西三河の幹線道路網整備に関する要望

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

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別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

計画書

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- 目次 - 1. 基本構想策定の趣旨と役割 1 2. 交通バリアフリー法 2 3. 焼津市移動円滑化基本構想策定体制及び上位計画との関連 4 4. 重点整備地区及び特定経路について 6 5. 地区別の現状把握 整備の目標 心のバリアフリー 24 参考資料 1. 人口と高齢者

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

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7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

マートシティ2020 年に向けた政策展開のポイント 訪都外国人旅行者の更なる誘致を目指し 東京 2020 大会とその先を見据えた戦略的な観光プロモーションを展開 多様な旅行者が安心かつ快適に観光を楽しめるよう 観光案内機能の充実や多言語対応の強化等 受入環境の整備を推進 ナイトライフ観光の取組や地域

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交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

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四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

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域 ) 域 ) 百万円 ) 百万円 ) の空き の空き 家 空き 家 空き 店舗を利 店舗を利 用したリ 用したリ ノベーシ ノベーシ ョン件数 ョン件数 件 ) 件 ) 居住人口 32,

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目的 川越市は 埼玉県の南西部に位置し 新河岸川の舟運や川越街道を通じた江戸との交流により発展してきました 蔵造りの町並みや時の鐘などの歴史的な観光資源に恵まれ 都心からのアクセスも良いことから 毎年多くの観光客が本市を訪れています このような中 本市では 平成 20(2008) 年に 川越市観光振

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一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

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News Release 2014 年 3 月 24 日 伊丹市と新関西国際空港株式会社が 伊丹市域におけるまちづくりの推進 について合意 伊丹市と新関西国際空港株式会社は 伊丹市域の生活環境の改善 地域コミュニティの再生等を図るためのまちづくりを連携して推進するため 2014 年 3 月 24 日

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

H28秋_24地方税財源

昇龍道フ ロシ ェクト 資料 3 昇龍道プロジェクトの 平成 31 年度活動方針 ( 案 ) 2019 年 3 月 8 日第 10 回昇龍道プロジェクト推進協議会

05+説明資料

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

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市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

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17日南市277_0324

柏駅西口北地区まちづくり

Taro-全員協議会【高エネ研南】

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

はじめに 深沢地域整備事業 ( 以下 本事業 という ) は 平成 22 年 9 月に策定した土地利用計画 ( 案 ) をもとにまちづくりを進めてきましたが 計画策定から既に5 年以上経過し社会情勢が大きく変化していることや より広く市民意見を反映して欲しいといった意見を踏まえ 土地利用計画 ( 案

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(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

2 おもてなしの推進 本県を訪れた旅行者がやすらぎと感動を覚え 再び訪れたくなる魅力ある地域づくりを進めるため 地域への誇りと愛着に基づくおもてなしを県民総参加により推進します 1 満足度 ( アンケート調査で非常に満足と答えた観光客の割合 ) 45% 以上 2 リピーター率 67% 以上 おもてな

Ⅴ.( 仮称 ) 登大路バスターミナル整備計画 3-3. 平面図 (1) 地上部 1 階平面図 33

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

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貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

3-2 都心まちづくりの 5 つの展開戦略 1 さっぽろ象徴戦略 ~さっぽろの持つ魅力を象徴する都心 ~ 札幌の新たな魅力と活力を都心において来街者がひと目で見て取り 体感できる象徴性を有 する街並みを創造します 骨格軸の強化と展開軸の形成を図ります にぎわいの軸 ( 駅前通 ) 地下歩行空間整備

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学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

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平成 29 年 1 月 13 日観光庁 カテゴリー Ⅱ 以上の認定外国人観光案内所への支援を開始します 二次募集 ~ 訪日外国人旅行者にとって利用しやすい観光案内所の整備を促進 ~ 観光庁は 平成 29 年 1 月 13 日より JNTO( 日本政府観光局 ) が認定するカテゴリー Ⅱ 以上 ( )

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

資料 3-2

III 質問票

コンパクト プラス ネットワークの形成 1

大泉町手話言語条例逐条解説 前文 手話は 手指の動きや表情を使って視覚的に表現する言語であり ろう者が物事を考え 意思疎通を図り お互いの気持ちを理解しあうための大切な手段として受け継がれてきた しかし これまで手話が言語として認められてこなかったことや 手話を使用することができる環境が整えられてこ

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

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「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

第 1 ガイドライン策定の目的及び対象 1 ガイドライン策定の目的美濃加茂市では犯罪のない安全で安心できる住みよい地域社会を実現するため 平成 21 年 10 月に 美濃加茂市防犯活動推進条例 を施行するとともに 同条例に基づく防犯計画を策定し 市民 事業者及び市が一体となって 犯罪のないまちづくり

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福知山市中心市街地活性化基本計画

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1 マイキープラットフォーム構想の概要 マイキープラットフォーム構想とはマイナンバーカードのマイキー部分 (IC チップの空きスペースと公的個人認証の部分で 国や地方自治体といった公的機関だけでなく 民間でも活用できるもの ) を活用して マイナンバーカードを公共施設や商店街などに係る各種サービスを

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渋川市都市計画マスタープラン意見シート

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4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

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5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

平成 24 年 3 月改訂 茅ヶ崎海岸グランドプラン 西浜駐車場跡地北側に位置する茅ヶ崎警察署職員公舎が取り壊され 平成 23 年 3 月には グランドプランで駐車場機能の確保として位置づけのあった県営茅ヶ崎西浜駐車場が閉鎖された これを受け 海岸利用者のための駐車場を維持し かつ国道 134 号南

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

Transcription:

岡崎市長 内田康宏 様 提言書 ~ 乙川リバーフロント地区天下の道エリアの賑わい創出と交流人口の拡大に向けて歴史 文化を活かしたまちづくり ~ 令和元年 8 月 1 日 岡崎商工会議所

~ 乙川リバーフロント地区天下の道エリアの賑わい創出と 交流人口の拡大に向けて歴史 文化を活かしたまちづくり ~ 平素は岡崎商工会議所の事業運営に対し 格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます 私ども岡崎商工会議所では 会員企業の経営力向上を目指して を今年度の基本方針に掲げ 地域資源を最大限に活用し 域外からの取引 消費 投資を呼び込み 循環させ 新たな需要開拓に繋げるとともに 柔軟性をもった事業展開により 企業の成長 地域の活力向上に総力を挙げて取り組んでおります つきましては この度 乙川リバーフロント地区天下の道 ( 桜城橋から籠田公園に至る ) エリアの賑わい創出と交流人口の拡大に向けて歴史 文化を活かしたまちづくりへの意見を取りまとめましたので 本提言書を提出いたします 岡崎商工会議所におきましても 岡崎市と一体となり 地域の発展に向け一層尽力して参りますので 本提言の趣旨をご理解いただき 是非とも特段のご配慮を賜りたくお願い申しあげます 令和元年 8 月 1 日 岡崎商工会議所 会頭 大林市郎 1

記 基本的な考え方 : 水辺の賑わいから まちの賑わい創出へ 岡崎市においては当面の間 人口が増加するものの 全国的には少子高齢化が進む中で都市間競争が一層激化しています そうした中で 持続的な成長の実現に向けた住みよいまちづくりの形成には 地域特性を活かすことが極めて重要な役割を果たすと考えています また 安定的に持続した都市経営を推進するためには 地域と事業者が産業の成長に速やかに対応することが重要であり 現在では交流人口の数といった 量 はもとより 消費額という 質 の向上も図ることが不可欠で 消費額の拡大や流入人口の獲得に向けた新たな需要の創出等への対応が求められています こうした背景をもとに 岡崎市では乙川リバーフロント地区が整備される中 QURUWA 戦略 や 観光基本計画アクションプラン 立地適正化計画 からも伺えますが 来街者の滞在 活動と市民が都市空間を楽しむまちづくりの創出を推進することが肝要であり そのために民間事業者や団体との公民連携強化を図り 地域の魅力向上に取り組むべきと考えます その中で 乙川リバーフロント地区において 特に名鉄東岡崎駅と康生地区を繋ぐ重要な位置にあり 水辺の賑わいがまちの賑わいを創出し 都市の魅力を向上させるうえでも要所である 天下の道エリア ( 以下 当エリア ) 周辺の振興にスポットを当てるとともに さらに交流人口の拡大に向けて歴史 文化を活かしたまちづくりの推進のため 1. 安全 安心で快適な環境の整備 2. 地域資源の磨き上げによる賑わい創出と魅力の発信 3. 安定的な消費拡大と持続的発展に向けた地域経営 の観点から岡崎商工会議所としての意見を取りまとめたものです 2

具体的な意見事項 : 今後の重点的な施策の展開 1. 安全 安心で快適な環境の整備 ハード面の整備はもとより 地域住民 来街者の双方が安全 安心で快適 に過ごすことができる環境の確保に向けた取り組みが重要と考えます (1) 国道 1 号の横断環境の整備推進岡崎市内の国道 1 号の岡崎城 ( 康生町 ) 付近より西については 道路幅員を拡幅するとともに 両側に環境施設帯を設置する沿道環境整備事業のモデル区間として整備されてきました 当エリアは 交差する国道 1 号によって分断されているため これを横断する地域住民と来街者の双方への安全 安心の確保に向け 道路整備に併せて歩道橋や エレベーターの設置等によるバリアフリー化を検討されたい (2) 街路空間の有効活用と営業環境づくり当エリアにおいて実施可能なオープンカフェやマルシェ等の移動販売 屋台等の営業については 賑わい創出に有効に寄与することから 設置に係る営業許可や道路占用許可要件等の分かりやすい周知を図られたい (3) 通信環境の整備来街者が情報を収集する主な手段は インターネットへと移行している中 観光 防災を目的に無料 Wi-Fi 設備の整備等 通信環境の整備を加速するとともに 無料 Wi-Fiについては 設置後の維持 管理費がエリアオーナーの課題となるため その支援策を図られたい また 観光都市においては 情報の多言語対応 災害時の情報提供や無料 Wi-Fiスポットの機能を兼ね備えたデジタルサイネージ ( 高機能型観光案内標識 ) の設置が進んでおり 東岡崎駅前や当エリアにおいても北東街区からの誘導 案内標識等の設置拡充を加速されたい さらに 公共エリア 駅や宿泊 商業施設等において シームレスにWi -Fi 接続できるよう 地域や事業者の垣根を越えた認証連携の拡大も図られたい (4) 自転車走行空間の整備とシェアサイクルの利用促進自転車は 移動手段や公共交通の補完的な役割を担う重要なツールとして位置づけられ 当エリアにおいても自転車走行空間の整備が行われているが さらなる駐輪場の確保等 安全で快適な利用環境を充実させるとともに 利便性の向上のために自転車シェアリング事業への支援を図られたい 3

(5) 貸切バス需要への対応と路上混雑の解消名鉄東岡崎駅周辺においては 貸切バスによる路上混雑が生じており 交通事故等が懸念され 交流人口が拡大した場合には貸切バスの来訪需要が見込まれることから 名鉄東岡崎駅や北東街区に加えて 当エリア周辺においても貸切バス専用の乗降スペース 駐車場の確保を図られたい (6) アクセシブル ツーリズムへの支援障害者や高齢者等が 積極的に外出して 旅行を楽しむことができる環境づくりを意味するアクセシブル ツーリズムの促進により 増加する高齢者の旅行需要を喚起するため ユニバーサルデザインの導入やバリアフリー化等ハード面の対応を事業者自ら課題に取り組むことはもちろん 当エリアにおいてバリアフリー化に関する情報を広く周知することで 来街者の増加に側面的な支援を検討されたい さらに 安全 安心で快適なまち歩きに向けて 歩車分離の街路空間が整備されているが 障害者や高齢者向けのベンチや公衆トイレ等のキャパシティ拡充を検討されたい (7) 安全 安心のまちづくりの推進当エリアの振興を持続的に進めていくうえで 来街者 地域住民の双方が 治安の良さや安心を実感できるまちづくりを推進することが必要です 地域においては プライバシー保護に配慮しつつ 駅前周辺や商店街等への防犯カメラ設置は有効であることから 多額の費用を要する防犯カメラの設置 維持管理にあたっては支援する仕組みの構築等を推進されたい 4

2. 地域資源の磨き上げによる賑わい創出と魅力の発信 中心部を流れる乙川という地域資源を磨き上げ 営業行為が可能な人道橋 ( 桜城橋 ) の魅力発信を通じ とりわけ コト消費 によるリピーターの拡大を図ることが重要で また 当エリアの価値向上のため イルミネーションやプロジェクションマッピング ライトアップ等 夜のエンターテインメントによるナイトライフの需要創出を図ることも重要と考えます (1) 消費拡大に向けたナイトライフ需要の創出 コト消費 へのニーズの高まりを受け 施設 店舗 交通機関等の夜間営業等により消費のさらなる拡大を狙う ナイトライフ需要の創出に向けた動きが進みつつあります 当エリアにおいても ナイトライフを楽しむ拠点が乏しいとの指摘もある中 エリア近辺の岡崎市中央図書館や市民会館等の開館時間延長や 新たな体験型観光の充実等を通じた満足度向上が鍵となるため ナイトライフ活性化に向けた調査実施等に加え 官民連携による具体的な課題検討や情報共有を図られたい また 殿橋のテラス整備やライトアップによる演出に加え 当エリアの賑わい創出に向けて イルミネーションやプロジェクションマッピング等 夜間の時間帯に充実したナイトライフを楽しめる場の確保を進められたい (2) 魅力ある歴史的建築物の活用 発信当エリア周辺には 魅力的な資源となる寺社や古民家をはじめとする歴史的建築物が数多く残されているものの 建築基準法や消防法等関連法制により活用が進んでいない 来街者のニーズへの対応等を図るため 歴史的建築物を伝統工芸体験施設や宿泊施設 レストラン オフィス等への活用の支援を促進されたい また 観光産業とコンテンツ産業など異分野間での連携による VR/AR 等の先進的技術を活用した歴史的建築物や二十七曲り等 歴史遺産の魅力の効果的な発信についても資料提供等の支援を図られたい (3) 空き店舗等の活用など環境整備促進による交流人口の拡大当エリアにおいても点在する商店の空き店舗や空き家等の 空き建築物 は 地域の観光資源やコミュニティスペースとして活用することで 交流人口の拡大に寄与できます しかしながら 建築基準法の規制上 用途変更を行う場合は 耐震など既存不適格建築物となる場合が多く 現行基準に合わせるための改修を行ったうえで 建築確認申請を行う必要があるだけでなく 相当の費用が必要となることや 建築物本来の風情が失われてしまうといった問題があります 地域に眠る空き建築物の再利用が促進されるよう 建築基準法上の規制に関する課題検討とともに 民間事業者の整備を促すために空き家のみならず 空き店舗対策への一層の措置と支援策を推進されたい 5

(4) 水辺空間の賑わい創出と舟運の活性化当エリア周辺には 隣接する河川や河川緑地と歴史的な観光資源があり これらを繋ぐ舟運自体にも 観光や移動手段として価値があり その魅力向上のため 東岡崎駅から岡崎城への移動に年間を通じて航行できるような調整や 船着き場を活用した水上イベントの開催 平常利用が可能な船着き場の利用促進に向けた周知を図られたい さらに 名鉄東岡崎駅やバス停留所等の公共交通機関から 船着場までの案内や誘導については北東街区整備の中で 景観に配慮した案内誘導サインの充実等 回遊性向上を図られたい (5) 公園を活用したエリアの魅力向上当エリアにある橋詰広場では 民間事業者等が公園の魅力向上に寄与する飲食店や売店等施設の設置に併せ 広場や園路等の公園施設を一体的に整備する仕組みを構築されていますが ニーズに応じた設置管理許可期間の延伸や建ぺい率等の規制緩和等 地域の観光 賑わいの交流拠点となるための整備を推進されたい また 都市公園の占用許可の特例を活用した観光案内所やサイクルポートの設置も促進されたい (6) イベント 祭り 食文化に着目した資源の活用地域の魅力あるイベントや祭り 食文化は 地域の貴重な資源であり 特に食文化は 地元の食材を活用したブランド化や B 級グルメから高級料理まで 豊富で多様な食を楽しむことができれば 有効に活用することで誘客を促し 交流人口の拡大に繋がるため 商品の開発やマーケティング等に鋭意努力している民間事業者とともに 岡崎市が主催するイベントや祭りにおいても連動したPRを支援されたい (7) ターゲットを意識したシティプロモーションの展開効果的な誘客には 来街者目線に立った情報提供が必要であるが 地元食や文化のみの発信ではなく 来街者の体感した花や草木豊かな街並の日常風景や趣味嗜好に応じたコンテンツを発信することでも プロモーション効果や反響の高さに違いが生じています 例えば 東岡崎駅前の北東側に計画しているペデストリアンデッキ上の騎馬像と当エリアに点在する四天王像を紹介する等 すでに多言語への対応など計画されていますが 歴史を好む誘客施策を効果的に展開するため 影響力を持つパワーブロガーやインフルエンサーの活用など コンテンツ内容の充実に併せて 多様な発信方法に引き続き注力して取り組まれたい 6

3. 安定的な消費拡大と持続的発展に向けた地域経営 当エリアに限らず 宿泊施設の充実等 ハードはもちろんのこと まちづくりの観点では交流人口の拡大に向けて ビジネス需要であるMICE 誘致や国内旅行消費の約 9 割を占める日本人向けの観光を推進することにより 需要を的確に取り込むことが重要で 観光統計の整備 活用も注視しつつ 安定的に消費拡大を図り 地域経営の観点からも一定の収入を確保し持続的に発展することも重要と考えます (1)MICE 誘致に向けた施設の環境整備促進新たな需要を取り込むために 当エリアに近い 太陽の城跡地 利用の一環として コンベンション施設の設置が検討されているが 経済効果が高いとされるMICEの誘致や開催を 官民連携による支援体制の強化とともに 受入環境の充実を図ることで 高機能型 Wi-Fiや同時通訳システムの設置 導入等 様々な環境整備を後押しされたい (2) 河川空間の民間活用の普及促進当エリアの橋詰広場や人道橋 ( 桜城橋 ) の他 隣接する乙川河川緑地の有効活用でもあり レセプションやアフターコンベンション等の魅力を高めるユニークベニューの充実はMICE 誘致の大きな決定要因となることから 社会実験で培った水辺の賑わいを創出する活用事例の周知や研究を深めるとともに 河川敷地占用許可準則の規制緩和により民間事業者等の営業行為が可能である旨の周知を図られたい (3)MICEの実態把握と効果の普及 MICEは 参加者へのプロモーションのみならず 関連産業の裾野が広いことから地域への高い経済波及効果や産業振興が期待されているものの その経済的意義や効果に関する客観的かつ定量的なデータが十分でないことから 地域の理解が進んでいるとはいえない状況にある そのため人口動態や人の流れ 消費等に関する官民のビッグデータ 地域経済分析システム (RESAS) の統計の分析を行うとともに 民間事業者が経営に積極的に利活用できるよう 情報提供に取り組まれたい (4) 来街者の安全確保に向けた改修等への支援宿泊施設の安全性の確保は 災害時等の避難施設としての利用にも有効であることから 改正耐震改修促進法に基づく耐震診断に対する助成の他 改修工事に係る支援を検討されたい さらに 宿泊施設の新設 設備更新に対する民間投資を促進するため 税制上の優遇措置や 公的融資制度のさらなる充実など金融上の支援措置を検討されたい 7

(5) 健全な宿泊サービスの提供昨年 6 月に施行された住宅宿泊事業法 ( 民泊新法 ) では 民泊の実施は年間 180 日を上限に全国で可能とする一方 自治体が定める条例による上乗せ規制を可能としている 健全な宿泊サービスの提供に向けては 地域特性やニーズを踏まえ観光の促進を図る一方 安全の確保と衛生の徹底が不可欠であり 条例設置の際には既設の旅館業者にも配慮した措置を講じられたい (6) 需要獲得に向けた環境の整備現金決済が中心である中小 小規模の小売店 飲食店等においては 需要取り込みの機会損失が発生しないよう 多種多様なキャッシュレス環境の一層の整備に向けて 普及啓発やキャッシュレス端末導入支援を周知されたい また 事業者等が需要を取り込めるよう ホームページや案内看板等の多言語対応に利用可能な支援と助成金の設置等 環境の整備を検討されたい (7) 公共交通機関系の共通 ICカードの活用公共交通機関の乗り継ぎに係る乗車券の購入や文化 観光施設等での入場料の支払いは 来街者にとって煩雑であることから 利便性向上や移動の円滑化 費用の低廉化等を図るため 交通系 ICカードを活用し 市内の観光施設や 美術博物館等で相互利用可能な共通パスの導入を進められたい (8) 将来を見据えた戦略的取り組みの推進近年 国内のレジャー市場においては 参加体験型の需要が高まっています また マラソンや自転車ブームによるスポーツツーリズムや 農業 植林体験をテーマとしたエコツーリズム等 見る観光から体験 交流する観光へシフトする動きもみられます 加えて 産業観光 アート ロケーション等 多様なテーマ型観光が推進されており こうした需要創出とシニア層に限らず 中長期的な市場活性化に向けては 子ども体験型商店街の開催等 若年層をターゲットとしたプロモーションを図られたい (9) 地域限定旅行業への参入促進によるコンシェルジュ機能の充実旅行者が快適に観光できるよう これまで以上に観光案内を行う態勢の充実を進めることが不可欠です 改正旅行業法により ホテル 旅館をはじめ観光案内所等の拠点において 地域体験 交流型旅行商品の企画 販売促進が可能となったことから 観光案内所が一定の収入を確保するとともに 地域におけるコンシェルジュ機能としての役割を果たすべく 情報提供はもとよりワンストップで観光に関する様々なサービス提供の支援を図られたい 8 以上