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葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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減量・コース投与期間短縮の基準

**2019 年 6 月改訂 ( 第 4 版 ) *2018 年 2 月改訂 日本標準商品分類番号 ビグアナイド系経口血糖降下剤日本薬局方メトホルミン塩酸塩錠 METFORMIN HYDROCHLORIDE 劇薬処方箋医薬品 : 注意 - 医師等の処方箋により使用する

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

**2019 年 6 月改訂 ( 第 5 版 ) *2018 年 2 月改訂 貯法 : 室温保存使用期限 : 外箱等に表示注意 : 取扱い上の注意 の項参照 規制区分 : 劇薬 処方箋医薬品 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 日本薬局方 ビグアナイド系経口血糖降下剤 承認番号 薬価収載販売

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

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日医発第437(法安23)

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2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

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目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

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鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

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ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

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症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

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薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

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3. 定期接種の接種時期について結核の定期接種の対象者については 1 歳に至るまでの間にある者と予防接種法施行令 ( 昭和 23 年政令第 197 号 ) 第 1 条の3に規定されているが 本件に伴い 2に記載した方法を検討してもなお やむを得ず1 歳を超えて接種を行った者に対して定期接種の対象外と

の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

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審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

2 抗インフルエンザウイルス薬と異常行動の議論と今後の予定 平成 21 年に取りまとめられた報告書以降の知見を改めて報告書にまとめ 以下の議論がなされた 平成 21 年以降の非臨床研究及び 10 年に及ぶ疫学研究の科学的な知見を総括し 以下の事実から タミフル服用のみに異常行動と明確な因果関係がある

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

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別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

学術委員会学術第 1 小委員会 慢性腎臓病(CKD) 患者への適正な薬物療法に関する調査 研究 ~ 腎機能低下患者への投与に関係する添付文書記載の問題点の調査 ~ 委員長東京薬科大学薬学部医療実務薬学教室竹内裕紀 Hironori TAKEUCHI 委員白鷺病院薬剤科和泉智 Satoshi IZUM

を追加する (2) 実施要領通知の報告様式別紙 1 医薬品安全性情報報告書 及び同報告様式別紙 2 医療機器安全性情報報告書 を別添のとおり変更する

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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

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た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるま

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Transcription:

薬生安発 0 6 1 8 第 1 号 令和元年 6 月 1 8 日 日本製薬団体連合会 安全性委員会委員長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 使用上の注意 の改訂について 令和元年度第 3 回薬事 食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 令和元年 5 月 31 日開催 ) における審議結果等を踏まえ 医薬品の 使用上の注意 の改訂が必要と考えますので 下記のとおり必要な措置を講ずるよう関係業者に対し周知徹底方お願い申し上げます 記 別紙 1から別紙 6までのとおり できるだけ早い時期に添付文書を改訂し 医薬関係者等への情報提供等の必要な措置を講ずること また 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 第 52 条の2 第 1 項に規定する届出が必要な医薬品の添付文書を改訂する場合については 独立行政法人医薬品医療機器総合機構宛て同項の規定に基づく届出を行うこと

別紙 1 薬効分類 396 糖尿病用剤 医薬品名 メトホルミン塩酸塩 (1 日最高投与量が 2,250mg である製剤 ) 措置内容 以下のように使用上の注意を改めること 医療用医薬品添付文書の記載要領について ( 平成 9 年 4 月 25 日付け薬発第 606 号局長通知 ) に基づく改訂 ( 旧記載要領 ) 下線は変更箇所現行改訂案禁忌禁忌次に示す状態の患者次に示す患者 1) 乳酸アシドーシスの既往 1) 乳酸アシドーシスの既往のある患者 2) 中等度以上の腎機能障害 2) 重度の腎機能障害 (egfr 30 ml/min/1.73 m 2 未満 ) のある患者 3) 透析患者 ( 腹膜透析を含む ) 又は透析患者 ( 腹膜透析を含む ) 4) 重度の肝機能障害 3) 重度の肝機能障害のある患者 5) ショック 心不全 心筋梗塞 肺塞栓等心血管系 肺機能に高 4) 心血管系 肺機能に高度の障害 ( ショック 心不全 心筋梗塞 度の障害のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状肺塞栓等 ) のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態態にある患者 6) 過度のアルコール摂取者 5) 脱水症の患者又は脱水状態が懸念される患者 ( 下痢 嘔吐等の 7) 脱水症 脱水状態が懸念される下痢 嘔吐等の胃腸障害のある胃腸障害のある患者 経口摂取が困難な患者等 ) 患者 6) 過度のアルコール摂取者 ( 新設 ) 用法 用量に関連する使用上の注意

現行 改訂案中等度の腎機能障害のある患者 (egfr 30mL/min/1.73m 2 以上 60mL/min/1.73m 2 未満 ) では メトホルミンの血中濃度が上昇し 乳酸アシドーシスの発現リスクが高くなる可能性があるため 以下の点に注意すること 特に egfrが 30mL/min/1.73m 2 以上 45mL/min/1.73m 2 未満の患者には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること 投与は 少量より開始すること 投与中は より頻回に腎機能(eGFR 等 ) を確認するなど慎重に経過を観察し 投与の適否及び投与量の調節を検討すること 効果不十分な場合は メトホルミン塩酸塩として1 日最高投与量を下表の目安まで増量することができるが 効果を観察しながら徐々に増量すること また 投与にあたっては 1 日量を1 日 2~3 回分割投与すること 中等度の腎機能障害のある患者における 1 日最高投与量の目安 推算糸球体濾過量 (egfr) (ml/min/1.73m 2 ) 45 egfr<60 30 egfr<45 1 日最高投与量の目安 1,500mg 750mg 慎重投与 次に掲げる状態の患者 慎重投与 次に掲げる状態の患者

現行軽度の腎機能障害重要な基本的注意まれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 1) 過度のアルコール摂取を避けること 2) 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等により脱水状態が懸念される場合には いったん服用を中止し 医師に相談すること 3) 乳酸アシドーシスの初期症状があらわれた場合には 直ちに受診すること ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては 本剤の併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがある 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 改訂案軽度 ~ 中等度の腎機能障害重要な基本的注意まれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがある リスク因子としては 腎機能障害 肝機能障害 低酸素血症を伴いやすい状態 脱水 ( 利尿作用を有する薬剤の併用を含む ) 過度のアルコール摂取 感染症 高齢者等が知られている 特に 脱水 過度のアルコール摂取等により患者の状態が急変することもあるので 以下の点に注意すること 1) 本剤の投与開始前及びその後も投与中は定期的に 腎機能 (egfr 等 ) 及び肝機能を確認するとともに 患者の状態に十分注意して投与の適否及び投与量の調節を検討すること なお 高齢者等 特に慎重な経過観察が必要な場合には より頻回に確認すること 2) 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 3) 本剤の投与開始時及びその後も投与中は適切に 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 過度のアルコール摂取を避けること 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等の体調不良( シックデイ ) の時は脱水状態が懸念されるため いったん服用を中止し 医師に相談すること

現行腎機能障害のある患者では腎臓における本剤の排泄が減少し 本剤の血中濃度が上昇する 投与開始前及び投与中は以下の点に注意すること 1) 腎機能や患者の状態に十分注意して投与の適否や投与量の調節を検討すること 腎機能は egfrや血清クレアチニン値等を参考に判断すること 2) 本剤投与中は定期的に 高齢者等特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に腎機能 (egfr 血清クレアチニン値等) を確認し 腎機能の悪化が認められた場合には 投与の中止や減量を行うこと 改訂案 乳酸アシドーシスの症状( 胃腸障害 倦怠感 筋肉痛 過呼吸等 ) があらわれた場合には 直ちに受診すること 4) ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては 本剤の併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 肝機能障害のある患者では肝臓における乳酸の代謝能が低下する可能性があるので 本剤投与中は定期的に肝機能を確認すること 相互作用 ( 新設 ) 相互作用 併用禁忌 アルコール ( 過度の摂取 )

別紙 2 薬効分類 396 糖尿病用剤 医薬品名 メトホルミン塩酸塩 (1 日最高投与量が 750mg である製剤 ) 措置内容 以下のように使用上の注意を改めること 医療用医薬品添付文書の記載要領について ( 平成 9 年 4 月 25 日付け薬発第 606 号局長通知 ) に基づく改訂 ( 旧記載要領 ) 下線は変更箇所現行改訂案警告警告重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあり 死亡に至った例重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあり 死亡に至った例もも報告されている 乳酸アシドーシスを起こしやすい患者には報告されている 乳酸アシドーシスを起こしやすい患者には投与投与しないこと また 重篤な低血糖を起こすことがある 用しないこと 法 用量 使用上の注意に特に留意すること 腎機能障害又は肝機能障害のある患者 高齢者に投与する場合には 定期的に腎機能や肝機能を確認するなど慎重に投与すること 特に 75 歳以上の高齢者では 本剤投与の適否を慎重に判断すること 禁忌禁忌次に示す状態の患者次に示す患者 (1) 乳酸アシドーシスの既往 (1) 乳酸アシドーシスの既往のある患者 (2) 腎機能障害 ( 軽度障害も含む ) (2) 重度の腎機能障害 (egfr 30mL/min/1.73m 2 未満 ) のある患者 (3) 透析患者 ( 腹膜透析を含む ) 又は透析患者 ( 腹膜透析を含む )

(4) 肝機能障害 (5) ショック 心不全 心筋梗塞 肺塞栓など心血管系 肺機能に高度の障害のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態 (6) 過度のアルコール摂取者 (7) 脱水症 脱水状態が懸念される下痢 嘔吐等の胃腸障害のある患者 (3) 重度の肝機能障害のある患者 (4) 心血管系 肺機能に高度の障害 ( ショック 心不全 心筋梗塞 肺塞栓等 ) のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態にある患者 (5) 脱水症の患者又は脱水状態が懸念される患者 ( 下痢 嘔吐等の胃腸障害のある患者 経口摂取が困難な患者等 ) (6) 過度のアルコール摂取者 (8) 高齢者 ( 削除 ) ( 新設 ) 用法 用量に関連する使用上の注意中等度の腎機能障害のある患者 (egfr 30mL/min/1.73m 2 以上 60mL/min/1.73m 2 未満 ) では メトホルミンの血中濃度が上昇し 乳酸アシドーシスの発現リスクが高くなる可能性があるため 以下の点に注意すること 特に egfrが 30mL/min/1.73m 2 以上 45mL/min/1.73m 2 未満の患者では 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること 投与は 少量より開始すること 投与中は より頻回に腎機能(eGFR 等 ) を確認するなど慎重に経過を観察し 投与の適否及び投与量の調節を検討すること 効果不十分な場合は メトホルミン塩酸塩として1 日最高投与量を750mgまで増量することができるが 効果を観察しながら徐々に増量すること また 投与にあたっては 1 日量を1 日 2 ~3 回に分割投与すること

慎重投与次に掲げる状態の患者 ( 新設 ) 重要な基本的注意まれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 1) 過度のアルコール摂取を避けること 2) 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等により脱水状態が懸念される場合には いったん服用を中止し 医師に相談すること 3) 乳酸アシドーシスの初期症状があらわれた場合には 直ちに受診すること ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては 本剤の併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがある 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作 慎重投与次に掲げる状態の患者軽度 ~ 中等度の腎機能障害軽度 ~ 中等度の肝機能障害高齢者重要な基本的注意まれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがある リスク因子としては 腎機能障害 肝機能障害 低酸素血症を伴いやすい状態 脱水 ( 利尿作用を有する薬剤の併用を含む ) 過度のアルコール摂取 感染症 高齢者等が知られている 特に 脱水 過度のアルコール摂取等により患者の状態が急変することもあるので 以下の点に注意すること 1) 本剤の投与開始前及びその後も投与中は定期的に 腎機能 (egfr 等 ) 及び肝機能を確認するとともに 患者の状態に十分注意して投与の適否及び投与量の調節を検討すること なお 高齢者等 特に慎重な経過観察が必要な場合には より頻回に確認すること 2) 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 3) 本剤の投与開始時及びその後も投与中は適切に 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 過度のアルコール摂取を避けること

用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 腎機能障害のある患者では腎臓における本剤の排泄が減少し 本剤の血中濃度が上昇する 投与開始前及び投与中は腎機能や患者の状態に十分注意して投与の適否を検討すること 腎機能は egfrや血清クレアチニン値等を参考に判断すること 相互作用 ( 新設 ) 高齢者への投与一般に高齢者では腎 肝機能等が低下している 腎機能低下による本剤の排泄の減少 肝機能低下による乳酸の代謝能の低下が乳酸アシドーシスをあらわれやすくすることがあるので 高齢者には投与しないこと 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等の体調不良( シックデイ ) の時は脱水状態が懸念されるため いったん服用を中止し 医師に相談すること 乳酸アシドーシスの症状( 胃腸障害 倦怠感 筋肉痛 過呼吸等 ) があらわれた場合には 直ちに受診すること 4) ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては 本剤の併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 相互作用併用禁忌アルコール ( 過度の摂取 ) 高齢者への投与高齢者では 腎機能 肝機能等が低下していることが多く また脱水症状を起こしやすい これらの状態では乳酸アシドーシスを起こしやすいので 以下の点に注意すること (1) 本剤の投与開始前 投与中は定期的に 特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に腎機能や肝機能を確認するなど十分に観察しながら慎重に投与すること (2) 腎機能や脱水症状等患者の状態に十分注意して投与の中止や減量を検討すること 特に75 歳以上の高齢者では 乳酸アシ

ドーシスが多く報告されており 予後も不良であることが多いため 本剤投与の適否をより慎重に判断すること (3) 血清クレアチニン値が正常範囲内であっても 年齢によっては実際の腎機能が低下していることがあるので egfr 等も考慮して 慎重に患者の状態を観察すること 参考 Sambol,N.C.,et al.:j.clin.pharmacol. 1995;35:1094

別紙 3 薬効分類 396 糖尿病用剤 医薬品名 アナグリプチン メトホルミン塩酸塩 措置内容 以下のように使用上の注意を改めること 医療用医薬品添付文書の記載要領について ( 平成 9 年 4 月 25 日付け薬発第 606 号局長通知 ) に基づく改訂 ( 旧記載要領 ) 下線は変更箇所現行改訂案禁忌禁忌次に示す状態の患者次に示す患者 1) 乳酸アシドーシスの既往 1) 乳酸アシドーシスの既往のある患者 2) 中等度以上の腎機能障害 2) 重度の腎機能障害 (egfr 30mL/min/1.73m 2 未満 ) のある患者又 3) 透析患者 ( 腹膜透析を含む ) は透析患者 ( 腹膜透析を含む ) 4) 重度の肝機能障害 3) 重度の肝機能障害のある患者 5) ショック 心不全 心筋梗塞 肺塞栓等心血管系 肺機能に高 4) 心血管系 肺機能に高度の障害 ( ショック 心不全 心筋梗塞 度の障害のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状肺塞栓等 ) のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態態にある患者 6) 過度のアルコール摂取者 5) 脱水症の患者又は脱水状態が懸念される患者 ( 下痢 嘔吐等の 7) 脱水症 脱水状態が懸念される下痢 嘔吐等の胃腸障害のある胃腸障害のある患者 経口摂取が困難な患者等 ) 患者 6) 過度のアルコール摂取者 ( 新設 ) 用法 用量に関連する使用上の注意

中等度の腎機能障害のある患者 (egfr 30mL/min/1.73m 2 以上 60mL/min/1.73m 2 未満 ) では メトホルミンの血中濃度が上昇し 乳酸アシドーシスの発現リスクが高くなる可能性があるため 以 下の点に注意すること 特に egfr が 30mL/min/1.73m 2 以上 45mL/min/1.73m 2 未満の患者には 治療上の有益性が危険性を上 回ると判断される場合にのみ投与すること メトホルミン塩酸塩を少量より開始し 効果を観察しながら 徐々に増量するなど 慎重に投与量を調節することが必要であ るため 本剤投与がアナグリプチン及びメトホルミン塩酸塩の 各単剤の併用療法より適切であるか慎重に判断すること 本剤に含まれるアナグリプチン及びメトホルミン塩酸塩の量 下表に示すメトホルミン塩酸塩単剤の 1 日最高投与量の目安も 考慮して 本剤の投与量を決めること ( 参考 ) 中等度の腎機能障害のある患者における メトホルミン塩酸塩単剤の 1 日最高投与量の目安 推算糸球体濾過量 (egfr) (ml/min/1.73m 2 ) 45 egfr<60 30 egfr<45 メトホルミン塩酸塩としての * 1 日最高投与量の目安 1500mg 750mg * メトホルミン塩酸塩単剤の承認用法は 1 日量を 1 日 2~3 回分割 投与であるが 本剤 ( アナグリプチン / メトホルミン塩酸塩と して 100mg/250mg 又は 100mg/500mg) の承認用法は 1 回 1 錠を 1 日 2 回投与である

慎重投与次に掲げる患者又は状態軽度の腎機能障害重要な基本的注意メトホルミンによりまれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 1) 過度のアルコール摂取を避けること 2) 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等により脱水状態が懸念される場合には いったん服用を中止し 医師に相談すること 3) 乳酸アシドーシスの初期症状があらわれた場合には 直ちに受診すること ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては メトホルミンの併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 投与中は より頻回に腎機能(eGFR 等 ) を確認するなど慎重に経過を観察し 投与の適否及び投与量の調節を検討すること 慎重投与次に掲げる患者又は状態軽度 ~ 中等度の腎機能障害重要な基本的注意メトホルミンにより まれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがある リスク因子としては 腎機能障害 肝機能障害 低酸素血症を伴いやすい状態 脱水 ( 利尿作用を有する薬剤の併用を含む ) 過度のアルコール摂取 感染症 高齢者等が知られている 特に 脱水 過度のアルコール摂取等により患者の状態が急変することもあるので 以下の点に注意すること 1) 本剤の投与開始前及びその後も投与中は定期的に 腎機能 (egfr 等 ) 及び肝機能を確認するとともに 患者の状態に十分注意して投与の適否及び投与量の調節を検討すること なお 高齢者等 特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に確認すること 2) 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 3) 本剤の投与開始時及びその後も投与中は適切に 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 過度のアルコール摂取を避けること

脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがある 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 腎機能障害のある患者では腎臓におけるメトホルミンの排泄が減少し メトホルミンの血中濃度が上昇する 投与開始前及び投与中は以下の点に注意すること 1) 腎機能や患者の状態に十分注意して投与の適否を検討すること 腎機能は egfrや血清クレアチニン値等を参考に判断すること 2) 本剤投与中は定期的に 高齢者等特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に腎機能 (egfr 血清クレアチニン値等) を確認し 腎機能の悪化が認められた場合には 投与の中止を検討すること 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等の体調不良( シックデイ ) の時は脱水状態が懸念されるため いったん服用を中止し 医師に相談すること 乳酸アシドーシスの症状( 胃腸障害 倦怠感 筋肉痛 過呼吸等 ) があらわれた場合には 直ちに受診すること 4) ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては メトホルミンの併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 肝機能障害のある患者では肝臓における乳酸の代謝能が低下する可能性があるので 本剤投与中は定期的に肝機能を確認すること 相互作用 ( 新設 ) 相互作用 併用禁忌 アルコール ( 過度の摂取 )

参考 Sambol,N.C.,et al.:j.clin.pharmacol. 1995;35:1094

別紙 4 薬効分類 396 糖尿病用剤 医薬品名 アログリプチン安息香酸塩 メトホルミン塩酸塩 措置内容 以下のように使用上の注意を改めること 医療用医薬品添付文書の記載要領について ( 平成 9 年 4 月 25 日付け薬発第 606 号局長通知 ) に基づく改訂 ( 旧記載要領 ) 下線は変更箇所現行改訂案禁忌禁忌次に示す状態の患者次に示す患者 1) 乳酸アシドーシスの既往 1) 乳酸アシドーシスの既往のある患者 2) 中等度以上の腎機能障害 2) 重度の腎機能障害 (egfr 30mL/min/1.73m 2 未満 ) のある患者又 3) 透析患者 ( 腹膜透析を含む ) は透析患者 ( 腹膜透析を含む ) 4) 重度の肝機能障害 3) 重度の肝機能障害のある患者 5) ショック 心不全 心筋梗塞 肺塞栓など心血管系 肺機能に 4) 心血管系 肺機能に高度の障害 ( ショック 心不全 心筋梗塞 高度の障害のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい肺塞栓等 ) のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状状態態にある患者 6) 過度のアルコール摂取者 5) 脱水症の患者又は脱水状態が懸念される患者 ( 下痢 嘔吐等の 7) 脱水症 脱水状態が懸念される下痢 嘔吐等の胃腸障害のある胃腸障害のある患者 経口摂取が困難な患者等 ) 患者 6) 過度のアルコール摂取者効能 効果に関連する使用上の注意効能 効果に関連する使用上の注意

( 新設 ) 中等度の腎機能障害のある患者 (egfr 30mL/min/1.73m 2 以上 60mL/min/1.73m 2 未満 ) では アログリプチン安息香酸塩及びメトホルミン塩酸塩を腎機能の程度に応じて減量するなど慎重な投与が必要であるため 本剤を使用せず 各単剤の併用を検討すること 重要な基本的注意重要な基本的注意メトホルミンによりまれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすこメトホルミンによりまれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 以下の内容を患者及びその家族に十分指導することがある リスク因子としては 腎機能障害 肝機能障害 低酸と 素血症を伴いやすい状態 脱水 ( 利尿作用を有する薬剤の併用を 1) 過度のアルコール摂取を避けること 含む ) 過度のアルコール摂取 感染症 高齢者等が知られてい 2) 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等により脱水状態が懸念される 特に 脱水 過度のアルコール摂取等により患者の状態が急る場合には 一旦服用を中止し 医師に相談すること 変することもあるので 以下の点に注意すること 3) 乳酸アシドーシスの初期症状があらわれた場合には 直ちに受 1) 本剤の投与開始前及びその後も投与中は定期的に 腎機能診すること (egfr 等 ) 及び肝機能を確認するとともに 患者の状態に十分注意して投与の適否を検討すること なお 高齢者等 特に慎ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては メトホルミン重な経過観察が必要な場合には より頻回に確認すること の併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前 2) 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) とのう必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の併用時には 特に脱水に注意すること 投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注 3) 本剤の投与開始時及びその後も投与中は適切に 以下の内容を意すること 患者及びその家族に十分指導すること 脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがある 脱水症状があ 過度のアルコール摂取を避けること らわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等の体調不良( シックデ

用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 腎機能障害のある患者では腎臓におけるメトホルミンの排泄が減少し メトホルミンの血中濃度が上昇する 投与開始前及び投与中は以下の点に注意すること 1) 腎機能や患者の状態に十分注意して投与の適否を検討すること 腎機能は egfrや血清クレアチニン値等を参考に判断すること 2) 本剤投与中は定期的に 高齢者等特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に腎機能 (egfr 血清クレアチニン値等) を確認し 腎機能の悪化が認められた場合には 投与の中止を検討すること イ ) の時は脱水状態が懸念されるため 一旦服用を中止し 医師に相談すること 乳酸アシドーシスの症状( 胃腸障害 倦怠感 筋肉痛 過呼吸等 ) があらわれた場合には 直ちに受診すること 4) ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては メトホルミンの併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 肝機能障害のある患者では肝臓における乳酸の代謝能が低下する可能性があるので 本剤投与中は定期的に肝機能を確認すること 相互作用 ( 新設 ) 相互作用 併用禁忌 アルコール ( 過度の摂取 )

別紙 5 薬効分類 396 糖尿病用剤 医薬品名 ピオグリタゾン塩酸塩 メトホルミン塩酸塩 措置内容 以下のように使用上の注意を改めること 医療用医薬品添付文書の記載要領について ( 平成 9 年 4 月 25 日付け薬発第 606 号局長通知 ) に基づく改訂 ( 旧記載要領 ) 下線は変更箇所現行改訂案警告警告重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあり 死亡に至った例重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあり 死亡に至った例もも報告されている 乳酸アシドーシスを起こしやすい患者には報告されている 乳酸アシドーシスを起こしやすい患者には投与投与しないこと また 重篤な低血糖を起こすことがある 用法 しないこと 用量 使用上の注意に特に留意すること 腎機能障害又は肝機能障害のある患者 高齢者に投与する場合には 定期的に腎機能や肝機能を確認するなど慎重に投与すること 特に75 歳以上の高齢者では 本剤投与の適否を慎重に判断すること 禁忌禁忌次に示す状態の患者次に示す患者 1) 乳酸アシドーシスの既往 1) 乳酸アシドーシスの既往のある患者 2) 腎機能障害 ( 軽度障害も含む ) 2) 重度の腎機能障害 (egfr 30mL/min/1.73m 2 未満 ) のある患者又 3) 透析患者 ( 腹膜透析を含む ) は透析患者 ( 腹膜透析を含む )

4) ショック 心不全 心筋梗塞 肺塞栓など心血管系 肺機能に高度の障害のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態 5) 過度のアルコール摂取者 6) 脱水症 脱水状態が懸念される下痢 嘔吐等の胃腸障害のある患者 3) 心血管系 肺機能に高度の障害 ( ショック 心不全 心筋梗塞 肺塞栓等 ) のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態にある患者 4) 脱水症の患者又は脱水状態が懸念される患者 ( 下痢 嘔吐等の胃腸障害のある患者 経口摂取が困難な患者等 ) 5) 過度のアルコール摂取者 7) 高齢者 ( 削除 ) 肝機能障害重度の肝機能障害のある患者 ( 新設 ) 用法 用量に関連する使用上の注意中等度の腎機能障害のある患者 (egfr 30mL/min/1.73m 2 以上 60mL/min/1.73m 2 未満 ) では メトホルミンの血中濃度が上昇し 乳酸アシドーシスの発現リスクが高くなる可能性があるため 以下の点に注意すること 特に egfr が 30mL/min/1.73m 2 以上 45mL/min/1.73m 2 未満の患者には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること メトホルミン塩酸塩を少量より開始し 効果を観察しながら徐々に増量するなど 慎重に投与量を調節することが必要であるため 本剤投与がピオグリタゾン及びメトホルミン塩酸塩の各単剤の併用療法より適切であるか慎重に判断すること 本剤に含まれるピオグリタゾン及びメトホルミン塩酸塩の量 下表に示すメトホルミン塩酸塩単剤の1 日最高投与量の目安も

慎重投与次に掲げる患者又は状態 ( 新設 ) 重要な基本的注意まれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 1) 過度のアルコール摂取を避けること 2) 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等により脱水状態が懸念される場合には 一旦服用を中止し 医師に相談すること 考慮して 本剤の投与量を決めること ( 参考 ) 中等度の腎機能障害のある患者における メトホルミン塩酸塩単剤の 1 日最高投与量の目安 推算糸球体濾過量 (egfr) (ml/min/1.73m 2 ) 45 egfr<60 30 egfr<45 メトホルミン塩酸塩としての * 1 日最高投与量の目安 1,500mg 750mg * メトホルミン塩酸塩単剤の承認用法は 1 日量を 1 日 2~3 回分割 投与であるが 本剤 ( ピオグリタゾン / メトホルミン塩酸塩とし て 15mg/500mg 又は 30mg/500mg) の承認用法は 1 日 1 回投与である 投与中は より頻回に腎機能 (egfr 等 ) を確認するなど慎重に 経過を観察し 投与の適否及び投与量の調節を検討すること 慎重投与 次に掲げる患者又は状態 軽度 ~ 中等度の腎機能障害 軽度 ~ 中等度の肝機能障害 高齢者 重要な基本的注意 まれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがある リスク因子 としては 腎機能障害 肝機能障害 低酸素血症を伴いやすい状 態 脱水 ( 利尿作用を有する薬剤の併用を含む ) 過度のアルコー ル摂取 感染症 高齢者等が知られている 特に 脱水 過度の アルコール摂取等により患者の状態が急変することもあるので

3) 乳酸アシドーシスの初期症状があらわれた場合には 直ちに受診すること 脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがある 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 腎機能障害のある患者では腎臓におけるメトホルミンの排泄が減少し メトホルミンの血中濃度が上昇する 投与開始前及び投与中は腎機能や患者の状態に十分注意して投与の適否を検討すること 腎機能は egfrや血清クレアチニン値等を参考に判断すること ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては 本剤の併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 以下の点に注意すること 1) 本剤の投与開始前及びその後も投与中は定期的に 腎機能 (egfr 等 ) 及び肝機能を確認するとともに 患者の状態に十分注意して投与の適否及び投与量の調節を検討すること なお 高齢者等 特に慎重な経過観察が必要な場合には より頻回に確認すること 2) 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 3) 本剤の投与開始時及びその後も投与中は適切に 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 過度のアルコール摂取を避けること 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等の体調不良( シックデイ ) の時は脱水状態が懸念されるため 一旦服用を中止し 医師に相談すること 乳酸アシドーシスの症状( 胃腸障害 倦怠感 筋肉痛 過呼吸等 ) があらわれた場合には 直ちに受診すること 4) ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては メトホルミンの併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること

相互作用 ( 新設 ) 高齢者への投与一般に高齢者では腎 肝機能等が低下している 腎機能低下によるメトホルミンの排泄の減少 肝機能低下による乳酸の代謝能の低下が乳酸アシドーシスをあらわれやすくすることがあるので 高齢者には投与しないこと 相互作用併用禁忌アルコール ( 過度の摂取 ) 高齢者への投与高齢者では 腎機能 肝機能等が低下していることが多く また脱水症状を起こしやすい これらの状態では乳酸アシドーシスを起こしやすいので 以下の点に注意すること (1) 本剤の投与開始前 投与中は定期的に 特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に腎機能や肝機能を確認するなど十分に観察しながら慎重に投与すること (2) 腎機能や脱水症状等患者の状態に十分注意して投与の中止や減量を検討すること 特に75 歳以上の高齢者では 乳酸アシドーシスが多く報告されており 予後も不良であることが多いため 本剤投与の適否をより慎重に判断すること (3) 血清クレアチニン値が正常範囲内であっても 年齢によっては実際の腎機能が低下していることがあるので egfr 等も考慮して 慎重に患者の状態を観察すること 参考 Sambol,N.C.,et al.:j.clin.pharmacol. 1995;35:1094

別紙 6 薬効分類 396 糖尿病用剤 医薬品名 ビルダグリプチン メトホルミン塩酸塩 措置内容 以下のように使用上の注意を改めること 医療用医薬品添付文書の記載要領について ( 平成 9 年 4 月 25 日付け薬発第 606 号局長通知 ) に基づく改訂 ( 旧記載要領 ) 下線は変更箇所現行改訂案禁忌禁忌次に示す状態の患者次に示す患者 (1) 乳酸アシドーシスの既往 (1) 乳酸アシドーシスの既往のある患者 (2) 中等度以上の腎機能障害 (2) 重度の腎機能障害 (egfr 30mL/min/1.73m 2 未満 ) のある患者又 (3) 透析患者 ( 腹膜透析を含む ) は透析患者 ( 腹膜透析を含む ) (4) ショック 心不全 心筋梗塞 肺塞栓等心血管系 肺機能に (3) 心血管系 肺機能に高度の障害 ( ショック 心不全 心筋梗高度の障害のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい塞 肺塞栓等 ) のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやす状態い状態にある患者 (5) 過度のアルコール摂取者 (4) 脱水症の患者又は脱水状態が懸念される患者 ( 下痢 嘔吐等 (6) 脱水症 脱水状態が懸念される下痢 嘔吐等の胃腸障害のあの胃腸障害のある患者 経口摂取が困難な患者等 ) る患者 (5) 過度のアルコール摂取者効能又は効果に関連する使用上の注意効能又は効果に関連する使用上の注意 ( 新設 ) 中等度の腎機能障害のある患者 (egfr 30mL/min/1.73m 2 以上

重要な基本的注意本剤の有効成分であるメトホルミンによりまれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 1) 過度のアルコール摂取を避けること 2) 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等により脱水状態が懸念される場合には いったん服用を中止し 医師に相談すること 3) 乳酸アシドーシスの初期症状があらわれた場合には 直ちに受診すること 本剤投与開始前 投与開始後 1 年間は少なくとも3ヵ月毎に その後も定期的に肝機能検査を行うこと ALT(GPT) 又はAST(GOT) 等の肝機能検査値の異常を認めた場合には 本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと 黄疸や肝機能障害を示唆するその他の症状があらわれた場合には 本剤の投与を中止すること ビルダグリプチンにおいて 投与中止後に肝酵素の上昇が回復したものの 再投与により再発した症例が報告されていることから 黄疸や肝機能障害を示唆するその他の症状が回復した場合でも本剤を含むビルダグリプチンを含有する製剤を再投与しないこと 60mL/min/1.73m 2 未満 ) では ビルダグリプチン及びメトホルミン塩酸塩を腎機能に応じて減量するなど慎重な投与が必要であるため 本剤を使用せず 各単剤の併用を検討すること 重要な基本的注意本剤の有効成分であるメトホルミンによりまれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがある リスク因子としては 腎機能障害 肝機能障害 低酸素血症を伴いやすい状態 脱水 ( 利尿作用を有する薬剤の併用を含む ) 過度のアルコール摂取 感染症 高齢者等が知られている 特に 脱水 過度のアルコール摂取等により患者の状態が急変することもあるので 以下の点に注意すること 1) 本剤の投与開始前及びその後も投与中は定期的に 腎機能 (egfr 等 ) 及び肝機能を確認するとともに 患者の状態に十分注意して投与の適否及び投与量の調節を検討すること なお 高齢者等 特に慎重な経過観察が必要な場合には より頻回に確認すること 2) 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 3) 本剤の投与開始時及びその後も投与中は適切に 以下の内容を患者及びその家族に十分指導すること 過度のアルコール摂取を避けること 発熱 下痢 嘔吐 食事摂取不良等の体調不良( シックデ

ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては 本剤の有効成分であるメトホルミンとの併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがある 脱水症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 利尿作用を有する薬剤 ( 利尿剤 SGLT2 阻害剤等 ) との併用時には 特に脱水に注意すること 腎機能障害のある患者では腎臓における本剤の有効成分であるメトホルミンの排泄が減少し 血中濃度が上昇する 投与開始前及び投与中は以下の点に注意すること 1) 腎機能や患者の状態に十分注意して投与の適否や投与量の調節を検討すること 腎機能は egfrや血清クレアチニン値等を参考に判断すること 2) 本剤投与中は定期的に 高齢者等特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に腎機能 (egfr 血清クレアチニン値等) を確認し 腎機能の悪化が認められた場合には 投与の中止や減量を行うこと 相互作用 イ ) の時は脱水状態が懸念されるため いったん服用を中止し 医師に相談すること 乳酸アシドーシスの症状( 胃腸障害 けん怠感 筋肉痛 過呼吸等 ) があらわれた場合には 直ちに受診すること 4) ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては 本剤の有効成分であるメトホルミンとの併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので 検査前は本剤の投与を一時的に中止すること ( ただし 緊急に検査を行う必要がある場合を除く ) ヨード造影剤投与後 48 時間は本剤の投与を再開しないこと なお 投与再開時には 患者の状態に注意すること 肝機能障害 ( 肝炎を含む ) があらわれることがあるので 本剤投与開始前 投与開始後 1 年間は少なくとも3ヵ月毎に その後も定期的に肝機能検査を行うこと ALT(GPT) 又はAST(GOT) 等の肝機能検査値の異常を認めた場合には 本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと 黄疸や肝機能障害を示唆するその他の症状があらわれた場合には 本剤の投与を中止すること ビルダグリプチンにおいて 投与中止後に肝酵素の上昇が回復したものの 再投与により再発した症例が報告されていることから 黄疸や肝機能障害を示唆するその他の症状が回復した場合でも本剤を含むビルダグリプチンを含有する製剤を再投与しないこと 相互作用

( 新設 ) 併用禁忌 アルコール ( 過度の摂取 )