1. 単元名植物の世界 第 1 学年理科指導案 日時 : 平成 28 年 6 月 21 日 ( 火 ) 14:00~14:50(5 校時 ) 場所 : 理科室指導者 : 舟木晃 2. 単元について季節ごとに趣のある花を咲かせ, やがて静かに葉を落としていく植物であるが, 翌年には芽生え, すくすくと

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発表結果から, 植物の種類や生育状況が光や土のしめり具合とかかわっていることを知 6~7 6 7 観察 B 水中の小さな生物 持参した池の水や理科室の水槽の水から, 観察する試料を集め プレパラートをつく 顕微鏡を用いてプレパラートを観察し, 発見した水中の小さな生物をスケッチす 水中で見られる小さ

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国語科学習指導案様式(案)

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

指導案

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

第1学年 理科学習指導案

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

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Microsoft Word - 社会科

理科学習指導案

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

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Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

第 5 学年理科学習指導案 改善したところ 成果があったところ 平成 24 年 6 月 13 日第 5 学年 1 組 34 名授業者小影俊一 研究主題 子どもたちが生き生きとたのしく学ぶ理科 生活科 - 実感を伴った理解を図る指導の工夫 - 高学年分科会のテーマ 児童が自然と向き合い 目的意識をもっ

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

Ⅰ 指導と評価の年間計画 及び 評価規準と単元計画 の作成の手引き 指導と評価の年間計画 についてこれは 次の 3 の 評価規準と単元計画 の全単元について その概要を記述したものである 生徒の学習活動に対するより適正な評価及び 生徒の学習の改善に生かされる評価 ( 指導と評価の一体化 ) の実現を

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彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 6 学年 2 組理科学習指導案平成 26 年 7 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数男子 14 名女子 14 名計 28 名指導者場所理科室 1 単元名植物のからだのはたらき 2 単元について (1) 単元設定について本単元は 学習指導要領で以下のように位置づけられている 植物を観察

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

3 単元の目標 (1) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象に進んでかかわり それらを科学的に探究するとともに 事象を日常生活とのかかわりでみようとする 自然事象への関心 意欲 態度 (2) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象の中に問題を見いだし 目的意識をもって観察

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

第4学年算数科学習指導案

できるようにする 野菜を学年園やプランターで栽培する計画を立てさせる際には, 平成 27 年度全国学力 学習状況調査 2(5) に取り組ませ, 前学年までに学習した植物の成長にかかわる知識や経験も活用して考える必要があることに気付かせる 実際に野菜を育てる活動に取り組ませることにより, 知識や経験を

学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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123

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

関心 意欲 態度科学的思考力観察 実験の技能 表現第 5 学年理科学習指導案平成 16 年 6 月 15 日 ( 火 ) 第 3 校時指導者宇多幹子場所理科室 1 単元名 植物の発芽と成長 2 単元の目標と評価規準 植物の発芽と成長を, それにかかわる条件に着目しながら調べる活動を通して, 見いだし

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3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

調査研究「教科等で考える異校種間の連携の工夫」〔理科〕

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

理科科学習指導案

講座授業事例集

7 3. 単元の指導計画 (7 時間扱い ) 時 学習内容 授業のねらい 物質の溶解と水溶液の均一性 コーヒーシュガーが水に溶ける様子を観察し, 色の様子からコーヒーシュガーの拡散と水溶液の均一性を理解する ( 観 実 ) コーヒーシュガーと食塩の溶解 物質の溶解と水溶液の均一性 2 物質が目に見え

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 指導日時 : 平成 25 年 11 月 6 日第 3 校時 指導学級 : 第 2 学年 組 名 指導者 : 宮城県古川黎明高等学校教諭千田健二 1 単元名保健 : 社会生活と健康ウ労働と健康 ( 大修館書店 現代保健体育改訂版 ) 2 単元の目標社会生活にお

(2) 系統観 小学校社会科 ( 第 6 学年 ) 世界の中の日本の役割について, 我が国と経済や文化などでの面でつながりが深い国の人々の様子などを調査し, 外国の人々と共に生きていくためには異なる文化や習慣を理解し合うことが大切であることを考える 中学校社会科 ( 第 1 学年地理的分野 ) 世界

平成18年5月11日

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英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

第 6 学年理科学習指導案 平成 28 年度 12 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 場所 理科室 1 単元名変わり続ける大地 2 単元について本単元では 第 5 学年 流れる水のはたらき 第 6 学年 大地のつくり の学習を踏まえて 地球 につ内容の関連と学習の系統性いての基本的な見方や概念を

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

小学校理科の観察,実験の手引き 第6学年B(2) 植物の養分と水の通り道

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

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ウ エ オ イの上に障子紙, 板目紙, タイルの順にのせ, 輪ゴムでしっかりとめる 電子レンジで500 W ~600 W で 45 秒 ~1 分加熱する 輪ゴムを外し, 加熱した花を障子紙からはずしてケント紙に幅広セロハンテープで貼り付ける アブラナ花標本エンドウ花標本 ( 幅広セロハンテープ使用

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○数学科 2年 連立方程式

他の単元との連関 子どもが獲得する見方や考え方 教師の持つ指導ポイント 評価規準 小学 4 年生 もののあたたまり方 小学 6 年生 電気の利用 ~ エネルギーの工場と変身と銀行 ~ 中学 1 年生 光と音 ( 光のエネルギーを利用しよう ) 中学 2 年生 電流 ( 電気とそのエネルギー ) 電流

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

解答類型

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

いきたいと考えるはずである 水溶液を区別する ためには, 水溶液のどんな性質やはたらきに着目していったらよいか, 子どもたちの考えを大切にしながら学習を進めていきたい 本単元の問題を解決するためには, いくつかの実験結果から, 総合的に判断することが必要である そこで,5つの水溶液を区別するという意

英語科学習指導案

第5学年4組 理科学習指導案

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第6学年2組 理科学習指導案

2年D組 理科学習指導案

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

第4学年理科学習指導案

商業科 ( 情報類型 ) で学習する商業科目 学年 単位 科目名 ( 単位数 ) 1 11 ビジネス基礎 (2) 簿記(3) 情報処理(3) ビジネス情報(2) 長商デパート(1) 財務会計 Ⅰ(2) 原価計算(2) ビジネス情報(2) マーケティング(2) 9 2 長商デパート (1) 3 プログ

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

1 自然に対する関心 (1) 自然に対する関心 平成 24 年 6 月 平成 26 年 7 月 関心がある( 小計 ) 90.4% 89.1% 非常に関心がある 29.5% 21.9%( 減 ) ある程度関心がある 60.9% 67.2%( 増 ) 関心がない( 小計 ) 8.8% 10.5% あま

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1. 単元名植物の世界 第 1 学年理科指導案 日時 : 平成 28 年 6 月 21 日 ( 火 ) 14:0014:50(5 校時 ) 場所 : 理科室指導者 : 舟木晃 2. 単元について季節ごとに趣のある花を咲かせ, やがて静かに葉を落としていく植物であるが, 翌年には芽生え, すくすくと着実に成長をとげていく 私たちは, 植物のあらゆる姿に美しさや強さを感じとりながら日々の生活を送っている 一方で, 私たち人間は豊かな生活を追求するあまり, エネルギーの大量消費や食糧確保による森林伐採など, 植物をはじめとする自然環境を軽視する傾向があることも否めない このような中, 身のまわりの植物について調べ, その精綴で周到なつくりや仕組について理解していくことは, 他の生物と共存して自然環境を保全していく役目を担う生徒たちにとって大変意義深いことである この単元 植物の世界 では, 身のまわりの植物についての観察, 実験を通して, 生物の調べ方の基礎を身に付けさせるとともに, 植物のからだのつくりや働き, 植物の種類について理解させ, 生物の共通性や多様性についての認識を深めさせることを主なねらいとしている 生徒は, 小学校において, 花にはおしべやめしべがあり 受粉によって種子ができること 葉に光が当たるとデンプンができること 植物のからだには水の通り道があり 根から吸い上げられた水が 蒸散により葉から出ていくことを学習している 豊かな自然に囲まれて生活している本校の生徒にとって 直接自然にふれ合う機会は多い ほとんどの生徒が 動物や植物に興味 関心を示し 観察や実験に前向きに取り組むことができる そこで, 指導にあたっては, より多くの植物を観察する機会を設け, 植物のからだのつくりや仕組の共通性や多様性に気付かせることによって, 植物に対する興味 関心を高めさせるとともに, 進んで問題解決的な学習に取り組ませていきたい また, これまでの既習事項を活用させながら, 植物のからだのつくりと働きを, 相互に関連付け, 説明できるようにしたい そして, ルーペや顕微鏡などの基礎操作やスケッチなどの観察記録の仕方を丁寧に習得させることによって, 今後の理科学習の基礎を養いたい 小学校での学習経験は個人差があるが 教材の提示の仕方や観察の工夫などにより 好奇心を高め 考えたり知識をふやしたりする喜びを感じることができるようにしたい また 発展的な学習として 植物の科学技術への応用 実践 活用事例 を調べ レポートを作成し 発表の機会をもうけることでさらに学習を深めていきたい 3. 単元の目標 (1) 光合成や呼吸, 蒸散に関する観察, 実験を通して, 植物のつくりやはたらきについて興味 関心を高めさせ, それらを科学的に探究しようとする意欲や態度を育てる 関心 意欲 態度 (2) 光合成や呼吸, 蒸散に関する観察, 実験を通じて, その結果から葉, 茎, 根の基本的な特徴や光合成や呼吸, 蒸散などのはたらきとの関連を見いだし, 自らの考えを筋道立てて説明するなどの科学的な思考力や表現力を養う 科学的な思考 表現 (3) 光合成や呼吸, 蒸散に関する観察, 実験を通して, ルーペや顕微鏡の操作, スケッチなどの観察記録の仕方といった, 生物を調べるための基礎的技能を身に付けさせる 観察 実験の技能 (4) 光合成や呼吸, 蒸散に関する観察, 実験を通して, 植物のからだのつくりや働きについての基本的な概念を理解させる 知識 理解

4. 学習の基盤本学級は 男子 1 名 女子 6 名 合計 7 名の生徒から成る 男子は落ち着いているが 消極的な面も多く 女子に頼る傾向がある 女子は 意欲的に活動に参加する生徒が多い クラス全体として学習に対する関心 意欲は高く 授業中も積極的に発言する姿勢がみられる また 図書館などでの調べ学習では 調べたことを見やすいように工夫してまとめることができる 観察 実験では ほとんどの生徒が積極的に取り組み ていねいに行うことができる また 実験をすることを楽しみにしている生徒も多い しかし 観察 実験のまとめや考察では 自分で考えて発表することはにがてであり 単なる知識 理解にとどまり 自然現象への解明へ向けて考え 自ら行動していこうという態度にまでは高まっていない 本単元では 身近な植物についての観察 実験を通して生物の調べ方の基礎を身につけさせるとともに 植物の種類について理解し 生物の多様性や共通性についての認識を深めさせるのがねらいである その発展的な学習として 現代社会で 植物についての科学技術の活用を学校図書館での調べ学習をおこなう 自分たちの生活の中でどのように活用されているかに関心をもち さらに深く探究していこうとする実践的な態度を育てたい 5. 本実践とキャリア教育植物の科学技術への応用 実践は我が国でも活用されている例が多くあり 現在利用されつつある しかし生徒は 自分にはあまり関係のないことととらえているものも多い 本単元では 植物の世界のはたらきについて学び 調べ学習をすることを通して 科学技術について関心をもち 探究心をもって 自ら進んで調べたり 考え発表しようとする力を育てたい キャリア教育の視点: お互いに高め合い 伸びていこうとする力見通しをもって計画 実行する力 6. 単元の評価規準 評価の観点 評価方法 自然事象への関心 意欲 態度 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 生物とそれを取り巻く 生物とそれを取り巻く 生物とそれを取り巻く 自然の事物 現象に進 自然の事物 現象の中 自然の事物 現象に関 んでかかわり それら に問題を見いだし 目 する観察 実験の基本 を科学的に探究すると 的意識をもって観察 操作を習得するととも ともに 生命を尊重し 実験などを行い 事象 に 観察 実験の計画 自然環境の保全に寄 や結果を分析して解釈 的な実施 結果の記録 与しようとする し 表現している や整理など 事象を科 観察 ワークシート 発表 ワークシート 学的に探究する技能の 基礎を身につける スケッチ ワークシート 自然事象についての知識 理解観察や実験などを通して 生物とそれを取り巻く自然の事物 現象に関する基本的な概念や原理 法則を理解し 知識を身につけている 発表 ワークシート

7. 単元計画と評価計画 ( 全 28 時間 ) 時数 主な学習活動 評価の観点 関心思考技能知識 評価方法 1 4 野外観察で, いろいろな生物を探し, スケッチする 観察器具を用いて花などの細部を調べる 顕微鏡の使い方 水中の小さな生き物の観察をする スケッチ 花の構造について調べる アブラナの花のつくりを観察する アブラナの花以外の花を観察する 5 11 植物の種類による葉のつくりの共通点や相違点について調べる 葉の表皮と内部のつくりを観察する ツユクサの葉の表皮を観察する ツバキなどの葉の雪片を作成し絵 葉の断面を観察 する 12 15 葉の細胞の中の光合成がおこなわれている場所を調べる 光合成と二酸化炭素の関係を調べる 植物と呼吸の関係を調べる 根や茎のつくりやはたらきについて調べる 水や肥料分 養分の通り道について観察する 16 19 葉の筋の通り方は 網目状と平行に通っている物があることを知る 葉の表と裏にある気孔の数を調べる 蒸散と吸水の関係を調べる 水の通り道を調べる 20 24 植物には, 花の咲く植物と花の咲かない植物があることを調べる 種子植物の分類を知る シダ植物のからだのつくりを調べる コケ植物のからだのつくりを調べる その他の植物について知る 25 28 植物の世界に関する研究成果や活用について 学校図書館やインターネットなどを利用して調べ レポートをつくり 発表する ( 本時 )

8. 本時の学習 (1) 本時のねらい 植物の科学技術への応用 実践 活用事例について調べた内容を意欲的に発表し 他の人の発表を関心をもって聞き 質問することができる ( 関心 意欲 態度 ) 資料や 写真 グラフ等を用いて 調べたことや自分の考えをわかりやすく発表できる.( 思考 表現 ) (2) 本時の学習学習活動 教師の支援 評価 教材 1 前時までの学習を振り返る 2 本時の目標を確認する 3 各自がレポート発表をする 植物の分類について視覚的に思い出す 本時の学習の流れを示す 植物の科学技術への応用 実践 活用事例を調べたレポートから 発表しよう 発表レポート わかりやすく工夫して 発表できるように助言する 発表を聞いた後 印象に残っていることや感想を感想シートに記録しよう 植物の科学技術への応用 実践 活用事例に関心をもち 生活に結びつけて考えている ( 関心 意欲 態度 ) 発表レポート 調べたことや自分の考えをまと め 発表できる ( 思考 表現 ) 4 各自の発表への感想を発表する 5 内容や感想のまとめを聞く 植物の科学技術への応用 実践 活用によって 多くの恩恵を受けていることを伝える 感想シート 各自の感想を発表する ( 関心 意欲 ) (3) 本時の評価 評価の観点 十分満足できると判断され おおむね満足できると 支援を必要とする生徒への る生徒の具体例 判断される生徒の具体例 指導の手立て 関心 意欲 態度 植物の科学技術への応 植物の科学技術への応用 植物の科学技術への応用 実践 活用について 自信を 用 実践 活用について 実践 活用について調べた内 もって発表し 他の人の発 関心をもって発表し 他の 容などを振り返るよう助言す 表に積極的に質問をしてい 人の発表に興味を持って る る 聞いている 思考 表現 適切な資料や 写真やグラ 資料を集め写真やグラフ 資料や 写真やグラフを用 フを用いて 調べたことや を用いて 調べたことや自 いて 調べた内容などをわか 自分の考えを論理的に発表 分の考えを発表できる りやすく発表できるように助 することができる 言する (4) 授業研究の視点 単元の目標を達成する学習の教材として 植物の科学技術への応用 実践 活用事例 は適切であったか 調べ学習や発表が 生徒が主体的に活動し 興味 関心を深めるのに有効であったか

植物の科学技術への応用 実践 活用に関する研究成果の活用事例 活用事例 : ( ) 番名前 ( ) 活用内容 感想 参考文献

植物の科学技術への応用 実践 活用に関する研究成果の活用事例 ( ) 番名前 ( ) 目標 : 植物の科学技術への応用 実践 活用に関する研究成果の活用事例を調べたレポートから 発表する 他の班の発表からわかったことや感想を発表する 活用事例 : 環境を浄化する植物 遺伝子操作技術と環境をテーマに調べたところ 環境を浄化する植物の研究が進められていることを知った 活用内容 生活排水の問題 生活排水によって 湖や川の栄養分 ( リンや窒素など ) の濃度が高くなることを富栄養化といいます 富栄養 化が進むとアオコなどが大量発生し 異臭などが問題となる また 重金属に汚染されてしまった土は 川や湖に流れ込み汚染されてしまう 遺伝子操作技術 トレニアの遺伝子操作 植物はもともと リンを吸収してためておくことができる トレニアという植物のこの能力を 遺伝子操作技術によって高める研究が進められています この研究で遺伝子を操作したトレニアは 操作する前に比べて 3 6 倍の濃度のリンを吸収してためておける 富栄養化が進んだ湖や川の水面でこのトレニアを育てることができれば 水質の浄化が進むと期待されている 実例 サントリー先進コア技術研究所は 遺伝子組み換え技術を用いて河川や湖沼の水質浄化に活用できる植物の開 発に成功し 今後 実用化へ向けた検討を進める予定であることを明らかにした 同社が発表したのは 従来よりもリンを高濃度に蓄積するトレニアという植物です 植物には もともとリンを 吸収 蓄積する能力がありますが 遺伝子組み換えによってその能力を高めた結果 遺伝子を組み込む前のトレ ニアに比べ 植物体内のリン濃度が 36 倍に上昇させることに成功した 遺伝子組み換え樹木大気中や土壌中のダイオキシン類などの汚染物質を吸収したり 分解したりする遺伝子組み換え樹木の研究が行われている アブラナ科の植物はもともと重金属をよく吸収することが知られていますが 遺伝子組み換え技術によってこの性質をさらに高めて 重金属に汚染されてしまった土を浄化する研究もある

よいところこれらは花が環境美化にも役立つため 実用化が期待されている このように植物を用いて環境を浄化していくような技術を ファイトレメディエーション と呼び 遺伝子組み換え技術が大きく貢献すると考えられている 湖沼などに生活排水などが流入してリンや窒素などの栄養分が豊富になり 植物プランクトンが異常に繁殖す ると 悪臭の発生や生態系の破壊につながることもある そこで リンが増えた湖沼などで この水質浄化トレニアを水耕栽培すれば 従来の方法よりも低コストで 環 境への負荷が少なく水質浄化できます かつ環境美化もあわせて可能となり 実用化されれば河川や湖沼の汚 染に対する新たな浄化方法になると期待される 課題や問題点 遺伝子組換え技術の利用にあたっては 従来なかった技術ゆえに科学者たちが事前に安全性について検討し 組換え DNA 実験指針 を作った そして 今まで行われた遺伝子組換え実験は このガイドラインに沿ってきました バイオテクノロジーは急速に進展しており その進歩を踏まえて必要に応じて新しい制度の創設や内容の見直しも必要である この事例での具体的な問題点は 1. 浄化に時間がかかる 2. 高濃度汚染地では 微生物が死んでしまうので 適用することができない 3. 浄化の過程で 有害な物質が生成する可能性がある 4. 複数の汚染物質が含まれる場合の浄化が難しい 感 想 遺伝子組み換え技術の例として 環境を浄化する植物 を調べました この浄化方法はエネルギーをあまり必要としない コストが安い 広範囲にわたる汚染の浄化を行うことができるなど よい点がたくさんあり 速く実用化されるといいと思った また 多くの遺伝子組み換え技術やDNA 操作技術がさらに問題点を解決して 実用化されていってほしいと思った 参考文献 インターネットバイテク情報普及会ホームページより