参 考 資 料 1 第 1 回 検 討 委 員 会 資 料 平 成 25 年 度 老 人 保 険 健 康 増 進 等 事 業 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホーム の 現 状 等 について 高 齢 者 の 住 まいについて 1サービス 付 き 齢 者 向 け 住 宅 2 有 料 ホーム 3 養 護 ホーム 4 軽 費 ホーム 5 認 知 症 高 齢 者 グループホーム 根 拠 法 高 齢 者 住 まい 法 第 5 条 福 祉 法 第 29 条 福 祉 法 第 20 条 の4 社 会 福 祉 法 第 65 条 福 祉 法 第 20 条 の6 福 祉 法 第 5 条 の2 第 6 項 基 本 的 性 格 高 齢 者 のための 住 居 高 齢 者 のための 住 居 環 境 的 経 済 的 に 困 窮 した 高 齢 者 の 入 所 施 設 低 所 得 高 齢 者 のための 住 居 認 知 症 高 齢 者 のための 共 同 生 活 住 居 定 義 齢 者 向 けの 賃 貸 住 宅 有 料 ホーム 齢 者 を 入 居 させ 状 況 把 握 サービス 生 活 相 談 サービス 等 の 福 祉 サービスを 提 供 する 住 宅 を 居 させ 浴 排 せつ 若 しくは 事 の 介 護 食 事 の 提 供 洗 濯 掃 除 等 の 家 事 健 康 管 理 をする 事 業 を う 施 設 入 居 者 を 養 護 し その 者 が した 活 を 営 み 社 会 的 活 動 に 参 加 するために 必 要 な 指 導 及 び 訓 練 その 他 の 援 助 を うことを 目 的 とす る 施 設 無 料 は 低 額 な 料 で を 所 させ 事 の 提 供 その 他 日 常 生 活 上 必 要 な 便 宜 を 供 与 す ることを 目 的 とする 施 設 入 居 者 について その 共 同 生 活 を 営 むべき 住 居 において 入 浴 排 せつ 食 事 等 の 介 護 そ の 他 の 日 常 生 活 上 の 世 話 及 び 機 能 訓 練 を う もの 介 護 保 険 法 上 の 類 型 なし 外 部 サービスを 活 用 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 外 部 サービスの 活 用 も 可 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 主 な 設 置 主 体 限 定 なし ( 営 利 法 中 ) 限 定 なし ( 営 利 法 中 ) 地 方 公 共 団 体 社 会 福 祉 法 人 地 方 公 共 団 体 社 会 福 祉 法 人 知 事 許 可 を 受 けた 法 人 限 定 なし ( 営 利 法 中 ) 対 象 者 次 のいずれかに 該 当 する 単 身 夫 婦 世 帯 60 歳 以 上 の 者 要 介 護 / 要 支 援 認 定 を 受 けている60 歳 未 満 の 者 福 祉 法 上 に 関 する 定 義 がないた め 解 釈 においては 社 会 通 念 による 65 歳 以 上 の 者 であって 環 境 上 及 び 経 済 的 理 由 により 居 宅 において 養 護 を 受 けることが 困 難 な 者 身 体 機 能 の 低 下 等 により した 活 を 営 むこと について 不 安 であると 認 められる 者 であって 家 族 による 援 助 を 受 けるこ とが 困 難 な60 歳 以 上 の 者 要 介 護 者 / 要 支 援 者 で あって 認 知 症 である 者 (その 者 の 認 知 症 の 原 因 となる 疾 患 が 急 性 の 状 態 にある 者 を 除 く ) 1 人 当 たり 面 積 25m2 など 13m2( 参 考 値 ) 10.65m2 21.6m2( 単 身 ) 31.9m2( 夫 婦 ) など 7.43m2 1
参 考 介 護 保 険 3 施 設 の 概 要 特 別 養 護 老 人 ホーム 老 人 保 健 施 設 介 護 療 養 型 医 療 施 設 基 本 的 性 格 要 介 護 高 齢 者 のための 生 活 施 設 要 介 護 高 齢 者 にリハビリ 等 を 提 供 し 在 宅 復 帰 を 目 指 す 施 設 医 療 の 必 要 な 要 介 護 高 齢 者 の 長 期 療 養 施 設 居 室 面 積 定 員 数 定 義 介 護 保 険 法 上 の 類 型 主 な 設 置 主 体 従 来 型 ユニット 型 65 歳 以 上 の 者 であって 身 体 上 又 は 精 神 上 著 しい 障 害 が あるために 常 時 の 介 護 を 必 要 とし かつ 居 宅 においてこれ を 受 けることが 困 難 なものを 入 所 させ 養 護 することを 目 的 とする 施 設 老 人 福 祉 法 第 20 条 の5 介 護 老 人 福 祉 施 設 介 護 保 険 法 第 8 条 第 26 項 地 方 公 共 団 体 社 会 福 祉 法 人 要 介 護 者 に 対 し 施 設 サービ ス 計 画 に 基 づいて 看 護 医 学 的 管 理 の 下 における 介 護 及 び 機 能 訓 練 その 他 必 要 な 医 療 並 びに 日 常 生 活 上 の 世 話 を 行 う ことを 目 的 とする 施 設 介 護 老 人 保 健 施 設 介 護 保 険 法 第 8 条 第 27 項 地 方 公 共 団 体 医 療 法 人 療 養 病 床 等 を 有 する 病 院 又 は 診 療 所 であって 当 該 療 養 病 床 等 に 入 院 する 要 介 護 者 に 対 し 施 設 サービス 計 画 に 基 づい て 療 養 上 の 管 理 看 護 医 学 的 管 理 の 下 における 介 護 その 他 の 世 話 及 び 機 能 訓 練 その 他 必 要 な 医 療 を 行 うことを 目 的 と する 施 設 旧 医 療 法 第 7 条 第 2 項 第 4 号 介 護 療 養 型 医 療 施 設 旧 介 護 保 険 法 第 8 条 第 26 項 地 方 公 共 団 体 医 療 法 人 面 積 / 人 10.65m2 以 上 8m2 以 上 6.4m2 以 上 定 員 数 原 則 個 室 4 人 以 下 4 人 以 下 面 積 / 人 定 員 数 医 師 の 配 置 基 準 必 要 数 ( 非 常 勤 可 ) 10.65m2 以 上 原 則 個 室 常 勤 1 以 上 100:1 以 上 3 以 上 48:1 以 上 施 設 数 (H24.10) 7,552 件 3,932 件 1,681 件 利 用 者 数 (H24.10) 498,700 人 344,300 人 75,200 人 介 護 給 付 費 実 態 調 査 (10 月 審 査 分 )による 2 高 齢 者 向 け 住 まい 施 設 の 定 員 数 ( 単 位 : 人 床 ) 500,000 介 護 福 祉 施 設 介 護 保 健 施 設 介 護 療 養 型 医 療 施 設 470,200 498,700 450,000 認 知 症 高 齢 者 グループホーム 養 護 ホーム 軽 費 ホーム 有 料 ホーム サービス 付 き 齢 者 向 け 住 宅 419,100 431,100 441,200 450,600 403,000 400,000 382,900 365,800 350,000 300,000 250,000 298,912 233,536 314,192 244,627 331,900 253,800 342,900 266,700 280,400 294,500 304,500 309,500 316,600 323,500 331,400 235,526 335,800 271,286 344,300 315,678 208,827 200,000 183,295 150,000 116,111 120,422 130,100 136,500 138,200 132,100 124,610 120,900 155,612 128,500 135,800 141,900 149,700 161,000 170,800 100,000 50,000 0 80,951 95,454 111,800 102,300 93,100 98,500 118,900 86,500 74,800 80,900 75,200 66,495 66,612 66,686 66,970 91,786 72,666 82,594 84,325 86,367 88,059 90,700 90,241 77,374 61,732 67,154 72,364 70,999 55,448 67,181 66,837 66,667 66,375 66,239 67,663 67,060 65,433 46,121 45,400 41,582 36,855 24,700 5,450 12,486 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 1: 介 護 保 険 3 施 設 及 び 認 知 症 高 齢 者 グループホームは 介 護 サービス 施 設 事 業 所 調 査 (10/1 時 点 ) H12 H13 及 び 介 護 給 付 費 実 態 調 査 の 利 用 者 (10 月 審 査 分 ) H14~ による 2: 介 護 老 人 福 祉 施 設 は 介 護 福 祉 施 設 サービスと 地 域 密 着 型 介 護 福 祉 施 設 サービスを 合 算 したもの 3: 認 知 症 高 齢 者 グループホームは H12~H16は 痴 呆 対 応 型 共 同 生 活 介 護 H17~は 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 により 表 示 4: 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームは H23 社 会 福 祉 施 設 等 調 査 (10/1 時 点 ) による ただし H21 以 降 は 調 査 票 の 回 収 率 から 算 出 した 推 計 値 5: 有 料 老 人 ホームは 厚 生 労 働 省 老 健 局 の 調 査 結 果 (7/1 時 点 )による 6:サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 は サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 情 報 提 供 システム(9/30 時 点 ) による 3
養 護 老 人 ホームの 概 要 等 目 的 養 護 老 人 ホームとは 65 歳 以 上 者 であって 環 境 上 の 理 由 及 び 経 済 的 理 由 により 居 宅 において 養 護 を 受 けることが 困 難 なものを 入 所 させ その 者 が 自 立 した 日 常 生 活 を 営 み 社 会 的 活 動 に 参 加 する ために 必 要 な 指 導 及 び 訓 練 その 他 の 援 助 を 行 う 措 置 施 設 ( 老 人 福 祉 法 第 20 条 の4) ( 措 置 の 理 由 ) 環 境 上 の 理 由 とは 家 族 や 住 居 の 状 況 などから その 者 が 現 在 置 かれている 環 境 の 下 では 居 宅 において 生 活 することが 困 難 であると 認 められる 場 合 経 済 的 理 由 とは 本 人 の 属 する 世 帯 が 生 活 保 護 を 受 けているか 市 町 村 民 税 の 所 得 割 を 課 されていない 場 合 等 概 要 施 設 数 等 施 設 数 893 施 設 (H23.10 現 在 回 収 できた 施 設 のみ) 利 用 対 象 者 定 員 数 60,752 人 入 所 者 数 56,381 人 ( 入 所 率 92.8%) 市 町 村 が 設 置 する 入 所 判 定 委 員 会 により 一 定 の 基 準 に 基 づき 措 置 の 要 否 を 判 定 介 護 保 険 との 関 係 ( 平 成 18 年 度 より) 入 所 者 が 介 護 保 険 の 居 宅 サービスの 利 用 が 可 能 養 護 老 人 ホームが 外 部 サービス 利 用 型 特 定 施 設 入 所 者 生 活 介 護 の 指 定 を 受 ける ことが 可 能 4 制 度 改 正 経 緯 三 位 一 体 改 革 による 一 般 財 源 化 平 成 17 年 度 ( 運 営 費 ) 養 護 老 人 ホーム 保 護 費 負 担 金 は 市 町 村 へ 税 源 移 譲 ( 市 町 村 が 措 置 に 要 する 費 用 に 対 する 国 及 び 都 道 府 県 の 負 担 義 務 を 削 除 ) 平 成 18 年 度 ( 整 備 費 ) 養 護 老 人 ホームを 含 む 高 齢 者 福 祉 施 設 等 の 整 備 に 対 する 支 援 ( 交 付 金 )については 廃 止 税 源 移 譲 平 成 18 年 度 介 護 保 険 給 付 適 用 ( 外 部 サービス 利 用 型 特 定 施 設 を 含 む ) 養 護 老 人 ホームの 入 所 者 による 介 護 保 険 サービスの 利 用 を 可 能 とするとともに 養 護 老 人 ホーム が 外 部 サービス 利 用 型 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 の 指 定 を 受 けることを 可 能 とした 養 護 老 人 ホームへの 措 置 を 行 う 要 件 を 改 正 ( 改 正 前 ) 身 体 上 若 しくは 精 神 上 又 は 環 境 上 の 理 由 及 び 経 済 的 理 由 により 居 宅 において 養 護 を 受 けることが 困 難 なもの ( 改 正 後 ) 環 境 上 の 理 由 及 び 経 済 的 理 由 により 居 宅 において 養 護 を 受 けることが 困 難 なもの 平 成 24 年 度 小 規 模 な 養 護 老 人 ホームの 整 備 養 護 老 人 ホームへの 入 所 を 要 する 高 齢 者 も 引 き 続 き 住 み 慣 れた 地 域 で 生 活 が 続 けられるよう 比 較 的 設 置 が 容 易 である 小 規 模 な 養 護 老 人 ホーム( 定 員 29 人 以 下 )の 整 備 を 図 ることとした ( 新 たにハード 交 付 金 ソフト 交 付 金 のメニューに 追 加 ) 5
養 護 老 人 ホームの 施 設 数 定 員 数 の 推 移 養 護 老 人 ホームの 施 設 数 についてはほぼ 横 ばいとなっているが 定 員 数 在 所 者 数 について は 減 少 する 傾 向 にある 定 員 数 / 在 所 者 数 75,000 介 護 保 険 法 施 行 施 設 数 1,000 70,000 950 65,000 900 60,000 850 800 55,000 施 設 数 750 50,000 定 員 数 700 45,000 在 所 者 数 ( 被 措 置 者 数 ) 650 40,000 昭 38 昭 39 昭 40 昭 41 昭 42 昭 43 昭 44 昭 45 昭 46 昭 47 昭 48 昭 49 昭 50 昭 51 昭 52 昭 53 昭 55 昭 56 昭 57 昭 58 昭 59 昭 60 昭 61 昭 62 昭 63 平 元 平 2 平 3 平 4 平 5 平 6 平 7 平 8 平 9 平 10 平 11 平 12 平 13 平 14 平 15 平 16 平 17 平 18 平 19 平 20 ( 出 典 ) 社 会 福 祉 施 設 等 調 査 600 6 養 護 老 人 ホームの 設 置 年 居 室 の 状 況 設 立 から40 年 以 上 経 過 (1970 年 以 前 に 設 置 )した 施 設 が 約 半 数 を 占 める 全 面 改 修 時 期 とあわせてみても 施 設 の 設 置 全 面 改 修 から30 年 以 上 経 過 している 施 設 が 約 3 分 の1を 占 める 施 設 設 置 年 0% 10% 20% 30% 設 置 全 面 改 修 からの 経 過 年 数 0% 20% 40% 60% 1940 年 以 前 1941~1950 年 5.0% 5.2% 設 置 改 修 から41 年 以 上 経 過 21.3% 1951~1960 年 25.1% 設 置 改 修 から31~40 年 経 過 14.1% 1961~1970 年 1971~1980 年 17.4% 17.7% 設 置 改 修 から21~30 年 経 過 12.7% 1981~1990 年 4.1% 設 置 改 修 から20 年 未 満 49.7% 1991~2000 年 2001 年 以 降 5.0% 17.1% 無 回 答 2.2% N=362 無 回 答 3.3% N=362 居 室 の 状 況 居 室 の 種 類 は 全 室 個 室 が4 割 個 室 + 多 床 室 3 割 全 室 多 床 室 が3 割 となっている 全 室 多 床 室 29.5% 全 室 個 室 38.2% 個 室 + 多 床 室 出 典 : 平 成 23 年 度 老 人 保 健 健 康 増 進 等 事 業 32.3% 養 護 老 人 ホームにおける 生 活 支 援 ( 見 守 り 支 援 )に 関 する 調 査 研 究 事 業 報 告 書 ( 平 成 24 年 3 月 公 益 社 団 法 人 全 国 老 人 福 祉 施 設 協 議 会 ) N=356
軽 費 老 人 ホームの 概 要 等 目 的 軽 費 老 人 ホームとは 無 料 又 は 低 額 な 料 金 で 家 庭 環 境 住 宅 事 情 等 の 理 由 により 居 宅 において 生 活 することが 困 難 な 老 人 を 入 所 させ 食 事 の 提 供 その 他 日 常 生 活 上 必 要 な 便 宜 を 供 与 する 施 設 ( 老 人 福 祉 法 第 20 条 の6) 提 供 するサービス 等 により 1 食 事 の 提 供 や 日 常 生 活 上 必 要 な 便 宜 を 供 与 する A 型 2 自 炊 を 原 則 とする B 型 3 高 齢 者 が 車 いす 生 活 となっても 自 立 した 生 活 が 送 れるように 配 慮 した ケアハウス がある A 型 及 びB 型 は 経 過 措 置 施 設 概 要 施 設 数 等 施 設 数 2,001 施 設 (H23.10 現 在 定 員 数 85,220 人 回 収 できた 施 設 のみ) 利 用 者 数 79,648 人 ( 利 用 率 93.5%) 利 用 対 象 者 60 歳 以 上 家 庭 環 境 住 宅 事 情 等 の 理 由 で 在 宅 での 生 活 が 困 難 な 者 利 用 者 と 施 設 長 との 契 約 による 介 護 保 険 との 関 係 利 用 者 が 介 護 保 険 の 居 宅 サービスの 利 用 が 可 能 軽 費 老 人 ホームが 外 部 サービス 利 用 型 特 定 施 設 入 所 者 生 活 介 護 の 指 定 を 受 ける ことが 可 能 8 制 度 改 正 経 緯 三 位 一 体 改 革 による 一 般 財 源 化 平 成 16 年 度 ( 運 営 費 ) 都 道 府 県 指 定 都 市 中 核 市 ( 以 下 都 道 府 県 等 という )が 行 う 軽 費 老 人 ホーム 事 務 費 の 助 成 に 対 する 国 庫 補 助 を 三 位 一 体 改 革 により 都 道 府 県 等 へ 税 源 移 譲 平 成 18 年 度 ( 整 備 費 ) 軽 費 老 人 ホームを 含 む 高 齢 者 福 祉 施 設 等 の 整 備 に 対 する 支 援 ( 交 付 金 )については 廃 止 税 源 移 譲 平 成 18 年 度 介 護 保 険 給 付 適 用 軽 費 老 人 ホームが 外 部 サービス 利 用 型 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 の 指 定 を 受 けることを 可 能 とした 平 成 20 年 度 最 低 基 準 省 令 の 制 定 社 会 福 祉 施 設 については 社 会 福 祉 法 第 65 条 により 施 設 の 最 低 基 準 を 定 めることとされている が 軽 費 老 人 ホームの 基 準 については 軽 費 老 人 ホームの 設 備 及 び 運 営 について ( 局 長 通 知 ) のみで 設 備 や 職 員 配 置 等 について 拘 束 力 のある 基 準 がない 状 況 であった このため 併 存 している3 類 型 をケアハウスに 統 一 ( 新 設 はケアハウスのみ A B 型 は 経 過 措 置 )することとし 人 員 設 備 運 営 等 を 含 めた 最 低 基 準 ( 省 令 )を 定 めた 9
平 成 22 年 度 都 市 型 軽 費 老 人 ホームの 創 設 平 成 20 年 3 月 に 発 生 した 無 届 け 有 料 老 人 ホームたまゆらの 火 災 事 件 ( 群 馬 県 渋 川 市 )によ り 都 市 部 の 生 活 保 護 受 給 者 等 の 低 所 得 者 が 都 市 部 の 老 人 ホームでは 金 額 が 高 く 入 れない 実 態 が 社 会 的 な 問 題 になった 低 所 得 高 齢 者 の 受 け 皿 の 一 つである 軽 費 老 人 ホームにおいても 都 市 部 においては 施 設 を 設 置 する 広 い 土 地 が 少 なく また 土 地 代 が 高 額 であることから 利 用 料 が 都 市 部 以 外 の 地 域 と 比 べ 高 額 となり 整 備 が 進 まず 低 所 得 者 が 利 用 しづらい 実 態 となっていた このため 平 成 22 年 4 月 軽 費 老 人 ホームの 設 備 基 準 や 職 員 配 置 基 準 の 特 例 を 設 け 都 市 部 以 外 の 地 域 の 軽 費 老 人 ホームと 同 等 程 度 の 低 廉 な 利 用 料 の 設 定 を 可 能 とする 都 市 型 軽 費 老 人 ホー ム を 創 設 (ハード 交 付 金 の 対 象 ) また 24 年 度 からは 整 備 に 必 要 な 開 設 準 備 経 費 をソフト 交 付 金 のメニューに 追 加 し 整 備 の 推 進 を 図 ることとしている 従 来 の 軽 費 老 人 ホーム(ケアハウス)との 主 な 相 違 点 居 室 面 積 21.6m2 7.43m2(ただし10.65m2 以 上 が 望 ましい ) 利 用 定 員 20 人 以 上 5 人 ~20 人 設 置 できる 場 所 が 既 成 市 街 地 等 ( 首 都 圏 近 畿 圏 中 部 圏 にある 一 定 の 区 域 )に 限 られている 10 軽 費 老 人 ホームの 施 設 数 定 員 数 の 推 移 軽 費 老 人 ホームについては 施 設 数 在 所 者 数 ともに 緩 やかな 増 加 傾 向 にある 定 員 数 / 在 所 者 数 100,000 介 護 保 険 法 施 行 施 設 数 2,500 90,000 80,000 2,000 70,000 60,000 施 設 数 定 員 数 在 所 者 数 1,500 50,000 40,000 1,000 30,000 20,000 500 10,000 0 昭 38 昭 39 昭 40 昭 41 昭 42 昭 43 昭 44 昭 45 昭 46 昭 47 昭 48 昭 49 昭 50 昭 51 昭 52 昭 53 昭 55 昭 56 昭 57 昭 58 昭 59 昭 60 昭 61 昭 62 昭 63 平 元 平 2 平 3 平 4 平 5 平 6 平 7 平 8 平 9 平 10 平 11 平 12 平 13 平 14 平 15 平 16 平 17 平 18 平 19 平 20 ( 出 典 ) 社 会 福 祉 施 設 等 調 査 0 11
軽 費 老 人 ホームの 費 用 負 担 費 用 項 目 サービスの 提 供 に 要 する 費 用 ( 事 務 費 ) 概 要 入 所 者 の 所 得 の 状 況 その 他 の 事 情 を 勘 案 して 徴 収 すべき 費 用 として 都 道 府 県 知 事 が 定 める 額 主 に 人 件 費 相 当 分 応 能 負 担 参 考 : 本 人 負 担 額 ( 円 / 月 ) 軽 費 A 型 ケアハウス 14,879 20,107 生 活 費 食 材 料 費 及 び 共 用 部 分 に 係 る 光 熱 水 費 51,650 43,638 居 住 に 要 する 費 用 ( 管 理 費 ) 居 住 費 相 当 - 23,358 その 他 入 所 者 が 選 定 する 特 別 なサービスの 提 供 を 行 った ことに 伴 い 必 要 となる 費 用 等 - - 本 人 負 担 額 は 平 成 24 年 度 老 人 保 健 健 康 増 進 等 事 業 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けた 高 齢 者 が 住 まい 続 けるための 生 活 支 援 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 平 成 25 年 3 月 特 定 非 営 利 活 動 法 人 日 本 ソーシャル ワーカー 協 会 ) 調 査 結 果 による 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 のイメージ 特 定 施 設 ( 一 般 型 ) 保 険 者 ( 市 町 村 ) 介 護 サービス 指 定 権 者 介 護 報 酬 (9 割 ) 指 定 監 督 高 専 賃 又 は 高 優 賃 入 居 者 サービス 自 己 負 担 (1 割 ) 事 業 者 介 護 生 活 相 談 ケアプランの 作 成 安 否 確 認 ( 緊 急 時 対 応 ) 特 定 施 設 ( 外 部 サービス 利 型 ) 高 専 賃 又 は 高 優 賃 入 居 者 サービス 自 己 負 担 (1 割 ) 事 業 者 生 活 相 談 ケアプランの 作 成 安 否 確 認 ( 緊 急 時 対 応 ) ケアプランに 応 じ た 介 護 サービス 委 託 料 般 型 と 外 部 サービス 利 型 の 主 な 違 い 報 酬 の 考 え 方 サービス 提 供 の 方 法 一 般 型 包 括 報 酬 要 介 護 度 別 に1 当 たりの 報 酬 算 定 特 定 施 設 の 従 業 者 による 提 供 訪 問 介 護 事 業 者 訪 問 看 護 事 業 者 通 所 介 護 事 業 者 外 部 サービス 利 型 定 額 報 酬 ( 生 活 相 談 安 否 確 認 計 画 作 成 ) + 出 来 高 報 酬 ( 各 種 居 宅 サービス) 委 託 する 介 護 サービス 事 業 者 に よる 提 供 ( 介 護 サービス 提 供 の 報 告 を 受 ける) 13
養 護 老 人 ホーム 及 び 軽 費 老 人 ホーム 関 係 団 体 からのヒアリング 結 果 ( 平 成 25 年 1~2 月 ) 厚 生 労 働 省 老 健 局 高 齢 者 支 援 課 目 的 養 護 老 人 ホーム 及 び 軽 費 老 人 ホームについては 平 成 18 年 度 の 制 度 改 正 ( 介 護 保 険 給 付 適 用 ) 以 降 大 きな 見 直 しは 行 われていない 一 方 高 齢 化 の 一 層 の 進 展 や 経 済 情 勢 の 悪 化 により 低 所 得 高 齢 者 の 増 加 も 見 込 まれ こ れらの 者 の 住 まいの 確 保 が 大 きな 課 題 となっている こうした 状 況 を 踏 まえ 厚 労 省 高 齢 者 支 援 課 では 養 護 軽 費 の 現 状 今 後 の 検 討 課 題 等 を 把 握 するため 下 記 関 係 団 体 からのヒアリングを 実 施 した 今 回 のヒアリングで 明 らかになった 主 な 課 題 等 については 関 係 団 体 との 間 で 共 通 認 識 を 持 ち 対 応 可 能 なものから 検 討 を 行 うこととしている ヒアリング 団 体 全 国 軽 費 老 人 ホーム 協 議 会 全 国 老 人 福 祉 施 設 協 議 会 ( 養 護 部 会 軽 費 部 会 ) 全 国 経 営 者 協 議 会 ( 養 護 ) 全 国 盲 老 人 福 祉 施 設 連 絡 協 議 会 東 京 都 社 会 福 祉 協 議 会 ( 養 護 ) 14 主 な 意 見 軽 費 老 人 ホームについて 大 阪 での 地 域 貢 献 事 業 に 参 加 している 軽 費 は 社 会 の 縮 図 ( 精 神 アル 中 DV ホーム レスなど 様 々な 方 が 入 居 )であり これに 対 応 している 職 員 はノウハウが 豊 富 特 養 では 介 護 が 主 眼 であり 外 には 向 いていない このノウハウを 地 域 で 活 かしたい 軽 費 の 認 知 度 が 低 い 我 々のPR 不 足 もあるが 例 えばケアマネが 軽 費 を 知 らないケー スもある 養 護 老 人 ホームについて 地 域 差 はあるが 措 置 控 えは 存 在 しており 定 員 割 れしている 施 設 もある 近 年 金 銭 管 理 の 出 来 ない 者 精 神 知 的 発 達 障 害 アル 中 住 所 不 定 者 触 法 など 他 では 受 入 できない 処 遇 困 難 の 方 が 増 えている 我 々としては こうした 方 をお 世 話 する ことが 養 護 の 本 来 の 機 能 だと 考 えており 今 後 はもっと 積 極 的 に 地 域 の 福 祉 ニーズに 応 える 機 能 を 担 っていきたい 一 般 財 源 化 以 降 運 営 の 窓 口 整 備 の 窓 口 が 市 町 村 と 県 でまちまちであり どこに 相 談 に 行 ったら 良 いのか 共 通 事 務 費 単 価 の 見 直 し 改 築 費 用 の 助 成 をお 願 いしたい 県 からの 補 助 金 がなくなってい るところもある 15
低 所 得 高 齢 者 の 住 まいと 生 活 支 援 に 関 連 する 課 題 地 域 の 課 題 Ⅰ. 地 域 福 祉 の 課 題 少 子 高 齢 化 長 引 く 不 況 家 族 機 能 や 地 域 社 会 の 連 帯 の 希 薄 化 等 により 多 様 で 複 合 的 な 課 題 を 抱 え 現 行 制 度 の 狭 間 にいる 状 態 の 方 ( )が 存 在 精 神 知 的 障 害 虐 待 触 法 アルコール 依 存 症 多 重 債 務 ホームレス 家 族 関 係 絶 縁 状 態 等 を 抱 えた 高 齢 者 等 Ⅱ. 低 所 得 高 齢 者 が 直 面 する 課 題 今 後 の65 歳 以 上 の 単 独 世 帯 の 増 加 や 都 市 部 での 急 速 な 高 齢 化 を 踏 まえると 低 所 得 高 齢 者 の 住 まいの 確 保 のみならず 家 族 の 代 替 機 能 ともいえる 生 活 支 援 が 必 要 サービス 提 供 者 の 課 題 Ⅲ. 社 会 福 祉 法 人 の 抱 える 課 題 効 率 化 サービスの 質 向 上 や 低 所 得 者 支 援 等 の 地 域 貢 献 に 資 する 事 業 に 取 り 組 まない 法 人 が 存 在 Ⅳ. 養 護 軽 費 老 人 ホーム 固 有 の 課 題 措 置 控 えや 認 知 度 が 低 い 等 により 利 用 が 低 調 老 朽 化 蓄 積 してきた 処 遇 困 難 者 に 対 する 相 談 機 能 専 門 スキルの 地 域 での 発 揮 が 不 十 分 Ⅴ. 特 別 養 護 老 人 ホーム 固 有 の 課 題 特 養 の 重 点 化 に 併 せ 当 該 軽 度 者 向 けの 住 まいの 確 保 が 必 要 ( Ⅱと 同 様 の 課 題 に 直 面 ) 内 部 留 保 が 過 大 なのではないかとの 批 判 施 設 ノウハウを 活 用 し 在 宅 支 援 サービス 等 を 提 供 する 地 域 の 拠 点 としての 機 能 の 発 揮 も 課 題 16 第 10 回 社 会 保 障 制 度 改 革 国 民 会 議 ( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) これまでの 社 会 保 障 制 度 改 革 国 民 会 議 における 議 論 の 整 理 ( 医 療 介 護 分 野 )( 案 ) ( 抜 粋 ) 社 会 福 祉 法 人 こそ 経 営 の 合 理 化 近 代 化 が 必 要 大 規 模 化 や 複 数 法 人 の 連 携 を 推 進 加 えて 社 会 福 祉 法 人 非 課 税 扱 いとされているに 相 応 しい 国 家 や 地 域 への 貢 献 が 求 められるべき 低 所 得 者 の 住 まいや 生 活 支 援 などに 積 極 的 に 取 り 組 むべき 日 本 再 興 戦 略 ーJAPAN is BACK- ( 平 成 25 年 6 月 14 日 閣 議 決 定 )( 抜 粋 ) 第 Ⅱ.3つのアクションプラン 二 戦 略 市 場 創 造 プラン テーマ1: 国 民 の 健 康 寿 命 の 延 伸 3 病 気 やけがをしても 良 質 な 医 療 介 護 へのアクセスにより 早 く 社 会 に 復 帰 できる 社 会 生 活 支 援 サービス 住 まいの 提 供 体 制 の 強 化 中 低 所 得 層 の 高 齢 者 が 地 域 において 安 心 して 暮 らせるようにするため 空 家 や 学 校 跡 地 などの 有 効 活 用 による 新 たな 住 まいの 確 保 を 図 る 17
特 別 養 護 老 人 ホームの 内 部 留 保 < 内 部 留 保 の 調 査 結 果 > 平 成 25 年 5 月 31 日 介 護 給 付 費 分 科 会 資 料 より 抜 粋 1. 調 査 対 象 特 別 養 護 老 人 ホーム( 公 立 及 び 事 業 開 始 3 年 以 内 を 除 く) 全 施 設 の 平 成 23 年 度 末 財 務 諸 表 等 2. 内 部 留 保 額 の 調 査 結 果 ( 特 養 1,662 施 設 回 収 した 調 査 票 のうち 内 部 留 保 額 が 正 確 に 把 握 できたもの) 発 生 源 内 部 留 保 : 内 部 留 保 の 源 泉 でとらえた 貸 借 対 照 表 の 貸 方 に 計 上 されている 内 部 資 金 実 在 内 部 留 保 : 内 部 資 金 の 蓄 積 額 のうち 今 現 在 事 業 体 内 に 未 使 用 資 産 の 状 態 で 留 保 されている 額 ( 減 価 償 却 により 蓄 積 した 内 部 資 金 も 含 む) 発 生 源 内 部 留 保 実 在 内 部 留 保 1 施 設 当 たり 平 均 1 床 当 たり 平 均 1 施 設 当 たり 平 均 1 床 当 たり 平 均 313,730 千 円 3,810 千 円 155,635 千 円 1,911 千 円 30% 20% 10% 0% < 特 養 1 施 設 当 たり 発 源 内 部 留 保 額 > 5.4% 24.5% 28.0% 19.2% 10.3% 5.2% 7.5% < 特 養 1 施 設 当 たり 実 在 内 部 留 保 額 > 40% 48.4% 21.0% 20% 13.7% 8.7% 4.2% 2.5% 1.6% 0% 3.その 他 (1) 社 福 軽 減 の 実 施 状 況 社 福 軽 減 を 実 施 していない 特 養 が2 割 以 上 存 在 (2) 財 務 諸 表 の 公 表 状 況 財 務 諸 表 を 公 表 していない 特 養 が1 割 強 存 在 財 務 諸 表 を 公 表 している 特 養 においても HP 上 に 掲 載 している 施 設 は3 割 程 度 ( 出 典 ) 介 護 老 人 福 祉 施 設 等 の 運 営 及 び 財 政 状 況 に 関 する 調 査 研 究 ( 平 成 25 年 3 月 明 治 安 田 生 活 福 祉 研 究 所 ) 18 < 今 後 の 課 題 > 財 務 諸 表 を 公 表 していない 施 設 が1 割 強 も 存 在 している また 財 務 諸 表 を 公 表 している 施 設 においても HP 上 に 掲 載 している 施 設 は 3 割 程 度 にとどまっている また 内 部 留 保 や 収 支 差 率 が 赤 字 の 施 設 もあるなど 施 設 ごとの 内 部 留 保 額 や 収 支 差 率 のばらつきが 大 きい 1. 財 務 諸 表 等 の 積 極 的 な 公 表 ガバナンスの 強 化 特 養 等 を 安 定 した 経 営 状 態 とした 上 で 社 会 福 祉 法 人 が 地 域 の 福 祉 ニーズに 応 じた 多 様 な 取 組 を 進 めていくことは 公 益 性 の 高 い 社 会 福 祉 法 人 に 求 められている 役 割 経 営 能 力 やガバナンスの 向 上 のためにも 財 務 諸 表 や 今 後 の 建 替 え 等 を 含 めた 事 業 計 画 などをHPなどで 積 極 的 に 公 表 し 社 会 福 祉 法 人 の 財 務 状 況 や 資 金 の 使 途 について 透 明 性 の 向 上 明 確 化 に 努 めるべき 税 制 優 遇 措 置 等 を 受 けている 社 会 福 祉 法 人 が 低 所 得 者 の 負 担 軽 減 を 行 うことは 社 会 福 祉 事 業 の 実 施 を 任 務 とする 社 会 福 祉 法 人 本 来 の 使 命 であるにもかかわらず 社 福 軽 減 を 実 施 していない 施 設 が 2 割 以 上 存 在 している 2. 社 福 軽 減 などの 社 会 地 域 貢 献 の 積 極 的 な 実 施 税 制 優 遇 措 置 等 を 受 けている 社 会 福 祉 法 人 が 低 所 得 者 の 負 担 軽 減 などの 社 会 貢 献 を 行 うことは 社 会 福 祉 事 業 の 実 施 を 任 務 とする 社 会 福 祉 法 人 本 来 の 使 命 社 会 福 祉 法 人 は 社 福 軽 減 を 積 極 的 に 実 施 して 低 所 得 者 の 介 護 保 険 サービスの 利 用 促 進 を 図 るなど 社 会 貢 献 地 域 貢 献 を 積 極 的 に 行 うべき ( 出 典 ) 介 護 老 人 福 祉 施 設 等 の 運 営 及 び 財 政 状 況 に 関 する 調 査 研 究 ( 平 成 25 年 3 月 明 治 安 田 生 活 福 祉 研 究 所 ) 19