地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

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504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

平成20年2月

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1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

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目 次 はじめに 2 1 所得税の税額控除制度の導入 (1) 認定 NPO 法人への寄附に係る税額控除の導入 4 (2) 認定 NPO 法人以外の法人への寄附に係る税額控除の導入 4 2 認定 NPO 法人制度の見直し (1) 平成 23 年度より税制上対応する措置 6 1 認定要件の見直し 6 イ

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中小法人の地方法人二税の eltax の利用率 70% 以上という目標達成に向けて 下記の eltax の使い勝手改善等の取組を進めるとともに 地方団体の協力を得つつ 利用勧奨や広報 周知等 eltax の普及に向けた取組を一層進める また 中小法人の地方法人二税の eltax の利用率の推移等を踏

資料3

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公益法人の寄附金税制について

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

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平成18年度地方税制改正(案)について

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中井町木造住宅耐震診断費補助金交付要綱

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2 税金から控除される額 市区町村や都道府県に対する寄附金は 特定寄附金 と呼ばれ 所得税や住民税を計算するときに 寄附金控除が適用され 税が軽減されます 所得税の控除 総所得金額等の 40% が限度 2,000 円 所得税率 住民税の控除基本控除 総所得金額等の 30% が限度 2

ワンストップ特例制度を利用するためには 申請書と次の 1 と 2 の提出が必 要です ワンストップ特例申請書 ( 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 ) 1 個人番号 ( マイナンバー ) 確認の書類 2 本人確認の書類 なお 1 個人番号確認書類の種類によって 必要となる 2 本人確認書類が異なり

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税制について

回答作成様式

資料8-2 平成29年度文部科学関係税制改正事項

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第68回税理士試験 消費税法 模範解答(理論)

ご注意ください! ワンストップ特例の申請には マイナンバーの記載と添付書類の提出が必要です 1. 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 にマイナンバー ( 個人番号 ) を記入して下さい 記入にあたっては 下記及び別紙記入例を参考にご記入下さい 2. 本人確認と個人番号確認の書類を手元に用意して下さい

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目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

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各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

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[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

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第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 審議事項 (2)-4 DT 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方につ

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また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

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試験研究費 9,, 7,, Check7 14,, 14,, Check8 7,, 2,, 14,, 6,, 6,, 税務弘報

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第5回基礎問題小委員会 礎5-4

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図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

すまい給付金事業の概要 1 消費税率引上げへの対応 平成 26 年 4 月 1 日からの消費税率の 5% から 8% への引上げに合わせて 消費税率の引上げの前後における駆け込み需要及びその反動等による影響が大きいことを踏まえ 一時の税負担の増加による影響を平準化する観点等から 平成 25 年度税制

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別紙 1 法人契約の がん保険 ( 終身保障タイプ ) 医療保険 ( 終身保障 タイプ ) の保険料の取扱いについて の一部改正案等の概要 1 改正等の背景がん保険 ( 終身保障タイプのものに限ります 以下同じです ) は 保険期間の前半において支払う保険料の中に前払保険料が含まれておりますが 法令

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 平成 28 年度決算時点において 本市に解消すべき法定外繰入金及び赤字はない Ⅱ (3) 赤字解消の年次計画 ( 総括表国定義 ) 以下の法定外繰入にかかる項目は別紙の内訳を自動集計します 法定外繰入

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はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また

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2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

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5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

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地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対象事業に企業版ふるさと納税を活用した寄附を充当することを可能とする 地方創生推進交付金の対象事業に 200 万円以上又は事業費の 1 割以上の企業版ふるさと納税を活用した寄附を充当する場合には 横展開タイプの事業期間 (3 年間 ) を先駆タイプと同様に 5 年間まで認める 基金への積立要件の緩和 複数の事業の実施を目的とする基金の設置を可能とする 基金事業の執行計画等に基づき 事業の終了時に寄附の累計額が事業への支出の累計額を上回らないことが確実に見込まれることを前提として 各年度における寄附額上限 ( 積立額の 5 割 ) を撤廃する 寄附払込時期の弾力化 寄附額が事業費を上回らないことが確実に見込まれる場合には 事業費確定前の寄附の受領を認める 地域再生計画の認定に係る事務手続の簡素化 記載事項の削減 審査事項の明確化及び回答時期の明示等 事務手続の簡素化 迅速化を図る その他の運用改善 申請時における寄附企業確保の要件の廃止 経済的利益の供与に当たらない具体例の明確化 地域再生計画の作成支援等を行う 制度の拡充 延長については 平成 32 年度税制改正に向けて引き続き議論する 現行制度 寄附額 損金算入 ( 約 3 割 ) 国税 + 地方税 (2 割 ) 税額控除 (1 割 ) 法人住民税 + 法人税 法人事業税 企業負担 ( 約 4 割 ) 本税制の適用期限は平成 31 年度まで 1

平成 31 年度税制改正 ( 運 改善 覧 ) について 1. 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 2. 基金への積立要件の緩和 3. 寄附払込時期の弾力化 4. 地域再生計画の認定に係る事務手続の簡素化 5. 申請時における寄附企業確保の要件の廃止 6. 経済的利益の供与に当たらない具体例の明確化 7. 地域再生計画の作成支援等 1 地方創生関係交付金の対象事業に企業版ふるさと納税を活用した寄附を充当することを可能とする 2 地方創生推進交付金の対象事業に 200 万円以上又は事業費の 1 割以上の企業版ふるさと納税を活用した寄附を充当する場合には 横展開タイプの事業期間 (3 年間 ) を先駆タイプと同様に 5 年間まで認める 1 複数の事業の実施を目的とする基金の設置を可能とする 2 基金事業の執行計画等に基づき 事業の終了時に寄附の累計額が事業への支出の累計額を上回らないことが確実に見込まれることを前提として 各年度における寄附額上限 ( 積立額の 5 割 ) を撤廃する 寄附額が事業費を上回らないことが確実に見込まれる場合には 事業費確定前の寄附の受領を認める 記載事項の削減 審査事項の明確化及び回答時期の明示等 事務手続の簡素化 迅速化を図る 申請時における寄附企業確保の要件について 申請時点において寄附を行う法人の具体的な見込みが 立っていることが望ましい こととする 要件が過度に厳格に解釈されることがないよう 一般的に経済的な利益の供与に該当しないと考えられる例を明記する 1 チェックリストの作成 記載例の見直し等を行う 2 特別の事情がある場合には 認定時期に関する個別相談を受け付ける 3 既存の住民サービスとして行ってきた事業の取扱いを明記する 2

1. 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 (Q&A:2-10) 地方創生関係交付金 ( 地方創生推進交付金 地方創生拠点整備交付金 地方大学 地域産業創生交付金 ) の対象事業に企業版ふるさと納税を活用した寄附を充当することを可能とする 地方創生推進交付金の対象事業に企業版ふるさと納税を活用した寄附を充当する場合には 横展開タイプの事業期間 (3 年間 ) を先駆タイプと同様に5 年間まで認める 企業からの寄附を200 万円以上又は事業費の1 割以上集めた事業を対象とする 2. 基金への積立要件の緩和 ( マニュアル :2-15) 奨学金返還支援事業以外にも基金の利用が容易となるようにするとともに 複数の事業 ( 地域再生計画に記載された事業に限る ) の実施を目的とする基金の設置を可能とする 事業の終了時に寄附の累計額が事業への支出の累計額を上回らないことが確実に見込まれることを前提として 各年度における寄附額上限 ( 積立額の5 割 ) を撤廃する なお 以下の要件を満たす必要がある 天候の状況その他の事由にかかわらず事業の実施が確実であるとともに 過去の執行率等を踏まえ最低限の執行が見込まれる額の範囲内で寄附額を受領すること 地域再生計画の認定申請又は変更認定申請を行う際に 基金事業の執行計画を国へ提出すること 寄附の受領を行った場合には 当該年度内に受領した寄附額 寄附の累積総額が最低限の執行が見込まれる額の範囲内である理由等を記載した報告書を国へ提出すること 各年度における基金への積立額のうち 寄附を充てる分の割合が5 割を超えない基金事業については現行どおりとする 3

3. 寄附払込時期の弾力化 (Q&A:5-1 8-1 マニュアル:2-14-⑶) 寄附額が事業費を上回らないことが確実に見込まれる場合には 事業費確定前の寄附の受領を認める なお 以下の要件を満たす必要がある 寄附の受領を行おうとする時点において 契約の履行状況や給付金の交付決定状況を個別に確認した上で最低限の執行が確実に見込まれる額の範囲内で寄附を受領すること 事業費が確定する前に寄附の受領を行った場合には 最低限の執行が確実に見込まれる額や受領した寄附額等を記載した報告書を国へ提出すること 事業費が確定した段階で地方公共団体から寄附企業に対して確定した事業費を記載した報告書を提出すること 4. 地域再生計画の認定に係る事務手続の簡素化 記載事項の削減 審査事項の明確化及び回答時期の明示等 事務手続の簡素化 迅速化を図る 図表の挿入を不要とするなど 地域再生計画における記載事項を削減する 簡素化後の記載例を周知する これまでの認定実績の蓄積を踏まえ 事前相談は任意とする チェックシートを作成し 原則としてチェックシートに沿った指摘のみを行う 地域再生計画の内容に関する内閣府から地方公共団体への指摘は5 開庁日以内とし 原則として最大 2 回で完了する 4

5. 申請時における寄附企業確保の要件の廃止 (Q&A:3-4) 申請時における寄附企業確保の要件について 申請時点において寄附を行う法人の具体的な見込みが 立っていることが望ましい こととする 6. 経済的利益の供与に当たらない具体例の明確化 (Q&A:6-2) 要件が過度に厳格に解釈されることがないよう 一般的に経済的な利益の供与に該当しないと考えられる例を以下のとおり明記する 寄附企業に対し 感謝状その他これに類するものを贈呈すること 地方公共団体のホームページ 広報誌 県政広報番組等において まち ひと しごと創生寄附活用事業を紹介するのにあわせ 寄附企業の名称を他の寄附者と並べて紹介すること まち ひと しごと創生寄附活用事業により整備された施設等に銘板等を設置し 寄附企業の名称を他の寄附者と並べて列挙すること 社会通念上許容される範囲内で記念品その他これに類するものを贈呈すること 7. 地域再生計画の作成支援等 (Q&A:2-1 3-1 3-8 4-1 マニュアル :2-18) 地方公共団体が制度をより活用しやすくする観点から 以下の取組を行う チェックリストの作成 記載例の見直し 事業分野別のKPIの明示 ホームページ上での検索性の向上 等を実施する 特別の事情がある場合には 認定時期に関する個別相談を受け付ける 既存の住民サービスとして行ってきた事業についても 地方創生に資するものであって 寄附を契機として質的又は量的な変化があることを明確に説明できる場合には対象となり得ることとする 5