸中海岸国立公園 の区域を拡張し名称変更して創設 平成 27 年 3 月には南三陸金華山国定区域を編入して拡張 ( 環境省 ) 〇三陸ジオパーク : 平成 25 年 9 月に認定 ( 日本ジオパークネットワーク ) 〇 平泉 の世界文化遺産登録 : 平成 23 年 6 月に開催された第 35 回世界遺産委員会 ( フランス パリ ) において登録決定 本市及び平泉町を含む 10 市町により伊達な広域観光推進協議会を構成し 観光客の誘致に取り組んでいる 〇ラグビーワールドカップ日本大会 (2019 年開催 ): 釜石市が開催地の一つとなっている 〇東京オリンピック パラリンピック (2020 年開催 ): 世界各国から我が国に多くの方が訪れ 東日本大震災からの復興を全世界中に発信する契機となることが想定されている 30

( 百万 ) (6) バス運行にかかる行政負担の状況気仙沼市内のバス路線は 路線の維持を図るため市が委託料を支払うことにより運行する 委託路線 と 国 県 市の補助金を受けて事業者が運行する 自主運行路線 がある 委託路線 (7 路線 16 系統 ) に対する委託料の総額は平成 27 年度で 9,449 万円となっている この委託料は市の単独負担のほか 相当部分において国の補助金 ( 地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 特定被災地域公共交通調査事業 ) と県の補助金 ( 宮城県バス運行維持対策費補助金 ) が充てられている 国 県の補助金は 被災地特例により震災前よりも手厚い支援となっており 市の負担額は震災前の平成 22 年度と比較して約半分に軽減されている 今後 被災地特例による補助金の終了により 市負担額の大幅な増加が見込まれる 委託料の推移は 震災後の平成 23 年度から平成 25 年度は年間 8,000 万円程度で推移してきたが 高校生の減少等によるバス利用者の減や人件費の上昇等の影響により増加傾向にある また 自主運行路線に対する市補助金も利用者の減少等の影響により増加傾向にあり 平成 27 年度で約 1,300 万円となっている 行政 ( 市 県 国 ) の負担状況 ( 平成 27 年度 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 委託料計 94,490 千円 市補助金 13,035 千円 12.1% 委託料 ( 市負担分 ) 31,343 千円 29.2% 委託料 ( 県補助 ) 3,147 千円 2.9% 委託料 ( 国補助 ) 60,000 千円 55.8% 総額 107,525 千円 市負担計 44,378 千円 市補助金委託料 市負担県補助金国補助金 行政負担の推移 120 100 80 60 40 20 0 総額 69.1 0.7 52.1 市負担計 52.8 総額 89.2 1.7 70.7 8.3 8.8 8.0 8.0 市負担計 72.4 総額 83.3 総額 84.8 総額 87.5 4.5 7.2 7.4 市負市負 29.6 担計担計 34.3 31.6 34.1 14.2 8.3 6.1 5.7 35.0 35.0 42.5 46.8 総額 107.4 総額 107.5 10.1 13.0 担計 44.8 31.3 3.1 60.0 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 41.5 市負担計 39.0 市負 54.9 市負担計 44.3 国補助県補助委託料 市負担市補助金 31

(7) 交通空白地域の状況 1 交通空白地域山間部の宅地は道路沿いに立地しており 路線バス等の交通圏域内に立地する 一方 沿岸部の平地では 交通空白地域が分散しており 特に唐桑地域の浦 宿浦 鮪立 小鯖 中井 舞根等 気仙沼地区の内の脇 幸町等 面瀬地区の松崎丸森 松崎地生等 階上地区の最知荒沢 長磯大窪 長磯浜 波路上岩井崎等 大島地区の田尻 長崎と本吉地域の山間部等に交通空白地域が残る 以前路線が通っていた宿浦 鮪立 小鯖 波路上等 交通空白地域となってしまったところもある 中央地域の弁天町 仲町周辺は 鉄道が運休となり JR 南気仙沼駅の圏域から外れたことにより 交通空白地域となった 本吉地域の公共施設や大島地域の観光施設において 公共交通圏域に含まれない施設が存在する < 本計画における交通空白地域の定義 > 居住者が一定以上存在し 以下のいずれにも該当しない地域 鉄道駅から 1km( 一般的にいわれている 鉄道駅の徒歩圏 ) BRT 駅から 500m( 鉄道駅とバス停の中間値 ) バス停から 300m( 高齢者が荷物を持って歩くことが可能な距離 ) 2 高齢化率割合と公共交通ネットワークの関係 (65 歳以上人口割合ベース ) 市内の高齢化率は 35.2% となっており 地区別の 65 歳以上の人口の割合が高い地区におい ても交通空白地域が存在する 3 震災復興整備事業と公共交通ネットワークの関係震災復興整備事業において 土地区画整理事業は市街地での事業となっており 防災集団移転促進事業と災害公営住宅整備事業は 市内の各地での事業となっており 既存公共交通が通らない所での事業もある 32

交通空白地域 33

高齢化率割合と公共交通ネットワーク ( 平成 22 国勢調査人口高齢化率 ) 34

震災復興整備事業と公共交通ネットワーク ( 震災復興整備事業 交通空白地域 ) 35