中央区における学校評価  基本的な考え方

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領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

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2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

ICTを軸にした小中連携

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

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単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

本日 2012 年 2 月 15 日の記者説明会でのご報告内容をお送りいたします 文部科学省記者会でも配布しております 報道関係各位 2012 年 2 月 15 日 株式会社ベネッセコーポレーション代表取締役社長福島保 新教育課程に関する校長 教員調査 新教育課程に関する保護者調査 小学校授業 国語

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

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3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

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2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

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(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

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小学生の英語学習に関する調査

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目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

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ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

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教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

Taro-自立活動とは

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

内容 1 学校運営委員会 13:20~13:45 (1) 学校長挨拶 (2) 学校運営委員長挨拶 (3) 本校の様子 ( 現状と課題 ) (4) 運営委員からの質疑及び応答 (5) 連絡学校関係者評価カードの記入 今後の予定 2 校内視察及び授業参観 13:50~14:35 3 学校関係者評価 14

町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

H26研究レポート一覧(6年研)変更2017.3.22

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小学校における県平均正答率との比較 市と県の平均正答率の差を比べると 国語 A B 算数 A B 理科のすべての教科 領域 区分で 5ポイント以上の差のものはなくなった 国語 A 市 :68.2% 県 :70.1% 差 :-1.9ポイント 国語 B 市 :49.6% 県 :53.6% 算数 A 市

平30年度学校経営案ホームページ洋

15

新学習指導要領の理念と カリキュラム マネジメント 2019( 平成 31) 年 1 月 16 日 文部科学省 3 階講堂 天笠茂 ( 千葉大学特任教授 )

領域別レーダーチャート 教科の領域別に全国を 100 とした場合の全道及び根室市の状況をレーダーチャートで示したもの 小学校 : 国語 小学校 : 算数 国語 A( 話すこと 国語 B( 読むこと ) 聞くこと ) 国語 A( 書くこと

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

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平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

①H28公表資料p.1~2

主な取組 質の高い幼児教育の推進 幼稚園教育要領の内容の定着を図るため幼稚園において 幼児の実態等を踏まえた適切な教育課程を編成し 家庭や地域と連携 協力しつつ幼児教育を推進します 幼稚園において運動遊びを充実させ 幼児の体力向上を目指します ふかやこども園モデル園運営事業に係る3 歳児受入れ 平日

2、協同的探究学習について

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

17 石川県 事業計画書

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5 学習到達度調査の基本的な考え方学習到達度調査では 各教科の設問ごとに 目標値 を定め 児童 生徒の 正答率 がこの 目標値 に対して -5ポイント以上から +5ポイント未満の間であった場合 目標値と同程度としている 目標値 学習指導要領に示された内容について標準的な時間をかけて学んだ場合 設問ご

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

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平成○○年度○○部局長経営方針アクションプラン

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

様式 Ⅰ 平成 28 年度オリンピック パラリンピック教育推進校 事業実施報告書 学校名 井手町立泉ヶ丘中学校 全校児童 生徒数 154 名 テーマ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ 当てはまるもに 複数可 Ⅰ スポーツへの誘い自己肯定感の醸成 Ⅱ 障害者や高齢者への理解共生社会の形成 Ⅲ スポーツへの関心や競技

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

実践 報告書テンプレート

西ブロック学校関係者評価委員会 Ⅰ 活動の記録 1 6 月 17 日 ( 火 ) 第 1 回学校関係者評価委員会 15:30~ 栗沢中学校 2 7 月 16 日 ( 水 ) 学校視察 上幌向中学校 授業参観日 非行防止教室 3 9 月 5 日 ( 金 ) 学校視察 豊中学校 学校祭 1 日目 4 9

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神戸市立月が丘小学校いじめ防止基本方針 はじめに月が丘小学校は 教職員 保護者 地域が一体となって いじめの問題に取り組むよう いじめ防止対策推進法 第 1 3 条の規定に基づき いじめ防止等のための対策を総合的 かつ効果的に推進するために 基本的な方針 ( 以下 月が丘小学校基本方針 という )

算数でも 知識 (A) 問題 活用 (B) 問題とも 全領域で全国平均を上回りました A 問題では 14 問中 12 問が全国平均を上回り うち8 問が5ポイント以上上回りました 下回った2 問は 直径と円周の長さの関係理解 と 除法で表す2 量関係の理解 でした B 問題では 10 問中 9 問が

保健体育科学習指導案

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2


4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

学校課題HP用

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

平成 28 年度学校評価最終報告 教職員 :20 人生徒 :309 人保護者 :233 人 [ とてもよい 青ややよい 赤やや不十分 黄緑不十分 紫 ] < 教職員 保護者共通項目アンケート > 評価項目教職員保護者 1 学校は 様々な機会を活用して 学校の様子や学習内容を地域や保護者に伝えている

英語教育改善プラン

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自己評価報告書 平成 29 年度泰明小学校自己評価報告書 学校名 : 中央区立泰明小学校 所在地 : 中央区銀座 5-1-13 校長名 : 和田利次児童数 336 学級数 12 教員数 17 職員数 7 1 重点目標の達成状況及び取組状況 重点目標 1 〇思いやりの心の育成 評価項目 〇言語環境の整備 規範意識 豊かな人間関係と社会性 教員 お子様は 時と場に応じたあいさつをしていますか 74 139 46 1 お子様は 相手に応じた正しい言葉遣いをしていますか 58 138 63 01 A B お子様は 場をわきまえたマナーやルールを身に付けていますか 71 147 40 02 C D お子様は 人とのコミュニケーションを中心にした社会性が育っていると思います 81 143 33 12 0 50 100 150 200 250 300 全体を通しては 概ね良好な状況である 毎年 重点目標 1の評価が他の2つの重点目標に比べて低い評価となる傾向にあり 特に 教員はすべての評価指標において A 評価が0または 1 件のみとの評価ではあるが 昨年度よりは評価が上がっていると言える 自由記述では あいさつや公共機関のマナーについては 学校全体で年間継続指導する必要がある と言った意見も寄せられた また 場をわきまえたマナーやルールを身に付けていますか の評価指標については バスや電車を利用した登下校におけるマナーやルールの遵守についての繰り返しの指導や 教員 保護者による安全パトロールの強化により 苦情が激減したという実情が評価に反映されている ただし 校内における マナー ルールの遵守 については 特に教員に C 評価が多い 本校の研究教科 道徳 との関連等も含めて 家庭との連携も強めて 更に児童の育成を図っていく - 1 -

重点目標 2 〇確かな学力の保障と学習意欲の喚起評価項目〇基礎 基本の定着 学習意欲の向上 地域との連携による学習活動の推進 教員 すべての評価指標において 昨年同様 9 割が良好であると答えている 特に保護者の A 評価が昨年に比較し 全て大幅に上昇している 一方で教員のA 評価は昨年度に比べて減少している 算数科の習熟度別少人数指導を実施していることをはじめ 他教科においても非常勤講師や学習指導サポーター等を活用した授業を計画的に行うことで 基礎学力の定着につながっていることが保護者の評価に繋がっていると考える 教員側は 特に 理解の遅れがある児童について 放課後等の個別の時間の確保 等を望む声もあがった そういったことも含め 本校の実情に合わせ 引き続き 指導法の工夫改善と校内環境の整備を進めていく また 地域と連携した学習活動の推進については 保護者のA 評価が 3 年連続増加している これは 銀座の街にある学校の特色を生かした教育活動の推進が定着するとともに 学校の取組が認知されてきた証であると考えられる 引き続き 協力関係を継続 発展できるよう 働きかけを進めていきたい - 2 -

重点目標 3 〇児童の健康づくりの推進評価項目〇健康教育の推進 運動環境の整備 体育指導の充実 オリンピック パラリンピック教育の推進 教員 学校は 保健指導や食育指導などによる健康教育を推進していると思いますか 166 85 51 3 学校は 泰明タイムやマイスクールスポーツ ( なわとび ) の推進により 児童が日 117 119 131 7 A B 学校は 学習指導の工夫や体育指導補助員との連携により 充実した体育指導を 119 114 141 12 C D 学校は 学校行事や総合的な学習の時間などの取り組みにより 積極的にオリン 170 78 52 5 0 50 100 150 200 250 300 昨年同様 教員 保護者ともに良好との答えが9 割以上になった 特に 保健指導や食育指導による健康教育を推進できましたか については 学校内科医と学校歯科医による保健講話の充実 銀座小十店主の奥田透氏をお招きした 和食 を通した食育についての成人教育講演会 帝国ホテル田中総料理長による 味覚の授業 等の取組が評価につながったと考えられる また 吉田沙保里選手 伊調馨選手 田中理恵選手等によるオリンピック パラリンピックに関する授業や難民選手団のシリア代表ユスラ マルディニさんによる講演会 日本サッカー協会や東京読売ジャイアンツによる出前授業 更に今年度 4 回目を迎えた 泰明マラソン や朝の体育的活動 泰明タイム 一校一国運動における インド との連携の強化 キンボール世界大会見学等 多種多様な東京都教育委員会オリンピック パラリンピックアワード校としての本校の取組が高く評価されたものと考える - 3 -

2 重点目標以外の自己評価における達成状況及び達成のための取組状況 保護者アンケートの結果 ( 個別質問 ) 全体的には 昨年に比べ更に評価が上がる結果となった 昨年度の質問項目にあった 学校はコンピュータや図書室を十分活用している の設問を 学校は調べ学習やその発表などの学習で コンピュータや図書室の本 図鑑 事典などを活用している に変更した これは 調べ学習等で PC の検索だけでなく あらゆる資料を選定し 読み解く力が必要であり 作品化や発表を通して 児童が資料選定と資料の活用力を身に付けられているかを評価してもらう方が重要と捉えたからである 結果 昨年に比べ評価があがり 保護者からも一定の理解が得られたと考えることができる しかし わからない と答えた保護者も多いことから より一層の発信を目指す 一方で 学校は児童の問題や悩み トラブルなどを見逃さずに相談にのったり指導したりしている の項目については 昨年度よりやや低い評価となった このことを重く受け止め 学級のみならず 校長相談 SC や教育相談員の活用についても 一層の情報発信をするとともに 会議等を有効活用した教職員での情報共有を図り 学校全体で児童 保護者とのより密接なかかわりをもつ 児童の些細な変化も見逃さず大切にする学校 相談しやすい学校 を目指す 3 今後の改善方策〇思いやりの心の育成について今年度 校内研究 道徳 において 特別の教科道徳 への着実な移行に向けた研究 生活場面や体験に基づいた道徳の時間の指導を工夫 いじめを絶対に許さない意識の醸成を図るとともに 公共心や社会規範を守る態度 善悪の判断 自主 自立の態度を養っていくことを目指した 来年度は 実践的道徳心の醸成を目指す また オリンピックアワード校としてパラリンピアンや難民選手団のシリア代表ユスラ マルディニさんを招いたり 一校一国運動では インド の同世代の児童との交流を図ったりして 異文化の違いの理解を深め 社会的な道徳の根の育成も目指した 来年度も 様々な交流の機会を増やし 国際理解 他者理解等の心を育成する - 4 -

〇確かな学力の保障と学習意欲の喚起新学習指導要領の本格実施及び移行期間を加味し 改革を進めていく 授業時数の確保を工夫するとともに 学習理解の遅れがちな児童に対し 算数科における習熟度別少人数指導をさらに推進する また 学習指導補助員を始めとする他教職員による個別指導の時間を設けることで 思考力 判断力 表現力を高め すべての教科において基礎 基本の学力のさらなる定着を目指す また 来年度は 外国語科 外国語活動 英語活動 の研究を行い 4 技能を高める学習内容の工夫や 自ら進んで英語を使ってコミュニケーションを取ろうとする意欲を高める教師の支援のあり方 更に授業構成力の向上を目指す 更に 地域の人材を活用し 地域に根ざした学習を行うことで 意欲喚起やキャリア教育の充実へとつなげる 〇児童の健康づくりの推進 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会を見据え 体育科の学習の充実を図るほか 引き続き泰明タイムやマイスクールスポーツである なわとび の取組を充実させるなど日常的な体力向上の取組を推進する また 地域と連携した行事として 泰明マラソン を行うとともに 泰明マラソンに向け 休み時間や授業時間を活用したマラソン練習を継続して行い 運動能力 持久力を伸ばす 更に 今年度は 吉田沙保里選手を始めとするトップアスリートによるオリパラ教室 日本サッカー協会や東京読売ジャイアンツによる出前授業等多くの著名なゲストを迎えての アワード校ならではの実践を積んだ 来年度も 様々なトップアスリートとの交流を通して 健康への意欲喚起と運動能力の向上を図りたい 加えて 和食給食応援団授業 や 味覚の授業 はし知育授業 本校独自の保健講話による栄養講座等 来年度から始まる自校給食を効果的に融和させた食育の充実を図る - 5 -