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4-2

大久保駅周辺地区 施設及び場所 事業概要 事業主体 進捗 近鉄大久保駅 多機能トイレ改良 スロープ手すり 近畿日本鉄道 JR 新田駅 エレベータ 多機能トイレ改良 スロープ手すり 交通エコロジー モビリティー財団 バス 低床バスの導入 バス事業者 市道大久保名木線 視覚障がい者用ブロックの整備 宇治

ウ エ ( エ ) ホーム上に車両ドアの位置を表示する点状ブロックを設置してほしいとの要望があります ( オ ) ホーム上にあるエレベーターの案内サインが少なく, 位置が分かりにくいことが現地調査の 結果, 課題 問題点として挙げられます ( カ ) ホームに設置されている電光式の列車運行案内表示板

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Microsoft Word - 【河原町】基本構想.doc

Ⅰ 障害福祉計画の策定にあたって

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Microsoft Word - 茨木市BF基本構想(概要版)280425_A4.docx

資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

便所 縮尺 福祉型便房のある便所の構造 福祉型便房並びに腰掛便座及び手すりの 設けられた便房の構造並びに床置式の小便器の構造 手すり 縮尺 外形 両端部及びわん曲部の構造並びに傾斜路及び階段の両端部の構造 視覚障害者用 床材 縮尺 視覚障害者用床材及び周囲の床材の仕上げ材料 仕上げ方法 色及び形 状

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Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

○新潟県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行細則

(第14回協議会100630)

三視覚障害者誘導用ブロック視覚障害者に対する誘導又は段差の存在等の 警告若しくは注意喚起を行うために路面に敷設されるブロックをいう 第二章歩道等 ( 歩道 ) 第三条道路 ( 自転車歩行者道を設ける道路を除く ) には 歩道を設けるものとする ( 有効幅員 ) 第四条歩道の有効幅員は 道路構造令第十

スライド 1

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

大阪府営門真住宅まちづくり基本構想 平成 25 年 6 月 大阪府 門真市

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)に係る都市計画について

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札幌市横断歩道橋横断歩道橋の撤去撤去に関するに関する考え考え方 札幌市が現在管理している横断歩道橋は48 橋あり そのほとんどは昭和 40 年代に建設されています 横断歩道橋は歩行者と車両を分離する構造となっていて 交通安全上重要な役割を果たしてきましたが 近年 周辺環境の変化等の理由により利用者が

寄居町中心市街地活性化基本計画

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

郵便ポスト利用者の安全確保・利便性向上等に関する行政評価・監視 要旨

資料 1① 道路のバリアフリー化 ①道路バリアフリー基準 道路管理者は その管理する道路を道路に関するバリアフリー基準 道路移動円滑化基準 に適合 するように努めなければなりません 生活関連施設間の道路のうち 高齢者 障害者等が通常徒歩で 利用する道路を国土交通大臣が指定し 特定道路とします 道路移

堺市新金岡地区の自転車通行環境整備のアンケート 交通量調査結果について 堺市新金岡地区において 歩行者 自転車利用者が安心して通行できる安全なまちづく り を目指し 自転車通行環境の整備を行いました 自転車通行環境モデル地区において 平成 22 年 ~ 平成 23 年に自転車道 歩道の視覚 分離の整

道路 1 歩道 整備の基本的考え方 (1) 高齢者 障害者等を含む歩行者の安全を確保するため 歩道と車道は可能な限り分離する必要があります また 歩道の幅員は 高齢者 障害者等が安心して通行できるものとする必要があります (2) 歩道の段差は高齢者 障害者等の移動の大きなさまたげになります 通行動線

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(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

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1 見出し1

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Microsoft Word - ☆結果の概要.doc

議案第146号~第172号

国土交通省「歩行空間のバリアフリーに関する情報をデータ化するツール」を提供

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平成 31 年 3 月 22 日北海道管区行政評価局 道の駅 の運営 管理等に関する調査 調査結果に基づく改善通知 北海道管区行政評価局では 道の駅 に求められている各種機能の効果的な発揮を推進する観点から 道の駅 の運営 管理の実態等を調査し その結果を取りまとめ 必要な改善措置について北海道開発

2. 身体障がいの状況 (1) 身体障がいの種別 ( 主な障がいの部位 ) 平成 28 年 6 月 30 日現在の身体障害者手帳所持者の身体障がいの種別 ( 主な障がいの部位 ) をみると 肢体不自由が 27,619 人 (53.3%) と全体の過半数を占めて最も多く 次いで 内部障がいが 15,9

Ⅲ. 地区現況の把握 1. 地区の現況 (1) 位置名古屋駅重点整備地区エリアは 本市の玄関口名古屋駅を基点にした概ね徒歩圏内で 中村区 ( 一部西区 ) 内 名駅一 ~ 四丁目 名駅南一 ~ 二丁目 椿町 笹島町一丁目及び下広井町一丁目地内 江川線 椿町線 上笹島町線 下笹島町線に囲まれた約 60

スライド 1


2) 滞留空間 東口改札前地下通路については 通路空間が狭く 改札口周辺で人が待ち合わせのできるスペースもない状況 との意見があります 東口改札前地下通路は 災害時や夜間の通行もできるよう 常時開放が必要 との意見があります 3) 駅改修等の見込み 駅前大規模商業施設は建築後約 35 年が経過し 今

() 土地の総面積 利用目的別面積 所有する土地の面積は 最小で 90 m 最大で,400m であり 00~400 m との回答が最も多い 駐車場としての利用では 月極駐車場が 309 台分 日貸駐車場では 5 台分となっている 所有する総面積 00m以下 m未満 m未満

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今後のスケジュールについて 17 年 8 月 ~ 17 年 11 月 ~ 17 年 12 月 ~ NPO 等によるボランティア福祉有償運送を含む STSの普及促進 NPO 等の運行主体に対する実態調査 関係者等からのヒアリング 交通バリアフリー法の見直しの検討 ( 実態調査 ヒアリングを踏まえた )

05+説明資料

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大分市条例第 70 号 大分市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章歩道等 ( 第 3 条 第 10 条 ) 第 3 章立体横断施設 ( 第 11 条 第 16 条 ) 第 4 章乗合自動車停留所 ( 第 17 条

Microsoft PowerPoint - 2_「ゾーン30」の推進状況について

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公共サインガイドライン策定の基本的な考え方

昨年9月、IOC総会において、東京が2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市に決定し、日本中が歓喜の渦に包まれた

第 7 回大阪市人口移動要因調査報告書 平成 27 年 3 月 大阪市都市計画局

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1

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

3 軌道経営者別の概要 事業者名長崎電気軌道株式会社熊本市交通局鹿児島市交通局 特許年月明治 45 年 4 月大正 10 年 11 月明治 44 年 8 月 輸送人員の推移 ( 千人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 20 年度 21 年度 22 年度 20 年度 21 年度 22 年度 19

用語集

Microsoft Word - 20_討議資料_v603.doc

バリアフリー化に対応した歩道の構造基準『歩道における段差及び勾配等に関する基準』

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

鹿角花輪駅前広場整備基本計画 平成 28 年 3 月 秋田県鹿角市

スライド 1


目 次 1 交通事故の発生状況 1 2 死傷者の状況 (1) 齢層別の状況 3 (2) 状態別の状況 5 (3) 齢層別 状態別の状況 7 (4) 損傷部位別の状況 12 (5) 昼夜別の状況 14 3 交通事故の状況 (1) 齢層別の状況 17 (2) 法令違反別の状況 19 (3) 飲酒別の状況

物件番号 1 ポケートパーク 仮換地面積価格状況備考 E-27 街区 11 画地 従前地 法律等に基づく制限 m2約 66 坪 6,384,504 円引渡可 北側 西側で幅員 6m の舗装市道に面している 地番地目面積 ( 公簿 ) 名取市閖上字新大塚 156 番田 401 m2 都市

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不動産学会 空き家.key

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目次 1 1. 奈良市中心部の道路交通環境 1) 広域的な自転車利用ネットワーク P2 2) 幹線道路の交通状況 ( 交通量 ) P3 3) 幹線道路の交通状況 ( 混雑状況 ) P4 2. 自転車事故の分析結果 1) 道路種別別 ( 国道 県道 市道 ) 自転車事故発生状況 P5 2) 自動車交通

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8. ピンポイント渋滞対策について 資料 8

Microsoft PowerPoint 飯沼交差点 接続道路に関する説明会(説明会用)

第 20 回熊谷市地域公共交通会議会議録 平成 29 年 1 月 26 日 ( 木 )13:30~14:45 熊谷市役所議会棟第 1 委員会室 1. 開会 2. 会長挨拶 3. 議題 (1) ゆうゆうバスのルート変更 ( 要望箇所 ) について 1ゆうゆうバス運行ルート ( 全体図資料 1の1) 事

Microsoft PowerPoint - 2_資料(最終訂正版1)


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Microsoft Word 【詳細版】.doc

8略都市スライド東北(郡山市)全部 [互換モード]

生活道路対策

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国等の庁舎におけるバリアフリー推進に関する行政相談 ~石川行政苦情処理委員会の意見を踏まえたあっせんに対する回答~

2) 重点整備地区設定の考え方旧基本構想における重点整備地区は 特定旅客施設である筑前前原駅 波多江駅を中心とした徒歩圏内を対象に 官公庁施設 福祉施設 大規模集客施設等の主要施設の分布状況や利用状況等を考慮して設定していました 今回の改正における重点整備地区の設定の考え方は 旧基本構想を基本として

県産材の需要拡大の推進について(枠組み)

用に供するものをいう ) の昇降路の出入口に接するは 水平とすること ( ウ ) 壁面には 突出物を設けないこと ただし やむを得ず突出物を設ける場合にあっては 視覚障害者の通行の安全上支障が生じないよう必要な措置を講ずること ( エ ) 特定施設を利用する者の休憩の用に供するための設備を適切な位置

Transcription:

2 バリアフリー整備の現状と課題 1. 統計等からみた亀岡市の概況 (1) 亀岡市の人口 人口は平成 12 年の約 9.4 万人をピークに減少し 平成 22 年は約 9.2 万人となっています 全国と比べると高齢化率は低くなっていますが 将来的には平成 27 年より後は全国を上回る高齢化の進行が予測され 国立社会保障 人口問題研究所では平成 47 年の高齢化率は35.7% になると推計しています 人口の推移 高齢者人口 (65 歳以上 ) 昭和 60 年 7,184 平成 2 年 8,717 平成 7 年平成 12 年平成 17 年平成 22 年平成 27 年平成 32 年平成 37 年平成 42 年平成 47 年 10,941 13,345 15,824 19,080 24,220 27,018 28,060 28,154 27,789 総人口 76,207 85,283 92,398 94,555 93,996 92,399 91,336 88,972 85,892 82,171 77,898 高齢化率 (%) 9.4 10.2 11.8 14.1 16.8 20.6 26.5 30.4 32.7 34.3 35.7 全国の高齢化率 10.3 12.1 14.6 17.4 20.2 23.0 26.8 29.1 30.3 31.6 33.4 出典 : 昭和 60 年 ~ 平成 22 年は国勢調査 平成 27 年 ~ 平成 47 年国立社会保障 人口問題研究所推計 2

(2) 障害福祉に係る手帳保持者数 手帳所持者数は 年々増加しており 平成 16 年度の4,332 人が平成 23 年度では5,609 人となっています また 人口に対する割合は 平成 16 年度の4.5% が年々上昇し 平成 23 年度では6.0% となっています 身体障害の種別は 肢体不自由 が最も多く51.4% 次いで 内部障害 が32.0% などとなっています 亀岡市の人口 手帳所持者数 人口 身体障害者手帳 療育手帳 精神障害者保健福祉手帳 手帳所持者数対人口比 身体障害者手帳交付状況 視覚障害 聴覚平衝機能 音声言語機能 肢体不自由 運動機能 内部障害 合計 ( 人 ) 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 95,368 95,064 94,844 94,611 94,242 93,790 93,393 93,140 3,602 3.78 582 0.61 148 0.16 4,332 4.5 3,776 3.97 614 0.65 171 0.18 4,561 4.8 平成 19 年度 250(2) 6.2% 360(12) 9.0% 47(0) 1.2% 2,044(30) 50.9% 36(16) 0.9% 1,275(13) 31.8% 4,012(64) 3,905 4.12 632 0.67 212 0.22 4,749 5.0 平成 20 年度 256(2) 6.1% 367(13) 8.8% 49(0) 1.2% 2,142(33) 6.1% 35(5) 0.8% 1,322(14) 31.7% 4,171(67) 4,012 4.24 656 0.69 207 0.22 4,875 5.2 4,171 4.43 684 0.73 233 0.25 5,088 5.4 平成 21 年度 258(3) 6.0% 373(12) 8.7% 46(2) 1.1% 2,204(31) 51.5% 37(5) 0.9% 1,363(12) 31.8% 4,281(65) 4,281 4.56 719 0.77 267 0.28 5,267 5.6 平成 22 年度 258(4) 5.8% 378(11) 8.5% 45(1) 1.0% 2,300(24) 51.8% 39(6) 0.9% 1,417(13) 31.9% 4,437(59) 4,437 4.75 745 0.80 276 0.30 5,458 5.8 4,523 4.85 782 0.83 304 0.32 5,609 6.0 各年 3月 31 日現在 平成 23 年度 262(4) 5.8% 384(8) 8.5% 46(1) 1.0% 2,326(24) 51.4% 39(6) 0.9% 1,466(13) 32.4% 4,523(56) ( ) は18 歳未満児再掲各年 3月 31 日現在 3

(3) 道路の状況 JR 千代川駅周辺の道路は 南北に国道都市計画道路千代川駅前線と西側駅前広場には幅員市道の一部に歩道が敷設されています 9号 東西に府道宮前千歳線が通っており 整備済みの 2m 以上の歩道が確保されています この他 4

(4) 交通の現状 1 JR 千代川駅の乗降客数 平成 22 年のJR 千代川駅の乗降客数は 1日平均でみると 定期利用者が3,123 人 定期外利用者が1,024 人であり 1日あたりの乗降客数は4,147 人となっています 移動等円滑化の促進に関する基本方針の改定により これまで5,000 人 / 日以上の利用がある駅を対象としていたバリアフリー化の義務づけが3,000 人 / 日以上の利用がある駅も対象とすることとなったことから JR 千代川駅も整備対象と位置づけられたところです JR 千代川駅の乗降客数 定期利用者 定期外利用者 合計 年間乗客数 ( 千人 ) 570 187 757 1 日平均乗降客数 ( 人 ) 3,123 1,024 4,147 ( 1日平均乗降客数 )=( 年間乗客数 ) 365 2 出典 : 平成 23 年版亀岡市統計書 2 バス路線 路線バスは京阪京都交通バスが鉄道駅と主要施設を中心に 3 路線運行しています 2路線 また 亀岡市ふるさとバスが 1. 千代川駅前接続バス路線運行状況 ( 単位 : 人 ) 路線 名 経 路 H22 年度 乗車人数 H23 年度 H22 年度 一日平均 H23 年度 バふ 川東線 1(F11) 亀岡駅前 ~ 国分 馬路 ~ 千代川駅前 42,255 40,264 115.8 110.0 るさ 畑野千代川線 1(F41) 広野 ~ 神前 ~ 千代川駅前 13,824 14,678 37.9 40.1 スと 畑野千代川線 2(F43) 広野 ~ 大内 ~ 千代川駅前 17,569 17,332 48.1 47.4 京京都 国道線 ( 3) 園部駅西口 ~ 八木駅前 ~ 亀岡駅前 1,659 1,456 4.5 4.0 交通阪 国道線 ( 5) 千代川駅前 ~ 並河 ~ 亀岡駅前 7,039 7,624 19.3 20.8 合 計 82,346 81,354 225.6 222.3 2. 千代川駅前バス停乗降者数 ( 単位 : 人 ) バふるさスと 路線名川東線 1(F11) 畑野千代川線 1(F41) 畑野千代川線 2(F43) 合計 乗降者数 一日平均 H22 年度 H23 年度 H22 年度 H23 年度 8,229 7,405 22.5 20.2 13,101 13,310 35.9 36.4 16,811 16,192 46.1 44.2 38,141 36,907 104.5 100.8 出典 : 亀岡市調べ 5

バス路線図 6

(5) 各種調査結果 本構想策定にあたり アンケート調査とタウンウォッチングを実施しました 1 調査概要 対象者 / 参加者 目的 実施日 アンケート調査 JR 千代川駅周辺地区に居住する500 世帯 回収:258 件 (51.6%) JR 千代川駅周辺の生活関連施設 関連経路等に関する利用の実態やバリアフリー化に向けての意見を把握するため 平成 25 年 1月 18 日 ~31 日 参加者 :21 名 タウンウォッチング 千代川町老人会 / 亀岡市肢体障害者協会 / 亀岡市視覚障害者協会 / 口丹聴覚障害者協会亀岡支部 / 亀岡警察署 / 亀岡市障害児者を守る協議会 / 亀岡市バリフリー基本構想 ( 千代川駅周辺地区 ) 策定検討協議会委員 重点整備地区における バリアフリー化に向けた場所ごとの問題点を明らかにするため 平成 25 年 2月 5日 2 調査結果概要 家族の概況 移動のしづらさの多くが 加齢に伴うものであることが推察できます 道路を通る時に困ること 歩道がない又は途切れている 車の往来が多い 歩道の幅が狭い 段差があるなど路面が悪い などの項目が多くなっています タウンウォッチングにおいても 同様のことが点検時の気づきとしてあげられています 調査にあたり仮生活関連経路を設定し それを記載した地図を確認しながら回答できるようにした 本調査でいう 道路 はこの仮生活関連経路を示しており タウンウォッチングの調査経路にもなっている 7

8

調査の結果 9 10

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2.JR 千代川駅周辺のバリアフリー整備課題 JR 千代川駅周辺のバリアフリー整備の課題について 下図に示した区間ごとに整理します 13

区間 A ( 駅舎周辺 ) B ( 都市計画道路 ) C ( 千原交差点 ) D ( 国道 9号北 ) E ( 国道 都市計画道路交差点 ) F ( 国道 9号南 ) G ( 府道 ) H ( 駅西市道 ) I ( 駅東側 ) 現状と課題 駅施設は 駅舎西側入口が階段アクセスのみ 東側入口はアプローチが未整備で回り階段でホームに接続している また 上下線ホームの連絡も階段のみとなっている スロープやエレベーターの設置をはじめ 移動円滑化された経路の確保が必要である その他 視覚障害のある人に必要な各種誘導施設の体系的な整備 改札口の幅員確保や多機能トイレの設置 休憩場所の改善などが求められる 西側駅前広場は身障者乗降場 点字案内などが整備されている 千代川駅前自転車駐車場に多機能トイレが設置されているが 前面歩道との間で点字ブロックの誘導が接続していないほか 点字案内板位置への誘導がないなどの状況 当事者の実際の利用を踏まえた再整備を図る必要がある 法を踏まえた整備が完了している区間であり 両側に 2m 以上の歩道が確保されているが インターロッキング舗装のずれ 不等沈下による段差等が一部に生じており 適切なメンテナンスが求められる 歩道が広いことで点字ブロックがみつけにくい また 車止め兼歩行者 自転車分離のポールが設置されているが 材質が硬く衝突時の事故につながる 建築工事の仮囲いが点字ブロックによる誘導を遮っており 衝突の危険がある 音声誘導がない 歩道と横断歩道のすり付け段差が大きいほか ここに粗目のグレーチングが整備されており 車いす等の通行障害となっている マウンドアップ型の歩道 交通標識の支柱等が歩道幅員を狭めている箇所がある 西側歩道では 注意喚起の点状ブロックがバス停区間全体に敷設されており ブロックは老朽劣化が進んでいる また 車止めがなく 荷捌きのための車の歩道への乗り上げが常態化している 国道の横断は地下通路による 地下通路利用は階段アクセスのため 車いすやベビーカー等の通行ができない 階段には手すりがあるが その端部が階段途中から開始しているほか 地下通路全体で連続していない 北側階段は勾配が一段急で その地上部には点字ブロックがあるが 障壁方向への誘導となっている 歩道との接続には段差がある 都市計画道路の横断には横断歩道があるが 音声誘導がない 交差点西側も横断歩道があるが 南側には歩道がなく 横断歩道の待機スペースも狭小で傾斜がある状態 西側に歩道がない 東側はマウンドアップ型の歩道 整備時期と所管等の不整合のため 東側歩道では 各所で障害物が歩道空間を損なっている 信号 横断歩道が 1箇所で設置されているが 点字ブロック 音声誘導がない また 待機スペースが狭く 車いすで安全に歩行者用押ボタンが押せない 拡幅整備中であり 歩道未整備区間も残されている JR 踏切前に点字ブロック 停止線などが未整備である 一定の幅員があるフラット型の歩道が両側に整備されているが 舗装の劣化がつまずきや車いす等の振動要因になっているほか 道路照明支柱が歩道幅員を狭めている 地下構造物による不等沈下のため 気づきにくい段差が生じている ポケットパークがあるが そのインターロッキング舗装に樹根による乱れや破損などが散見される 庭木が歩道空間に侵出しており とりわけ視覚障害のある人にとっては 転倒や目を突くなどの事故につながりかねない 府道との交差点には 横断歩道部のみ点字ブロックがあるが 進行の誘導は不適切である 住宅車庫と車道を結ぶ傾斜が区間全体の歩道に適用されていることから 車いすやベビーカー等での通行が実質的にできないだけでなく 歩行にも支障がある 歩道未整備区間は幅員狭小で交通安全上の問題があるほか 側溝に蓋がなく転落の恐れがある箇所がある 駅東口利用者送迎車両の多くが 駅東の街区道路を通行し 交通安全上問題となっており 駅東側広場の整備が求められている 14