熊本県内における画像情報連携の 現状と問題点 Radiological image infomation systems Conference in Kumamoto. 熊本大学医学部附属病院 栃原秀一 池田龍二 下之坊俊明 済生会熊本病院 田上真之介 松田勝彦 国立病院機構熊本医療センター 有迫哲朗 熊本赤十字病院 西小野昭人 熊本中央病院 豊成信幸 熊本機能病院地域医療連携画像診断センター森高照郎 熊本市医師会熊本地域医療センター 山下裕輔 熊本整形外科病院 深川浩明 八代総合病院 溝内克巳 水俣市立総合医療センター診療技術部 山澤順一 ( 天草地域医療センター 緒方隆昭 ) http://sites.google.com/site/rockkumamoto2002/ rock.kumamoto@gmail.com
本日の内容 1. 熊本県内での医療連携の現状の分析 画像取込 メディア取込 フィルム取込 メディア出力 依頼元の医療施設名 依頼診療科 2. 熊本画像情報システム懇談会のアンケート 可搬型媒体による画像情報連携の現状と問題 2
熊本県内における医療連携の現状 地域拠点病院 (* 県が独自に指定 ) 地域別外来 入院患者数 *NHO 熊本再春荘病院 荒尾市民病院 玉名 済生会熊本病院 山鹿 菊池阿蘇 NHO 熊本医療センター熊本市熊本市民病院 * 熊本中央病院熊本赤十字病院 八代 熊本労災病院 * 八代総合病院 天草 * 天草地域医療センター * 天草中央総合病院 水俣 人吉 球磨 人吉総合病院 * 水俣総合医療センター ( 平成 21 年度 ) 3
熊本県内における医療連携の現状 地域拠点病院 (* 県が独自に指定 ) 地域別外来 入院患者数 荒尾市民病院 玉名 済生会熊本病院 *NHO 熊本再春荘病院山鹿 菊池阿蘇 NHO 熊本医療センター熊本市熊本市民病院 * 熊本中央病院熊本赤十字病院 基幹 ( 中核 ) 病院ごとにネットワーク形成 病診連携 病病連携へ 施設間連携 職種間連携へ 地域連携パスの共同作成 活用 八代 熊本労災病院 * 八代総合病院 天草 * 天草地域医療センター * 天草中央総合病院 水俣 人吉 球磨 人吉総合病院 * 水俣総合医療センター ( 平成 21 年度 ) 4
熊本県内における医療連携の現状 地域拠点病院 (* 県が独自に指定 ) 地域別外来 入院患者数 *NHO 熊本再春荘病院 荒尾市民病院 山鹿 菊池 阿蘇 玉名 NHO 熊本医療センター 済生会熊本病院 熊本市 熊本市民病院 * 熊本中央病院 熊本赤十字病院 八代 熊本労災病院 * 八代総合病院 天草 人吉 球磨 * 天草地域医療センター 人吉総合病院 * 天草中央総合病院 水俣 * 水俣総合医療センター 基幹 ( 中核 ) 病院ごとにネットワーク形成 病診連携 病病連携へ 施設間連携 職種間連携へ 地域連携パスの共同作成 活用 熊本大学医学部附属病院の役割 熊本県がん診療連携拠点病院 5 大がん ( 胃 大腸 肺 乳 肝 ) の 地域連携クリティカルパス 熊本県肝疾患診療連携拠点病院 熊本県認知症疾患医療センター 可搬型媒体を用いた画像情報連携 ( 平成 21 年度 ) 5
熊本大学病院での画像取扱数 6
熊本大学病院での画像取扱数 医療施設名と診療科を洗い出し期間 :2010/9.1-12.28 件数 :3,241( 不明 402) 医療施設数 :273 診療科 :33/33 7
拠点病院から熊大への取込依頼 熊本市地域県北地域 2010/9-12 天草 ( 県西 ) 地域 県南地域
診療科別依頼数 2010/9-12 2008/4-2009/3 0 100 200 300 400 0 200 400 600 800 脳神経外科耳鼻咽喉科整形外科消化器外科呼吸器内科 40% 同一施設 50% 消化器外科整形外科脳神経外科呼吸器内科画像診断 治療科 歯科口腔外科 消化器内科 泌尿器科 メデイア取込フィルム取込メディア出力 婦人科 耳鼻咽喉科 神経内科 診療科ごとに連携する施設がある フィルム取込みが減少した 9
世話人施設のアンケートから 1 1 1 2 1 1 1 1 1 1 1 2 5 電子カルテ化 フィルムレス化 10
放射線画像メディア取り扱い - 熊本県版 - 2008 年 7 月 18 日 1. DICOM 形式 (JPEGは不可) 2. 患者情報のマスクをしない ( モダリティからの情報をそのまま利用 ) 3. データの暗号化は行わない 4. 媒体はCD-R( 国産メーカ推奨 ) 5. 1セット1 患者 (1 媒体に複数患者は不可 ) 6. 作成側でウィルスチェックされていること 7. 患者様から個人情報保護に関する同意を得ていること 8. 記録されている画像のモダリティ名が媒体の表面に明確に記録されていること 9. 記録されている患者様の氏名が媒体の表面に明確に表示されていること 10. 作成したCD-Rに対して他のPCで画像参照および情報の整合性が確認されていること 11.DICOMDIRを最上位のディレクトリに記載されていることが望ましい 12. 画像参照ビューアは端末インストールを必要としないもの 13. 画像サーバと同一データである ( 書き込み時に DICOMヘッダを変更しない ) 14. IHE-J PDI 統合プロファイルに準拠している 15. DICOMヘッダに含まれている必要な条件が画像表示端末で表示されている
放射線画像メディア取り扱い - 熊本県版 - 2008 年 7 月 18 日 1. DICOM 形式 (JPEGは不可) 2. 患者情報のマスクをしない ( モダリティからの情報をそのまま利用 ) 3. データの暗号化は行わない 4. 媒体はCD-R( 国産メーカ推奨 ) 5. 1セット1 患者 (1 媒体に複数患者は不可 ) 6. 作成側でウィルスチェックされていること 7. 患者様から個人情報保護に関する同意を得ていること 8. 記録されている画像のモダリティ名が媒体の表面に明確に記録されていること 9. 記録されている患者様の氏名が媒体の表面に明確に表示されていること 10. 作成したCD-Rに対して他のPCで画像参照および情報の整合性が確認されていること 11.DICOMDIRを最上位のディレクトリに記載されていることが望ましい 12. 画像参照ビューアは端末インストールを必要としないもの 13. 画像サーバと同一データである ( 書き込み時に DICOMヘッダを変更しない ) 14. IHE-J PDI 統合プロファイルに準拠している 15. DICOMヘッダに含まれている必要な条件が画像表示端末で表示されている
施設別の可搬型媒体の取扱い件数他 施設名 熊本大学医学部附属病院 NHO 熊本医療センター 熊本赤十字病院 水俣市立総合医療センター 熊本機能病院 済生会熊本病院 病床数 843 550 480 417 410 400 361 227 210 207 月間取込数 CD/Film 月間書出数 CD/Film 熊本中央病院 熊本地域医療センター 天草地域医療センター 2011,Jan 528/89 0/10 230/57 90/8 90/30 216/64 214 30 30/60 70/10 196 175 266/15 191/55 120/50 504/27 196/60 150 60 熊本整形外科病院 取扱装置 PDI,PDC フォルダ ファイル形式取扱施設数 担当者 横河医療 Array Rimage PSP Array 横河医療 Array Array Rimage PDI 準拠 PDI 準拠 PDI 準拠 PDI 準拠 PDI 準拠 Array PSP PSP AZE PSP 熊大のみ PDI 準拠 ラベルが 3 パターン 熊大のみ PDI 準拠 273 20 40 70 50 40 40 30 30 50 専用クラーク + 技師 受付クラーク 技師 一般撮影担当技師 一般撮影担当技師 技師 専用クラーク + 技師 技師 技師 一般撮影担当技師 方法 紙運用 紙運用 ファイルメーカーと電子カルテ +PACS との SQL 連携 13
病床数と取扱い数 0 200 400 600 800 1000 熊本大学医学部附属病院 (843) NHO 熊本医療センター (550) 熊本赤十字病院 (480) 水俣市立総合医療センター (417) 熊本機能病院 (410) 済生会熊本病院 (400) 熊本中央病院 (316) 熊本地域医療センター (227) 天草地域医療センター (210) 熊本整形外科病院 (207) 取込数フィルム書出数 14
施設別の可搬型媒体の取扱い件数他 施設名 熊本大学医学部附属病院 NHO 熊本医療センター 熊本赤十字病院 水俣市立総合医療センター 熊本機能病院 済生会熊本病院 病床数 843 550 480 417 410 400 361 227 210 207 月間取込数 CD/Film 月間書出数 CD/Film 熊本中央病院 熊本地域医療センター 天草地域医療センター 2011,Jan 528/89 0/10 230/57 90/8 90/30 216/64 214 30 30/60 70/10 196 175 266/15 191/55 120/50 504/27 196/60 150 60 熊本整形外科病院 取扱装置 PDI,PDC フォルダ ファイル形式取扱施設数 担当者 横河医療 Array Rimage PSP Array 横河医療 Array Array Rimage PDI 準拠 PDI 準拠 PDI 準拠 PDI 準拠 PDI 準拠 Array PSP PSP AZE PSP 熊大のみ PDI 準拠 ラベルが 3 パターン 熊大のみ PDI 準拠 273 20 40 70 50 40 40 30 30 50 専用クラーク + 技師 受付クラーク 技師 一般撮影担当技師 一般撮影担当技師 技師 専用クラーク + 技師 技師 技師 一般撮影担当技師 方法 紙運用 紙運用 ファイルメーカーと電子カルテ +PACS との SQL 連携 15
施設共通の問題点 ( 運用面 ) 至急の CD 依頼 ( フィルムと同じ運用 ) 外来患者 救急患者 CD DVD Slice wars CT(64~256,320) MR( 肝 乳腺 脳 心臓 ) や複数検査の場合 持参媒体の取り扱い 患者返却 保管 シュレッダー 実施履歴 電子カルテ歴 RIS の履歴 操作ログ管理 16
施設共通の問題点 ( 技術面 ) DICOM Tag ( タグの存在 データの存在 ) 施設名 :(0008.0080) Institution Name 氏名 :(0010.0010) Patient s Name 生年月日 :(0010.0030) Patient s Birth Date VNAP VNAP VNAP UID の確認 ( 画像を受けることができるか?) Computed Radiography Image Storage 1.2.840.10008.5.1.4.1.1 Digital X-Ray Image Storage For Presentation 1.2.840.10008.5.1.4.1.1.1 Enhanced CT Image Storage 1.2.840.10008.5.1.4.1.1.2.1 Enhanced MR Image Storage 1.2.840.10008.5.1.4.1.1.4.1 Value Not Always Presentation 17
増え続ける可搬型媒体による連携に対して 患者に渡す医用画像 CD/DVD についての合意事項 の周知が必要 ユーザー ベンダーの両方とも 疾患別診断 / 治療ガイドラインによる検査方法の適正化 画像シリーズ ( シーケンス ) とスライス厚 ( 枚数 ) 地域医療情報連携のオンライン化 ( 外部保存 ) 画像診断連携コンソーシアム構想 院内 HIS 上から院外病院へオンライン予約 院外検査の画像データのネットワーク転送 公的機関 広域ネットワークの利用 18
まとめ 熊本県の医療連携は地域完結型 急性期医療 ~ 回復期医療 慢性期医療 画像情報連携と可搬型媒体の取扱いの増加 中核 中小規模病院での電子化 フィルムレス化 施設共通の問題 至急依頼 画像枚数の増大 媒体の取扱いなど 情報共有の必要性 施設間連携 職種間連携 問題解決へ 19
可搬媒体取り扱いを解説! 第 1 章 DICOM の基礎知識第 2 章 PDI の基礎第 3 章可搬媒体の運用出力編第 4 章可搬媒体の運用参照 取り込み編第 5 章画像容量第 6 章ファイル構造と画像の探し方第 7 章データを取り込めなかった場合の対応第 8 章個人情報保護とガイドライン第 9 章暗号化 匿名化第 10 章ウィルス対策第 11 章情報の相互運用性と標準化第 12 章媒体の種類と特徴第 13 章画像参照アプリケーションの操作と機能第 14 章略語集 2011 年 2 月 25 日発売 3,360 http://sites.google.com/site/rockkumamoto2002/
ご清聴ありがとうございました http://sites.google.com/site/rockkumamoto2002/