資 料 技 1 6 平 成 21 年 度 ICT 経 済 地 域 活 性 化 基 盤 確 立 事 業 (ユビキタス 特 区 事 業 ) 放 送 による 新 聞 雑 誌 等 のデジタル 配 信 All Media In One(AMIO)プロジェクト について( ( 概 要 ) 2010 年 4 月 15 日 AMIOフォーラム 実 証 実 験 代 表 株 式 会 社 ネクストウェーブ 1
目 次 1. プロジェクト 概 要 P3 1-11 本 プロジェクトの 位 置 づけ 狙 いなど 1-2 AMIOサービスの 概 要 1-3 なぜ 放 送 波 なのか? 2. プロトタイプ 概 要 P7 2-1 今 回 の 基 本 コンセプト 2-2 プロトタイプの 全 体 像 2-3 各 流 れの 説 明 2-4 システム 全 体 図 2-5 配 信 フォーマットへの 自 動 変 換 2-6 入 稿 データから 中 間 フォーマットの 生 成 2-7 コンテンツメタデータの 付 与 表 現 の 指 定 2-7 ( 参 考 )コンテンツメタデータの 構 成 2-8 配 信 メタデータの 充 実 により 表 現 力 を 向 上 3. 実 証 実 験 概 要 P17 3-1 実 験 設 備 全 体 3-2 放 送 機 器 3-3 デバイス123 3-4 コンテンツ123 3-5 ビューア 表 現 仕 様 一 覧 3-6 ビューアでの 再 生 の 様 子 3-7 実 証 実 験 実 施 状 況 3-8 実 験 環 境 123 4. 成 果 概 要 P32 4-1 成 果 一 覧 4-2 コンテンツ 制 作 ガイドライン 概 要 4-3 プレゼンテーションガイドライン 概 要 4-4 コンテンツ 製 作 上 の 課 題 4-5 配 信 技 術 に 関 するさらなる 課 題 1 帯 域 の 有 効 活 用 4-5 配 信 技 術 に 関 するさらなる 課 題 2よりシンプルな 配 信 フォーマットの 検 討 4-6 今 後 の 活 動 に 向 けて ( 参 考 )AMIOフォーラム 会 員 一 覧 2
1. プロジェクト 概 要 3
1-1 本 プロジェクトの 位 置 づけ 狙 いなど 総 務 省 による 平 成 21 年 度 ICT 経 済 地 域 活 性 化 基 盤 確 立 事 業 (ユビキタス 特 区 事 業 ) の 委 託 先 として 株 式 会 社 ネクストウェーブは 慶 應 義 塾 大 学 の 協 力 のもとに 放 送 による 新 聞 雑 誌 等 のデジタル 配 信 プロジェクト(AMIOプロジェクト) に 着 手 いたしました AMIOとは All Media In One の 略 慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 メディアデザイン 研 究 科 の 中 村 伊 知 哉 教 授 により 命 名 本 ユビキタス 特 区 プロジェクトでは 1デジタル 放 送 を 活 用 した 新 聞 雑 誌 等 の 紙 メディアの 完 全 デジタル 配 信 に 関 する サービスモデルの 確 立 2 当 該 サービス ビジネスを 早 期 に 創 出 するために 不 可 欠 な 基 盤 の 実 現 に 資 する 標 準 技 術 制 度 等 の 確 立 を 目 的 としています 4
1-2 AMIOサービスの 概 要 新 聞 雑 誌 などの 紙 メディアを デジタル 放 送 を 使 ってデジタル 配 信 するサービスの 実 現 基 本 コンセプト 図 コンテンツ 提 供 者 サービス 提 供 者 出 版 社 新 聞 社 放 送 コンテンツを 登 録 配 信 管 理 システム コスト 構 造 の 改 善 返 品 や 在 庫 リスク 軽 減 機 材 資 源 消 費 の 抑 制 低 炭 素 社 会 への 貢 献 受 信 機 から 各 デバイス ユーザ 宅 内 へWiFi 等 で 引 渡 し WiFi 送 出 設 備 モジュール 内 蔵 受 信 機 別 の 部 屋 や 外 出 先 に 持 ち 出 す 宅 内 で 視 聴 移 動 中 に 視 聴 外 出 定 期 刊 行 物 が 発 売 日 のうちに 手 元 に 届 く! 持 ち 運 びしやすいので 通 勤 など 移 動 中 に サクっと 新 聞 や 雑 誌 を 読 める 5
1-3 なぜ 放 送 波 なのか? 地 上 アナログテレビ 放 送 とBSアナログテレビ 放 送 が2011 年 7 月 24 日 までに 終 了 し 2011 年 以 降 に 新 しい デジタル 放 送 サービスである 携 帯 端 末 向 けマルチメディア 放 送 と 高 度 BSデジタル 放 送 が 開 始 される 予 定 これら2つのデジタル 放 送 では IPパケット 放 送 や 蓄 積 型 放 送 が 可 能 となる 大 多 数 に 対 して 一 斉 同 報 的 にデータ 配 信 をする 経 路 として 通 信 と 放 送 を 比 較 した 場 合 放 送 (PUSH) 通 信 (PULL) 提 供 側 から 見 た 経 済 性 ユーザ 数 はコストに 影 響 しない ユーザー 数 に 比 例 してコストも 増 加 する ユーザーから 見 た 経 済 性 ビジネスモデルの 違 いから ユーザからは 基 本 料 が 見 えにくい 構 造 基 本 的 には 契 約 毎 の 基 本 料 が 発 生 する 即 時 性 大 人 数 でも 即 時 性 が 保 たれる 大 人 数 が 同 時 にアクセスすると 配 信 が 遅 れる ユーザーの 利 用 形 態 受 動 的 能 動 的 その 他 お 茶 の 間 のプラットフォーム という ポジションを 得 ている 情 報 検 索 などに 活 用 されている 大 人 数 に 配 信 する 際 のコストが( 通 信 と 比 較 し) 圧 倒 的 に 廉 価 基 本 料 が 発 生 しない 即 時 性 が 高 い すでにある お 茶 の 間 のプラットフォーム に 配 信 できる( 新 しいサービスが 成 立 する 可 能 性 ) 6
2. プロトタイプ 概 要 7
2-1 今 回 の 基 本 コンセプト 理 想 形 配 信 経 路 やデバイスに 依 存 せず コンテンツはワンソース コンテンツ (ワンソース) 流 通 マルチウィンドウ の 実 現 Any デバイス 現 状 配 信 経 路 やデバイスに 応 じ 個 別 にコンテンツの 作 り 込 みが 必 要 コンテンツ コンテンツ コンテンツ 流 通 流 通 流 通 マルチウィンドウ の 実 現 コンテンツ 流 通 Any デバイス 今 回 の 実 現 手 法 配 信 経 路 やデバイスに 応 じて コンテンツを 自 動 変 換 して 配 信 入 稿 のガイドライン 化 コンテンツ (ワンソース) 自 動 変 換 流 通 流 通 流 通 あらゆるフォーマットへの 柔 軟 な 対 応 が 可 能 マルチウィンドウ の 実 現 流 通 Any デバイス 8
2-2 プロトタイプの 全 体 像 STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5 入 稿 データの 整 備 コンテンツメタデータ の 付 与 表 現 の 指 定 配 信 フォーマット へ 自 動 変 換 放 送 で 配 信 受 信 & 蓄 積 TV 画 面 や 各 種 モバイル 画 面 で 表 示 パッケージ 化 JPG 紙 面 そのまま IDML PDF epub HTML RSS 配 信 蓄 積 受 信 制 御 モシ ュール 記 事 エリア 自 動 フィット モシ ル WEBページ コンテンツ 制 作 ガイドライン コンテンツ メタデータ 表 現 の 指 定 コンテンツ メタデータ 見 え 方 の ガイド 情 報 epub 縦 書 き オーバーレイ 自 動 変 換 に 必 要 な タグ 付 けを 行 う プレゼン テーション ガイドライン アプリを 使 用 ( 見 せ 方 のパターンに 従 い 表 示 ) スライドショー ネイティブ 機 能 をそのまま 使 用 RSS 9
2-3 各 流 れの 説 明 STEP1: 入 稿 データの 整 備 コンテンツメタデータの 付 与 表 現 の 指 定 自 動 変 換 を 可 能 にするために Adobe InDesignにて 構 造 化 これらの 手 順 を コンテンツ 制 作 ガイドライン として 実 験 を 通 じてとりまとめていく 様 々な 受 信 デバイスでの 表 現 形 態 をリッチにするため 見 え 方 のパターンに 関 する 情 報 等 を メタデータとして 同 時 配 信 メタデータの 内 容 を プレゼンテーションガイドライン として 実 験 を 通 じてとりまとめていく STEP2: 配 信 フォーマットへの 自 動 変 換 入 稿 されたデータを 各 デバイスで 表 示 可 能 なフォーマットに 自 動 的 に 変 換 STEP3: 放 送 での 配 信 各 デバイスにて 表 示 可 能 なフォーマットに 変 換 したデータとメタデータをパッケージ 化 放 送 波 に 乗 せて 配 信 STEP4: 受 信 したコンテンツをいったん 蓄 積 配 信 データを 一 次 デバイス 側 で 受 信 蓄 積 二 次 デバイスから 見 てあたかもネット 上 のサーバ 上 にコンテンツが 普 通 に 置 かれている 状 態 を 実 現 ( 放 送 で 来 たということを 二 次 デバイス 側 に 認 識 させない 状 況 を 実 現 する ) STEP5:TV 画 面 や 各 種 のモバイルデバイスで 表 示 各 ポータブルデバイス 側 では 表 現 しやすいフォーマットのデータを 選 択 的 に 取 り 出 し メタデータにもとづいた 表 示 を 行 う 10
2-4 システム 全 体 図 コンテンツ 入 稿 フォーマット 中 間 フォーマット 自 動 変 換 テレビ 等 ポータブル 機 器 配 信 フォーマット DRM 処 理 今 回 は 除 く コンテンツ 選 択 アプリ 閲 覧 アプリ IPDC ファイル 配 信 サーバー 蓄 積 受 信 制 御 モジュール ( 仮 称 ) WiFi DRM 処 理 今 回 は 除 く 放 送 送 出 設 備 放 送 波 (IPパケット) チューナー /IP 処 理 コンテンツ 転 送 ミドルウエア 通 信 11
2-5 配 信 フォーマットへの 自 動 変 換 配 信 プラットフォームに 依 存 しない 入 稿 データから 送 信 用 フォーマットへの 自 動 変 換 フロー 雑 誌 入 稿 データ 新 聞 入 稿 データ InDesign/PDF/JPEG PDF/JPEG InDesign NewsML 自 動 変 換 メタデータ HTML RSS PDF EPUB (+ 拡 張 CSS) パッケージ 化 して 配 信 (tarファイル) 12
2-6 入 稿 データから 中 間 フォーマットの 生 成 自 動 変 換 を 可 能 にするために Adobe InDesignにて 構 造 化 を 行 う 構 造 化 を 行 うことで 下 記 のような 条 件 等 についての 指 定 を 行 うことが 可 能 となる 例 1) テキストや 画 像 等 の 各 要 素 が どの 記 事 に 属 するか 例 2) 各 要 素 の 並 び 順 例 3) 写 真 +キャプションのグループ プ 化 3. 選 択 した 要 素 の 数 だけ 選 択 したタグが 構 造 ウインドウに 追 加 されます < 構 造 化 の 操 作 例 > 1.テキスト 枠 画 像 等 の 要 素 を1つ 選 択 します ( 同 じタグであれば 複 数 選 択 も 可 ) 制 作 時 に ひと 手 間 加 えておく 2. タグ ウインドウから 該 当 する タグを1つ 選 択 します これらの 手 順 を コンテンツ 制 作 ガイドライン として 実 験 を 通 じてとりまとめた (4-2 参 照 ) 13
2-7 コンテンツメタデータの 付 与 表 現 の 指 定 様 々な 受 信 側 のデバイスでの 表 現 形 態 をリッチにするため 見 え 方 のパターンに 関 する 情 報 等 を メタデータとして 同 時 に 送 る 例 1) 紙 面 の 再 構 成 自 動 フィット 表 示 を 実 現 するために 記 事 エリア 情 報 ( 座 標 情 報 )の 指 定 を 行 う 例 2) オーバーレイ 表 示 を 行 うために テキスト 枠 の 透 明 度 の 指 定 を 行 う 本 文 透 明 度 指 定 本 文 写 真 写 真 これらのメタデータの タの 内 容 を 代 表 的 なプレゼンテーションパターンの ンパタ ンの 既 定 ともに プレゼンテーションガイドライン として 実 験 を 通 じてとりまとめた (4-3 参 照 ) 14
2-7 ( 参 考 )コンテンツメタデータの 構 成 AMIOメタデータは タは 下 記 の 構 成 から 成 る Deliveryメタデータ 伝 送 タイプや 伝 送 時 間 などの 情 報 Externalメタデータ コンテンツの 種 類 やタイトル サムネイル 画 像 説 明 公 開 日 などEPG 情 報 Internalメタデータ 閲 覧 デバイスがコンテンツを 表 示 する 時 に 利 用 するコントロール 情 報 AMIOメタデータ Delivery Metadata メタデータ タ 説 明 Delivery Metadata 配 信 制 御 用 のメタデータ 例 ) 伝 送 タイプ( 通 信 放 送 ) 配 信 日 時 External Metadata Internal Metadata External Metadata Internal Metadata コンテンツのジャンル タイトルなどのコンテンツ 情 報 (EPG) のメタデータ 閲 覧 可 能 アプリケーションがコンテンツの ンテンツの 表 示 に 必 要 なコン トロール 情 報 が 記 載 されたメタデータ 例 ) Nombre id:ページ 番 号 Article id: 記 事 番 号 PassPointArea: 表 示 エリア Textframe: 文 字 枠 Rectangle: 画 像 枠 xertilal: 縦 書 き 横 書 きを 指 定 EPUBについては 文 字 修 飾 情 報 をCSS 書 式 でcontentタ tタ グ 内 に 記 載 15
2-8 配 信 メタデータの 充 実 により 表 現 力 を 向 上 記 事 エリア メタデータによる タによる 自 動 フィット JPEGやPDFのみの 記 事 でも 自 動 フィットを 実 現 透 明 レイヤーによる 文 字 のオーバーレイ 写 真 を 見 ながら 重 ねた 状 態 で テキストをしっかり 読 める 本 文 写 真 透 明 度 指 定 本 文 写 真 縦 書 き 横 書 き 情 報 のメタデータ 化 epubでも 縦 書 きを 実 現 JPEGやPDFのみの 記 事 でも 縦 書 き 横 書 きにあわせた スクロール 方 向 を 自 動 認 識 2010 年 4 月 1 日 に 開 示 された EPUB 日 本 語 要 求 仕 様 案 には epubの 縦 書 き 表 示 も http://www.jepa.or.jp/press_release/epub_jp_pressrelease.html p// p jp/p / p _jp_p 自 動 再 生 スライドショーやデジタルサイネージ ジ のような ながら 見 を 実 現 16
3. 実 証 実 験 概 要 17
3-1 実 験 設 備 全 体 機 器 構 成 図 コンテンツ 変 換 サーバ IPDC 送 信 サーバ 送 出 側 配 信 設 備 相 当 MPEG-2 2TS Gateway (CX-5528) IPカプセル 化 1seg Station ワンセグ 用 送 出 機 (3548A) 実 験 電 波 デジタル 放 送 受 信 チューナー (DTR2100) 視 聴 者 側 受 信 機 相 当 7 MPEG-2 2TS Gateway (CX-5528) IP 脱 カプセル 化 8 6 3 2 5 1 TS 記 録 TS 再 生 (RTX100B) 4 9 表 示 用 テレビ 表 示 用 ポータブル 機 器 10 1 コンテンツフォーマットの 自 動 変 換 2 Fluteプロトコルにより UDP/IPでファイル 転 送 3 IPカプセル 化 IPDC 用 PID 付 与 MPEG2-TS 出 力 4 TSの 記 録 保 存 TS 再 生 ( 完 パケ 時 のみ 生 放 送 時 は 使 用 せず) 5 放 送 TS 化 多 重 RF 出 力 6 エリアワンセグ 放 送 7 エリアワンセグ 受 信 IP over TSのASI 出 力 8 IP 脱 カプセル 化 LANにUDP/IPを 出 力 9 Fluteプロトコルの 受 信 IPDCプロキシ 機 能 テレビ 端 末 に 表 示 10 WiFi 等 を 経 由 してポータルブル 端 末 に 表 示 18
3-2 放 送 機 器 主 な 放 送 用 設 備 について 以 下 に 記 載 する IPDC 送 信 サーバ エリア 限 定 ワンセグ 送 出 装 置 デジタル 放 送 受 信 チューナー (DELL 製 Vostro1320) ( 営 電 製 (ヒロテック 製 DTR2100) MPEG2-TSゲートウェイ( 送 信 側 ) 1seg Station 3548A) MPEG2-TSゲートウェイ (アストロデザイン 製 CX-5528) (アストロデザイン 製 CX-5528) 19
3-3 デバイス1 フィールド 実 験 で 使 用 した 端 末 ( 表 示 デバイス 等 )と 選 定 理 由 は 以 下 のとおり A. 電 子 書 籍 専 用 端 末 AMIOプロジェクトでは 新 聞 雑 誌 をストレスなく 閲 覧 することが 重 要 である e-inkを 採 用 した 各 種 のデバイスは 目 にやさしく 電 池 の 消 耗 が 少 なく 長 時 間 の 閲 覧 に 適 していることから ここ 数 年 電 子 書 籍 専 用 端 末 として さまざまな 機 種 が 発 売 されているが その 中 で カラーのものと 白 黒 のものを 選 択 した 富 士 通 フロンテック FLEPia SONY SONY READER B. デジタルフォトフレーム 写 真 のデジタル 化 が 進 んでおり 写 真 の 閲 覧 もプリントではなく デジタルフォトフレームで 見 る というライフスタイル 革 命 が 進 行 している AMIOのコンテンツでも 写 真 は 重 要 なパーツであり 写 真 と 文 字 を 適 宜 レイアウトした 新 しいフォトニュース 的 なコンテンツに 期 待 感 が 高 い 1 次 受 信 デバイスとの 連 携 も 考 慮 し WiFi 接 続 機 能 を 持 った 機 種 を 選 択 した C. ゲーム 機 家 庭 で 広 く 普 及 していて 操 作 に 慣 れているユーザが 多 く AMIOコンテンツを 閲 覧 する 手 軽 なデバイスとして 期 待 が 持 てる WiFiも 搭 載 していて 1 次 受 信 デバイスとの 連 携 が 可 能 な 機 種 から 選 択 した SONY VGF-CP1 BAFFARO PF-50WG SONY PSP D. ネットブック ネットブックの 中 でも タッチパネル 画 面 のものは 手 に 持 って 電 子 書 籍 を 閲 覧 す るのに 適 した 操 作 感 を 持 っている 今 回 は AMIOコンテンツの 閲 覧 をFlashのAIR 環 境 で 開 発 できる 機 種 を 選 択 した Yukyung Technologies Villiv 20
3-3 デバイス2 端 末 ( 表 示 デバイス 等 )と 選 定 理 由 は 以 下 のとおり E. スマートフォン 手 に 持 てるサイズでありながら 単 なる 電 話 ではなく オープンで 多 様 なアプリケーションを 開 発 搭 載 できるスマートフォンは 外 出 中 などの 短 時 間 の 新 聞 雑 誌 の 閲 覧 に 適 している PDF 形 式 の 閲 覧 アプリケーションを 開 発 しやすく 動 作 も 高 速 な 機 種 を 選 択 した F. テレビ( 試 験 用 受 信 機 ) 今 回 の 実 験 では 受 信 機 上 で IPDCの 受 信 処 理 や 蓄 積 受 信 制 御 モジュールの 常 時 起 動 独 自 開 発 の 閲 覧 選 択 アプリケーションのテスト などを 行 うため 汎 用 的 なOSでアプリケーションの 開 発 がしやすい 機 種 を 選 択 した Apple iphone ヒロテック DTR-2100 ( 受 信 機 ) E.テレビ( 高 機 能 2 次 デバイス 想 定 機 ) 現 在 のモバイル 機 器 の 性 能 を 超 えた 将 来 の2 次 デバイスを 想 定 して 3 次 元 コンピュータグラフィックスなどの 高 度 な 描 画 機 能 を 持 った 閲 覧 アプリケーション が 開 発 しやすく 表 示 性 能 の 高 い 機 種 を 選 択 した Apple MacBook Pro 21
3-3 デバイス3 また 一 次 デバイスとして NECアクセステクニカ 社 が 受 信 チューナー 内 蔵 のルーターを 試 作 当 該 ルーターを 介 して 各 二 次 デバイスへのコンテンツ 配 信 を 実 施 放 送 波 (IPパケット) WiFi 特 徴 IPDCデータを 取 得 / 蓄 積 制 御 し IPDCプロキシとして 機 能 今 回 構 築 したIPDCサーバとの 連 携 によるIPDCプロトコルに 対 応 概 要 デジタル 放 送 (IPDC)にて 受 信 したデータを 電 子 書 籍 端 末 携 帯 電 話 スマートフォン ゲーム 機 PCなどの 既 に 普 及 している 無 線 LAN 機 能 対 応 デバイスに 対 して 引 き 渡 すことが 可 能 22
3-4 コンテンツ1 コンテンツ 提 供 協 力 : 社 団 法 人 日 本 雑 誌 協 会 実 証 実 験 サイト parara(α) 配 信 雑 誌 16 誌 (25 記 事 ) VOCE( 講 談 社 ) 12 月 号 めしとも( 角 川 マーケティング) 11 月 号 with( 講 談 社 ) 12 月 号 Sportiva( 集 英 社 ) 1 月 号 ベストカー( 講 談 社 ) 11 月 10 日 号 船 の 旅 AZUR( 東 京 ニュース 通 信 社 ) 1 2 月 号 Age(マガジンハウス) VOL.1 AERA( 朝 日 新 聞 社 ) 12 月 7 日 号 Tarzan(マガジンハウス) 10 月 28 日 号 スマイルサイクル( 八 重 洲 出 版 ) VOL. 2 オートキャンパー( 八 重 洲 出 版 ) 11 月 号 週 刊 朝 日 ( 朝 日 新 聞 社 ) 12 月 4 日 号 ESSE( 扶 桑 社 ) 11 月 号 SPA!( 扶 桑 社 ) 10 月 13 日 号 山 と 渓 谷 ( 山 と 渓 谷 社 ) 11 月 号 週 刊 東 洋 経 済 ( 東 洋 経 済 新 報 社 ) 10 月 3 日 号 23
3-4 コンテンツ2 提 供 : 株 式 会 社 扶 桑 社 SPA! 3 月 11 日 号 (2008 年 ) 記 事 名 : 非 モテ 男 検 定 08 年 春 提 供 : 株 式 会 社 扶 桑 社 住 まいの 設 計 11 月 号 記 事 名 : キッチンにいるだけで 幸 せ な 家 提 供 : 株 式 会 社 扶 桑 社 ESSE 11 月 号 記 事 名 : 旬 素 材 でおいしく 節 約 キノコ& 根 菜 の300 円 おかずと100 円 小 鉢 24
3-4 コンテンツ3 提 供 : 株 式 会 社 テレビ 朝 日 おかずのクッキング 2/3 月 号 記 事 名 : あん かけ 焼 きそば ムッシュ クレソンのお 料 理 ノート おやつの じかん 提 供 : 社 団 法 人 共 同 通 信 共 同 通 信 ニュース フォトニュース(パッケージ) 2010 年 01 月 21 日 号 電 子 メディア 向 け 記 事 2010 年 01 月 21 日 号 提 供 : 株 式 会 社 テレビ 神 奈 川 神 奈 川 新 聞 社 提 供 : 株 式 会 社 富 士 通 神 奈 川 新 聞 2009 年 8 月 31 日 号 富 士 通 新 聞 2009 年 11 月 24 日 号 1 面 1 面 14 面 15 面 16 面 25
3-5 ビューア 表 現 仕 様 一 覧 各 機 器 ビューアで 実 現 した 表 現 仕 様 は 下 記 のとおり ターゲット デバイス 実 機 再 生 機 能 /アプリ プラットフォーム コンテンツ フォーマット 表 現 手 法 ( 実 現 方 法 ) イメージ ゲーム 機 PSP-3000 RSSをFLASHで 簡 Adobe Flash 易 に 再 生 するアプリ Player 6 アプリ1 RSS PlaystationのGUIマナーに 合 わせたEPG 操 作 一 記 事 を 一 画 面 で 表 示 一 画 面 の 中 に 画 像 とテキストを 左 右 に 配 置 (RSSから 画 像 とテキストを 抽 出 してFLASHでレイアウト) 表 現 方 法 1 アプリ1と 同 じ Adobe AIR 1.5 RSS 表 現 方 法 1と 同 じ ネットブック1 Viliv X70 JPGやePubを FLASHで 読 み 込 ん Adobe AIR 1.5 で 表 示 するアプリ アプリ2 JPG/ePub 記 事 エリアに 自 動 フィット 表 現 方 法 2 (JPGファイルと 記 事 エリア 指 定 したメタデータを 使 用 ) 画 像 の 上 に 本 文 テキストを 重 ねてオーバーレイ 表 示 (epubから 画 像 とテキストを 抽 出 オーバーレイ 時 の 透 過 度 はメタデータで タで 指 定 ) ネットブック2 GIGABYTE epubをflashで 読 み 込 んで 表 示 する アプリ Adobe AIR 1.5 epub 紙 面 の 再 構 成 epubの 縦 書 き 表 示 を 実 現 (epubファイルから 画 像 とテキストを 抽 出 紙 面 のレイアウト 情 報 や 縦 書 き 横 書 きを 指 定 したメタデータを 使 用 ) アプリ1と 同 じ Adobe AIR 1.5 RSS 表 現 方 法 2と 同 じ( 記 事 エリアに 自 動 フィットのみ 対 応 ) TV ヒロテック DTR-2100 アプリ2と 同 じ Adobe AIR 1.5 JPG 記 事 エリアに 自 動 フィット (JPGファイルを 表 示 する 際 に 記 事 エリアをメタデータで 指 定 ) スマートフォン iphone PDFを 読 み 込 んで 表 示 するアプリ Apple 独 自 PDF 記 事 エリアに 自 動 フィット (PDFファイルを 表 示 する 際 に 記 事 エリアをメタデータで 指 定 ) パソコン MacbookPro QualtzComposer OpenGL RSS 記 事 の 中 の 見 出 しや 写 真 が3 次 元 空 間 内 の 奥 行 のある 円 周 上 を 移 動 し てスライドショー 表 示 され 本 文 は 画 面 下 部 にティッカー 表 示 (RSSから 画 像 とテキストを 取 り 出 して 使 用 QualtzComposerで 構 築 した アプリで 表 示 サイズや 移 動 速 度 などをGUI 上 で 調 節 ) デジタルフォト BAFFARO スライドショー 機 能 フレーム1 PF-50WG ( 内 蔵 ) デジタルフォト フレーム2 SONY VGF-CP1 ブラウザ 機 能 ( 内 蔵 ) スライドショー 再 生 端 末 組 み 込 機 能 JPG (JPGファイルを 指 定 のフォルダに 入 れて 自 動 的 に 再 生 ) 端 末 組 み 込 機 能 HTML 記 事 の 中 の 見 出 しと 写 真 をセットにして 縦 順 に 並 んで 表 示 (ブラウザでURLを 指 定 してWiFiでアクセス) 電 子 ペーパー1 FLEPia ブックリーダー 機 能 ( 内 蔵 ) 端 末 組 み 込 機 能 PDF 紙 面 そのまま 表 示 PDFファイルを 使 用 (PDFファイルを 指 定 のフォルダに 入 れて 選 択 して 再 生 ) 電 子 ペーパー2 SONY READER ブックリーダー 機 能 ( 内 蔵 ) 端 末 組 み 込 機 能 PDF 紙 面 そのまま 表 示 PDFファイルを 使 用 (PDFファイルを 指 定 のフォルダに 入 れて 選 択 して 再 生 ) 26
3-6 ビューアでの 再 生 の 様 子 テレビ( 試 験 用 受 信 機 )での 再 生 の 様 子 デジタルフォトフレームでの 再 生 の 様 子 ネットブックでの 再 生 の 様 子 27
3-7 実 証 実 験 実 施 状 況 ラボ 実 験 の 実 施 期 間 場 所 2009 年 11 月 ~2010 年 1 月 株 式 会 社 ネクストウェーブ( 東 京 都 港 区 赤 坂 1-3-5) 社 内 ラボ 内 で 一 つの 実 験 システムを 構 築 し 評 価 検 証 を 総 合 的 に 行 った 概 要 改 善 点 などを 踏 まえて フィールド 実 験 用 システムの 詳 細 設 計 を 行 った 結 合 試 験 の 実 施 期 間 場 所 概 要 2010 年 2 月 24~25 日 慶 應 義 塾 大 学 三 田 キャンパス ( 東 京 都 港 区 三 田 2-15-45) 北 館 構 築 したフィールド 実 験 用 システムのエンドエンド 結 合 試 験 を 実 施 した AMIOフォーラム 公 開 実 験 の 実 施 AMIOフォーラム 公 開 実 験 2010 年 3 月 2 日 (3 日 ) 場 所 慶 應 義 塾 大 学 三 田 キャンパス ( 東 京 都 港 区 三 田 2-15-45) 北 館 AMIOフォーラム 会 員 関 係 者 の 立 会 のもと 公 開 実 験 を 実 施 した 概 要 併 せて 来 場 者 に 対 して 体 験 アンケートや 聞 き 取 り 調 査 を 実 施 した 個 別 実 験 の 実 施 期 間 2010 年 3 月 10~12 日 場 所 慶 應 義 塾 大 学 三 田 キャンパス ( 東 京 都 港 区 三 田 2-15-45) 大 学 院 棟 各 種 データの 取 得 実 験 への 機 器 コンテンツ 提 供 会 社 や フォーラム 内 で 積 極 的 な 意 見 交 換 を 概 要 希 望 する 会 社 を 対 象 に 個 別 実 験 と 説 明 会 を 実 施 した 28
3-8 実 験 環 境 1 実 験 の 流 れは 下 記 の 通 り 1 配 信 コンテンツ 作 成 北 館 にて 入 稿 データ 自 動 変 換 配 信 コンテンツパッケージ 化 を 行 う 配 信 コンテンツパッケージは 学 内 ネットワークで 図 書 館 棟 の 配 信 設 備 へ 届 ける 2データ 配 信 図 書 館 棟 に 設 置 された 配 信 設 備 から 配 信 を 行 う 3 受 信 各 デバイスで 表 示 北 館 にて 受 信 テレビや 各 ポータブル 機 器 で 表 示 1 配 信 コンテンツ 作 成 3 受 信 PDF HTML 入 稿 フォーマット RSS epub サーバに 素 材 を 投 入 すると 各 種 フォーマットに 自 動 変 換 北 館 新 聞 雑 誌 向 けに 最 適 化 された 表 示 をデバイス 別 に 実 現 図 書 館 新 館 2 配 信 慶 應 大 学 三 田 キャンパス 構 内 IP 化 された 放 送 波 にて 送 出 29
3-8 実 験 環 境 2 コンテンツ 変 換 サーバ IPDC 送 信 サーバ MPEG2-TS Gateway ワンセグ 用 送 出 機 放 送 送 出 設 備 ( 送 出 アンテナ) 30
3-8 実 験 環 境 3 受 信 チューナー PSP/iPod/ 電 子 ブックリーダ 一 次 デ バ イ 1 ス1 TS IP 変 換 機 WiFi 受 信 アンテナ 一 次 デ バ イ ス 2 RGB 出 力 市 販 液 晶 テレビ WiFi 二 次 デ バ イ ス ネットブック 受 信 チューナー 内 蔵 ルーター デジタルフォトフレーム 31
4. 成 果 概 要 32
4-1 成 果 一 覧 今 回 の 実 験 を 通 じて 以 下 のような 成 果 を 達 成 した コンテンツフォーマットがいくつも 併 存 するなかで また 表 現 能 力 の 違 う 様 々なデバイスがどんどん 市 場 に 出 てくる 状 況 下 で 通 信 と 放 送 の 得 意 不 得 意 を 組 み 合 わせながら 出 来 る 限 りワンソース 入 稿 で 可 能 な 限 りマルチウィンドウを 実 現 する 上 記 を 満 たす オープンなデジタル 配 信 の 方 法 論 を 確 立 具 体 的 な 達 成 内 容 としては 成 果 1 自 動 変 換 を 可 能 とする 入 稿 方 法 をコンテンツ 制 作 ガイドラインとしてとりまとめた 今 後 新 聞 雑 誌 コンテンツの 制 作 者 に 採 用 されるよう 意 見 交 換 や 勉 強 会 など 積 極 的 な 活 動 を 行 う 成 果 2 各 種 電 子 書 籍 端 末 などポータブルデバイス 側 の 表 現 能 力 に 柔 軟 に 対 応 した コンテンツ 配 信 を 可 能 とするためのプレゼンテーションガイドラインをとりまとめた 今 後 メーカーやコンテンツプロバイダ アプリベンダーなどの 協 力 体 制 のもと 表 現 仕 様 のバリエーションを 広 げていく 成 果 3 デジタル 放 送 波 を 使 った 新 聞 雑 誌 ファイル 配 信 方 式 を 確 立 した 通 信 と 放 送 の 差 分 を 吸 収 し 統 合 配 信 を 実 現 する 技 術 を 確 立 した 引 き 続 きフィールド 実 験 や 商 用 サービス 化 に 活 用 していく 33
4-2 コンテンツ 制 作 ガイドライン 概 要 コンテンツ 制 作 ガイドライン は 新 聞 雑 誌 のデジタルコンテンツデータ 制 作 者 に 向 けて 実 際 のコンテンツ 制 作 時 に 自 動 変 換 可 能 なデータを 作 成 する 為 の 手 順 について 書 かれたもので 今 後 のデジタル 配 信 時 に コンテンツ 制 作 のモデルとして 使 用 されることを 目 的 として 書 いたものである コンテンツの 表 現 方 法 について 既 定 した プレゼンテーションガイドラインの 提 案 と 合 わせて 読 まれることを 想 定 している < 目 次 > 1 構 造 とIDMLについて 2 InDesignでの 構 造 化 作 業 手 順 3 IDMLファイルの 構 成 4 構 造 をもとに 各 要 素 の 情 報 を 取 得 する 手 順 5 IDMLでの 座 標 の 扱 い 6-1 InDesign HTML 変 換 の 手 順 6-2 HTML epub 変 換 の 手 順 7 jpeg 座 標 情 報 ファイルの 作 成 8 epub 拡 張 ファイルの 作 成 34
4-3 プレゼンテーションガイドライン 概 要 雑 誌 新 聞 の 記 事 は 特 定 のサイズの 紙 面 で 閲 覧 するために 最 適 化 されたレイアウトおよびやページ 構 成 となっており AMIOプロジェクトが 対 象 とする 様 々な 表 示 デバイスでユーザにとって 読 みやすく 表 示 する ためには 何 らかの 工 夫 が 必 要 である そこで 雑 誌 新 聞 の 記 事 の 情 報 本 体 ( 文 章 と 画 像 )は 本 来 レイアウトに 依 存 しない 意 味 的 構 造 を 持 っていることに 着 目 し その 意 味 的 構 造 を 保 つことができていれば 表 示 の 場 所 や 順 序 については 様 々な 表 示 デバイスに 最 適 な 方 法 を 選 択 してもよいという プレゼンテーション に 関 する 方 針 を 検 討 した < 目 次 > 1 目 的 2 用 語 の 定 義 3 基 本 コンセプト 4 プレゼンテーションパターン 5 紙 面 の 特 定 のエリアを 自 動 的 に 拡 大 するパターン 6 情 報 ソースを もとの 記 事 のレイアウトに 再 構 築 して 表 示 するパターン 7 画 像 とテキストをオーバーレイ( 半 透 明 に 重 ねて)して 表 示 するパターン 8 画 像 とテキストをスライドショーとして 再 生 するパターン 9 今 後 のガイドライン 充 実 化 に 向 けて 35
4-4 コンテンツ 製 作 上 の 課 題 主 に 雑 誌 など 多 彩 な 表 現 を 行 われたコンテンツの 自 動 変 換 を 実 現 するためには まだ 課 題 が 残 されている 課 題 の 一 部 を 下 記 に 列 挙 する 紙 固 有 の 表 現 をどう 処 理 するか? 画 像 を1 枚 ずつ 表 示 する 場 合 表 示 順 番 のルールはどうする? 曖 昧 に 配 置 された 文 章 の 優 先 順 位 をどう 処 理 するか? 記 事 という 単 位 の 概 念 画 像 とテキストエリアが 一 対 一 でない 場 合 の 紐 づけ 方 は? 背 景 画 像 飾 り 罫 線 を 合 理 的 に 処 理 するには? デジタル 出 版 を 専 門 としたワークフローの 整 理 を 通 じて 理 想 解 を 探 りながら 上 記 各 課 題 に 関 しては 既 存 の 出 版 の 過 程 での 解 決 策 についても 並 行 して 検 討 を 進 めていく 36
4-5 配 信 技 術 に 関 するさらなる 課 題 1 帯 域 の 有 効 活 用 今 回 行 った 複 数 の 配 信 フォーマットをパッケージして 届 ける 手 法 では 画 像 を 共 通 化 するなど 若 干 の 工 夫 を 凝 らしたが 今 度 商 用 化 に 向 けては さらに 帯 域 の 有 効 活 用 を 検 討 する 必 要 がある 今 後 は 新 たに 受 信 側 での 自 動 変 換 も 視 野 に 入 れた 検 討 を 行 いたい 複 数 フォーマットでのパッケージ 配 信 図 < 今 回 > 単 一 フォーマットで 配 信 受 信 側 で 複 数 フォーマットに 再 変 換 雑 誌 デジタルデータ 新 聞 デジタルデータ 雑 誌 デジタルデータ 新 聞 デジタルデータ Adobe InDesign NewsML JPEG PDF 各 社 システム Adobe InDesign NewsML JPEG PDF 各 社 システム IDML( 中 間 フォーマットとなるXMLデータ) 配 信 側 自 動 変 換 PDF / RSS / HTML / epub + 拡 張 CSS 画 像 の 重 複 など データが 大 きい IDML( 中 間 フォーマットとなるXMLデータ) 配 信 側 自 動 変 換 配 信 フォーマット(シンプルな 独 自 形 式 ) 画 像 の 重 複 を なくしデータを 軽 量 化 受 信 側 自 動 変 換 パッケージングして 配 信 PDF / RSS / HTML / epub + 拡 張 CSS 各 種 デバイス アプリケーションで 表 示 各 種 デバイス アプリケーションで 表 示 メリット 帯 域 の 有 効 利 用 新 しい 閲 覧 デバイスが 追 加 された 場 合 新 たなフォーマットが 普 及 した 場 合 でも 放 送 システムに 変 更 を 加 えなくてよい 37
4-5 配 信 技 術 に 関 するさらなる 課 題 2よりシンプルな 配 信 フォーマットの 検 討 前 ページの 単 一 フォーマットで 配 信 する 検 討 においては 極 力 シンプルなデータ 形 式 で 記 事 の 構 造 化 と 表 現 の 自 由 度 の 確 保 素 材 となる 各 データ( 画 像 テキスト 動 画 等 )の 共 用 化 を 実 現 することが 望 ましい 配 信 用 フォーマットとして 以 下 のA,B,Cをパッケージングする 紙 面 そのままとして PDFは 別 途 配 信 A. 情 報 要 素 (Typeは 問 わない) の 構 造 化 ツリーデータ Master Node (contents) node Sub node B. 各 情 報 についての プレゼンテーション( 表 示 ) メタデータ presen meta presen meta C.ID 付 けされた 情 報 本 体 (Type =テキスト 画 像 動 画 音 声 等 ) Id = pict021 id = pict021 id = text001 ツリーデータの 例 1: 記 事 中 のある 段 落 に 写 真 が2 枚 脚 注 が1 個 ついている 場 合 Node = テキスト( 段 落 ) sub node 1= 画 像 1 sub node 2 = 画 像 2 sub node 3 = テキスト( 脚 注 ) ツリーデータの 例 2: 写 真 集 のページに キャプションと オマケ 動 画 が 付 いている 場 合 Node = 画 像 ( 写 真 ) sub node 1= テキスト( 写 真 のキャプション) sub node 2 = 動 画 ( 写 真 に 関 連 したオマケ 動 画 ) presen meta 表 示 メタデータの 例 1: 上 から 下 への 縦 書 きのテキストブロック Type(タイプ) = テキスト( 段 落 ) area = (x1, y1)(x2,y2)(x3,y3)(x4,y4) 相 対 位 置 direction( 方 向 ) = vertical( 垂 直 ) Id = text001 top to bottom( 上 から 下 ) transparency ( 透 明 度 ) = 20% text color(テキスト 色 ) = (R15%, G 10%, B60%) duration( 表 示 時 間 ) = 20 Sec or more 表 示 の 自 由 度 の 例 : 写 真 につけるキャプション 表 示 位 置 は 自 由 ( 上 下 右 左 写 真 にオーバーレイ 等 ) これはマリーゴールドの 写 真 です 情 報 本 体 のディレクトリ 格 納 例 : /pict/pict012.jpg /text/text001.txt /video/video031.mov /audio/audio041.aif 38
4-6 今 後 の 活 動 に 向 けて 1.( 引 き 続 き) 実 証 実 験 の 推 進 2011 年 開 始 のマルチメディア 放 送 などにターゲットを 絞 り AMIOフォーラム 参 加 の 会 員 様 と 連 携 しつつ 実 際 のサービス 実 現 を 見 据 え よりフィールドに 近 いかたちでの 実 証 実 験 を 進 めていく 大 学 などの 特 定 エリア 向 けにはホワイトスペースを 活 用 したIP 対 応 の 放 送 波 を 活 用 し デジタル 教 科 書 の 具 体 的 な 配 信 を 想 定 した 実 証 実 験 にも 着 手 していく 2.オープン 型 コンテンツ 流 通 モデルの 確 立 今 回 提 案 した 配 信 用 の 中 間 フォーマットなどについて AMIOフォーラムを 通 じて 引 き 続 きコンテンツホルダーとの 共 同 検 討 を 進 めていくとともに 既 存 の 出 版 の ワークフローに 十 分 に 配 慮 したデジタル 流 通 機 能 の 在 り 方 をモデル 化 していく 認 証 課 金 DRMなどデジタル 流 通 に 欠 かせないプラットフォーム 技 術 の 在 り 方 に ついて 検 証 を 進 めていく 39
( 参 考 )AMIOフォーラム 会 員 一 覧 2010.03.25 現 在 ( 五 十 音 順 ) 全 35 社 AMIOフォーラムHP(http://amio.jp/)より 抜 粋 株 式 会 社 アール エム ジェイ ISAO 株 式 会 社 イースト 株 式 会 社 株 式 会 社 ヴィレッジアイランド NECアクセステクニカ 株 式 会 社 京 セラ 丸 善 システムインテグレーション シ 株 式 会 社 社 団 法 人 共 同 通 信 社 クアルコムジャパン 株 式 会 社 慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 メディアデザイン 研 究 科 KDDI 株 式 会 社 廣 告 社 株 式 会 社 株 式 会 社 産 経 デジタル 株 式 会 社 CSKシステムズ ジャパンケーブルネット 株 式 会 社 シャープ 株 式 会 社 スカパーJSAT 株 式 会 社 ソニー 株 式 会 社 千 葉 テレビ 放 送 株 式 会 社 株 式 会 社 テレビ 朝 日 株 式 会 社 テレビ 神 奈 川 株 式 会 社 電 通 株 式 会 社 東 芝 東 京 メトロポリタンテレビジョン 株 式 会 社 株 式 会 社 日 刊 編 集 センター 株 式 会 社 ニッポン 放 送 社 団 法 人 日 本 雑 誌 協 会 日 本 放 送 協 会 株 式 会 社 ネクストウェーブ 株 式 会 社 博 報 堂 DYメディアパートナーズ 株 式 会 社 日 立 製 作 所 富 士 通 株 式 会 社 株 式 会 社 フジテレビジョン 株 式 会 社 扶 桑 社 株 式 会 社 マルチメディア 放 送 株 式 会 社 リクルート 40