5 生 命 科 学 生 物 学 神 経 科 学 におけるイノベーション 6 国 家 国 土 安 全 保 障 7 情 報 技 術 と 高 性 能 計 算 (HPC) 8 海 洋 北 極 問 題 (2017 年 度 新 規 追 加 項 目 ) 9 知 識 に 基 づく 政 策 形 成 管 理 のための

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

一般競争入札について

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

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Microsoft Word 第1章 定款.doc

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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m07 北見工業大学 様式①

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

18 国立高等専門学校機構

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円


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定款  変更


4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

文化政策情報システムの運用等

財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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課 税 ベ ー ス の 拡 大 等 : - 租 税 特 別 措 置 の 見 直 し ( 後 掲 ) - 減 価 償 却 の 見 直 し ( 建 物 附 属 設 備 構 築 物 の 償 却 方 法 を 定 額 法 に 一 本 化 ) - 欠 損 金 繰 越 控 除 の 更 な る 見 直 し ( 大

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程


平成15・16年度の建設工事入札参加資格の認定について

公表表紙

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

スライド 1

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(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

●電力自由化推進法案

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

弁護士報酬規定(抜粋)

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

東京都立産業技術高等専門学校

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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16 日本学生支援機構

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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平成19年9月改定

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

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平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

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定款

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

様式(補助金)

Microsoft Word - 目次.doc

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Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx

全設健発第     号

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

答申第585号

企 画 課 企 画 部 満 了 2 55 総 務 部 企 画 室 設 置 認 可 学 部 佐 賀 大 学 附 属 図 書 館 医 学 分 館 設 置 申 請 書 企 画 室 企 画 調 査 係 2004/4/1 30 年 2005/4/1 2035/3/31 ファイル 事 務 室 企 画 部 企 画

耐 震 診 断 受 付 期 間 4 月 16 日 ( 月 )~1 月 31 日 ( 木 ) 予 定 戸 数 100 戸 1 補 助 の 条 件 次 のすべての 要 件 に 該 当 すること (1) 市 民 自 らが 所 有 し 居 住 していること (2) 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前

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PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

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0439 研究開発推進事業(防衛省所管計上)250614

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

 

川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

の 基 礎 の 欄 にも 記 載 します ア 法 人 税 の 中 間 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場 合 は 中 間 イ 法 人 税 の 確 定 申 告 書 ( 退 職 年 金 等 積 立 金 に 係 るものを 除 きます ) 又 は 連 結 確 定 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場

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Microsoft PowerPoint 資料6 技術基準.ppt [互換モード]

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(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

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平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

( 会 員 資 格 の 取 得 ) 第 6 条 本 会 の 会 員 になろうとする 者 は 別 に 定 める 入 会 届 により 申 し 込 みを し 理 事 会 の 承 認 を 得 なければならない ( 会 員 の 権 利 義 務 ) 第 7 条 会 員 は 本 会 の 事 業 活 動 につき そ

官 庁 営 繕 事 業 の 事 後 評 価 表 事 業 名 かいじょうほあんだいがっこう(そうごうじっしゅうとう) 海 上 保 安 大 学 校 ( 総 合 実 習 棟 ) 実 施 箇 所 呉 市 若 葉 町 5-1 該 当 基 準 事 業 完 了 後 3 年 間 が 経 過 した 事 業 事 業 諸

Transcription:

会 員 限 り 米 国 出 張 報 告 ( 案 ) 2016 年 5 月 9 日 2016 年 4 月 26 日 ~29 日 北 米 最 大 のセラミックス 展 示 会 (Ceramics EXPO 2016)に 参 加 し また JFCA/USACA( 日 本 ファインセラミックス 協 会 / 米 国 先 進 セラミックス 協 会 ) 事 務 局 会 議 及 び 展 示 会 での JFCA/USACA 交 流 会 等 に 出 席 した 以 下 出 張 概 要 を 紹 介 する 1. 日 時 :4 月 24 日 ( 日 )~5 月 1 日 ( 金 ) 6 泊 8 日 2. 出 張 先 :USACA( 米 国 先 進 セラミックス 協 会 ) セラミック 展 示 会 (Ceramics EXPO) JFCA/USACA 交 流 会 NASA( 米 国 航 空 宇 宙 局 ) 3. 出 張 者 : 矢 野 友 三 郎 日 本 ファインセラミックス 協 会 専 務 理 事 4. 日 程 :4 月 24 日 ( 日 ) 成 田 発 ワシントン 着 4 月 25 日 ( 月 )NEDO JFCA/USACA 事 務 局 会 議 4 月 26 日 ( 火 )ワシントン 発 クリーブランド 着 JFCA/USACA 交 流 会 4 月 27 日 ( 水 )セラミック 展 示 会 4 月 28 日 ( 木 )セラミック 展 示 会 4 月 29 日 ( 金 )NASA( 米 国 セラミックス 学 会 長 ) 4 月 30 日 ( 土 )クリーブランド 発 5 月 01 日 ( 日 ) 成 田 着 5. 報 告 : <NEDO ワシントン 事 務 所 4 月 25 日 > NEDO ワシントン 事 務 所 畑 田 所 長 を 表 敬 訪 問 最 近 のワシントンの 話 題 は 大 統 領 選 挙 で 結 果 は 不 透 明 で 種 々の 意 見 がある 米 国 政 府 予 算 は 軍 関 係 予 算 の 大 幅 削 減 が 続 いてい るが 政 府 研 究 開 発 費 の 半 分 以 上 を 占 める DOD 研 究 開 発 関 係 予 算 の 大 幅 削 減 はない (2017 年 度 優 先 項 目 ) 1 気 候 変 動 2クリーン エネルギー 3 地 球 観 測 4 先 進 製 造 と 未 来 の 産 業 国 家 先 進 製 造 戦 略 計 画 に 示 された 技 術 分 野 (ナノテク ロボティクス マテリ アル ゲノム イニシアティブ サイバー フィジカル システム)の 研 究 開 発 とス マートシティへの 応 用 を 優 先 する 1

5 生 命 科 学 生 物 学 神 経 科 学 におけるイノベーション 6 国 家 国 土 安 全 保 障 7 情 報 技 術 と 高 性 能 計 算 (HPC) 8 海 洋 北 極 問 題 (2017 年 度 新 規 追 加 項 目 ) 9 知 識 に 基 づく 政 策 形 成 管 理 のための 研 究 開 発 図 表 1 オバマ 政 権 における 優 先 項 目 の 変 遷 図 表 2 米 国 政 府 ( 省 庁 別 ) 研 究 開 発 予 算 の 推 移 ( 要 求 ベース) ( 出 所 ) 独 立 行 政 法 人 科 学 技 術 振 興 機 構 研 究 開 発 戦 略 センター 日 米 関 係 では ワシントンでは 防 衛 協 力 がひとつの 話 題 5 月 下 旬 Vanderbilt University 2

(テネシー 州 ナッシュビル 市 )で 関 係 者 の US-Japan Security Cooperation 会 議 が 予 定 米 国 でのセラミックス 研 究 は DOD 予 算 でリードされているが 具 体 的 な 情 報 ( 研 究 内 容 や 予 算 等 )は 不 足 し アクセスが 難 しいのが 現 状 米 国 ではコンサルタントや 市 場 調 査 会 社 による 調 査 分 析 が 盛 んで 調 査 委 託 するのは 難 しくない 図 表 3 2016 年 度 米 国 政 府 の 研 究 開 発 予 算 要 求 ( 省 庁 別 配 分 ) R&D 予 算 :721 億 ドル(7.9 兆 円 ) (+7% 増 ) 日 本 政 府 の R&D 予 算 : 約 4 兆 円 <JFCA/USACA( 米 国 先 進 セラミックス 協 会 ) 事 務 局 会 議 > 昨 年 5 月 の 情 報 交 換 に 関 する JFCA/USACA 覚 書 締 結 後 昨 年 10 月 の USACA 理 事 会 で の 報 告 ( 米 国 ノリタケ 川 端 課 長 出 席 )に 続 く 2 回 目 の 会 合 2016 年 度 事 業 に 関 する 情 報 交 換 国 家 プロジェクト 最 近 の 話 題 等 について 意 見 交 換 また FC Report( 春 号 4/20 発 行 )への 投 稿 米 国 における 先 進 セラミックスの 将 来 展 望 に 感 謝 の 意 を 表 した 米 国 側 :USACA グレン 専 務 ( 前 米 国 議 会 科 学 宇 宙 技 術 スタッフ 現 在 はコ ンサルタント) ダッグ 技 術 部 長 ( 前 ロッキード 社 勤 務 現 在 はコン サルタント) 日 本 側 : 矢 野 専 務 中 村 TOTO 部 長 (Roadmap2050) 川 端 米 国 ノリタ ケ 課 長 議 題 1.JFCA 事 業 概 要 議 題 2.USACA 事 業 概 要 議 題 3.Roadmap2050 議 題 4.その 他 (JFCA 事 業 報 告 ) 日 本 側 から 2016 年 度 事 業 (2016 年 4 月 ~2017 年 3 月 )の 概 要 について 報 告 3

また 今 年 4 月 に 発 足 した 先 進 コーティングアライアンス 紹 介 セラミックスの 成 長 分 野 のひとつはコーティング 市 場 で 米 国 では 航 空 宇 宙 自 動 車 エネルギー 医 学 分 野 が 応 用 分 野 毎 年 コーティング 展 示 会 も 開 催 米 国 セラミックス 協 会 主 催 の Global Forum on Advanced Materials and Technologies for Sustainable Development(GMAT)2016 が 6 月 26 日 ~7 月 1 日 トロントで 開 催 され コーティングのセッションあり 米 国 の ISO/TC206 への P メンバー 復 帰 は USACA 自 身 は 標 準 化 に 関 与 してないが 会 員 企 業 を 通 じて 支 援 JFCA/USACA 会 合 で 関 係 者 を 紹 介 する 米 国 の 母 体 は ASTM( 米 国 材 料 学 会 )の C28 委 員 会 ( 先 進 セラミックス) ( 標 準 4/26 日 ) JFCA/USACA 交 流 会 で Steve 氏 (Orbital ATX 社 )と 意 見 交 換 米 国 企 業 はまだ 商 業 市 場 が 小 さいので ISO 標 準 開 発 への 企 業 の 関 心 は 薄 い 材 料 開 発 の 標 準 機 関 である ASTM は お 金 がない FAA( 連 邦 航 空 局 )はお 金 はあるが 対 象 は 認 証 で 商 業 市 場 の 標 準 化 には 関 心 がない かつ 政 府 機 関 の ISO への 参 画 は 難 しい NIST( 国 家 標 準 技 術 局 )は 手 法 開 発 が 主 体 で 標 準 と 距 離 がある 現 在 米 国 の 復 帰 は ASTM と 交 渉 中 であるが TC206 から 退 会 して 久 しい 米 国 に 現 状 を 理 解 させるのが 重 要 このため ISO/TC206(ファインセラミックス)の 標 準 開 発 の 説 明 資 料 ( 委 員 会 組 織 規 格 リスト 参 加 国 )を 作 成 し 幅 広 く 米 国 関 係 者 に 配 布 説 明 して いく 日 本 と 欧 州 による ISO 国 際 標 準 開 発 は 決 して 好 ましくない (USACA 事 業 報 告 ) 米 国 側 から 2016 年 度 事 業 (2016 年 1 月 ~2016 年 12 月 )の 概 要 2017 年 度 予 算 (2017 年 1 月 ~12 月 )の 概 要 について 報 告 2017 年 度 の 大 統 領 の 裁 量 的 経 費 ( 公 共 目 的 )$1.15 兆 ( 軍 事 $5240 億 非 軍 事 $5640 不 測 の 事 態 $590 億 ) 連 邦 政 府 ( 州 政 府 を 除 く)の 予 算 総 額 は$4 兆 (410 兆 円 ) 図 表 4 防 衛 関 係 の 予 算 配 分 研 究 関 係 予 算 額 :$714 億 (7.8 兆 円 ) 4

RDT&E: 研 究 開 発 試 験 & 評 価 (Research Development Test and Evaluation) ( 参 考 ) 日 本 政 府 の 研 究 開 発 費 : 約 4 兆 円 ( 米 国 防 衛 1/2 連 邦 政 府 1/4 相 当 ) USACA プレゼン 資 料 での 防 衛 関 係 予 算 でセラミックスへの 具 体 的 な 言 及 は 透 明 セラミ ックスの 生 産 性 向 上 長 波 長 赤 外 線 用 先 進 セラミックス 沿 海 域 戦 闘 艦 ( 小 型 の 新 型 戦 闘 艦 : 開 発 中 ) 用 透 明 セラミックス セラミックス 製 造 プロセス セラミックス ラミネー ション 等 FAA( 連 邦 航 空 局 ) NASA( 航 空 宇 宙 局 ) DOE(エネルギー 省 )でもセラミックス 関 係 予 算 あり (USACA 設 置 WG の 課 題 ) 1 原 子 力 材 料 WG:2022 年 の 商 用 反 応 炉 燃 料 アセンブリ 試 験 の 実 用 化 ( 原 子 力 セラミックス) 米 国 エネルギー 省 (DOE)は 原 子 力 の 事 故 耐 性 燃 料 プログラムにおいて ジルコニウム 金 属 核 燃 料 棒 に 代 わる CMC 核 燃 料 棒 の 開 発 実 証 作 業 を DOE 原 子 力 局 と 共 同 開 発 セラ ミック 核 燃 料 棒 は より 長 時 間 に 渡 る 炉 心 冷 却 の 喪 失 に 耐 えることができ また 通 常 の 運 転 条 件 下 においても 原 子 炉 の 性 能 を 維 持 し 改 善 することができる DOE は 2016 年 に CMC 及 びセラミック 事 故 耐 性 核 燃 料 棒 コンセプトのフェーズI 実 現 可 能 性 試 験 を 終 了 さ せ 2017 年 に 開 始 されるフェーズII 開 発 適 正 証 明 作 業 に 向 けて 有 効 な 材 料 や 設 計 を 選 定 する 作 業 に 入 る 予 定 フェーズIには 米 国 ウェスティングハウス 社 GE 及 び 仏 アレ ヴァ 社 が 参 加 この DOE プログラムが 目 指 すところは 原 子 炉 の 商 用 化 に 合 わせて 主 流 核 燃 料 棒 を 2020 年 までに 完 成 させることである 原 子 炉 事 業 者 が このより 安 全 な 核 燃 料 棒 システムの 利 用 に 舵 を 切 れば CMC の 潜 在 需 要 は 年 間 4 万 5 千 キログラムを 超 えると 予 測 されている 2SiC 繊 維 次 世 代 複 合 材 料 WG: 非 軍 事 市 場 への 拡 大 ( 例 : 発 電 工 業 宇 宙 航 空 分 野 ) 4 月 の Ceramics EXPO 5 月 の SAMPE(Society for the Advanced of Matrial & Processing Engineering)で USACA が 議 長 役 (CMC セラミックス 繊 維 ) 米 国 では 商 用 航 空 宇 宙 ガスタービンエンジン 用 CMC の 需 要 が 産 業 界 及 び 政 府 の 先 進 セラミックスへの 投 資 をけん 引 CMC は ガスタービンエンジンの 燃 費 に 大 変 革 をもたら す 可 能 性 を 秘 めている これまで エンジン 温 度 性 能 の 向 上 は 金 属 製 造 技 術 や 耐 熱 コー ティングの 進 歩 により 実 現 されてきたが その 進 歩 は 足 早 にその 理 論 上 の 限 界 に 達 しつ つある CMC は 将 来 の 多 様 なエンジンの 製 造 に 適 した 材 料 として 台 頭 しつつあり その 主 な 理 由 は CMC の 耐 熱 温 度 が 摂 氏 1,300 度 前 後 であるからだ 商 用 航 空 機 産 業 では CMC の 利 用 により 1 年 当 たりエンジン1 台 につき 100 万 ドルのコスト 削 減 が 期 待 されている GE 社 は CMC の 商 用 ガスタービンエンジンへの 移 行 に 莫 大 な 投 資 を 行 い LEAP エンジ 5

ン 事 業 で 9,500 件 以 上 のオーダーを 受 注 したと 発 表 また ロールス ロイス 社 も ガス タービンエンジン 用 先 進 セラミックス 部 品 製 造 で 同 様 の 投 資 を 米 国 で 計 画 中 で 既 に CMC 製 造 企 業 の 戦 略 的 な 買 収 を 行 っている GE もロールス ロイスも 航 空 推 進 動 力 で さら に 高 い 燃 費 効 率 を 求 める 需 要 に 応 えるために CMC が 重 要 であると 考 えている 3 透 明 セラミックス WG:Sensor window roadmap の 作 成 4 人 材 開 発 WG:K12( 小 学 校 から 高 校 )でのセラミックス 教 育 USACA 会 員 企 業 が 考 える 重 要 分 野 は 材 料 と 環 境 のインターラクション( 相 互 作 用 ) 耐 熱 機 械 特 性 の 計 測 複 合 材 料 設 計 とプロセス 昨 年 まで WG が 設 置 されていた SOFC は 予 算 のメドが 付 いたことで 廃 止 された 模 様 (SOFC) SFOC は 先 進 セラミックスにとって 新 しく 台 頭 してきた 大 量 応 用 分 野 米 国 エネルギ ー 省 (DOE)は 発 電 所 規 模 の 利 用 に 使 える SFOC 及 び 分 散 型 電 源 用 の 小 規 模 SOFC シス テムの 開 発 と 実 用 化 を 業 界 と 共 同 して 実 施 中 本 プログラクは 2016 年 に 行 われる 出 力 400 キロワットの 電 力 システムの 試 運 転 に 向 けて 着 々と 準 備 が 進 められ 2020 年 までに 電 力 会 社 と 共 に 1 メガワットクラスのシステムにまで 出 力 を 上 げていく 予 定 コスト 目 標 は 積 層 電 池 で 1 キロワット 当 たり 225 ドル システムで 1 キロワット 当 たり 900 ドル 本 DOE プログラムに 参 加 しているのは LG フュエルセル 社 デルファイ 社 及 びフュエルセル エ ネルギー 社 また DOE は 分 散 型 電 源 用 のさらに 小 さな 5 キロワットの SOFC 積 層 電 池 の 開 発 及 び 実 用 化 も 支 援 (USACA 新 役 員 ) 5 月 3 日 の 理 事 会 で 新 会 長 に Mr. Mike Peretti(GE Aviation) 副 会 長 に Mr. John Holowczak (United Technologies) 専 務 理 事 に Mr. Glen Mandig( 再 任 )を 選 出 Todd 会 長 (ボーイング 社 )は 退 任 (Roadmap2050) 中 村 部 長 から これまでの 経 緯 と 現 状 について 説 明 また 日 米 欧 アンケート 調 査 後 に 7 月 22 日 にオープンワークショップを 東 京 で 開 催 を 報 告 5 月 3 日 の USACA 理 事 会 で Roadmap2050 について 報 告 し アンケート 調 査 を 依 頼 ( 締 切 りを 5 月 末 )する (その 他 ) 4 月 26 日 の JFCA/USACA 交 流 会 は USACA 側 の 招 待 とする 案 内 があり 謝 辞 を 述 べた 交 流 会 は 日 米 双 方 から 30 名 が 参 加 予 定 前 回 の 会 議 でも Doug 部 長 は 皆 からエンサイクロペディアと 呼 ばれたが 過 去 の 経 緯 も 含 めかなりの 物 知 りで 彼 の 知 識 力 には 驚 く <JFCA/USACA 交 流 会 4 月 26 日 > 6

展 示 会 初 日 の 夕 方 JFCA/USACA 会 員 企 業 交 流 会 (Networking Party)を 開 催 し 日 米 30 名 が 出 席 USACA 側 は Doug 技 術 部 長 と JFCA 側 は 矢 野 のりードで 交 流 会 を 進 行 冒 頭 初 対 面 ということで 各 社 の 代 表 が 自 社 紹 介 後 に 交 流 会 日 米 の 参 加 企 業 で 100 年 企 業 が 多 かったのには 驚 いた サンコバン(1665 年 ) 森 村 商 事 (1876 年 ) 日 本 山 村 硝 子 (1897 年 ) ノリタケ(1904 年 ) ロールスロイス(1906 年 ) デンカ(1915 年 ) TOTO(1917 年 )と 7 社 に 上 った 同 じセラミックスファミリーであること 同 じ 会 員 企 業 であることから 双 方 の 参 加 者 と も ゆっくり 意 見 交 換 ができて 大 変 良 かったと 高 好 評 サンコバンから 出 席 の 一 人 は 今 年 7 月 から NIMS 大 橋 部 門 長 の 下 で 研 究 するとのことで 事 前 の 名 刺 交 換 を 喜 んだ 事 前 に 会 場 や 車 の 手 配 等 の 段 取 りを 行 った Glen 専 務 理 事 は 理 事 会 を 控 えていることもあり 当 日 は 参 加 できず 残 念 であった <セラミックス 展 示 会 4 月 26 日 ~28 日 > 展 示 会 場 のクリーブランド 市 は 米 国 セラミック 学 会 本 部 があるオハイオ 州 の 最 大 都 市 で 周 辺 の 州 は 米 国 の 革 新 的 なセラミックスメーカとサプライ チェーン 会 社 が 多 いハブ 的 な 位 置 にある クリーブランドにあるオハイオ 州 トップ 大 学 のケース ウエスタン リ ザーブ 大 学 ( 東 北 大 の 姉 妹 校 ) 高 度 素 材 研 究 所 (Institute of Advanced Materials)は セ ラミックスを 含 む 高 度 素 材 の 学 究 的 な 研 究 で 有 名 州 政 府 も 自 動 車 航 空 宇 宙 医 学 およ び 環 境 技 術 等 の 産 業 の 基 本 となる 次 世 代 の 新 しい 素 材 開 発 を 振 興 また オハイオ 州 は 燃 料 電 池 廊 下 (Fuel Cell Corridor) として 有 名 (1) 展 示 会 の 概 要 展 示 会 の 主 催 は 英 国 系 展 示 会 社 (Smartershows) 共 催 は 米 国 セラミックス 学 会 共 催 (Founding Partner)で 開 催 する 第 2 回 目 となる 北 米 最 大 規 模 のセラミック 展 示 会 今 年 の 展 示 会 は 昨 年 に 比 べると1 規 模 で 二 倍 の 280 社 が 出 展 来 場 者 は 3,000 人 2 機 械 メー カが 増 加 し 3ブース 内 は 技 術 者 が 大 半 で 来 場 者 も 研 究 開 発 に 従 事 するアカデミックが 多 い 技 術 展 ( 注 ) 世 界 的 に 大 きなセラミックス 展 示 会 は 次 のとおりである 米 国 :Ceramics EXPO: 通 年 次 回 は 2016 年 4 月 26~28 日 クリーブランド 欧 州 :Ceramitec:3 年 間 隔 今 年 は 10 月 20~23 日 ミュンヘン 次 回 は 2018 年 4 月 10~13 日 ミュンヘン 7

日 本 : 高 機 能 セラミックス 展 : 通 年 次 回 は 2017 年 4 月 5~7 日 東 京 ビックサイト 昨 年 の 展 示 会 来 場 者 を 分 類 すると 自 動 車 (24%) 航 空 宇 宙 (21%) 医 療 (10%) 輸 送 (9%) 電 気 電 子 (8%) 電 力 (8%) 防 衛 (7%)と 日 本 の 展 示 会 来 場 者 と 比 べて 分 野 が 広 い (2) 出 展 企 業 の 概 要 展 示 会 パンフでは セラミックの 製 造 サプライ チェーン 内 で 使 われる 全 ての 原 料 機 器 機 械 及 びテクノロジーの 専 門 の 見 本 市 フォーカスされたセラミック 市 場 を 通 じて 展 示 会 には セラミックスメーカを 含 む 交 通 自 動 車 航 空 宇 宙 医 学, エレクトロニクス 軍 事 及 び 環 境 技 術 に 至 る 幅 広 い 産 業 分 野 のトップから 技 術 者 までが 参 加 とPR 展 示 は 原 料 とセラミック 製 造 の 前 処 理 から 熱 処 理 乾 燥 組 立 試 験 評 価 に 至 るまで 最 新 のソ リューションを 提 供 し かつ セラミックの 性 能 をより 良 くするだけでなく メーカやエ ンジニアにとっての 効 率 やコストも 意 識 した 展 示 となっている 展 示 会 のキャッチフレーズは 1 最 も 費 用 効 果 が 高 く 効 率 的 な 原 料 から 製 造 試 験 評 価 まで 2 最 新 の 市 場 動 向 から 最 先 端 の 革 新 技 術 まで 3 展 示 ブースと 並 行 した 二 つの 専 門 8

会 議 を 通 じて 知 識 を 共 有 できるように 工 夫 日 本 に 比 べて Show Business では 一 枚 上 であ るが 中 身 は 日 本 のほうが 濃 厚 日 系 企 業 の 展 示 は 1 米 国 ノリタケ 2 米 国 日 立 ハイテクノロジー 3 米 国 荏 原 は 昨 年 と 同 じ 新 規 に4 米 国 TOTO 5デンカ 6 日 本 山 村 硝 子 7 米 国 昭 和 電 工 8 米 国 京 セラ 9 岩 谷 産 業 ( 三 井 金 属 鉱 業 ) 10 米 国 富 士 SPS( 富 士 電 波 工 機 )の 10 社 ( 出 展 企 業 国 ) 出 展 社 ガイドによる 国 別 調 査 は 次 のような 状 況 である 出 展 社 による 登 録 のため 米 国 の 日 系 企 業 は 米 国 登 録 もあり 数 字 が 異 なる 210 社 米 国 35 社 欧 州 (14 社 :ドイツ 6 社 :イギリス 3 社 :フランス&スペイン 2 社 :オラ ンダ 1 社 :ハンガリー スイス ポルトガル イタリア オーストリア スウェ ーデン ルクセンブルグ) 22 社 中 国 ( 昨 年 :13 社 ) 4 社 カナダ(2 社 ) 3 社 日 本 インド 1 社 韓 国 メキシコ 図 表 5 出 展 企 業 の 国 別 割 合 また 大 学 出 展 もありペンシルバニア 州 立 大 学 フロリダ 州 立 大 学 北 カリフォルニア 州 立 大 学 アルフレッド 大 学 の 4 大 学 1836 年 創 立 のセラミック ガラス 工 芸 分 野 で 世 界 的 に 有 名 なアルフレッド 大 学 (Alfred University ニューヨーク 州 )は Inamori School of Engineering の 出 展 で これは 稲 盛 氏 が 米 国 でのセラミックス 研 究 のため 10 億 円 寄 付 した 大 学 (3) 展 示 会 の 内 容 9

( 全 体 の 印 象 ) 展 示 会 に 同 行 の 東 工 大 東 教 授 (Task Force 委 員 長 )の 話 では 昨 年 11 月 のミュンヘン での CERAMTECH 展 との 比 較 では Raw materials や 建 材 の 展 示 ははるかに 少 ない 焼 結 3D プリンティング 切 削 による 加 工 品 電 気 炉 や 熱 電 対 各 種 計 測 機 器 の 展 示 が 多 いのが 特 徴 特 に 3D プリンティングは 注 目 度 が 高 く 併 設 の 講 演 は 立 ち 見 であった 存 在 感 が 大 きいのは CERAMTECH にも 出 展 していた Schunk Ingenieurkeramik 社 (ドイツ) 前 回 の 展 示 会 では エッジが 取 れてしまうイメージがあったが LiTHOZ が 出 展 していた 加 工 品 は 非 常 に 高 精 度 で エッジもしっかりと 立 っている リン 酸 カルシウムを 用 いた 骨 材 の 展 示 鋳 型 用 の 大 きな 3D プリンターの 出 展 もあった(Viridis3Dsh) 材 料 としてはジルコニアや SiC SiN が 多 い 驚 いたのは 高 熱 伝 導 材 として BeO が 出 展 されていたこと 危 ないのは 微 粒 子 が 肺 に 入 ることなので 焼 結 体 は 安 全 だとか また 加 工 技 術 として Injection Molding もかなりの 精 度 のものを 作 れるのに 驚 いた(KLÄGER) ( 注 目 した 展 示 ) 出 展 280 社 の 展 示 は Show Guide ブック(website でも 閲 覧 可 )で 各 社 の 出 展 概 要 が 紹 介 さ れ て い る ま た 展 示 に つ い て は 雑 誌 CERAMIC INDUSTRY (www.ceramicindustry.com) 及 び 米 国 セラミックス 学 会 (http://ceramics.org/)で 展 示 会 の 特 集 が 組 まれているので 参 照 頂 きたい 10

〇 Phillips 社 は Injection Molding の 細 々としたパーツと 押 し 出 しで 作 ったフィルタリン グ 用 の 多 孔 質 チューブを 出 展 〇 CORNING は ディーゼルフィルターの 多 孔 質 材 と MACOR ゴリラガラス MACOR や BN などの 特 殊 なマシーナブルセラミクスだけでなく レーザー 加 工 で ZrO 2 等 の 加 工 を 行 っている 業 者 も 多 い 〇 CERAMITEC に 出 展 していたイギリスの Precision Ceramics の 姿 もあった 〇 インドの 加 工 業 者 CUMI(Carborundum Universal)は 日 本 に 進 出 したいらしい 11

〇 Scott 社 のガラスセラミックスは ZERODUR を 超 えて NEXTREMA へ 〇 CeramTec 社 からはベアリング 風 力 発 電 も 宣 伝 していた 〇 ポルトガルの INNOVANO 社 ZrO 2 の 衝 撃 圧 縮 合 成 微 粒 子 が 得 られる 〇 TOTO は AD コーティング コージェライト 3D プリンティングに 加 え 光 触 媒 HYDROTECT という 名 前 でブランド 展 開 するが 米 国 では 苦 戦 とのこと 3D プリンティ ングは SIP プロジェクトだが 装 置 は 別 の 国 プロが 走 っているため 手 を 出 せず ノズルと インクの 開 発 にとどまっている 〇 イワタニから 電 波 吸 収 材 の εfe 2 O 3 が 参 考 出 展 されていたのには 驚 いた 展 示 会 場 講 演 会 場 < 講 演 会 > 講 演 会 は セラミックスとガラス 応 用 と セラミックスとガラス 製 造 の 二 つのトラックで 構 成 され これらのテーマは 米 国 のセラミックス 関 係 者 の 関 心 を 示 しているものでもある ( 基 調 講 演 ) 〇 産 業 界 リーダーによる セラミックス 産 業 の 未 来 セラミックス 素 材 の 使 用 は 近 年 指 数 的 に 成 長 ただ 製 品 単 体 の 性 能 だけで 価 値 を 生 み 出 すことは 難 しくなり 新 たな 顧 客 価 値 獲 得 のための 環 境 変 化 への 対 応 が 重 要 今 後 の 広 範 囲 な 採 用 には エンドユーザ 要 件 を 取 り 込 むサプライ チェーンの 体 制 構 築 が 不 可 欠 (トラック 1:セラミックスとガラス 応 用 ) 〇 エネルギーハーベストと 貯 蔵 のファインセラミックスとガラス 〇 高 温 セラミックス 過 酷 環 境 下 での 材 料 性 能 2700 F( 鉄 の 融 点 )の NASA グレン 研 究 センターの 材 料 開 発 〇 自 動 車 用 エンジン 部 品 のファインセラミックスの Leveraging Dielectric Propaerties of ブレーキディスク ポンプ 部 品 触 媒 などの 車 部 品 〇 インダストリー4.0 付 加 的 な 製 造 応 用 〇 次 世 代 の 耐 火 材 料 の 調 査 12

〇 ファインセラミックスとガラス 材 料 の 光 学 的 な 調 査 〇 セラミックスコーティング 応 用 の 識 別 〇 バイオセラミックス バイオガラス 応 用 の 調 査 〇 医 療 機 器 でのファインセラミックスの 応 用 の 概 要 DD(Drug Delivery) 研 究 は 大 学 で 盛 況 企 業 は 水 面 下 研 究 で 沈 黙 (トラック 2:セラミックスとカラス 製 造 ) 〇 複 合 材 料 のサプライチェーンの 発 展 〇 企 業 市 民 : 持 続 的 サプライチェーンマネジメントの 解 決 策 リサイクル 省 エネルギー 原 料 部 品 外 注 ゴミ 処 理 〇 試 験 分 析 と 品 質 保 証 : 破 壊 試 験 対 非 破 壊 試 験 〇 製 品 開 発 から 量 産 化 までのサプライチェーン 管 理 〇 ニアネットシェイプ 成 型 のレビュー: 射 出 成 型 プレス 精 密 ガラス 鋳 造 〇 積 層 造 形 (3D) 技 術 の 探 求 〇 ナノパーティクル 市 場 化 の 可 能 性 〇 高 温 製 造 技 術 の 調 査 〇 スマート/ 機 能 的 なガラス 製 造 の 挑 戦 の 克 服 ( 司 会 :USACA ダッグ 技 術 部 長 ) <NASA 首 席 研 究 員 / 米 国 セライックス 学 会 会 長 :Singh 博 士 > 米 国 セラミックス 学 会 会 長 の Singh 博 士 は NASA グレン 研 究 センター(クリーブラン ド 市 )の 首 席 サイエンティスト 同 研 究 センターは NASA の 10 大 研 究 センターのひとつ で 3500 名 (6 割 が 契 約 職 員 )が 勤 務 1941 年 アメリカ 航 空 諮 問 委 員 会 の 航 空 用 エンジ ン 研 究 所 として 発 足 し 今 年 は 設 立 75 周 年 を 迎 える 歴 史 ある 研 究 所 1950/1960 年 代 のク リーブランド 市 は 工 業 のハブとして 力 を 発 揮 したところである NASA でのセラミックス 研 究 は 耐 熱 の 複 合 材 料 とコーティング 研 究 熱 管 理 のセンサー 当 面 の 課 題 は 高 温 材 料 電 池 研 究 及 び 優 秀 な 人 材 開 発 セラミックス 全 体 では 宇 宙 原 子 力 医 療 分 野 が 関 心 大 で ハイブリッドな 解 決 方 法 もある エネルギー 分 野 では エ ネルギー 効 率 エネルギー 製 品 エネルギー 拡 散 (distribution)が 大 事 ( 米 国 セラミックス 学 会 ) 13

米 国 セラミックス 学 会 (1989 年 設 立 会 員 数 :9,500 名 )は 会 員 の4 割 (HP では3 割 ) が 外 国 人 (60 ケ 国 )で 自 分 も 会 長 として 旗 振 りを 行 いアジアの 優 秀 な 若 者 が 入 会 し 大 変 嬉 しい 理 事 会 も 多 国 籍 で 構 成 (15 名 )され 産 業 技 術 総 合 研 究 所 (AIST)の 大 司 首 席 研 究 員 (2013~2016 年 )は 理 事 の 一 人 国 の 枠 を 超 えて 世 界 から 優 秀 な 留 学 生 を 集 める 大 学 ビジネス 世 界 の 研 究 者 を 集 める 学 会 ビジネスと 言 語 の 違 いは 大 きいが 経 営 面 では 米 国 は 日 本 を 一 歩 も 二 歩 もリード 事 務 局 は4 局 ( 対 話 会 議 出 版 会 員 登 録 管 理 ) 40 名 のスタッフで 構 成 され 各 部 長 は2 年 毎 に 評 価 を 受 けるが 給 与 はかなり 良 い Singh 博 士 は 日 本 セラミックス 学 会 や 日 本 の 学 者 の 相 関 図 に 詳 しいのには 大 変 驚 いた 図 表 6 米 国 セラミックス 学 会 のグローバル 会 員 の 内 訳 ( 注 ) 米 国 以 外 の 世 界 のセラミックス 研 究 者 / 技 術 者 の 縮 図 でもある (Roadmap2050) Roadmap2050 への 関 心 は 高 く 2050 年 は 想 像 (imagination)が 重 要 Roadmap2050 を 考 える 場 合 時 間 軸 をリニアーで 考 えがちであるが ハイブリッド 的 な 発 想 も 必 要 研 究 で 大 事 なことは 定 期 的 ( 毎 週 )な 研 究 のレビューを 通 じて 重 点 領 域 の 特 定 情 報 共 有 が 極 めて 大 事 そして 情 報 を 知 識 に 変 えて 具 体 的 にどう 統 合 していくか データマネジ メントしていくかである < 独 国 セラミックス 工 業 協 会 会 長 :Jachim Heym 社 長 > Ceramic Applications 編 集 長 の Karin 女 史 の 紹 介 でドイツのセラミックス 工 業 協 会 (VKI) 会 長 ( 兼 セラミックス 学 会 (DKG) 副 会 長 )の Jachim Heym 氏 と 面 会 彼 は3D 製 造 で 実 績 を 上 げている Schunk Ingenieurkeramik 社 の 社 長 同 社 の3D 技 術 は 昨 年 11 月 欧 州 最 大 の CERAMITEC 展 (3 年 毎 )にも 同 様 に 出 展 し 米 国 でも 来 場 者 の 関 心 が 高 く 素 晴 ら しい 技 術 と 言 う 関 係 者 が 多 い ただ ビジネスは 製 造 請 負 で 積 層 造 形 の 製 造 装 置 は 見 れな い 独 国 セラミックス 協 会 は 市 場 のグローバル 化 にあわせた 学 会 活 動 のグローバル 化 に 向 けて 再 編 中 とか Roadmap2050 への 関 心 は 高 いが アンケートについては 欧 州 企 業 がうま 14

く 回 答 してくれるかはやや 懐 疑 的 このため ここ 10 年 でなく 長 期 的 な 視 点 でのアンケー トであることを 強 調 した <セラミックスのプラットフォーム:CERAMIC APPLICATION> 会 期 中 に 東 京 の 高 機 能 セラミックス 展 にも 出 展 の 月 刊 誌 CERAMIC APPLICATION のカリン 編 集 長 と 面 談 同 社 は ドイツでの 産 学 の 議 論 から 生 まれたセラミックスのハブ (Ceramics Meeting Point)を 目 指 した 英 語 雑 誌 で 現 在 ドイツ フランス 英 国 イン ド 米 国 等 の 9 ケ 国 34 社 が 参 加 (まもなく JFCA 会 員 企 業 も 参 加 予 定 とのこと) カリン 女 史 の 目 的 は JFCA 企 業 の 勧 誘 であるが 年 会 費 が 30 万 円 と JFCA 賛 助 会 費 より 高 く 成 果 が 不 透 明 なのでお 勧 め 出 来 ないが プロモーション 手 法 として 面 白 く 良 く 出 来 ており 参 考 に 紹 介 なお 関 心 の 会 員 企 業 があれば 連 絡 頂 きたい http://www.ceramic-applications.com/ ( 雑 誌 の 概 要 ) セラミックスは 金 属 やプラスチックに 比 べてまだニッチであるが セラミックスの 特 性 は 他 の 材 料 に 比 べて 格 段 に 素 晴 らしい 特 性 をもつ 拡 販 のため ユーザを 含 むセラミッ クスのハブ 的 な 雑 誌 を 目 指 す Website では 分 野 ( 専 門 ) 毎 に 会 員 企 業 を 紹 介 し メーカとユーザを 仲 介 する 形 で 市 場 開 拓 販 路 拡 大 を 狙 う 分 野 は 1 航 空 宇 宙 2 自 動 車 3 接 合 4 化 学 5エレクトロ ニクス 6 環 境 7 食 品 8ガラス 9ライフスタイル レジャー 10 計 測 11 医 療 12 金 属 13 金 属 14セキュリティ 15 工 学 16プラスチック 17 電 力 18 繊 維 と 多 岐 に 渡 る また 分 野 毎 に 用 途 別 分 類 があり 例 えば 航 空 宇 宙 では 用 途 として1 耐 熱 2ブレ ーキシステム 3 客 室 圧 力 4 機 体 と 再 分 類 図 表 7 三 大 材 料 (セラミックス 金 属 プラスチック)の 特 性 比 較 ( 出 所 )CERAMIC APPLICATIONSS 2016 年 3 月 号 15

6. 所 感 昨 年 の 第 1 回 Ceramics EXPO 展 示 会 に 続 き 2 回 目 の 出 張 となるが 日 本 に 比 べて 米 国 DOD リードの 研 究 開 発 予 算 の 大 きさ 研 究 の 奥 の 深 さ 展 示 会 にみる 国 境 を 越 えたダイバシテ ィの 広 がり 等 国 際 的 な 流 れの 中 で 日 本 は 主 流 から 外 れつつあるのではと 一 抹 の 不 安 を 覚 えた 良 く 言 えば 大 変 刺 激 を 受 けた また 同 時 にセラミックファミリーとしての 共 通 意 識 を 強 く 持 ち 世 界 のセラミックスファミリーが 三 人 寄 れば 文 殊 の 知 恵 でセラミッ クスのもつ 特 性 を 生 かした 市 場 作 りの 重 要 さを 感 じた 滞 在 中 に 良 く 耳 にした 言 葉 は CMC ( 複 合 材 ) と サプライチェーン CMC(Ceramic Matrix Composites)は GE の LEAP エ ンジン(セラミックス 繊 維 )を 契 機 として 今 後 の 成 長 が 期 待 できる 市 場 で 応 用 範 囲 も 広 い セラミックスは 高 温 高 耐 久 性 が 要 求 される 分 野 でこそ 特 徴 が 活 きる 素 材 サプライチ ェーンは 技 術 を 市 場 に 結 びつけるビジネスモデルでもあり 良 く 言 われる 研 究 開 発 投 資 が 事 業 化 や 企 業 収 益 に 繋 げられていない 事 業 構 想 から 研 究 開 発 市 場 獲 得 開 拓 までを 通 じたイノベーションシステムを 全 体 として 回 していくことが 重 要 である 市 場 のグローバル 化 で 国 境 を 越 えたお 付 き 合 いは 年 々 大 事 になる 海 外 の 展 示 会 は 海 を 越 えた 出 展 企 業 や 欧 米 参 加 者 とのネットワーキングや 商 談 のきっかけとなる また 技 術 動 向 の 探 索 の 場 刺 激 を 受 ける 場 として 有 益 で 定 期 的 な 海 外 展 示 会 への 参 加 は 重 要 ( 注 ) ( 注 ) 日 本 が 世 界 の 主 流 だった 時 代 は 受 動 的 であっても 最 新 の 情 報 は 我 が 国 に 集 まってきたが 今 や 海 外 企 業 に 集 まっているといわれる また 資 金 の 面 においても 我 が 国 で 使 用 した 研 究 費 に 占 める 海 外 か らの 資 金 の 割 合 は 増 加 傾 向 にはあるものの 依 然 全 体 に 占 める 割 合 は 主 要 国 に 比 べて 大 幅 に 低 くなってい る 等 我 が 国 は 人 材 資 金 等 の 面 において グローバルネットワークから 孤 立 している 恐 れがある ( 出 所 ) 我 が 国 のイノベーションの 現 状 と 課 題 産 業 構 造 審 議 会 / 研 究 開 発 イノベーション 小 委 員 会 (2016 年 4 月 16 日 ) 夕 方 の 展 示 会 場 内 での 交 流 会 展 示 会 で 一 緒 の 東 工 大 東 先 生 と 時 々 米 国 へ 出 張 しグローバルな 緊 張 感 を 体 感 し 16

ないとイケマセンね で 話 があい 昔 に 比 べてビジネス 環 境 はずいぶんと 様 変 わりしてい る その 中 で いまひとつ 時 流 に 乗 り 切 れていない 自 分 を 発 見 する 欧 米 のグローバル 感 が そのまま 自 分 に 当 てはめるとは 思 わないが グローバル 化 の 是 非 は 別 として この 流 れに 真 摯 に 向 き 合 わなければならない 政 治 学 者 の 北 岡 伸 一 氏 の 指 摘 鎖 国 思 考 が 招 く 国 力 の 低 下 ( 中 央 公 論 5 月 号 ) は 一 理 ある 出 展 社 の 皆 は セラミックスファミリーであるが 競 争 相 手 は 日 本 企 業 だけでなく 欧 米 企 業 はもちろん 力 をつけているアジア 企 業 も 手 ごわい 東 京 でも 出 展 していたインド の 社 長 (CUMI:Carborundum Universal)は 早 く 日 本 法 人 を 設 立 して JFCA に 入 会 したい と 言 うのを 聞 くと 縮 小 する 1 億 人 の 日 本 市 場 より 70 億 人 の 世 界 市 場 のほうが 魅 力 的 であ るが それなりのリスクを 負 う 覚 悟 が 必 要 である 日 本 がセラミックスで 積 み 上 げてきたものは 大 きく 世 界 市 場 の4 割 を 確 保 し 戦 う 武 器 は 数 多 く 持 っている 今 後 は それをどのように 使 いこなし 世 界 で 稼 ぐのかと 言 うグロ ーバルなマネジメントのあり 方 である 社 会 が 多 極 化 し 非 連 続 な 変 化 の 中 で 振 り 回 され ない 自 己 軸 限 られた 経 営 資 源 の 中 で どの 市 場 や 事 業 に 投 資 ( 張 る)するのかが 大 事 もう 神 風 は 吹 かない 内 輪 で 小 競 り 合 いをしたり 立 ち 止 まったりしている 余 裕 はない あるのは 今 置 かれた 状 況 を 正 しく 認 識 することで 時 々の 海 外 展 示 会 は 有 益 である 最 後 に 日 本 からの 出 張 者 との 議 論 の 中 で 留 意 するべきと 考 えたものを 列 記 する 〇 米 国 は 航 空 宇 宙 分 野 を 筆 頭 に CMC 複 合 材 を 熱 心 に 研 究 企 業 間 がうまくお 互 いの 強 み を 組 み 合 わせて 商 品 を 創 り 上 げているような 印 象 を 持 った この 点 日 本 は 競 合 他 社 が 同 じターゲットに 向 かって 各 社 研 究 しているというのが 現 状 で もっとうまく 米 国 のような ある 種 無 駄 のない 企 業 間 プロジェクトを 考 えてみるのも 1 つの 考 え 方 かと 感 じた 〇 日 本 の 方 向 性 として 日 本 のノウハウが 詰 まった 原 材 料 の 高 品 質 安 定 性 の 強 みを アピールし 米 国 や 企 業 間 プロジェクトにうまく 参 画 していくのもひとつかと 考 えた 〇 ファインセラミックスは CSJ の 学 会 JFCA の 工 業 会 JFCC の 研 究 機 関 の 3 機 関 と 企 業 が 連 帯 し 業 界 発 展 に 努 めている ただ 英 語 名 では Japan Fine Ceramics Association と Japan Fine Ceramics Center との 違 いを 問 われ 日 本 語 名 では 日 本 セラミックス 協 会 (Ceramics Society of Japan)と 日 本 ファインセラミックス 協 会 (Japan Fine Ceramics Association)との 違 いを 問 われることがしばしばある 時 機 を 見 て 検 討 が 必 要 である 今 日 本 は 戦 後 の 階 段 を 登 り 上 げて 踊 り 場 にいる 踊 り 場 の 向 こうは また 上 り 階 段 があると 思 うのは 勝 手 であるが 下 り 階 段 又 は 階 段 がないかも 知 れない 団 体 としての Mission Vision Strategy を 再 確 認 し PDCA を 回 していかなければならない 今 回 の 出 張 でお 世 話 になった 展 示 会 出 展 の 会 員 企 業 や 米 国 で 活 躍 する 会 員 企 業 関 係 者 の 今 後 の 益 々の 発 展 を 祈 念 して 感 謝 の 意 を 表 したい ( 本 出 張 は 一 般 財 団 法 人 機 械 システム 振 興 協 会 の 委 託 事 業 による ) 以 上 17