保保発第 0329001 号庁保険発第 0329002 号平成 17 年 3 月 29 日 地方社会保険事務局長 殿 厚生労働省保険局保険課長 ( 公印省略 ) 社会保険庁運営部医療保険課長 ( 公印省略 ) 社会保険庁運営部年金保険課長 ( 公印省略 ) 健康保険 船員保険及び厚生年金保険の育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて ( 通知 ) 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 104 号 ) 等の一部施行に関しては 平成 17 年 3 月 29 日保発第 0329003 号 庁保発第 0329003 号をもって厚生労働省保険局長及び社会保険庁運営部長より地方社会保険事務局長あて通知されたところであるが 今般の改正により 育児休業等に係る保険料免除の取扱いが変更され 併せて育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定制度が導入されることから これらに係る事務等の取扱いについては 下記により行うこととしたので 遺漏のないよう取り計らわれたい なお この通知による取扱いは平成 17 年 4 月 1 日より実施することとし 従前の育児休業期間中の保険料免除等の取扱いに係る平成 12 年 12 月 27 日保険発第 235 号 庁保険発第 31 号通知は廃止する 記 第一 制度の概要育児休業 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 ( 平成 3 年法律第 76 号 以下 育介法 という ) 第 2 条第 1 号の育児休業
同法第 23 条第 1 項に規定する育児休業の制度に準ずる措置による休業又は地方公務員の育児休業等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 110 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する育児休業 ( 以下 育児休業等 という ) をする被保険者については 総合的な次世代育成支援対策を推進する観点から 子が3 歳に達するまでの育児休業等期間中の保険料 ( 調整保険料を含む ) を免除することができることとされ 併せて育児休業等を終了した日において当該育児休業等に係る3 歳に満たない子を養育する場合 育児休業等を終了した日の翌日の属する月以後の3 月間に受けた報酬の平均を基準として ( 船員保険においては 育児休業等を終了した日の翌日現在の報酬を基準として ) 標準報酬月額を改定 ( 以下 終了時改定 という ) することができることとされた 第二育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて 1 保険料免除の申出 (1) 育児休業等期間中の保険料免除の申出については 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者申出書 ( 別紙 1-1) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等取得者申出書 ( 別紙 2-1) ( 以下 申出書 という ) により事業主又は船舶所有者 ( 以下 事業主等 という ) が社会保険事務所 ( 地方社会保険事務局事務所を含む ) 又は健康保険組合 ( 以下 保険者 という ) に提出することにより行うものであること (2) 申出書の提出は 育介法第 2 条第 1 号にいう 被保険者の養育する子が 1 歳に達する日までの育児休業 当該子が1 歳に達する日から1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業 同法第 23 条第 1 項にいう1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業に分け その都度 当該育児休業等期間中において行うものであること なお それぞれの育児休業等期間中において 育児休業等を終了した後に 再度当該子に係る育児休業等を開始したときは その都度 当該育児休業等期間中において 申出書の提出を行うものであること (3) 施行日前に 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除期間を終了した者が 施行日において当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業をしているときは 施行日以後に申出書の提出を行うものであることとし 施行日後に当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業を開始したときは 当該休業開始日以後に申出書の提出を行うものであること また 施行日において 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除を受けている者が 当該育児休業を終了した後に 新たに当該子に係る育児休業等を開始したときは 当該育児休業等開始日以後に申出書の提出を行うものであること 2 保険料の免除期間
(1) 保険料の免除の始期については 育児休業等を開始した日の属する月とするものであること ただし 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に申出が行われたものに限られるものであること なお 労働基準法 ( 昭和 22 年法律第 49 号 ) 又は船員法 ( 昭和 22 年法律第 100 号 ) に定める産後休業期間中は 育児休業等に当たらないものであること (2) 保険料の免除の終期については 当該育児休業等を終了する日 ( 以下 休業終了予定日 という ) の翌日の属する月の前月とすること なお 当該育児休業等の対象となる子が3 歳に達する日以後の休業について労使協定により定められている場合であっても 本制度は3 歳未満の子を養育するための育児休業等に限って適用するものであること 3 育児休業等取得者の確認通知保険者は 申出書により当該被保険者が育児休業等取得者であると確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者確認通知書( 別紙 1-2) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等取得者確認通知書( 別紙 2-2) により事業主等に通知するものであること 4 休業終了予定日の変更に係る届出事業主等は 被保険者が休業終了予定日前に当該育児休業等を終了した場合は 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了届( 別紙 3-1) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了届 ( 別紙 4-1) により届出するものであること また 被保険者が休業終了予定日を延長した場合は 変更後の育児休業等期間等を記載した申出書により届出するものであること ただし 延長後の休業終了予定日は 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業の場合は1 歳に達する日 当該子が1 歳に達する日から 1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業の場合は1 歳 6ヶ月に達する日 1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業の場合は 3 歳に達する日をそれぞれの限度とするものであること 5 保険料免除の終了通知保険者は 休業終了予定日前に当該育児休業等を終了したと確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了確認通知書( 別紙 3-2) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了確認通知書( 別紙 4-2) により事業主等に通知するものであること なお 育児休業等期間中に被保険者資格を喪失した場合については 終了に係る通知は要しないものであること 6 その他育児休業等期間中の保険料免除を受けるためには 3 歳未満の子を養育す
る被保険者が 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に 事業主等からの申出書の提出が必要であることから 申出もれのないよう事業主等への制度の周知に配慮されたいこと 第三育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定について 1 標準報酬月額改定の申出終了時改定の被保険者の申出は 氏名及び生年月日等必要事項を記載した 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届( 別紙 5-1 ) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届 ( 別紙 6-1 ) ( 以下 変更届 という ) を事業主等へ提出し 報酬等必要事項を記載した変更届を事業主等から保険者に届出することにより行うものであること 2 報酬月額の算定 (1) 報酬月額は 育児休業等終了日の翌日の属する月以後 3 月間に受けた報酬総額を支払基礎日数が20 日以上である月数で除して得た額とされるものであること ( 育児休業等終了日の翌日の属する月における支払基礎日数が20 日に満たない場合は 当該月を除き算定するものであること ) (2) 船員保険においては 育児休業等終了日の翌日現在の報酬を基準として算定し 育児休業等終了日の翌日の属する月の翌月 ( 育児休業等終了日の翌日が月の初日であるときは その月 ) より改定すること 3 終了時改定後の月額変更 ( 船員保険 ) 船員保険における変更届により申出のあった報酬月額に基づき定められた標準報酬月額を その後の勤務時間その他の勤務条件の変更により改定する場合は 船員保険 厚生年金保険被保険者報酬月額変更届 ( 育児休業用 )( 別紙 7-1 ) を必ず船舶所有者から提出させること なお この場合の報酬月額の算定については 勤務時間その他の勤務条件に変更のあった日 の現在の報酬を基準として算定し その変更のあった日の属する月の翌月 ( その変更のあった日が月の初日であるときは その月 ) より改定すること 4 標準報酬月額の改定の該当通知 (1) 2による標準報酬月額の改定をしたときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時標準報酬月額改定通知書 ( 別紙 5-2 ) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等終了時標準報酬月額改定通知書 ( 別紙 6-2 ) により事業主等に通知するものであること (2) 3による標準報酬月額の改定をしたときは 船員保険 厚生年金保険標準報酬改定通知書 ( 別紙 7-2 ) により船舶所有者に通知するものであること 5 その他
(1) 育児休業等終了日の翌日の属する月以後の3 月の支払基礎日数がいずれも20 日未満である場合等その他育児休業等を終了した際の標準報酬月額改定における取扱い ( 船員保険の場合は除く ) については 定時決定における取扱いに準ずること (2) 終了時改定の処分は 標準報酬月額の改定の処分と同様 不服申立の対象となること 第四 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する被保険者の休業措置に係る取扱いについて育介法第 24 条の規定により 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者に関する措置として育児休業に準じた休業期間が設けられている場合において 1 当該休業期間の長さが社会通念上妥当なものであること 2 当該休業期間満了後は必ず復職することを前提として認められたものであること 3 当該休業期間中は他で就労しないことを前提としていること等により事業主等と被保険者との使用関係が継続すると認められるときには 当該被保険者の被保険者資格は存続するものであること ただし 当該期間は保険料の免除期間には該当せず 育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定の契機ともならない旨を周知すること 第五その他 1 育児休業等による保険料免除該当者のある事業所等の総合調査等を行う場合は 育児休業等の事実関係及び被保険者の実質的使用関係の存続を確認すること 2 実施の際 現にある届の用紙については 当分の間 これを取り繕って使用することができるものであること 3 電子申請の取扱いについて今回の改正に伴い追加される手続についても 申請 届出の電子化 ( 電子申請 ) を行うこととしているが 電子申請の開始時期等については 別途通知することとしていること 写送付先 社会保険事務所長 地方社会保険事務局事務所長
保保発第 0329002 号平成 17 年 3 月 29 日 地方厚生 ( 支 ) 局長 殿 厚生労働省保険局保険課長 ( 公印省略 ) 健康保険及び厚生年金保険の育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて ( 通知 ) 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 104 号 ) 等の一部施行に関しては 平成 17 年 3 月 29 日保発第 0329004 号をもって厚生労働省保険局長より貴職あて通知されたところであるが 今般の改正により 育児休業等に係る保険料免除の取扱いが変更され 併せて育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定制度が導入されることから これらに係る事務等の取扱いについては 下記により行うこととしたので 健康保険組合の指導に当たり 遺漏のないよう取り計らわれたい なお この通知による取扱いは平成 17 年 4 月 1 日より実施することとし 従前の育児休業期間中の保険料免除等の取扱いに係る平成 12 年 12 月 27 日保険発第 235 号 庁保険発第 31 号通知は廃止する 記 第一制度の概要育児休業 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 ( 平成 3 年法律第 76 号 以下 育介法 という ) 第 2 条第 1 号の育児休業 同法第 23 条第 1 項に規定する育児休業の制度に準ずる措置による休業又は地方公務員の育児休業等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 110 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する育児休業 ( 以下 育児休業等 という ) をする被保険者については 総合的な次世代育成支援対策を推進する観点から 子が3 歳に達する
までの育児休業等期間中の保険料 ( 調整保険料を含む ) を免除することができることとされ 併せて育児休業等を終了した日において当該育児休業等に係る3 歳に満たない子を養育する場合 育児休業等を終了した日の翌日の属する月以後の3 月間に受けた報酬の平均を基準として標準報酬月額を改定 ( 以下 終了時改定 という ) することができることとされた 第二育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて 1 保険料免除の申出 (1) 育児休業等期間中の保険料免除の申出については 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者申出書 ( 別紙 1-1) ( 以下 申出書 という ) により事業主が社会保険事務所 ( 地方社会保険事務局事務所を含む ) 又は健康保険組合 ( 以下 保険者 という ) に提出することにより行うものであること (2) 申出書の提出は 育介法第 2 条第 1 号にいう 被保険者の養育する子が 1 歳に達する日までの育児休業 当該子が1 歳に達する日から1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業 同法第 23 条第 1 項にいう1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業に分け その都度 当該育児休業等期間中において行うものであること なお それぞれの育児休業等期間中において 育児休業等を終了した後に 再度当該子に係る育児休業等を開始したときは その都度 当該育児休業等期間中において 申出書の提出を行うものであること (3) 施行日前に 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除期間を終了した者が 施行日において当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業をしているときは 施行日以後に申出書の提出を行うものであることとし 施行日後に当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業を開始したときは 当該休業開始日以後に申出書の提出を行うものであること また 施行日において 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除を受けている者が 当該育児休業を終了した後に 新たに当該子に係る育児休業等を開始したときは 当該育児休業等開始日以後に申出書の提出を行うものであること 2 保険料の免除期間 (1) 保険料の免除の始期については 育児休業等を開始した日の属する月とするものであること ただし 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に申出が行われたものに限られるものであること なお 労働基準法 ( 昭和 22 年法律第 49 号 ) 又は船員法 ( 昭和 22 年法律第 100 号 ) に定める産後休業期間中は 育児休業等に当たらないも
のであること (2) 保険料の免除の終期については 当該育児休業等を終了する日 ( 以下 休業終了予定日 という ) の翌日の属する月の前月とすること なお 当該育児休業等の対象となる子が3 歳に達する日以後の休業について労使協定により定められている場合であっても 本制度は3 歳未満の子を養育するための育児休業等に限って適用するものであること 3 育児休業等取得者の確認通知保険者は 申出書により当該被保険者が育児休業等取得者であると確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者確認通知書( 別紙 1-2) により事業主に通知するものであること 4 休業終了予定日の変更に係る届出事業主は 被保険者が休業終了予定日前に当該育児休業等を終了した場合は 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了届( 別紙 2-1) により届出するものであること また 被保険者が休業終了予定日を延長した場合は 変更後の育児休業等期間等を記載した申出書により届出するものであること ただし 延長後の休業終了予定日は 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業の場合は1 歳に達する日 当該子が1 歳に達する日から 1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業の場合は1 歳 6ヶ月に達する日 1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業の場合は 3 歳に達する日をそれぞれの限度とするものであること 5 保険料免除の終了通知保険者は 休業終了予定日前に当該育児休業等を終了したと確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了確認通知書( 別紙 2-2) により事業主に通知するものであること なお 育児休業等期間中に被保険者資格を喪失した場合については 終了に係る通知は要しないものであること 6 その他育児休業等期間中の保険料免除を受けるためには 3 歳未満の子を養育する被保険者が 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に 事業主からの申出書の提出が必要であることから 申出もれのないよう事業主への制度の周知に配慮されたいこと 第三育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定について 1 標準報酬月額改定の申出終了時改定の被保険者の申出は 氏名及び生年月日等必要事項を記載した 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届( 別紙 3-1 ) を事業主へ提出し 報酬等必要事項を記載した変更届を事業主から保険者に
届出することにより行うものであること 2 報酬月額の算定報酬月額は 育児休業等終了日の翌日の属する月以後 3 月間に受けた報酬総額を支払基礎日数が20 日以上である月数で除して得た額とされるものであること ( 育児休業等終了日の翌日の属する月における支払基礎日数が2 0 日に満たない場合は 当該月を除き算定するものであること ) 3 標準報酬月額の改定の該当通知 2による標準報酬月額の改定をしたときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時標準報酬月額改定通知書 ( 別紙 3-2 ) により事業主に通知するものであること 4 その他 (1) 育児休業等終了日の翌日の属する月以後の3 月の支払基礎日数がいずれも20 日未満である場合等その他育児休業等を終了した際の標準報酬月額改定における取扱いについては 定時決定における取扱いに準ずること (2) 終了時改定の処分は 標準報酬月額の改定の処分と同様 不服申立の対象となること 第四 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する被保険者の休業措置に係る取扱いについて育介法第 24 条の規定により 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者に関する措置として育児休業に準じた休業期間が設けられている場合において 1 当該休業期間の長さが社会通念上妥当なものであること 2 当該休業期間満了後は必ず復職することを前提として認められたものであること 3 当該休業期間中は他で就労しないことを前提としていること等により事業主と被保険者との使用関係が継続すると認められるときには 当該被保険者の被保険者資格は存続するものであること ただし 当該期間は保険料の免除期間には該当せず 育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定の契機ともならない旨を周知すること 第五その他 1 育児休業等による保険料免除該当者のある事業所等の総合調査等を行う場合は 育児休業等の事実関係及び被保険者の実質的使用関係の存続を確認すること 2 実施の際 現にある届の用紙については 当分の間 これを取り繕って使用することができるものであること
保保発第 0329003 号平成 17 年 3 月 29 日 健康保険組合理事長 殿 厚生労働省保険局保険課長 健康保険及び厚生年金保険の育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて ( 通知 ) 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 104 号 ) 等の一部施行に関しては 平成 17 年 3 月 29 日保発第 0329005 号をもって厚生労働省保険局長より貴職あて通知されたところであるが 今般の改正により 育児休業等に係る保険料免除の取扱いが変更され 併せて育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定制度が導入されることから これらに係る事務等の取扱いについては 下記により行うこととしたので 遺漏のないよう取り計らわれたい なお この通知による取扱いは平成 17 年 4 月 1 日より実施することとし 従前の育児休業期間中の保険料免除等の取扱いに係る平成 12 年 12 月 27 日保険発第 235 号 庁保険発第 31 号通知は廃止する 記 第一制度の概要育児休業 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 ( 平成 3 年法律第 76 号 以下 育介法 という ) 第 2 条第 1 号の育児休業 同法第 23 条第 1 項に規定する育児休業の制度に準ずる措置による休業又は地方公務員の育児休業等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 110 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する育児休業 ( 以下 育児休業等 という ) をする被保険者については 総合的な次世代育成支援対策を推進する観点から 子が3 歳に達するまでの育児休業等期間中の保険料 ( 調整保険料を含む ) を免除することがで
きることとされ 併せて育児休業等を終了した日において当該育児休業等に係る3 歳に満たない子を養育する場合 育児休業等を終了した日の翌日の属する月以後の3 月間に受けた報酬の平均を基準として標準報酬月額を改定 ( 以下 終了時改定 という ) することができることとされた 第二育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて 1 保険料免除の申出 (1) 育児休業等期間中の保険料免除の申出については 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者申出書 ( 別紙 1-1) ( 以下 申出書 という ) により事業主が社会保険事務所 ( 地方社会保険事務局事務所を含む ) 又は健康保険組合 ( 以下 保険者 という ) に提出することにより行うものであること (2) 申出書の提出は 育介法第 2 条第 1 号にいう 被保険者の養育する子が 1 歳に達する日までの育児休業 当該子が1 歳に達する日から1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業 同法第 23 条第 1 項にいう1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業に分け その都度 当該育児休業等期間中において行うものであること なお それぞれの育児休業等期間中において 育児休業等を終了した後に 再度当該子に係る育児休業等を開始したときは その都度 当該育児休業等期間中において 申出書の提出を行うものであること (3) 施行日前に 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除期間を終了した者が 施行日において当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業をしているときは 施行日以後に申出書の提出を行うものであることとし 施行日後に当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業を開始したときは 当該休業開始日以後に申出書の提出を行うものであること また 施行日において 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除を受けている者が 当該育児休業を終了した後に 新たに当該子に係る育児休業等を開始したときは 当該育児休業等開始日以後に申出書の提出を行うものであること 2 保険料の免除期間 (1) 保険料の免除の始期については 育児休業等を開始した日の属する月とするものであること ただし 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に申出が行われたものに限られるものであること なお 労働基準法 ( 昭和 22 年法律第 49 号 ) 又は船員法 ( 昭和 22 年法律第 100 号 ) に定める産後休業期間中は 育児休業等に当たらないものであること
(2) 保険料の免除の終期については 当該育児休業等を終了する日 ( 以下 休業終了予定日 という ) の翌日の属する月の前月とすること なお 当該育児休業等の対象となる子が3 歳に達する日以後の休業について労使協定により定められている場合であっても 本制度は3 歳未満の子を養育するための育児休業等に限って適用するものであること 3 育児休業等取得者の確認通知保険者は 申出書により当該被保険者が育児休業等取得者であると確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者確認通知書( 別紙 1-2) により事業主に通知するものであること 4 休業終了予定日の変更に係る届出事業主は 被保険者が休業終了予定日前に当該育児休業等を終了した場合は 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了届( 別紙 2-1) により届出するものであること また 被保険者が休業終了予定日を延長した場合は 変更後の育児休業等期間等を記載した申出書により届出するものであること ただし 延長後の休業終了予定日は 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業の場合は1 歳に達する日 当該子が1 歳に達する日から 1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業の場合は1 歳 6ヶ月に達する日 1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業の場合は 3 歳に達する日をそれぞれの限度とするものであること 5 保険料免除の終了通知保険者は 休業終了予定日前に当該育児休業等を終了したと確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了確認通知書( 別紙 2-2) により事業主に通知するものであること なお 育児休業等期間中に被保険者資格を喪失した場合については 終了に係る通知は要しないものであること 6 その他育児休業等期間中の保険料免除を受けるためには 3 歳未満の子を養育する被保険者が 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に 事業主からの申出書の提出が必要であることから 申出もれのないよう事業主への制度の周知に配慮されたいこと 第三育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定について 1 標準報酬月額改定の申出終了時改定の被保険者の申出は 氏名及び生年月日等必要事項を記載した 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届( 別紙 3-1 ) を事業主へ提出し 報酬等必要事項を記載した変更届を事業主から保険者に届出することにより行うものであること
2 報酬月額の算定報酬月額は 育児休業等終了日の翌日の属する月以後 3 月間に受けた報酬総額を支払基礎日数が20 日以上である月数で除して得た額とされるものであること ( 育児休業等終了日の翌日の属する月における支払基礎日数が2 0 日に満たない場合は 当該月を除き算定するものであること ) 3 標準報酬月額の改定の該当通知 2による標準報酬月額の改定をしたときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時標準報酬月額改定通知書 ( 別紙 3-2 ) により事業主に通知するものであること 4 その他 (1) 育児休業等終了日の翌日の属する月以後の3 月の支払基礎日数がいずれも20 日未満である場合等その他育児休業等を終了した際の標準報酬月額改定における取扱いについては 定時決定における取扱いに準ずること (2) 終了時改定の処分は 標準報酬月額の改定の処分と同様 不服申立の対象となること 第四 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する被保険者の休業措置に係る取扱いについて育介法第 24 条の規定により 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者に関する措置として育児休業に準じた休業期間が設けられている場合において 1 当該休業期間の長さが社会通念上妥当なものであること 2 当該休業期間満了後は必ず復職することを前提として認められたものであること 3 当該休業期間中は他で就労しないことを前提としていること等により事業主と被保険者との使用関係が継続すると認められるときには 当該被保険者の被保険者資格は存続するものであること ただし 当該期間は保険料の免除期間には該当せず 育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定の契機ともならない旨を周知すること 第五その他実施の際 現にある届の用紙については 当分の間 これを取り繕って使用することができるものであること