SIDS in HPV programme & CCAP SIAM 31, 20/10/2010 初 期 評 価 プロファイル(SIAP) 短 鎖 ニトロパラフィン 物 質 名 とCAS No.: ニトロメタン Nitromethane 75-52-5 ニトロエタン Nitroethane 79-24-3 1-ニトロプロパン 1-Nitropropane 108-03-2 N N N SIARの 結 論 の 要 旨 カテゴリーの 理 論 的 根 拠 この 短 鎖 ニトロパラフィンのカテゴリーは 構 造 的 に 関 連 するニトロメタン ニトロエタン 及 び1-ニトロプ ロパンの3つのニトロアルカンからなる これらの 化 学 物 質 は 構 造 の 類 似 性 ならびに 化 学 的 及 び 毒 性 学 的 挙 動 の 類 似 性 により 1つのカテゴリーとして 考 えられる このカテゴリーのメンバーは 同 様 な 様 式 で 吸 収 代 謝 排 泄 され 結 果 として それぞれのアルデヒドと 亜 硝 酸 塩 の 放 出 になるものと 予 期 される 物 理 - 化 学 的 特 性 このカテゴリーメンバーは 室 温 で 液 体 である ニトロメタン ニトロエタン 及 び1-ニトロプロパンの 融 点 は それぞれ-28.4-89.5 及 び-104 である: 対 応 する 沸 点 は101.2 114 及 び131.1 である ニトロメタ ン ニトロエタン 及 び1-ニトロプロパンの 蒸 気 圧 は それぞれ37.1 27.7 及 び13hPa(25 )である ニト ロメタンの 水 溶 解 度 は111,000 mg/l(20 )である ニトロエタンの 水 溶 解 度 は45,000 mg/l(20 )で ある 1-ニトロプロパンの 水 溶 解 度 は15,000 mg/l(25 )である 水 溶 解 度 は0.9934-1.1322g/cm 3 の 密 度 に 基 づく logkow 測 定 値 は ニトロメタン ニトロエタン 1-ニトロプロパンについて それぞれ-0.33 0.18 及 び0.79である ヒトの 健 康 14 C 標 識 したカテゴリーメンバーの 皮 膚 吸 収 性 は 雌 のアカゲザルで 試 験 され いずれの 化 学 物 質 も 皮 膚 で 容 易 に 吸 収 されないが かなりの 量 の 吸 収 が 生 じる 前 に 蒸 発 する 可 能 性 が 高 いことが 明 らかにされている 14 C-ニトロメタン -ニトロエタン 又 は -ニトロプロパンを 単 回 経 口 投 与 したラットで 尿 と 糞 を 介 した 排 泄 で 投 与 後 5 日 に 約 9 %が 体 内 に 残 留 した 単 回 経 口 投 与 後 の 吸 収 は 約 92-96 %と 高 かった ニトロメタン ニトロエタン 及 び1-ニトロプロパンのそれぞれは 尿 中 に 19 % 5 % 及 び14 %が また8.5 % 4 % 及 び7 % が 糞 中 に 排 泄 された 放 射 能 の 大 部 分 (それぞれ 約 64 % 82 % 及 び73 %)は 検 出 されず 呼 気 排 出 (exhale) されたと 推 定 された 短 鎖 ニトロパラフィンは 亜 硝 酸 塩 とそれぞれのアルデヒドに 代 謝 される 7 時 間 にわた り 1-ニトロプロパン100 ppmを 吸 入 したラットで ばく 露 4 時 間 後 に 親 化 合 物 の 安 定 状 態 の 濃 度 約 9μg/mL が 得 られた 消 失 T1/2( 半 減 期 )は98 分 だった 1 一 般 社 団 法 人 日 本 化 学 物 質 安 全 情 報 センター
吸 入 経 皮 及 び 経 口 経 路 の 急 性 毒 性 データが 入 手 可 能 である ラットでのニトロメタン 蒸 気 の 吸 入 LC50は1 時 間 で> 12.75 mg/l(ばく 露 後 48 時 間 の 観 察 期 間 内 )だった この 試 験 からの 臨 床 徴 候 は 軽 度 の 鎮 静 と 眼 の 刺 激 性 を 含 んだ ニトロメタン ニトロエタンと1-ニトロプロパンのラットでの 経 口 LD50は それぞれ1478 mg/kg bw 1256 mg/kg bw 及 び506 mg/kg bwであった 経 口 毒 性 の 臨 床 徴 候 は 運 動 失 調 と 痙 攣 であった 剖 検 で 重 篤 な 腸 管 の 出 血 が 見 られた 閉 塞 下 のウサギにおける3つのカテゴリー 物 質 全 ての24 時 間 経 皮 LD50 は 2000 mg/kg bw/dayより 大 きかった 毒 性 の 臨 床 徴 候 は 観 察 されなかった このカテゴリーメンバーは 皮 膚 に 刺 激 性 がないため 軽 度 の 刺 激 性 (ニトロエタン)の 範 囲 であった ニトロメタン ニトロエタン 及 び1-ニトロプロパンは 眼 に 軽 度 から 中 程 度 の 刺 激 性 がある NTP 試 験 では ラットをニトロメタン 蒸 気 94 188 375 750 又 は1500 ppm(0.23 0.46 0.94 1.87 又 は3.74 mg/l)で 13 週 間 にわたり6 時 間 / 日 5 日 / 週 で 吸 入 ばく 露 した 動 物 は 軽 度 の 貧 血 及 び 血 液 学 における 変 化 を 全 ての 濃 度 で 示 し その 結 果 全 身 LAEC は94 ppm(0.23 mg/l)であった この 試 験 に おける 他 の 影 響 は 188 ppm(0.46 mg/l)でメトヘモグロビン 及 び 甲 状 腺 影 響 375 ppm(0.94 mg/l) での 座 骨 神 経 及 び 脊 髄 の 変 性 及 び 骨 髄 過 形 成 の 増 加 及 び750 ppm(1.87 mg/l) 以 上 で 後 肢 の 麻 痺 の 増 加 と 強 度 の 低 下 を 含 んだ 様 々な 臓 器 重 量 の 変 化 も 188 ppm(0.46 mg/l)で 観 察 された 鼻 上 皮 の 変 性 は 局 所 NAEC 188 ppm(0.46 mg/l)の 結 果 となった この 試 験 の 全 ての 病 変 は わずかから 軽 度 として 特 徴 付 けられた 他 の 試 験 で 98 及 び745 ppm(0.26 及 び1.86 mg/l)のニトロメタン 蒸 気 に 7 時 間 / 日 5 日 / 週 で 24 週 間 までばく 露 したラットは 745 ppm(1.86 mg/l)で 体 重 増 加 量 の 低 下 ヘモグロビン 及 びヘマトクリ ットの 減 少 及 び 甲 状 腺 重 量 の 増 加 を 示 し 全 身 NAECは98 ppm(0.26 mg/l)の 結 果 となった この 試 験 で ばく 露 したウサギ JETC 註 は 両 用 量 で 甲 状 腺 影 響 を 示 し LAECは 98 ppm(0.26 mg/l)となった 他 のNTP 試 験 で ニトロメタン 蒸 気 に13 週 間 にわたり6 時 間 / 日 5 日 / 週 で ラット13 週 間 試 験 と 同 じ 用 量 に ばく 露 したマウスは 全 濃 度 で 腎 臓 重 量 にわずかな 増 加 を 示 した 375 ppm(0.94 mg/l) 以 上 で 精 子 の 運 動 性 が 減 少 し 発 情 周 期 の 長 さと 脾 臓 毒 性 が 増 加 した 病 変 は 軽 度 /わずかとして 特 徴 付 けられた 複 数 の 臓 器 重 量 の 変 化 及 び 精 子 運 動 性 及 び 発 情 周 期 の 長 さへの 影 響 に 基 づき 全 身 NAECは188 ppm(0.47 mg/l) である 試 験 濃 度 と 共 に 重 篤 性 が 増 加 した 鼻 上 皮 の 変 性 に 基 づき 局 所 NAECは94 ppm(0.23 mg/l)であ る JETC 註 :ラットの 間 違 いと 思 われる ラットを100 350 又 は100 ppm(0.31 1.0 又 は3.0 mg/l)でニトロエタン 蒸 気 に 13 週 間 にわたり6 時 間 / 日 5 日 / 週 で ばく 露 した 動 物 は 全 濃 度 で 血 液 学 的 な 変 化 を 示 した 全 濃 度 で 脾 臓 及 び 唾 液 腺 のわずか な 組 織 病 理 学 的 変 化 及 びメトヘモグロビン 血 症 の 時 間 依 存 的 増 加 が 生 じた 脂 肪 肝 も 高 濃 度 で 見 られた 全 身 LAECは100 ppm(0.31 mg/l)であった;naecは 確 立 されなかった 350 ppm(1.0 mg/l)で 対 照 に 比 べ 増 加 した 鼻 の 変 性 は 局 所 NAEC 100 ppm(0.31 mg/l)の 結 果 となった ニトロエタン 蒸 気 に 6 時 間 / 日 5 日 / 週 で13 週 間 ばく 露 したマウスで 臓 器 重 量 の 変 化 と 腎 臓 への 影 響 ( 相 対 重 量 と 血 液 尿 素 の 変 化 ) が 全 濃 度 ( 100 ppm)で 見 られた 350 ppm(1.0 mg/l)でメトヘモグロビンが 増 加 し 血 液 学 的 及 び 肝 臓 影 響 が 観 察 された 最 高 濃 度 で 多 核 精 子 細 胞 が 精 巣 で 観 察 された 腎 臓 への 影 響 に 基 づき 全 身 LAEC は100 ppm(0.31 mg/l)であった 全 身 NAECは 確 立 されなかった 鼻 甲 介 の 変 化 は 局 所 NAEC 100 ppm (0.31 mg/l)の 結 果 となった 吸 入 反 復 投 与 / 生 殖 発 生 スクリーニング 試 験 の 併 合 試 験 (EC/DAY TG 422)で ラットを24 48 又 は96 ppm 2 一 般 社 団 法 人 日 本 化 学 物 質 安 全 情 報 センター
(0.088 0.18 又 は0.35 mg/l)の1-ニトロプロパン 蒸 気 に 少 なくとも28 日 間 にわたり6 時 間 / 日 7 日 / 週 で ばく 露 した 96 ppm(0.35 mg/l)で 雌 雄 の 摂 餌 量 が 減 少 し 交 配 前 に 雄 の 体 重 がわずかに 減 少 した(6.9 %) 全 身 NAECは 試 験 された 最 高 用 量 の96 ppm(0.35 mg/l)である 鼻 組 織 の 病 理 組 織 学 的 変 化 は 48 ppmで 発 生 率 の 増 加 が 見 られた これらの 所 見 に 基 づき 局 所 NAECは24 ppm(0.085 mg/l)であった 28 日 経 口 胃 管 強 制 投 与 試 験 において ラットを10 30 又 は100 mg/kg bw/dayでばく 露 した 100 mg/kg bw/dayで ラットは 運 動 失 調 流 涎 曲 背 の 姿 勢 を 含 む 臨 床 徴 候 を 示 した 他 の 影 響 は 相 応 する 形 態 的 変 化 を 伴 わない 絶 対 及 び 相 対 脳 重 量 の 有 意 な 増 加 臨 床 化 学 的 及 び 血 液 学 的 パラメ-タの 複 数 の 変 化 及 び メトヘモグロビンの 増 加 であった 低 用 量 で 明 らかな 影 響 が 生 じたが それらはわずかで 一 過 性 及 び/ 又 は 用 量 依 存 的 ではなかった 100 mg/kg bw/dayの 影 響 に 基 づき NAEL 30 mg/kg bw/dayが 設 定 された ニトロメタン ニトロエタン 及 び1-ニトロプロパンに 関 してin vitroの 微 生 物 による 変 異 原 性 試 験 は 入 手 可 能 である ニトロメタンと1-ニトロプロパンはin vitroで 染 色 体 異 常 が 試 験 されている in vivo 遺 伝 毒 性 は 3つのカテゴリーメンバー 全 てについて 評 価 された 空 気 中 の 高 濃 度 のニトロメタンとニトロエタンは 微 生 物 で 遺 伝 子 突 然 変 異 を 誘 発 しなかった 1-ニトロプロパンも 微 生 物 で 遺 伝 子 突 然 変 異 を 生 じなかった 1-ニト ロプロパンは in vivoマウス 又 はラットの 骨 髄 に 小 核 を 誘 発 しなかったが in vivoラット 肝 臓 細 胞 での 小 核 は 陽 性 であった 短 鎖 ニトロパラフィンカテゴリーのメンバーは in vitroで 遺 伝 毒 性 の 結 果 が 得 られなかっ たが 結 果 としてin vivoで 遺 伝 毒 性 の 可 能 性 がある ニトロメタンは 188 ppmの 吸 入 経 路 で マウス(B6C3F1) 及 び 雌 ラット(F344)に 発 がん 性 であっ た しかし ニトロエタンと1-ニトロプロパンはLong-Evansラットに 対 して 吸 入 経 路 で それぞれ 濃 度 200 及 び100 ppmで 発 がん 性 ではなかった 用 量 動 物 種 の 違 い 及 びニトロエタンと1-ニトロプロパンでは 発 がん 性 試 験 で 動 物 1 種 のみの 使 用 であったことに 基 づいて 発 がん 性 に 関 する 確 固 たる 結 論 は 出 せなかった 反 復 投 与 毒 性 試 験 において 生 殖 器 官 及 び 生 殖 行 動 が 評 価 され 1-ニトロプロパンのデータはECD TG 422 試 験 から 利 用 可 能 である ニトロメタン 又 はニトロエタンに 吸 入 経 由 ばく 露 したラット 又 はマウスの 生 殖 器 官 に 病 理 組 織 学 的 影 響 は 観 察 されなかった しかし 精 子 運 動 性 の 有 意 な 低 下 が ニトロメタンの750 ppm (1.87 mg/l) 及 び1500 ppm(3.74 mg/l)でばく 露 した 雄 ラットで 見 られた また 雄 ラットは 精 巣 上 体 尾 及 び 精 巣 重 量 の 減 少 があった また ニトロメタンの 375 ppm( 0.94 mg/l)のばく 露 したマウスで 精 子 運 動 性 の 低 下 と 発 情 周 期 期 間 の 延 長 が 見 られた 1000 ppm(3.0 mg/l)のニトロメタンで 雄 マウスの 精 巣 中 で 多 核 性 精 子 細 胞 が 観 察 された ニトロエタンの1,000 ppm(3.0 mg/l)で 多 核 精 子 細 胞 が 雄 マウ スの 精 巣 で 見 られた 1-ニトロプロパンの 反 復 投 与 / 生 殖 発 生 スクリーニング 試 験 の 併 合 試 験 で ラットに 交 配 の14 日 前 から 開 始 し 交 配 期 間 また 雌 については 妊 娠 19 日 まで6 時 間 / 日 7 日 / 週 の 吸 入 によりばく 露 した 親 動 物 で 雄 の 体 重 が96 ppm(0.35 mg/l)でわずかに 減 少 し 48 ppm(0.18 mg/l)で 鼻 組 織 の 変 化 が 見 られ 結 果 として 局 所 NAECは24 ppm(0.085 mg/l)になった 96 ppm(0.35 mg/l)で 同 腹 児 数 と 平 均 生 存 出 生 児 数 は 減 少 し 結 果 として 生 殖 / 発 生 毒 性 NAECは48 ppm(0.18 mg/l)になった カ テゴリーメンバーは 生 殖 / 発 生 毒 性 の 可 能 性 を 示 した 発 生 影 響 のデータはECD 422の 試 験 における 肉 眼 的 観 察 に 限 られていた 当 該 カテゴリーメンバーはヒトの 健 康 有 害 性 ( 急 性 経 口 毒 性 反 復 投 与 毒 性 生 殖 / 発 生 毒 性 遺 伝 毒 性 及 び 発 がん 性 )を 示 唆 する 特 性 を 有 する ECD HPV 化 学 品 プログラムの 目 的 のために ヒトの 健 康 有 害 性 を 3 一 般 社 団 法 人 日 本 化 学 物 質 安 全 情 報 センター
特 徴 付 けるのに 適 切 なスクリーニングレベルのデータが 利 用 可 能 である 環 境 水 銀 灯 による 放 射 能 標 識 化 被 験 物 質 を 用 いた ニトロメタン ニトロエタン 及 び1-ニトロプロパンの 光 分 解 の 試 験 データが 入 手 可 能 である 17 時 間 後 の 結 果 は ニトロメタンの35.2 %の 分 解 ニトロエタンの 23.9 %の 分 解 1-ニトロプロパンの54.8 %の 分 解 を 示 した この3つのニトロパラフィン 類 の 間 接 的 な 光 分 解 半 減 期 は (おおよそ)25-82.3 日 の 範 囲 である これらの 物 質 の 非 生 物 的 加 水 分 解 はないであろう これら のニトロパラフィン 類 は 中 性 phの 状 態 で 室 温 加 水 分 解 又 は 水 中 分 解 の 対 象 となる 官 能 基 を 持 たない これらの 条 件 下 で 有 機 ニトロ 基 は 水 中 で 安 定 である Mackay Level Ⅲを 用 いる 分 配 (フガシティー)モデルは 大 気 コンパートメント( 用 途 パターン 及 び 物 理 / 化 学 的 特 性 に 基 づく 最 もありそうな 放 出 シナリオ)に 放 出 されたこのカテゴリーメンバーは 主 に 大 気 (ニ トロメタン ニトロエタン 1-ニトロプロパンがそれぞれ 69.1 % 91.2 % 88.7 %) 水 (それぞれ19.1 % 12.0 % 7.3 %) 土 壌 (それぞれ11.8 % 6.8 % 4.1 %) 及 び 底 質 (3つとも 全 て< 0.1 %)に 分 配 されるこ とを 示 した 短 鎖 のニトロパラフィンは 易 生 分 解 性 ではない これらの3つのカテゴリーメンバーのそれぞれについて 2 種 類 の 魚 類 を 用 いた 急 性 毒 性 試 験 結 果 が 入 手 可 能 である ニトロパラフィン 類 の 淡 水 な 脊 椎 動 物 及 び 藻 類 の 実 験 室 での 急 性 水 生 毒 性 データも 入 手 可 能 であ る 証 拠 の 重 みは 標 準 的 な 試 験 生 物 によるニトロパラフィン 類 の 急 性 ばく 露 EC/LC50 値 は 72 時 間 生 長 阻 害 が6から> 456 mg/lの 範 囲 にある 藻 類 を 除 いて 100 mg/lより 大 きいことを 明 らかに 示 唆 している Topkat 及 びAIESを 用 いた 毒 性 データのモデル 化 がニトロメタンの 設 定 試 験 データを 補 足 するために 使 われた Topkat 及 びAIESを 用 いて 推 定 ミジンコ48-hr EC50は399 mg/l 及 び 魚 96-hrLC50は127 mg/lであった これらの 化 学 物 質 は 揮 発 性 物 質 であり 一 部 の 試 験 が 開 放 システムで 行 われたので それらの 試 験 はモデ ル 化 された 毒 性 データによって 補 足 された これらの 試 験 結 果 の 説 明 では 注 意 が 払 われるべきであり 観 察 された 毒 性 は 過 小 評 価 されているかもしれない カテゴリーメンバーの 主 要 な 急 性 毒 性 試 験 : カテゴリー メンバー ニトロメタン 96-hr LC50 = 127 mg/l ( 推 定 ) ECD 203 96-hr LC50 > 659.2 mg/l ( 開 放 系 設 定 ) 48-hr LC50 = 460 mg/l ( 閉 鎖 系 設 定 ) ニトロエタン 1-ニトロ プロパン 魚 類 急 性 毒 性 脊 椎 動 物 急 性 毒 性 藻 類 生 長 阻 害 ECD 203 96-h LC50 = 596 mg/l ( 設 定 ) 48-hr LC50 = 880 mg/l ( 閉 鎖 系, 設 定 ) ECD 203 96-hr LC50 = 227 mg/l ( 測 定 ) 48-hr LC50 = 205 mg/l ( 閉 鎖 系, 設 定 ) 48-hr EC50 = 399 mg/l ( 計 算 ) ECD 202 24-hr EC50 = 450 mg/l ( 開 放 系 測 定 ) ECD 202 24-hr EC50 = 1200 mg/l ( 開 放 系 測 定 ) ECD 202 48-hr EC50 = 380 mg/l ( 閉 鎖 系, 測 定 ) ECD 202 24-hr EC50 = 258 mg/l ( 開 放 系, 測 定 ) ECD 201 72-hour ErC50 = 36 mg/l ( 閉 鎖 系 測 定 ) ECD 201 72-hour ErC50 = 6 mg/l ( 閉 鎖 系, 測 定 ) ECD 201 72-hour ErC50 > 456 mg/l ( 閉 鎖 系, 測 定 ) 72-hour EyC50 = 報 告 なし 72-hour EyC50 = 報 告 なし 72-hour EC50 =263 mg/l ( 閉 鎖 系, 測 定 ) 4 一 般 社 団 法 人 日 本 化 学 物 質 安 全 情 報 センター
当 該 カテゴリーメンバーは 1と100 mg/lの 間 の 濃 度 で 環 境 への 有 害 性 を 示 唆 する 特 性 ( 水 生 植 物 毒 性 ) を 有 する カテゴリーメンバーは 易 生 分 解 性 又 は 生 物 蓄 積 性 であると 考 えられない ECD HPV 化 学 品 プロ グラムの 目 的 のために 環 境 有 害 性 を 特 徴 付 けるのに 適 切 なスクリーニングレベルのデータが 利 用 可 能 であ る ばく 露 米 国 ( 担 当 国 )における2005 年 の 製 造 量 は 各 々5 10 6 ポンド(2268トン) 以 上 であった 当 該 カテゴリーメンバーは 他 の 化 学 物 質 の 合 成 で 中 間 体 として 工 業 用 溶 剤 及 び 燃 料 として 主 に 使 わ れる 製 造 の 際 は これらの 物 質 は 閉 鎖 系 で 取 り 扱 われる 製 造 の 際 の 工 学 的 管 理 は 適 切 な 換 気 封 じ 込 め 安 全 装 置 並 びに 飛 散 によるばく 露 あるいは 大 気 ばく 露 を 最 小 限 にするように 設 計 された 実 際 のハー ドウェアからなる これらの 物 質 の 輸 送 は 開 放 系 よりむしろ 閉 鎖 パイプ 系 で 行 われる 排 水 処 理 システムへ 排 出 される 排 水 行 程 での 低 濃 度 の 損 失 を 介 して 環 境 ばく 露 の 可 能 性 がある 現 場 で の 一 次 生 物 処 理 後 にPTWs( 公 共 下 水 処 理 場 )への 物 質 の 放 出 の 限 定 的 な 可 能 性 がある 産 業 顧 客 は 生 物 処 理 施 設 を 有 しているかもしれないが 一 般 的 顧 客 は 前 処 理 せずにただPTWsを 利 用 している 可 能 性 がある これらの 化 学 物 質 は 55ガロンドラムを 超 えるコンテナで 輸 送 しない 純 度 > 96 %のニトロメタンを 除 いて 密 閉 タンクに 貯 蔵 され タンク 車 及 びタンクローリーで 輸 送 される そして 少 量 はドラム 又 は 中 間 バルクコ ンテナ(IBCs)で 輸 送 される このカテゴリーメンバーへのヒトばく 露 の 最 も 可 能 性 のある 経 路 は 吸 入 又 は 皮 膚 接 触 によってである 職 業 的 吸 入 ばく 露 は 製 造 又 は 加 工 の 際 に 生 じるかもしれない しかしこれらのばく 露 は 個 人 保 護 具 の 使 用 により 閉 鎖 系 の 加 工 行 程 及 び 閉 鎖 パイプ 系 及 び 局 所 排 気 のような 工 学 的 管 理 の 使 用 により 無 視 できる 担 当 国 には これらの 化 学 物 質 についての 産 業 用 職 業 ばく 露 ガイドラインがある 米 国 労 働 安 全 衛 生 局 (SHA)の 許 容 ばく 露 限 度 8hr 時 間 加 重 平 均 (TWA)は ニトロメタン 又 はニトロエタンについて 100 ppm そして1-ニトロプロパンについて25 ppmである ばく 露 は 洗 浄 又 は 荷 積 み 作 業 の 際 に 生 じるかもしれない が これらのばく 露 は 適 切 な 保 護 衣 及 び 適 切 な 管 理 措 置 の 実 施 によって 制 限 される 密 閉 保 管 容 器 及 びパ イプ 中 で 扱 われることにより バルク 貯 蔵 製 品 の 取 り 扱 い 及 び 輸 送 は さらにばく 露 の 可 能 性 を 制 限 する 自 動 コンテナ 充 填 装 置 でドラム 缶 及 びIBCに 充 填 するために 使 われるので この 行 程 のばく 露 はほとんど 生 じそうもない これらの 短 鎖 ニトロパラフィン 類 を 原 料 として 用 いた 製 品 は 消 費 者 に 広 く 利 用 可 能 ではない しかし 消 費 者 は 趣 味 又 はレーシング 燃 料 の 使 用 を 通 じてニトロメタンに 吸 入 により 特 定 の 塗 料 又 は 被 覆 材 に 使 わ れているニトロエタンに 吸 入 により 限 定 的 に 及 びわずかな 燃 料 添 加 剤 又 は 溶 剤 として 存 在 する 非 常 に 少 量 の1-ニトロプロパンに 吸 入 によりばく 露 するかもしれない 工 業 用 溶 剤 塗 料 / 被 覆 材 又 は 燃 料 / 燃 料 添 加 物 の 最 終 用 途 の 適 用 で 消 費 者 の 低 濃 度 の 皮 膚 ばく 露 が 生 じる 可 能 性 がある [ 著 作 権 ] [ 著 作 権 および 免 責 事 項 について] 5 一 般 社 団 法 人 日 本 化 学 物 質 安 全 情 報 センター
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