算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

Similar documents
<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

国語科学習指導案様式(案)

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

第4学年算数科学習指導案

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

○数学科 2年 連立方程式

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

<4D F736F F D208FAC5F8E5A5F355F88C08C7C8D E7397A789C288A48FAC2E646F6378>

<4D F736F F D A778F4B8E7793B188C A77816A899C967B2E646F63>

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

<4D F736F F D208FAC8A778D5A8A778F4B8E7793B CC81698E5A909495D2816A2E646F6378>

解答類型

(Microsoft Word -

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

代表を表す平均を用いることがあること, 平均だけでなく最大値や最小値, 最頻値などの観点か ら調べることで, 集団の特徴や傾向がかることなど, 資料の調べ方を総括的にまとめていく 第 3 小単元 既習のグラフや表を活用して, 体力テストの結果を統計的な観点で読み取り, 自 たちの体力について特徴や傾

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

単元名 算数第 2 学年安芸太田町立加計小学校指導者田尾佐智恵 かけ算 (2) ( 九九をつくろう ) 本単元で育成する資質 能力 伝え合う力 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 2 学年男子 7 名女子 15 名計 22 名 3 単元名 かけ算(2) 九九をつ

Microsoft Word - 社会科

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

<4D F736F F D208FAC5F8E5A5F315F8FAF8CB48E7397A794C28BB48FAC2E646F63>

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

<4D F736F F D E8CA791E589EF89A198488FAC8E7793B188C42E646F63>

< F2D34944E90B682CC8EC A926E8FAC816A2E6A7464>

<4D F736F F D E8CA791E589EF89A198488FAC8E7793B188C42E646F63>

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

3. 単元計画 (10 時間 ) 1 5 年生の学習を振り返ろう 散らばりの様子を表にすると 平均だけ 一番大きい数字は 平均で比べてみると ではわからなかった資料の特徴がいろ いろと見えてくるね 2 平均を使えば比べることができた ( 合計 ) ( 個数 )= 平均だった紙飛行機とばし大会に出ます

<4D F736F F D208FAC82548E5A A848D8782C6834F E646F63>

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Taro-【HP用】指導案.jtd

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

<4D F736F F D A778F4B8E7793B188C E5A A899C967B2E646F63>

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

社会科学習指導案

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

第6学年 算数科学習指導案

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

H

指導方法等の改善計画について

ICTを軸にした小中連携

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

第 3 学年算数科学習指導案 日時対象学校名授業者会場 平成 27 年 7 月 8 日 ( 水 )5 校時 13:40~14:25 第 3 学年均等割クラス 19 名町田市立町田第六小学校 2 階 3 年 1 組教室 1 単元名 かけ算の筆算 ( 学校図書 みんなと学ぶ小学校算数 3 年上 ) 2

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

file:///D:/Dreamweaber/学状Web/H24_WebReport/sho_san/index.htm

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

第1学年国語科学習指導案

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

gggggggggggggggggggggggggggggggggggggkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk

第○学年 ○○科指導計画

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

< F2D30365F8EF68BC68CA48B E6A7464>

< F2D F8C8E FA90948A7789C88A778F4B8E7793B1>

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

<4D F736F F D A E497E182C694BD94E497E181762E646F6378>

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

2、協同的探究学習について

Taro-⑤-1資料の調べ方.jtd

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

25math3

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

第○学年 ○○科指導計画

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Transcription:

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ] に示された (1) データの収集とその分析に関わる数学的活動を通して, 次の事項を身に付けることができるよう指導する ア次のような知識及び技能を身に付けること ( イ ) 度数分布を表す表やグラフの特徴及びそれらの用い方を理解すること ( ウ ) 目的に応じてデータを収集したり適切な手段を選択したりするなど, 統計的な問題解決の方法を知ること イ次のような思考力, 判断力, 表現力等を身に付けること ( ア ) 目的に応じてデータを集めて分類整理し, データの特徴や傾向に着目し, 代表値などを用いて問題の結論について判断するとともに, その妥当性について批判的に考察すること を受けて設定された単元である ここでは, 資料の代表値としての平均や度数分布の表, 柱状グラフなどを学習し, 統計的に考察したり表現したりする能力を伸ばすことをねらいとしている また, この単元では, グラフに表すことのよさに気づくことで, 表やグラフに興味や関心をもち, 自ら用いようとする意欲を高めることを目指している (2) 児童観本学級の児童の算数アンケートの結果は, 以下の通りである 質問内容 肯定的回答 1 算数の学習が好きである 100% 2 算数の学習はよく分かる 100% 3 算数の授業に進んで取り組んでいる 90% 4 自分の考えを, 図, 言葉, 式などを使ってノートに書くことができる 95% 5 自分の考えを, 図や式などを使って説明することができる 80% 6 ぼく わたしの学び 今日のなるほど 明日のために の振り返りが発表できる 85% アンケートの結果から, 算数の学習に興味 関心をもち, 理解できるまで意欲的に学習しようとする 児童が多いことが分かる 一方, 自分の考えを, 図, 言葉, 式などを使って書くことはできても, みん なの前で分かりやすく説明することには自信をもてない児童が見られる また, 見通し, 振り返り活動 においては, 進んで伝えようとはするが, 話す内容が形骸化しており, 視点に沿って振り返りができる 児童は固定化している

本単元に関わるレディネステストの結果は, 以下の通りである 問題のねらい正答率 1 平均の意味を理解し, 求めることができる 85% 2 棒グラフをかくことができる 90% 3 棒グラフから必要な情報を見つけることができる 80% 4 正 の字を用いた表をかくことができる 71% 5 正 の字を用いた表から必要な情報を見つけることができる 38% 平均の求め方について, 計算ミスが誤答の大きな理由で1 名以外は理解できている 棒グラフをかくことや, 棒グラフから必要な情報を見つけることはできているが, データを二つの観点から分類 整理し, そこから必要な情報を見つけることはできないことが分かる グラフから読み取ったことを表現することにも課題が見られる (3) 指導観指導に当たっては, 総合的な学習の時間 呉空襲 ヒロシマ の学習と関連させ, 教科横断的に学習を仕組んでいく 総合的な学習の時間における資料の整理 分析の場面で, 算数科で学んだデータの収集とその分析の仕方を活用できるようにする 算数科の指導では, 児童が驚きや疑問をもちながら統計の方法を理解できるように, きまり 法則 などを見つけたいと思わせる課題の提示の仕方を工夫する 棒グラフと柱状グラフの違いや, 分布を比較して読み取ったことを, 自分の言葉で説明できるように, 自分で考える時間を大切にする 個人差に応じ, 途中までの考え方や意見でもよいことを伝え, ペアトークやグループ学習, 集団解決の場で, 友達の考え方の続きを推測して説明することを評価していくことで, 伝える意欲を高める また, 和庄中学校区で育成を目指す資質 能力の 主体性 積極性 を身に付けるために, 課題の設定 の場面においては, 主体的な学びに向かう手立てとして, 総合的な学習の時間に児童が集めた, 戦争による様々な被害や復興の様子のデータを分析整理に活用することで関連を図る その分析結果から学んだ事を学習発表会の劇や平和新聞等で全校に伝えるという活動を設定することで, 学ぶ必然性を感じさせる 情報の収集, 整理 分析 の場面においては, グラフを見て気づいたこと, 考えたことをグループで相談する際に, 様々な資料のとらえ方があることに気付けるように, 特徴がよく分かる項目を出し合い表に整理させる 項目を示しながら一斉検証を行うことで, 説明をする方も聞く方も論点が分かりやすくなり, 自信をもって意見を伝え合うことができる まとめ, 振り返り の場面においては, 振り返りの視点を示し, 誰のどの意見が説得力があったのか, どの班のどの項目が分析に当たって有効だったのかを具体的に伝え合うことで, 良い例を知り, 自分の学びにつなげようという意欲を高めていく 5 単元の目標 資料を度数分布表や柱状グラフに表し, また, それらを読み取って分かることを説明することがで きる

6 単元の評価規準算数への関心 意欲 態度 数学的な考え方 数量や図形についての技能 数量や図形についての知識 理解 表やグラフを用いて統計的に考察したり表現したりすることに興味をもち, それらに基づいて処理しようとしている 表やグラフを用いて, 統計的に考察したり表現したりすることができる 度数分布図や柱状グラフをかくことができる また, 目的に応じて, 工夫してつくることができる 度数分布図や柱状グラフについて知るとともに, いくつかの資料を関連させると傾向や原因が分かることがあることを知る 7 指導と評価の計画 全 8 時間 ( 本時は 7/8) 次時学習内容 ( 時数 ) 評 関考技知評価規準評価方法 価 一 単元前 ( 総合的な学習の時間 ) 総合的な学習の時間 呉空襲 ヒロシマ の学習で集めた資料を分析し, 学習発表会の劇や平和新聞に活用することを知る 戦争の被害や, 戦後復興の様子を多くの人に伝え, 平和の大切さを実感してもらいたいな 正しい情報を知るために, 資料の表し方や読み取り方を学びたいな 1 ソフトボール投げの記録を見て, 調べてみたいことを話し合う ソフトボール投げの記録を数直線に表し, 散らばりを調べる (1) 資料の散らばり方がよく分かるような, 表やグ ラフの表し方に興味, 関心をもち, 資料の調べ方 について意欲的に学習しようとしている 発言 観察 二 2 数直線の図をもとにして, 度数分布表に表す (1) 散らばり方を表す度数分布表をつくることができる 発言ノート 3 度数分布表をもとにした柱状グラフのかき方を知り, それをかく 棒グラフと似ている所や違う所を考える (1) 度数分布表をもとにした柱状グラフのかき方を知り, それをかくことができる ワークシートノート

4 5 三 6 度数分布表や柱状グラフから, 散らばりの特徴を読み取る 2 つの柱状グラフを比較して, その違いを読み取る (1) 区間の区切りを変えて, 度数分布表や柱状グラフをかく 区間の区切りの異なるグラフを見て, その違いを読みとる (1) 男女別, 年齢人口の割合を表すグラフを見て, 工夫されていることに気づき, また, グラフから分かることを読み取る (1) 柱状グラフから,6 年と5 年のソフトボール投げの分布を比較し, 散らばりの特徴を読み取ることができる 区間の区切りを変えた度数分布表や柱状グラフを比較し, その違いを読み取ることができる グラフには, いろいろなことが分かるように工夫されたものがあることを知る ノート観察発言ノート観察発言ノート観察発言 四 7 資料の特徴を読み取るための項目を見つけ, 今まで学習した方法を使って分析する 本時 (1) 2つの柱状グラフを比べて, その特徴を読み取ることができる ワークシート観察発言 8 習熟問題に取り組む (1) 表やグラフを用いて, 統計的に考察したり表現したりすることに関心をもち, それらに基づいて処理しようとしている ワークシート 五 総合的な学習の時間 集めた資料をグラフにまとめ, 劇のシナリオに取り入れたり, 平和新聞にまとめたりする 資料の表し方や読み取り方を学んだので, 集めたデー タからより多くの事実を知ることができたね 学んだことを,1 年生から地域の方まで良く分かるように伝えるには, どんなシナリオや新聞が良いか, 調べてみたいな

8 本時の展開 (1) 本時の目標 〇資料の特徴を読み取るための項目を見つけ, 今まで学習した方法を使って分析することができ る (2) 本時の学習展開学習活動 指導上の留意点 評価規準 ( 評価方法 ) 1 ぼく わたしの学び の発表と問題場面を理解し, 本時のめあてを考える 課題の設定 〇 ぼく わたしの学び を発表し, 本時までの学習を振り返る 本時の課題をつかむ ある学校の 6 年 A 組 16 人と 6 年 B 組 16 人の 1 日の家庭学習の時間を調べました A 組と B 組どちらが学習をよくしていると言えますか 本時のめあてを考える 前時の 今日のなるほど 明日のために を振り返り, 今日自分が知りたいこと, 学びたいことにつなげるようにする 学習発表会に向けて, 集めた資料を活用することに触れ, 資料を分析する必要性を感じさせる 主体性 積極性 見ただけでは比較できないことに気づかせ, これまでに学習した方法の何が使えるかを想起させる 学習をよくしていると思う学級を, データを見た感じから選ばせる 2 つのデータの違う部分に着目させ, それぞれの特徴を見つけたいという意欲を高める 主体性 積極性 児童の予想とずれが生じるように, 学習をよくしている という視点で比較させる 2 つの資料を比べ, 特徴を見つけて分析しよう 2 自力解決をして, 集団解決する 〇それぞれの学習時間の平均を求める 平均だけでは学年の特徴が分かりにくいことを確認する 情報の収集 整理 分析 A 組の平均 710 16=44.375 約 44.4 分 B 組の平均 800 16=50 50 分 それぞれ度数分布表と柱状グラフに表す 二つの柱状グラフを見て気づいたことを書く ( 個人 ) 考えたことをグループで相談する ( グループ ) それぞれの学級の違いが分かるような比べ方として, これまでの学習を振り返り考えさせる 書けない児童には, 数値が大きく違うと感じた部分に注目させる 主体性 積極性 特徴がよく分かる項目を表にまとめる より多くの項目を考えている児童を評価する

予想される項目 6 年 A 組 6 年 B 組 平均時間 ( 分 ) 約 44.4 50 一番長い時間 ( 分 ) 60 110 一番短い時間 ( 分 ) 30 20 一番人数の多いはんい ( 分 ) 40 以上 ~60 未満 20 以上 ~40 未満 40 分未満の人数の割合 (%) 30 60 80 分以上の人数の割合 (%) 0 20 柱状グラフや表を見て, どちらの学級がよく学習をしているかを話し合う 主体性 積極性 友達の考え方の続きを推測 して説明することを評価し ていくことで, 伝える意欲を 高める グループで考えた項目を一つの表にまとめ, 分析の根拠として活用しながら説明させる ここまで考えました 等, 途中でも自分の考えを表現することを評価する 分析から, 今後それぞれのクラスがどうしていけばよいのかを考えることで, 生活に活かしていこうとする意識をもたせる 数学的な考え方 2つの柱状グラフを比べて, その特徴を読み取ることができる ( 観察 発言 ワークシート ) 3 学習のまとめを考える まとめ 〇本時のまとめを行う 平均以外にも, 柱状グラフにしたり, 違いがよく分かる表に整理したりし て比べることで, よりくわしく資料を分析することができる 練習問題を解く 4 今日のなるほど 明日のために を発表する 振り返り 〇振り返りを書いて発表する 本時の学習を振り返り, 次時に向けてど のように学びを深めるかを発表させる 書けない児童には, 自分が難しいと感じ た所や, 分かりやすかった友達の意見を書 くことを指導する 班の見つけた項目が, それぞれの特徴の違いを見つけるのにとても役に立った 柱状グラフにして比べたり, 違いがよく分かるような表に整理して比べたらよいことが分かった B 組に 110 分も学習している人がいたので, 平均すると B 組の方がよく学習していると思ったけど, みんなの意見を聞いて平均だけではくわしい分析はできないことが分かった この学習で学んだことを, 総合的な学習の時間の資料整理に生かし, 戦争について集めたデータの分析をしっかりと行い, 発表会で伝えていきたい

9 板書計画 二つの資料を比べ, 特徴を 見つけて分析しよう 平均以外にも, いろいろな調べ方をすることで 資料をくわしく分析することができる 6 年 A 組 6 年 B 組 A 組の表 B 組の表 A 組の平均 平均時間 ( 分 ) 約 44.4 43 50 45 B 組の平均 一番長い時間 ( 分 ) 60 110 A 組の 柱状グラ フ B 組の 柱状グラ フ 一番短い時間 ( 分 ) 30 20 一番人数の多いはんい ( 分 ) 40 以上 ~60 未満 20 以上 ~40 未満 40 分未満の人数の割合 (%) 30 60 80 分以上の人数の割合 (%) 0 20 グラフから分かることどちらがよく学習しているかな? 10 練習問題 次の被爆時の人口と原爆死亡者の人口を比べて, どんなことがいえますか

単元で育成を目指す資質 能力に係る児童の変容について 次の被爆時の人口と原爆死亡者の人口を比べて, どんなことがいえますか 凖正答 (47%) < 正答例 > 爆心地からの距離が遠くなるほど, 人口に対しての死亡者の割合が減っている 1~2 kmと 0.5~1 kmを比較すると, 人口は 1~2 kmの方が 0.5~1 km 2 倍ほど多いのに, 死亡者数は 1 万人しか変わっていない 1 番人口に対して亡くなった方の割合が多いのは 0.5 km未満の所だった 誤答 (52%) < 誤答例 > なぜか 1 km ~2 kmで亡くなっている人が多い 山のようにグラフが上がったり下がったりしている 1~2 kmが死亡者, 被爆時の人口両方が 1 番多いことが分かる 成果と課題 学習前は, グラフから読み取ったことを書くことができない児童の割合 14% であったが, 学習後は100% の児童が自分の考えを書くことができるようになった 総合的な学習の時間で取り組んでいる内容だったため, 意欲的に学習に取り組むことができた 主体性 積極性 の育成に迫ることができたと考える 国語科の学習では, 自分の考えを説明する際にアンケート結果をグラフに表し, そこから読み取ったことを根拠にする児童が増えた また, 社会科の学習では, 課題を解決する際に, 複数の資料の中からグラフを正しく読み取り, それを基に考えることができる児童が増えた 練習問題のグラフが授業で行ったグラフの形式と異なっていたため, グラフが何を表しているのか把握できていない児童の割合は19% であった ( 二つの柱状グラフを比較する形ではなく, 被爆時の人口に死亡者を重ねた形だったため, グラフの見方が分からなかった ) 数値に着目してデータを分析することができた児童はいなかった ( グラフのどこを見て分析すればよいかは理解できたが, 実際に割合を計算して数値で比較, 分析することはできていなかった ) 問題の中に割合を求めることを記述しておけば, 正答率が上がったのではないか 割合を意識してデータを比較することができている児童の割合は48% であった 資料を分析するための多様な視点をもたせることが十分できていなかった