30つながる食育推進事業成果報告書

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食育に関するアンケート

実践内容 (1) 視点 1 教育活動全体で推進できるよう 指導体制を整備し 食に関する指導の充実 を図る 1 食育全体計画の整備既存の食育全体計画を見直し 教科 学級活動における食に関する指導の時間を確保するとともに 栄養教諭とのティーム ティーティング ( 以下 TT) についても明記した また

食育に関するアンケート

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

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平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

平成25~27年度間


小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

平成 28 年度 第 1 回境港市学校給食センター運営委員会 1 日時 : 平成 28 年 10 月 27 日 ( 木曜日 )10:00~ 2 場所 : 境港市学校給食センター研修室 3 内容 (1) 報告事項 1 平成 28 年度学校給食の実績について 2 学校給食センターの取組について 3 アイ

<4D F736F F D E9197BF A B83678C8B89CA8A5497AA2E646F63>

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

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平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

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教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

山梨県教育委員会:甲州市立奥野田小学校

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

山形県教育委員会:遊佐町立藤崎小学校

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

生徒指導の役割連携_四.indd

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

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H26SSS報告書:奈良県

gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

系統的で一貫性のあ評価指標 評価指標による達成度 総合評価 るキャリア教育の推進に向けて 小 中 1 卒業後の生活につながる客観的 < 評定 > 学部段階での客観的アセスメントに基づいた指導計画 指標に基づいた卒業を立案することができる A B C 後の生活を見据えた教育活動につながる 2 立案され

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0


2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

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学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

①H28公表資料p.1~2

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平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

県立学校職員 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 15 条の2 第 1 項第 5 号の規定に基づき 山形県教育委員会における職員 ( 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 7 条に規定する校長及び教員等 ) の標準職務遂行

芥川小学校5年家庭科 学習指導案

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

H26研究レポート一覧(6年研)変更2017.3.22

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

平成18年度標準調査票

Transcription:

平成 年度 つながる食育推進事業 成果報告書 受託者名モデル校名称対象学年及び人数栄養教諭等の配置 福岡県教育委員会筑後市立筑後中学校全学年 7 人平成 年度から栄養教諭が一人配置 取組テーマ 自ら健全な食生活を実践し 食の自立を目指す生徒の育成 ~ みんなでつなげる ちっご食育プログラム ~ 推進委員会の構成 委員長 沖田千代 福岡大学名誉教授 副委員長 中村英司 筑後市教育委員会教育長 委 員 太田雅規 福岡大学教授 委 員 安倍ちか 九州栄養福祉大学准教授 委 員 梅木陽子 福岡大学講師 委 員 寺崎雅巳 福岡県教育庁教育振興部副理事兼体育スポーツ健康課長 委 員 今古賀亜希 福岡県教育庁南筑後教育事務所指導主事 委 員 坂本啓悟 筑後市教育委員会学校教育課長 委 員 田中庸二 筑後市教育委員会主任教育指導主事 委 員 古賀蔵 筑後市立筑後中学校長 委 員 清原明美 筑後市立筑後中学校主幹教諭 委 員 江良礼二 筑後市立筑後中学校教諭 委 員 丸山優子 筑後市立筑後中学校栄養教諭 委 員 田中彰弘 筑後市立筑後中学校 PTA 会長 委 員 神田悠司 大塚製薬株式会社福岡支店 連携機関及び連携内容連携機関名福岡大学九州栄養福祉大学地域の食育に携わる関係機関 団体 ( 筑後市 筑後市教育委員会 筑後市 PTA 地域コミュニティ JA 生産者団体等 ) 連携内容食育プログラムに関する指導 助言 アンケート等の調査結果の評価 分析ゲストティーチャーとしての食に関する指導への参画食に関する体験活動への協力食に関する各種イベントへの協力啓発プログラムへの協力

取組前のモデル校の状況 () これまでの食育の取組状況 自分でつくる弁当の日 ( 年 回全学年 ) 夏季休暇中の食事作りの家庭実践( 年弁当づくり 年学校給食レシピコンクール ) 教科担任と栄養教諭との T.T による教科学習 学級活動 地場産物を活用した給食を提供する ちっごの日 の実施 PTA 給食試食会 市 PTA 連合会夏休み期間の 早寝 早起き 朝ごはん 運動 () 学校の課題 朝食を毎日食べる生徒の割合が75.%(H 全国学力 学習状況調査より ) であり 県平均 全国平均を下回っている 自分でつくる弁当の日 の取組に個人差があるため 教職員全員が共通理解をもち学校で取り組むこと 保護者に取組の意義についての理解を促し 巻き込んでいく方策が必要である 給食の時間等における食事のマナーが身に付いていないため 学級活動や給食の時間における食事マナーについての指導と家庭への啓発を図り家庭実践を促す取組が必要である 5 評価指標の設定について () 共通指標について 児童生徒 保護者の食育に関する意識に関することア朝食を食べることへの価値イ共食をすることへの価値ウ栄養バランスを考えた食事をとることへの価値エ食事マナーを身に付けることへの価値オ伝統的な食文化や行事食を学ぶことへの価値カ衛生管理の重要性について学ぶことへの価値 朝食を欠食する児童生徒の割合 児童生徒の共食の回数 栄養バランスを考えた食事をとっている児童生徒の割合 共通指標は 児童生徒アンケートによって測定する () 独自指標について 5 給食が好き な生徒の割合 6 自分で料理をする頻度の割合 7 食品選択における着目点 独自指標は 生徒アンケートによって測定する 6 実践内容 ( 評価指標を向上させるための仮説 ( 筋道 ) を含めて ) 学校を中心とし 関係機関 団体等が連携した家庭を巻き込んだ ちっご食育プログラム を実施し 評価指標の向上を目指す ちっご食育プログラム は Ⅰ 生徒の食生活( 生活習慣 ) への意識を高める働きかけ Ⅱ 生徒の食生活に関する知識 技能を高める働きかけ Ⅲ 生徒自らが食生活をつくる働きかけ

Ⅳ 生徒の望ましい食生活を支える働きかけ の つの 働きかけ を生徒及び保護者等に行い 生徒の自立を促すものである Ⅰ 生徒の食生活 ( 生活習慣 ) への意識を高める働きかけ 学級活動を中心とした食生活への意識を高める食に関する指導 プログラムの概要 生徒が 自分の朝食摂取の現状を振り返ることができるアンケートを実施した 朝食摂取率向上をめざし チャレンジ朝ごはん給食 ( 生徒自身が家庭で調理できそうなメニュー ) を給食献立に取り入れた アンケート結果やチャレンジ朝ごはん給食のメニュー ( レシピ含む ) をもとに 自分の朝食摂取について考える学級会活動を行った 活動後のふり返りとして がんばりカード を配布し 家庭での自分の朝食摂取について振り返る活動を設定した 保護者への働きかけ 保護者への公開 参加型の授業を実施した 生徒と保護者の朝食に対する意識付けを行うために 朝食記録表を配布した 生徒会活動の取組 ( 生徒による食生活改善プロジェクト ) プログラムの概要 生徒会 ( 給食委員会 ) による食生活アンケート 調査結果の分析 原因の分析 全校または各学級 の取組 取組のまとめ ( 生徒 保護者に向けて発 信 ) といった生徒主体の一連の取組をとおして 食 生活に対する課題に気付かせ 自ら改善していこ うとする意識を高めた 保護者への働きかけ 文化発表会において 生徒から保護者へ取組を発 信した 生徒会の取り組みを掲載した給食だよりを発 行し 保護者に周知した 学校給食を活用した栄養教諭と学級担任が連携した給食の時間における食に関 する指導 プログラムの概要 給食の時間における食に関する指導の意義やね らいについて共通を図り 栄養教諭と学級担任で 連携を図り計画的な指導を行った 生徒が考案した給食メニューを実際に調理し提 供した 朝食モデル献立を給食時間に提供した 保護者への働きかけ 保護者対象の給食参観 試食会を実施した 文化発表会の様子で発表する生徒 ( 上 ) 発表化で紹介した弁当に関する発表資料 ( 下 ) 朝食モデル献立 ( 上 ) と 給食だよりの紹介資料 ( 下 )

毎月給食だよりを発行し 学校の取組を保護者に周知した Ⅱ 生徒の食生活に関する知識 技能を高める働きかけ 技術 家庭科 ( 家庭分野 ) を中心とした教科等における食に関する指導 プログラムの概要 教科等における望ましい食生活の実践に向け 食に関する関心や知識 調理等に関する技能を高め さらに学習したことを実生活へとつなげた 小 中連携によるヶ年を見通した指導計画の充実を図った 保護者への働きかけ 生徒が作成した学習の成果物を家庭に発信した 長期休業中に家庭実践へつなげるため 課題を 設定した 5 生徒や保護者の実態やニーズに応じた食に関する特設講座の実施 プログラムの概要 朝食摂取率向上をめざした 中学生対象の料理教室を実施した 食の自立に向けた視点から保護者対象の講演会を実施した 保護者への働きかけ 生徒と保護者が一緒に食について考える 筑後中つながるレシピ の募集 取り組みを掲載した給食だよりを 発行し 保護者に周知した 提出された課題をまとめた掲示物 完成したつながるレシピ集 Ⅲ 生徒自らが食生活をつくる働きかけ 6 食の作り手 の立場を体験する実生活における調理活動の促進 プログラムの概要 生徒自身が自らの食事や家族の食事を作る機会として 以下の取組を行い 食に関する関心を高め 食に関する自己管理能力を育成した 自分の力で弁当を作り 学校で会食をする 弁当の日 の取組 自分や家族の朝ごはんをつくる 朝食の日 の取組 地場産物を活用した学校給食献立を考えて作る 福岡県学校給食レシピコンクール の取組 筑後中学校校区の小学校 5 年生を対象としたサラダコンクールの取組 朝食の日 につながる調理実習

学校と家庭で連携して取組を行い 保護者の食に 対する意識を高め 家庭における食育を促進した 保護者への働きかけ 活動のねらい 目標についての学校と家庭の共通理解を図った 家庭での生徒への関わり方について学校と家庭の共通理解を図った 生徒の取組の様子や成長についての共通理解を図った 保護者から弁当レシピを募集し 簡単朝食レシピ集 弁当献立レシピ集 を作成 各家庭に配布した 家庭配布用献立表に 生徒が作ることができそうな料理に印をつけ 配布した 小学生の募集作品 ( 上 ) 実際の給食献立に採用された様子 ( 下 ) Ⅳ 生徒の望ましい食生活を支える働きかけ 7 地元料理人による地場産物を使った料理教室の実施 プログラムの概要 生徒と保護者が地元料理人から地場産物を活用した朝食作りを学び 食事を作る楽しさや地場産物についての関心を高めた 保護者への働きかけ 料理教室の様子を給食だよりに掲載し 啓発した 食をテーマとした保護者対象の講習会 プログラムの概要 孤食 朝食欠食 等 生徒を取り巻く食に関する環境をテーマとした講習会を開催し 保護者の食に対する意識を高めた 保護者への働きかけ 参加する保護者の拡大のために 学校行事や市のイベントの一環として開催した 地域の野菜ソムリエによる料理教室 保護者対象の食育講演会

7 評価指標の測定結果 () 共通指標について 食意識について : 生徒アンケートから 食意識 事業前 : (%) 思うどちらかといえば思うあまり思わない思わない 朝食は大切 一緒に食べることは大切 6 栄養バランスは大切 6 よくかむことは大切マナーは大切 5 0 7 伝統や行事食は大切 0 衛生は大切 6 食意識 事業後 : (%) 思うどちらかといえば思うあまり思わない思わない 朝食は大切 一緒に食べることは大切 5 0 栄養バランスは大切 6 よくかむことは大切 5 0 マナーは大切 0 6 伝統や行事食は大切 5 衛生は大切 0 食行動について : 生徒アンケートから 食行動 事業前 : (%) ほとんど毎日週に ~5 日週に ~ 日週に 日程度ほとんどない 朝食摂取頻度 共食の回数 ( 朝食 ) 7 0 5 共食の回数 ( 夕食 ) 60 7 栄養バランスのとれた食事回数 5

食行動 事業後 : (%) ほとんど毎日週に ~5 日週に ~ 日週に 日程度ほとんどない 朝食摂取頻度 77 6 共食の回数 ( 朝食 ) 5 共食の回数 ( 夕食 ) 6 0 6 栄養バランスのとれた食事回数 6 食に対する意識の高まりについて : 保護者アンケートから 食育による生徒の食に関する意識の高まり 事業後 : 保護者の視点 (%) 思うどちらかといえば思うあまり思わない思わない 6 年 6 7 年 5 5 7 0 年 6 0 5 5 5 70 食意識の高まった項目 事業後 : 保護者の視点 学年別 人数 ( 人 ) 年生 年生 年生 ( ア ) 朝食を食べること ( イ ) 家族などと一緒に食事を食べること ( ウ ) 栄養バランスを考えた食事をとること ( エ ) ゆっくりよく噛んで食べること ( オ ) 食事マナーを身に付けること ( カ ) 伝統的な食文化や行事食を学ぶこと ( キ ) 食事の際に衛生的な行動をとること ( ク ) その他 6 7 6 7 0 6 6 5 55 6 6

食習慣の変容について : 保護者アンケートから 食育による生徒の食習慣の変容 事業後 : 保護者の視点 (%) 思うどちらかといえば思うあまり思わない思わない 6 6 6 5 年 67 6 年 6 6 年 56 6 5 6 7 7 改善された食習慣 事業後 : 保護者の視点 学年別 人数 ( 人 ) 年生 年生 年生 ( ア ) 朝食を食べる回数 ( イ ) 家族と一緒に食事をする回数 ( ウ ) 栄養バランスを考えた食事の回数 ( エ ) ゆっくりよく噛んで食べるようになった ( オ ) 食事マナーを身に付けること ( カ ) 伝統的な食文化や行事食について理解 ( キ ) 食事の際に衛生的な行動をとること ( ク ) その他 7 0 5 6 6 7 0 () 独自指標について 給食が好き な生徒の割合: 生徒アンケートから あなたは 給食がすきですか? 事業前(%) すきどちらかといえばすきどちらでもないどちらかといえば苦手苦手 7 0 年生 年生 6 5 年生 0 5 0 7 5 0 5

あなたは 給食がすきですか? 事業後 (%) すきどちらかといえばすきどちらでもないどちらかといえば苦手苦手 年生 5 年生 5 5 年生 6 7 5 6 0 自分で料理をする機会 頻度について : 生徒アンケートから 自分で料理する機会 事業前 (%) ある ない 5 年生 5 年生 5 7 年生 57 5 60 0 自分で料理する機会 事業後 (%) ある ない 年生 55 5 年生 年生 6 5 6 6

自分で料理する頻度 事業前 (%) 月に 5 回以上月に 回月に 回まったくない 7 年生 6 年生 年生 6 5 5 5 5 自分で料理する頻度 事業後 (%) 月に 5 回以上月に 回月に 回まったくない 7 年生 年生 0 0 年生 7 5 7 0 % 5 食品選択における着眼点 : 生徒アンケートから 事業前 : 複数回答 (%) 0% 0% 0% 60% 0% 事業後 : 複数回答 (%) 0% 0% 0% 60% 0%. 価格 7 76. 鮮度 5 55. 産地. 表示 6 6 5. 好み 6 6. 味 5 7. 栄養 6. 家にないもの. その他 0. 選ぶこと ( 買うこと ) はない 6

食育の取組による食への関心 興味の高まり : 生徒アンケートから 事業後 (%) 高まったどちらかといえば高まったあまり高まらなかった高まらなかった 年生 年生 年生 7 5 6 0 55 57 57 5 60 0 7 5 7 7 今後 食生活において身につける必要があること : 生徒アンケートから. 毎日規則正しく食事をとること. 食事に含まれる栄養素の働きを知ること. 自分の健康を考えて食事をすること. 自分で食事を作ること 5. 食品の表示や鮮度をみわけて選択すること 6. 生産者や自然の恵みに感謝して食べること 7. 様々な人と楽しく会食すること. 環境や資源について考えること. 日本や外国の食文化や歴史について考えること 0. その他 事業後 : 複数回答 (%) 0% 0% 0% % 0% % 60% 70% 7 5 7 6 60 6 成果と課題 () 成果学校を中心とし 関係機関 団体等が連携した家庭を巻き込んだ ちっご食育プログラム におけるつの働きかけにより 生徒の 食の自立 を目指そうとする意識が高まった 本事業の取組によって 食への関心 興味が 高まった どちらかといえば高まった と答えた生徒は どの学年においても約 7 割であった 今後 食生活において身につける必要があることとして回答した上位 つは 毎日規則正しく食事をとること 自分の健康を考えて食事をすること 自分で食事を作ること であった このことから 生徒の今後望ましい食生活を自分で創り出そうという意欲が伺える 特に 年生においては 事業実施後 自分で料理を作ることがある がポイント 自分で料理をする機会が月 5 回以上ある と答えた生徒は合計 5ポイント高くなっている これは 本事業を含めこれまでの食に関する指導が 生徒の 食の自立 を目指そうとする意識の高まりにつながったと考える 保護者へのアンケートにおいては どの学年も約 7 割の保護者が 生徒の食習慣の変容を捉えている 朝食を食べる回数 や 栄養バランスを考えた食事の回数 が改善されたと答えていることから 朝食摂取率向上を目指した取組や生徒の食生活に関する知識 技能を高める取組は 生徒の 食の自立 を目指そうとする意識を高めるために有効であったと考える

() 課題生徒の 食の自立 を目指そうとする意識を実際の行動につなげるための取組を充実させていく必要がある 事業前後の食行動を比較すると つの項目のうちつの項目 ( 朝食摂取頻度 共食の回数 ( 朝食 ) 栄養バランスのとれた食事回数) については 事業後が若干低い結果となった 自分で料理をする機会については 的には事業前後の変化が見られなかった 生徒の 食の自立 を目指そうとする意識を実際の行動につなげるためには 生徒への働きかけに加え 家庭への働きかけを工夫 改善していくことが今後重要であると考える 生徒と保護者が協働で取り組むことができる活動 ( 学校で 家庭で ) や 生徒が保護者に働きかけることができる活動の設定が今後必要であると考える 情報発信と普及の計画 () 県や市ホームページ 広報誌等で取組状況や成果について発信する () 各種研修会等で取組の内容や成果について報告する () 事業の成果を冊子にまとめ 県内外の教育委員会や県内の学校に配布することで 取組や成果を周知する