2016 年度 KTSM 実技認定者 第 2 回ブラッシュアップセミナー in 東京 概要報告 文責 : 金志純 開催日時 : 平成 28 年 7 月 3 日 ( 日 )9:00~15:00 開催場所 : ラックヘルスケア株式会社東京オフィス主催 :NPO 法人口から食べる幸せを守る会 参加資格 :KTSM 実技認定資格を有する者 開催目的摂食嚥下障害者への実践的サポートと 人材拡充のための啓発活動という実技認定者の役割において 高い質を保つことが求められる 昨年度の第 1 回ブラッシュアップ研修では 24 名の認定者が参加した 現在 46 名の認定者が在籍しており 今後も継続したサポートにより認定者の質の向上が求められるため 第 2 回ブラッシュアップ研修を企画する 特に 実技セミナーアドバイザーにおいて 基本的スプーン操作やポジショニング シーティング技術の不足が認められ 参加者事前アンケートからもこれらのニーズが高いことから 以下研修内容を企画する 開催目標 1. 症例 または活動報告を通して 口から食べることをサポートするための包括的スキルの理解を深める 2. 基本的援助スキルに加え 認知機能低下 ( 覚醒不良 開口 閉口障害 ) 不良姿勢がある人の介入において 自身のスキルアップを図る 3. 目標 1 及び 2 を通して 組織を変革しうるヒントを得ることができる 4.KTSM 実技認定者の知識 技術の共有を行うと共に 交友を通して明日への活力とすることができる ~ファシリテーター一覧 ~ < 敬称略 > 氏名 所属 職種 ( 摂食嚥下に関する資格 ) 小山珠美 NPO 法人口から食べる幸せを守る会 理事長 看護師日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 KTSM 実技認定者 竹市美加 NPO 法人口から食べる幸せを守る会副理事 長 ナチュラルスマイル西宮北口歯科 ( 兵庫 ) 摂食 嚥下障害看護認定看護師 KTSM 実技認定者 金志純 社会福祉法人鶴風会東京小児療育病院 摂食 嚥下障害看護認定看護師 KTSM 実技認定者 甲斐明美 社会医療法人東山会調布東山病院 摂食 嚥下障害看護認定看護師 KTSM 実技認定者 一瀬浩隆 NPO 法人口から食べる幸せを守る会理事 医療法人憲仁会山谷歯科医院気仙沼市立本吉病院 歯科医師 ( 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 ) KTSM 実技認定者
参加者一覧 名前職業都道府県研修参加回数 佐藤さと子看護師宮城県初回 山下ゆかり歯科衛生士東京都 2 回目 榎本淳子看護師 社会福祉士熊本県初回 近藤泰子看護師広島県 2 回目 井上久美子管理栄養士大阪 2 回目 杉本みほ 看護師 広島県 初回 砂山明子 看護師 東京都 2 回目 谷恭子 歯科衛生士 石川県 初回 児玉秀樹 歯科医師 兵庫県 2 回目 藤井博美 看護師 広島県 初回 宮田栄里子 看護師 和歌山県 2 回目 大谷愛子 歯科医師 東京都 2 回目 上野美幸 看護師 山梨県 2 回目 赤嶺幸乃 看護師 沖縄県 初回 嶋津さゆり 管理栄養士 熊本県 初回 谷合久憲医師秋田 初回 佐々木美代子看護師秋田県初回 剱持君代看護師群馬県初回 為季周平 ST 岡山初回 当日の予定 時間 内容 8:30~8:50 受付と準備 8:55~9:00 オリエンテーション 9:00~9:10 全体講義 ( 小山先生 ) 9:10~10:45 事例発表 活動報告 発表 10:45~10:50 休憩 演習準備
10:50~11:50 演習 1 基本技術演習 1) スプーン操作 2) ポジショニング 3) 食事介助技術 : 全介助 一部介助 11:50~12:45 演習 2 特殊技術スキルアップ演習 困難症例に対するポジショニング シーティングのスキルアップ 12:45~13:00 まとめ 13:00~14:30 昼食 懇親会 14:30~15:00 後片付け 15:00 解散 アンケート集計結果 ( 回収率 75%) Q1. 本日のセミナーの内容は ご自身の口から食べる技術に関するスキルアップにつながったと思いま すか? まあまあそう思う 11% あまり思わない 0% 思わない 0% かなりそう思う 89% スプーンテクニックの技術が改めて学べ 見直しができた スプーン操作など 基本的なスキルを再確認できた 困難事例について みんなで意見を出し合って考えることができた 忘れている点もあり 自分でこれでいいのかという心配もあったのが解決できました 参加者の声でそう感じた 自然とルーズになってしまっていた部分に気がついた 自分のスプーン操作の癖が再確認できたことで 日常でもっと意識してスプーン操作することを再認識できました
食事介助は右から介助が多く セミナーで左からの介助で技術の不足を感じました ポジショニングではその場所にあるもので姿勢を調整する工夫を学びました 普段行っている技術を確認することができ また疑問点もアドバイザーの方が丁寧に回答くださるので 手技の再確認ができた 手技は分かっていても理論がわからなかったため それを知ることができた 全国の意識の高い素晴らしい人たちと会えたことで 自分のいたらなさや もっと患者さんに寄り添わなくちゃって 思ったりと とても刺激になりました 私はこれまでかなり多くの他の講習会に参加しましたが KTSM が一番楽しく思っています 全国のみなさま 口から食べるを全国に広げていきましょう!! 実習形式は 座学とは違い多くの学びがありました 何度でも確認ができたり 繰り返し納得いくまで練習できたりが可能な雰囲気もよかったです 自分の技術確認やスキルアップには必要な研修であり継続した参加が必要だと感じたため スプーン操作において よいと思っていても その技術を進化させていないことにきづかされた 姿勢調整でも頚部の緊張をとるよう きめ細かな調整が必要であることを 改めて実感した 行ったことのない技術を知ることができたため 食事介助について 気づいていないことを再確認できた 評価の前のフィジカルアセスメントの方法 アシスト方法など今まであやふやだった技術を学ぶ事ができた スプーン操作ではスプーンを持つ手に力が入っては不快を与えてしまう ポジショニング時のクッションの使い方四角いクッションをひし形に挿入する方法 離れて姿勢確認し 緊張している部分がないか確認すること 姿勢崩れに対しては骨盤下肢が安定していない場合があるということ 右口角閉鎖不全に対しての左側からの介助とても勉強になりました実践していることを確認することは重要であると感じました 現場に立ち会い考察している 1 人の患者様に対して質問したところ 的確な回答を得られ 早速現場に伝える事ができました
Q2. 本日のセミナー内容は KTSM 実技認定者としてのブラッシュアップにつながったと思いま すか? まあまあそう思う 28% 思わない 0% あまり思わない 0% かなりそう思う 72% しっかりとした根拠を元に 患者さんへの評価方法につながった 方法を学ぶことができた どこがわかってないかなど 参加者の疑問点が明確になった 事例報告 活動報告の時間がもう少し短縮でき 実技の再履修をもう少ししたかったから 実技スキルアップ確認の時間が不足していた 指導する際のポイントを再確認できた 食事介助の実技も改めて勉強になりましたが ほかの実技認定者の院内の事例 活動報告を拝聴することで とても刺激になりました プレゼンの方法や 内容も今後自分が発表するうえでも勉強になりました 自分が行っている方法を振り返る事が出来る また アドバイザーやメンバーからの助言 方法から新しい学びができた メンバーと事例介入の情報交換ができた アドバイザーの方がどのように指導するかも見せていただきました 自分がアドバイザーになった場合どのように指導すればわかりやすいか勉強になりました 手技の再確認ができた 手技は分かっていても理論がわからなかったため それを知ることができた 実技認定者として改めて身の引きしまる思いをし まさにブラッシュアップできたため 細かな点まで質問を出し合い 確認できたことは自身に繋がりました まだまだ自分の技術や知識が不足しているのを感じ良い振り返りの時間を持てたため スプーン操作に時間をかけすぎてしまい ポジショニングやシーティングまでをやり合うまでに至らなかった 個々の疑問を解決するまでに至らずに 自分のスキルがまだまだ未熟であることを思い知った 食べる 動作の観察を行い 拘縮や麻痺のあるかたのポジショニング
をしっかりおこなっていきたいと思う 知らない知識の共有や他者と話すことで知識の再確認などができたため 食事介助や姿勢調整の方法を聞いて理解はできるが 実際にできるかどうかは不安がある 基本的なポジション二ング スプーンテクニックを再確認することができた 技術面では基礎やアドバンスセミナーでは学べない細かな部分をお互いで指摘することができました臨床で学んだ通りに行っているつもりでも評価をしてくれるスタッフはいませんやはり振り返りや評価をすることは重要であり自己のステップアップにつながると思いますまた発表では壁はあっても前進すれば結果は出せるということが確認でき とても参考になりました皆さん素晴らしい活動をしていて感動でした 現場に出ていないことで負い目を感じていましたが 環境は変えられなくても関わり方 考えを伝える事はできる 今置かれている環境下でもできることをやり遂げる勇気を持つ事ができました Q3. 次回 ブラッシュアップセミナー企画に関するご意見 ご要望をお聞かせください 演習の時間が もう少しあればと 思いました ( いろいろ 確認したいことなどが出てきた ) フィジカルイグザミネーション 変更点や改良点を一度再履修する時間があるといいと思いました 次回は開始を 8:30 からでもよいかと思います 来年も是非とも参加したい アドバイザーさせて頂いていますが 自分の技術の振り返りができないと不安になるのでセミナーを企画して頂いてありがとうございました 皆さんの報告を聞くことで自分も頑張ろうという思いになりました ブラッシュアップセミナーを企画して頂きありがとうございました これからもよらしくお願い致します 症例発表もとても勉強になりました 実技をしていると時間があっという間に過ぎてしまったので もう少し練習したかったです いつもの実技セミナーより ブラッシュアップは少人数で時間をかけて行うことが非常に良いと感じた 今後もそのようなブラッシュアップセミナーを企画をお願いします 実習時間がもう少しあったらよかったです お忙しい中準備から開催まであいがとうございました 自分のレベルアップが気仙沼地域のレベルアップになると信じて仲間とともに頑張ります ありがとうございました
やっぱり基本操作と 困難場面の操作でしょうか? プレゼンテーションの方法なども 独自のもので なんとかやっていますが より相手に伝える方法を学ぶ機会があってもいいのかな とも思っています もっとグループで技術を確認できる時間が欲しいと感じましたしかし Facebook 等での繋がりもできより一層仕事に打ち込めそうです企画された方々は多忙でご苦労もあったと思いますが本当に感謝しておりますありがとうございました 認知症 終末期での対応をもっと深く学びたいと思います 評価と課題 事例発表 活動報告については 発表者の活動内容やプレゼン方法について学べたとの意見もあったが 演 習時間をより十分にとりたいとの意見も多かったため 全体の研修時間を長くする もしくは 次回が 3 回目とな るため発表者を推薦し少人数として 演習時間をより確保することが望まれる セミナー内容については 参加者のスキルアップに全員が かなり まあまあ つながったとの返答であった 特に スプーン操作などの基本技術を再確認できたこと 普段自信のないことや不安に思っているスキルついてディスカッションできたことなどが ブラッシュアップに繋がったとの意見が多かった そのため 今後も基礎技術の演習は必須であると考える 今回 困難症例については満足度が高い方もいれば 十分にできなかったとの意見もあったため 次回も事 前アンケートを元にニーズを把握するとともに 参加者の満足度が高い演習企画となるようファシリテーターの 役割をより明確にする必要があると思われる
~ ブラッシュアップセミナー風景 ~ 自己紹介から始まりました 参加者の事例発表 活動報告はとても参考にありました! 仲間の頑張りに また勇気をもらった時間となりました そして 演習でスキルを再確認!!
演習グループで ハイチーズ!
~ 研修終了後の座談会にて ~ ラックの清水さんには いつもお世話に なっています KTSM 実技認定者の仲間と共に 今後も 食べる可能性を全国に広げていきます!