数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

Similar documents
< F2D F8C8E FA90948A7789C88A778F4B8E7793B1>

○数学科 2年 連立方程式

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

< F2D A793F18CB388EA8E9F95FB92F68EAE2E6A7464>

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

Taro-12事例08.jtd

H30全国HP

Microsoft Word - 社会科

file:///D:/Dreamweaber/学状Web/H24_WebReport/sho_san/index.htm

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

中学校第 3 学年数学科学習指導案 日 時 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時 対 象 第 3 学年 学校名 立 中学校 1 単元名 式の計算第 1 章式の計算 2 単元の目標文字を用いた簡単な多項式について 式の展開や因数分解ができるようにするとともに 目的に応じて式を変形したりその意味を読

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

数学○ 学習指導案

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

2、協同的探究学習について

<4D F736F F D AA90CD E7792E88D5A82CC8FF38BB5816A819A819B2E646F63>

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

平成 26 年度 高知県学力定着状況調査結果の概要 速報版 平成 27 年 2 月 高知県教育委員会

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

関数を活用することで現実世界の課題を解決できるということを通して, 生徒に関数の有用性を実感させたい そのために, 陸上競技トラックの問題 を用いて, 現実世界の課題から関数関係を見いだし, 表 式 グラフなどを用いて数学的に処理し, 現実世界の課題を解決する ことで, 関数を用いた問題解決の理解を

★数学学習指導案最終(知的障害)

平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

gggggggggggggggggggggggggggggggggggggkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

国語科学習指導案様式(案)

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

理科学習指導案

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

<4D F736F F D208FAC5F8E5A5F355F88C08C7C8D E7397A789C288A48FAC2E646F6378>

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

第4学年算数科学習指導案

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

啓林館 / 未来へひろがる数学 1 1 章 正の数 負の数 1 正の数 負の数 1 正負の数 2 正の数 負の数の計算 2 加法と減法 (1) 4 乗法と除法 (1) 2 章 文字の式 1 文字を使った式 8 文字使用のきまり 2 文字式の計算 10 文字式の計算 (1) 3 章 方程式 1 方程式

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

Transcription:

数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象を設定し 問題文や方程式を考察し 表現する力 の育成を主な目的として行った授業実践の学習指導案です

学習指導案 1 学年中学校第 1 学年 2 教科名数学科 3 単元名 ( 教科書名 ) 4 章 1 次方程式 ( 学校図書 中学校数学 1 ) 4 単元の学習目標 1 元 1 次方程式の意味を理解し 等式の性質や移項の考えを利用して1 元 1 次方程式を解くことができるとともに 日常の具体的な問題を1 元 1 次方程式を用いて解決することができ (1) いろいろな数量の関係を 等式を用いて解決でき (2) 方程式とその解の意味を理解す (3) 等式の性質を理解するとともに それを利用すれば方程式が解けることを理解す (4) 移項の意味を理解し 移項の考えを用いて方程式を解け (5) 具体的な問題を 方程式を利用して解け (6) 方程式を利用することの良さに気付き 方程式を利用して問題を解決しようとす 5 単元の学習計画 等式と方程式 3 時間 等式の性質 1 時間 1 次方程式の解き方 3 時間 1 次方程式の利用 4 時間 問題つくり 2 時間 ( 本時はその第 1 時 ) 6 この単元で育成したい主な思考力 判断力 表現力 自ら具体的な事象を設定し 問題文や方程式を考察し 表現する力 1/8

7 単元の指導計画 次時 第1次第次第次第1~3時第24時第3第84~次第11 時第5次第12 13 時5~7時 ガイダンス 学習内容 学習活動 学習の流れを理解す 等式と方程式 いろいろな数量の関係を 等式を用いて表す 等式と方程式の意味を理 解す 方程式の解 方程式を解 くことの意味を理解す 等式の性質 等式の性質を理解し そ れを利用して簡単な 1 元 1 次方程式を解く 1 次方程式の解き方 等式の性質を基に 移項 の意味を理解し それを 利用して 1 元 1 次方程式 を解く やや複雑な形の 1 元 1 次 方程式を解く 1 次方程式の利用 文章で表された数量の関 係を方程式に表す 1 元 1 次方程式を利用し て 文章題を解く 1 元 1 次方程式を利用し て問題を解決する良さが 分か 問題つくり 与えられた 1 元 1 次方程 式から問題文を考察す 1 元 1 次方程式を用いて 解決する問題を作成す 1 数学への関心 意欲 態度 2 数学的な見方や考え方 3 数学的な表現 処理 4 数量, 図形などについての知識 理解 指導内容 留意点 方程式の学習の流れについて説 明す 問題つくり についても予告 す 数量の関係を等式で表させ 前章で習得した 数量を文字式 で表すこと を活用させ 等号 = を使った式は 左辺と 右辺の相等関係を示しているこ とを理解させ 方程式の文字に数を代入して そ の数が解であるかどうかを考察 させ 等式の性質を利用した 1 元 1 次 方程式の解き方を理解させ 1 元 1 次方程式の解き方を 等式 の性質と関連付けて考察させ 移項によって形式的に解けるこ とを理解させ 等式の性質を基に やや複雑な 1 元 1 次方程式の解き方を考察さ せ 1 元 1 次方程式を立式させ 具体的な事象の中の数量の相等 関係をとらえさせ 具体的な事象の数量の相等関係 とそれを解決するための 1 元 1 次方程式を結び付けて考察させ 自ら具体的な事象を設定し その 解決のための 1 元 1 次方程式を 作り 解かせ 付けたい学力 知 技思 判 表 1 2 5 学習評価 観察 ノート 134 3 観察 4 7 5 6 7 8 9 ノート 4 観察 ノート 234 観察 ノート 123 観察 ワーク シート 23 2/8

知識 技能 1 数量の関係を等式に表す技能 2 方程式と解の意味に関する知識 3 等式の性質に関する知識 4 方程式の解き方に関する知識 思考力 判断力 表現力 < 使われる学力 > 5 数量の関係を 1 元 1 次方程式に表す力 ( 思考力 ) 1 数量の関係を等式に表す技能 第 1 次 6 1 元 1 次方程式と解を吟味する力 ( 思考力 判断力 ) 2 方程式と解の意味に関する知識 第 1 次 7 1 元 1 次方程式をより効率的に解く方法を吟味する力 ( 思考力 判断力 ) 8 具体的な事象を設定し 問題文や1 元 1 次方程式を考察する力 ( 思考力 ) 9 事象によって未知数の設定を工夫する力 ( 判断力 ) 3 等式の性質に関する知識 第 2 次 4 方程式の解き方に関する知識 第 3 次 1 数量の関係を等式に表す技能 第 1 次 6 1 元 1 次方程式と解を吟味する力 第 4 次 5 数量の関係を 1 元 1 次方程式に表す力 第 1,4 次 6 1 元 1 次方程式と解を吟味する力 第 4 次 3/8

知識 理解11~3 8 単元の評価計画 (1) 評価規準 数学への 数学的な 数学的な 数量, 図形などに 関心 意欲 態度数学的活動の楽しさや数学的に考えることの良さに関心を持ち 意欲的に問題の解決に活用しようとす 見方や考え方等式や方程式についての数学的な見方や考え方を身に付け 事象に見通しを持ち 筋道を立てて考えることができ 表現 処理事象を1 元 1 次方程式に表し これを解いたり 合理的に操作 処理したりすることができ ついての知識 理解 1 元 1 次方程式及びその解の意味 等式の性質や文字を用いることの意義を理解してい (2) 評価計画 太枠内が本時次時評価項目 学習内容 数学への関心 意欲 態度 数学的な見方や考え方 数学的な表現 処理 数量, 図形などについての ガイダンス 数量関係に興味を 数量の関係を等式 1 元 1 次方程式や 等式と方程式 持ち 数量の関係 や 1 元 1 次方程式 解の意味について 理解してい 等式の性質24等式の性質につい を等式に表そうと で表すことができ してい て理解してい35~7 1 次方程式の 等式の性質を基 1 元 1 次方程式を 移項の関係が等式 解き方 に いろいろな 1 解くことができ の性質によって成 元 1 次方程式の解 り立つことを理解 してい48~11 1 次方程式の利用 具体的な事象について 1 元 1 次方程式を利用して積 具体的な事象の中の数量の関係を 方程式に結び付け 具体的な事象の中の数量の関係を1 元 1 次方程式に表 き方を考えてい すことができ512 13 定し 1 元 1 次方程式や解を的確に 1 次方程式を作ったり その解を求 極的に問題を解決 て考察してい しようとす 問題つくり 具体的な事象を設 題意に合った 1 元 考察してい めたりすることが でき 4/8

(3) 観点別評価について 数学への関心 意欲 態度 学習活動における具体の評価規準 十分満足できる 状況 (A) と判断した具体的状況例 努力を要する 状況 (C) と評価した生徒への手だて 数学的な見方や考え方 学習活動における具体の評価規準 十分満足できる 状況 (A) と判断した具体的状況例 努力を要する 状況 (C) と評価した生徒への手だて 数学的な表現 処理 学習活動における具体の評価規準 十分満足できる 状況 (A) と判断した具体的状況例 努力を要する 状況 (C) と評価した生徒への手だて 数量, 図形などについての知識 理解 学習活動における具体の評価規準 十分満足できる 状況 (A) と判断した具体的状況例 努力を要する 状況 (C) と評価した生徒への手だて 数量関係に興味を持ち 数量の関係を等式に表そうとしてい 具体的な事象について 1 元 1 次方程式を利用して積極的に問題を解決しようとす 数量関係に興味を持ち 幾つもの数量関係を意欲的に等式に表してい 方程式に関心を持ち 具体的な場面の中の問題について1 元 1 次方程式を利用して進んで解決しようとす 日常生活に見られる数量関係を具体例として挙げ 等式に表せることを示す 1 元 1 次方程式の意味を再確認するとともに クイズ形式 や +5=8の に当てはまる数を考えさせる 等をしながら関心 意欲を引き出す 等式の性質を基に いろいろな1 元 1 次方程式の解き方を考えてい 具体的な事象の中の数量の関係を 方程式に結び付けて考察してい 具体的な事象を設定し 1 元 1 次方程式や解を的確に考察してい 解や解決の方法が適切であったかどうかについても振り返って考えてい 数量の関係の中に相等関係を的確に見いだし 方程式に結び付けて考察してい 設定した事象や1 元 1 次方程式について適切に吟味することができ 等式の性質について再確認し 基本的な 1 元 1 次方程式の解き方について考えさせ 図表や言葉の式を用いて相等関係のヒントを与え 平易な事象から 1 元 1 次方程式を考察させ 数量の関係を等式や1 元 1 次方程式で表すことができ 1 元 1 次方程式を解くことができ 具体的な事象の中の数量の関係を1 元 1 次方程式に表すことができ 題意に合った1 元 1 次方程式を作ったり その解を求めたりすることができ 数量の関係を等式や1 元 1 次方程式を的確に表してい 1 元 1 次方程式を複数の方法で解くことができ 具体的な事象の中の数量の関係を1 元 1 次方程式に表し 解くことができ 題意の数量関係を表した等式や1 元 1 次方程式を自分の言葉で説明できてい 表や線分図などを用いながら相等関係に注目させ 1 元 1 次方程式の解き方を復習し 練習させ 具体的事象にどのような数量関係があるか 何を未知数とするか等を個別に確認させ 1 元 1 次方程式を立て方についても支援す 分かっている数量 求めようとする数量を丁寧に確認す 1 元 1 次方程式や解の意味について理解してい 等式の性質について理解してい 移項の関係が等式の性質によって成り立つことを理解してい 1 元 1 次方程式や解の意味について具体的な事例を使って説明でき 等式の性質について理解し 天びんの考え方を使って説明でき 等式の性質に基づきながら移項について論理的に説明でき 解の意味について等号を使った式を作り 説明す 天びんなどを用いて具体的なイメージを持たせながら理解を支援す 等式の性質は天びんのつり合いと同じように考えられることを再確認し 移項の関係が等式の性質によって成り立っていることに気付かせ 5/8

9 本時の展開 (1) 本時の目標 具体的な事象の数量関係とそれを解決する方程式を適切に表現することができ 自ら具体的な事象を想定し それを解決するために方程式を作り 解くことができ (2) 本時の指導過程 過程学習活動指導内容指導上の留意点評価観点 ( 方法 ) 問題文を聞き 数量関係を整理す 問題文を復元す 問題文と方程式の関係を確認す 教具を用いて文章題の構成要素を演示し 思考を助け 260 円の修正液 1 つとノートを 3 冊買ったら 代金の合 計が 710 円になりました 黒板のヒントを参考に数量の関係を図で表してみよう ヒント ヒント ヒント 黒板の図を参考にして ノート 1 冊の代金を χ として方程式 を作ろう 導入 (15 分 ) 数量関係 机間指導で迷っている生徒がいないか探し 適宜助言を行う 方程式を解きノート 1 冊の値段を求め 方程式 3χ+260=710 3χ=710-260 3χ=450 χ=150 解 ノート1 冊の値段は 150 円 6/8

( 問題つくり1) 課題 1 方程式とその解が次のようになる問題を考えよう 4χ+240=800 4χ=800-240 4χ=560 χ=140 課題の方程式が成り立つ問題文をノートに書く 方程式を提示し 問題文を作らせ 方程式から事象を考察させ 生徒なりに工夫した点を評価す 展開 (30 分 ) ( 問題つくり 2) 課題 2 自分で方程式を用いて解決するような問題を作ってみよう 解答も作ってください 課題を解決する事象を設定し 問題を作 解を吟味す 問題文 ワークシート 見方や考え方 具体的な事象を設定し 1 元 1 次方程式や解を的確に考察してい ( ワークシート ) まとめ (5 分 ) 方程式 解 問題を確認し正答ならば黒板には 次回の確認を行う 作った問題を次回解くことを告げ 自己評価を行う 本時の取組みを自己評価させ 表現 処理 題意に合った1 元 1 次方程式を作ったり その解を求めたりすることが ワークシートの 方程式 できから下は折っては ( ワークシート ) 7/8

10 活用力 ( 思考力 判断力 表現力 ) の見とりの方法とその結果 ( 本時分のみ ) 思考力の見とり単元名 見とり の方法 見とり の結果 4 章 11 成果と課題 (1) 成果 検証の方法 1 次方程式 を吟味して 実生活にふさわしい問題文 方程式 解であるかどうかを判断 ( 第 13 時 ) 問題つくり 2 において 自ら事象を設定し 論理的に問題文 方程式 を考察できているか 自分が作った文章題を方程式を用いて解き その解 できているか 等をワークシートや感想文から読み取ることで 思考力の育 成を見と 多くの生徒が 問題つくりに熱心に取り組んでいた 生徒の中には どんなパターンの問 題にしようか や 何を登場させようか など 文章題を作るのに必要な構成要素を生徒自身 が考え 決定する作業を通して 思考が活性化している様子がうかがえた 問題つくりの題材 選びでは 自分たちがふだん遊んでいるカードゲームの値段を取り上げるなど 身近な生活の 中に数量関係を見いだし 問題つくりにいかす生徒も多く見られた 文章表現については 教科書に掲載されている例題の問題文を参考にしながら記述する様子 や 幼い言葉遣いの表現ではあるが自分の考えを何とか自分なりの言葉で書き表そうとしてい る様子も見られた 問題つくりの準備として 問題文を聞く 数量の関係を図で表す ( 把握する ) 方程式を作り 解く 問題文を復元する という過程を導入で示すことにより 問題つくりへの抵抗感をなくすことを心掛けた その結果 課題 1 では ほとんどの生徒が 論理的に考えながら問題文を作ることができた 課題 2 では 当初戸惑う生徒も見かけられたが 机間指導を通じて生徒にとって身近な場面のヒン トを与えることで 多くの生徒が問題つくりを行うことができた 生徒の中には 例題や教科書に似た問題を作る者もいたが 多くの生徒は具体的な事象を考察し 懸命 に考えて問題つくりに取り組んでいた 日常生活で数学を利用する数学的活動を通して 思考力 表現 力の育成を図ることができたと考え 問題つくりは どんなパターンの問題にしようとか 何を登場させようか考えるのが大変だったけれ ど 完成すると満足感みたいなものがあった などの感想を多く得ることができ 学習意欲の向上を図 ることができた (2) 課題 1 年生の段階では 作った問題や解を吟味し 問題つくりの良し悪しを判断させるまでには至らなかっ たが 今後の連立方程式や 2 次方程式の学習の中で十分に取り組んでいきたい 生徒の中には 豊かな発想で問題つくりに取り組んでいる者もいたので 今後の学習の中で 生徒の発 想を引き出し それを取り上げていく授業を行うことで思考力 判断力 表現力を育成できるのではな いかと思った 12 生徒感想 問題つくりは簡単だと考えていたが実際にやってみると少し難しかった でも それが完成するとな んだか楽しくなった 問題つくりはすごくたのしくできた いつもは最初から問題文ができているから 自分で作れて面白かった 他の人の問題も解いてみたけどなかなか難しかった でも またやってみたい です 8/8