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Ⅱ 産前産後休業終了時改定の新設 ( 国共法第 条第 11 項及び第 1 項 ) 1. 改定の対象産前産後休業を終了した組合員が 当該休業を終了した日に当該休業に係る子を養育する場合において 共済組合に申出をしたときは 標準報酬の改定を行います ( 平成 6 年 月 1 日以後に終了した産前産後休業

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Taro 【セット版】施行

育児休業や 介護休業をする方を 経済的に支援します 育児休業給付の支給 介護休業給付の支給 育児休業等期間中の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の免除 育児休業等終了後の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の特例 3 歳未満の子を養育する期間についての年金額計算の特例 ( 厚生年金

「配偶者からの暴力を受けた被扶養者の取扱い等について」の一部改正について

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

(2) 掛金の算定ア組合員が負担すべき掛金は 支給された基本給及び諸手当などを合算した額から決定される標準報酬月額を標準として算定されます 標準報酬月額は以下の5つのタイミングにより決定 改定されます 種類対象者対象となる報酬決定 改定の時期申出法令 資格取得時決定 新たに組合員の資格を取得した者

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

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の対象外となります ( 年金には, 厚生年金部分と年金払い退職給付部分があり, この 場合, 厚生年金部分のみに養育特例が適用されます ) 2

休暇

【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

標準例6

スライド 1

第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

チュートリアル編 賃金データ入力してから月変処理を行う手順 まず基本情報を入力します 3 事業所マスタ [ 労保設定 ]- 労働保険番号 ( 雇 ) 事業所番号 労災 雇用成立日 保険関係 業種登録 特掲区分 4 事業所マスタ [ 印刷帳票設定 ]- 月変届帳票選択 1 個人マスタ [

保育所に入所できないことを事由とする育児休業手当金の延長要件の見直し(地方公務員の「パパ・ママ育休プラス」の場合)(あっせん)

大金問発第   号

2. 産休期間掛金免除関連の届書の記入の際にご留意頂きたい事項について (1) 産前産後休業取得者申出書について ご記入にあたっては以下 2 点をご参照ください 1 当申出書の裏面の 記入の注意 2 日本年金機構のHP 健康保険 厚生年金保険適用関係届書 申請書一覧 の ケース 19: 産前産後休業

厚生局受付番号 : 中国四国 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 中国四国 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 事業所における平成 27 年 7 月 10 日の標準賞与額を6 万 5,000 円に訂正することが必要である 平成 27 年 7 月 10 日の

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

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03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

事務取扱通知

公共鹿第1029号

短時間労働者の適用拡大 新しい 4 分の 3 基準 に満たない場合であっても 平成 28 年 10 月 1 日以降 次のすべての要件に該当した場合は 短時間労働者の適用拡大の対象となります 週労働時間 20 時間以上 勤務期間 1 年以上 月額賃金 8.8 万円以上 学生でない 従業員 501 人

別紙 1 地方厚生 ( 支 ) 局保険年金 ( 企業年金 ) 課長殿 年企発 0422 第 1 号 平成 28 年 4 月 22 日 厚生労働省年金局 企業年金国民年金基金課長 ( 公印省略 ) 平成 28 年熊本地震に係る厚生年金基金及び国民年金基金の事務処理に関する 指導等について 今般 熊本県

第2号議案 平成12年度事業計画と収支予算について

題名

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

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( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

社会保障に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案《概要》

標準報酬等級表 28 年 10 月 ~ 標準報酬 等級 1 等級 短期給付 長期給付報酬月額月額退職等厚生年金年金給付 格差 円 円以上 円未満 円 , , ,000 短期給付 退職等年金 ~ 101,000 厚生年金 93,000 ~ 101,000

育児休業及び育児短時間勤務に関する規則

01-1 課長通知一部改正(機構宛て)_

( 育児休業することができない職員 ) 第 4 条前条の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する職員は 育児休業をすることができない (1) 期間を定めて雇用される職員 ただし 申出時点において 次に該当する職員を除く ア子が1 歳 6 月に達する日までに 契約期間 ( 労働契約が更新される場

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

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Microsoft Word - 事務取扱通知

社団法人今治地方国立公園協会

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

1 健康保険組合理事長「健保法及び厚年法における賞与に係る報酬の取扱いについて」

(1) 出産予定日前に子が出生したこと (2) 配偶者が死亡したこと (3) 配偶者が負傷又は疾病により,1 週間を超える期間継続して, 通院, 加療, 入院又は安静を必要とする状態となり, 育児休業申出に係る子を養育することが困難になったこと (4) 配偶者が育児休業申出に係る子と同居しなくなった

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沖縄の特例

香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

平成16年度  算定基礎届について

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

Microsoft Word - 例規集(A4判).docx

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

の両方を提出する必要がある 問 3 還付額は 領収証に記載されている金額を還付するのか それともレセプト情報から自己負担分を計算するのか 領収証により保険診療に係る一部負担金の額を確認して還付する 問 4 領収証の紛失 または医療機関等の全壊等により 対象の被保険者が負担した一部負担金の額の確認が取

羽村市乳幼児の医療費の助成に関する条例施行規則 平成 5 年 9 月 24 日規則第 21 号 改正 平成 6 年 3 月 16 日規則第 6 号平成 7 年 10 月 1 日規則第 31 号平成 8 年 10 月 1 日規則第 27 号平成 9 年 6 月 5 日規則第 20 号平成 10 年 3

千葉市水道局契約規程及び千葉市水道局会計規程の一部を改正する規程をここに公布する

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号様式 ) によるものとする 2 受給資格者証の有効期間は 子どもが出生した日又は本市へ転入した日から18 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までとする ( 助成の請求等 ) 第 4 条条例第 8 条第 1 項の規定により保険医療機関等が支払を受けようとするときは 診療報酬の例により社会保険診


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改正労働基準法

記 1 標準報酬月額の決定に係る制度の概要 (1) 定時決定保険者等 ( 被保険者が 全国健康保険協会が管掌する健康保険の被保険者である場合は厚生労働大臣 健康保険組合が管掌する健康保険の被保険者である場合は当該健康保険組合をいう 以下同じ ) は 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 )

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

育児・介護休業規程

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別添 保発 1216 第 4 号平成 28 年 12 月 16 日 全国健康保険協会理事長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 出産育児一時金及び家族出産育児一時金 ( 以下 出産育児一時金等 という ) の直接支払制度の取扱い

1.2_議案目録(追加)

2. 様式の改正については平成 25 年 4 月 1 日付けで行う予定としているが 4 月以降も当面の間は改正前の様式を引き続きご利用できること 3. 改正後の新様式で届出を行う場合の記載方法等については別添 1 改正前の様式で届出を行う場合の記載方法については別添 2のとおりリーフレットを作成した

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

(5) 認定対象者に収入がある場合は 厚生労働省通知並びに関係法令 本基準に定める範囲内であること (6) 認定対象者を被扶養者として認定する事が実態と著しくかけ離れたものではなく かつ社会通念上妥当性を欠いていないと認められること ( 扶養義務者が複数の場合の認定対象者の帰属 ) 第 4 条認定対

( 扶養義務者が複数の場合の認定対象者の帰属 ) 第 4 条 認定対象者にかかわる扶養義務者が複数ある場合は 扶養義務者の収入および扶養能力 被保険者の被扶養者としなければならない経緯または理由 生計維持の事実などを総合的に審査して組合がその帰属を判定する なお 夫婦 親子等社会通念上被保険者よりも

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

2 改正の概要 昇給又は降給などで固定的賃金に変動があった月以後の継続した3か月間の報酬の平均から算出した標準報酬月額 ( 通常の随時改定の計算方法により算出した標準報酬月額 ) と 1 昇給月又は降給月以後の継続した3か月の間に受けた固定的賃金の月平均額に 2 昇給月又は降給月前の継続した9か月及

2016年 弾丸メールセミナー № 36回 雇用保険法 育児休業給付金

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

区分に応じ 当該各号に掲げる書類に必要な事項を記載して交付しなければならない (1) 条例第 2 条第 2 項第 1 号に掲げる重度心身障害者等である受給者重度心身障害者等医療費受給資格証 ( 様式第 3 号 ) 及び福祉医療費請求書 ( 様式第 6 号 ) 又は重度心身障害者等医療費 ( 療養費払

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は 従業員の育児 介護休業 子の看護休暇 介護休暇 育児のための所定外労働の免除 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短時間勤務等に関する取扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2

第1章  目的

Microsoft Word - 2-2_随時改定保険者算定Q&A(別紙1)

Taro-役員報酬規程( 改正)【機1完2可2】機構内限り

決裁 確認 記入例 1: 産前産後休業に引続き育児休業に係る掛金免除を申出する場合 係 産前産後休業掛金免除 ( 変更 ) 兼育児休業等掛金免除申出書 組合員証 記号番号当初の 出産予定日 を記入します 所属所名 市役所 所在地 市 町 組合員氏名 共済花子 実際の 出産日 を記入します

社保継続(最終版)1

役員報酬規程

者をいう (4) 保険証被保険者証 組合員証 加入者証又は被扶養者証等保険給付を受けるために発行された証をいう (5) 医療費医療保険各法 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 ( 平成 17 年法律第 123 号 ) その他医療に関する法律等の規定による医療に要する費用の額 (

国会職員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律案新旧対照表

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3 この条例において 幼児 とは 1 歳に達する日の属する月の翌月の初日から6 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者をいう 4 この条例においては 児童 とは 6 歳に達する日以後の最初の4 月 1 日から15 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者をいう 5

Microsoft Word - 例規集(A4判).docx

第 3 条この条例において 医療費の助成の対象となる者 ( 以下 対象者 という ) は 中島村に住所を有する子どもの保護者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定により保護を受けている者は この限りではない 2 医療保険各法に規定する医療保険に加入していること

2 事務取扱の ( 様式 2) の裏面の 2 ( 変更前 ) 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支払基礎日数が17 日以上あればその月の報酬の合計額 平均額を記入してください 17 日以上の月がなければ 15 日以上の月の報酬の合

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

保保発 0607 第 1 号 保国発 0607 第 1 号 平成 24 年 6 月 7 日 全国健康保険協会理事長 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長 御中 厚生労働省保険局保険課長 厚生労働省保険局国民健康保険課長 健康保険法第 106 条の規定に基づく出産育児一時

○財団法人足利市体育・文化振興会職員育

Transcription:

保保発第 0329001 号庁保険発第 0329002 号平成 17 年 3 月 29 日 地方社会保険事務局長 殿 厚生労働省保険局保険課長 ( 公印省略 ) 社会保険庁運営部医療保険課長 ( 公印省略 ) 社会保険庁運営部年金保険課長 ( 公印省略 ) 健康保険 船員保険及び厚生年金保険の育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて ( 通知 ) 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 104 号 ) 等の一部施行に関しては 平成 17 年 3 月 29 日保発第 0329003 号 庁保発第 0329003 号をもって厚生労働省保険局長及び社会保険庁運営部長より地方社会保険事務局長あて通知されたところであるが 今般の改正により 育児休業等に係る保険料免除の取扱いが変更され 併せて育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定制度が導入されることから これらに係る事務等の取扱いについては 下記により行うこととしたので 遺漏のないよう取り計らわれたい なお この通知による取扱いは平成 17 年 4 月 1 日より実施することとし 従前の育児休業期間中の保険料免除等の取扱いに係る平成 12 年 12 月 27 日保険発第 235 号 庁保険発第 31 号通知は廃止する 記 第一 制度の概要育児休業 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 ( 平成 3 年法律第 76 号 以下 育介法 という ) 第 2 条第 1 号の育児休業

同法第 23 条第 1 項に規定する育児休業の制度に準ずる措置による休業又は地方公務員の育児休業等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 110 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する育児休業 ( 以下 育児休業等 という ) をする被保険者については 総合的な次世代育成支援対策を推進する観点から 子が3 歳に達するまでの育児休業等期間中の保険料 ( 調整保険料を含む ) を免除することができることとされ 併せて育児休業等を終了した日において当該育児休業等に係る3 歳に満たない子を養育する場合 育児休業等を終了した日の翌日の属する月以後の3 月間に受けた報酬の平均を基準として ( 船員保険においては 育児休業等を終了した日の翌日現在の報酬を基準として ) 標準報酬月額を改定 ( 以下 終了時改定 という ) することができることとされた 第二育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて 1 保険料免除の申出 (1) 育児休業等期間中の保険料免除の申出については 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者申出書 ( 別紙 1-1) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等取得者申出書 ( 別紙 2-1) ( 以下 申出書 という ) により事業主又は船舶所有者 ( 以下 事業主等 という ) が社会保険事務所 ( 地方社会保険事務局事務所を含む ) 又は健康保険組合 ( 以下 保険者 という ) に提出することにより行うものであること (2) 申出書の提出は 育介法第 2 条第 1 号にいう 被保険者の養育する子が 1 歳に達する日までの育児休業 当該子が1 歳に達する日から1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業 同法第 23 条第 1 項にいう1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業に分け その都度 当該育児休業等期間中において行うものであること なお それぞれの育児休業等期間中において 育児休業等を終了した後に 再度当該子に係る育児休業等を開始したときは その都度 当該育児休業等期間中において 申出書の提出を行うものであること (3) 施行日前に 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除期間を終了した者が 施行日において当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業をしているときは 施行日以後に申出書の提出を行うものであることとし 施行日後に当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業を開始したときは 当該休業開始日以後に申出書の提出を行うものであること また 施行日において 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除を受けている者が 当該育児休業を終了した後に 新たに当該子に係る育児休業等を開始したときは 当該育児休業等開始日以後に申出書の提出を行うものであること 2 保険料の免除期間

(1) 保険料の免除の始期については 育児休業等を開始した日の属する月とするものであること ただし 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に申出が行われたものに限られるものであること なお 労働基準法 ( 昭和 22 年法律第 49 号 ) 又は船員法 ( 昭和 22 年法律第 100 号 ) に定める産後休業期間中は 育児休業等に当たらないものであること (2) 保険料の免除の終期については 当該育児休業等を終了する日 ( 以下 休業終了予定日 という ) の翌日の属する月の前月とすること なお 当該育児休業等の対象となる子が3 歳に達する日以後の休業について労使協定により定められている場合であっても 本制度は3 歳未満の子を養育するための育児休業等に限って適用するものであること 3 育児休業等取得者の確認通知保険者は 申出書により当該被保険者が育児休業等取得者であると確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者確認通知書( 別紙 1-2) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等取得者確認通知書( 別紙 2-2) により事業主等に通知するものであること 4 休業終了予定日の変更に係る届出事業主等は 被保険者が休業終了予定日前に当該育児休業等を終了した場合は 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了届( 別紙 3-1) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了届 ( 別紙 4-1) により届出するものであること また 被保険者が休業終了予定日を延長した場合は 変更後の育児休業等期間等を記載した申出書により届出するものであること ただし 延長後の休業終了予定日は 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業の場合は1 歳に達する日 当該子が1 歳に達する日から 1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業の場合は1 歳 6ヶ月に達する日 1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業の場合は 3 歳に達する日をそれぞれの限度とするものであること 5 保険料免除の終了通知保険者は 休業終了予定日前に当該育児休業等を終了したと確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了確認通知書( 別紙 3-2) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了確認通知書( 別紙 4-2) により事業主等に通知するものであること なお 育児休業等期間中に被保険者資格を喪失した場合については 終了に係る通知は要しないものであること 6 その他育児休業等期間中の保険料免除を受けるためには 3 歳未満の子を養育す

る被保険者が 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に 事業主等からの申出書の提出が必要であることから 申出もれのないよう事業主等への制度の周知に配慮されたいこと 第三育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定について 1 標準報酬月額改定の申出終了時改定の被保険者の申出は 氏名及び生年月日等必要事項を記載した 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届( 別紙 5-1 ) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届 ( 別紙 6-1 ) ( 以下 変更届 という ) を事業主等へ提出し 報酬等必要事項を記載した変更届を事業主等から保険者に届出することにより行うものであること 2 報酬月額の算定 (1) 報酬月額は 育児休業等終了日の翌日の属する月以後 3 月間に受けた報酬総額を支払基礎日数が20 日以上である月数で除して得た額とされるものであること ( 育児休業等終了日の翌日の属する月における支払基礎日数が20 日に満たない場合は 当該月を除き算定するものであること ) (2) 船員保険においては 育児休業等終了日の翌日現在の報酬を基準として算定し 育児休業等終了日の翌日の属する月の翌月 ( 育児休業等終了日の翌日が月の初日であるときは その月 ) より改定すること 3 終了時改定後の月額変更 ( 船員保険 ) 船員保険における変更届により申出のあった報酬月額に基づき定められた標準報酬月額を その後の勤務時間その他の勤務条件の変更により改定する場合は 船員保険 厚生年金保険被保険者報酬月額変更届 ( 育児休業用 )( 別紙 7-1 ) を必ず船舶所有者から提出させること なお この場合の報酬月額の算定については 勤務時間その他の勤務条件に変更のあった日 の現在の報酬を基準として算定し その変更のあった日の属する月の翌月 ( その変更のあった日が月の初日であるときは その月 ) より改定すること 4 標準報酬月額の改定の該当通知 (1) 2による標準報酬月額の改定をしたときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時標準報酬月額改定通知書 ( 別紙 5-2 ) 又は 船員保険 厚生年金保険育児休業等終了時標準報酬月額改定通知書 ( 別紙 6-2 ) により事業主等に通知するものであること (2) 3による標準報酬月額の改定をしたときは 船員保険 厚生年金保険標準報酬改定通知書 ( 別紙 7-2 ) により船舶所有者に通知するものであること 5 その他

(1) 育児休業等終了日の翌日の属する月以後の3 月の支払基礎日数がいずれも20 日未満である場合等その他育児休業等を終了した際の標準報酬月額改定における取扱い ( 船員保険の場合は除く ) については 定時決定における取扱いに準ずること (2) 終了時改定の処分は 標準報酬月額の改定の処分と同様 不服申立の対象となること 第四 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する被保険者の休業措置に係る取扱いについて育介法第 24 条の規定により 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者に関する措置として育児休業に準じた休業期間が設けられている場合において 1 当該休業期間の長さが社会通念上妥当なものであること 2 当該休業期間満了後は必ず復職することを前提として認められたものであること 3 当該休業期間中は他で就労しないことを前提としていること等により事業主等と被保険者との使用関係が継続すると認められるときには 当該被保険者の被保険者資格は存続するものであること ただし 当該期間は保険料の免除期間には該当せず 育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定の契機ともならない旨を周知すること 第五その他 1 育児休業等による保険料免除該当者のある事業所等の総合調査等を行う場合は 育児休業等の事実関係及び被保険者の実質的使用関係の存続を確認すること 2 実施の際 現にある届の用紙については 当分の間 これを取り繕って使用することができるものであること 3 電子申請の取扱いについて今回の改正に伴い追加される手続についても 申請 届出の電子化 ( 電子申請 ) を行うこととしているが 電子申請の開始時期等については 別途通知することとしていること 写送付先 社会保険事務所長 地方社会保険事務局事務所長

保保発第 0329002 号平成 17 年 3 月 29 日 地方厚生 ( 支 ) 局長 殿 厚生労働省保険局保険課長 ( 公印省略 ) 健康保険及び厚生年金保険の育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて ( 通知 ) 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 104 号 ) 等の一部施行に関しては 平成 17 年 3 月 29 日保発第 0329004 号をもって厚生労働省保険局長より貴職あて通知されたところであるが 今般の改正により 育児休業等に係る保険料免除の取扱いが変更され 併せて育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定制度が導入されることから これらに係る事務等の取扱いについては 下記により行うこととしたので 健康保険組合の指導に当たり 遺漏のないよう取り計らわれたい なお この通知による取扱いは平成 17 年 4 月 1 日より実施することとし 従前の育児休業期間中の保険料免除等の取扱いに係る平成 12 年 12 月 27 日保険発第 235 号 庁保険発第 31 号通知は廃止する 記 第一制度の概要育児休業 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 ( 平成 3 年法律第 76 号 以下 育介法 という ) 第 2 条第 1 号の育児休業 同法第 23 条第 1 項に規定する育児休業の制度に準ずる措置による休業又は地方公務員の育児休業等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 110 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する育児休業 ( 以下 育児休業等 という ) をする被保険者については 総合的な次世代育成支援対策を推進する観点から 子が3 歳に達する

までの育児休業等期間中の保険料 ( 調整保険料を含む ) を免除することができることとされ 併せて育児休業等を終了した日において当該育児休業等に係る3 歳に満たない子を養育する場合 育児休業等を終了した日の翌日の属する月以後の3 月間に受けた報酬の平均を基準として標準報酬月額を改定 ( 以下 終了時改定 という ) することができることとされた 第二育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて 1 保険料免除の申出 (1) 育児休業等期間中の保険料免除の申出については 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者申出書 ( 別紙 1-1) ( 以下 申出書 という ) により事業主が社会保険事務所 ( 地方社会保険事務局事務所を含む ) 又は健康保険組合 ( 以下 保険者 という ) に提出することにより行うものであること (2) 申出書の提出は 育介法第 2 条第 1 号にいう 被保険者の養育する子が 1 歳に達する日までの育児休業 当該子が1 歳に達する日から1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業 同法第 23 条第 1 項にいう1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業に分け その都度 当該育児休業等期間中において行うものであること なお それぞれの育児休業等期間中において 育児休業等を終了した後に 再度当該子に係る育児休業等を開始したときは その都度 当該育児休業等期間中において 申出書の提出を行うものであること (3) 施行日前に 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除期間を終了した者が 施行日において当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業をしているときは 施行日以後に申出書の提出を行うものであることとし 施行日後に当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業を開始したときは 当該休業開始日以後に申出書の提出を行うものであること また 施行日において 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除を受けている者が 当該育児休業を終了した後に 新たに当該子に係る育児休業等を開始したときは 当該育児休業等開始日以後に申出書の提出を行うものであること 2 保険料の免除期間 (1) 保険料の免除の始期については 育児休業等を開始した日の属する月とするものであること ただし 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に申出が行われたものに限られるものであること なお 労働基準法 ( 昭和 22 年法律第 49 号 ) 又は船員法 ( 昭和 22 年法律第 100 号 ) に定める産後休業期間中は 育児休業等に当たらないも

のであること (2) 保険料の免除の終期については 当該育児休業等を終了する日 ( 以下 休業終了予定日 という ) の翌日の属する月の前月とすること なお 当該育児休業等の対象となる子が3 歳に達する日以後の休業について労使協定により定められている場合であっても 本制度は3 歳未満の子を養育するための育児休業等に限って適用するものであること 3 育児休業等取得者の確認通知保険者は 申出書により当該被保険者が育児休業等取得者であると確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者確認通知書( 別紙 1-2) により事業主に通知するものであること 4 休業終了予定日の変更に係る届出事業主は 被保険者が休業終了予定日前に当該育児休業等を終了した場合は 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了届( 別紙 2-1) により届出するものであること また 被保険者が休業終了予定日を延長した場合は 変更後の育児休業等期間等を記載した申出書により届出するものであること ただし 延長後の休業終了予定日は 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業の場合は1 歳に達する日 当該子が1 歳に達する日から 1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業の場合は1 歳 6ヶ月に達する日 1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業の場合は 3 歳に達する日をそれぞれの限度とするものであること 5 保険料免除の終了通知保険者は 休業終了予定日前に当該育児休業等を終了したと確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了確認通知書( 別紙 2-2) により事業主に通知するものであること なお 育児休業等期間中に被保険者資格を喪失した場合については 終了に係る通知は要しないものであること 6 その他育児休業等期間中の保険料免除を受けるためには 3 歳未満の子を養育する被保険者が 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に 事業主からの申出書の提出が必要であることから 申出もれのないよう事業主への制度の周知に配慮されたいこと 第三育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定について 1 標準報酬月額改定の申出終了時改定の被保険者の申出は 氏名及び生年月日等必要事項を記載した 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届( 別紙 3-1 ) を事業主へ提出し 報酬等必要事項を記載した変更届を事業主から保険者に

届出することにより行うものであること 2 報酬月額の算定報酬月額は 育児休業等終了日の翌日の属する月以後 3 月間に受けた報酬総額を支払基礎日数が20 日以上である月数で除して得た額とされるものであること ( 育児休業等終了日の翌日の属する月における支払基礎日数が2 0 日に満たない場合は 当該月を除き算定するものであること ) 3 標準報酬月額の改定の該当通知 2による標準報酬月額の改定をしたときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時標準報酬月額改定通知書 ( 別紙 3-2 ) により事業主に通知するものであること 4 その他 (1) 育児休業等終了日の翌日の属する月以後の3 月の支払基礎日数がいずれも20 日未満である場合等その他育児休業等を終了した際の標準報酬月額改定における取扱いについては 定時決定における取扱いに準ずること (2) 終了時改定の処分は 標準報酬月額の改定の処分と同様 不服申立の対象となること 第四 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する被保険者の休業措置に係る取扱いについて育介法第 24 条の規定により 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者に関する措置として育児休業に準じた休業期間が設けられている場合において 1 当該休業期間の長さが社会通念上妥当なものであること 2 当該休業期間満了後は必ず復職することを前提として認められたものであること 3 当該休業期間中は他で就労しないことを前提としていること等により事業主と被保険者との使用関係が継続すると認められるときには 当該被保険者の被保険者資格は存続するものであること ただし 当該期間は保険料の免除期間には該当せず 育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定の契機ともならない旨を周知すること 第五その他 1 育児休業等による保険料免除該当者のある事業所等の総合調査等を行う場合は 育児休業等の事実関係及び被保険者の実質的使用関係の存続を確認すること 2 実施の際 現にある届の用紙については 当分の間 これを取り繕って使用することができるものであること

保保発第 0329003 号平成 17 年 3 月 29 日 健康保険組合理事長 殿 厚生労働省保険局保険課長 健康保険及び厚生年金保険の育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて ( 通知 ) 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 104 号 ) 等の一部施行に関しては 平成 17 年 3 月 29 日保発第 0329005 号をもって厚生労働省保険局長より貴職あて通知されたところであるが 今般の改正により 育児休業等に係る保険料免除の取扱いが変更され 併せて育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定制度が導入されることから これらに係る事務等の取扱いについては 下記により行うこととしたので 遺漏のないよう取り計らわれたい なお この通知による取扱いは平成 17 年 4 月 1 日より実施することとし 従前の育児休業期間中の保険料免除等の取扱いに係る平成 12 年 12 月 27 日保険発第 235 号 庁保険発第 31 号通知は廃止する 記 第一制度の概要育児休業 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 ( 平成 3 年法律第 76 号 以下 育介法 という ) 第 2 条第 1 号の育児休業 同法第 23 条第 1 項に規定する育児休業の制度に準ずる措置による休業又は地方公務員の育児休業等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 110 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する育児休業 ( 以下 育児休業等 という ) をする被保険者については 総合的な次世代育成支援対策を推進する観点から 子が3 歳に達するまでの育児休業等期間中の保険料 ( 調整保険料を含む ) を免除することがで

きることとされ 併せて育児休業等を終了した日において当該育児休業等に係る3 歳に満たない子を養育する場合 育児休業等を終了した日の翌日の属する月以後の3 月間に受けた報酬の平均を基準として標準報酬月額を改定 ( 以下 終了時改定 という ) することができることとされた 第二育児休業等期間中の保険料免除等の取扱いについて 1 保険料免除の申出 (1) 育児休業等期間中の保険料免除の申出については 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者申出書 ( 別紙 1-1) ( 以下 申出書 という ) により事業主が社会保険事務所 ( 地方社会保険事務局事務所を含む ) 又は健康保険組合 ( 以下 保険者 という ) に提出することにより行うものであること (2) 申出書の提出は 育介法第 2 条第 1 号にいう 被保険者の養育する子が 1 歳に達する日までの育児休業 当該子が1 歳に達する日から1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業 同法第 23 条第 1 項にいう1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業に分け その都度 当該育児休業等期間中において行うものであること なお それぞれの育児休業等期間中において 育児休業等を終了した後に 再度当該子に係る育児休業等を開始したときは その都度 当該育児休業等期間中において 申出書の提出を行うものであること (3) 施行日前に 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除期間を終了した者が 施行日において当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業をしているときは 施行日以後に申出書の提出を行うものであることとし 施行日後に当該子に係る育児休業の制度に準ずる措置による休業を開始したときは 当該休業開始日以後に申出書の提出を行うものであること また 施行日において 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業に係る保険料の免除を受けている者が 当該育児休業を終了した後に 新たに当該子に係る育児休業等を開始したときは 当該育児休業等開始日以後に申出書の提出を行うものであること 2 保険料の免除期間 (1) 保険料の免除の始期については 育児休業等を開始した日の属する月とするものであること ただし 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に申出が行われたものに限られるものであること なお 労働基準法 ( 昭和 22 年法律第 49 号 ) 又は船員法 ( 昭和 22 年法律第 100 号 ) に定める産後休業期間中は 育児休業等に当たらないものであること

(2) 保険料の免除の終期については 当該育児休業等を終了する日 ( 以下 休業終了予定日 という ) の翌日の属する月の前月とすること なお 当該育児休業等の対象となる子が3 歳に達する日以後の休業について労使協定により定められている場合であっても 本制度は3 歳未満の子を養育するための育児休業等に限って適用するものであること 3 育児休業等取得者の確認通知保険者は 申出書により当該被保険者が育児休業等取得者であると確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者確認通知書( 別紙 1-2) により事業主に通知するものであること 4 休業終了予定日の変更に係る届出事業主は 被保険者が休業終了予定日前に当該育児休業等を終了した場合は 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了届( 別紙 2-1) により届出するものであること また 被保険者が休業終了予定日を延長した場合は 変更後の育児休業等期間等を記載した申出書により届出するものであること ただし 延長後の休業終了予定日は 被保険者の養育する子が1 歳に達する日までの育児休業の場合は1 歳に達する日 当該子が1 歳に達する日から 1 歳 6ヶ月に達する日までの育児休業の場合は1 歳 6ヶ月に達する日 1 歳から3 歳に達する日までの育児休業の制度に準ずる措置による休業の場合は 3 歳に達する日をそれぞれの限度とするものであること 5 保険料免除の終了通知保険者は 休業終了予定日前に当該育児休業等を終了したと確認したときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等取得者終了確認通知書( 別紙 2-2) により事業主に通知するものであること なお 育児休業等期間中に被保険者資格を喪失した場合については 終了に係る通知は要しないものであること 6 その他育児休業等期間中の保険料免除を受けるためには 3 歳未満の子を養育する被保険者が 1(2) に示すそれぞれの育児休業等をしている期間中に 事業主からの申出書の提出が必要であることから 申出もれのないよう事業主への制度の周知に配慮されたいこと 第三育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定について 1 標準報酬月額改定の申出終了時改定の被保険者の申出は 氏名及び生年月日等必要事項を記載した 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届( 別紙 3-1 ) を事業主へ提出し 報酬等必要事項を記載した変更届を事業主から保険者に届出することにより行うものであること

2 報酬月額の算定報酬月額は 育児休業等終了日の翌日の属する月以後 3 月間に受けた報酬総額を支払基礎日数が20 日以上である月数で除して得た額とされるものであること ( 育児休業等終了日の翌日の属する月における支払基礎日数が2 0 日に満たない場合は 当該月を除き算定するものであること ) 3 標準報酬月額の改定の該当通知 2による標準報酬月額の改定をしたときは 健康保険 厚生年金保険育児休業等終了時標準報酬月額改定通知書 ( 別紙 3-2 ) により事業主に通知するものであること 4 その他 (1) 育児休業等終了日の翌日の属する月以後の3 月の支払基礎日数がいずれも20 日未満である場合等その他育児休業等を終了した際の標準報酬月額改定における取扱いについては 定時決定における取扱いに準ずること (2) 終了時改定の処分は 標準報酬月額の改定の処分と同様 不服申立の対象となること 第四 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する被保険者の休業措置に係る取扱いについて育介法第 24 条の規定により 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者に関する措置として育児休業に準じた休業期間が設けられている場合において 1 当該休業期間の長さが社会通念上妥当なものであること 2 当該休業期間満了後は必ず復職することを前提として認められたものであること 3 当該休業期間中は他で就労しないことを前提としていること等により事業主と被保険者との使用関係が継続すると認められるときには 当該被保険者の被保険者資格は存続するものであること ただし 当該期間は保険料の免除期間には該当せず 育児休業等を終了した際の標準報酬月額の改定の契機ともならない旨を周知すること 第五その他実施の際 現にある届の用紙については 当分の間 これを取り繕って使用することができるものであること