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ども これを用いて 患者さんが来たとき 例えば頭が痛いと言ったときに ではその頭痛の程度はどうかとか あるいは呼吸困難はどの程度かということから 5 段階で緊急度を判定するシステムになっています ポスター 3 ポスター -4 研究方法ですけれども 研究デザインは至ってシンプルです 導入した前後で比較

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外部評価地域かかわりシート 1 〇外部評価 ( 地域かかわりシート 1) は A~F までの 6 項目となります〇項目 A については 事業所自己評価 をお読みいただき 適当と思われる箇所に を記入ください わかりにくい場合は 運営推進会議当日に事業者から説明がありますので 空欄のまま持参し 当日記

調査結果からみえてきたこと 大学教育改革の渦中にあった 8 年間の学生の意識や学びの変化をまとめると 以下 3 点です (1) アクティブ ラーニング形式の授業が増え 自己主張できる学生が増加 大学の授業で際立って増加しているのが アクティブ ラーニングの機会です 特にこの 4 年間で ディスカッシ


目標管理の実際

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Transcription:

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第 57 回 KTSM 実技セミナー in 大分開催報告 開催概要 KTSM 実技セミナー基本コース 安全 安楽 自立して口から食べていただく知識と技術 姿勢調整 スクリーニング評価 実施実技 アセスメント 食事介助など 会期 : 平成 29 年 11 月 19 日 ( 日 )9:00~13:00 会場 : 学校法人後藤学園藤華医療技術専門学校看護学館大分県豊後大野市三重町内田 4000-1 受講者 :61 名学生 24 名地域別受講者数 ( 人 ): 豊後大野市 55 名別府市 6 名見学者 :5 名教員 8 名学生 50 名サポーター :18 日 8 名 19 日 14 名主催 : 社会医療法人帰巖会みえ病院共催 :NPO 法人口から食べる幸せを守る会助成 : 公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団 目的歳を重ねると誰でも身体機能は落ち, 食べることが難しくなります 人間が生活していくなかで, 口から食べる事は, 生命の維持だけでなく, 味わう, 楽しむ, コミュニケーションを図るなど人間の生活の質を豊かにするものです 私たちはプロの集団として, 安全安楽自立を目指して対象のケアを行いたいと考えます そのためにはスキルを高めていくことが重要です 病院や地域施設には, 自分の技術に不安を抱いている, 困難事例への対処がわからず困っている等の看護 介護者の声が聞かれています そのニーズに地域全体で解決をしたいと思います 顔の見える関係から一歩先に進み, それぞれが患者と向き合い, 適切にアセスメントができ, 正しい食事介助技術を学び, 地域全体で 食支援 を行いたいと考えています 病院 地域の各職種が経口摂取を開始 継続するためには正しい包括的評価と食事介助技術の知識 技術が必要である 食支援能力を向上させ, 地域の施設と協働しながら最期まで口から食べることが実現でき, その人らしく生きることを支援したいと考えます

プログラム概要 1. 口から食べることをサポートするための包括的スキル 講義 2. 安全で安楽に食べられるための姿勢調整 ベッドサイドスクリーニング評価 講義 3. ポジショニング ベッドサイドスクリーニング評価 演習 4. 安全で効率的な食事介助方法 演習 5. 車椅子での食事姿勢 自立を目指した食事介助技術 演習 6. まとめ 質疑応答 担当講師およびアドバイザー敬省略 氏名 所属 職種 嚥下に関する資格 小山珠美 NPO 法人口から食べる幸せを守る会理事長 看護師 ( 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 ) 竹市美加 NPO 法人口から食べる幸せを守る会副理事長 看護師 ( 摂食嚥下障害看護認定看護師日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 ) 井野美穂子 熊本リハビリテーション病院 看護師 榎本淳子 玉名社会福祉協議会 看護師 山下裕史 熊本リハビリテーション病院 言語聴覚士 ( 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 認定言語聴覚士摂食嚥下障害領域 ) 平野宏一 熊本リハビリテーション病院 看護師 田平佳苗 国立病院機構熊本医療センター 看護師 ( 摂食嚥下障害看護認定看護師日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 ) 建山幸 熊本桜十字病院 看護師 池部佳美 大分県立病院 看護師 ( 摂食嚥下障害看護認定看護師 ) 東玲子 大分日赤病院 看護師 ( 摂食嚥下障害看護認定看護師 ) 佐藤龍馬 豊後大野市民病院 看護師 ( 摂食嚥下障害看護認定看護師 ) 安部幸 帰巖会みえ病院 看護師 ( 摂食嚥下障害看護認定看護師日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 )

サポーター 氏名 所属 職種 阿部世史美 大分大学医学部附属病院 摂食 嚥下障害看護認定看護師 安部沙弥香 別府リハビリテーションセンター 摂食 嚥下障害看護認定看護師 幸邦子 西別府病院 摂食 嚥下障害看護認定看護師 安部美弥子 帰巖会みえ病院 言語聴覚士 廣瀬庸介 帰巖会臼杵病院 言語聴覚士 甲斐清美 帰巖会みえ病院 看護師 羽田野剛 帰巖会みえ病院 看護師 神田浩子 帰巖会みえ病院 看護師 藍澤秀二 帰巌会みえ病院 看護師 高橋庸子 帰巖会みえ病院 看護師 安部久美恵 帰巖会みえ病院 看護師 小野久美 帰巌会みえ病院 看護師 北方智美 帰巌会みえ病院 看護師 羽田野恵美 帰巌会みえ病院 看護師 竹尾千秋 帰巖会臼杵病院 看護師 他リハビリテーション部のスタッフ 開催場所としてご協力いただいた 藤華藤華医療技術専門学校看護学科の教員 学生の方々も サポーターとしてお手伝い下さいました 講習会開始前は アドバイザーも緊張されているようです スケジュールの確認は入念に サポーターの方と打ち合わせ す 講習開始前に アドバイザーで 確認されていま

研修会場面 会場設営 OK! 演習準備 OK! サポーター 教員の方々準備完了ですね そろそろはじまります アドバイザー紹介 小山先生の講義が始まります 口から食べることをサポート 安全で安楽に食べられるための姿勢調整 するための包括的スキル ( 小山珠美先生 ) ベッドサイドスクリーニング評価 ( 竹市美加先生 ) そういうことか と気づいた瞬間でした 一歩進んだ感覚です

ポジショニング ベッドサイドスクリーニング評価 ベッドのポジショニングレクチャーをしていただきました 今まで 患者様は飲み込みづらかっただろうあなぁ といった声が聞こえてきました 姿勢を整えると 心地いい楽なポジション細かく丁寧に指導を受けました スクリーニング検査でしっかり見極める! アドバイザーの指導に受講生は真剣です

角度計を使用しベッド角度をしっかり合わせポジショニングし 患者が顎を 4 横指引いた位置に 視線の先に嚥下スクリーニング用のゼリー きちんと準備すれば しっかりとした評価がおこなえることを痛感しました 看護学生さんのために小山先生が直接指導されていました 患者がベッド上で安楽にすると筋肉はどうなるのかといった解剖の話から 聞き逃すことができない また見逃すことができない指導でした

小山先生からの追加指導 口から食べることに 妥協無し だいたい じゃなく確実に実施する 頭の下にタオルを入れ数センチ顎を引けるようにするだけで 飲み込みやすくなる 魔法にかかったようでしたが これを習得しなければ 次のステップには進めません 食事介助方法 車いすのシーティング指導 座ってみて違いを感じました

タオル 毛布などベッド近くにあるものを使うだけで 疲れない楽に座れる座面 疲れない背もたれに変わることを学びました オーバーテーブルの上に乗せる前腕にも 気遣いは 忘れないこと 質疑 応答 患者役として正しいポジショニング 背抜きをされてみて安楽ってこういうことかぁ と感想を述べられる受講者

開催概要について リハスタッフの参加が多く PT OT の食支援に対しての興味が 増えている傾向があると思われます 参加回数 豊後大野市で初開催ということもあり 89% の方が初参加でした Qⅰ) 参加理由 経口摂取を支援する技術を得て一人でも多くの人に食べられる幸せを持ってほしい 安全な食事介助を学びたい 前回も小山先生のセミナーに参加しました 再度研修に参加しスキルアップしたい まず自分が勉強して病棟業務に活かしていきたい 毎日の食事介助で患者目線で介助ができているか 工夫の仕方など学びたい デイサービスで食事されている場面をみてどう援助していけるかを以前からきになっていた 普段 食事動作をみるがポジショニングの方法があいまいだったため 対象者の食支援におけるチーム内のOTの役割を考察するため 以前 小山先生の講習を受講し その成果を発表しました もっと学びたいと思いました 患者の一番いい姿勢で食べてもらう方法を学びたいと思った NSTメンバーになりKTバランスチャートの使い方を詳しく学びたかったから もっともっと食べるためを学びたい

いろんな理由で食べれない患者を食べさせてあげたい PTができる食支援( 機能訓練など ) を学びたかった QⅡ) 本日の実践セミナーの内容は ご自身の口から食べる技術に関するスキルアップに繋がったと思いますか? ほとんどの方がスキルアップにつながったという結果でした 実務研修期間が少なく スキルアップまではという方もいらっしゃいました QⅢ) 本日の実践セミナーは 今後の実践の場面で活用することができますか? 86% の方が活用できるという結果でした 食事場面で 明日から実践で利用していきたいという理由がほとんどでした どのようなスキルアップにつながりましたか? 患者体験をすることで 日ごろ ST に教えてもらう以上の注意点がわかった 実技が多く PT の立場でできることがわかった どんな場面で活用しますか? 食事介助を必要する患者さんが 多いので食事介助の場面で役立つと思う ポジショニングや経口摂取での介助方法 介助が必要な人やポジショニングが必要な方へのケア 施設等でもかなり活用できると思います 長期臥床している患者さんが多いため ミーティング ポジショニングなど明日から視点を変えていきたい 食事の時間にリハとして ポジショニングなどで介入することが多いので活用したい 円背リクライニングの患者さんでアイデアが浮かばなかったのでとても参考になりました 患者目線でのポジショニングのポイントや食事介助について 明日からでも実践できる

内容であり良かったです 観察によるスクリーニングの方法とポジショニング ベッドの角度など今まであまり気にしていなかった部分がわかった 一人ずつでも考えながら行えていけたらと思います その方に合わせた援助を目指していきたいです ポジショニングの必要性だったり 基本を守りながら患者の個別性にあわせた体の位置 介助法を活用していく 自分が率先して正しい方法で食事介助を行いたい Qⅳ) 本日の実技セミナーのような研修をご自身の病院 施設 地域で自ら企画して行おうと思いますか? 今まで気づけてしていたことですが 本当のやり方は一つで変化すると気づいた できるだけたくさんの人に患者体験をしてもらいたい ポジショニングの大切さを知ってもらいたい 多職種で協力できると良い 習ったことをみんなに伝えたい セラピストとしても一人の人間としても知っておいたほうが良い知識だと思った そのためどこで開催してもよい 受講者 アドバイザー サポーター 学校教員 学生の皆さんで集合写真

受講生のみなさんお疲れさまでした わかった で終わらないで 実践してください 次回に実践報告していただけることを楽しみにしております 今回の研修は 公益財団勇美記念財団の助成をうけて実施されました