平 成 26 年 雲 南 市 議 会 9 月 定 例 会 市 長 施 政 方 針 ( 概 要 ) 平 成 26 年 雲 南 市 議 会 9 月 定 例 会 の 開 会 にあたり 市 政 における 私 の 基 本 的 な 考 え 方 を 申 し 上 げたいと 存 じます はじめに スポーツにおける 市 内 の 子 どもたちの 目 覚 ましい 活 躍 についてでありま す 8 月 に 開 催 された 市 内 の 各 スポーツ 少 年 団 の 全 国 大 会 への 出 場 においては ドッヂ ボールで 掛 合 レッド ドラゴンズ 野 球 で 大 東 野 球 スポーツ 少 年 団 ソフト ボールで 寺 領 スポーツ 少 年 団 がそれぞれ 島 根 県 代 表 として 出 場 し 健 闘 しました しらぎくゆうだい わ く り さらに 掛 合 中 学 校 からは 柔 道 で 白 菊 湧 大 選 手 相 撲 で 和 久 利 せい 星 や 哉 選 手 が 全 国 大 会 へ 出 場 されております また 県 中 学 校 総 合 体 育 大 会 や 中 国 大 会 でも 例 年 以 上 に 活 躍 が 目 立 ち 今 後 も 子 どもたちの 更 なる 活 躍 を 期 待 しているところであります さて 政 府 においては アベノミクスの 地 方 への 浸 透 や 人 口 減 少 問 題 等 への 対 応 方 針 について 6 月 24 日 に 骨 太 の 方 針 が 示 され まち ひと しごと 創 生 本 部 及 び 担 当 大 臣 を 設 置 することとし 具 体 的 な 取 り 組 みが 始 まりつつあります こうし た 国 の 動 き 等 を 踏 まえ 島 根 県 においても 人 口 対 策 本 部 が 設 置 され 市 町 村 とと もに 島 根 県 の 人 口 減 少 問 題 に 対 処 していくこととされました こうした 状 況 下 現 在 策 定 を 進 めております 第 2 次 雲 南 市 総 合 計 画 の 策 定 委 員 会 において 合 併 以 降 10 年 間 で 本 市 の 人 口 が 約 5 千 人 減 少 していることから 持 続 可 能 なまちづくりに 向 け 人 口 減 少 を 食 い 止 めるため 特 に 転 出 により 減 少 の 多 い 20 歳 代 30 歳 代 を 中 心 とした 子 育 て 世 代 の 確 保 を 図 ることが 最 も 重 要 とされまし た 市 といたしましても この 世 代 の 確 保 に 向 けた 大 胆 な 施 策 を 打 ち 出 し 市 外 流 出 の 抑 制 移 住 交 流 人 口 の 拡 大 などに 取 り 組 み これからの10 年 で 人 口 の 社 会 増 をめ ざして 参 りたいと 考 えます なお 本 策 定 委 員 会 からは 去 る8 月 6 日 に 第 2 次 雲 南 市 総 合 計 画 の 基 本 構 想 案 を かとういちろう 提 出 いただいたところであり 委 員 長 の 加 藤 一 郎 様 をはじめ20 名 の 策 定 委 員 の 皆 様 には 昨 年 から14 回 にわたり 熱 心 に 議 論 を 重 ね まとめていただき 厚 くお 礼 申 し 上 げる 次 第 であります また 7 月 10 日 から8 月 5 日 にかけ 市 内 8か 所 で 開 催 しました 平 成 26 年 度 市 - 1 -
政 懇 談 会 では 主 要 課 題 として 市 政 10 年 の 振 り 返 りと 今 後 のまちづくり につい て 説 明 を 行 い 参 加 いただきました 約 600 人 の 市 民 の 皆 様 と 活 発 に 意 見 交 換 をさせ ていただきました お 聞 きした 多 くの 貴 重 なご 意 見 ご 提 言 につきまして 今 後 の 市 政 に 活 かして 参 ります 続 いて 市 制 施 行 10 周 年 記 念 事 業 についてであります 市 制 施 行 10 周 年 を 迎 えるにあたり 本 年 11 月 1 日 に 三 刀 屋 文 化 体 育 館 アスパル において 記 念 式 典 を 挙 行 いたします 当 日 は 市 議 会 6 月 定 例 会 におきまして 名 誉 市 民 として 推 挙 することに 同 意 をいただきました 陶 山 吉 朗 様 に 名 誉 市 民 の 称 号 をお 贈 りし 顕 彰 を 執 り 行 うこととしております また 10 年 の 節 目 にあたり 雲 南 市 表 彰 規 則 に 基 づき 各 分 野 で 功 績 の 顕 著 な 個 人 団 体 の 方 への 各 種 功 労 表 彰 も 行 う 予 定 としております さらに 式 典 では 昨 年 来 多 くの 皆 様 に 携 わっていただいた 雲 南 市 の 歌 を 披 露 す るとともに 10 年 間 の 歩 みを 映 像 で 振 り 返 っていただき 締 めくくりには うん なん 健 康 都 市 宣 言 を 行 う 考 えであります 次 に 6つの 政 策 に 沿 って 申 し 述 べます 1. 市 民 と 行 政 の 協 働 によるまちづくり (1) 雲 南 市 東 京 ふるさと 会 第 4 回 交 流 会 去 る7 月 12 日 に 会 員 及 び 雲 南 市 の 関 係 者 など 約 100 名 の 参 加 により 雲 南 市 東 京 ふるさと 会 第 4 回 交 流 会 が 盛 大 に 開 催 されました 交 流 会 第 1 部 では 私 より これまでのまちづくりと これからのまちづくり と 題 して 市 制 施 行 10 周 年 記 念 講 演 を 行 いました また 会 員 の 皆 様 からは ふるさと 雲 南 市 へのあたたかい 激 励 の 言 葉 をいただき ますとともに ふるさと 納 税 を 賜 りました 納 税 いただきました 皆 様 に 心 からお 礼 を 申 し 上 げますとともに 有 効 にこの 寄 付 金 を 活 用 させていただきたいと 考 えてお ります (2) 雲 南 ゼミの 開 催 全 国 各 地 の 地 域 づくりの 関 係 者 が 雲 南 市 に 集 い 地 域 自 主 組 織 をモデルに 地 域 づ くりを 相 互 に 学 び 合 う 通 称 雲 南 ゼミ を 毎 年 春 と 秋 の 年 2 回 開 催 しており 本 年 も5 月 の 開 催 に 続 いて 秋 の 部 を10 月 29 日 から31 日 の3 日 間 開 催 いたし ます このうち10 月 31 日 には 各 地 域 自 主 組 織 の 皆 様 からその 取 組 みを 発 表 し ていただく 地 域 自 主 組 織 取 組 発 表 会 をチェリヴァホールにて 開 催 いたします また 発 表 終 了 後 は 市 制 施 行 10 周 年 を 記 念 し 市 内 全 域 の 地 域 自 主 組 織 の 皆 さ - 2 -
んが 一 堂 に 会 し 初 めてとなる 交 流 会 も 開 催 することとしております こうした 雲 南 ゼミの 動 きに 加 え 人 口 減 少 社 会 への 危 機 感 などにより 雲 南 市 が 取 り 組 んでいる 地 域 自 主 組 織 の 活 動 に 対 する 関 心 は 全 国 各 地 で 着 実 に 広 がってき ております 国 においても 関 心 を 示 され 総 務 省 より 調 査 事 業 の 委 託 を 受 けること となりました そのことにより 地 域 自 主 組 織 の 法 人 格 取 得 方 策 を 共 同 で 取 りまと めた 三 重 県 伊 賀 市 名 張 市 兵 庫 県 朝 来 市 の4 市 で 協 力 し 全 国 的 な 仕 組 みの 普 及 と 諸 課 題 の 解 決 に 向 け 本 年 度 後 半 に 賛 同 自 治 体 の 輪 を 広 げていく 取 り 組 みを 展 開 していくこととしており 関 連 補 正 予 算 を 本 議 会 に 提 出 しております (3) 加 茂 町 の 地 域 自 主 組 織 にかかる 再 編 協 議 状 況 加 茂 町 では 現 在 14の 地 域 自 主 組 織 が 積 極 的 に 地 域 づくりに 取 り 組 まれており ますが 拠 点 となる 交 流 センターが1つであることや 活 動 に 課 題 があることなどか ら 地 域 自 主 組 織 の 再 編 について 検 討 されて 参 りました その 結 果 来 年 4 月 に14 組 織 を1つの 地 域 自 主 組 織 に 再 編 されることとなり 現 在 地 域 自 主 組 織 設 立 準 備 会 を 組 織 し 組 織 編 成 について 検 討 されているところ であります 市 といたしましても 再 編 後 の 地 域 自 主 組 織 がスムーズに 活 動 される よう 支 援 して 参 ります (4) 波 多 コミュニティ 協 議 会 によるスーパーマーケット 開 設 準 備 本 年 3 月 末 で 小 売 店 の 無 店 舗 地 区 となった 掛 合 町 波 多 において 地 域 自 主 組 織 波 多 コミュニティ 協 議 会 が 事 業 主 体 となり スーパーマーケットの 開 設 準 備 が 進 められています 開 設 場 所 は 波 多 交 流 センター 内 を 予 定 されており 生 鮮 食 料 品 や 日 用 雑 貨 及 び 地 域 の 野 菜 特 産 品 など 産 直 市 的 要 素 もあると 聞 いております 市 といたしましては 無 店 舗 地 区 という 地 域 課 題 を 積 極 的 に 解 決 される 取 り 組 みに 敬 意 を 表 するとともに 初 期 投 資 に 係 る 支 援 策 や 運 営 サポートについて 検 討 協 議 を 進 めているところであります (5) 三 日 市 シェアオフィス 事 業 これまで 市 内 の 若 い 方 々とそのネットワークにより 全 国 から 集 っていただいた 若 者 の 皆 様 が 空 き 家 の 活 用 策 を 検 討 されておりました 市 ではこの 度 この 検 討 案 を 受 け 若 者 がチャレンジする 場 シェアオフィスとして 空 き 家 を 整 備 することと し 木 次 町 三 日 市 地 区 において 空 き 家 を 活 用 したシェアオフィス 調 査 研 究 プロジ ェクト 事 業 を 実 施 することとしています この 整 備 により 市 内 外 の 若 者 の 交 流 が 進 み 移 住 のさらなる 推 進 につながることを 期 待 しております 2. 環 境 に 配 慮 した 安 全 快 適 な 生 活 環 境 づくり - 3 -
(1) 加 茂 岩 倉 パーキングエリアと 加 茂 岩 倉 遺 跡 の 連 結 昨 年 3 月 に 加 茂 岩 倉 パーキングエリアが 完 成 し 加 茂 岩 倉 遺 跡 との 連 結 整 備 を 推 進 して 参 りましたが 去 る8 月 9 日 より 高 速 道 路 のパーキングエリアから 直 接 遺 跡 へ 入 ることが 可 能 となりました パーキングエリアからは 徒 歩 で 約 15 分 の 近 さ であり 遺 跡 の 魅 力 発 信 への 大 きな 貢 献 を 期 待 しております (2) 平 成 26 年 度 島 根 県 原 子 力 防 災 訓 練 平 成 26 年 度 の 島 根 県 原 子 力 防 災 訓 練 が 島 根 県 と 鳥 取 県 及 び 周 辺 6 市 の 合 同 に より 10 月 18 日 に 実 施 されます 本 年 度 の 訓 練 における 重 点 項 目 は 一 点 目 と して 今 回 初 めて 放 射 性 物 質 が 放 出 されたことを 想 定 した 避 難 実 施 手 順 の 確 認 二 点 目 として 広 域 避 難 に 伴 うスクリーニングの 実 施 三 点 目 として 住 民 の 皆 様 に 理 解 しやすい 言 葉 を 使 用 した 広 報 等 であります 雲 南 市 の 訓 練 項 目 は 昨 年 度 に 引 き 続 き 初 動 対 応 訓 練 住 民 等 避 難 措 置 等 訓 練 緊 急 時 モニタリング 訓 練 等 を 予 定 しております 3. 地 域 で 支 えあうくらしづくり (1) うんなん 健 康 都 市 宣 言 の 制 定 市 制 施 行 10 周 年 に 併 せ 市 民 あげて 健 康 長 寿 生 涯 現 役 をめざしていくため うんなん 健 康 都 市 宣 言 の 制 定 について 本 議 会 に 議 案 として 提 出 しております この 宣 言 は10 周 年 記 念 式 典 の 中 で 発 表 し 雲 南 市 が 取 り 組 む 姿 勢 を 市 内 外 に 表 明 して 参 りたいと 考 えております (2) 地 域 で 取 り 組 む 健 康 づくり 雲 南 市 の 大 腸 がん 死 亡 者 は 年 々 増 加 傾 向 にありますが 大 腸 がん 検 診 受 診 率 は 低 迷 しております そこで 受 診 者 の 拡 大 を 図 るため 本 年 度 から 希 望 する 地 域 自 主 組 織 を 対 象 に 大 腸 がん 検 診 容 器 の 販 売 を 委 託 することといたしました この 委 託 事 業 により 地 域 自 主 組 織 を 中 心 に 健 康 なまちづくりがさらに 進 むことを 期 待 してお ります (3) 雲 南 市 立 病 院 改 築 事 業 と 経 営 状 況 市 立 病 院 の 実 施 設 計 につきましては 5 月 に 梓 設 計 ナック 建 築 事 務 所 設 計 共 同 企 業 体 と 業 務 委 託 契 約 を 締 結 し 設 計 を 進 めており 今 後 都 市 計 画 法 に 基 づく 開 発 許 可 制 度 に 沿 って 手 続 きを 進 めて 参 ります また 平 成 25 年 度 決 算 でありますが 経 常 収 益 において7 千 万 円 の 利 益 が 図 ら れ 2 年 連 続 の 黒 字 計 上 となりました また 内 部 留 保 資 金 も9 億 円 となり 経 営 の 健 全 化 が 図 れております - 4 -
4.ふるさとを 愛 し 豊 かな 心 を 育 む 教 育 と 文 化 のまちづくり (1) 教 育 委 員 の 選 任 永 井 まゆみ 教 育 委 員 におかれましては 2 期 6 年 の 間 雲 南 市 の 教 育 行 政 の 推 進 にご 尽 力 をいただきましたが この 度 任 期 満 了 を 迎 え ご 勇 退 されることとなり ました これまでの 教 育 振 興 に 対 する 多 大 なご 功 績 について 心 から 敬 意 を 表 し 深 く 感 謝 申 し 上 げる 次 第 であります やまねあきこ 委 員 の 後 任 につきましては 山 根 明 子 様 を 選 任 いたしたく 本 議 会 へ 同 意 案 件 を 提 出 しております なお 任 期 は 本 年 10 月 1 日 から 平 成 30 年 9 月 30 日 までの 4 年 間 であります (2) 教 育 委 員 会 制 度 の 改 革 地 方 自 治 体 の 教 育 委 員 会 制 度 を 改 正 するための 法 律 が6 月 20 日 に 公 布 され 来 年 4 月 1 日 に 施 行 されることとなりました 改 正 の 内 容 としては これまでの 政 治 的 中 立 性 継 続 性 安 定 性 を 確 保 しつつ 地 方 教 育 行 政 における 責 任 の 明 確 化 迅 速 な 危 機 管 理 体 制 の 構 築 として 教 育 委 員 長 と 教 育 長 の 一 体 化 や 首 長 が 招 集 する 総 合 教 育 会 議 の 設 置 教 育 に 関 する 大 綱 を 首 長 が 策 定 することなどが 定 め られたところであり 今 後 制 度 改 正 に 向 けた 対 応 を 進 めて 参 ります (3) リッチモンドサマースクールと 姉 妹 都 市 提 携 の 締 結 去 る8 月 10 日 から21 日 の12 日 間 アメリカ インディアナ 州 リッチモンド 市 へ7 名 の 中 高 生 を 派 遣 し 私 も 初 めてリッチモンド 市 を 訪 問 いたしました また この 度 の 訪 問 に 併 せ リッチモンド 市 と 姉 妹 都 市 提 携 を 締 結 いたしました リッチ モンド 市 のサリー ハットン 市 長 を 始 め リッチモンド 市 の 皆 様 の 温 かい 歓 迎 を 受 け 無 事 調 印 式 を 執 り 行 うことができました この 姉 妹 都 市 提 携 により 今 後 両 市 の 友 好 関 係 が 益 々 発 展 し 青 少 年 の 相 互 交 流 がより 活 発 になるものと 期 待 して おります また 言 葉 も 文 化 も 異 なる 中 で 参 加 された 中 高 生 の 皆 様 の 堂 々とした 発 表 の 様 子 や 日 々 成 長 していく 姿 に 驚 くとともに 将 来 の 雲 南 市 発 展 の 大 きな 力 になって くれると 確 信 し 嬉 しく 思 った 次 第 でございます (4) 幸 雲 南 塾 in さんべ の 開 催 今 年 で6 回 目 の 開 催 となります 幸 雲 南 塾 in さんべ を9 月 20 日 から1 泊 2 日 で 三 瓶 青 少 年 交 流 の 家 において 開 催 いたします 本 年 も 市 内 中 学 3 年 生 を 対 象 に 参 加 者 を 募 集 し さまざまな 業 界 で 活 躍 されている 市 内 外 の 方 々を 講 師 にお 迎 え - 5 -
し 夢 をもつことや 夢 に 向 かって 努 力 すること 働 くことの 意 義 や 大 切 さなどにつ いて 考 えていただきます また 特 に 本 年 は 学 校 の 学 に 楽 しいという 字 を 充 てた 自 分 をつくる 楽 校 in さんべ として 市 内 高 校 生 を 対 象 としたプログラムを 同 時 に 開 催 し 市 外 の 方 を 中 心 とした 社 会 人 を 講 師 に 迎 え 自 分 たちの 将 来 の 目 的 や 夢 についての 話 し 合 いを 計 画 しております 参 加 された 中 高 生 の 皆 さんの 夢 や 将 来 がより 具 体 的 に なり 進 路 などを 考 える 際 の 一 助 になることを 期 待 しております さらに 10 月 7 日 から9 日 までの3 日 間 夢 発 見 ウィークと 銘 打 った 中 学 生 の 職 場 体 験 学 習 を 行 います 本 年 度 は 市 内 153 事 業 所 にご 協 力 いただき 市 内 7 校 の 中 学 3 年 生 の 全 生 徒 370 名 が 校 区 を 越 えて 体 験 学 習 を 行 います (5) 第 24 回 永 井 隆 平 和 賞 発 表 式 典 平 成 3 年 に 永 井 隆 博 士 の 崇 高 な 精 神 を 後 世 に 伝 えていくことを 目 的 に 創 設 され た 永 井 隆 平 和 賞 は 今 年 で24 回 目 を 迎 えます 今 回 は 全 国 19 都 道 府 県 か ら 愛 と 平 和 の 作 文 及 び 小 論 文 1,270 点 の 応 募 があり 心 打 たれる 作 品 が 数 多 く 寄 せられました 選 考 の 結 果 市 内 では 小 学 生 低 学 年 の 部 において 飯 石 ふじはらしゅうご 小 学 校 3 年 生 の 藤 原 秀 伍 さん 小 学 生 高 学 年 の 部 において 三 刀 屋 小 学 校 6 年 生 の たなかたいし 田 中 太 士 さんがそれぞれ 最 優 秀 賞 を 受 賞 されました 発 表 式 典 は 来 る9 月 14 日 の 日 曜 日 13 時 より 三 刀 屋 文 化 体 育 館 アスパルで 行 います 今 年 は NHKに 特 別 にご 協 力 をいただき 最 初 に 永 井 博 士 のドキュメンタリー 映 像 を 上 映 いたします この 映 像 では 永 井 博 士 の 生 き 方 平 和 への 思 い 大 切 な 人 を 救 えなかった 苦 悩 残 される 我 が 子 たちへの 思 いなど 本 人 の 肉 声 や 記 述 博 士 と 交 流 のあった 方 の 話 などを 交 えて 作 成 されており 生 前 の 博 士 の 姿 を 伝 えるものとなっています その 後 最 優 秀 作 品 の 表 彰 式 と 本 人 による 作 品 の 朗 読 を 計 画 しております また 本 年 は 市 制 施 行 10 周 年 記 念 事 業 の 一 環 として 雲 南 市 演 劇 によるまち づくりプロジェクト 実 行 委 員 会 制 作 の 創 作 市 民 劇 Takashi が 今 月 14 日 15 日 の2 日 間 木 次 経 済 文 化 会 館 チェリヴァホールで 上 演 されます 平 和 賞 市 民 劇 ともに 多 くの 市 民 の 皆 様 のご 来 場 をお 待 ちしております 5. 賑 わいあふれる 雲 南 市 (1) 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 の 策 定 に 向 けた 取 り 組 み 本 市 都 市 計 画 の 将 来 像 である 暮 らしやすい 都 市 づくり を 目 指 し 都 市 の 魅 力 創 造 や 商 業 活 性 化 による 賑 わい 創 出 を 推 進 するためには 市 の 顔 となる 中 心 市 街 地 の 形 成 が 必 要 であると 考 えております 今 後 1 年 程 度 をかけ 中 心 市 街 地 活 性 化 基 - 6 -
本 計 画 を 策 定 して 参 ります おおばね (2) 市 道 大 羽 根 お 尾 線 改 良 事 業 おおばね 南 加 茂 企 業 団 地 内 の 市 道 大 羽 根 お 尾 線 につきましては 行 止 り 解 消 や 企 業 の 立 地 基 盤 整 備 を 目 的 として 平 成 27 年 度 より 順 次 改 良 事 業 に 着 手 する 旨 こ れまで 説 明 して 参 りました この 度 同 団 地 立 地 企 業 からの 増 設 意 向 などに 基 づき 雲 南 市 土 地 開 発 公 社 より 同 団 地 の 拡 張 計 画 案 が 寄 せられており 市 道 改 良 と 団 地 拡 張 エリアが 隣 接 していることから 市 から 同 公 社 に 市 道 改 良 を 委 託 し 同 公 社 によ るプロパー 事 業 として 団 地 拡 張 と 市 道 改 良 を 一 体 的 に 進 めることとしたところで す これにより 事 業 費 や 事 務 労 力 の 縮 減 につながるとともに 完 成 した 暁 には 同 団 地 への 企 業 立 地 の 促 進 並 びに 雇 用 確 保 に 努 めて 参 りたいと 考 えます (3) 農 地 中 間 管 理 事 業 の 推 進 地 域 農 業 の 中 心 となる 担 い 手 農 家 への 農 地 集 積 を 進 めるため 出 し 手 となる 農 家 から 農 地 を 借 り 受 け 担 い 手 農 家 へ 貸 し 付 ける 農 地 中 間 管 理 事 業 を 行 う 農 地 中 間 管 理 機 構 について 島 根 県 では 公 益 財 団 法 人 しまね 農 業 振 興 公 社 を 指 定 され 本 年 度 から 業 務 をスタートされております 本 市 における 同 事 業 の 窓 口 として 産 業 振 興 部 農 林 振 興 課 が 同 機 構 と 受 託 契 約 を 結 び 農 用 地 利 用 配 分 計 画 案 の 作 成 や 集 積 協 力 金 の 交 付 をはじめ 事 業 の 周 知 や 円 滑 な 実 施 に 努 めて 参 ります なお 本 事 業 では 農 地 の 出 し 手 に 対 し 農 業 をやめる 場 合 などに1 戸 当 たり3 0 万 円 から70 万 円 の 経 営 転 換 協 力 金 が 交 付 される 制 度 があります この 交 付 を 受 けるためには 年 内 に 農 地 の 貸 し 借 りの 手 続 きを 行 う 必 要 があることから 本 年 度 は 新 規 法 人 設 立 に 伴 う 農 地 集 積 を 中 心 に 例 年 2 月 前 後 に 集 中 している 権 利 移 動 を 年 内 に 前 倒 しして 事 業 を 実 施 して 参 ります (4) 農 政 に 関 する 国 との 意 見 交 換 会 の 開 催 結 果 国 県 市 町 村 の 実 務 担 当 者 が 中 山 間 地 域 の 農 業 農 村 について 現 地 視 察 や 意 見 交 換 を 行 う 農 村 フォーラム が 島 根 県 農 業 農 村 整 備 推 進 協 議 会 の 主 催 により 去 る7 月 14 日 に 本 市 で 開 催 され 農 林 水 産 省 を 含 む 関 係 者 約 450 名 の 参 加 があ りました さん のうじほんごう まつなが けいこ 当 日 は 山 王 寺 本 郷 棚 田 などの 現 地 視 察 や 大 阪 市 立 大 学 大 学 院 の 松 永 桂 子 准 教 授 の 講 演 農 水 省 からの 情 報 提 供 市 内 の 農 業 法 人 からの 活 動 事 例 発 表 やパネルディ スカションが 行 われました 私 からは 中 山 間 地 域 の 実 情 を 踏 まえ 次 世 代 の 担 い 手 が 将 来 にわたって 安 心 感 を 持 って 農 業 生 産 活 動 が 継 続 できるよう 地 域 の 特 性 に - 7 -
配 慮 した 施 策 の 推 進 を 農 水 省 に 対 し 強 く 要 望 いたしました 国 において 進 められて いる 食 料 農 業 農 村 基 本 計 画 の 見 直 しを 引 き 続 き 注 視 して 参 ります (5) 農 業 委 員 会 委 員 の 改 選 本 年 7 月 19 日 の 任 期 満 了 に 伴 う 農 業 委 員 会 委 員 の 一 般 選 挙 が 実 施 され 新 たに かとういちろう 第 5 期 農 業 委 員 会 が7 月 20 日 スタートいたしました 会 長 には 大 東 町 の 加 藤 一 郎 いしばしよしあき 様 会 長 職 務 代 理 者 には 掛 合 町 の 石 橋 義 明 様 が 選 出 されました 本 市 の 農 業 は 農 業 従 事 者 の 高 齢 化 や 担 い 手 の 不 足 耕 作 放 棄 地 の 増 加 など 大 変 厳 しい 状 況 にありますが 農 業 委 員 会 には 優 良 農 地 の 確 保 と 有 効 利 用 農 業 の 担 い 手 確 保 育 成 の 取 り 組 みが 強 く 期 待 されているところであります 農 業 委 員 の 皆 様 の 英 知 と 豊 富 なご 経 験 を 活 かされ 今 後 も 本 市 の 農 業 農 村 の 活 性 化 に 向 け 活 発 にご 活 動 いただくことを 期 待 しております さい (6) うんなん 幸 あり 祭 本 市 では これまで 安 全 安 心 な 食 と 農 を 活 かした 地 産 地 消 や 地 産 都 商 農 商 工 連 携 や6 次 産 業 化 農 家 レストランなどの 農 業 振 興 や 神 楽 たたら といっ た 歴 史 遺 産 を 活 かした 観 光 振 興 に 取 り 組 んで 参 りました そこで 市 制 施 行 10 周 年 を 契 機 に これまでの 取 り 組 みの 成 果 を 広 く 発 信 する ため 市 内 関 係 団 体 の 皆 様 とともに 実 行 委 員 会 を 結 成 し 11 月 1 日 2 日 の 両 日 さい 三 刀 屋 文 化 体 育 館 アスパルにおいて うんなん 幸 あり 祭 を 開 催 することといたし ました 当 日 は 農 家 レストランや 神 楽 の 上 演 物 産 販 売 などを 通 じて 雲 南 の 魅 力 をさら にPRし 今 後 の 産 業 振 興 交 流 人 口 の 拡 大 につなげて 参 ります そのため この うんなん 幸 あり 祭 を 今 後 恒 常 的 に 開 催 する 考 えであります (7) ヱヴァンゲリヲンと 日 本 刀 展 を 通 じた 雲 南 市 のPR ヱヴァンゲリヲンと 日 本 刀 展 は アニメ 映 画 ヱヴァンゲリヲン 新 劇 場 版 に 着 想 を 受 け 現 代 の 刀 匠 たちが 挑 んだ 新 作 日 本 刀 を 展 示 し 日 本 刀 の 魅 力 や 素 晴 らしさを 紹 介 する 展 覧 会 であります 本 年 この 展 覧 会 がパリやマドリードなどの 海 外 都 市 で 催 され 帰 国 後 国 内 初 めての 展 覧 会 が 松 江 歴 史 館 において11 月 21 日 から 来 年 1 月 18 日 まで 開 催 されることとなりました そこで 本 市 では 本 展 覧 会 に これが 日 本 刀 の 源 だ! と 銘 打 った 雲 南 市 ブース を 設 置 し 日 本 刀 のふるさと 雲 南 市 を 紹 介 していくことといたしました ま た 併 せて 市 内 のたたらに 関 する 施 設 を 巡 っていただく たたら 体 験 バスツアー - 8 -
を 運 行 し 雲 南 市 の 魅 力 をPRして 参 ります (8) 映 画 たたら 侍 本 年 4 月 錦 織 良 成 監 督 の 新 作 映 画 たたら 侍 を 支 援 するための 島 根 県 及 び 県 東 部 5 市 2 町 による 連 絡 会 が 立 ち 上 がり 去 る5 月 7 日 には 映 画 制 作 のプレイベン エ グ ザ イ ル ヒ ロ トが 島 根 県 民 会 館 で 行 われ 錦 織 監 督 EXILE HIROさんほか 多 数 の 方 々 あおやぎしょう が 出 演 されました イベントでは 掛 合 太 鼓 保 存 会 も 出 演 され 主 演 の 青 柳 翔 さん エ グ ザ イ ル や 劇 団 EXILE イー E ガ ー ル ズ -girlsのみなさんとの 華 麗 なショーが 繰 り 広 げられ 全 国 に 映 画 たたら 侍 をPRされたところです 映 画 は 今 秋 から 県 内 各 所 で 撮 影 が 開 始 され 平 成 28 年 の 公 開 が 予 定 されており 本 市 も 今 後 文 化 振 興 や 観 光 振 興 定 住 推 進 につながるよう 映 画 制 作 の 支 援 を 通 じて 雲 南 市 の 魅 力 を 発 信 して 参 ります 6. 政 策 実 現 に 向 けた 推 進 計 画 行 財 政 運 営 (1) 新 庁 舎 建 設 新 庁 舎 建 設 工 事 につきましては 起 工 式 を 終 え 本 格 的 に 工 事 着 手 したところです これまで 杭 工 事 や 基 礎 工 事 を 行 い 基 礎 杭 の 施 工 につきましては 支 持 地 盤 となる 地 層 を 確 認 し97 本 の 基 礎 杭 を 施 工 したところです 今 後 躯 体 工 事 に 着 手 し 来 年 8 月 の 完 成 に 向 け 安 全 確 保 と 適 切 な 工 程 管 理 に 努 めて 参 ります (2) うんなん 幸 あり 月 雲 南 市 の 様 々な 幸 を 活 用 した 取 り 組 みを 市 外 に 向 けてPRするため 10 月 12 日 から11 月 30 日 までを うんなん 幸 あり 月 と 題 し 広 く 情 報 を 発 信 して 参 ります 本 年 は 従 来 からの 取 り 組 みに 加 え 地 域 自 主 組 織 や 市 民 活 動 団 体 などが 取 り 組 ま れる 雲 南 の 幸 を 活 かした 体 験 交 流 プログラムの 情 報 を 発 信 し より 深 く 雲 南 の 魅 力 を 体 感 していただけるよう 取 り 組 みを 進 めて 参 ります また 先 ほど 申 し 述 べました うんなん 幸 あり 祭 も 新 たに 開 催 されます 期 間 中 雲 南 にお 越 しいただいた 皆 様 に 美 味 しい 食 や 秋 おススメの 観 光 スポットを 楽 しんでいただくため ランチメニューの 紹 介 や 観 光 地 情 報 の 提 供 も 行 って 参 ります この 取 り 組 みにより 雲 南 の 幸 がさらに 磨 かれ 交 流 人 口 の 拡 大 につながることを 期 待 しております - 9 -
(3) 財 政 状 況 及 び 議 案 本 議 会 に 平 成 25 年 度 決 算 を 提 出 していますが 普 通 会 計 決 算 では 歳 出 決 算 で 302 億 18 百 万 円 となり 前 年 度 比 3.5%の 増 となりました 一 方 財 政 調 整 基 金 減 債 基 金 の 繰 入 は 行 っておらず 引 き 続 き 収 支 均 衡 が 達 成 され 健 全 化 比 率 については 実 質 公 債 費 比 率 が 対 前 年 度 比 1.4ポイント 減 の14.6%となり さらに 改 善 が 図 られたところです また 本 年 度 の 普 通 交 付 税 につきましては 合 併 算 定 替 終 了 後 の 見 直 しとして 雲 南 市 が 呼 びかけ 中 国 地 方 の4 市 で 研 究 した 内 容 を 基 に 支 所 に 要 する 経 費 が 算 入 され 削 減 額 の 約 1/3が 復 元 されております 本 市 は 平 成 27 年 度 から 一 本 算 定 に 移 行 となりますので 今 後 も 財 政 の 健 全 化 に 努 めるとともに 次 年 度 以 降 に 予 定 されています 復 元 に 向 け 引 き 続 き 要 望 を 行 って 参 ります 補 正 予 算 の 主 なもの 介 護 給 付 訓 練 等 給 付 事 業 6 千 6 百 万 円 公 共 施 設 小 規 模 修 繕 事 業 3 千 1 百 万 円 道 路 維 持 補 修 事 業 2 千 5 百 万 円 林 地 崩 壊 防 止 事 業 2 千 3 百 万 円 予 防 接 種 事 業 2 千 1 百 万 円 菅 谷 たたら 山 内 保 存 修 理 事 業 2 千 万 円 農 地 集 積 集 約 化 対 策 事 業 2 千 万 円 道 の 駅 たたらば 壱 番 地 管 理 事 業 1 千 6 百 万 円 掛 合 保 育 所 保 育 業 務 委 託 事 業 1 千 5 百 万 円 勤 労 者 総 合 福 祉 センター 管 理 事 業 1 千 5 百 万 円 前 年 度 各 種 事 業 補 助 金 返 還 金 3 千 2 百 万 円 地 方 債 の 繰 上 償 還 元 金 1 億 4 千 2 百 万 円 9 月 定 例 会 には 議 案 として 条 例 5 件 一 般 事 件 2 件 予 算 7 件 同 意 事 項 1 件 認 定 事 項 13 件 諮 問 事 項 2 件 報 告 事 項 7 件 を 提 出 しております - 10 -