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合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

記 1. 業務通関における留意事項人道目的等に該当するものを除き 北朝鮮を仕向地とする輸出は認められないことから 申告内容の十分な把握に努め 経済産業省と緊密に連携し 当該輸出禁止措置の実効性を確保すること 更に 第三国を経由した北朝鮮への迂回輸出がなされることのないよう 周辺国等へ輸出される貨物に

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資料 7-1 特殊車両の通行に関する指導取締要領の一部改正について 国土交通省関東地方整備局道路部交通対策課 1 (1) 特殊車両通行許可制度 2

特殊車両通行許可制度の必要性 道路法の道路は 道路構造令 により 1 重量 =25t( 旧基準は20t) 2 寸法 長さ=12m( 普通自動車 ) 幅 =2.5m 高さ=3.8 m の車両が安全 円滑に走行できるよう設計されている 上記 12を超える車両が走行すると下記の危険性が 橋梁 トンネルが損傷 交差点の折進等で1 車線に収まらないことによる危険 ( 場合によっては縁石 中央分離帯を破損 ) 車両諸元 と 通行経路の道路の構造 ( 通行許容範囲 ) の特殊車両通行許可制度確認が必要 3 車両制限令 による一般制限値 寸法 ( 幅 高さ 長さ 最小回転半径 ) 3.8m( 高さ指定道路は 4.1m) 2.5m 12m 12m 4

重量 ( 総重量 軸重 隣接軸重および輪荷重 ) 総重量 ( 車両自重 + 積載物重量 + 乗員 ) 20t 高速自動車国道または重さ指定道路は 25t ( 隣り合う車軸の軸距により ) 18t~20t 輪荷重 5t 軸重 10t 輪荷重 5t 5 特殊車両通行許可制度の概要 車両諸元が一般的制限値を超える車両 1 通行がやむをえないと判断される場合 2 橋梁 トンネル 交差点などの道路の構造と通行する車両の重量 寸法を照らし合わせ通行が可能と判断される場合 徐行や連行禁止 誘導車の配置など必要な条件を附して通行を許可する 6

第 47 条 道路法 の主な関連条項 車両諸元の最高限度 ( 一般制限値 ) を超える車両については通行を禁止 制限する 第 47 条の2 一般制限値を超える通行がやむを得ないと認められる場合には 申請に基づいて許可することができる 第 47 条の3 違反者に対し必要な措置を命ずることができる 7 (2) 道路構造物の状況等 8

In Japan 9 コンクリート床版の疲労 10

車両の重量による道路構造物の疲労に及ぼす影響は それぞれ 舗装で 4 乗 RC 床版で 12 乗といわれています 仮に 大型車両 1 台が 軸重 10 トンの基準よりも 2 トン超過した場合は 舗装に対しては約 2 台分 RC 床版に対しては約 9 台分の疲労が蓄積されることとなります ( 2 ( 2 舗装に与える疲労イメージ 床版に与える疲労イメージ 11 (3) 事故事例 12

13 14

(4) 取締り 指導 15 16

貨物輸送依頼者へお願い 重量物 長大物の輸送にあたって経路によっては特殊車両通行許可が必要な場合があり その場合 一定の期間 ( 許可取得 ) が必要となるため 余裕をもって輸送の依頼に配慮するようお願いします 重建設機械の輸送にあたって特殊車両通行許可どおりに分解した上で輸送の依頼に配慮するようお願いします 分解した重建設機械を組み立てる場所の確保に配慮するようお願いします 17

平成 25 年 1 月 30 日道路局 特殊車両の通行に関する指導取締要領 の一部改正及び同改正に係る意見募集の結果について 道路法 ( 以下 法 という ) 第 47 条第 2 項の規定に違反し 又は同条第 1 項の政令で定める最高限度を超える車両 ( 以下 特殊車両 という ) の通行に関し 法第 47 条の2 第 1 項の規定により道路管理者が付した条件に違反して車両を通行させている者に対しては 車両の通行の制限について ( 昭和 53 年 12 月 1 日付け建設省道交発第 96 号道路局長通達 ) 等に基づき 国においては取締基地における取締り 指導を行い また 車両重量自動計測装置の計測結果により その使用している特殊車両を繰り返し違法に通行させたことを確認された者に対して指導警告書を送付しているところですが 依然として多くの重量制限を超過した車両が通行しております 我が国の道路は高度経済成長期に集中的に整備されたため 道路橋をはじめとした道路構造物の老朽化が急速に進行しており 長寿命化対策が求められております 社会資本整備審議会道路分科会においても 道路構造物の長寿命化のためには 指導 取締りの実効性を向上させる必要があるとの建議 を受けています これらのことから 国土交通省は 特殊車両の通行に関して取締り 指導の徹底を図り 道路の構造を保全する観点から 特殊車両の通行に関する指導取締要領 の一部改正について 平成 24 年 10 月 2 日 ( 火 ) から同年 11 月 1 日 ( 木 ) までの間 意見募集を行いました 今般 社会資本整備審議会道路分科会の建議及び意見募集の意見を踏まえ 特殊車両の通行に関する指導取締要領 について所要の改正を行いましたので 意見募集の結果とともに公表します 1. 道路法第 47 条の3に係る行政処分等の基準について の内容 (1) 車両の通行の制限について ( 昭和 53 年 12 月 1 日付け建設省道交発第 96 号道路局長通達 ) 別添 2 特殊車両の通行に関する指導取締要領 を 道路法第 47 条の3に係る行政処分等の基準について に名称変更し内容の一部改正を行いました 改正の概要は別紙 1のとおりで 道路法第 47 条の3に係る行政処分等の基準は 別紙 2のとおりです (2) あわせて 道路法第 47 条の3に係る行政処分等の基準の細部取扱いについて ( 別紙 3) 及び 道路法第 47 条の3に係る行政処分等の発出基準について ( 別紙 4) を新たに定めました 施行日平成 25 年 3 月 1 日 道路法第 47 条の3に係る行政処分等の基準 の新旧表は参考資料のとおりです 1

別紙 1 特殊車両の通行に関する指導取締要領 ( 道路局長通達 ) の改正内容 (1) 車両の通行の制限について ( 昭和 53 年 12 月 1 日付け建設省道交発 96 号道路局長通達 ) 別添 2 特殊車両の通行に関する指導取締要領 を 道路法第 47 条の 3 に係る行政処分等の基準について に名称を改め 内容を改正しました 主な改正内容は以下のとおりです 1 繰り返し特殊車両を違法に通行させた者又は車両重量自動計測装置の計測結果によってその使用している特殊車両を繰り返し違法に通行させたことを確認されて警告を受けた者 ( 以下 違反者等 という ) に対して是正指導を行うこととして 次のものを追加しました 第 4 繰り返し特殊車両を違法に通行させた者等に対する措置道路管理者は 繰り返し特殊車両を違法に通行させた者 ( 法人又は人の業務に関して特殊車両を違法に通行させた場合にあっては当該法人又は人 ) 又は第 3の2により警告を受けた者を国道事務所等に呼び出して対面で是正指導書を手交するなどし 再び違反行為がなされないよう 是正を求めるものとする 2 是正指導内容 許可取消内容等の公表を行うこととして 次のものを追加しました 第 4 繰り返し特殊車両を違法に通行させた者等に対する措置道路管理者は 1による是正指導を繰り返し受けたにもかかわらず 当該是正指導を受けた者が是正に応じない場合は 弁明の機会を付与したうえ 再び1による是正指導を実施し その名称及び是正指導内容等を公表するものとする 許可の取消しを行った道路管理者は 許可の取消しを受けた者の名称及び取り消した許可の内容等を公表するものとする 3 その他所要の改正を行うこととする (2) 道路法第 47 条の 3 に係る行政処分等の基準について の内容の詳細として 道路法第 47 条の 3 に係る行政処分等の基準の細部取扱いについて 及び 道路法第 47 条の 3 に係る行政処分等の発出基準について を新たに制定しました 2