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は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

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4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

Transcription:

IPv4 在 庫 枯 渇 問 題 と IDC 事 業 者 としての 課 題 と 展 望 2008 年 09 月 30 日 株 式 会 社 ライブドア ネットワーク 事 業 部 通 信 環 境 技 術 研 究 室 門 馬 優 子

要 旨 現 代 の 生 活 を 見 回 すと 実 に 多 くのサービスがインターネットを 利 用 して 提 供 されており 今 後 更 にインター ネットを 利 用 したサービスは 増 加 し 複 雑 化 していくものと 予 想 される しかし 同 時 に このインターネットの 成 長 を 鈍 くしうる 問 題 が 議 論 され 始 めている それは インターネットを 介 した 通 信 に 欠 かせない IPv4 アドレ スの 枯 渇 問 題 である しかし 多 くのサービス 事 業 社 利 用 者 は 問 題 の 有 無 については 知 っていながら その 問 題 を 把 握 していないのが 現 状 である 本 報 告 書 は IPv4 の 枯 渇 問 題 の 背 景 問 題 点 をあげ 必 要 な 対 応 策 の 検 討 を 述 べている また 各 国 の 対 応 状 況 や 既 に 対 応 策 を 検 証 した 結 果 について 述 べる 2

目 次 1. IPV4 アドレスの 枯 渇 問 題 について... 4 1.1. IP アドレスについて... 4 1.2. IP アドレスを 配 る 仕 組 み... 4 1.3. IP アドレス 在 庫 枯 渇 による 影 響... 5 2. 対 応 策... 5 2.1. IPv4 アドレスの 再 利 用... 5 2.2. NAT/NAPT を 利 用 した 接 続... 6 2.3. 新 しい 通 信 プロトコルの 利 用... 6 3. 日 本 の 状 況... 7 3.1. 通 信 事 業 者... 7 3.2. コンテンツ 事 業 者... 8 3.3. 一 般 ユーザ... 8 4. 世 界 の 動 向... 8 4.1. 地 域 の 需 要 予 測 シナリオ... 8 4.2. 各 地 の 取 り 組 み... 10 5. 具 体 的 検 討... 11 5.1. 対 応 策 の 選 択...11 6. IDC 事 業 者 としての 課 題 と 展 望... 13 6.1. 回 線 事 業 者 側... 13 6.2. コンテンツサービス 側... 14 7. 検 証 実 験 における 状 況... 14 7.1. NAT の 導 入 によりポートの 制 限 がなされた 場 合 の 検 証... 14 7.2. オンラインゲームの 実 証 実 験... 15 7.3. IPv6 板 @2 ちゃんねる... 15 8. 今 後 の 展 望... 15 9. 参 考 文 献... 15 3

1. IPv4 アドレスの 枯 渇 問 題 について 指 し そこで 情 報 の 送 受 信 する 機 器 を 判 別 する 為 の 識 別 子 を IP アドレスという 現 在 多 く 使 われている IP アドレスは インターネットとは 複 数 のコンピュータネットワークを 相 互 接 続 したネットワークである インターネットの 父 と 呼 ば れる Dr. Robert Kahn が インターネットは 論 理 的 なアー キテクチャであり スイッチやルータで 形 成 された 物 理 的 な ネットワークのことではない インターネットは デジタル 情 報 が 透 明 に 流 通 する コモンズ の 環 境 を 提 供 する 基 盤 で "IPv4(Internet Protocol version 4)であり32Bitのアドレス 空 間 を 持 つ インターネットを 使 用 する 世 界 中 のマシンの 識 別 を 行 う 為 この IP アドレスが 個 々に 割 り 当 てられている 当 然 の 事 ながら IP アドレスを 持 たない 機 器 はインターネット を 利 用 したサービスを 提 供 することも 利 用 することも 出 来 な い ある と 述 べている 通 り 誰 でも 自 由 に 利 用 できるのがイン ターネットの 特 徴 である だが 今 誰 でも 自 由 に というその 前 提 が 崩 れつつある なぜなら インターネット 通 信 に 欠 かせない IP アドレス 現 在 最 も 普 及 している IPv4 アドレス が 枯 渇 の 危 機 にあるか らである 現 在 なぜ IPv4 アドレスが 枯 渇 の 危 機 に 陥 っているのか 1.2. IP アドレスを 配 る 仕 組 み IPv4 アドレスの 長 さは 32Bit であり アドレス 数 は 2 の 32 乗 個 であるが マルチキャストアドレスなど 利 用 できな いブロックを 除 くと 割 り 当 て 可 能 なアドレスは 全 体 の 約 86%となり 約 37 億 個 である その 背 景 を 説 明 する また IP アドレスはインターネットで 利 用 するグローバル 1.1. IP アドレスについて アドレスと 内 部 ネットワークで 利 用 するプライベートアドレ スに 分 けられる プライベートアドレスは 自 由 に 利 用 するこ インターネット 環 境 が 各 家 庭 に 普 及 し 始 めてから 8 年 が 経 つが ( 1 内 閣 府 調 査 によると2000 年 から 普 及 が 広 ま り 2008 年 の 現 在 ではパソコンの 普 及 率 は 全 世 帯 の 約 85% になり インターネットの 普 及 率 は 人 口 に 対 する 普 及 率 は とが 出 来 るアドレスであるが グローバルアドレスは イン ターネット 上 でユニークであることが 保 障 されている IP ア ドレスであり IPアドレスを 管 理 する 管 理 機 関 から 割 り 当 て られる 必 要 がある 69.0%になる ) www や 電 子 メールの 利 用 だけがインターネ ットではなく 実 に 様 々な 場 面 でこの 技 術 は 使 われている 身 近 なところでは 誰 もが 利 用 するコンビニエンスストアや スーパーなどに 設 置 されている POS レジ 端 末 鉄 道 の 切 符 販 売 機 やポータブルゲーム 端 末 にもインターネット 技 術 が 使 わ れている IP アドレスが 割 り 当 てられる 仕 組 みとしては TOP に 国 際 機 関 である ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が 存 在 し ICANN から アジア 太 平 洋 ヨーロッパ 北 米 の 地 域 にある 地 域 インターネッ ト レジストリ(RIR:Regional Internet Registry) にアドレ スブロックが 一 次 的 に 割 り 当 てられ そこからインターネッ 技 術 の 進 歩 に 伴 い 生 活 様 式 も 変 化 してきた インターネ ット 上 でのネットバンキングやネットショッピング ブログ や SNS のコミュニケーション IP 電 話 公 衆 無 線 LAN を 使 った 場 所 を 限 定 されないインターネット 利 用 である これ らのインターネットを 利 用 したサービスに 欠 かせないのがIP アドレスである インターネットとは IP(Internet Protocol) を 利 用 して 相 互 接 続 されたコンピュータネットワークの 事 を ト 接 続 事 業 者 や 企 業 個 人 に 対 して 二 次 的 に 割 り 当 てられる 2008 年 8 月 時 点 でのアドレス 残 量 は/8ブロックで 換 算 すると 39 ブロックほどであり 個 数 に 換 算 すると 6 億 5000 万 個 程 度 である APNIC によると 特 に 技 術 革 新 による 電 子 商 取 引 の 増 加 や 家 庭 企 業 での PC の 導 入 増 加 や アジア 各 国 の 経 済 成 長 により /8 ブロック 換 算 で 年 間 約 10 ブロックのペ ースで 消 費 されている 2 そのため ICANN の 在 庫 が 4

2-3 年 後 (2011 年 )にはなくなってしまうと 予 測 されており 順 に RIR の 在 庫 そして 事 業 者 の 在 庫 が 影 響 を 受 けるよう になる 3 しかし 補 充 をすることはできない 先 にインターネッ ト 利 用 が 実 生 活 上 で 増 えていることを 述 べたが それに 伴 い IP アドレスの 消 費 も 増 えることになったとしても 補 充 が 出 来 ないのであれば そこでサービスの 提 供 は 不 可 能 になり インターネットの 成 長 も 止 まりかねない 事 業 継 続 計 画 の 1.3. IP アドレス 在 庫 枯 渇 による 影 響 観 点 から 関 係 する 事 業 者 は 早 急 に 対 策 を 講 じる 必 要 がある 今 関 連 各 事 業 者 は その 在 庫 不 足 を 認 識 し するべき 対 応 IPv4 アドレスの 在 庫 枯 渇 により 具 体 的 に 発 生 する 影 響 と して 次 のことが 考 えられる 事 業 者 はサーバの 増 加 が 出 来 ない バックボーンの 拡 張 が 出 来 ない 新 規 ユーザを 収 容 できない を 模 索 する 時 期 にあるといえるだろう 2. 対 応 策 JPNIC 及 び インターネットの 円 滑 な IPv6 移 行 に 関 する 調 査 研 究 会 では 次 の 方 法 をあげている サービスエリアの 拡 大 が 出 来 ない 新 サービスの 展 開 が 出 来 ない 1) 自 社 網 内 からの 捻 出 再 分 配 などの 方 法 で 捻 出 する 2) NAT/NAPT を 介 しプライベートアドレスを 利 用 する さらに IP アドレスのユニーク 性 を 利 用 したサービス アーキテクチャの 最 適 化 が 強 いられ また IP アドレスの 利 用 価 格 が 上 がることが 可 能 性 として 考 えられる 3) 新 しいアドレス 資 源 (IPv6)の 導 入 4) 歴 史 的 PI アドレスから 未 使 用 のアドレスブロックを 返 却 さ せる JPNIC( 日 本 ネットワークインフォメーションセンター)に よる 今 後 の 需 要 予 測 シナリオを 見 ると ブロードバンド 利 用 者 数 や 電 子 商 取 引 市 場 が 世 界 各 地 で 全 般 的 に 増 加 傾 向 にある 特 に 日 本 の 場 合 をみた 場 合 日 本 の IP アドレス 割 り 当 て 管 轄 主 体 が APNIC(Asia Pacific Network Information Center)で あり APNIC は 経 済 成 長 著 しい 中 国 やインドを 筆 頭 に 今 後 も 発 展 が 予 想 できる 地 域 を 網 羅 している 為 今 後 APNIC か ら 日 本 の 事 業 者 へ 割 り 当 てられるアドレス 数 を 考 えると 楽 観 は 出 来 ない 具 体 的 に 述 べると 日 本 の 需 要 予 測 シナリオは 2008 年 以 降 ブロードバンド 接 続 は 毎 年 12%ずつ 上 昇 し 電 4)の PI アドレス(JPNIC で 定 義 する 歴 史 的 経 緯 をもつプロバイ ダ 非 依 存 アドレス Provider Independent Address )に 関 して 2008 年 7 月 時 点 の JPNIC 報 告 によると その 殆 どが JPNIC 管 理 下 に 収 まることになり 回 収 に 至 ったのは 2.9% 程 度 でし かない 4 また 1) 2) 3)それぞれいずれの 方 法 を 採 用 し ても 事 業 者 側 にコストが 発 生 する 特 に1) 2) の 方 法 につい ては 永 続 的 な 効 果 が 望 めないにもかかわらず 作 業 負 担 対 応 機 器 のコスト 負 担 が 大 きいため 永 続 的 な 効 果 を 期 待 するなら ば3)に 平 行 して 対 応 するのが 現 実 的 であろう 次 にそれぞれの 対 応 策 に 関 し その 詳 細 を 述 べる 子 商 取 引 では 毎 年 24%の 伸 びを 示 している IP アドレス 数 に 換 算 すると 年 間 約 2 千 万 アドレスずつ 需 要 量 が 増 えていく 計 算 である 3 2.1. IPv4 アドレスの 再 利 用 但 し IPv4 アドレスの 在 庫 枯 渇 により すぐに 全 ユーザが 影 響 を 受 けるわけではない ICANN の 在 庫 が 枯 渇 しても RIR や 日 本 のプロバイダは ある 程 度 の 在 庫 を 持 っている 1) にあげた 自 社 網 内 からの 捻 出 再 分 配 については 限 度 があり あまり 効 果 が 認 められないため この 方 法 につ いては 見 直 す 程 度 は 必 要 だが 根 本 的 解 決 ではない 5

適 用 できる 利 用 者 が 限 られる 可 能 性 がある 大 規 模 LAN における 運 用 構 築 ノウハウが 乏 しい 2.2. NAT/NAPT を 利 用 した 接 続 技 術 的 にどの 程 度 の 大 規 模 集 約 が 可 能 か 見 積 もりが 難 し い 2)の 方 法 は IP アドレスを 節 約 する 方 法 で 1 つのアドレス 最 終 的 に 必 要 コストを 見 積 もることが 難 しい を 複 数 のノードで 共 有 する 方 法 である ノードからの 発 信 に 共 有 ア ド レ ス を 割 り 当 て NAT(Network Address Translation) もし くは NAPT(Network Address Port Translation)を 利 用 して 通 信 する 但 し 受 信 の 際 はグローバ ルアドレスが 共 有 アドレスのため 利 用 する TCP や UDP の Prot 番 号 を 予 め 決 めておく 必 要 がある 2.3. 新 しい 通 信 プロトコルの 利 用 3)の 方 法 とは IPv6 への 移 行 または 普 及 であり IPv4 の 枯 渇 問 題 と 同 時 に 注 目 されている IPv6 とは IPv4 の 後 継 プ ロトコルで 急 速 にインターネット 利 用 機 器 の 増 加 した 中 国 及 びインド 等 アジア 諸 国 における 深 刻 な IPv4 アドレス 不 足 この 方 法 が 利 用 される 際 には ネットワークを LAN(local area network)と WAN(Wide area network)とに 切 り 分 け WAN 側 は 一 つのグローバル IP アドレス LAN 側 をプライ ベートアドレスとする 通 信 の 際 のグローバルアドレスとプ ライベートアドレスの 変 換 には 2 つの 手 法 が 用 いられる を 解 消 する 手 段 としても 注 目 されている IPv4 総 数 が 2 の 32 乗 であるに 対 し IPv6 では 2 の 128 乗 ( 約 340 澗 個 (340 兆 の 1 兆 倍 の 1 兆 倍 )の IP アドレスが 利 用 できる これは 100 億 人 が 毎 秒 1 億 個 使 ったとしても 10 兆 年 間 利 用 し 続 けることが 可 能 な 数 である そのため こ の 枯 渇 問 題 に 対 して 非 常 に 有 効 である 事 が 見 込 まれる 予 めルールを 設 定 静 的 変 換 直 近 に 行 われた 通 信 の 実 績 による 動 的 変 換 また IPv6 は 既 にインターネット 経 由 での 緊 急 地 震 速 報 の 配 信 や 次 世 代 ネットワークに 利 用 されるなど 1996 年 以 降 NATやNAPTは 既 に 家 庭 内 や 事 業 所 などで 広 く 利 用 されて いる 技 術 であり LAN 内 のノードからWAN 側 へアクセスを 実 用 化 に 向 け 数 々の 研 究 開 発 がされてきたため 現 在 すで に 実 用 化 可 能 な 段 階 にある 試 みる 場 合 基 本 的 に 通 信 の 成 立 に 問 題 がない ところが その 逆 の 場 合 予 め 設 定 されたルール を 任 意 の 第 三 者 に 広 く 知 らしめる 技 術 的 な 仕 組 みが 無 いため ルールを 知 らない 者 からのアクセスは 不 可 能 である よって これを 解 決 する 方 法 が 必 要 とされる 通 常 IPv4 とIPv6 は 通 信 機 器 内 では 別 の 通 信 方 式 として 扱 われる 仮 に 別 の 通 信 方 式 として 扱 われないとしてもパケッ トヘッダのベージョン 部 で IPv4 と IPv6 が 弁 別 されるため 既 存 ネットワークに IPv6 パケットを 伝 送 しても 問 題 が 無 い メリットとして 一 定 の IP アドレス 節 約 効 果 が 挙 げられるが 以 下 に 示 すようなデメリット 及 び 懸 念 事 項 がある 但 し v6 を 導 入 する 上 でも 以 下 に 示 すようなメリットと デメリットが 存 在 する Web サイトなどサービス 提 供 を 前 提 としてサービスの 場 合 広 く 一 般 に が 実 現 できない 可 能 性 があり 効 果 が 限 定 的 である 通 信 に 制 限 を 施 す 必 要 がある 一 つのアドレスを 共 有 するので 問 題 が 生 じた 場 合 にWAN 側 からの 原 因 の 特 定 が 難 しい (a) メリット 事 実 上 無 限 個 の IP アドレス 空 間 が 得 られる 全 ノードがグローバル IP アドレスを 持 つことができる NAT や NAPT を 利 用 する 必 要 が 無 い オートコンフィグレーションであり DHCP 等 のサーバが 6

なくても IPv6 ノードホストには 自 動 的 にアドレスとデフォ ルト 経 路 が 設 定 される アドレスの 集 約 による 基 幹 ルータでの 経 路 表 サイズの 抑 制 可 能 である 作 業 を 進 めている また 1999 年 8 月 から IIJ が 商 用 ISP として 世 界 に 先 駆 け て 試 験 サービスを 開 始 し NTT コミュニケーション BIGLOBE KDDI JENS がそれに 続 いた ネットワーク 機 器 においても 日 立 が 1997 年 にトランスレータ 機 能 付 き (b) デメリットおよび 懸 念 点 IPv4 と IPv6 は 共 存 は 出 来 るが 互 換 性 がないため 直 接 通 信 する 事 ができない ルータやソフトウェアの 新 規 導 入 開 発 などの 投 資 が 必 要 と なる NAT を 使 う 場 合 IPv4 ノードとの 互 換 性 を 維 持 するため アプリケーションごとに ALG(Application Level Gateway アプリケーション レベル ゲートウェイ)を 設 定 する 必 要 がある アドレス 数 に 比 例 し 通 信 経 路 が 増 大 する 恐 れがあ る 普 及 率 が 低 く IPv4 の 通 信 量 の 0.1%しかないことから 現 段 階 での 認 知 度 ノウハウの 蓄 積 が 少 ない 5 これらデメ リットに 関 する 詳 細 および 対 応 については 5 章 詳 記 する 3. 日 本 の 状 況 1991 年 か ら IAB(Internet Architecture Board) や IETF(The Internet Engineering Task Force)で 検 討 が 開 始 され 1995 年 1 月 に 次 世 代 インターネットプロトコルとして IPv6 が 選 定 されてすぐ 日 本 では WIDE プロジェクト (Widely Integrated Distributed Environments project)によ り IPv6 のワーキンググループが 発 足 され 翌 1996 年 には 世 界 初 の IPv6 通 信 実 験 を 実 施 している 1998 年 4 月 に BSD 系 OS 上 にインターネット 技 術 の 標 準 コードを 実 装 すること を 目 的 とした KAMEプロジェクトが 発 足 し IIJ NEC 東 芝 日 立 富 士 通 横 河 電 機 各 社 による 共 同 研 究 がなされた このプロジェクトは 8 年 にわたり 活 動 が 継 続 され 2005 年 11 月 に IPv6 の 基 本 規 格 の 実 装 はほぼ 安 定 したとし 完 了 宣 言 を 出 している 他 に Linux 用 IPv6 プロトコル スタック IPv6 ルータを 製 品 化 し NEC 富 士 通 がそれに 続 くなど 諸 外 国 の 取 り 組 みを 先 導 する 形 で 対 応 しており 技 術 開 発 の 段 階 は 終 了 している 特 に 実 用 サービス 化 においては NTT が NGN(next generation network)に 熱 心 に 取 り 組 んでおり メ ディアコンテンツサービスや 電 話 サービスを 統 合 的 に 実 現 するサービスを 開 始 したが これにも IPv6 プロトコルが 利 用 されている その 他 既 に 利 用 されているものとして ビル 設 備 管 理 システムでの IPv6 利 用 があり 松 下 電 工 や NTT ファシリティーズによって 汐 留 ビルやさいたま 新 都 心 ビル 等 へ 導 入 されている さらに 東 京 都 美 術 館 東 京 芸 術 劇 場 にもビル 施 設 のリモート 管 理 制 御 や エネルギー 削 減 を 目 的 として IPv6 が 利 用 されている 国 レベルでの 実 証 実 験 も 行 われており 医 療 系 インターネ ットや 情 報 家 電 での 実 証 実 験 などがなされている IPv6 マ ルチキャスト 技 術 を 利 用 したものとしては NTT 東 日 本 によ る 地 震 速 報 や Family Mart のコンビに 店 舗 への 一 括 配 信 が あり 各 市 町 村 でもセキュリティシステムや 情 報 収 集 サー ビス 映 像 配 信 サービス 環 境 モニタリング 在 宅 ケア 支 援 システムにも 利 用 されている 16 その 一 方 政 府 の 電 子 政 府 システムの IPv6 化 も 進 んでおり 2007 年 度 以 降 更 改 新 規 導 入 されるシステムにおいては IPv6 に 対 応 する 方 針 を 採 っている 17 家 庭 や 企 業 の IPv6 移 行 をサポートする ガイドライン 18 も 策 定 されており 対 応 するに 至 って の 準 備 は 整 いつつある しかし 技 術 研 究 者 やメーカ 研 究 員 ネットワーク 運 用 者 の 一 部 では 非 常 によくこの 問 題 について 認 識 し 協 議 対 応 しているにも 関 わらず 他 の 一 般 的 事 業 者 及 び 利 用 者 には 対 応 はおろか ほとんど 認 識 されていな い ここでは それぞれの 各 ステークホルダーの 状 況 につい て 述 べる 開 発 プロジェクトの USAGI プロジェクト(universal playground for IPv6 project)や IPv6 製 品 の 相 互 接 続 性 の 確 保 を 目 的 とした TAHI プロジェクトがあり それぞれ 連 携 し 3.1. 通 信 事 業 者 7

2007 年 7,8 月 の JPNIC 会 員 向 けの IPv4 アドレス 枯 渇 問 題 におけるアンケートの 結 果 を 見 てみると 7 割 以 上 の 会 員 が 時 期 も 含 めて 枯 渇 問 題 を 認 知 しているという 結 果 が 出 た これは 通 信 事 業 者 としての 関 心 の 高 さが 伺 えるが しかし 必 要 性 は 理 解 していても 対 応 策 については 未 着 手 という 結 果 が それぞれのプレイヤー 間 で 認 識 に 大 きな 差 があることが 明 ら かになった 6 コンテンツ 事 業 者 側 の 率 直 な 意 見 として は 現 在 がどんな 段 階 であるのかは 不 明 であり ホスティン グ 先 データセンター 事 業 者 や 契 約 先 の 通 信 事 業 者 からの 情 報 提 供 が 無 い 限 り 知 りえる 事 ではないという 主 張 であった 5 割 以 上 であり 対 応 策 の 必 要 はない または 分 からないと いう 回 答 と 合 計 すると ほぼ 6 割 がまだアクションを 起 こし ていない もしくはアクションを 起 こす 予 定 が 無 いという 結 果 である 3.3. 一 般 ユーザ インターネットを 利 用 しているユーザは 自 分 が 利 用 してい るインターネットのプロトコルなど 意 識 してはいない 繋 げ IPv4 アドレスの 在 庫 枯 渇 に 対 して 抱 く 懸 念 として 半 数 以 上 が 事 業 上 の 発 展 性 が 損 なわれること 対 応 策 実 施 の 為 の 投 資 を 賄 う 事 が 困 難 という 不 安 を 挙 げているが ビジネス 上 の 課 題 や 技 術 的 な 課 題 が 不 明 技 術 力 が 充 分 ではないとい った 不 安 が 3 割 を 占 めた 日 本 の 事 業 者 については JPNIC のアンケートを 見 る 限 り IPv4 アドレス 在 庫 枯 渇 問 題 については 認 知 しており 大 部 分 が 不 安 を 抱 えている また 中 小 企 業 については 投 資 不 安 技 術 力 に 対 する 不 安 があることが 判 明 した ば 繋 がる 程 度 の 認 識 であり 当 然 IPv4 枯 渇 問 題 に 対 する 認 知 は 殆 どない 但 し そのためサービスを 提 供 する 側 としては 繋 がって 当 たり 前 のサービスを 繋 がらなくなる という 事 態 に 陥 らないようにする 必 要 がある 4. 世 界 の 動 向 最 早 インターネットはライフラインの 一 つとしてなくてはな らない 手 段 になった 今 国 外 では その 通 信 プロトコルであ る IPv4 のアドレス 在 庫 枯 渇 問 題 についてどのような 対 応 を しているのか 需 要 予 測 に 伴 う 対 応 状 況 を 確 認 した 3.2. コンテンツ 事 業 者 4.1. 地 域 の 需 要 予 測 シナリオ 前 項 の 通 信 事 業 者 において 大 規 模 事 業 者 では 通 信 事 業 に 加 え コンテンツサービスも 同 時 に 提 供 している 場 合 がある しかし 2008 年 7 月 に 行 われた JANOG(Japan Network Operators Group)22 での パネルディスカッションにおいて ほとんどのコンテンツ 事 業 者 がこの 問 題 を 認 知 さえしていな いという 事 が 示 されていた 特 に IPv4 アドレス 在 庫 枯 渇 問 題 については まだまだ 先 の 話 であり 時 期 についても 関 心 が 無 いという 反 応 が 伺 えた 従 来 からこのJANOG22 でのコ ンセンサスとして 既 に 具 体 的 な 技 術 対 応 の 問 題 点 について 1.2 で 述 べたが IP アドレスは アジア 太 平 洋 ヨーロッ パ 北 米 の 地 域 にある 地 域 インターネット レジストリ (RIR:Regional Internet Registry) によって 管 理 されてい る それぞれの RIR 毎 に 総 固 定 資 本 形 成 ブロードバン ド 利 用 人 口 電 子 商 取 引 に 基 づいた 需 要 予 測 は 以 下 の 通 り である (IPv4 アドレス 在 庫 枯 渇 問 題 に 関 する 検 討 報 告 書 ( 第 一 次 )よ り 引 用 ) アジェンダを 出 していた 段 階 であり コンテンツ 事 業 者 とネ ットワーク 事 業 社 との 間 とのギャップが 露 見 したディスカッ ションであった 今 回 のこのミーティングには ネットワー クレイヤー 以 外 からプレイヤーを 招 くことで 現 状 のコンセ ンサスと 今 後 の 対 応 について 協 議 することも 目 的 であったが (a) APNIC(Asia Pacific Network Information Center)アジ ア 太 平 洋 地 域 GFCF( 総 固 定 資 本 形 成 )は 毎 年 11%の 増 加 で 推 移 BB は 37%の 増 加 で 推 移 8

EC 電 子 商 取 引 は 48%という 高 い 確 率 で 増 加 (b) ARIN(American Registry for Internet Numbers) 北 米 カリブ 海 周 辺 の 一 部 地 域 GFCF( 総 固 定 資 本 形 成 )は 毎 年 7%の 増 加 で 推 移 BB は 3%の 増 加 で 推 移 EC 電 子 商 取 引 は 50%という 高 い 確 率 で 増 加 (c) RIPE NCC(RIPE Network Coordination Center) ヨーロッパ 中 近 東 アジアの 一 部 GFCF( 総 固 定 資 本 形 成 )は 毎 年 9~6%の 増 加 で 推 移 BB は 30~20%の 増 加 で 推 移 EC 電 子 商 取 引 は 52%という 高 い 確 率 で 増 加 (d) LACNIC(The Latin American and Caribbean IP address Regional Registry) JPNIC IPv4 アドレス 在 庫 枯 渇 問 題 に 関 する 検 討 報 告 書 ( 一 次 ) より 抜 粋 ラテンアメリカとカリブ 海 地 域 GFCF( 総 固 定 資 本 形 成 )は 毎 年 7%の 増 加 で 推 移 BB は 50~67%の 増 加 で 推 移 利 用 できる IPv4 のアドレス 空 間 の 上 限 は 220(/8)である しかし 2010 年 の 予 測 は 215.9 であり 2011 年 には 256 に 達 する 為 http://www.potaroo.net/tools/ipv4/index.html にあ (e) AfriNIC(African Network Information Center)アフリ カ 地 域 BB は 60~92%の 増 加 で 推 移 る Geoff Huston 氏 の 予 測 より 多 少 早 まることもが 予 測 され る 9 月 現 在 の 予 測 値 は 次 の 通 りとなっている また 政 府 最 終 消 費 支 出 と 総 固 定 資 本 形 成 インターネット 利 用 者 数 ブロードバンド 利 用 者 数 電 子 商 取 引 から 算 出 し た 各 RIRの 需 要 予 測 結 果 では 世 界 各 国 の 好 調 な 経 済 情 勢 とブ ロードバンドの 普 及 により 更 なる 必 要 IPv4 アドレス 数 の 拡 大 が 予 測 されている 9 月 上 旬 Projected IANA Unallocated Address Pool Exhaustion: 23-Oct-2010 Projected RIR Unallocated Address Pool Exhaustion: 23-Oct-2011 9 月 下 旬 Projected IANA Unallocated Address Pool Exhaustion: 08-Nov-2010 Projected RIR Unallocated Address Pool Exhaustion: 09-Nov-2011 このように 予 測 では あと 3 年 の 猶 予 があるとされている 9

ビスを 使 うだけでも IPv4 アドレスでは 支 えきれない その 4.2. 各 地 の 取 り 組 み 為 中 国 の 携 帯 電 話 や 電 気 通 信 事 業 者 などはみな 対 応 を 始 め ている ( 中 国 6TNet(IPv6 Telecom Trial Network)の 研 (a) ヨーロッパ フランスを 中 心 に IPv6 の 実 験 研 究 や 製 品 のリリースをし ている 欧 州 全 体 では 140 億 円 以 上 のプロジェクトを 行 って おり IPv6 関 連 プロジェクトは 17 を 超 える 6NET とい う 学 術 系 研 究 ネットワークと 民 間 の 通 信 事 業 者 が 参 加 する Euro6IX が 全 欧 州 的 な IPv6 ネットワークとして 構 築 され ている また ヨーロッパは IPv6 の 実 験 研 究 に 非 常 に 積 極 的 であり 究 実 験 報 告 にその 詳 細 が 書 かれている) 特 に IPv6 実 験 成 果 として 見 られたのが 北 京 オリンピック 会 場 であり 監 視 カ メラ 照 明 サーモスタットに 至 るまで 多 種 多 様 な 設 備 が CNGI を 使 って 管 理 され 競 技 やイベントはインターネット で 生 中 継 された また 交 通 事 情 の 悪 い 北 京 を 走 るタクシー も IPv6 センサを 介 して CNGI に 接 続 されるため 運 行 管 理 者 がドライバーに 渋 滞 を 避 けたルートを 指 示 するといったこ とが 事 例 として 挙 げられる バックボーンルータなどはヨーロッパ( 北 欧 )のメーカのもの が 殆 どである 2008 年 5 月 には EC(European Commission/ 欧 州 委 員 会 )が 2010 年 までに 次 世 代 インターネット アド レスを 使 用 するために EU ビジネス 公 権 力 および 家 庭 の 4 分 の 1 が 現 在 のネットワークがアドレスを 使 い 果 たして いるため IPv6 が 不 可 欠 であるという 目 標 を 定 めたと 報 告 した その 一 つに Web サイトの IPv6 化 の 準 備 が 含 まれてい る そこでは ヨーロッパの 最 も 重 要 なWeb サイトがリード し 目 的 に 少 なくとも 放 送 局 やオンライン 通 信 社 のようなト ップ 100 のヨーロッパ Web サイト 事 業 者 から 委 任 を 受 け 2008 年 の 終 わりまでに 計 画 が 実 行 可 能 にすることを 求 めて いる 同 時 に EU の europa.eu Web サイトが 2010 年 まで に IPv6 の 準 備 ができる とされている (c) その 他 アジア 地 域 マレーシアではマレーシア テレコム 社 による 基 幹 ネット ワークの IPv6 化 が 2007 年 6 月 完 了 シンガポール インド でも 2010 年 までに 段 階 的 に IPv6 移 行 を 行 うとそれぞれ 2006 年 6 月 2007 年 8 月 に 発 表 している 20 また AI3(Asia Internet Interconnection Initiative)という APⅡテストベッドプロジェクトにおいて 衛 星 を 用 いた IPv6 ネットワーク 整 備 に 関 するテストベッドが 実 施 されており 日 本 香 港 マレーシア フィリピン ベトナム 対 シン ガポール インドネシア スリランカが 参 加 している 台 湾 でも 行 政 院 国 家 情 報 通 信 イニシアティブが 中 心 となって IPv6 への 取 り 組 みを 推 進 している その 他 にもAPNICによるDUMBOプロジェクトの 発 動 と (b) アジア アジアは 全 世 界 の 60%もの 人 口 を 抱 えているが そもそも 歴 史 的 に 割 振 られた IPv4 アドレスが 多 くない 為 アメリカと 比 較 しても IP アドレスの 不 足 は 深 刻 な 問 題 になっている こ とに 中 国 では 経 済 成 長 も 著 しくインフラ 整 備 も 急 速 に 発 展 し た 潜 在 的 な IP アドレス 需 要 は 依 然 多 く 存 在 している 為 国 家 戦 略 としての IPv6 への 取 り 組 みが 開 始 されている これは CNGI (China Next Generation Internet)と 呼 ばれ 国 内 20 都 市 にある 25 大 学 を IPv6 ベースのネットワークで 結 び 大 規 模 な 実 験 も 行 われている 例 えば 中 国 の 携 帯 電 話 契 約 数 はすでに 2 億 7000 万 に 達 し ているが そのうち 10 パーセントがデータネットワークサー 援 助 がミャンマーなどで 行 われている DUMBO とは Digital Ubiqutious Mobile Broadband OLSR 災 害 直 後 固 定 ネットワークインフラが 無 い または 破 壊 された 状 況 で アドホックな 移 動 無 線 ネットワークを 配 備 する 活 動 である (VoIP を 使 って 家 族 などへのショートメッセージや 顔 写 真 認 識 モジュールによる 未 確 認 被 害 者 マッチングなど) 将 来 的 に IPv6 で VoIP のサービスの 実 効 性 が 実 証 されれば 非 常 なプ ラスになるものとされ 現 在 検 証 されている APNICによる IPv6 教 育 も 行 われている トレーニング が 通 年 で 2007 年 度 51% 2008 年 7 月 時 点 で 64%である 特 にインドでは NIXI(National Internet exchange of India) でのトレーニング 需 要 が 急 増 中 である 7 10

は 2006 年 2 月 時 点 での 実 施 状 況 は INTERNET (d) 北 米 地 域 最 初 から IPv4 アドレスの 割 り 当 て 量 が 多 い 北 米 地 域 は アドレスの 枯 渇 に 対 して それ 程 深 刻 ではない その 為 欧 州 やアジアに 比 べて 取 り 組 みが 遅 れているといわれてきた 8.9 しかし 1998 年 に 米 国 エネルギー 省 の 研 究 機 関 が 6REN (IPv6 Research and Education Networks Initiative)を 設 立 し IPv6 に 取 り 組 んできた 米 国 国 防 総 省 も 実 験 ネットワーク(DREN)の 機 器 調 達 にIPv6 対 応 する 計 画 も 開 始 している 2005 年 8 月 米 連 連 邦 行 政 管 理 予 算 局 (Office of Management and Budget:OMB)が 全 ての 政 府 機 関 に IPv6 への 移 行 計 画 策 定 を 開 始 することを 宣 言 し 2008 年 6 月 までに 運 用 を 開 始 することを 発 表 した 2007 年 2 月 米 国 国 立 標 準 技 術 研 究 所 (National Institute of Standards and Technology, NIST)から 合 衆 国 政 府 における IPv6 向 けプロ ファイル--バージョン 1.0 A Profile for IPv6 in the U.S.Government. Version 1.0 が 発 表 され 各 連 邦 政 府 機 関 へ 最 低 限 準 拠 しておくべき IPv6 の 基 準 企 画 を 網 羅 した IPv6 導 入 を 支 援 するための 草 案 が 出 され 米 国 国 防 総 省 は 2007 年 度 に 国 防 総 省 のコアネットワークの IPv6 移 行 とアプ リケーション 移 行 プランニングの 為 に 5,000 万 ドルの 予 算 をつけている PROTOCOL VERSION 6 Federal Government in Early Stages of Transition and Key Challenges Remain のサマリ ーによると 24 の 主 要 機 関 のうちまだ 責 任 者 が 定 められた 以 外 の 行 動 が 無 いのが 半 数 を 占 めた 2008 年 6 月 30 日 にその 期 限 を 迎 えたが IPv6 への 移 行 について 進 展 は 無 かったよう である これは 米 国 において IPv4 アドレスの 枯 渇 が 深 刻 な 問 題 になっていないことが 原 因 とされる しかし 一 般 民 間 企 業 の 動 きは NIST による 政 府 調 達 仕 様 と 検 証 仕 様 を 元 に IPv6 の 導 入 を 進 める 準 備 が 早 まってきている IPv6 Ready Logo( IPv6 Forum が 定 めた IPv6 対 応 機 器 の 相 互 接 続 性 の 基 準 を 満 たす 事 を 示 す 国 際 的 な 機 能 認 証 ロゴ)の 取 得 数 が 2007 年 から 2008 年 にかけて 急 激 に 伸 びている 現 在 の 取 得 数 は 次 の 通 りとなっている Phase-1: 基 本 的 な 通 信 機 能 のみを 確 認 日 本 43% US 17% Phase-2: 暗 号 化 通 信 など IPv6 ならではの 機 能 も 確 認 日 本 28% US39% Phase2 に 至 っては 2008 年 9 月 時 点 で 39%とトップの 割 合 を 占 めている 但 し アメリカにおける IPv6 の 現 状 は それ 程 差 し 迫 った 需 要 は 見 られていない [ 20,21,22] 5. 具 体 的 検 討 アメリカ 国 防 総 省 における Navy( 海 軍 ) Army( 陸 軍 ) Air force( 空 軍 )の 三 軍 は それぞれ IPv6 への 取 り 組 んでお 現 在 おかれている 状 況 対 応 策 の 有 無 について 述 べたが よ り 具 体 的 な 対 応 策 について 述 べる り Navy は 独 自 の 世 界 規 模 通 信 網 である FORCE Net の IPv6 化 計 画 を 開 始 し すべての 艦 艇 などに IPv6 が 導 入 され る 予 定 である また Army はルーセントテクノロジーとネ ットワークを IPv6 へアップグレードする 契 約 を40 億 ドルで 結 んだといわれる Air force は 世 界 中 に 展 開 する 兵 士 向 け に 独 自 の TV 番 組 提 供 網 である GBS を IPv6 によるネット 5.1. 対 応 策 の 選 択 インターネットの 継 続 的 発 展 および 事 業 継 続 の 為 に 確 保 すべきインフラは 何 がいいのか 前 提 条 件 を 考 えた 場 合 二 つの 条 件 が 挙 げられる ワーク 配 信 に 切 り 替 えるために 600 万 ドルの 予 算 を 計 上 して いるようである このようにアメリカでも 既 に IPv6 への 移 行 のためのロードマップが 引 かれている 一 方 民 間 企 業 で (1) 国 内 での IP アドレスの 補 充 が 困 難 となった 場 合 でもイン ターネットサービスの 提 供 が 継 続 できること もIPv6アドレスを 取 得 するISP 事 業 者 が100を 超 えている (2) 枯 渇 可 能 性 のある2011 年 までになんらかの 初 期 対 応 が 可 OMBが 宣 言 した 政 府 ネットワークのIPv6 化 運 用 について 能 であること 及 び 着 工 の 即 時 性 11

信 方 法 に 制 限 をかけた NAT の 種 類 もある 通 信 したい 相 手 側 (a) NAT/NAPT の 利 用 基 本 的 には 機 器 の 追 加 で 実 現 できるため 着 工 の 即 時 性 な どを 考 えると 現 実 的 である しかし サービスに 制 限 が 生 じ る 運 用 経 験 が 不 足 している という 解 決 が 困 難 な 課 題 が 存 在 する しかし 今 後 IPv4 アドレスを 補 充 することは 難 しく なるため IPv6 アドレス 導 入 と 並 行 して 対 応 することで 有 効 性 がある NAT/NAPT を 採 用 した 場 合 WAN 側 から LAN 内 へ のアクセスについて 制 限 が 生 じることは 回 避 できない まず NAT/NAPT 以 下 に 収 納 されているノードについては 特 定 の グローバルからのアクセスについて 事 前 に IP の 対 応 やその 他 ルールについての 説 明 などの 対 応 が 必 要 となる その 為 サービス 提 供 において 運 用 は 非 常 に 大 変 であることが 予 想 できる また ユーザ 端 末 にはプライベートアドレスしか 与 えられないことから ユーザ 弁 別 が 正 確 に 行 われない 可 能 性 がある さらに 同 時 に 通 信 できるセッション 数 についても 制 限 がある NATはローカルのどのノードからグローバルの どのアドレス 宛 の 通 信 がなされたかの 履 歴 を 把 握 することで グローバルからの 返 信 を 適 切 なノードに 中 継 する 為 中 継 可 能 なセッション 数 に 制 限 が 生 じる 同 時 に 通 信 されると 正 常 に 中 継 できない 可 能 性 がある 他 にも 先 に 述 べた AGL 設 定 が 必 要 となる このように 生 じる 制 限 を 洗 い 出 し 対 応 する の NAT に 制 限 が 多 い 場 合 や 多 段 接 続 の 場 合 にはうまく 通 信 が 出 来 ない 場 合 があるが それを 解 決 する 為 に STUN 技 術 等 を 利 用 する 接 続 性 を 確 立 する 為 に キャリアグレード NAT を 利 用 する 場 合 STUN 技 術 に 対 応 している 必 要 があ る STUN とは 音 声 映 像 文 章 などの 双 方 向 リアルタイム IP 通 信 を 行 うアプリケーションで NAT 越 えを 行 う 為 の 標 準 化 されたインターネットプロトコルのことをいう キャリ アグレード NAT においては STUN サーバを 用 意 し NAT 同 士 の 通 信 を 統 制 する 必 要 がある 為 STUN サーバを 置 いて NATのIPアドレスやポートの 割 り 当 てをSTUNサーバに 把 握 させ 通 信 を 行 う これで 通 信 は 可 能 となるが 前 段 で も 述 べている 通 り 多 数 の 共 有 IP アドレスユーザがいる 場 合 ユーザは 不 便 を 強 いられる 可 能 性 がある (7で 詳 述 )IP アド レス 一 つで 用 意 できる TCP/UDPポートは 約 6 万 5 千 ポート であり 予 めアプリケーションに 割 り 付 けられる 部 分 を 除 く と 6 万 4 千 しかない 必 然 的 に 1 ユーザに 割 振 られるポー ト 数 が 制 限 されてしまう すると 昨 今 のアプリケーション は 多 数 のセッションを 要 する 傾 向 にあるため 利 用 に 障 害 が 発 生 する 恐 れがある 特 にリッチコンテンツが 増 え 同 時 に 数 十 から 数 百 のセッションを 張 ることもあり 非 常 に 使 い 勝 手 が 悪 くなることが 予 測 できる よって この 手 段 は 延 命 処 置 として 割 り 切 り IPv6 の 導 入 と 一 緒 に 考 えることが 重 要 だ 方 法 を 検 討 したうえで NAT/NAPT が 存 在 することを 前 提 に したサービスの 設 計 が 必 要 となる 問 題 点 として ネットワークの 負 荷 を 分 散 できるという 特 徴 を 持 つ P2P は 今 後 ゲーム 機 やネットワーク 家 電 などでも 使 (b) キャリアグレードNAT について 自 社 での NAT/NAPT 対 応 もあるが キャリアグレード NAT と 呼 ばれる 通 信 キャリア 側 で 提 供 するサービスを 利 用 われる 可 能 性 が 高 い しかし, 今 後 IP 不 足 が 顕 著 になってく ると NAT を 越 えられないという 問 題 が 発 生 し P2P の 利 用 範 囲 が 大 きく 制 限 されてしまう 可 能 性 がある する 方 法 もある これは 通 常 の NAT/NAPT の 役 割 を ISP 側 のルータで 行 うものである キャリアグレード NAT にはいくつかの 機 能 があり P2P 通 信 や IP 電 話 などの 利 用 を 想 定 した フルコーンNAT 機 能 NAT 配 下 のユーザ 同 士 の 通 信 を 折 り 返 すヘアピニング 機 能 通 信 ログを 残 すロギング 機 能 がある これら NAT を 実 装 する 場 所 を 変 えることで IP を 節 約 す ることができる 他 にもフルコーンNAT の 他 に ポートや 通 他 にも STUN を 使 うとシンメトリック NAT を 超 えて PC 同 士 で 通 信 してしまうことがある すると IP アドレスを 通 信 先 の 識 別 子 とはなりえず メッセンジャーや VoIP はアドレ スを 識 別 子 として 使 えなくなる 影 響 を 受 けてしまう それば かりか ユーザ 識 別 が 出 来 ない(ソース IP はグローバル IP な のでどのプライベート IP ユーザか 分 からない)と ACL を IP で 行 っている 場 合 など 影 響 が 出 てくる 12

さらに ペイロードに IP などを 埋 め 込 むアプリケーションは うまく 動 かなくなる 可 能 性 がある この 時 アプリケーショ ンごとの ALG が 必 要 になるが その 場 合 どこで 対 応 する のか 事 前 に 確 認 しておく 必 要 がある クボーンに IPv6 への 接 続 性 を 導 入 することも 必 要 である こ の 場 合 ユーザの 弁 別 は IP での 弁 別 になる 他 物 理 的 に 収 容 箇 所 を 分 ける DNS の 対 応 トンネリング 技 術 を 使 う( 途 中 IPv4 のネットワークを 通 るときにカプセル 化 する)など 提 供 サービスや 自 社 ネットワークの 特 性 に 応 じて 対 応 するこ グローバル IP アドレスを 共 有 するため 例 えばあるユーザ がセッションを 独 り 占 めするような 通 信 をしてしまうと 他 のユーザが 使 えなくなるという 懸 念 点 もある そのため ポ ート 数 に 制 限 がかけられる 可 能 性 がある 影 響 が 考 えられるサービスとして RSS google earth な ど google の 提 供 サービス オンラインゲーム ポータルサイ トやニュースサイト( 広 告 が 多 い) ガジェットを 多 く 使 って いるような Blog など セッション 数 が 多 いサービスは 影 響 を 受 けると 思 われる とになる 技 術 検 証 や 運 用 テストが 必 要 となり いずれにし てもユーザ 側 の 対 応 に 比 べ が IPv6 対 応 するより 事 業 者 の IPv6 対 応 には 多 大 なコストが 掛 かると 考 えられる 6. IDC 事 業 者 としての 課 題 と 展 望 IDC 事 業 者 は 顧 客 の 安 定 したサービス 提 供 のためにも IPv4 の 枯 渇 の 問 題 は 早 急 に 検 討 する 必 要 がある 安 定 した 通 信 環 境 の 提 供 は 勿 論 のこと 顧 客 の 事 業 拡 大 新 規 参 入 の 妨 げにならないようにしなければいけない その 為 には 検 討 し なければいけない 項 目 が 多 数 あるが JPNIC のアンケート 結 (c) IPv6 の 導 入 2.3 で 述 べたように IPv6 アドレス 数 は 天 文 学 的 な 数 なの で 在 庫 を 心 配 せずに 割 振 ることができる その 為 IPv6 を 導 入 した 場 合 NAT は 不 要 になる 今 後 IPv4 アドレス 枯 渇 に 対 果 にもあったように どのような 危 険 性 があるかをまだ 認 識 できていない 事 業 者 が 少 なくない 以 下 は インターネットの 円 滑 な IPv6 移 行 に 関 する 調 査 研 究 会 報 告 書 に 纏 められたアクションプランである し キャリアグレード NAT などで 補 うことになるが 先 に 述 べた 問 題 点 により 昨 今 のサービスはリッチコンテンツが 多 く オンラインゲームやその 他 P2P なども 使 いたいユーザは 制 限 の 無 い IPv6 への 移 行 を 検 討 する 可 能 性 が 高 い もとより NAT は 永 続 性 のある 対 応 策 とは 言 いがたいため いずれは IPv6 の 導 入 をしなければいけない ユーザが 使 用 している PC であるクライアント 側 (Win vista / Mac OSX)では 既 に 殆 どが IPv6 に 対 応 している サ ーバ 側 も OS は 既 に 対 応 している そこで IPv4 と IPv6 を 利 用 できるようデュアルスタックでの 接 続 環 境 を 用 意 するこ とが 必 要 である ユーザは 接 続 ルータ ファイヤーウォー 少 なくとも 2008 年 中 には 検 討 は 終 わらせておく 必 要 が 指 摘 されている ここで 回 線 サービス 提 供 事 業 者 側 が 行 うべ きアクションリストを 提 示 すると 以 下 の 通 りになる ルなどを IPv6 対 応 にすることで IPv6 への 対 応 が 可 能 とな る ユーザと 同 様 に ネットワークルータやサーバを IPv6 対 応 機 器 に 置 き 換 えてデュアルスタック 対 応 にすることと バッ 6.1. 回 線 事 業 者 側 (1) IPv4 アドレスの 自 社 在 庫 調 査 13

(2) 今 後 3 年 間 の 顧 客 獲 得 数 の 見 積 り( 収 益 シミュレーショ ン) (3) 必 要 IP 数 の 割 り 出 し (4) 方 向 性 の 確 認 (5) IPv4 のサービス 継 続 に 当 たっての 対 応 策 決 定 (6) バックボーン 提 供 側 の 対 応 方 針 の 確 認 (7) 自 社 バックボーンの 対 応 方 針 の 決 定 (8) 必 要 コストの 算 出 (9) IPv6 導 入 の 有 無 を 決 定 (10) IPv6 対 応 するならばその 場 合 の 対 応 策 の 決 定 (11) IPv6 のバックボーンの 確 保 (12) 対 応 機 器 の 見 積 り (13) 全 体 の 影 響 範 囲 の 確 認 (7) 事 業 計 画 の 作 成 及 びアクションリスト ロードマップの 作 成 (8) 実 行 (9) サービス 内 容 の 修 正 がある 場 合 の 対 応 (10) 技 術 検 証 (11) サービス 検 証 (12) テスト 運 用 (13) 本 番 運 用 7. 検 証 実 験 における 状 況 既 に 実 際 に 対 応 策 を 検 証 しているところもあり そこで は どのような 検 証 結 果 になっているかを 述 べる (14) サービス 内 容 の 見 直 し (15) 必 要 であれば 新 規 サービスの 作 成 (16) 必 要 なアナウンスとプロモーションの 見 積 り 7.1. NAT の 導 入 によりポートの 制 限 がなされた 場 合 の 検 証 (17) 全 てを 踏 まえた 予 算 を 織 り 込 んで 事 業 計 画 の 作 成 (18) 事 業 計 画 の 承 認 後 ロードマップの 作 成 (19) ロードマップとアクションリストの 実 行 (20) 技 術 検 証 (21) サービス 検 証 (22) テスト 運 用 (23) サービス 準 備 アナウンス JANOG22 において NTT コミュニケーションの 宍 倉 氏 が ISPのNATが 導 入 された 際 の 家 庭 におけるBBルータのポー ト 数 制 限 を 体 験 するというレポートがあった この 体 験 レポ ートは ポート 数 を 300 に 制 限 して 検 証 したようだ 開 いた Web コンテンツの 表 示 に 欠 落 が 見 られるなど ポート 数 を 絞 るということはユーザの 利 便 性 を 損 なうという 事 である (24) 本 番 運 用 例 1 Yahoo! JAPAN のトップページ 6.2. コンテンツサービス 側 ( IPv4 アドレス 販 売 終 了 のお 知 らせ?~ISP による NAT で 起 きること~ より) 一 方 コンテンツ 提 供 側 の 方 も 回 線 提 供 者 側 と 協 議 した 上 で 対 応 が 必 要 である コンテンツサービス 事 業 者 側 の 対 応 アク ションリストを 洗 い 出 すと 次 のようになる (1) 今 後 3 年 間 の 顧 客 獲 得 数 の 見 積 り( 収 益 シミュレーション) (2) 必 要 IP 数 の 割 り 出 し (3) 方 向 性 の 確 認 (v4 だけにするか v6 もにするか) (4) 回 線 事 業 者 の 対 応 内 容 を 確 認 (5) 影 響 範 囲 の 確 認 (6) 必 要 コストの 確 認 14

や Google など 現 在 は 大 分 IPv6 での Web コンテンツもある 例 2 Google Map ( IPv4 アドレス 販 売 終 了 のお 知 らせ?~ISP による NAT で 起 きること~ より) が 依 然 寡 少 である 現 在 どれだけの IPv6 ユーザがいるかアクセス 数 の 把 握 と サーバにおける IPv6 の 問 題 点 の 把 握 とを 目 的 に 株 式 会 社 ラ イブドアでは 日 本 最 大 級 の 掲 示 板 サイトに IPv6 の 板 の 運 用 を 開 始 した この 板 は IPv4 プロトコルでは 閲 覧 は 出 来 るが 書 き 込 みが 出 来 ないようになっている 2008 年 7 月 に 板 を 設 立 してから 8 月 時 点 で IPv6 ユーザによるアクセス 数 は 1 時 間 当 たり 1000PV と IPv4 ユーザに 比 べるとその 比 率 は 7: 3ではあるが 現 段 階 で IPv6 を 利 用 できるユーザがいること が 分 かる この 板 では IPv6 の 普 及 に 当 たって 出 てくる 問 題 点 をスレ ッドを 立 てて 出 し 合 うなど 実 際 に 利 用 しての 問 題 を 話 し 合 っ ている 一 般 ユーザのルータでの 制 限 がこのような 結 果 をもたらす ため 広 告 を 収 入 源 としているポータルサイトやニュースサ イトなど Ajax を 多 用 した Web サイトは より IPv6 プロト コルへのサービス 対 応 が 急 務 である 8. 今 後 の 展 望 これまで IPv4 アドレスの 枯 渇 に 関 する 問 題 や 対 応 策 検 証 結 果 について 述 べてきた しかし 実 際 にインフラとし 7.2. オンラインゲームの 実 証 実 験 て 利 用 している 企 業 ユーザは 認 識 としては 充 分 とは 言 いがた く サービスを 提 供 している 側 も 楽 観 的 なところがあるよう ゲーム 会 社 の 株 式 会 社 コナミデジタルエンタテインメント では 既 に NAT が 導 入 された 場 合 のオンラインゲームの 利 用 の 有 無 を 検 証 していた そこで 示 されていたのは NAT 環 である 実 証 実 験 の 結 果 からみても NAT の 利 用 は 永 続 的 な 対 応 策 とはいえない その 為 IPv6 も 一 緒 に 利 用 できる 環 境 の 準 備 及 びサービスの 整 備 が 必 要 であるといえる 境 下 におけるゲーム 内 機 能 の 制 限 の 可 能 性 である オンライ ンゲームにとっては NAT の 制 限 は 非 常 に 大 きいことがわか り ログを 終 えないことや IP アドレスでのフィルタリングが 出 来 ないこと 遅 延 など 運 用 する 側 においてNAT 越 えが 非 常 に 大 変 であることが 語 られている その 為 それら 運 用 実 装 の 手 間 などを 鑑 みると IPv6 への 移 行 がいいという 結 論 に 至 っているようである 12 7.3. IPv6 板 @2 ちゃんねる IPv6 において 普 及 の 妨 げになっているのは これといっ IPv4 アドレス 在 庫 枯 渇 問 題 に 関 する 検 討 報 告 書 によると 在 庫 の 枯 渇 時 期 は 2 年 後 とされている ユーザにいたっては 問 題 の 認 知 すらない 可 能 性 が 高 く インフラサービス 提 供 者 側 が 主 導 し この 問 題 の 対 応 策 の 検 討 と 実 行 を 行 うことが 重 要 である 9. 参 考 文 献 [1]. 総 務 省 情 報 通 信 政 策 局 通 信 利 用 動 向 調 査 報 告 書 世 帯 編 平 成 19 年 度 調 査 たコンテンツが 無 いことである オリンピックのWeb サイト 15

[2].IPv4 address report APNIC チーフサイエンティスト Geoff Huston 氏 のデータ http://www.potaroo.net/tools/ipv4/index.html [3]. IPv4 アドレス 在 庫 枯 渇 問 題 に 関 する 検 討 報 告 書 ( 第 一 次 ) 社 団 法 人 日 本 ネットワークインフォメーションセンター [4]. 歴 史 的 PI アドレス 回 収 に 関 する 現 状 報 告 ~ 歴 史 的 経 緯 を 持 つ PI アドレスの 割 り 当 て 先 明 確 化 に 関 す る 取 り 組 みの 進 捗 報 告 ~ 社 団 法 人 日 本 ネットワークインフ ォメーションセンター [5]. インターネットの 円 滑 な IPv6 移 行 に 関 する 調 査 研 究 会 報 告 書 ( 最 終 案 ) インターネットの 円 滑 な IPv6 移 行 に 関 する 調 査 研 究 会 [6].JANOG22 ビデオアーカイブ http://www.janog.gr.jp/meeting/janog22/2008/08/post-11.ht ml IPv4 枯 渇 あなたがお 使 いの Web サービスは 生 き 残 れ ますか? IPv4 アドレス 販 売 終 了 のお 知 らせ? ~ISP による NAT で 起 きること~ [7]. The global Internet and JANOG Part2 APNIC 藤 井 美 和 氏 JANOG22 セッション [8]. 第 4 部 インターネット 基 盤 の IPv6 移 行 に 向 けた 検 討 ( 総 [15]. 日 経 NETWORK20089 月 号 大 型 NAT と IPv6 でイン ターネットはこう 変 わる [16]. IPv6 普 及 高 度 化 推 進 協 議 会 による 内 外 戦 略 展 開 [17]. 電 子 政 府 システムの IPv6 対 応 に 向 けたガイドライン 総 務 省 [18]. IPv6 端 末 OS における IPv6 対 応 IPv6 機 能 活 用 ガ イドライン IPv6 普 及 高 度 化 推 進 協 議 会 [19]. IPv6 に 関 するアンケート 調 査 結 果 報 告 (サマリー) IPv6 普 及 高 度 化 推 進 協 議 会 [20] インターネットの 円 滑 な IPv6 移 行 に 関 する 調 査 研 究 会 第 3 回 ( 平 成 20 年 1 月 8 日 ) 資 料 3-2IPv6 化 に 係 わる 海 外 の 動 向 [21]. IPv6 Ready Logo の 認 定 状 況 から 分 かること 財 団 法 人 電 気 通 信 端 末 機 器 審 査 協 会 (JATE) 日 本 IPv6 認 証 センタ ー 長 寺 田 昭 彦 氏 [22]. http://blog.internetnews.com/skerner/2008/06/ipv6-mandat e-hits-us-govt-toda.html [24]. A Profile for IPv6 in the U.S.Government. Version 1.0 National Institute of Standards and Technology, 務 省 ) [9].ニューヨーク 駐 在 員 報 告 (2003 年 8 月 ) 米 国 における IPv6 を 巡 る 動 向 JEITA ニューヨーク 駐 在 員 (JETRO ニュ ーヨーク センター) [10]. ISP の NAT には 何 が 求 められるか NTT コミュニケ ーション 西 谷 智 広 氏 JANOG22 資 料 [11]. IPv4 アドレス 販 売 終 了 のお 知 らせ?~ISPによるNAT で 起 きること~ NTTコミュニケーションズ 宍 倉 弘 祐 氏 JANOG22 セッション 資 料 [12]. キャリアグレードNAT が 導 入 されてもオンラインゲー ムは 出 来 ますか? 株 式 会 社 コナミデジタルエンタテイン メント 佐 藤 良 氏 JANOG22 セッション 資 料 [13]. 第 4 部 インターネット 基 盤 の IPv6 移 行 に 向 けた 検 討 総 務 省 [14]. 中 国 6TNet(IPv6 Telecom Trial Network)の 研 究 実 験 報 告 財 団 法 人 マルチメディア 振 興 センター 16