Microsoft PowerPoint - 【厚労省】説明資料_ pptx

Similar documents
PowerPoint プレゼンテーション

301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

により算定する ただし 処方せんの受付回 数が 1 月に 600 回以下の保険薬局を除く により算定する 注の削除 注 4 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合 ( 削除 ) しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において調剤した場合には 基準調剤加算として所定点数に32 点を加算する


政策課題分析シリーズ14(本文2)

保険QA_ _第1章.indd

スライド 1

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

平成 30 年度調剤報酬改定に係る 都薬によくある問い合わせ ( 平成 28 年 ) 調剤基本料 1 ( 平成 30 年 ) 調剤基本料 1 の場合は提出不要 様式 87 の 3 地域支援体制加算の施設基準に係る届出書添付書類 2 麻薬小売業者免許証の番号 ( 届出する全薬局 ) 該当番号を記載 3

スライド 1

かかりつけ薬剤師について 新 かかりつけ薬剤師指導料 70 点 かかりつけ薬剤師 薬局の評価一元的 継続的な服薬管理の評価 主な算定要件 患者の同意が必要 同意を得た次の来局時以降に算定可能となる 患者の署名付きの同意書を作成した上で保管し 患者の薬剤服用歴にその旨を記載すること 患者 1 人に対し

に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

Microsoft Word - 平成28年度診療報酬改定における主要改定項目.docx

<4D F736F F F696E74202D202888F38DFC AB38ED28FEE95F182CC8BA4974C82C98AD682B782E B D B2E >

2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

政策課題分析シリーズ14(本文4)

Point

2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

後発医薬品への変更調剤について

政策課題分析シリーズ14(本文3)

目次 Ⅰ 調剤等に関する事項 1 処方せん 1 2 調剤等 2 3 処方せん 調剤録の保存 3 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 調剤料 3 2 調剤料又は調剤技術料に係る加算 3 Ⅲ 薬学管理料に関する事項 1 薬剤服用歴管理指導料 3 Ⅳ 薬剤料等の請求 1 薬剤料 5 Ⅴ 事務的事項 1 届出事


2 院内処方 ( 入院外 投薬 ) 及び院外処方 ( 薬局調剤 ) における薬剤点数薬剤点数階級別件数の構成割合を入院外の投薬 ( 以下 院内処方 という ) 薬局調剤( 以下 院外処方 という ) 別にみると ともに 500 点未満 が最も多く それぞれ 67.0% 59.4% となっている また

薬-1 長期収載品と後発品

スライド 1

201601

Microsoft Word - M 平成30年度診療報酬改定の基本方針

平成 22 年 調剤報酬改定説明会 主催社団法人茨城県薬剤師会 本日の配布資料は 診療報酬改定に関わる膨大な資料の中から 保険薬局に関係する部分を取りまとめたものです スライドの説明順とは必ずしも一致しませんので ご了承ください 1/41

目次 Ⅰ 調剤等に関する事項 1 処方せん 1 2 調剤等 2 3 処方せん 調剤録の保存 3 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 調剤料 3 2 調剤料又は調剤技術料に係る加算 3 Ⅲ 薬学管理料に関する事項 1 薬剤服用歴管理指導料 3 Ⅳ 事務的事項 1 新規 届出事項 5 2 掲示事項 5 Ⅴ

<4D F736F F F696E74202D208E7396F22096F296F298418C6782C982C282A282C448502E B8CDD8AB B83685D>

平成 29 年度版として各県の項目を統合したものです 平成 29 年度に実施した個別指導におい て保険薬局 ( 調剤 ) に改善を求めた主な 指摘事項 東北厚生局 平成 31 年 3 月

在宅医療の現状と課題

④資料2ー2

ニ後発医薬品の使用に積極的に取り組んでいる旨を当該保険医療機関の見やすい場所に掲示している こと 4 施設基準 通知 第 36 の 3 外来後発医薬品使用体制加算 1 外来後発医薬品使用体制加算に関する施設基準 (1) 診療所であって 薬剤部門又は薬剤師が後発医薬品の品質 安全性 安定供給体制等の情

はじめに 監査について 最新の監査状況については 平成 25 年 1 月 31 日付けで公表 平成 23 年度における保険医療機関等の指導 監査等の実施状況について フッター 2

02 入職 (1 年目 ) 2 写真 ( 脇さん ) No.1 就活している学生の皆さんへ! 私の場合は 条件がかなり限定的だったため 決めやすかったのですが 病院の特徴と薬剤科がどのような仕事内容なのかをしっかり説明して頂ける病院にしました それは 入職後に望んだ条件ではないのが分かったとしても

医薬品安全性情報の入手・伝達・活用状況等に関する調査

<4D F736F F D C98EFB82DF82E9816A819C F28BC78BA68B6389EF CE936381A88B7B90EC81A890568

<955D89BF955C2D E786C73>

PowerPoint プレゼンテーション

H まで経過措置注意喚起

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 第10回消費税分科会資料税1-1(1月6日段階暫定)④

2 重症度 医療 看護必要度の判定基準の見直し 療養病棟入院基本料の評価体系の見直し 医療区分の適正化 在宅復帰機能強化加算 療養病棟における夜間看護体制の充実 高度な放射線治療機器の効率的な利用の推進 医

愛媛県病院薬剤師会 プレアボイド講演会(安永)

PowerPoint プレゼンテーション

骨粗しょう症調査

院外処方箋記載マニュアル

別添 1 抗不安薬 睡眠薬の処方実態についての報告 平成 23 年 11 月 1 日厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部精神 障害保健課 平成 22 年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 向精神薬の処方実態に関する国内外の比較研究 ( 研究代表者 : 中川敦夫国立精神 神経医療研究センタートラン

【73】300730 受付前点検チェック条件表(調剤)

事務連絡 平成 26 年 9 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 診療報酬の算定

PowerPoint プレゼンテーション

2025 年に向けた医療制度 介護制度の改革 医療制度 介護制度は 人生 100 年時代の国民生活を支える重要な基盤 一方 我が国は 75 歳以上人口の急増 生産年齢人口の減少など 制度を取り巻く構造的な変化に直面 将来にわたる国民生活の安心を確保するため こうした課題に正面から取り組む必要 団塊の

薬価制度や調剤報酬等の抜本的見直し より良い医療を効率的に提供するとともに 経済再生と財政健全化の一体的な実現にも資するため 公的医療保険における薬価制度や調剤報酬等の抜本的見直しを強力に推進 医療費の伸び(高齢化分を除く の半分以上は薬剤費 対前年度比 医療費の伸びと その要因分解 4.0% 3.

Ⅱ 調剤録等の取扱いについて

1 分析の主旨 ビタミン剤 うがい薬 湿布薬 保湿剤に関しては 医療費適正化の観点か ら 診療報酬改定で様々な対応を行ってきている 本分析は 2012 年度から2016 年度 ( 平成 24 年度から平成 28 年度 ) の調剤レセプトのデータを用いて これらの医薬品の薬剤料 数量等の推移を示したも


3 薬局サービス等 (1) 健康サポート薬局である旨の表示 健康サポート薬局 である旨を表示している場合 健康サポート薬局 とは かかりつけ薬剤師 薬局としての基本的な機能に加えて積極的な健康サポート機能 ( 地域住民による主体的な健康の維持 増進を支援する機能 ) をする薬局をいいます (2) 相

分割調剤の手続きの明確化 1 分割調剤に係る処方箋様式を追加 分割指示に係る処方箋の記載例 様式処方箋第二 ( この処方箋は どの保険薬局でも有効です ) 号所要欄に記載する の分割指示に係る処方箋様 2 分割の1 回目二(式処方箋第第公費負担者番号保険者番号二二 ( この処方箋は どの保険薬局でも

<4D F736F F D DB782B58AB782A6817A5F32342E342E31365F96F28DDC8E7482CC F8BC696B182CC906982DF95FB5F E312E305F2E646F63>

Microsoft PowerPoint  税-1(平成28年度補てん状況把握)

目 次 Ⅰ 調剤等に関する事項 1 処方せん 1 2 調剤等 4 3 処方せん 調剤録の保存 4 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 基準調剤加算 4 2 調剤料 4 3 調剤料又は調剤技術料に係る加算 4 4 後発医薬品の調剤 5 Ⅲ 薬学管理料に関する事項 1 薬剤服用歴管理指導料 5 2 服薬情報

スライド 1

こうすればうまくいく! 薬剤師による処方提案

保険薬局におけるハイリスク薬取り扱い時の注意点

Microsoft PowerPoint - 総-1-2  薬剤師の病棟業務.pptx

PowerPoint プレゼンテーション

データの取り扱いについて (原則)

<4D F736F F F696E74202D FC92E88A AAE90AC94C5817A FC92E882CC8A A7A93FC82E8816A2E >


平成 26 年 2 月 12 日 平成 26 年度診療報酬改定における主要改定項目 ( 病院 診療所薬剤師関係 ) 一般社団法人日本病院薬剤師会 病棟薬剤業務実施加算 [ 算定要件 ] 療養病棟入院基本料 精神病棟入院基本料又は特定機能病院入院基本料 ( 精神病棟に限る ) を算定している患者につい

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

外来医療(その1)



資料3

Microsoft PowerPoint - (最新版)0311付.pptx

1. 医薬品の採用 購入 1) 国 ( 厚生労働省 ) が医薬品として承認しているもの ( 保険収載されていない医薬品を含む ) はその作用 効果及び副作用をよく理解した上で さらに複数の製品がある場合はそれらの品質や薬価を考慮し 採用を決定する 2) 一成分一品目 ( 一規格 ) を原則とし 採用

多剤投薬の患者に対する病院薬剤師の業務実態調査 以下につきまして 2016 年 4 月 1 日もしくは 1 ヶ月 (2016 年 4 月 ) の状況でご記入ください お答えいただく欄は最初 ピンク で網掛けされています 入力後 ピンク が消えるように設定されていますので すべて入力後 ピンク のない

WIC-1

PowerPoint プレゼンテーション

資料2-1

主張2-①-(1)

日本医師会に寄せられる後発医薬品への意見 1 平成 27 年 3 月 29 日第 134 回日本医師会臨時代議員会に提出された質問 ( 抜粋 ) 後発医薬品 ( ジェネリック ) 使用は本当に医療費削減効果が あるのか? 厚生労働省は医療費のうち薬剤費の削減のためジェネリック医薬品の使用促進を進めて

第1回議事録(平成30年度)

平成30 年度診療報酬改定において経過措置を設けた施設基準の取扱いについて(保険局医療課:H )

Microsoft Word - å‹¥æ·»ã••ã•’æ§Ÿå¼‘ã•‚å•‰äººæ…–å€±ã…Łã‡¡ã‡¤ã…«ç°¿ï¼‹ ï¼›.doc

目 次 Ⅰ 調剤全般に関する事項 1 処方せんの取扱い 1 2 処方内容の変更 1 3 処方内容に関する薬学的確認 2 4 調剤 4 5 調剤済処方せんの取扱い 5 6 調剤録の取扱い 5 7 処方せん及び調剤録の保存 6 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 調剤基本料 6 2 後発医薬品調剤体制加算

1 1 調査の目的 調査の概要 1 平成 28 年 4 月より レセプトの電子請求を行っている保険医療機関及び保険薬局について 公費負担医療に係る給付により自己負担がない患者 ( 全額公費負担の患者を除く ) から求めがあった場合にも明細書の発行が義務づけられたことを踏まえ 保険医療機関 保険薬局及

に効果のあった医療機関及び薬局での事例 ( 学会ガイドライン STOPP クラ イテリア プレアボイド等 ) の収集と分析を行う必要がある 2. 高齢者の多剤服用 ( ポリファーマシー ) 対策のためのガイドライン等 高齢者の薬物動態等を踏まえた投与量の調整 ( 止めどき 減らしどき ) や薬物相互

PowerPoint プレゼンテーション

日が沈むのがはやくなり 涼しい風が吹くようになって参りました 皆様いかがお過ごしでしょうか 9 月 22 日の秋分の日を過ぎると徐々に 昼が短くなり夜の方が長くなって参ります また この時期を境にして徐々に寒くなっていきます 皆様 体調には気を付けて秋を楽しんでいきましょう 食欲? 運動? 読書?

保険薬局の薬剤師による 在宅医療とは 急激に進む高齢化社会と相次ぐ医療 介護制度の改正により ご自宅や施設で医療を受ける患者様がますます増えてきています このような背景のもと 処方箋を受け付けた薬局の薬剤師が 調剤したお薬を持ってご自宅や施設に直接お伺いし お薬の服用方法を説明するものです この際に

H12.4調剤報酬点数表解釈通知(案)

< F2D CC8EFB8FD881698BC792B7816A2E6A7464>

1. 対象患者および院外処方せん発行時間 (1) 院外処方せんで対応する患者 ( 院外調剤 ) 外来患者 ( 当院職員 診療時間内急患を含む ) (2) 院外処方せんで対応しない患者 ( 院内調剤 ) 入院中の患者 ( 入院中外来 入院中他科受診 退院処方を含む ) 診療時間外の救急患者 ハンディキ

平成24年度診療報酬改定の概要

更に検討が必要な事項等 ( 抜粋 ) 平成 30 年 9 月 28 日第 6 回医薬品医療機器制度部会資料 2( 抜粋 ) テーマ 3 薬局 薬剤師のあり方 医薬品の安全な入手 (1) 医薬分業とかかりつけ薬剤師 薬局について 処方箋受取率が 70% を超えて医薬分業が進展し 医療保険では調剤医療費

No30翁氏cs5.indd

PowerPoint プレゼンテーション

Transcription:

診療報酬 ( 調剤技術料 ) 平成 29 年 11 月 16 日 ( 木 ) 厚生労働省保険局

調剤技術料の評価内容と患者メリット 医師が患者に処 箋を交付し 薬局の薬剤師がその処 箋に基づき調剤を い 医師と薬剤師が独 した 場で業務を分担し 薬物療法の有効性及び安全性の向上を通じ 国 医療の質的向上を図る 薬局の薬剤師は 患者の薬歴管理を い 重複投薬 相互作 の有無を確認し 患者に適した薬となるよう医師と調整するとともに 薬の効果 副作 法などについて 患者に説明 ( 服薬指導 ) する 評価内容 以下を踏まえ処 内容を確認 薬が正しく飲めているか ( 余っていないか ) 確認 反復継続して副作 があるか薬が効いているか確認 併 している薬や飲 物の確認 処 に疑義や変更の必要がある場合 処 元の医師に問い合わせ 変更の相談 後発医薬品の使 促進 薬の調製 飲みやすい形への変更 夫 医薬品の服 法 保管 法の説明 副作 など使 時に注意すべき事項の説明 お薬 帳の提供 患者の服 状況や指導内容などの記録 調剤後の継続的な電話での相談対応 患者の服薬状況の医師との共有 医薬品安全情報の収集など 患者のメリット 分に合った薬か確認し 医師と調整してもらえる 薬が余っていれば 医師と調整してもらえる 効き が同じで安価な薬がもらえる 薬が飲みやすくなる 薬を正しく使 できる 分の薬を知り 分の薬の記録が作れる 服 歴を踏まえ 継続的な薬のチェックが受けられる 服 期間中の不安が解消できる 服 期間中の副作 等の情報が医師と共有され その後の処 に反映される 調剤技術料には 上記の薬剤師が う業務にかかる費 の他 医薬品備蓄 診療報酬請求にかかる設備や 件費などが含まれる 1

調剤 ( 技術 ) 基本料 8 点 ( 外来 ) 42 点 ( 入院 ) 院内と院外の評価の違い 院内も院外も薬剤師が行う業務は基本的に同様に評価 院外 ( 薬局 ) の場合 一般に医薬品の備蓄数が多く負担が大きい また 多剤処方等により注意を要する事例が多い 調剤料 薬剤管理指導料等 薬剤情報提供料 院内 ( 医療機関 ) 院外 ( 薬局 ) 医薬品備蓄 調剤用機器などの経費の一部 医療機関全体にかかる建物や設備などの経費は 初診料 再診料に包含される 9 点 ( 外来 ) 7 点 / 日 ( 入院 ) ( 実施者が薬剤師か否かにかかわらず ) 薬剤調製に係る人件費等 薬剤師が行う処方監査 疑義照会 薬剤調製に係る人件費等 情報管理や情報通信等の実務経費は 初診料 再診料に包含される 320 点 ( 入院 ) 週 1 回 13 点 ( 外来 ) 薬剤師が行う以下の業務に係る人件費等 薬歴の記載とそれを活用した処方内容のチェック等 服薬情報や副作用歴確認 服薬指導 薬剤情報提供文書の交付やお薬手帳への記載に係る経費 41 点 日数 剤数に応じる 5 点 / 日 (1 ~7 日 ) 3 剤まで等 38 点 /50 点 ( 薬剤服用歴管理指導料 ) 以下の薬局の運営経費 医薬品備蓄 建物 調剤用機器などの経費 安全対策経費 (DI 業務 ) 等 薬剤師が行う以下の業務に係る人件費等 服薬情報や副作用歴確認 処方監査 疑義照会 薬剤調製 服薬指導 調剤録の保存 電話相談 薬剤師が行う以下の業務に係る人件費等 薬歴の記載とそれを活用した処方内容のチェック等 薬剤情報提供文書を用いた説明 手帳に記載 後発品の説明 医薬品備蓄数 ( うち注射剤 ) 診療所約 160 品目 病院約 870 品目 (270 品目 ) 約 1,070 品目 (10 品目 ) 3.1 倍 7 剤以上処方回数 (/ 月 ) 1.23%(264,015 回 /21,508,838 回 ) 3.77%(2,300,037 回 /60,978,455 回 ) 出典 ) 平成 29 年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査 ( 後発調査 ) - 出典 ) 平成 28 年度社会医療診療 為別統計 2

前提条件 ( 例 ) 高血圧 糖尿病 不眠 胃炎 ( 内服薬 28 日分 ) 院内処方と院外処方の間で 処方期間が同一であると仮定 院内処 と院外処 の費 の関係 ( 推計 ) 報酬に関する費用負担の考え方が薬局と医療機関の間で異なるため 院内 院外処方は本来は比較対象ではないが 比較してみると次のとおり 具体的なケースにおける院内処 と院外処 の診療報酬上の評価 ( 例 ) 院外処 の効果 院内処方 ( 診療所等 ) 調剤技術基本料 80 円 調剤料 90 円その他加算 20 円薬剤情報提供料等 130 円 院外処方 ( 薬局 ) 調剤基本料 410 円後発医薬品調剤体制加算 180 円調剤料 2,400 円向精神薬等加算 80 円薬剤服用歴管理指導料 380 円 差額 合計 320 円合計 3,450 円 3,130 円 財務省財政制度分科会資料 ( 平成 29 年 10 月 25 日 ) より改変 ( 調剤にかかる報酬部分を抽出 一包化しない前提で算出 ) 薬局の場合 薬剤師による薬歴管理や服薬指導によって 以下の効果が期待できる 1 薬物療法の有効性の向上 2 薬物療法の安全性の向上 3 医療費適正化効果 ( 計 2,608 円 ) 1) 後発医薬品の使用促進の差 2,293 円 (7,280 円 (67.4% 35.9%)/100) ( 平均後発品調剤割合薬局 :67.4% 診療所 :35.9%) 2) 重複投薬 相互作用の防止等 315 円 薬剤に係る費 ( 例 ) 28 日分 先発品使用時 後発品使用時 オルメサルタン錠 20mg 3,080 1,680 アムロジピン錠 5mg 1,400 560 メトホルミン塩酸塩錠 500mg 1,400 840 ミグリトール錠 50mg 4,480 1,680 アルプラゾラム錠 0.4mg 280 280 レバミピド錠 100mg 1,120 840 ランソプラゾール錠 15mg 2,240 840 合計 14,000 6,720 差額 -7,280 円 第 2 回 NDBオープンデータより使用数量の多い薬剤を選出 出典 ) 平成 29 年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査 ( 後発調査 ) 出典 ) 保険薬局における薬学的判断に基づく疑義照会の経済効果 ( 神村英利ら ) より算出 3

100 % 90 % 70 % 処 せん集中率 いわゆる 前薬局の調剤報酬の適正化 薬局の収益状況や医薬品の備蓄等の効率性を踏まえ 以下の点から基準に該当する薬局の調剤基本料を特例的に引き下げ 1 薬局グループ全体の処 せん枚数 2 当該薬局の特定の医療機関からの処 せん集中率 調剤基本料 : 処 せん1 枚あたりにかかる基本費 3 当該薬局の処 せん枚数など 薬局グループ調剤基本料 3 1 グループ全体の処 せん枚数が 4 万回超かつ 2 処 せん集中率が 95% 超の薬局 調剤基本料 3 調剤基本料 1 20 点 41 点 調剤基本料 2 25 点 ( グループ全体の処 せん枚数にかかわらず ) 2 処 せん集中率 70% 超かつ 3 処 せん枚数 4,000 回超 2 処 せん集中率 90% 超かつ 3 処 せん枚数 2,000 回超 2000 回 4000 回 処 せん枚数 調剤報酬については 薬剤の調製などの対物業務に係る評価の適正化を行うとともに 在宅訪問や残薬解消などの対人業務を重視した評価を 薬局の機能分化の在り方を含め検討する これらの見直しと併せて 様々な形態の保険薬局が実際に果たしている機能を精査し それに応じた評価を更に進める ( 経済財政運営と改革の基本方針 2017) 4

箋発 枚数(百万枚)医薬分業の進展と薬剤費 率の推移 処 箋受取率(% 処方箋受取率の年次推移 80.0 平成 28 年度処 箋受取率 70.0 71.7% 60.0 処 箋発 枚数 50.0 ( 百万枚 ) 40.0 処 箋受取率医薬分業率 (%) (%) )30.0 20.0 10.0 0.0 昭和 45 年 48 年 51 年 54 年 57 年 60 年 63 年 3 年 6 年 9 年 12 年 15 年 18 年 21 年 24 年 27 年 処方箋枚数 ( 薬局での受付回数 ) 処方箋受取率 (%)= 医科診療入院外日数 医科投薬率 + 歯科診療日数 歯科投薬率 800 700 処600 500 400 300 200 100 0 100 薬価差 ( 推定乖離率 ) 及び薬剤費比率の年次推移 ( 兆円 ) 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 薬価差 ( 推定乖離率 ): 薬価調査により把握される市場実勢価格と薬価基準との差国民医療費 ( 兆円 ) 薬剤費 ( 兆円 ) 薬剤費比率 (%) 薬価差 ( 推定乖離率 )(%) (%) 28.5% 19.6% 平成 27 年度の推定乖離率は 8.8% 30 25 21.9% 20 15 10 8.2% 5 0 5