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( 人 ) 0000 0000 0000 来館者数 動物愛護フ ル 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0 年度 年度 年度 年度 年度 年度 0 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 (00) (00) (00) (00) (00) (00) (00) (00) (00) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) 平成 0 年度以 動物愛護フ ルはセンター以外の会 で実施しています 13
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3 成犬譲渡事業の推進に向けて 選定犬飼い主を対象とするアンケート調査 動物愛護指導センター 鮎田憲二馬淵佐知子菊地芙美 山田城都永峯晃夫 1 はじめに動物愛護指導センター ( 以下 センター という ) では 命ある動物の生存の機会を拡大するとともに 県民への動物愛護精神及び正しい飼い方の普及啓発を目的として犬 猫の譲渡事業を実施している 平成 27 年 9 月からは 殺処分される動物の半数以上を占める成犬の殺処分数を一頭でも多く減らすために 来館者が直接触れ合うことができる成犬の展示施設 ( 以下 ドッグルーム という ) を開設し 成犬の譲渡事業を推進している ドッグルームに展示する譲渡犬は 当センターの規定に基づき選定される成犬 ( 以下 選定犬 という ) で センターホームページにより情報を広く発信し 新たな飼い主への譲渡に向けて積極的に取り組んでいるところである 今般 ドッグルームの開設から2 年が経過したことから 今後の成犬譲渡事業の推進の一助とするため 選定犬の譲渡を受けた飼い主等を対象としたアンケート調査を行ったので その概要を報告する 2 調査方法平成 28 年 10 月 1 日から平成 29 年 9 月 30 日までの間 センターから犬の譲渡を受けた飼い主 299 名 ( 子犬譲渡会参加者 206 名 個人譲渡者 76 名 選定犬譲渡者 17 名 ) に対しアンケート調査を行い このうち選定犬の譲渡を受けた飼い主 ( 以下 選定犬飼い主 という )17 名については調査項目を追加して行った 〇調査項目登録率 鑑札 注射済票の装着率 譲渡希望理由 存在意義 満足度等〇追加調査項目成犬譲渡事業の情報源 ドッグルーム展示の良さ等 3 結果 (1) アンケート回収率選定犬飼い主は 回収率が 70.6% であり 選定犬以外飼い主は 50.4% であった (%) 100 50 70.6 50.4 0 選定犬 選定犬以外 50
(2) 登録率 選定犬飼い主は 登録率が 100% であり 選定犬以外飼い主は 97.2% であった (%) 100 50 100 97.2 0 選定犬 選定犬以外 (3) 鑑札 注射済票の装着率選定犬飼い主は 装着せず保管している (45.5%) 両方装着している (27.3%) 鑑札のみ装着している (9.1%) 紛失した (9.1%) その他 (9.1%) 注射済票のみ装着している (0%) であった 選定犬以外飼い主は 装着せず保管している (43.7%) 両方装着している (35.2%) 鑑札のみ装着している (7.0%) 注射済票のみ装着している (2.1%) 紛失した (6.3%) その他 (2.1%) であった (%) 50 27.3 0 選定犬選定犬以外 45.5 43.7 35.2 9.1 9.1 9.1 7.0 2.1 6.3 2.1 0 (4) 譲渡希望理由 ( 複数回答可 ) 選定犬飼い主は 命を助けたい (81.8%) 性格 年齢 健康状態がわかる (63.6%) 雑種の犬が良かった (45.5%) 子犬より飼いやすい (36.4%) 見に来たときに可愛かった (27.3%) 無料だから (18.2%) ワクチン しつけ方教室などのフォローがあるから (9.1%) などであった 選定犬以外飼い主は 命を助けたい (64.1%) 見に来たときに可愛かった (38.0%) 無料だから (31.7%) 雑種の犬が良かった (23.2%) ワクチン しつけ方教室などのフォローがあるから (22.5%) などであった 100 (%) 81.8 64.1 63.6 選定犬 選定犬以外 45.5 50 36.4 38.0 31.7 23.2 27.3 18.2 0 22.5 9.1 51
(5) 存在意義 ( 複数回答可 ) 選定犬飼い主は 家族の一員 (100%) 心の支え (27.3%) 遊び相手 (9.1%) 番犬 (9.1%) などであった 選定犬以外飼い主は 家族の一員 (90.1%) 遊び相手 (38.0%) 心の支え (33.8%) 番犬 (31.0%) などであった (%) 100 100 90.1 50 0 選定犬 選定犬以外 33.8 27.3 38.0 31.0 9.1 9.1 (6) 満足度選定犬飼い主は とても良かった (72.7%) 良かった (27.3%) の満足度であった 選定犬以外の飼い主は とても良かった (65.5%) 良かった (28.9%) どちらでもない (2.8%) 良くなかった (1.4%) であった (%) 100 72.7 65.5 50 0 選定犬選定犬以外 27.3 28.9 0 2.8 0 1.4 (7) 成犬譲渡事業の情報源 ( 複数回答可 ) センターホームページ (45.5 %) 来館時 (18.2%) 直接電話で確認した (18.2%) 知人から教えてもらった (18.2%) であった (%) 100 50 0 45.5 18.2 18.2 18.2 (8) ドッグルーム展示の良さ ( 複数回答可 ) 実際の大きさがわかる (81.8%) ある程度性格がわかる (81.8%) 年齢や健康状態が確認できる (63.6%) であった ホームページ情報で足りる との回答は無かった (0%) 100 (%) 81.8 81.8 50 0 63.6 0 52
4 考察選定犬飼い主は アンケートの回収率が 70.6% 登録率が 100% であり 規範意識の高さが伺えた また 命を助けたいという理由で譲渡を受けた方が多く 回答者全員が 家族の一員として迎え入れたことから慈しみの心を持った飼い主が多いと推察された 譲渡後は 回答者全員が とても良かった 又は 良かった と回答しており 飼い主にとって満足度の高い譲渡であったと考えられた 一方 鑑札 注射済票の装着は法定義務であるにも関わらず 多くの飼い主が適正に装着していなかったことを確認した これについては 選定犬等の譲渡犬に対して譲渡時にマイクロチップを挿入しているため 飼い主が所有者明示していると認識している可能性があり 今後は 譲渡事前講習会等の機会に加え譲渡時においても 鑑札等の装着が遵守事項であることをしっかりと認識されるよう周知徹底を図って行く必要があると考えられた また 選定犬飼い主の過半数が センターホームページにある情報を閲覧することなく譲渡を受けているという結果が得られたことから 選定犬の譲渡を一層推進して行くためには センターの情報発信媒体であるセンターホームページの掲載方法や内容の充実を図るなど普及啓発方法には更なる検討の余地があると考えられた 5 まとめドッグルームの展示については 選定犬と直接触れ合い 性格や健康状態など細かい情報が得られる点が長所であり 成犬の譲渡を受けるかどうかの判断を支援するという設置当初の目的が達成されていることが確認できた また 選定犬の飼い主は 今回の回答結果から考え方の面からも動物の適正飼養者としての意識が高いと考えられた センターの譲渡事業の一部を担う選定犬譲渡事業は 成犬の良さを広く かつ効果的に県民に伝える手段であると言える 今後 選定犬の譲渡事業を一層充実させて取り組むことにより 更に成犬譲渡事業の普及啓発が図られ ひいては殺処分される動物の削減に繋がることが期待されると考えられた 53
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