案 参考資料 1 健康長寿笑顔のまち 京都推進プラン ( 計画期間 : 平成 30 年 ~34 年度 ) 身体活動 運動分野抜粋案 1

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このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

京都市における平均寿命

( イ ) 現役世代の運動不足平成 24 年度実施の さいたま市健康に関する市民調査 において 男女共に 20 歳から64 歳の世代はその他の世代に比べ運動習慣のある人の割合が低い結果となっており この世代 ( いわゆる現役世代 ) の市民がいかに運動習慣を身につけるかが 本市の健康づくりにとって大

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

表紙裏 ( 空白 )

介護予防〜のご案内2014v2.indd

泉大津

PowerPoint プレゼンテーション

計画の今後の方向性

Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33

01 【北海道】

ボランティア行動等実態調査【速報】

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

はじめに

歯科中間報告(案)概要

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

第2節 茨木市の現況

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

第3節 重点的な取り組み

問 3 問 2 で と回答した方は 上記対策で何を見て知ったか ( 複数回答可 ) % 問 4 問 2で と回答した方は 下記対策で利用したいまたは既に利用しているものは 問 4 何か ( 複数回答可 ) 特定健診 特定保健指導対策 10 (41.9%) がん ( 婦人

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

2 アプリ機能について ⑴ まち歩きや文化を楽しめる! スタンプラリー機能 ア文化やスポーツをはじめ, 京都ならではの体験から楽しく健康づくりをはじめていただけるよう, 史跡や文化施設, 観光地を スタンプスポット ( 市内約 2,000 箇所 ) としてめぐり, スタンプラリーを楽しめます 更には

評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

Uモニ  アンケート集計結果

高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に


求する診療報酬明細書の件数 ( 入院以外 ) は 糖尿病や高血圧 心疾患などの生活習 慣病が約 4 割を占めている 生活習慣病患者が増加することにより 医療費は年々増 大していくことが考えられる 図 2 戸田市の医療費の推移 ( ウ ) 健康寿命の延伸県は健康寿命を 65 歳に達した県民が自立した生

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

藤沢型地域包括ケアシステムの推進について 平成 30 年 2 月藤沢市議会定例会厚生環境常任委員会資料 1 ⅠⅠ 中長期を見据えた検討体制の見直し 1 これまでの経過等について現在, 国では 地域共生社会 の実現に向け, 様々な改革が進められており, 平成 30 年 4 月に施行される社会福祉法の一

地域子育て支援拠点事業について

計画の基本的な考え方 〇 〇本計画でのスポーツ〇 〇 スポーツをより身近なものとし スポーツの果たす多様な役割を踏まえて 本計画におけるスポーツを位置づけます 競技スポーツやレクリエーション活動だけでなく 健康づくりのためのウォーキング ハイキング 気分転換の散歩や軽い運動 サイクリング キャンプ活

寄居町

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- 目次 - Ⅰ 計画策定の趣旨等 1 Ⅱ 船橋市における自殺の現状 2 Ⅲ 船橋市の自殺対策における取組 3 Ⅳ 船橋市の自殺対策推進体制 6

経営課題 1 主な経営課題について 現状 データ 区民モニター : あなたにとって住民同士の つながり や きずな があると感じますか ( 単位 :%) 年代別 問 6 1. 感じる 2. ある程度感じる 3. あまり感じない 4. 感じない無回答 全体

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです


区役所配置の保健師のあり方について

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事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

多くの大学においては 新入生のオリエンテーション時やサークルの代表者に 未成年者の飲酒の防止と イッキ飲み 等過剰飲酒の禁止に関する指導や啓発が行われています また 平成 27 年度からは 県保健所 精神保健福祉センター等が中心となり 大学生向けのアルコール健康障害や適正飲酒の知識に関する出前講座を

活動状況調査



13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

平成25~27年度間

施策吊

平成 30 年度 提言書 テーマ 福祉 環境のまち部会新見市版ボランティアポイント制度の導入 ともに支え合うあたたかいまちづくり ~ポイント制で地域活性化 ~ 1. はじめに国立社会保障 人口問題研究所の推計によれば 日本全体で人口が減少していく時代が到来したことを示しており この傾向は本市も例外で

で広く体幹トレーニング推進することにより 健康なまち としてイメージア ップを図り魅力の向上につとめ 転出の抑制や転入の促進へとつなげる 数値目標 体幹づくりを通じて行う地域活性化事業 KPI 体幹トレーニング参加移住者数のべ人数年月のべ人数 申請時 0 0 H29.3 初年度 H30.

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24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

PowerPoint プレゼンテーション

H27取組事例(地スポ)(歩く抜粋)

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Microsoft PowerPoint - 【高知市】140822市町村セミナー105th_HP掲載用

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も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

p 札幌市小学校).xls

このシートは 下記のから9のカテゴリーをチェック () することで 御社の健康づくりの現状と その先の取り組みを設定するための参考とすることができます 各カテゴリーの設問については できている 5 点 もう一歩 2 点 できていない 0 点で採点することで それぞれの項目における現状を点数で把握する

Microsoft Word 施策の推進方策(Ⅰ-1-2健康寿命の延伸_

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

スライド 0

7 8 現在 月に一度 石巻赤十字病院の講堂で男女問わずどなたでも無料で参加できる健康体操教室を行っています 健康体操教室に参加してくださる方は 私たちがチラシを配付しても なかなか声が届かず やはり参加者には 病院の先生や行政などがすすめると 運動しなければ! となると思います 健康体操教室をやっ

健康くるめ21概要

フレイル対策 2016 年 6 月 2 日に閣議決定されたニッポン一億総活躍プランの中に フレイル対策 はすでに盛り込まれてあるが 今後さらに高齢化が進むなかで このフレイル対策を国全体に普及していく ( すなわち 国家プロジェクトとしての取り組み ) が必要不可欠である 1. フレイル対策 に含ま

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する・みる・ささえるの スポーツ文化

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

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11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

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データヘルス計画 ~健康増進に向けた医療保険者の機能強化~

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

区分

( 要領 6) 歩数計アプリを活用した仕組みの全体像 歩数計アプリを活用した仕組みの全体像が分かるものを提示してください

このような団塊の世代が高齢期を迎えようとする中 高齢者も他の世代とともに地域を支えていくという考え方を基本として 団塊の世代を含む高齢者の活躍が期待されているところです 地域活動に関するアンケート ( 平成 20 年 3 月大阪市 ) によると 地域活動に 既に参加 または 今後参加したい と考えて

庁内文書

0-1表紙

1 人権問題に対する関心度と人権尊重の程度 回答者の 6 割以上が人権問題に高い関心を示しているが 約 3 割 5 分の回答者は人権問題に あまり関心がない か まったく関心がない と回答している ( 図表 1-1) 特に 若年層から中年層 (20 歳代 ~40 歳代 ) における関心度の低さが目立


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高齢者のボランティアなどの社会活動 に関するアンケート報告 高齢者のボランティア活動など地域における社会活動について 県民の皆さんの関心やその意識傾向を把握するために 高齢者のボランティアなどの社会活動 についてのアンケートを実施しました アンケートにご協力いただきました e- モニターの皆さまにお

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

第 1 章 ヘルスプランぎふ 21 の基本的な考え方 1 計画策定の趣旨 ヘルスプランぎふ 21 は 岐阜県健康増進計画として平成 14 年 3 月に策定し その後平成 20 年度には 国が策定した 健康日本 21 と連動しながら メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の一次予防に重点をおいた

Transcription:

案 参考資料 1 健康長寿笑顔のまち 京都推進プラン ( 計画期間 : 平成 30 年 ~34 年度 ) 身体活動 運動分野抜粋案 1

健康を取り巻く現状 健康に関する市民意識調査 の結果に基づく現状健康長寿笑顔のまち 京都推進プランの策定に係る基礎資料とするため平成 29 年 6 月に市民を対象として実施した 健康に関する市民意識調査 の結果に基づき, 市民の健康に関する現状を分析しました (1) 身体運動に関する項目 過去 1 年間の運動の取組状況をみると, 前回調査に比べ, 運動を行っている人 ( 定期的に ( 週 2 回以上 ), 行っている と 定期的ではないが, 行っている ) の割合が多くなっています (%) 設問選択肢今回調査前回調査 運動に対する取組状況 定期的に ( 週 2 回以上 ), 行っている 24.8 23.4 定期的ではないが, 行っている 27.9 21.0 行っていないが, 今後行うつもりである 18.4 23.3 行っておらず, 今後も行うつもりはない 15.4 17.7 2

身体活動 運動 1 日常生活で体を動かす量を増やす 定期的な運動習慣をもつ 京都ならではの 生活文化 や 地域とのつながり を通じて日常生活のなかで, 他の健康づくりの取組と合わせて身体活動量の増加を目指します 時間の確保が困難な方や運動習慣のない方にとっては, 歩数を増やしたり, 仕事や家事のなかで積極的に体を動かすなど, まずは日常生活を活動的に過ごし, それを毎日続けることで身体活動量の増加を目指します 日常生活の代表的な動作である 歩行 は, 健康増進に効果があり, 生活習慣病を予防し, 社会生活機能を維持 増進するうえで基本的な身体活動であり, 歩数計や歩数計機能を搭載した携帯電話等の普及により, 歩数は多くの市民にとって日常的に測定が可能な指標となっています 日常生活で体を動かす量を増やすことに加えて, 余暇時間に自分に合った運動を行うことで, 健康の増進や, 生活習慣病やフレイル予防などの効果がさらに高まります 必ずしも身体を鍛えるスポーツをする必要はなく, ウォーキングやストレッチなど簡単な運動でよく, 大切なことは無理をせず継続的に運動を行うことです 子どもの頃からスポーツ少年団など地域の市民スポーツ活動に参加するなどにより, 運動の楽しさ, 爽快感を実感し, 生涯を通じた運動習慣が身につくことを目指します < 本市の主な取組 > 歩数の増加をはじめとした, 日常生活の身体活動量の増加に結びつくような普及啓発や事業を展開します < 新規 > 大学等の関係機関, 地域の関係団体と協働し, 若者に対して身体活動や運動を促進し, 壮年期, 中年期以降も運動習慣の継続を目指します 特に, 青年期の女性が運動の実施や継続につながる健康づくりを推進します < 充実 > いきいきポイント いきいきアプリへの参加を通じて, 市民が楽しみながら継続的に健康づくりができる機会を創出します いきいきアプリでは, いきいきポイントをスマートフォン上で行うための機能に加え, ウォーキングを推奨する機能を設けます < 充実 > 民間企業, 商業施設, 関係団体との共働による健康イベント, 健康ウォーキング等を開催します < 充実 > 協会けんぽや民間企業等と連携した働く世代の健康づくりの取組を支援します < 新規 > 保健福祉センターにおける母子保健事業での普及啓発や保育所, 地域の子育て機関との連携により, 幼少期からの運動習慣の定着を推進します 自由な時間が少ない働き 子育て世代が, 運動への関心を持ち, 通勤や仕事, 3

家事など日常生活のなかで体を動かすことを実践できるよう, 具体的な方法や効果などを分かりやすく示した体を動かすメニューやウォーキング, ストレッチなど, 継続して気軽に取り組める運動メニューを紹介します ウォーキングコースの紹介など, 身体活動や運動に取り組みやすい機会や場を設定します 運動に少し不安のある方でも, 気軽に取り組める負担の少ないプログラムを提供するなど, ライフステージや体力など個々の身体状況に合わせた運動メニューを紹介します 2 ロコモティブシンドローム予防に取り組む 運動器 ( 骨や関節, 筋肉など ) が衰えて, 歩く 走る 立つ 座る 上るなどの移動機能の低下をきたした状態を ロコモティブシンドローム ( ロコモ ) といいます 要介護となることを防ぎ, 健康寿命を延ばすためには, ロコモ予防 が重要となります < 本市の主な取組 > ロコモティブシンドロームのリーフレット ( 京ロコステップ+10) の見直しを行い, 関係機関と連携して, 市民の皆さまに, ロコモティブシンドロームに関する情報提供や, ロコモ予防の運動を紹介します < 充実 > ロコモ予防に関する講演会やイベント等を行い, ロコモ度チェックテストを体験していただくなど, フレイルやロコモティブシンドロームを身近な問題として考える機会を提供します < 充実 > フレイル対策の一環として, ロコモティブシンドロームやその予防方法の普及啓発を通じて, 身体活動 運動の重要性をさらに浸透させていきます 全世代を対象にロコモティブシンドロームの認知度を上げることにより, ロコモ予防に取り組む市民を増やします 3 京都ならではの取組 強みを活かした市民ぐるみの積極的な環境づくりを推進する 本市では, 健康長寿のまち 京都市民会議 及び 健康長寿のまち 京都庁内推進本部会議 が連携して取組を進めています 身体活動や運動の習慣は, 個人の意識や動機づけだけでなく, 取り巻く周囲の環境にも大きく影響されます 京都では, 長い歴史のなかで培われた住民自治の伝統や支え合いの精神に基づいてきた地域活動が, まちの発展に大きく寄与してきました また, 今日では 歩くまち 京都の推進 をはじめとした健康的で環境にやさしいライフスタイルへの転換にも取り組んでいます 4

こういった京都ならではの取組や強みを活かしつつ, 健康づくりに直接かかわ る分野だけでなく, 様々な分野において健康づくりの視点を盛り込むことで, 市 民が身体活動 運動に取り組みやすいまちづくり 環境整備を進めていきます < 本市の主な取組 > 各区等において, 保健福祉センター職員が, 保健 医療 福祉 まちづくり等の地域の幅広い関係団体と連携し, 地域の健康課題やニーズ, 地域の特性を踏まえた健康づくりの講座などを地域に積極的に出向いて実施し, 市民の身近な地域で, 市民の自主的な健康づくりを支援し, ひいては, 地域全体で健康づくりに取り組む 地域における健康づくり事業 を実施します 地域における健康づくり事業 において, 日常生活における身体活動量の増加や定期的な運動習慣に結びつくよう普及啓発や事業を展開します < 充実 > 健康長寿のまち 京都市民会議との連携による広報や健康長寿のまち 京都ポータルサイト,SNSを活用した情報発信を行うことにより, 身体活動の活性化や運動の重要性, ロコモ予防, 骨粗しょう症予防に関する普及啓発を行います < 充実 > 市民が主体的に楽しみながら, 身体活動量の増加や運動習慣の獲得, ロコモ予防等の健康づくりに取り組むことができるよう, 日々の健康づくりの活動を 健康ポイント として 見える化 することで達成感を得つつ習慣化を図るとともに, 一定の活動成果によって抽選でプレゼントが当たる, 健康長寿のまち 京都いきいきポイント を推進します < 充実 > また, 市民が気軽にいきいきポイントに参加できるようスマートフォンアプリを開発し, ウォーキングを推奨する機能を設けるなど, 市民が楽しみながら, 継続的に健康づくりに取り組める環境を整備します < 充実 > 健康づくりサポーターや, 筋トレボランティア等の市民ボランティアと連携し, 地域の身近な場所での健康づくりや運動, ロコモティブシンドローム予防の取組を推進します 4 関係団体等の主な取組 地域 地域に根ざした団体が運動に関連する各種事業を更に推進します 地域における活動への参加や事業を通して, 市民の社会参加を促進します 保健福祉センターが実施する地域における健康づくり事業や健康づくりサポーター等のボランティア活動を中心として, 企業や地域の幅広い関係団体との連携を進め, 地域全体で健康づくりに取り組みます 企業 職場 休憩時間などに短時間で取り組める体操などの運動を推奨, 普及します 5

職場におけるスポーツ活動への支援と参加を行います 職場における階段の使用の推奨やノーマイカーデーの設定など, 職員の身体活動量の増加を促す取組を推進します 教育機関 運動することの楽しさや爽快感を体験できる運動やスポーツの実践に取り組み, 生涯を通じた運動習慣の獲得を目指します 学校ごとの特色を活かした体力向上に向けた取組を推進します クラブ, サークル活動を推進します 医療機関 保健医療団体等 身体活動 運動の効果について, 正しい知識を普及します また, 疾患や関節痛, 腰痛などの持病がある方からの相談に対し, 安全に運動を行うためのアドバイスを行います 定期健康診査後の運動指導の充実や身体機能活動の啓発に取り組みます 各分野における取組の浸透度を図る指標 項目 日常生活において歩行又は同等の身体活動を 1 日 1 時間以上実 施している人の割合 運動習慣者 (30 分 週 2 回の運動を 1 年以上継続している人 ) の 割合 補足項目 < ライフステージ別 > 運動を定期的 ( 週 2 回以上 ) に行っている人の割合 ロコモティブシンドロームを知っている市民の割合 ( 青年期以上 ) * 言葉も意味も知らない と答えた人以外の割合 < ライフステージ別 > ロコモティブシンドロームを知っている市民の割合 * 言葉も意味も知らない と答えた人以外の割合 40~64 歳 65 歳以上 40~64 歳 65 歳以上 青年期 (15~24 歳 ) 壮年期 (25~44 歳 ) 中年期 (45~64 歳 ) 高齢期 (65 歳以上 ) ベースライン値 (H28) 男性 43.8% 女性 46.2% 男性 56.8% 女性 55.6% 男性 36.2% 女性 30.7% 男性 52.3% 女性 45.2% 男性 40.5% 女性 37.4% 男性 19.8% 女性 15.8% 男性 25.8% 女性 22.7% 男性 29.4% 女性 25.4% H34 年値 男性 53.0% 女性 54.0% 男性 68.0% 女性 65.0% 男性 47.0% 女性 41.0% 男性 63.0% 女性 52.0% 男性 45.5% 女性 42.4% 男性 24.8% 女性 20.8% 男性 30.8% 女性 27.7% 男性 34.4% 女性 30.4% 40.4% 80.0% 青年期 (15~24 歳 ) 27.4% 55.0% 壮年期 (25~44 歳 ) 35.9% 70.0% 中年期 (45~64 歳 ) 41.9% 80.0% 高齢期 (65 歳以上 ) 45.6% 90.0% ロコチェック 7 項目のうち 1 項目以上に該当すると回答した市民の割合 56.3% 51.3% 1 2 1 京都市国民健康保険特定健康診査 後期高齢者健康診査の結果 2 健康に関する市民意識調査 (H29) の結果 6