第 5 部航空事故対策

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第 1 章航空事故対策 体系図 第 1 節基本方針 P499 第 2 節米軍横田基地周辺で航空事故が発生した場合 P499 第 3 節組織体制 P501 第 4 節情報連絡体制 P502 第 5 節航空事故への対応活動 P

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二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

歳出 八王子市 ( 単位 : 千円 %) 区 分 平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度決算額構成比決算額構成比決算額構成比決算額構成比決算額構成比 義 人件費 32,494, ,612, ,662,

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Microsoft Word - 文書 1

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

がん検診 受診率


胃がん検診要精検率 ( 平成 25 年度, 男女計 ) 東京都 区部 千代田区 中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 墨田区 江東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 杉並区 豊島区 北区 荒川区 板橋区 練馬区 足立区 葛飾区 江戸川区 0% 10% 20% 30% 40% 2.5

10 年間における 26 市の軽自動車税の状況です 各自治体における決算額をはじめ, 増減率, 市税全体に占める割合をみることができます (2)10 か年の状況 市名 年度 単位 : 百万円 1 八王子市 町 田 市

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

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横田基地対策に関する要望書(在日米軍第374空輸航空司令部への要望事項)

10 年間における 26 市の軽自動車税の状況です 各自治体における決算額をはじめ, 増減率, 市税全体に占める割合をみることができます (2) 10 か年の状況 市名 年度 単位 : 百万円 1 八王子市 町 田

H19年度

20総合要望書

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

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Microsoft Word - ①表紙関連【本冊】

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と


アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

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Microsoft Word - RIN81_第8章.doc

島原市地域防災計画

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

第6章  特殊災害対策計画

応急対策計大規模事故対策編第1章応急活動体制大規模事故第対2策章編大規模事故時の応第2章急対大策規計模画事故時の大規模事788 故対策編第 2 章大規模事故時の応急対策計画第 3 節道路 橋梁 トンネル事故 大規模機関名対策内容編3 事故時の応急措置 (1) 東京消防庁 消防署又は 警視庁 警察署と

第5編 事故等災害応急対策計画

イ留意事項 ( ア ) 対処基本方針が廃止された場合は 救援の継続や復帰のための措置について 何らかの措置により行います ( イ ) 復帰のための措置 a 誘導以外の措置 b 市長 知事による誘導 (2) 別紙第 1 情報計画 参照 2 構想 (1) 活動方針市 ( 環境防災課ほか各課 ) は 県


(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

H24年度総合要請文(374あて)

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( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

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防災業務計画 株式会社ローソン

第3編 災害応急対策

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

Microsoft Word - 目次

目  次

綾瀬市と厚木基地.indd

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できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

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各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

平成 23 年度普通会計 2 市順位比較 1 ( 人口一人当たり等 ) ( 速報のため未確定値 ) 項目人口密度歳入額歳出額市税額歳入中の市税割合市税の徴収率市民税個人分順位 ( 人 /km2) ( 千円 ) ( 千円 ) ( 千円 ) (%) (%) ( 円 ) 順位 1 12,7 武蔵野 442

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第1節 計画の方針

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

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みやこ町地域防災計画

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

推計方法


PowerPoint プレゼンテーション

第8章 災害復旧計画

(1) 生活安全部地域室通信指令課長 ( 以下 通信指令課長 という ) は 突発重大事案の発生を認知したときは 報告 連絡系統表 ( 別表第 2) により 迅速に関係所属長 ( 警備部警備課長 ( 以下 警備課長 という ) 事案主管課長 現地警察署の警察署長 ( 以下 署長 という ) 等 )

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1 計画の目的 当施設は 箱根町地域防災計画に 活動火山対策特別措置法 ( 以下 活火山法 という ) 第 6 条に基づく 避難促進施設 として定められており 活火山法第 8 条に基づき本計画を定める 本計画は 当施設に勤務する者 ( 従業員 ) 施設の利用者 施設周辺にいる登山者 旅行者等の噴火時

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Taro-309 緊急事態における新潟県警察の組織に関する要綱の制定について(例規通達)

第 3 章災害応急対策計画第 2 款地震災害対策第 1 節初動対応 体制区分配備基準配備人員 連絡配備 警戒体制 ( 第 1 次動員 ) 警戒体制 ( 第 2 次動員 ) 市内で震度 4 を記録したとき 市内で震度 5 弱を記録したとき 1 市内で震度 5 強を記録したとき 2 地震により市内に局地

自治体アンケート集計結果

国民保護に関する業務計画(案)

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

Microsoft Word - 01【表紙・目次】.doc

本編表紙&目次.

防災情報

第 1 大規模地震 火災に関する調査研究 市民部 消防組合 35 第 2 出火防止 初期消火体制の確立 市民部 消防組合 35 第 3 消防力の増強 市民部 消防組合 35 第 4 防災資機材の整備 市民部 消防組合 36 第 5 節震災に強い地域 ( 社会 ) づくり 37 第 1 自主防災組織の

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

将来都市計画道路ネットワークの検証結果

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

第1編 地震災害応急対策

- 総目次 - - 本編 - 第 1 章総則 第 2 章 災害予防計画 第 3 章 風水害応急対策計画 第 4 章 震災応急対策計画 第 5 章 大規模事故等応急対策計画 第 6 章 災害復旧復興計画 - 資料編 -


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目次 1 目的 1 2 医療機関及び行政機関等との協力関係の確保 1 3 事業主体 1 (1) ドクターヘリ 1 (2) 防災消防ヘリ 1 4 定義 1 (1) ドクターヘリ基地病院 1 (2) 地域救急医療体制支援病院 1 (3) ヘリ救急搬送体制支援病院 2 (4) 出動区分 2 5 ドクターヘ

CV-22 オスプレイの横田飛行場への配備について CV-22 の配備について 平成 30 年 9 月 19 日北関東防衛局 スケジュール 米側からは 5 機のCV-22を本年 10 月 1 日に配備し 残り5 機については 具体的な配備の計画は未定ですが 2024 年頃までに10 機の配備を行う予

第 4 章市の地理的 社会的な特徴 国民保護措置の実施に当り 考慮しておくべき市の地理的 社会的な特徴を示します 位置 地形 気候 人口状況 道路の位置等 鉄道の位置等 自衛隊施設 本市における留意事項 主な特徴 人口 10 万人を擁し 首都東京に近郊の都市 鉄道 4 線が交差する県北西部の広域交流

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(2) 本部の設置場所本部の設置場所は 原則として浦安市集合事務所 301 会議室とする (3) 関係機関との連絡体制関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を浦安市集合事務所に設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 連絡室は 浦安市集合事務所内に

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

掲載頁

スライド 1

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

発災後 消防庁長官から被災都道府県以外の都道府県の知事等に電話等により連絡し 行うこととなる しかし 大規模地震においては 通信インフラ等に様々な障害が発生する可能性があり その場合には 緊急消防援助隊の出動に支障が生じることが考えられる このため 一定震度以上の大規模地震等が発生した場合に効力が発

別紙7

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

( 平成 20 年 10 月版 ) 国内事故対策要領 ~ 事件 事故発生時の連絡体制と初動対応について ~ 社団法人全国旅行業協会

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Ⅱ 土砂災害警戒情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 該当する自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 隣接自主防災会へ情報を提供 該当自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝

Transcription:

第 5 部航空事故対策

第 1 章計画の目的 体系図 計画の目的 481

第 5 部航空事故対策 第 1 章計画の目的 第 1 章計画の目的第 1 節計画の目的 この計画は 羽村市及び羽村市周辺での航空事故等を対象とし 速やかな救助 応援等の対策活動を実施することにより 災害を最小限に止めることを目的とする 特に 米軍横田基地に隣接する市として 米軍横田基地周辺で航空事故が発生した場合に備え その対策を示すものである 483

第 2 章応急対策 体系図 米軍横田基地周辺で航空事故が発生した場合 組織体制 情報連絡体制 航空事故への対応活動 その他 485

第 5 部航空事故対策第 2 章応急対策 第 2 章応急対策第 1 節米軍横田基地周辺で航空事故が発生した場合 米軍横田基地周辺で航空事故が発生した場合には 米軍及び自衛隊飛行場周辺航空事故等連絡会議 ( 関係機関 : 別表のとおり ) が定める 米軍及び自衛隊飛行場周辺航空事故等に関する緊急措置要綱 ( 以下 緊急措置要綱 という ) により 主務機関によって 負傷者の救援 現場対策 財産被災者救援が実施されるため 市は主務機関への援助協力機関としての役割を負う ( 下表参照 ) 1 米軍機自衛隊機事故被災救援活動分担表 米軍横田基地周辺で航空事故が発生した場合の活動内容と役割分担 警察消防自衛隊東京都市 町防衛局 区分 活動内容 米軍機 自衛隊機 米軍機 自衛隊機 米軍機 自衛隊機 米軍機 自衛隊機 米軍機 自衛隊機 米軍機 自衛隊機 負傷者救援現場対策財産被災者救援備考 (1) 救急活動 (2) 救急病院の引受確認 (3) その他 ( 転院等 ) (1) 消火活動 (2) 警戒区域の設定 (3) 立入制限 交通整理 (4) 現場保存 (5) 連絡所の設置 (6) 通信輸送 (1) 財産保護 警備 (2) 仮住居の斡旋提供 (3) 生活必需品の支給 航空事故等の発生の場合の米軍の緊急活動については 在日米軍司令部と防衛局との間 の緊急救助態勢に関する合意に基づいて行うものとする 注 : は主務機関を示す は主務機関への援助協力機関を示す 487

第 5 部航空事故対策第 2 章応急対策 2 事故時の応急措置 (1) 緊急連絡通報航空事故緊急連絡者は 次に揚げる事項について行う 事故の種類( 墜落 不時着 器物落下等 ) 事故発生の日時 場所 事故機の種別 乗員数及び積載燃料量 爆発物等の危険物積載の有無 その他必要事項 (2) 現地連絡所の設置 航空事故等が発生した場合に 関係機関が事故の規模 態様により 現地連絡所等 を設置したときは 相互に緊密な連絡に努める 米軍機事故の場合は東京防衛施設局が 自衛隊機の場合は自衛隊が それぞれ設置する現地連絡所にあっては 事故に関する情報交換及び被災者救援に関する連絡等の円滑化に努める この場合において 他の関係機関は可能な限りこれに協力する 別表区分都市 町警察消防米軍自衛隊防衛省 米軍及び自衛隊飛行場周辺航空事故等連絡会議関係機関関係機関東京都八王子市 立川市 青梅市 府中市 昭島市 町田市 小金井市 小平市 日野市 東村山市 国分寺市 国立市 福生市 東大和市 武蔵村山市 多摩市 稲城市 あきる野市 羽村市 瑞穂町 日の出町警視庁東京消防庁稲城市消防本部在日米空軍横田基地第 374 空輸航空団在日米海軍厚木航空施設陸上自衛隊東部方面航空隊 ( 立川 ) 海上自衛隊第 4 航空群 ( 厚木 ) 航空自衛隊中部航空警戒管制団 ( 入間 ) 北関東防衛局横田防衛事務所 488

第 5 部航空事故対策第 2 章応急対策 第 2 節組織体制 1 災害対策本部の設置市内及び市周辺への航空機の墜落及び市内へ航空機からの落下物による事故等の第一報が市に入った時点で 災害対策本部 を設置する 市周辺への航空機からの落下物による事故等であって 市内に直接の被害がない事故等については 航空事故対応班が通常態勢により情報収集活動をする 2 航空事故対応班の組織と活動 航空事故対応班は 防災安全課 危機管理課 企画政策課により組織し 災害防止及び情報収集活動を実施する 航空事故対応班長は 防災安全課 危機管理課 企画政策課の課長職をもって充てる 既定の対応班のみでは対応できない場合には 別に課を指定し 対応班に組み入れる 489

第 5 部航空事故対策第 2 章応急対策 第 3 節情報連絡体制 1 事故の際の通報経路 米軍又は自衛隊の航空事故等による場合の通報経路は次のとおりである 米軍 自衛隊航空事故等に係る通報経路図 目撃者等 110 番 119 番 福生 警察署 警視庁 東京消防庁 稲城市消防本部 福 生 消防署 北関東防衛局 羽村市 米軍 自衛隊 東京都 横田防衛事務所 凡 例 目撃者からの通報経路 米軍航空事故等に係る通報経路 自衛隊航空事故等に係る通報経路 2 情報連絡体制の強化 防災行政無線の機能を強化し 迅速な事故情報の収集 伝達による情報連絡体制の充実 を図る 3 庁内における連絡体制 (1) 平日勤務時間内 市内及び市周辺への航空機の墜落及び航空機からの落下物による事故等の第一報入手部署は 防災安全課防災係とする 490

第 5 部航空事故対策第 2 章応急対策 防災係長は 防災安全課長に事故等に関する情報を連絡する 防災安全課長は 災害対策本部参集の連絡を行う ただし 市周辺への航空機からの落下物による事故等であって 市内に直接の被害がない事故等については 航空事故対応班が通常態勢により情報収集活動をする (2) 休日 夜間 庁舎管理員は 市内及び市周辺での航空機の墜落及び航空機からの落下物による事故等の情報が関係機関からもたらされた場合には ただちに防災安全課長 防災係長に事故等に関する情報を連絡する 防災安全課長は 災害対策本部参集の連絡を行う ただし 市周辺への航空機からの落下物による事故等であって 市内に直接の被害がない事故等については 航空事故対応班のみへの連絡とする 第 4 節航空事故への対応活動 1 対応活動 (1) 航空機の墜落等市及び市周辺での航空機の墜落及び市内へ航空機からの落下物による事故等が発生した場合 次の対応活動を実施する 職員を横田防衛事務所又は緊急措置要綱による現地連絡所に派遣して情報収集にあたる また 必要に応じて 警察署 消防署等にも職員を派遣して情報収集にあたる 企画総務部長は マスコミ対応にあたる 防災係及び広報係は 現地確認と可能な限りの写真撮影を行う 防災係は 東京都災害対策本部との連絡を緊密に取る 広報係は テレビ報道の録画及び新聞等の切り抜きなど 事故等に関する記録にあたる (2) 市周辺への航空機からの落下物等 市周辺に航空機からの落下物による事故等があった場合 次の対応活動を実施する 航空事故対応班は 関係機関からの情報収集に努める 2 住民対応活動 市内に航空機が墜落した場合には 災害現場から安全な距離を置いた場所に速やかに避難所を開設する 被害の拡大により市内の避難所だけでは対応できない場合には 東京都の市町村による 491

第 5 部航空事故対策第 2 章応急対策 災害時等の相互応援に関する協定 に基づき 近隣市町村に住民の一時避難のための施設の提供を求める 住民に対する広報活動を実施する 災害対策本部から住民に対する避難勧告等が発令された場合には 震災対策に準じた方法により住民の避難誘導にあたる 3 ライフライン関係機関との連絡 ライフライン関係の各機関と災害の状況 復旧の状況等相互に密接な情報連絡を取り 市民生活の早期の復興に努める 4 消防団活動 航空機の墜落により市内に住宅火災等が発生した場合には 消火救助活動にあたるとと もに消防署隊の後方支援にあたる 第 5 節その他 1 災害対策本部の態勢 災害対策本部の態勢は 総則第 5 章第 1 節の羽村市災害対策本部の組織 運営を準用するものとし 災害の規模により震災時の非常配備態勢要員に参集命令を出す 事務分掌は地域防災計画の部班別の事務分掌によるが 特殊な災害であるため 災害の状況によっては 災害対策本部で臨時に事務分掌を決定する 492