第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

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解答類型

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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社会科学習指導案

<小学校 生活科>

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

さらに, アンケートの項目で 調べたことを伝えたい相手 として一番多かった 家族, 次に多かった 他学年や友達 に伝えるという相手意識を明確にした課題を設定し, 参観日に マイ防災袋 と実際に作った防災グッズを家族へ紹介する また, 家族と一緒に作り, グッズを使うという活動をすることで, 家族から

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

【授業 1】

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

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4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

Taro-4年 総合 指導案(最終)

総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質 能力 表現力主体性 積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 千年の町をじまんしよう (70 時間 )

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

学習評価に関する本県の方針について

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

Taro-【HP用】指導案.jtd

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

6 単元の構想本単元の目標相手に応じて大野の ステキ を整理 分析することを通して, 内容や表現方法を工夫して発信することができる 本単元で活用する既習事項 小中の連携 第 1 学年生活科 がっこうだいすき 第 2 学年生活科 聞いて聞かせてまちのすてき どきどきわくわくまちたんけん もっとなかよし

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

H30全国HP

誰 ( 何 ) から得た情報なのかを記録カードに記入させる なぜなら など理由をつけて発言できるよう指導する 聞き手は 発表のどこから伝えたいことが分かったのかを言えるようにする 6 単元構想表 個人テーマを設定する ( 2 時間 ) ウエービング ( 大豆についての知識を広げる ) 全員で出し合う

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

国語科学習指導案様式(案)

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

第1学年国語科学習指導案

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<小学校 生活科>

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

(Microsoft Word -

第 6 学年理科学習指導案 平成 28 年度 12 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 場所 理科室 1 単元名変わり続ける大地 2 単元について本単元では 第 5 学年 流れる水のはたらき 第 6 学年 大地のつくり の学習を踏まえて 地球 につ内容の関連と学習の系統性いての基本的な見方や概念を

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

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(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

Microsoft Word - 社会科

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

指導方法等の改善計画について

いろいろな衣装を知ろう

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

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中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

第4学年算数科学習指導案

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

解答類型

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平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

Taro-6学習指導案(事例①小学校

Transcription:

い単元名 総合第 4 学年呉市立原小学校指導者久本奈々子 1 単元について 平成 28 年 10 月 3 日 男子 15 人女子 8 人 計 23 人 本単元で育成する資質 能力論理的思考力 判断力 表現力, 主体性 積極性, 郷土愛 ( 資質 能力ルーブリックレベル Ⅲ) I: 考え 基礎知識 自分たちが住んでいる原のまちの人々の災害に対する考えを調べ, 現状と課題を知る 地域の人に知ってほしい防災についての情報を発信する方法を知る C: つながり 収集した情報を整理, 分析して, 安全性や危険性, 自分たちができることについて, 考えをまとめる E: 応用 ひろがり 原の防災グッズ を作り, 地域の人々に PR する 1 単元について 児童の実態 1 課題発見 解決学習 に関する児童アンケート 授業では, 情報を比較, 分類, 関連付けして, 何が分かるのかを考えています の設問に対して肯定的に回答した児童の割合は 100% である しかし, 理由や根拠を基に考えを整理して書いたり発表したりして相手に伝える力が弱い児童もおり, 教師による評価とのずれがある 2 課題発見 解決学習 に関する児童アンケート 授業では, 自分の考えを積極的に伝えています の設問に対して肯定的に回答をした児童の割合は 96% であるが, 日常生活においては考えを伝えることに消極的な児童もいる 3 自分の住んでいる地域のことが好きですか の設問に対して, 肯定的に回答した児童の割合は 100% である 1 学期に 原のまちの防災マップをつくろう の学習で, 地域を歩いて危険箇所を調べたり, 家族や一人暮らしのお年寄りの方に取材したりして防災マップを作った経験があり, 自分たちが住んでいる原の地域に進んでかかわろうとする態度が見られるようになってきた 育成したい資質 能力と目標 1 複数の事柄や資料などについて, 自分で視点を設けて比較, 分類, 関連付けてまとめて表現することができる 学習方法に関すること 論理的思考力 判断力 表現力資質 能力ルーブリックレベル Ⅲ 2 課題解決のために, 進んで挑戦し, 対象に対して自ら働きかけることができる 自分自身に関すること 主体性 積極性資質 能力ルーブリックレベル Ⅲ 3 地域のよさを理解し, 課題の解決に向けて, 地域とかかわる活動に参加することができる 他者や社会とのかかわりに関すること 郷土愛資質 能力ルーブリックレベル Ⅲ 学習対象について 防災のための安全な町づくりとその取組 防災に取り組んでいる人々 呉工業高等専門学校の先生と学生 海上自衛隊の人々 地域の様々な人々 学習事項について 地域や学校で防災に取り組むよさと安全な町づくり, 学校づくりを考える 地域や学校の一員として, 災害に備えた安全な町づくり, 学校づくりにかかわろうとする 地域の人に災害時に必要なものを聞き取り, 安全に避難できるように防災グッズを製作し,PR する 国語科教材 報告します, みんなの生活, 算数科教材 調べ方と整理のしかた と関連させて教科横断的な学習展開を工夫する 指導のポイント 1 単元のゴールには, 原に住んでいる地域の方が必要とする防災グッズを作り, 活用してもらうために PR する活動 を設定し, 目的意識や相手意識を明確にもてるようにする 防災マップを届けた一人暮らしのお年寄りの方や, スーパーマーケットや幼稚園など様々な年代の人が集まる場所で 災害が起きたときのために準備しているものや困っていること などについての調査活動を行い, 収集した情報を整理 分析する 原のまちに住む人は何を必要としているのかを考えさせ, プレゼンテーションにまとめられるようにする 2 調査活動から分かったことや考えたことを表やグラフなどを使って, 報告する内容や発表の構成, 発表に用いる資料を作成させる それを効果的に活用して伝えるための表現方法を国語科や算数科と関連させて指導する 地域の人が必要とする 防災グッズ を製作して, 地域の人にそのよさを PR するために主体的に活動ができるようにする 3 取材や報告会等で地域の人と関わることで, 地域を大切にしたい思いが広がるようにする 地域の一員として, 町の安全に関わる活動や取組を行い, 地域の人々とつながり, 支え合って暮らすよさを理解できるようにする 防災グッズ を製作し, 地域の人に届けることで, まちへの関心を高めることにつなげられるようにする

2 単元の計画と評価規準 ( 全 25 時間 ) 次時 学習内容 資質 能力の評価規準 ( 評価方法 ) 他教科等との関連 1 2 1 1 学期の学習の振り返りをする 防災マップを届けた地域の一人暮らしのお年寄りの方から, 防災マップの感想を聞き取ったことをまとめることで, 次の課題を設定する 地域の様々な年代の人の考えを知るための方法を考える 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 課題の設定 1 情報の収集 1 原のまちの防災について設定した課題について, 必要な情報を収集する 地域の人に災害が起きたときに準備しているものや困っていることを調査するアンケートを作る 国語科 報告します, みんなの生活 の学習を生かしてアンケートを作る 人が集まる場所で調査活動をする 防災について研究している呉工業高等専門学校の先生や学生にアドバイスをもらいながら災害時に必要なものについて調べる 整理 分析 1 収集した情報を基に, 原の地域の人が災害時に困ることや必要なものについて話し合う 調査結果をまとめる方法を考える アンケート結果を整理する 整理したアンケート結果から, 災害が起きたときに必要なものについて分かったことや考えたことを話し合う 本時 まとめ 創造 表現 1 地域の人が必要な防災グッズを考える 原の防災グッズを作る 防災グッズを作るために必要な情報を集める さんに届けた防災マップを使って安全に避難してもらえたらうれしいよ 原の地域や人に関心をもち, 学習計画を立て, 見通しをもって取り組もうとしている 災害が起きたときに心配なことがあると言われていたよ ぼくたちにできることがないかな 原のまちの人は, 災害についてどんなふうに考えているのか調べてみようよ 質問の仕方や回答欄を工夫してアンケートを作っている ( ワークシート, 児童観察 ) 地域の課題解決に向けて, 自分たちができることは何かということを意識しながら, 活動に取り組もうとしている ( フリップボード, ワークシート, 児童観察 ) 郷土愛 災害時に安全に避難するための必要な情報を自分から求め, 主体的に調べたり, 地域や関係機関, 専門の方に働きかけたりしている 調査結果を分かりやすくするための方法について進んで考えを出している ( 児童観察 ) 収集した情報を分析, 整理し, 発表資料を工夫している ( 発表資料, 児童観察 ) 原の防災グッズ として必要なものについて, 根拠を基にした自分の考えをもち, 情報を整理 分析しながらグループの考えをまとめることができる ( 発表, ワークシート, 児童観察 ) 地域の人のために防災グッズを作るという目的を意識して, 見通しをもって取り組もうとしている ( ワークシート, 児童観察 ) 郷土愛 防災グッズを作るための必要な情報を自分から求め, 主体的に調べたり, 地域や関係機関, 専門の方に働きかけたりしている ( ワークシート, 児童観察 ) 社会科 くらしを守る 学習したことをもとに安全マップにまとめ, 今の自分たちにでもできることを考える (4) ア 国語科 報告します, みんなの生活 アンケート調査をして分かったことと考えたことを, 図表やグラフを用いながら, 聞き手に分かりやすく筋道を立てて話して報告することができる A(1) ア イ社会科地図や各種の具体的資料を効果的に活用し, 調べたことや考えたことを表現することができる (3) 算数科 調べ方と整理のしかた 資料を観点別に整理する方法を考えたり, 表を活用して問題解決を図ったりすることができる D(4) ア算数科 3 年 表とグラフ 資料を分類整理し, 表やグラフを用いて分かりやすく表したり読み取ったりすることができる D(3) 社会科 ごみのしょりと利用 リサイクルについて調べ, 再利用の取り組みが資源の有効利用になっていることを理解する (3) イ図工科 つくって, つかって, 役立てて 生活に役立つ入れ物や箱のつくり方をくふうすることを通して, 形や色, 方法や材料を工夫することができる A(2) イ

課題の設定 2 13 防災グッズを作って, 原のまちの人に PR する方法を話し合う 作成した防災マップのよさを効果的に伝える方法を考える 地域の人に必要な防災グッズを PR する方法を考えている 情報の収集 2 14 15 地域の人が集まる所やイベントについて話し合う 防災グッズを PR するための必要な情報を収集する 原のまちや自分たちの学校で地域の人が集まる場所を積極的に話し合っている ( 発表, 児童観察 ) 防災グッズを PR するための情報収集に主体的に取り組んでいる ( ワークシート, 児童観察 ) 整理 分析 2 3 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 収集した情報を基に, 地域の人に PR する方法を考え, まとめる まとめ 創造 表現 2 地域の人に防災グッズを PR するためのプレゼンテーションを作る PR するためのプレゼンテーションになるように工夫する 説明の仕方をよりよくするための交流をする 実行 三ツ池ふれあい交流会 で防災グッズを PR する 防災グッズを PR するプレゼンテーションをする 地域の方からの反応や評価を知る 振り返り 学習を振り返り, 話し合ったりお礼の手紙を書いたりして単元全体をまとめる 地域の人に防災グッズを PR する方法を考えて, まとめている ( ワークシート, 児童観察 ) 地域の人に PR するために, 収集した情報を整理, 分析し, 防災グッズのよさがよく分かるように表現方法を工夫している ( プレゼンテーション, ワークシート, 防災グッズ, 児童観察 ) 地域の人に分かりやすい説明になっているかを考えて交流している ( プレゼンテーション, ワークシート, 防災グッズ, 児童観察 ) 地域の人を守るために, 防災グッズのよさを知り, 使ってほしいという願いをもって発表している ( 発表, ワークシート, 児童観察 ) 郷土愛 地域の方の考えを理解している ( ワークシート, 児童観察 ) 郷土愛 目的意識や相手意識をもって, 用件を分かりやすく伝える手紙を書いている ( 手紙 ) これからの原のまちの防災についてさらに考えていく見通しと意欲をもっている ( ワークシート, 児童観察 ) 郷土愛 国語科 報告します, みんなの生活 聞き手の様子を確かめながら, 筋道立てて, 分かりやすく工夫して話すことができる A(1) イ エ 道徳 しょうぼうだんのおじさん 自分たちの生活を支えている人々を尊敬し, 感謝する心情を育てる 2-(4) 尊敬 感謝学級活動 三ツ池ふれあい交流会にむけて 交流会の計画を立てる 音楽科 心をつなぐ歌声 地域の方への感謝の思いをこめて歌う A イ国語科 お願いやお礼の手紙を書こう 目的に合わせて内容を考え, 必要な事柄を落とさずに, 依頼状や礼状などの手紙を書くことができる B(1) ウ エ 単元後 課題の設定 自己の成長から家族や地域の人に感謝の気持ちを伝えるために, 自分たちができることはないかという次の課題を設定する 原の防災マップや防災グッズを作るためにたくさんの人に支えてもらったね たくさんの経験をすることができて, 自分に自信がもてるようになってきたよ お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝えるためにできることはないかな

3 本時の展開 ( 本時 8/25) 整理 分析 1 (1) 本時の目標 原の防災グッズ として必要なものについて, 根拠を基に自分の考えをもち, 情報を整理 分析しながら, グループの考えをまとめることができる 資質 能力 / 論理的思考力 判断力 表現力 (2) 本時の展開 指導上の留意点学習活動評価規準 ( 評価方法 ) 努力を要する 状況と判断される児童への手立て 課題の設定 情報の収集 1 前時の振り返りから本時のめあてを確認する 2 地域の人の防災に対する考えについての情報を班で整理する 情報収集したことを想起させる 原の防災グッズ として必要なものについて調査結果をもとに考えよう 災害が起きたとき 1 準備している物は何か 2 これから準備しようと思っているものは何か 3 心配なことは何か 集めた情報を整理したら, いろいろなことが分かったね 準備しているものは が多いんだね あったら便利なものは予想していたものとちがっていたね 1 準備している物 グラフ ランキング 情報を整理 分析したものを根拠として発表できるようにまとめさせる 事前に調査結果から分かることを整理させておく 2 準備しようと思っている物 図 3 心配なこと 表 その他 必要な資料 グラフから, のことが分かるよ だから, が必要だね ランキングと表から, のことが分かるよ ぼくたちにもできることがありそうだよ 整理 分析 振り返り 3 全体で交流する 4 本時を振り返り, 次時につなげる 振り返りの例 意見交流するときに調査結果を整理して, 分かったことや, そこから考えたことなどについて話し合わせる 地域の人が必要としていることは何かを考えさせ, 地域の人の安全を思って取り組めるようにする 友達の考えを聞いて, 自分の考えをもてるようにする 地域の人に自分たちができることは何かを考え, 防災グッズを作っていくことを想定させながら, まとめさせる 単元のゴールをつなげて, 見通しをもたせる 複数の調査結果やデータなどについて, 比較したり関連付けたりして根拠を基に 原の防災グッズ として必要なものを考えている ( 資料 ワークシート 児童観察 ) アンケート結果をグラフや表にまとめて考えていったら, 災害が起きたときに地域の人が必要なものは ではないかと分かりました 防災グッズを自分たちで作って, 地域の人に届けることができたら, 原の地域の人がもっと防災のことを知ってくれるのではないかと思います

4 板書計画 原のまちを守り隊 めあて 論理的表現力 原の防災グッズ として必要なものについて調査結果をもとに考えよう あ n 原のまちの人に聞きました 災害が起きたときに 1 準備している物はありますか それは何ですか 2これから準備しようと思っている物は何ですか 1 準備している物ランキングでグラフにまとめる表す ( あるかないか ) 2 準備しようと思っている物 図にまとめる 3 心配なこと 表にまとめる 3 心配なことは何ですか インタビューした人 原保育園の先生や迎えに来ていたお母さんたち すこやか教室 に来ていた地域の方々 郵便局や JA に来ていた地域の方々 バス停でバスを待っている方々 ふりかえり 地域の多くの人が必要としていること, 必要としているもので, 自分たちにできることは何か 決まったこと - 続けて話し合うこと - 5 資質 能力ルーブリック論理的思考力 判断基準判断力 表現力 A 複数の調査結果やデータなどについて, 比較したり関連付けたりして, 整合性のある根拠を基に 原の防災グッズ として必要なものを考えている B 複数の調査結果やデータなどについて, 比較したり関連付けたりして, 根拠を基に 原の防災グッズ として必要なものを考えている C 原の防災グッズ として必要なものについて, 自分の考えはもっているが, 根拠を示していない