1. 電 利 用 について

電 利 用 現 状 について 資 料 4

1. 電 利 用 について

電 利 用 分 野 電 はそ 特 性 に 応 じて 主 に 以 下 3つ 分 野 で 利 用 されている (1) 通 信 放 送 へ 利 用 ( 例 : 携 帯 電 話 テレビ 放 送 ) (2) 測 位 遠 隔 測 定 へ 利 用 ( 例 :GPS( 全 地 球 測 位 システム)) (3) エネルギー 利 用 ( 例 : 電 子 レンジ 調 理 用 IH) 電 木 樹 齢 100 年 以 上 電 時 計 RFID 無 線 LAN ETC 船 舶 漁 業 通 信 GPS 各 種 レーダ 携 帯 電 話 PHS 衛 星 海 上 能 動 受 動 陸 上 遠 隔 測 定 能 動 衛 星 航 法 測 位 双 曲 線 航 法 ビーコン 航 空 通 信 航 空 移 動 測 位 遠 隔 測 定 衛 星 通 信 通 信 放 送 衛 星 固 定 無 線 電 信 実 用 化 (マルコーニ 1895 年 ) 電 実 証 (ヘルツ 1888 年 ) 電 磁 理 論 (マクスウェル 1864 年 ) 電 流 磁 気 作 用 (エルステッド 1820 年 ) 地 上 エ ネ ル ギ 利 用 マイクロ 固 定 衛 星 テレビ テレビ ラジオ 放 送 電 磁 界 効 果 電 界 効 果 磁 界 効 果 電 磁 誘 導 (ファラデー 1831 年 ) テレビ 衛 星 テレビ ラジオ 電 子 レンジ IH 電 利 用 分 野 1

我が国電利用変遷 無線局数及び主な利用推移 １９５０年 公共利用 放送 船舶 航空による保安通信 防災通信等 が中心 １９８５年 電気通信事業へ民間 参入が可能となり 電 民間利用が急速に拡大 ２００８年 携帯電話 １億加入超 ３G移行 約90% が進展 無線アクセスシステム 無線アクセスシステム 普及 今後 ユビキタスネット社会に における多様な電利 用 新たな電利用 ニーズ拡大 新たな電利用例 約１億８２３万局 約３８１万局 ５ １１８局 ５ １１８局 移動局 4,19５局 固定局 放送局 そ他 5５２局 ８０局 ２９１局 移動局 移動局 約1億6１０万局 有線ブロードバンド代替 約107万局 固定局 約3.8万局 放送局 約2.4万局 そ他 約268万局 ﾓﾊﾞｲﾙｵﾌｨｽ ﾓﾊﾞｲﾙﾎｰﾑ ﾊ ｲﾙｵﾌｨｽ ﾊ ｲﾙﾎ ﾑ 過疎地等でもブロードバンド通信を実現 固定局 約10.４万局 放送局 約2 4万局 約2.4万局 そ他 約200万局 安全 安心ＩＴＳ 人工衛星局 先行車 側方車 地球局 地球局 地球局 １００ｍ 放送 衛星通信 携帯電話 携帯ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ 側方車 地方公共団体等 次世代情報家電 海上通信 防災通信 固定マイクロ回線 消防署等 無線ＬＡＮ 2

移 動 網 サービス 伝 送 速 度 向 上 無 線 伝 送 速 度 は ほぼムーア 法 則 に 従 い 2 年 で 倍 に モバイルデータ 速 度 は 固 定 それよりも5 年 遅 れ 或 いは 一 桁 下 で 追 随 している 伝 送 速 度 [bps] 1G 100M 10M 1M 100k 10k Peak 4 th Gb band d(3.5ghz) 100-200M 300M 100M 802.11n 3 rd G band (2GHz,etc.) 75M FTTH 2 nd G band (1.9GHz PHS) 54M 54M 50M 802.16a 2 nd G band (800MHz PDC cdmaone) 802.11g 802.11a 26M Peak IEEE 802.11(2.4 & 5GHz) IEEE 802.11 14M 12M Analog modem/adsl/ftth 11M 802.11b 8M IEEE 802.16a 9.6K 14.4K 28.8K 2.4k 9.6k PDC 2M 802.11 56K 28.8k8k 32k PHS PDC Packe t MAX 1.5M spec. 2M ADSL 64k 64k PHS cdma One 384k W-CDMA 14.4kPacket One Peak 2.4M average 600k MAX 1x spec. 307k 144k CDMA 2000 1x EV-DO average 2~4M HSPA Super3G 1G at Low mobility 4G 100M at High mobility 1k 12K 1.2K PDC 80 85 90 95 00 05 10 出 典 : 電 利 用 システム 将 来 像 検 討 部 会 NTTドコモ 提 出 資 料 より 抜 粋 一 部 加 工 年 3

移 動 通 信 システム 全 体 ( 分 野 別 )トラヒック 増 大 予 測 分 野 別 にみた 移 動 通 信 システム 全 体 トラヒック 増 大 予 測 (2007 年 を100とした 場 合 ) 2007 年 2012 年 2017 年 生 活 一 般 67 323 3172 文 化 娯 楽 16 691 12802 教 育 0 16 305 健 康 医 療 安 全 2 234 2652 公 共 交 通 0 34 818 企 業 活 動 環 境 15 256 2375 モバイルEC 0 10 153 合 計 100 1564 22277 教 育 公 共 交 通 モバイルECトラフィックは2007 年 において 全 体 1% 未 満 で あるため 0 と 表 記 している 出 典 : 携 帯 電 話 等 周 数 有 効 利 用 方 策 委 員 会 報 告 情 報 通 信 審 議 会 情 報 通 信 技 術 分 科 会 4

放 送 デジタル 化 による 周 数 再 編 現 在 周 数 利 用 状 況 テレビ 用 ー370MHz 幅 90~108MHz 帯 (1~3ch) 170~222MHz 帯 (4~12ch) 470~770MHz 帯 (13~62ch) アナログ テレビ 放 送 アナログ テレビ 放 送 アナログテレビ 放 送 デジタルテレビ 放 送 2011 年 7 月 25 日 テレビ 用 ー300MHz 幅 70MHz 幅 (1~3ch) (4~12ch) 470~770MHz 帯 (13~62ch) マルチメディア 放 送 等 防 災 等 マルチ メディア 放 送 等 デジタルテレビ 放 送 90 108 170 205 222 2012 年 7 月 25 日 テレビ 用 ー240MHz 幅 70MHz 幅 (1~3ch) マルチメディア 放 送 等 防 災 等 (4~12ch) マルチ メディア 放 送 等 90 108 170 205 222 470 240MHz 幅 デジタルテレビ 放 送 (13~52ch) ガ ー ド バ ン ド I T S ガ ー ド バ ン ド 60MHz 幅 (53~62ch) 携 帯 電 話 等 710 715 725 730 770 5

2. 周 数 割 当 て

我 が 国 電 利 用 状 況 ( 周 数 帯 別 ) 障 害 物 後 ろに 回 り 込 む 小 さい 易 しい 降 雨 で 弱 められる 電 伝 わり 方 直 進 する 伝 送 できる 情 報 量 大 きい 利 用 技 術 難 易 度 難 しい 長 周 数 100km 3kHz (3 千 ヘルツ) 10km 30kHz (3 万 ヘルツ) 1km 300kHz (30 万 ヘルツ) 100m 3MHz (300 万 ヘルツ) 10m 30MHz (3 千 万 ヘルツ) 1m 300MHz (3 億 ヘルツ) 10cm 3GHz (30 億 ヘルツ) 1cm 30GHz (300 億 ヘルツ) 1mm 300GHz (3 千 億 ヘルツ) 0.1mm 3000GHz (3 兆 ヘルツ) 超 長 VLF 長 LF 中 MF 短 HF 超 短 VHF 極 超 短 UHF マイクロ SHF ミリ EHF サブ ミリ 国 際 電 気 通 信 連 合 (ITU)による 周 数 国 際 分 配 決 定 ( 無 線 通 信 規 則 等 ) 国 際 分 配 に 基 づく 国 内 分 配 決 定 ( 総 務 省 周 数 割 当 計 画 等 ) 長 船 舶 航 空 機 用 ビーコン 標 準 電 電 子 タグ 船 舶 通 信 アマチュア 無 線 船 舶 航 空 機 無 線 アマチュア 無 線 中 放 送 (AMラジオ) 船 舶 航 空 機 用 ビーコン 短 放 送 電 子 タグ 中 短 FM 放 送 (コミュニティ 放 送 ) TV 放 送 防 災 行 政 無 線 消 防 無 線 列 車 無 線 警 察 無 線 簡 易 無 線 航 空 管 制 通 信 無 線 呼 出 アマチュア 無 線 コードレス 電 話 VHF UHF マイクロ ミリ 電 天 文 簡 易 無 線 衛 星 通 信 レーダー マイクロ 中 継 放 送 番 組 中 継 衛 星 通 信 衛 星 放 送 レーダー 電 天 文 宇 宙 研 究 無 線 LAN(5GHz 帯 ) 無 線 アクセスシステム(5 22 26GHz 帯 等 ) 狭 域 通 信 システム ISM 機 器 携 帯 電 話 PHS MCAシステム タクシー 無 線 TV 放 送 防 災 行 政 無 線 移 動 体 衛 星 通 信 警 察 無 線 簡 易 無 線 レーダー アマチュア 無 線 パーソナル 無 線 無 線 LAN(2.4GHz 帯 ) コードレス 電 話 無 線 アクセス(2.4GHz 帯 ) ISM 機 器 電 子 タグ 主 な 利 用 例 6

周 数 分 配 電 は 国 内 に止 まらず 国 境 を 越 えて 伝 搬 する 一 方 で 同 一 周 数 を 使 うことによる 混 信 問 題 が 所 在 また 国 際 的 な 利 用 を 可 能 とすることも 必 要 そため 電 を 管 理 する 国 際 的 な 枠 組 み( 国 際 電 気 通 信 連 合 (ITU) 憲 章 条 約 )に 基 づき 電 特 性 に 応 じ 周 数 帯 ごと 用 途 を 定 めた 分 配 表 や 使 用 条 件 を 規 定 日 本 は アジア オセアニア( 第 3 地 域 )に 分 配 された 用 途 分 配 に 基 づき 周 数 割 当 計 画 ( 総 務 省 告 示 : 電 法 第 26 条 )を 制 定 し 国 内 周 数 使 用 に 関 する 条 件 を 定 めている 国 際 分 配 (khz) 第 一 地 域 第 二 地 域 第 三 地 域 国 内 分 配 (khz) 無 線 局 目 的 周 数 使 用 に 関 する 条 件 9 未 満 ( 分 配 されていない) 9 未 満 J1 5.53 5.54 9-14 無 線 航 行 9-14 無 線 航 行 公 共 業 務 用 一 般 業 務 用 14-19.95 固 定 14-19.95 固 定 公 共 業 務 用 海 上 移 動 5.57 海 上 移 動 J2 一 般 業 務 用 5.55 5.56 19.95-20.05 標 準 周 数 報 時 (20kHz) 19.95-20.05 標 準 周 数 報 時 公 共 業 務 用 公 共 業 務 用 へ 割 当 ては 20kHzに 限 る 20.05-70 固 定 20.05-39 固 定 公 共 業 務 用 海 上 移 動 5.57 J3 海 上 移 動 J2 一 般 業 務 用 39-41 標 準 周 数 報 時 公 共 業 務 用 公 共 業 務 用 へ 割 当 ては 40kHzに 限 る 41-59 固 定 公 共 業 務 用 J3 海 上 移 動 J2 一 般 業 務 用 59-61 標 準 周 数 報 時 公 共 業 務 用 公 共 業 務 用 へ 割 当 ては 60kHzに 限 る 61-70 固 定 公 共 業 務 用 5.5656 5.5858 J3 海 上 移 動 J2 一 般 業 務 用 70-72 70-90 70-72 70-72 無 線 航 行 公 共 業 務 用 無 線 航 行 5.60 固 定 無 線 航 行 5.60 海 上 移 動 5.57 固 定 海 上 無 線 航 行 5.60 海 上 移 動 5.57 無 線 標 定 5.59 72-84 72-84 72-84 固 定 公 共 業 務 用 固 定 固 定 海 上 移 動 J2 一 般 業 務 用 海 上 移 動 5.57 海 上 移 動 5.57 無 線 航 行 5.60 無 線 航 行 5.60 5.56 84-86 84-86 84-86 無 線 航 行 公 共 業 務 用 無 線 航 行 5.60 無 線 航 行 5.60 固 定 海 上 移 動 5.57 5.59 ( 国 際 分 配 注 ) 5.56 14-19.95kHz 及 び20.05-70kHz 周 数 帯 並 びに 第 一 地 域 では72-84kHz 及 び86-90kHz 周 数 帯 が 分 配 された 業 務 局 は 標 準 周 数 及 び 報 時 信 号 を 送 信 することができる ( 以 下 略 ) 7

周 数 割 当 てプロセス 新 た 周 電 利 た な 電 利 個 々 無 線 周 数 確 電 利 利 用 シ ス テ ム 利 用 シ ス テ 免 許 方 針 々 無 線 局 線 局 免 許 ( 確 保 ( 国 際 用 シ ス テ ム ム 技 術 基 準 ム ニ ー ズ 針 作 成 公 局 免 許 申 請 周 数 割 際 的 な 周 数 ム 技 術 的 準 策 定 周 ズ 調 査 導 公 表 請 審 査 割 当 て ) 数 分 配 確 的 条 件 検 周 数 割 当 導 入 検 討 確 保 ) 検 討 計 画 変 更 情 報 通 信 審 議 会 諮 問 答 申 電 監 理 審 議 会 諮 問 答 申 8

周 数 移 行 再 編 に 向 けた 具 体 的 取 組 新 たな 電 利 用 システムが 導 入 できる 周 数 を 確 保 するため 毎 年 電 利 用 状 況 を 調 査 評 価 また 周 数 移 行 再 編 方 向 性 を 示 す 周 数 再 編 アクションプランを 策 定 こ 結 果 等 に 基 づき 総 務 大 臣 が 周 数 割 当 計 画 を 変 更 周 数 移 行 再 編 サイクル 電 利 用 状 況 調 査 評 価 実 施 ( 毎 年 度 ) 周 数 再 編 アクション プラン 策 定 ( 毎 年 度 ) 周 数 割 当 計 画 変 更 新 たな 電 利 用 システム 導 入 9