NPO 法人こどもサポートネットあいち 2012 年児童養護施設における暴力に関するアンケート調査報告 - 職員調査 1 調査目的本調査の目的は児童養護施設における暴力の状況とその背景を把握し その暴力事例に関する対応のプロセスの分析を行い よりよい対応方法を検討することです 施設職員対象のアンケー

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表紙(A4)

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

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高齢者の健康及び長寿医療制度アンケート調査のご協力のお願い

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

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第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

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2.10 暮らしやすい社会 現在の堺市での暮らしの満足度 さかいしげん 38 あなたは堺市での現在 ざいの暮 くまんぞくらしに満足していますか ひとつに 現在の堺市での暮らしについて 満足している 人は 38.2% まあまあ満足している 人は 47.4% 合 わせて 85.6% が満足

◎公表用資料

各質問項目の単純集計結果 設問 1. 性別 男性 女性 無回答 設問 2. 年齢 合計 ( 改 3) 代 代 代 代 代 1767

満足度調査 単純集計結果

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

家庭における教育

平成26年度調査研究活動報告書

家政_08紀要48号_人文&社会 横組

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年齢別では 10 才代では 知っている人は 40.0% であるのに対し 30 才代以上では 7 割以上の人が 知っていると回答しています 図表 3 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか ( 年齢別 ) 10 才代 (N=10) 40.0% 50.0% 10.0% 20 才代 (N=

調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん

調査協力者の年齢 年齢 人数 % 20 代 183 (15.2) 30 代 238 (19.8) 40 代 276 (23.0) 50 代 364 (30.3) 60 代以上 140 (11.7) A-2 保育士登録について 調査協力者のうち 全体の 70.0%(820 名 ) が 保育士登録を行っ

3 地域コミュニティ活動について 地域コミュニティ活動 への参加について よく参加している 時々参加している とい う回答は 55.4% となりました また 参加したことはない と回答された方以外を対象に 地域コミュニティ団体の課題と 思うもの を尋ねたところ 回答が多かったものは 以下のとおりです

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第 1 章調査の概要 1 調査の目的 県民の結婚や子どもを持つこと 子育てに関する意識や現状を把握し 奈良県において子どもを 生み育てやすい環境づくりを進める取組を検討するための基礎資料を得ることを目的に実施した 2 調査の実施概要 (1) 調査対象 夫婦調査 : 平成 30 年 9 月 1 日現在

(2) あなたは選挙権年齢が 18 歳以上 に引き下げられたことに 賛成ですか 反対ですか 年齢ごとにバラツキはあるものの概ね 4 割超の人は好意的に受け止めている ここでも 18 歳の選択率が最も高く 5 割を超えている (52.4%) ただ 全体の 1/3 は わからない と答えている 選択肢や

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調査概要 調査対象 : 東京都 愛知県 大阪府 福岡県の GF シニアデータベース 有効回答件数 :992 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 23 年 8 月 4 日 (

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質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

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附帯調査

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調査概要 調査対象 : 一都三県に在住する GF シニアデータベース 有効回答件数 :572 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 22 年 11 月 29 日 ( 月 )18

第 79 回 2017 年 5 月投資家アンケート調査結果 アンケート調査にご協力下さりました皆様 今年 5 月に実施致しましたアンケート調査にご回答下さり誠にありがとうございます このたび調査結果をまとめましたのでお送りさせていただきます ご笑覧賜れましたら幸 いです 今後もアンケート調査にご協力

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一人暮らし高齢者に関する意識調査結果 <概要版>2

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スライド 1

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

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関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

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平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

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Microsoft Word - リリース doc

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スライド 1

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Microsoft Word - 単純集計_センター職員.docx

PowerPoint プレゼンテーション

問 32-2 うちエコ診断 を受けない理由 ( 問 32 で うちエコ診断は知っている ( 聞いたことがある ) が 受けたことはない と答えた方に ) あなたが うちエコ診断 を受けない理由として 次の中からいくつでも選んで番号を で囲んでください ( 回答者数 =73 人 )( 複数回答 ) (

FastaskReport

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NPO 法人こどもサポートネットあいち 2012 年児童養護施設における暴力に関するアンケート調査報告 - 職員調査 1 調査目的本調査の目的は児童養護施設における暴力の状況とその背景を把握し その暴力事例に関する対応のプロセスの分析を行い よりよい対応方法を検討することです 施設職員対象のアンケート調査を実施し その結果を生かして施設で生じている暴力や潜在化している暴力的な行為を防ぐこと 子どもたちが安心して生活ができる環境づくりに役立てることをねらいとしています なお 職員調査は本音の回答が得られるよう また倫理的配慮のため 匿名で行いました また 本調査における暴力の定義については 人の心とからだを傷つける行為 * とし この定義に該当する行為を暴力として 各回答者にご判断をしていただきました そのため 暴力へのとらえ方に若干の個人差がございますことを あらかじめご了承ください 2 調査対象児童養護施設の職員施設数 585 箇所に質問紙 3 部 ( 経験年数 3 段階別 ) 郵送部数 1755 * 郵送により無記名で個別に投函していただく 3 調査期間 2012 年 6 月末 ~7 月末 4 回収率有効回答数 377 回収率 21.5% * 森田ゆり 子どもと暴力 (1999) の定義を援用 回答者基本属性 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 6 年目 7 年目 8 年目 9 年目 10 年目 11 年以上 15 年未満 15 年以上不詳 図 -1 回答職員の経験年数 (n=377) 1.6% 4.5% 4.5% 4.5% 6.6% 8.8% 8.2% 7.4% 6.4% 11.7% 12.2% 11.4% 12.2% 女性 60.7% 家庭支援専門相談員 3.4% 個別対応職員 8.2% 図 -2 回答職員の性別 (n=377) 不詳 1.1% 保育士 39.0% 図 -3 回答職員の職種 (n=377) 1.9% 不詳 1.1% 男性 38.2% 児童指導員 46.4% 回答者の基本属性として 経験年数別では 1 年 ~5 年が 43.8% 6 年 ~10 年が 31.1% 11 年 ~ は 23.6% で 経験年数が 5 年未満の層が 4 割程度でした また 男女別では女性職員が 6 割 (60.7%) 男性職員が約 4 割 (38.2%) でした 回答者の基本属性として 職種別では 児童指導員が約 5 割 (46.4%) 保育士が 4 割 (39.0%) でした

子どもから職員に対して 暴力 子ども 職員 問 1 日頃より 子どもから暴力を受ける不安を感じますか? 表 1-1 子どもから暴力を受ける不安を感じるか有効パーセ度数パーセントント非常に感じる感じるそれほど感じない全く感じない 11 2.9 2.9 2.9 75 19.9 19.9 22.8 210 55.7 55.7 78.5 81 21.5 21.5 100.0 377 100.0 100.0 図 -4 子どもからの暴力の不安 (n=377) 非常に感じる感じるそれほど感じない全く感じない 2.9% 19.9% 21.5% 55.7% 日頃より子どもから暴力を受ける不安を感じるか尋ねたところ 非常に感じる 感じる を合わせて 2 割以上 (22.8%) の職員が子どもからの暴力の不安感をもっていることがわかりました 表 1-2 暴力の不安 (2 分類 ) と属性性別のクロス表属性性別 暴力の不安 2 種類 感じる 感じない 男性 女性 度数 26 60 86 属性性別 18.1% 26.2% 23.1% の % 度数 118 169 287 属性性別 81.9% 73.8% 76.9% の % 度数 144 229 373 属性性別の % 100.0% 100.0% 100.0% 日頃より子どもから暴力を受ける不安を 非常に感じる 感じる は 感じる とし それほど感じない 全く感じない を 感じない に 2 分類を行い 職員男女別にクロス集計を行ったところ 男性職員 (18.1%) よりも女性職員 (26.2%) の方が子どもからの暴力の不安感を 感じている ことがわかりました

問 2 これまでに 子どもからの暴力を受けたことがありますか? 表 2-1 子どもから暴力受けたことがあるか ある 250 66.3 66.3 66.3 ない 127 33.7 33.7 100.0 377 100.0 100.0 図 -5 子どもから暴力をうけたこと (n=377) ない 33.7% ある 66.3% 職員に これまで子どもから暴力を受けたことがあるか尋ねたところ 6 割以上 (66.3%) が暴力を受けた経験があると答えました 表 2-2 子どもからの暴力を受けたことがあると回答された職員の方のみに いつ頃暴力を受けたのか 1 年以内に受けた 1 年以上前に受けた 1 年以内に受けた 137 36.3 55.2 55.2 1 年以上前に受けた 111 29.4 44.8 100.0 248 65.8 100.0 1 年とは 2011 年 7 月 ~2012 年 7 月の期間 ( 本調査の実施月からさかのぼって1 年 ) * 1 年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます 問 3 1 1 年以内に子どもから暴力を受けた回数を教えてください 表 3-1 1 年以内に暴力を受けた回数 1~3 回 73 19.4 54.5 54.5 4~7 回 27 7.2 20.1 74.6 8~10 回 8 2.1 6.0 80.6 11~13 回 6 1.6 4.5 85.1 14 回以上 20 5.3 14.9 100.0 134 35.5 100.0 1 年以内に子どもから暴力を受けた職員に 受けた回数を尋ねたところ 1~3 回が 5 割以上 (54.5%) で 3 回を上回る回数であった職員も 5 割程度 (45.5%) であり 内 10 回を超えて受けた職員は 2 割程度 (19.4%) でした

* 1 年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます 問 3 2 暴力をふるった子どもについて 人数を教えてください 表 3-2 職員に暴力をふるった子どもの人数について 1 人 69 18.3 51.9 51.9 2 人 32 8.5 24.1 75.9 3 人 15 4.0 11.3 87.2 4 人 4 1.1 3.0 90.2 5 人 3.8 2.3 92.5 6 人以上 10 2.7 7.5 100.0 133 35.3 100.0 1 年以内に子どもから暴力を受けた職員に その子どもの人数を尋ねたところ 1 人が 5 割以上 (51.9%) であり 約半数が 1 人の子どもから受けていることがわかりました また 2 人以上は 5 割程度 (48.2%) であり 内 5 人以上は 1 割程度 (9.8%) でした * 1 年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます 問 3 3 暴力をふるった子どもの性別と人数を教えてください ( 複数回答可 ) 表 3-3 職員に暴力をふるった子どもの性別 ( の要約 ) 有効数 欠損値 136 36.1% 241 63.9% 377 100.0% 11 表 3-4 職員に暴力をふるった子どもの性別 複数回答 応答数 の N パーセント パーセント 男 100 59.5% 73.5% 女 68 40.5% 50.0% 168 100.0% 123.5% 男女 図 -6 職員に暴力をふるった子どもの性別 (n=136: 複数回答 ) 50.0% 73.5% 1 年以内に子どもから暴力を受けた職員に その子どもの性別を尋ねたところ ( 複数回答 ) 男の子から受けた職員が 7 割程度 (73.5%) でした また 女の子から受けた職員は 5 割 (50.0%) でした 複数回答のため 男女それぞれから受けたという職員は両方に回答しています 表 3-5 職員に暴力をふるった子どもの人数と性別 ( 男 ) 複数回答 人数 1 56 14.9 57.7 57.7 2 21 5.6 21.6 79.4 3 10 2.7 10.3 89.7 4 4 1.1 4.1 93.8 5 1.3 1.0 94.8 6 3.8 3.1 97.9 7 2.5 2.1 100.0 97 25.7 100.0 表 3-6 職員に暴力をふるった子どもの人数と性別 ( 女 ) 複数回答

人数 1 44 11.7 64.7 64.7 2 10 2.7 14.7 79.4 3 10 2.7 14.7 94.1 4 2.5 2.9 97.1 5 2.5 2.9 100.0 68 18.0 100.0 * 1 年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます 問 3 4 暴力をふるった子どもの年齢 ( 年代 ) と人数を教えてください ( 複数回答可 ) 表 3-7 職員に暴力をふるった子どもの年代 ( の要約 ) 有効数 欠損値 136 36.1% 241 63.9% 377 100.0% 表 3-8 職員に暴力をふるった子どもの年代 複数回答 応答数 の N パーセント パーセント 幼児 11 5.4% 8.1% 小学校低学年 28 13.9% 20.6% 小学校中学年 23 11.4% 16.9% 小学校高学年 44 21.8% 32.4% 中学生 57 28.2% 41.9% 高校生 39 19.3% 28.7% 202 100.0% 148.5% 図 -7 職員に暴力をふるった子どもの年代 (n=136: 複数回答 ) 幼児小学校低学年小学校中学年小学校高学年中学生高校生 8.1% 20.6% 16.9% 28.7% 32.4% 41.9% 職員に暴力をふるった子どもの年代を尋ねたところ ( 複数回答 ) 最も多かったのは中学生で 4 割以上 (41.9%) 次に小学校高学年で 3 割以上 (32.4%) 高校生が 3 割弱 (28.7%) であり 中学生とその前後の年代が職員への暴力が多いことがわかりました 表 3-9 職員に暴力をふるった子どもの年代 ( 男女別 )( 度数 ) 複数回答

幼児小学校低学年小学校中学年小学校高学年中学生高校生 男 女 20 13 24 17 19 12 34 26 38 31 29 19 164 118 表 3-10 職員に暴力をふるった子どもの年齢と人数 複数回答 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 6 人幼児 8 2 1 2 0 1 14 小学校低学年小学校中学年小学校高学年 中学生高校生 20 5 2 1 0 0 28 13 8 0 1 0 0 22 35 5 2 1 1 0 44 43 7 4 1 2 0 57 1 33 4 2 0 0 40 120 60 13 8 3 1 205 * 1 年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます 問 3 5 暴力をふるった子どもの障害の状況を教えてください 医師の診断名有無 ( 複数回答可 ) 表 3-11 職員に暴力をふるった子どもの障害の診断状況 ( の要約 ) 有効数 欠損値 134 35.5% 243 64.5% 377 100.0% 表 3-12 職員に暴力をふるった子どもの障害の診断状況 ( 度数分布表 ) 複数回答 応答数 の N パーセント パーセント ADHD 25 14.0% 18.7% アスぺルガー症候群 6 3.4% 4.5% LD( 学習障害 ) 5 2.8% 3.7% 反応性愛着障害 21 11.8% 15.7% PTSD 1 0.6% 0.7% 知的障害 25 14.0% 18.7% 16 9.0% 11.9% 特に診断名はでていな 79 44.4% 59.0% い 178 100.0% 132.8% 医師の診断により 上記の診断名がついたもの 職員に暴力をふるった子どもの障害の診断状況を尋ねたところ ( 複数回答 ) 最も多かったのは AD HD と知的障害でそれぞれ約 2 割程度 (18.7%) 次に反応性愛着障害で 1 割半 (15.7%) でした 特に診断名は出ていないという回答者は 6 割 (59.0 %) であったが 何らかの診断を受けているものは 全体の 3~4 割であることがわかりました 図 暴力をふるった子どもの障害の状況

図 -8 暴力をふるった子どもの障害の状況 医師の診断有 (n=134: 複数回答 ) ADHD アスぺルガー症候群 LD( 学習障害 ) 反応性愛着障害 PTSD 知的障害特に診断名はでていない 18.7% 4.5% 3.7% 15.7% 0.7% 18.7% 11.9% 59.0% * 1 年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます 問 3 6 先の問 3 の 5 で 医師から 特に診断名はでていない に回答した場合のみに聞きます 診断名はついていないが 何らかの障害があると思われますか 表 3-13 障害があると思われるか ( 問 3-5で 特に診断名は出ていない と回答した者のみ回答 ) 障害があると思われる 39 49.4 51.3 51.3 障害があると思わない 37 46.8 48.7 100.0 76 96.2 100.0 図 -9 特に診断名は出ていない子どもについて (n=76) 障害があると思わない 48.7% 障害があると思われる 51.3% 職員に暴力をふるった子どもの障害の診断状況で 特に診断名は出ていないという回答者 (6 割 ) に その子どもに診断名は出ていないが 何らかの障害があると思われるか尋ねると 思われる と回答したものが 5 割 (51.3%) で約半数でした * 1 年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます 問 4 どのような暴力がありましたか ( 複数回答可 ) 表 4-1 子どもから職員に対してどのような暴力があったか ( の要約 ) 有効数 欠損値 140 37.1% 237 62.9% 377 100.0% 表 4-2 子どもから職員に対してどのような暴力があったか ( 度数分布表 ) 複数回答

複数回答 応答数 の N パーセント パーセント 身体的暴力 116 24.4% 82.9% * 身体的暴力 ( 殴る ) 61 12.8% 43.6% * 身体的暴力 ( 蹴る ) 79 16.6% 56.4% * 身体的暴力 ( 叩く ) 66 13.9% 47.1% 言葉による脅し 68 14.3% 48.6% 性的暴力 0 0.0% 0.0% 器物破損 60 12.6% 42.9% 凶器による暴力暴力 9 1.9% 6.4% 16 3.4% 11.4% 475 100.0% 339.3% * 身体的暴力の内訳 ( 殴る 蹴る 叩く ) 図 -10 子どもから職員に対する暴力行為の内容 (n=140: 複数回答 ) 身体的暴力 言葉による脅し 器物破損 凶器による暴力暴力 6.4% 11.4% 48.6% 42.9% 82.9% 一年以内に子どもから職員への暴力の内容 ( 複数回答 ) では 身体的暴力 が最も多く 8 割以上 (82.9%) でした 次いで 言葉による脅しが約 5 割 (48.6%) でした 上記で子どもからの暴力行為を受けたと回答された方に その子どものうち 最も対応に苦慮した事例について 以下 問 5~ 問 9 の設問に答えていただく ( 内 問 7~9 は自由記述 ) * 1 年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます ** 暴力行為を起こした子どもの内 最も対応に苦慮した暴力行為の事例についてお聞きします 問 5 その暴力があったときの職員体制で すぐに駆けつけてくれる範囲にいた職員の人数を教えて下さい 表 5-1 暴力のあった時にすぐ駆けつけてくれる範囲にいた職員の人数 人数 いない 36 9.5 26.5 26.5 1 人 46 12.2 33.8 60.3 2 人 27 7.2 19.9 80.1 3 人 13 3.4 9.6 89.7 4 人以上 12 3.2 8.8 98.5 2.5 1.5 100.0 136 36.1 100.0

図 -11 暴力があった時にすぐ駆けつけてくれる範囲 4 人以上 8.8% 3 人 9.6% 2 人 19.9% にいた職員 (n=136) 1.5% いない 26.5% 1 人 33.8% 一年以内に子どもから職員への暴力で暴力があった時にすぐ駆けつけてくれる範囲にいた職員について 1 人 が 3 割以上 (33.8%) 次いで いない 約 3 割 (26.5%) 2 人 が約 2 割 (19.8%) でした 表 5-2 施設形態とすぐ駆けつけてくれる範囲にいた職員の有無のクロス表 する来れる人有無 いない いる 施設形態 大舎制 度数 20 73 93 施設形態 21.5% 78.5% 100.0% の % 中舎制 度数 7 18 25 施設形態 28.0% 72.0% 100.0% の % 小舎制 度数 6 17 23 施設形態 26.1% 73.9% 100.0% の % グループ 度数 2 3 5 ホーム 施設形態 40.0% 60.0% 100.0% の % 度数 35 111 146 施設形態の % 24.0% 76.0% 100.0% 一年以内に子どもから職員への暴力があった場合で 最も対応に苦慮した事例について答えてもらい その暴力が起きたときの職員体制 で すぐに駆けつけてくれる範囲にいた職員がいたかどうかで 施設形態別のクロス集計を行いました すぐに駆けつけてくれる範囲に職員が いる という割合が最も高かった形態は大舎制が約 8 割 (78.5%) でした また グループホームでは すぐに駆けつけてくれる範囲に職員が いない 割合が最も高く 4 割 (40.0%) でした * 1 年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます ** 暴力行為を起こした子どもの内 最も対応に苦慮した暴力行為の事例についてお聞きします 問 6 その事例について 推測される暴力行為の起因を教えてください ( 複数回答可 ) 表 6-1 子どもから職員に対する暴力行為の起因 ( の要約 ) 有効数 欠損値 134 35.5% 243 64.5% 377 100.0% 表 6-2 子どもから職員に対する暴力行為の起因 ( 度数分布表 ) 複数回答

要求が通らないいら立ち ルールに対する不満 子ども同士のトラブルに介入 他の子どもから嫌な事を言われた 他の職員から嫌な事を言われた 暴力した児童の発達に関する障害や医療的問題職員自身の問題 N 応答数 の パーセント パーセント 120 41.4% 89.6% 48 16.6% 35.8% 48 16.6% 35.8% 25 8.6% 18.7% 11 3.8% 8.2% 19 6.6% 14.2% 10 3.4% 7.5% 9 3.1% 6.7% 290 100.0% 216.4% 図 -12 子どもから職員への暴力行為の起因 (n=134: 複数回答 ) 要求が通らないいら立ちルールに対する不満子ども同士のトラブルに介入他の子どもから嫌な事を言われた他の職員から嫌な事を言われた暴力した児童の発達に関する障害や医療的問題職員自身の問題 18.7% 8.2% 14.2% 7.5% 6.7% 35.8% 35.8% 89.6% 子どもから暴力を受けたことがある職員で 1 年以内にあった方のみに 最も対応に苦慮した事例 についてあげてもらい その暴力事例について推測される暴力行為の起因について尋ねました ( 複数回答 ) 最も多くあったのは 要求が通らないいら立ち で 約 9 割 (89.6%) でした 次に ルールに対する不満 子ども同士のトラブルに介入したとき が 3 割以上で続きました 問 7~9 に関しては自由記述のため 本調査報告の巻末資料をご参照ください < 問いの内容 > * 一年以内に暴力を受けた と回答された方のみ聞きます ** 暴力行為を起こした子どもの内 最も対応に苦慮した暴力行為の事例についてお聞きします 問 7 暴力行為の背景 要因と暴力の内容について詳しくお答えください 自由記述 ( 表 7-1) 問 8 暴力行為が生じた直後 どのような対応をとったか詳しくお答えください 自由記述 ( 表 8-1) 問 9 暴力行為への対応で 1 その後の経過と 2 効果があったと思われる対応について詳しくお答えください 自由記述 ( 表 9-1) * 暴力を受けた と回答された方のみ聞きます ( 受けた時期に関係なくお答えいただく ) 問 10 子どもからの暴力行為を受けた時の施設形態やあなたの状況について教えてください

問 10 子どもからの暴力行為を受けた時の施設形態やあなたの状況について教えてください 1 暴力行為のあった子どもの属する当時の施設形態をお答えください ( 参照 ) 表 10-1 子どもから職員に対する暴力での子どもの属する当時の施設形態 大舎制 162 43.0 63.0 63.0 中舎制 42 11.1 16.3 79.4 小舎制 42 11.1 16.3 95.7 子どもから暴力を受け グループホーム 10 2.7 3.9 99.6 たことがある職員に 1.3.4 100.0 暴力行為のあった子 257 68.2 100.0 どもの属する当時の 施設形態を尋ねたとこ ろ ( 複数回答 ) 最も多 かったのは 大舎制で 6 割 (63.0%) でした 上記回答の際 以下の厚生労働省調査における形態の定義にそってお答えいただく 大舎 一舎あたり定員数が20 人以上 中舎 同 13~19 人 小舎 同 12 人以下 グループホーム 本体施設と離れた地域において6~8 人程度 * 暴力を受けた と回答された方のみ聞きます ( 受けた時期に関係なくお答えいただく ) 問 10 2 暴力行為のあった子どもの属する当時の施設形態のうち 制度上 ( 国および都道府県の施策など ) の形態についてお答えください 表 10-2 問 10の1についての制度上の形態 小規模グループケア 37 9.8 24.2 24.2 地域小規模児童養護施設 なし 25 6.6 16.3 40.5 17 4.5 11.1 51.6 74 19.6 48.4 100.0 153 40.6 100.0 * 暴力を受けた と回答された方のみ聞きます ( 受けた時期に関係なくお答えいただく ) 問 10 3 子どもから暴力行為を受けたときの職種をお答えください 表 10-3 子どもから暴力行為を受けたときの職員の職種 児童指導員 133 35.3 52.8 52.8 保育士 105 27.9 41.7 94.4 個別対応職員 10 2.7 4.0 98.4 家庭支援専門相談員 2.5.8 99.2 2.5.8 100.0 252 66.8 100.0 子どもから暴力を受けたときの職種では 児童指導員が約 5 割 (52.8%) で 保育士が約 4 割 (41.7%) でした * 暴力を受けた と回答された方のみ聞きます ( 受けた時期に関係なくお答えいただく ) 問 10 4 子どもから暴力行為を受けたときの経験年数をお答えください

問 10 4 子どもから暴力行為を受けたときの経験年数をお答えください 表 10-4 子どもから暴力行為を受けた時の経験年数 ( の要約 ) 有効数 欠損値 252.7 125.3 377 1.0 表 10-5 子どもから暴力行為を受けた時の経験年数 ( 度数分布表 ) 複数回答 応答数 の N パーセント パーセント 1 年目 67 20.9% 26.6% 2 年目 60 18.7% 23.8% 3 年目 44 13.7% 17.5% 4 年目 30 9.3% 11.9% 5 年目 31 9.7% 12.3% 6 年目 15 4.7% 6.0% 7 年目 12 3.7% 4.8% 8 年目 7 2.2% 2.8% 9 年目 9 2.8% 3.6% 10 年目 8 2.5% 3.2% 11 年以上 15 18 5.6% 7.1% 年未満 15 年以上 16 5.0% 6.3% 4 1.2% 1.6% 321 100.0% 127.4% 図 -13 子どもから暴力行為を受けた時の経験年数 (n=252: 複数回答 ) 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 6 年目 7 年目 8 年目 9 年目 10 年目 11 年以上 15 年未満 15 年以上 6.0% 4.8% 2.8% 3.6% 3.2% 7.1% 6.3% 1.6% 11.9% 12.3% 17.5% 26.6% 23.8% 子どもから暴力を受けたことがある職員にその時の経験年数を尋ねました ( 複数回答 ) 最も多かったのは 1 年目で 2 割半以上 (26.6%) 次に 2 年目で 2 割 (23.8%) 以上 次に 3 年目で 1 割半以上 (17.5%) でした 経験年数が短い時に子どもから暴力を受けたというのが多く占めていました 経験年数が長くなってから子どもからの暴力を受けた人は少ない傾向にありました 職員から子どもに対して

職員から子どもに対して 暴力 職員 子ども 問 11 あなたご自身がこれまでに子どもに暴力行為を起こしてしまったことがありますか 表 11-1 子どもに対して暴力行為をしたことがあるか ある 120 31.8 32.6 32.6 ない 248 65.8 67.4 100.0 368 97.6 100.0 図 -14 子どもに対して暴力行為をしたことがあるか (n=377) ない 65.8% 不詳 2.4% ある 31.8% 職員に これまで子どもに対して暴力行為をしたことがあるか尋ねたところ 3 割以上 (31.8%) の職員が暴力をしたことがあると答えました * これまでに子どもに対して暴力行為を起こしてしまったことがあると回答された職員の方のみにお聞きします 問 12 1 どのような暴力行為ですか ( 複数回答可 ) 表 12-1 職員から子どもに対する暴力行為の内容 ( の要約 ) 有効数 欠損値 117 31.0% 260 69.0% 377 100.0% 表 12-2 職員から子どもに対する暴力行為の内容 ( 度数分布表 ) 複数回答 応答数 の N パーセント パーセント 身体的暴力 81 34.2% 69.2%

* 身体的暴力 ( 殴る ) 7 3.0% 6.0% * 身体的暴力 ( 蹴る ) 13 5.5% 11.1% * 身体的暴力 ( 叩く ) 68 28.7% 58.1% 言葉による脅し 42 17.7% 35.9% 性的暴力 0 0.0% 0.0% 器物破損 4 1.7% 3.4% 凶器による暴力暴力 0 0.0% 0.0% 22 9.3% 18.8% 237 100.0% 202.6% * 身体的暴力の内訳 ( 殴る 蹴る 叩く ) 身体的暴力 言葉による脅し 器物破損 図 -15 職員から子どもに対する暴力行為の内容 (n=117: 複数回答 ) 3.4% 18.8% 35.9% 69.2% 子どもに対して暴力行為をした職員に その行為の内容を尋ねたところ ( 複数回答 ) 身体的暴力が約 7 割 (69.2%) 言葉による脅しが 3 割以上 (35.9%) でした (* 性的暴力 凶器による暴力の回答者はいませんでした ) * これまでに子どもに対して暴力行為を起こしてしまったことがあると回答された職員の方のみにお聞きします 問 12 2 それはいつ頃ですか 表 12-3 職員から子どもに対する暴力行為はいつ頃起きたか ( 時期 ) 1 年以内 37 9.8 30.8 30.8 子どもに対して暴力 2~3 年前 21 5.6 17.5 48.3 3~4 年前 6 1.6 5.0 53.3 行為をした職員に 4~5 年前 5 1.3 4.2 57.5 いつ頃起こしてしまっ 5 年より前 46 12.2 38.3 95.8 たか尋ねたところ 5 5 1.3 4.2 100.0 年より前が約 4 割 120 31.8 100.0 (38.3%) 1 年以内が 約 3 割 (30.8%) でし た * これまでに子どもに対して暴力行為を起こしてしまったことがあると回答された職員の方のみにお聞きします 問 12 3 その子どもの性別についてお答えください 表 12-4 職員から暴力行為を受けた子どもの性別 男 85 22.5 74.6 74.6 女 29 7.7 25.4 100.0 114 30.2 100.0 図 -16 職員から暴力を受けた子どもの性別

図 -16 職員から暴力を受けた子どもの性別 (n=114) 女 25.4% 男 74.6% 職員からの暴力行為を受けた子どもの性別について尋ねたところ 男の子が 7 割以上 (74.6%) でした * これまでに子どもに対して暴力行為を起こしてしまったことがあると回答された職員の方のみにお聞きします 問 12 4 その子どもの年齢 ( 年代 ) についてお答えください 表 12-5 職員から暴力を受けた子どもの年代 ( の要約 ) 有効数 欠損値 120 31.8% 257 68.2% 377 100.0% 表 12-6 職員から暴力を受けた子どもの年代 ( 度数分布表 ) 応答数 の N パーセント パーセント 幼児 16 11.1% 13.3% 小学校低学年 25 17.4% 20.8% 小学校中学年 19 13.2% 15.8% 小学校高学年 27 18.8% 22.5% 中学生 39 27.1% 32.5% 高校生 18 12.5% 15.0% 144 100.0% 120.0% 幼児小学校低学年小学校中学年小学校高学年中学生高校生 図 -17 職員から暴力を受けた子どもの年代 (n=144) 13.3% 20.8% 15.8% 22.5% 32.5% 15.0% 職員からの暴力行為を受けた子どもの年代で最も多かったのは中学生で 3 割以上 (32.5%) でした 次に小学校高学年で 2 割以上 (22.5%) 続いて小学校低学年が約 2 割 (20.8%) でした * これまでに子どもに対して暴力行為を起こしてしまったことがあると回答された職員の方のみにお聞きします

にお聞きします 問 12 5 どのような理由 背景で暴力行為を起こしましたか 表 12-7 職員が子どもに対する暴力行為を起こした理由 ( の要約 ) 有効数 欠損値 119 31.6% 258 68.4% 377 100.0% 表 12-8 職員から子どもに対する暴力行為を起こした理由 ( 度数分布表 ) 複数回答 子どもが起した暴力行為を止めようとしたとき子どもが言うことをきかないとき子どもが暴言をはいたとき子どもから暴力を受けたとき自分が感情的にいら立っていたとき注意をしても子どもがふざけていたとき N 応答数 の パーセント パーセント 42 23.6% 35.3% 28 15.7% 23.5% 29 16.3% 24.4% 17 9.6% 14.3% 27 15.2% 22.7% 28 15.7% 23.5% 7 3.9% 5.9% 178 100.0% 149.6% 職員から子どもに対する暴力行為の理由 図 -18 (n=119: 複数回答 ) 子どもが起した暴力行為を止めようとしたとき 子どもが言うことをきかないとき 子どもが暴言をはいたとき 子どもから暴力を受けたとき 自分が感情的にいら立っていたとき 注意をしても子どもがふざけていたとき 5.9% 14.3% 23.5% 24.4% 22.7% 23.5% 35.3% 子どもに対して暴力行為をしてしまったことがあると答えた職員に その理由を尋ねたところ ( 複数回答 ) 最も多かったのは 子どもが起こした暴力行為を止めようとしたとき が 3 割以上 (35.3%) でした 次に 子どもが暴言を吐いたとき (24.4%) 子どもが言うことをきかないとき 注意をしても子どもがふざけていたとき (23.5%) 自分が感情的にいら立っていたとき (22.7%) がそれぞれ 2 割以上で同程度の回答でした * これまでに子どもに対して暴力行為を起こしてしまったことがあると回答された職員の方のみにお聞きします 問 12 6 子どもに対して暴力行為を起こしてしまったときの状況を詳しく教えてください 自由記述 ( 表 12-9) 本調査報告の巻末資料をご参照ください * これまでに子どもに対して暴力行為を起こしてしまったことがあると回答された職員の方のみにお聞きします 問 12 7 子どもに対して暴力行為を起こしたあとに他の職員に話をしましたか ( 相談含む )

問 12 7 子どもに対して暴力行為を起こしたあとに他の職員に話をしましたか ( 相談含む ) 表 12-10 職員が子どもに対して暴力行為を起こしたあとに 他の職員へ話をしたか すぐに話した 79 21.0 66.9 66.9 数日後に話した 誰にも話をしていない 子どもが他の職員に話した 15 4.0 12.7 79.7 12 3.2 10.2 89.8 3.8 2.5 92.4 9 2.4 7.6 100.0 118 31.3 100.0 図 -19 誰にも話をしていない 10.2% 子どもが他の職員に話した 2.5% 数日後に話した 12.7% 暴力行為の後に他の職員に話をしたか (n=118) 7.6% すぐに話した 66.9% 子どもに対して暴力行為をしてしまったことがあると答えた職員に その後に他の職員に話をしたか尋ねたところ すぐに話したが 6 割半 (66.9%) で 数日後に話したが約 1 割 (12.7%) でした また 誰にも話していないと答えたのは 1 割 (10.2%) でした * これまでに子どもに対して暴力行為を起こしてしまったことがあると回答された職員の方のみにお聞きします 問 13 8 子どもに対して暴力行為を起こしたときの職種をお答えください 表 13-1 職員が子どもに対して暴力行為を起こした時の職種 児童指導員 65 17.2 54.2 54.2 保育士 50 13.3 41.7 95.8 個別対応職員 4 1.1 3.3 99.2 1.3.8 100.0 120 31.8 100.0 子どもに対して暴力行為をしたことがある職員に その時の職種を尋ねたところ 児童指導員が 5 割以上 (54.2%) で 保育士が 4 割 (41.7%) でした * これまでに子どもに対して暴力行為を起こしてしまったことがあると回答された職員の方のみにお聞きします 問 13 9 子どもに対して暴力行為を起こしたときの経験年数をお答えください

問 13 9 子どもに対して暴力行為を起こしたときの経験年数をお答えください 表 13-2 職員が子どもに対して暴力行為を起こしたときの経験年数 ( の要約 ) 有効数 欠損値 120 31.8% 257 68.2% 377 100% 表 13-3 職員が子どもに対して暴力行為を起こしたときの経験年数 ( 度数分布表 ) 複数回答 応答数 の N パーセント パーセント 1 年目 22 16.4% 18.3% 2 年目 31 23.1% 25.8% 3 年目 19 14.2% 15.8% 4 年目 19 14.2% 15.8% 5 年目 10 7.5% 8.3% 6 年目 5 3.7% 4.2% 7 年目 2 1.5% 1.7% 8 年目 7 5.2% 5.8% 9 年目 4 3.0% 3.3% 10 年目 3 2.2% 2.5% 11 年以上 6 4.5% 5.0% 15 年未満 15 年以上 5 3.7% 4.2% 1 0.7% 0.8% 134 100.0% 111.7% 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 6 年目 7 年目 8 年目 9 年目 10 年目 11 年以上 15 年未満 15 年以上 図 -20 職員が子どもに対して暴力行為をしたときの経験年数 (n =120: 複数回答 ) 4.2% 1.7% 5.8% 3.3% 2.5% 5.0% 4.2% 0.8% 8.3% 15.8% 15.8% 18.3% 25.8% 子どもに対して暴力行為をしてしまったことがあると答えた職員に そのときの経験年数を尋ねたところ ( 複数回答 ) 最も多かったのは 2 年目で 2 割半以上 (25.8%) 次に 1 年目で 2 割弱 (18.3%) そして 3 年目 4 年目が 1 割半 (15.8%) でした アンケートにご協力いただいた施設職員の皆様 誠にありがとうございました