コミュニティサイクルの取組等について 国土交通省都市局 街路交通施設課 平成 2 9 年 3 月 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

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1, H H17 4.2H17

1 マイキープラットフォーム構想の概要 マイキープラットフォーム構想とはマイナンバーカードのマイキー部分 (IC チップの空きスペースと公的個人認証の部分で 国や地方自治体といった公的機関だけでなく 民間でも活用できるもの ) を活用して マイナンバーカードを公共施設や商店街などに係る各種サービスを


取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

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数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

目次

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(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

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資料 1 第 1 号議事 六会地区における予約型乗合タクシーの導入について 1. 実証運行までの経緯と結果 1-1. これまでの経緯六会地区の公共交通利用不便地区の解消に向けた取組については 平成 21 年度に交通不便地区解消検討事業が地域まちづくり事業として決定し 地域が主体となり 市と新たな交通

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート 調査の概要 訪日外国人旅行者を対象に 旅行中に困ったこと 受入環境 ( 多言語対応 通信環境 公共交通等 ) へのニーズ 満足度等に係るアンケートを実施した 訪日外国人利用者の多い成田国際空港 東京国際空港 関西国際空港を中心とした空港

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荷捌き駐車対策 荷捌き駐車施設の附置 平成 6 年に各地方公共団体が定める附置義務駐車場条例のひな型として通知している標準駐車場条例に 荷捌き駐車施設の附置に関する条項を追加 以来 地域の実情に合わせて 必要に応じて荷捌き駐車施設の条項を盛り込むことを推奨 平成 26 年 3 月末現在 附置義務条例

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため


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4.1 自転車駐車場の現状 (1) 公営の自転車駐車場の状況区内の公営の自転車駐車場には 区立施設のほか 公益財団法人練馬区環境まちづくり公社と公益財団法人自転車駐車場整備センターが開設している施設があります 現在 公営自転車駐車場は 84 箇所あり そのうち区立の施設は 72 箇所 収容台数は 3

施策 5: 横持ち搬送の支援 荷さばきスペースに 長くなる横持ち搬送を支援するために 電動カートや電動台車等の貸出を行う 2002 年に実施された社会実験の際の電動台車 一度に大量の荷物を輸送できるため 長い距離までの横持ち搬送も可能となる 中心市街地の外側にあるコインパーキングからでも歩行者天国内

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交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

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() 基本情報 施設名橿原市観光交流センター ( 観光センター ) 施設カルテ 所在地 ( 住所 ) 内膳町 丁目 68 大分類 観光施設 中分類 観光案内所 小分類 観光案内所 階 風除室 2 男子便所 女子便所 多目的便所 階段下倉庫 更衣室 総合案内 観光案内所 物販コーナー 奈良交通旅行セン

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

空き地等の現状 今後の検討方向について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 1

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都道府県の食品ロス削減の取組状況 1 47 都道府県全てから回答があった 平成 8 年度に食品ロス削減に関する取組を 行っている と回答したのは 4 自治体で 食品ロス削減施策に関する予算が ある と回答したのは 5 自治体であった 平成 7 年度の調査結果と比較するといずれも増加している 食品ロス

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福井市サイクルシェア社会実験結果報告書 ( 平成 25 年 5 月 ~27 年 3 月末 ) 1. 目的自動車に過度に依存しない低炭素まちづくりを進めるため 電動アシスト自転車を使ったサイクルシェアシステムを整備し 来街者や市民の公共交通の利便性を高め マイカーの利用抑制 環境負荷の低減を図る また

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 鹿嶋市鹿島神宮周辺地区地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 鹿嶋市 3 地域再生計画の区域 鹿嶋市の区域の一部 ( 鹿島神宮周辺地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題 1 後継者不足の問題や商売としての魅力不足によ

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1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

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- 目次 - 1. 基本構想策定の趣旨と役割 1 2. 交通バリアフリー法 2 3. 焼津市移動円滑化基本構想策定体制及び上位計画との関連 4 4. 重点整備地区及び特定経路について 6 5. 地区別の現状把握 整備の目標 心のバリアフリー 24 参考資料 1. 人口と高齢者

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柏駅西口北地区まちづくり

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

企画旅行の記入例 1 運送申込書 / 運送引受書 乗車券 手数料が個々の運送単位で決められている場合 申込者は 太線内をご記入願います 申込日 : 令和 1 年 7 月 25 日氏名 旅行サービス株式会社 ( 旅行業者等 ) 電話 : 名称 ( 担当者名 ) 山田一郎 F

域 ) 域 ) 百万円 ) 百万円 ) の空き の空き 家 空き 家 空き 店舗を利 店舗を利 用したリ 用したリ ノベーシ ノベーシ ョン件数 ョン件数 件 ) 件 ) 居住人口 32,

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計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

資料 3-1 マイキープラットフォームの概要 平成 28 年 2 月 17 日 愛称 マイキーくん

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

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1 はじめに

工業地域用途地域の一つで 主として工業の業務の利便の増進を図る地域のこと 住宅や店舗は建てられるが 学校や病院 ホテルなどは建てられない 高次都市機能行政 教育 文化 情報 商業 交通 レジャーなど都市自体が持つ住民生活や企業の経済活動に対する各種のサービス機能のうち 受益圏が広域にわたる質の高い機

自転車活用推進計画に関する法律上の規定 自転車活用推進計画の要件 ( 自転車活用推進法第 9 条 ) 政府は 自転車の活用の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため 前条に定める自転車の活用の推進に関する基本方針に即し 自転車の活用の推進に関する目標及び自転車の活用の推進に関し講ずべき必要

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

() 土地の総面積 利用目的別面積 所有する土地の面積は 最小で 90 m 最大で,400m であり 00~400 m との回答が最も多い 駐車場としての利用では 月極駐車場が 309 台分 日貸駐車場では 5 台分となっている 所有する総面積 00m以下 m未満 m未満

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

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福知山市中心市街地活性化基本計画

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東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

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コンパクトシティ構想 2つの柱 ( 郊外の開発抑制 + 中心市街地の活性化 ) まちなか住み替え事業 や 家賃補助制度 を行っているが 借りたい人はいるが 貸したい人がいない という状況 コンパクトシティという構想だけでは 民間資本は動かない (= 補助金などのインセンティブが必要 ) 中心市街地活

(1) 誘導用途整備による割増 (V1) なごや集約連携型まちづくりプラン に定める誘導施設の整備を促進するため 表 1に定める誘導用途の整備を評価し 容積率の割増しを行う 誘導用途の必要性 規模及び寄与度などを勘案して 誘導用途の床面積 ( 容積率不算入部分を除く ) に相当する容積率の割増しを行

News Release 2014 年 3 月 24 日 伊丹市と新関西国際空港株式会社が 伊丹市域におけるまちづくりの推進 について合意 伊丹市と新関西国際空港株式会社は 伊丹市域の生活環境の改善 地域コミュニティの再生等を図るためのまちづくりを連携して推進するため 2014 年 3 月 24 日

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

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計画書

参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

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グラフ 3 三鷹駅前地域の放置自転車の台数 (1 日当たり ) 台 286 台 686 台 578 台 329 台 303 台 302 台 平成 12 年平成 15 年平成 18 年平成 19 年平成 20 年平成 21 年

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

Suicaの鉄道利用で「JRE POINT」がたまります


H28秋_24地方税財源

全体構成 1. 市街地再開発事業に着手するまでの進め方 2. 市街地再開発事業とは 3. 事例紹介 質疑応答

資料 4 外国人の利用のしやすさの向上について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

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コミュニティサイクルの取組等について 国土交通省都市局 街路交通施設課 平成 2 9 年 3 月 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

コミュニティサイクルの取組動向 全国の実施状況について 現在 コミュニティサイクルは 87 都市で本格導入されている ( 平成 28 年 0 月 日時点集計結果 ) コミュニティサイクル実施状況 4 都市 29% 3 都市 9% 87 都市 62% コミュニティサイクルの導入目的 平成 28 年度にコミュニティサイクルを本格導入している (H28.0. 時点で実施 ) 平成 28 年度にコミュニティサイクルの社会実験を実施した ( または実施中 ) 平成 29 年度にコミュニティサイクルの本格導入や社会実験を検討 ( 都市数 ) N=4 都市 平成 28 年 0 月 日時点 アンケート回答自治体のうち 本格導入を図示 民設民営の取組については 回答があった自治体名称を記載 0 50 00 公共交通の機能補完のため 観光戦略の推進のため 地域の活性化のため 47 58 55 環境負荷の軽減のため 29 自動車利用の抑制のため 7 放置自転車の削減のため 5 健康増進のため 6 自転車のシェアリングによる自自転車総量の抑制その他 3 3 N=87 複数回答あり H28 年 0 月 日時点 アンケート回答自治体のうち 本格導入を図示 民設民営の取組については 回答があった自治体名称を記載

コミュニティサイクルの取組動向 2 コミュニティサイクルの実施規模の比較 ポート密度が高いほど 日 台あたりの利用回数 ( 回転率 ) も高い傾向がみられる 2.0 ポート密度と回転率 日 0.0 パリ 台あリヨンた 8.0 バルセロナり利リオデジャネイロ台北用モントリオール高雄回 6.0 数(メキシコシティ回転ニューヨーク率ボストン 4.0 ~300 台回ブエノスアイレス岡山 ~500 台 / デンバー台 ~000 台金沢マディソン ワシントンDC ~3000 台 2.0 札幌東京広域 ( 社会実験 ) 日)ミネアポリスロンドン ~5000 台横浜 5000 台以上堺富山さいたま市サンアントニオ 0.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 0.0 2.0 4.0 6.0 ポート密度 ( 箇所 /km2) 国外におけるポート数と回転率 台数 ポート数 回転率 台北 7,363 台 225 箇所 7. 回 / 台 日 ロンドン,000 台 744 箇所 2.5 回 / 台 日 バルセロナ 6,000 台 420 箇所 7.8 回 / 台 日 パリ 23,900 台,800 箇所 0.0 回 / 台 日 ニューヨーク 6,42 台 469 箇所 4.9 回 / 台 日 モントリオール 5,200 台 460 箇所 6.8 回 / 台 日 国内平均 7 台 0 箇所 0.7 回 / 台 日 国外事例 : 平成 27 年平均値 (* 台北 NY のみ平成 27 年 4 月 ~28 年 3 月 ) 出典 :The Bike Share Planning Guide(ITDP) 次世代交通研究 ( 日本交通計画協会 ) 2

コミュニティサイクルの取組動向 3 利用率の向上に向けた取組 ( ポートの拡大 ) ポート配置の工夫によるポートの確保や視認性を高める取組が必要 0 箇所以上ポートを設置している都市数 25 20 5 0 5 0 ポート確保の工夫 9 22 4 H25 H26 H27 各年次の数値は各年度末 (3/3) 時点 案内板の整備 コミュニティサイクルのポートへの案内板 ( 金沢市金沢駅前 ) コミュニティサイクルのポートへの案内板 ( 高松市栗林公園駅前 ) 歩道上にデッドスペースに設置 ( 港区 ) 公開空地に設置 ( 横浜市 ) 公共施設 ( 図書館 ) に設置 ( 金沢市 ) コンビニエンスストアに設置 ( 中央区 ) 路外駐車場に設置 ( 港区 ) 大型ショッピングセンターに設置 ( 岡山市 ) 3

( 参考 ) 都市再生特別措置法の改正 (H28.9) 概要 ( 抜粋 ) 都市再生特別措置法の改正によるコミュニティサイクルポート設置の促進 コンパクトで賑わいのあるまちづくり まちなかへの都市機能の効率的な誘導 地域内に使える既存ストックがある場合にはそれを残しつつ 地域の身の丈にあった規模の市街地整備を可能とする手法の創設 まちなか誘導施設の整備促進を図る地区の追加など市街地再開発事業の施行要件を見直し 従前 従後 身の丈にあった規模の市街地整備 ( イメージ ) 官民連携によるまちの賑わい創出 空き地 空き店舗を有効に活用するための市町村 まちづくり団体と土地所有者による協定制度の創設 賑わいの創出に寄与する施設 ( 観光案内所 サイクルポート等 ) を都市公園の占用許可対象に追加 空き地を活用したまちなかの賑わいの創出 ( イメージ ) 都市公園へのサイクルポート設置 ( イメージ ) 4

コミュニティサイクルの取組動向 4 利用率の向上に向けた取組 ( 公共交通との連携 ) 公共交通との連携ではポートの設置に関するものが最も多い 交通系 IC カード利用や公共交通との一元的な情報提供等 公共交通事業者との連携 協力が必要 公共交通との連携施策 公共交通とコミュニティサイクルを組合せた交通計画の策定公共交通組合せた交通計画の策定 運営に関する公共交通事業者との協議の場や協議会を設置 公共交通事業者が運営者として参画 公共交通系 ICカードを利用できるシステムを採用 公共交通の料金公共交通の料金 ( 初乗り運賃等 ) を考慮して料金体系を設定 ( 初乗り運賃等 ) 公共交通機関の案内所 窓口で会員登録が可能 乗車券とコミュニティサイクル利用券をセット販売 交通系交通系 ICカード所有者に対する利用料の割引を実施 交通系 IC IC カードのポイントサービスとの連携 駅やバス停 車内等にポスター掲示やチラシを設置 駅等の交通施設内にポート位置等の案内サインを設置 公共交通情報公共交通情報 ( 時刻表等 () 時刻表等と合わせた情報提供を実施 ) 駅構内に利用状況がわかる情報端末等を設置駅構内に利用状況が判る情報端末等 乗り継ぎを促進するために駅の近くにポートを設置 公共交通利用が不便な施設 エリアにポートを設置 公共交通事業者によるポート用地の提供 乗り継ぎを促進するためにバス停留所の近くにポートを設置 公共交通と連携した公共交通と連携した ( 組合わせた )( イベント ツアーを開催組合わせた ) 公共交通車内の液晶モニター 広告などでの掲載 その他 0 20 40 60 4 3 2 4 3 7 9 8 7 0 3 0 22 20 48 N=59 * 複数回答あり 交通系 IC カードの利用 料金決済交通系 IC カード全国相互利用サービス対応カードによる電子マネーで支払い可能 駅に設置された情報端末機 ( 堺市 ) 交通系 IC カードの利用 ( 岡山市 ) 電停に近接したポートの設置 情報提供 電停に近接したポートの設置 ( 富山市 ) 利用キーの認証 (Felica であれば登録可能 ) Youbike ポートの案内 地下鉄出口案内にアイコンを設置 ( 台北 ) 5

コミュニティサイクルの取組動向 5 利用率の向上に向けた取組 ( 商店街等との連携 ) 利用者に対するクーポン割引やポイント還元など商店街との連携や 法人会員制度の導入など企業との連携により 利用の促進を図ることも考えられる 商店街等との連携 企業との連携 コミュニティサイクルと地域店舗の連携 ( 金沢市 ) 地域交通系 IC カードの利用によるコミュニティサイクルと商店街の連携 ( 高松市 ) 法人会員制度の導入による企業との連携 ( 札幌市 ) 6

コミュニティサイクルの取組動向 6 持続可能な運営に向けた取組 持続可能な運営のため 情報提供による利用促進の取組や 車体広告の導入などの事業外収入の確保を進めることも必要 運営コストの低減を図るため 再配置頻度の抑制やメンテナンスコストを低減するなどの取組が考えられる 再配置頻度の抑制 利用が集中するポートでは自転車を効率的に収納できるゲート式ポートの導入等により 再配置頻度を抑制 ゲート式ポートの導入 ( 左 : さいたま市右 : 堺市 ) 車体広告の導入 ドレスガード ( 後輪カバー ) 等に広告を掲載 アプリの開発 ポートの場所や貸出可能台数が把握できるアプリの開発 導入 鹿児島市 かごりん の事例 東京 ( 実証実験 ) の事例 東京の事例 ( ドコモ バイクシェア )

参考 : コミュニティサイクルに関するアンケート調査結果 ) コミュニティサイクルの運営方法 ポートは道路や公開空地 商業施設等様々な場所に設置されている 料金 ポート設置場所 0 50 00 50 200 道路 ( 路上 ) 0 駐輪場内 84 観光レジャー施設 64 公園区域 53 鉄道用地 49 公開空地 22 N=87 ショッピングセンター コンビニ敷地内 3 5 有料 無料 無料 ( デポジットあり ) 上記以外の公有地 87 上記以外の私有地 50 N=87 * 複数回答あり 8

参考 : コミュニティサイクルに関するアンケート調査結果 2) コミュニティサイクルへの行政による取組状況 約 6 割の事業において 行政による財政措置が行われている 財政措置の内容としては 施設整備やサイクルポートの設置 運営費用等となっている 行政の関わりの有無と内容 行政による財政措置の内容 0 0 20 30 40 50 60 0 0 20 30 40 50 行政による財政措置 あり 53 自転車の確保 購入に対する財政措置 46 財政措置以外の行政支援財政措置以外の行政関与 あり 46 サイクルポート ( 本体部分 機器等 ) の設置に対する財政措置 40 行政支援行政関与 なし 7 運営費用に対する財政支援 33 その他 6 N=87 * 複数回答あり システム部分に対する財政措置 20 その他 6 N=53 * 複数回答あり 9

参考 : コミュニティサイクルに関するアンケート調査結果 3) 附帯事業及び PR 等の実施状況 附帯事業は約半数の都市で実施している 利用促進の PR や広報ではホテルや観光案内所 タウン誌等での掲載などが多くなっている 附帯事業の実施 利用促進 PR 広報の実施状況 0 0 20 30 40 50 テレビやラジオなどとのタイアップによる PR 6 40 50% 40 50% 附帯事業を行っている マスコミへプレスリリースの実施 ( 新制度 営業開始等 ) 34 附帯事業は行っていない タウン誌や情報誌などへの取材協力 PR( タイアップではないもの ) 33 N=80 タウン誌や情報誌などへの広告掲載 ( タイアップ記事を含む ) 3 附帯事業の実施状況 旅行雑誌 ( 機内誌 列車車内誌を含む ) への取材協力 ( タイアップではないもの ) 20 広告 0 0 20 30 23 旅行雑誌 ( 機内誌 列車車内誌を含む ) への広告掲載 ( タイアップ記事を含む ) インフォメーション オフィシャルショップ等の常設 PR スペースの設置 7 3 イベント 7 公共交通機関などとコラボレートした PR 9 物販 7 ショッピングセンター 百貨店などとコラボレートした PR 荷物預かり 5 ホテルや観光案内所での PR 広報 42 協賛 5 クレジットカードや観光 PR 等の CM や冊子への取り上げ 4 その他 2 N=40 * 複数回答あり その他 0 N=87 * 複数回答あり 0

参考 : コミュニティサイクルに関するアンケート調査結果 4) コミュニティサイクルの実施規模 自転車の平均台数は約 7 台 最大は,250 台である ポート数の平均は約 0 箇所 最大は 44 箇所である ポート 箇所あたりの自転車台数の平均は約 23 台 / 箇所 最大約 278 台 / 箇所である 自転車台数 ( 台 ) ポート数 ( 箇所 ) ポートあたり自転車台数 ( 台 / 箇所 ),400,200 最大,250 台 50 45 40 最大 44 箇所 300.0 250.0 最大 277.5 台 / 箇所,000 800 35 30 200.0 600 400 200 平均 7. 台 25 20 5 0 5 平均 9.9 箇所 50.0 00.0 50.0 平均 23.0 台 / 箇所 0 N=77 0 N=77 0.0 N=77 グラフは平成 27 年度末時点

参考 : コミュニティサイクルに関するアンケート調査結果 5) コミュニティサイクルの利用状況 日あたりの利用回数の平均は約 25 回 / 日 最大は,047 回 / 日となっている 回転率の平均は約 0.7 回 / 台 日 最大は約 3.8 回 / 台 日となっている 日平均利用回数 回転率 ( 回 / 日 ) ( 回 / 台 日 ),200 4.5,000 最大,047 回 / 日 4.0 3.5 最大 3.8 回 / 台 日 800 3.0 600 2.5 2.0 400.5 200 平均 25.3 回 / 日.0 0.5 平均 0.7 回 / 台 日 0 N=60 0.0 N=48 グラフは平成 27 年度末時点 2