(データ 分 析 ) 災 害 時 にミニブログ 等 のデータを 集 めて 解 析 して 危 険 情 報 を 抽 出 する 技 術 を 開 発 して いる 去 年 の 筑 波 の 竜 巻 ではテレビ 局 の 緊 急 放 送 よりも 10 分 20 分 早 く 警 報 を 出 せた 可 能 性 があった



Similar documents
<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

一般競争入札について

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

<4D F736F F F696E74202D D382E982B382C68AF1958D8BE090A C98AD682B782E B83678C8B89CA81698CF6955C A2E >

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

財政再計算結果_色変更.indd

観光ガイド育成業務委託プロポーザル実施要領

< F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F C>

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

Microsoft PowerPoint 資料6 技術基準.ppt [互換モード]

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

< F2D8ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF42E6A7464>

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)


公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

入札公告 機動装備センター

Microsoft Word - 目次.doc

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

労働時間と休日は、労働条件のもっとも基本的なものの一つです

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

Microsoft PowerPoint _ビジネスプランの作成_勝瀬典雄.pptx[読み取り専用]

送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

学校安全の推進に関する計画の取組事例

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

5 民 間 事 業 者 における 取 扱 いについて( 概 要 資 料 P.17~19) 6 法 人 番 号 について( 概 要 資 料 P.4) (3) 社 会 保 障 税 番 号 制 度 のスケジュールについて( 概 要 資 料 P.20) 1 平 成 27 年 10 月 から( 施 行 日 は

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

文化政策情報システムの運用等

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

●電力自由化推進法案

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

18 国立高等専門学校機構

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

現 地 調 査 では 火 口 周 辺 の 地 形 や 噴 気 等 の 状 況 に 変 化 は 見 られませんでした また 赤 外 熱 映 像 装 置 5) による 観 測 では 2015 年 3 月 頃 から5 月 29 日 の 噴 火 前 に 温 度 上 昇 が 認 められていた 新 岳 火 口

花 巻 市 条 件 付 一 般 競 争 入 札 について 花 巻 市 では 入 札 における 透 明 性 公 平 性 の 向 上 を 図 り より 一 層 の 競 争 性 を 確 保 するために 条 件 付 一 般 競 争 入 札 を 実 施 します 条 件 付 一 般 競 争 入 札 について 条

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

Taro-条文.jtd


福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

疑わしい取引の参考事例

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)


Sea-NACCS 利用者研修 【通関編】

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

Microsoft Word 行革PF法案-0概要

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

1. 中 小 企 業 等 経 営 強 化 法 の 目 的 (1) 生 産 性 向 上 の 必 要 性 (3) 業 種 別 の 経 営 課 題 への 対 応 少 子 高 齢 化 人 手 不 足 等 の 状 況 において 効 果 的 に 付 加 価 値 を 生 み 出 せるよう 製 造 業 はもとより

PowerPoint プレゼンテーション

(Microsoft Word - \203A \225\345\217W\227v\227\314 .doc)


●幼児教育振興法案

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

全設健発第     号

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

1 書 誌 作 成 機 能 (NACSIS-CAT)の 軽 量 化 合 理 化 電 子 情 報 資 源 への 適 切 な 対 応 のための 資 源 ( 人 的 資 源,システム 資 源, 経 費 を 含 む) の 確 保 のために, 書 誌 作 成 と 書 誌 管 理 作 業 の 軽 量 化 を 図

1

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

兵庫県公立学校教職員等財産形成貯蓄事務取扱細則

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

34 県 立 鶴 岡 工 業 高 等 校 ( 全 日 制 ) 工 業 科 ( 機 械 科 電 気 電 子 科 情 報 通 信 科 建 築 科 環 境 化 科 ) 次 のいずれかに 該 当 する 1 文 化 的 活 動 や 体 育 的 活 動 において 地 区 大 会 を 経 て 県 大 会 に 出

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

Microsoft Word 利子補給金交付要綱

スライド 1

0439 研究開発推進事業(防衛省所管計上)250614

<4D F736F F D208C6F D F815B90A BC914F82CC91CE899E8FF38BB582C982C282A282C42E646F63>

総合評価点算定基準(簡易型建築・電気・管工事)

佐渡市都市計画区域の見直し

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

平成19年9月改定

財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)

公募

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

Transcription:

資 料 1 第 3 回 検 討 会 における 主 な 意 見 ( 案 ) <NICTにおけるICT 利 活 用 技 術 の 研 究 開 発 ( 細 川 委 員 報 告 )> NICT( 独 立 行 政 法 人 情 報 通 信 研 究 機 構 )では 1ネットワーク 基 盤 技 術 2ユニバ ーサルコミュニケーション 基 盤 技 術 3 電 磁 波 センシング 基 盤 技 術 4 未 来 ICT 基 盤 技 術 の4つの 重 点 分 野 に 取 り 組 んでいる ( 電 磁 波 によるセンシング) 気 象 のリモートセンシング 技 術 として 10 秒 から30 秒 で3 次 元 立 体 的 に 雨 雲 の 分 布 を 測 定 できる 技 術 レーザーを 出 しその 反 射 光 で 風 やPM2.5などの 微 小 粒 子 など 大 気 の 様 子 を 測 定 する 技 術 人 工 衛 星 から 全 世 界 の 降 水 量 を 観 測 する 技 術 を 開 発 している 合 成 開 口 レーダーとして 飛 行 機 から 夜 でも 雲 や 噴 煙 の 影 響 を 受 けずに 一 度 に 幅 約 5 kmを 分 解 能 30cmで 撮 影 できる 技 術 がある 東 日 本 大 震 災 でも 夜 間 に 津 波 の 範 囲 を いち 早 く 撮 影 することができた 農 業 の 監 視 等 にも 役 立 つのでは (データ 伝 送 蓄 積 ) 使 わないときにスリープ 状 態 にすることで 送 信 出 力 が 強 力 にもかかわらず 省 電 力 な 通 信 方 式 を 持 っている 電 力 会 社 のスマートメーターに 採 用 されており 単 三 乾 電 池 3 個 で 10 年 間 動 き 単 価 が 数 百 円 以 下 となっている 農 業 用 のセンサーへの 活 用 においても 通 信 量 が 少 なくかつ 定 期 的 な 通 信 が 想 定 されるので 適 していると 考 えられる この 通 信 方 式 は NICTとして 技 術 開 発 して 標 準 化 するだけではなくて 企 業 連 携 の 組 織 を 形 成 した 基 地 局 がネットワーク 構 成 機 能 とサーバー 機 能 も 持 ち 災 害 のときにインターネットが 切 れても 自 立 してネットワークを 維 持 する 技 術 がある 2~4 時 間 飛 行 できる 無 人 航 空 機 に 通 信 モジュールを 付 け 無 線 リレー 通 信 をするシス テムの 研 究 をしている 災 害 で 情 報 インフラが 壊 れてしまった 地 域 でも この 飛 行 機 でネ ットワークが 作 ることができる また 山 奥 でもこの 飛 行 機 で 野 生 動 物 につけたGPSを 観 測 できるので 自 治 体 と 鳥 獣 害 対 策 に 用 いる 実 証 協 力 をし 始 めている GPSの 届 かない 室 内 で 情 報 通 信 し 位 置 を 特 定 できる 技 術 を 開 発 している ショッピン グセンターでのお 客 の 行 動 観 測 や 倉 庫 での 作 業 員 や 作 業 者 の 位 置 管 理 する 実 証 実 験 をや っている 農 業 の 流 通 でも 役 立 つと 思 われる 1

(データ 分 析 ) 災 害 時 にミニブログ 等 のデータを 集 めて 解 析 して 危 険 情 報 を 抽 出 する 技 術 を 開 発 して いる 去 年 の 筑 波 の 竜 巻 ではテレビ 局 の 緊 急 放 送 よりも 10 分 20 分 早 く 警 報 を 出 せた 可 能 性 があった ( 技 術 の 実 証 利 活 用 ) NICTが 持 っているセンサー 技 術 を 現 実 世 界 に 役 立 てていくため センサーで 観 測 し てデータを 収 集 すること 収 集 したデータを 伝 送 すること それを 分 析 して 最 終 的 には 役 立 てていくことを 現 在 様 々な 分 野 でテストベッドとして 行 っている データを 収 集 分 析 見 える 化 して 社 会 に 役 立 てていくサイクルを 作 っていくために ソーシャルICT 研 究 推 進 センターをこの4 月 1 日 に 発 足 させた 農 業 も サイクルに 応 用 していく1つの 重 要 な 課 題 だと 考 えている < 第 2 回 検 討 会 における 主 な 意 見 に 対 して> ( 情 報 の) 双 方 向 性 の 取 組 みとして 静 岡 県 袋 井 市 の 事 例 がある 箱 詰 めしたメロンに QRコードをつけ 消 費 者 がスマートフォンで 読 み 取 ることで 食 べ 頃 生 産 者 名 等 を 確 認 できる 取 組 みである この 仕 組 みを 応 用 すれば 消 費 者 の 意 見 を 集 められる このように 新 しい 技 術 ではなく 既 存 の 技 術 でもうまくシステムを 組 めば( 双 方 向 の コミュニケーションなど) 結 構 できることがあるので そういう 事 例 を 検 討 してみるべき 個 々の 農 産 物 に 識 別 子 をつけインターネットで 消 費 者 に 情 報 提 供 する 仕 組 みは10 年 以 上 前 に 特 許 が 取 られている < 研 究 戦 略 についての 意 見 > 1 2. 研 究 を 巡 る 現 状 について ( 生 産 者 生 産 現 場 の 立 場 ) ICTは 大 きく 分 けてクラウド 型 アプリケーションのようなソフトウェア 的 なものと 環 境 制 御 装 置 のようなハードウェア 的 なものがあり 導 入 においてコストが 問 題 となって いるのは 後 者 である システムの 使 い 勝 手 よりも データをどう 活 用 するかが 課 題 となっている タブレットのような 端 末 は 現 場 で 使 えなくても 事 務 所 で 戻 ってから 入 力 すればよく こ れがハードルではないと 考 える むしろウェアラブルみたいな 感 じで 農 作 業 をやりながら 自 然 に 情 報 がとれるような 技 術 が 期 待 される 2

情 報 が 標 準 化 されたデータベースとして 一 カ 所 に 集 約 させるのではなく 情 報 のやりと りするための 標 準 化 したフォーマットを 開 発 した 方 がいい マーケット 規 模 の 将 来 予 測 について 他 社 では 控 えめな 数 値 を 出 しており 誤 解 を 生 む 複 数 の 数 値 が 示 されるべき ( 流 通 の 立 場 ) ( 生 産 者 等 が 自 由 に 活 用 できる 農 林 水 産 物 専 用 のネット 通 販 サイト 等 はない 状 況 と の 記 述 については ) 農 産 物 を 取 り 扱 う 通 販 サイトや 決 済 機 能 はないが 無 料 で 使 えるカタ ログサイトは 今 もある ただ 決 済 機 能 があり 自 由 に 使 えるサイトはない 状 況 である 表 現 の 工 夫 が 必 要 流 通 の 立 場 でもICT 導 入 の 課 題 として 導 入 による 収 益 の 増 加 がはっきり 見 通 せない ケースが 多 い 今 後 のICTの 技 術 を 持 ってすれば 大 規 模 高 度 な 施 設 だけではなくて 小 規 模 農 家 も 対 象 にすれば バリューチェーンが 構 築 され より 付 加 価 値 の 高 い 農 産 物 が 流 通 させる ことができる (ICT 提 供 の 立 場 ) ICT 活 用 の 現 状 について 施 設 園 芸 や 農 薬 使 用 管 理 などに 絞 って 記 述 する 必 要 はない 特 に 農 薬 使 用 管 理 が 収 益 に 結 びつくわけではないので 修 正 が 適 当 最 近 の 通 信 キャリアの 動 きとしては 自 らが 持 っているいろいろな 情 報 をオープンにし て 今 まで 自 社 でサービス 提 供 していたインターフェースをAPI(アプリケーションプ ログラミングインタフェース) 1 という 形 で 解 放 してベンチャーや 異 業 種 の 企 業 が 使 いや すい 形 で 提 供 して 多 くのアイデアをサービスや 事 業 に 転 化 する 動 きがある そのようなイ ンターフェースの 解 放 とアイデアを 外 に 求 める 最 近 の 傾 向 を 記 述 すべき ビッグデータの 活 用 の 具 体 的 な 動 きでハッカソン 2 などいろいろな 営 みがあり このよ うな 中 で 今 回 の 研 究 が 実 用 化 につながる 部 分 を 記 載 して 欲 しい 1 コンピュータプログラム(ソフトウェア)の 機 能 や 管 理 するデータなどを 外 部 の 他 のプログラムから 呼 び 出 して 利 用 するための 手 順 やデータ 形 式 などを 定 めた 規 約 のこと 個 々の 開 発 者 は API に 従 って 機 能 を 呼 び 出 す 短 いプログラムを 記 述 するだけで 自 分 でプログラミングすることなくその 機 能 を 利 用 したソフトウェア を 作 成 することができる (IT 用 語 辞 典 e-words より 引 用 ) 2 ハック と マラソン からの 造 語 ソフトウエア 開 発 者 が 一 定 期 間 集 中 的 にプログラムの 開 発 やサ ービスの 考 案 などの 共 同 作 業 を 行 い その 技 能 やアイデアを 競 う 催 し 期 間 はふつう 数 時 間 から 数 日 程 度 企 業 内 で 研 修 の 一 環 として 行 われるほか 大 手 企 業 が 広 く 外 部 から 参 加 者 を 集 めて 自 社 の 製 品 やサービスに 役 立 つアイデアを 競 わせたり ベンチャーキャピタルによる 出 資 対 象 の 選 定 に 利 用 されたりする (デジタル 大 辞 泉 より 引 用 ) 3

提 供 する 側 がそのシステムはどれだけ 収 益 の 増 加 と 労 力 の 軽 減 のそれぞれのメリット について 評 価 した 上 で これを 示 すことが 重 要 これがないと 生 産 者 側 も 流 通 側 も(そ のシステムを) 導 入 することができない 2 3. 研 究 の 推 進 方 向 について ( 全 体 ) サービスの 提 供 者 のみならず 受 け 手 により 重 きを 置 いてサービス 設 計 を 行 っていく ようなことを 示 すのに サービスサイエンス という 言 葉 がある ( 研 究 の 目 的 ) 研 究 を 進 めるに 当 たっての 大 目 的 として 農 業 ICTを 普 及 させることではないし 生 産 者 の 収 量 が 増 加 する 事 だけでもなく その 先 にある 競 争 力 を 高 めていくことや 海 外 で 外 貨 を 獲 得 できるような 新 産 業 を 創 出 するといったことがあると 考 える 目 的 にそのあ たりの 記 載 が 必 要 現 在 の 農 畜 産 物 に 対 して 国 民 が 望 んでいるのは 価 格 もさることながら 安 全 で 健 康 的 な 農 畜 産 物 が 手 に 入 ること 成 果 目 標 の 一 つに 掲 げるべき 安 全 で 健 康 に 資 する 品 質 保 証 み たいな 言 葉 が 出 てくると 非 常 にわかりやすい 農 業 生 産 者 にとって ICTはコストが 非 常 にかかるというイメージがあるので 導 入 によりコスト 削 減 につながると 伝 わることが 重 要 ( 研 究 の 内 容 ) 栽 培 情 報 は 競 争 の 中 で 秘 密 にしなければいけない 部 分 がある ただ 日 本 の 農 業 が 競 争 力 を 付 けていくためには 生 産 者 どうしが 切 磋 琢 磨 して 栽 培 技 術 を 高 め 合 っていく 必 要 が ある こうした 思 いを 持 っている 生 産 者 が 簡 単 に 情 報 を 公 開 できるシステムができれば 急 激 に 発 展 する 可 能 性 がある データベースの 開 発 では 登 録 されている 情 報 を 利 用 する 段 階 において たとえば 農 薬 取 締 法 のような 制 度 に 基 づく 情 報 が 必 ずしも 利 用 しやすいものになっていない 場 合 があ る 制 度 の 有 り 様 を 研 究 の 要 素 に 加 味 すればより 実 用 的 なものになる データベースに 蓄 積 されている 情 報 を 欲 している 方 が 取 り 出 しやすい 形 式 で 出 力 する ことが 重 要 既 存 の 技 術 や 特 許 が 多 数 ある 本 研 究 で 重 複 するものを 新 たにやっても 効 率 的 ではない ので 研 究 の 実 施 に 際 してはあらかじめ 既 存 の 研 究 成 果 特 許 技 術 のレビューを 行 い これらがなぜ 普 及 しないのか 検 証 した 上 で 新 たな 研 究 を 進 めるべき 4

新 しい 技 術 を 開 発 するのではなく 既 存 の 技 術 をうまく 組 み 合 わせてマッシュアップ 3 していくことも 重 要 な 研 究 である 通 信 プロトコルの 標 準 化 についてでは 既 に 標 準 化 さ れた 技 術 があるので それを 利 活 用 していくべき 各 種 コンテンツの 開 発 の 中 に 生 産 者 の 連 携 を 推 進 していくためのシステムが 欲 しい 3 4. 留 意 事 項 について 生 産 者 とりわけ 数 年 後 十 数 年 後 に 高 い 競 争 力 を 持 ったり 地 域 を 担 ったりする 可 能 性 のある 生 産 者 ( 大 規 模 な 農 家 だけでなく 小 規 模 でも 高 い 競 争 力 を 有 したり 地 域 を 担 う 等 を 含 む)が 研 究 の 中 に 入 ることとしてほしい 農 業 にICTを 導 入 していくというのは 一 般 的 な 公 式 で 全 ての 農 業 に 当 てはめていく というものではなくて どの 作 物 でどのくらいの 規 模 を 想 定 して 効 果 を 測 定 していくとい うふうに 具 体 的 なことを 求 める 形 で 記 述 することが 妥 当 最 先 端 の 技 術 は 新 しいブレイクスルーを 生 むので ITベンチャー 等 の 巻 き 込 みを 非 常 に 期 待 する 一 方 既 存 の 団 体 がある 中 で 技 術 研 究 組 合 のようなものが 必 要 かについては 疑 問 4 ロードマップ について 活 用 方 法 の 検 証 実 証 が データベースの 構 築 インターフェースの 開 発 の 矢 印 から 出 ているが マーケットインの 発 想 で 研 究 を 進 めるべき このため どういう 場 面 で どういうビジネスモデルで 使 うのかを 示 してもらい これを 受 けて 研 究 者 がそのため のシステムを 作 ることが 重 要 以 上 3 Web 上 に 提 供 されている 情 報 やサービスなどを 組 み 合 わせて 新 しいソフトウェアやサービス データベ ースなどを 作 ること Web 2.0 の 構 成 要 素 として 注 目 されている Google や Yahoo Microsoft などが 提 供 する 地 図 サービス Amazon が 提 供 する 商 品 情 報 など 自 社 の 技 術 を Web サービスとして API を 公 開 する ケースが 増 えてきており これらの 機 能 に 独 自 のユーザーインターフェイスを 組 み 合 わせて 新 しいサービ スが 提 供 されている (IT 用 語 辞 典 e-words より 引 用 ) 5