山 田 花 子 様 ( 女 性 ) ID: K-01 DNAID: 81-K001-00001 受 診 日 : 2011 年 09 月 01 日 (35 歳 ) signpost exercise and nutrition guidance program (Ver.4.0) 遺 伝 子 からわかる 運 動 & 栄 養 プログラム 遺 伝 子 の の 見 方 ( 例 ) 1 3 2 : 影 響 度 が 強 い β3アドレナリン 受 容 体 β2アドレナリン 受 容 体 UCP1 UCP2 脂 肪 の 分 解 燃 焼 が 低 下 し 基 礎 代 謝 が150kcal 少 なく 体 脂 肪 が 増 えやすい 脂 肪 の 分 解 が 低 下 し 基 礎 代 謝 が50kcal 少 なく 体 脂 肪 がやや 増 えやすい 脂 肪 の 燃 焼 が 低 下 し 基 礎 代 謝 が50kcal 少 なく 体 脂 肪 がやや 増 えやすい 脂 肪 の 燃 焼 が 低 下 し 体 脂 肪 がやや 増 えやすい 1 2 3 マークはその 遺 伝 子 (この 場 合 は β3アドレナリン 受 容 体 遺 伝 子 )を していることを 表 しています また 遺 伝 子 を している 時 に 体 に が に 記 載 されています (この 場 合 脂 肪 の 分 解 燃 焼 が 低 下 し 基 礎 代 謝 が150kcal 少 なく 体 脂 肪 が 増 えやすい ) なお マークがない 場 合 はその 遺 伝 子 を していませんので に 記 載 されて いる 内 容 はあなたには 該 当 しません 遺 伝 子 リスクに 対 する 影 響 度 が 強 い 遺 伝 子 には 印 がマークしてあります グレーに 網 がけされた 遺 伝 子 は 今 回 の 検 査 でやむを 得 ず 測 定 ができなかった 遺 伝 子 を 表 しています 注 意 事 項 本 遺 伝 子 検 査 の 結 果 は あなたの 遺 伝 子 情 報 をもとに 株 式 会 社 サインポストの 有 するデータベースを 用 いて 統 計 学 的 な 方 法 で 作 成 されたものであり 疾 患 の 発 症 および 進 展 生 活 習 慣 改 善 方 法 を 確 定 させるものではありません 疾 患 の 発 症 および 進 展 は 遺 伝 的 な 要 因 と 食 事 や 運 動 などの 生 活 習 慣 に 依 存 します 遺 伝 的 なリスクが 高 くても 生 活 習 慣 の 改 善 によって 疾 患 の 発 症 や 進 展 は 予 防 できます また 遺 伝 的 なリスクが 少 なくても 生 活 習 慣 の 悪 化 に 伴 い 疾 患 の 発 症 や 進 展 が 起 こる 可 能 性 があります クリニック 大 阪 市 中 央 区 道 修 町 2-2-5 Tel:06-6229-8585
まとめ - 遺 伝 子 情 報 遺 伝 子 リスク - 日 本 人 の 平 均 と 比 較 したあなたの 遺 伝 子 リスクを 各 項 目 ごとにグラフ 表 示 しています 平 均 以 上 の 場 合 は 各 項 目 のアドバイスを 参 考 に 生 活 習 慣 に 気 をつけるようにして 下 さい 評 価 項 目 低 い 平 均 よりやや 低 い 平 均 よりやや 高 い 高 い 肥 満 ( 脂 肪 燃 焼 低 下 ) 酸 化 ストレス( 細 胞 内 ) 酸 化 ストレス( 血 管 内 ) 酸 化 ストレス( 脂 質 ) 脂 質 異 常 高 血 圧 血 栓 動 脈 硬 化 高 血 糖 (インスリン 抵 抗 性 ) 歯 周 病 アレルギー 骨 ( 女 性 のみ) 0 25 50 75 100 [ 各 項 目 の 遺 伝 子 リスクについて] 各 項 目 の 遺 伝 子 リスクは サインポストの 有 する10,000 症 例 以 上 のデータベースと 比 較 することによって 算 出 さ れています 50が 日 本 人 の 平 均 で 0~25を 低 い 25~50を 平 均 よりやや 低 い 50~75を 平 均 よりやや 高 い 75~100を 高 い として 評 価 しています 低 い 方 が 良 く 高 い 方 が 悪 い 評 価 となります 2
まとめ - 生 活 習 慣 & 栄 養 素 推 奨 される 生 活 習 慣 - あなたの 遺 伝 子 情 報 から 推 奨 される 生 活 習 慣 ポイント 食 べ 過 ぎに 注 意 野 菜 を 先 に 食 べる 夏 場 の 運 動 は 控 えめに 運 動 前 の 準 備 体 操 ストレッチ 運 動 有 酸 素 運 動 野 菜 を 先 に 食 べる 歯 の 手 入 れ マスク 手 洗 い ヨガ 太 極 拳 推 奨 もしくは 制 限 すべき 生 活 習 慣 とその 効 果 現 在 太 りぎみで 脂 肪 が 燃 えにくい 体 質 ですので 食 事 の 量 に 注 意 しましょう インスリンの 分 泌 を 抑 え 脂 肪 の 吸 収 を 遅 らせる 働 きがあります 夏 場 の 長 時 間 の 激 しい 運 動 は 血 管 内 酸 化 をさらに 高 め 血 液 の 流 れを 悪 くしますので 控 えるようにしましょう 激 しい 筋 肉 トレーニングをいきなりすると 血 圧 が 急 激 に 上 がります ので しっかりと 準 備 体 操 をすることを 心 がけてください ストレッチは 血 行 を 良 くしますので 血 栓 予 防 に 効 果 的 です 有 酸 素 運 動 は インスリン( 血 糖 値 を 低 下 させるホルモン)が 効 きに くいあなたには 特 に 有 効 です 食 後 の 血 糖 値 の 上 昇 を 抑 えることができます 磨 き 残 しなどがないよう 日 ごろから 歯 の 手 入 れを 行 いましょう 春 先 や 秋 口 のアレルゲン( 異 物 )の 飛 来 が 多 い 時 期 は マスクや 手 洗 いの 励 行 が 必 要 です 骨 に 負 荷 がかかるヨガや 太 極 拳 が 効 果 的 です 関 連 する 分 野 肥 満 ( 脂 肪 燃 焼 低 下 ) 肥 満 ( 脂 肪 燃 焼 低 下 ) 酸 化 ストレス ( 血 管 内 ) 高 血 圧 血 栓 高 血 糖 (インスリン 抵 抗 性 ) 高 血 糖 (インスリン 抵 抗 性 ) 歯 周 病 アレルギー 骨 推 奨 される 栄 養 素 - あなたの 遺 伝 子 情 報 から 推 奨 される 栄 養 素 食 品 効 果 栄 養 素 L-カルニチン 1リコピン 2アスタキサンチン ビタミンC 1ナットウキナーゼ 2DHA EPA 食 物 繊 維 アリシン 1 乳 酸 菌 2βグルカン 1カルシウム 2 大 豆 イソフラボン 栄 養 素 が 含 まれる 食 べ 物 マトン ラム 牛 肉 ツナ カツオ 1トマト 2エビ 鮭 ピーマン キャベツ バナナ 1 納 豆 2サンマ サバ マグロ こんにゃく 海 藻 類 緑 黄 色 野 菜 ニンニク 玉 ねぎ ネギ 1ヨーグルト チーズ 漬 物 2シイタケ マイタケ 1 干 しエビ 煮 干 し ひじき 2 大 豆 大 豆 製 品 栄 養 素 の 効 果 脂 肪 燃 焼 をすすめます 細 胞 内 の 酸 化 を 抑 えます 血 管 内 の 酸 化 を 抑 えます 血 液 の 粘 性 を 低 くし 血 を 固 まり にくくします 糖 分 脂 肪 分 の 吸 収 を 抑 える 働 き があります 強 力 な 殺 菌 作 用 や 免 疫 力 を 高 め る 作 用 があります 1 乳 酸 菌 は 整 腸 作 用 とともに 感 染 防 御 の 働 きがあります 2 抗 アレルギー 作 用 とともに 整 腸 作 用 が 期 待 されます 1 骨 を 丈 夫 にします 2 骨 のカルシウムを 保 ちます 関 連 する 分 野 肥 満 ( 脂 肪 燃 焼 低 下 ) 酸 化 ストレス ( 細 胞 内 ) 酸 化 ストレス ( 血 管 内 ) 血 栓 高 血 糖 (インスリン 抵 抗 性 ) 歯 周 病 アレルギー 骨 3
まとめ - ダイエット BMI - 身 長 と 体 重 から 分 かる 肥 満 度 の 指 数 現 在 の 体 重 61.2 kg あなたの 身 長 155 cm BMI 25.5 (BMI = 体 重 (kg) 身 長 (m) 身 長 (m) = 61.2 kg 1.55 m 1.55 m) あなたの 体 型 太 りぎみ ( 下 の 表 を 参 照 ) BMI 体 型 18.5 未 満 18.5-25.0 25.0-30.0 30.0-35.0 35.0 以 上 やせている 適 正 太 りぎみ 太 りすぎ 要 治 療 ダイエットプラン - ダイエット 期 間 で 目 標 体 重 に 到 達 するためのカロリー 制 限 あなたの 目 標 体 重 55.0 kg 現 在 の 体 重 との 差 6.2 kg 6.2 kgのカロリー 量 47,430 kcal ( 体 重 差 体 重 1kgあたりの カロリー 量 = 6.2 kg 7,650 kcal/kg) ダイエット 期 間 300 日 一 日 あたりの カロリー 制 限 158 kcal (6.2 kgの カロリー 量 ダイエット 期 間 =47,430 kcal 300 日 ) ダイエットが 終 わったら - ダイエット 後 目 標 体 重 を 維 持 するためのカロリー 量 基 礎 代 謝 基 準 量 (kcal/kg) 年 齢 男 性 女 性 基 礎 代 謝 基 準 量 21.7 kcal/kg ( 右 の 表 を 参 照 ) 18-29 歳 24.0 23.6 30-49 歳 22.3 21.7 50 歳 以 上 21.5 20.7 身 体 活 動 レベル 1.50 ( 下 の 表 を 参 照 ) 身 体 活 動 レベル 低 い(I) 普 通 (II) 説 明 生 活 の 大 部 分 が 座 位 で 静 的 な 活 動 が 中 心 の 場 合 座 位 中 心 の 仕 事 だが 職 場 内 での 移 動 や 立 位 での 作 業 接 客 等 あるいは 通 勤 買 物 家 事 軽 いスポーツ 等 のいずれかを 含 む 場 合 18-69 歳 70 歳 以 上 1.50 1.30 1.75 1.50 高 い(III) 移 動 や 立 位 の 多 い 仕 事 への 従 事 者 あるいは スポーツなど 余 暇 における 活 発 な 運 動 習 慣 をもっている 場 合 2.00 1.70 目 標 体 重 を 維 持 する ためのカロリー 量 1,790 kcal ( 目 標 体 重 x 基 礎 代 謝 基 準 量 x 身 体 活 動 レベル = 55.0 kg x 21.7 kcal/kg x 1.50) 肥 満 遺 伝 子 による カロリー 量 の 補 正 -250 kcal ( 肥 満 遺 伝 子 を 考 慮 すると 250kcal 基 礎 代 謝 が 少 なくなりやすいと 考 えられる) 1,540 kcal = 1,790 kcal - 250 kcal) 目 標 体 重 を 維 持 する ( 目 標 体 重 を 維 持 するための カロリー 量 - カロリー 量 の 補 正 ための 適 正 カロリー 量 4
まとめ - ダイエット [コラム] ダイエットのコツ 1 無 理 せずに 継 続 できる 事 を ダイエットで 一 番 大 切 なのは 無 理 をしないことです ストレスを 感 じる 様 な 食 事 制 限 や 面 倒 に 思 うようなエクササイズは よほどの 強 い 意 志 がない 限 り 続 きませんし あまり 楽 しくありませんよね? ストレスを 感 じない 範 囲 で 食 生 活 をひと 工 夫 したり 日 々の 生 活 に 運 動 習 慣 を 取 り 入 れ それを 続 けることで 無 理 なく 気 づいたら やせていた という 理 想 的 なダイエットが 可 能 になります 食 生 活 にひと 工 夫 カロリーの 低 い 野 菜 などから 食 べるようにして 満 腹 感 を 満 たす 小 腸 での 吸 収 が 遅 いGI 値 の 低 い 食 べ 物 を 先 に 食 べる 炒 め 物 から 蒸 し 料 理 に 変 更 するなど 調 理 方 法 を 変 える 脂 身 の 多 いバラ 肉 から 脂 身 の 少 ないロース 肉 に 変 えるなど 食 材 を 工 夫 する お 酒 や 甘 いものなどの 嗜 好 品 は 一 日 このくらいまでというルールを 決 める 日 々の 生 活 で 無 理 なくカロリー 消 費 最 寄 駅 までの 自 動 車 バイク 通 勤 を 自 転 車 通 勤 に 変 える [39kcal/12 分 ] 電 車 の 中 では 座 らずに 立 つ [26kcal/12 分 ] エレベーターを 使 わずに なるべく 階 段 を 利 用 する [39kcal/12 分 ] 帰 り 道 ひとつ 前 の 駅 で 降 り 自 宅 まで 歩 いて 帰 る [39kcal/12 分 ] お 風 呂 あがりにストレッチを 行 う [32kcal/12 分 ] 2 体 を 動 かして 太 りにくい 体 づくり もうひとつ 大 切 なポイントは 体 を 動 かす 習 慣 をつけて 太 りにくい 体 を 作 ることです ダイエット= 食 事 制 限 というイメージの 方 も 多 いと 思 いますが 食 事 を 減 らすだけのダイエットは 脂 肪 を 落 とすと 同 時 に 脂 肪 を 支 えていた 筋 肉 も 落 としてしまいます 食 事 を 減 らすだけのダイエットは 筋 肉 量 が 減 少 する 事 で 基 礎 代 謝 が 低 下 してしまうため ダイエット 中 に 大 食 いすると 簡 単 にリバウンドして しまいます また 筋 肉 量 が 低 下 することによって 疲 れやすくなります 運 動 習 慣 やエクササイズというと つらい 面 倒 くさい というイメージ が 先 行 しがちですが ジョギングやジムに 通 うことばかりが 運 動 ではあり ません 無 理 のない 範 囲 で 楽 しみながら 体 を 動 かす 習 慣 を 持 続 することで 遺 伝 的 に 太 りやすい 体 質 であっても 太 りにくい 体 を 作 ることができます 5
肥 満 ( 脂 肪 燃 焼 低 下 ) 高 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い β3アドレナリン 受 容 体 β2アドレナリン 受 容 体 UCP1 UCP2 脂 肪 の 分 解 燃 焼 が 低 下 し 基 礎 代 謝 が150kcal 少 なく 体 脂 肪 が 増 えやすい 脂 肪 の 分 解 が 低 下 し 基 礎 代 謝 が50kcal 少 なく 体 脂 肪 がやや 増 えやすい 脂 肪 の 燃 焼 が 低 下 し 基 礎 代 謝 が50kcal 少 なく 体 脂 肪 がやや 増 えやすい 脂 肪 の 燃 焼 が 低 下 し 体 脂 肪 がやや 増 えやすい 現 在 太 りぎみであり 脂 肪 が 燃 えにくく 基 礎 代 謝 量 が 250 kcal 低 下 しやすい 体 質 です 肥 満 は 高 血 圧 の 原 因 になるだけでなく 心 筋 梗 塞 や 脳 梗 塞 での 死 亡 率 が 高 くなります 標 準 体 重 からみると 8.3 kgの 減 量 が 必 要 です 有 酸 素 運 動 を 継 続 して 脂 肪 を 減 らすと 同 時 に 筋 肉 量 を 増 やし ましょう 筋 肉 は 寝 ている 間 でも 脂 肪 を 燃 やしてくれますので 体 重 のリバウンドが 起 こりにくくなります 女 性 では 生 理 前 は 体 が 水 分 や 脂 肪 を 溜 め 込 もうとしますので 生 理 後 の2 週 間 がダイエット 効 果 の 出 やすい 時 期 です 脂 肪 燃 焼 が 低 下 しやすい 体 質 ですので 炭 水 化 物 ( 糖 質 )を 減 らし 緑 黄 色 野 菜 などの 食 物 繊 維 を 主 食 前 に 摂 るようにしましょう 海 藻 類 こんにゃく 果 物 に 含 まれる 水 溶 性 食 物 繊 維 は 脂 肪 の 吸 収 を 遅 らせ 食 後 高 血 糖 を 抑 えるためおすすめです いんげん 豆 おから 小 豆 に 含 まれる 不 溶 性 食 物 繊 維 は 便 秘 の 改 善 など 大 腸 の 働 きを 良 くする 効 果 があります ただし 摂 りすぎて 下 痢 を 起 こすと 必 要 なミネラルまで 排 出 してしまうので 摂 りすぎに 注 意 しましょう また GI 値 の 高 い 食 べ 物 は 後 から 食 べるようにしましょう マトン ラム 牛 肉 ツナ カツオに 含 まれるL-カルニチンは 脂 肪 燃 焼 を 促 進 させるためおすすめです 6
[ワンポイントアドバイス] 低 GI 食 品 のススメ 低 GI 食 品 という 言 葉 を 最 近 コマーシャルなどで 耳 にしますが 低 GI 食 品 とは 何 なのでしょう? 低 GI 食 品 とは その 名 の 通 り GI 値 の 低 い 食 品 という 意 味 なのですが GI 値 とは 炭 水 化 物 が 消 化 されて 糖 に 変 化 する 速 さを 数 値 で 表 したものです GI 値 の 低 い 食 品 は 脂 肪 細 胞 への 糖 の 取 り 込 みを 抑 えられるため 体 脂 肪 が 作 られにくい 食 品 であると 言 えます 肥 満 している 人 や 血 糖 値 の 高 い 人 は GI 値 の 低 い(60 未 満 ) 食 品 を 選 んで 食 べるのがおすすめです 主 食 春 雨 中 華 そば 蕎 麦 玄 米 ライ 麦 パン パスタ クロワッサン 米 ( 精 白 米 ) 食 パン フランスパン GI 値 26 50 54 55 58 65 70 81 91 91 野 菜 芋 GI 値 果 物 GI 値 調 味 料 GI 値 15 24 30 30 55 60 70 イチゴ グレープフルーツ キウイ リンゴ バナナ スイカ 桜 桃 ( 缶 詰 ) 29 31 35 39 55 60 63 トマトソース 塩 しょうゆ マヨネーズ 味 噌 コショウ ハチミツ 9 10 10 15 34 73 75 75 バナナ(ドライ) 65 黒 砂 糖 98 80 パイナップル 65 上 白 糖 109 90 イチゴジャム 82 グラニュー 糖 110 ほうれん 草 こんにゃく 大 豆 トマト さつまいも カボチャ とうもろこし 山 芋 ニンジン ジャガイモ 乳 製 品 卵 GI 値 お 菓 子 GI 値 肉 魚 GI 値 アルコール GI 値 牛 乳 25 ブラックチョコレート 22 アサリ 40 焼 酎 30 プレーンヨーグルト 25 ピーナッツ 27 イカ 40 ビール 34 低 脂 肪 乳 30 ゼリー 46 鶏 肉 45 日 本 酒 35 卵 30 プリン 52 豚 肉 46 ワイン 40 チーズ 35 スイート ポテト 54 ツナ( 缶 詰 ) 50 梅 酒 53 アイスクリーム 65 クッキー 70 肉 魚 類 でGI 値 の 高 い アルコール 自 体 は 低 GI 練 乳 ( 加 糖 ) 82 ショートケーキ 82 食 材 はありませんが 脂 値 ですが 糖 の 吸 収 を 促 肪 が 多 い 肉 は 高 カロリー フライドポテト 85 進 してしまうので 摂 取 量 ですので 脂 肪 の 少 ない ドーナツ 86 には 注 意 が 必 要 です 部 位 を 選 ぶようにしましょ ミルクチョコレート 91 う 青 字 :GI 値 の 低 い(60 未 満 ) 食 品 赤 字 :GI 値 の 高 い(60 以 上 ) 食 品 [コラム] 肥 満 遺 伝 子 の 二 つの 顔 肥 満 遺 伝 子 を 持 っている というとガッカリされる 方 も 多 いと 思 いますが 肥 満 遺 伝 子 は 必 ずしも 悪 影 響 ばかりを 及 ぼすものではありません 肥 満 遺 伝 子 はもともと 倹 約 遺 伝 子 と 呼 ばれ 食 べ 物 が 豊 富 でなかった 時 代 カロリーを 無 駄 に 消 費 せず 少 ない 食 料 で 生 き 延 びる 事 ができる 生 命 にとって 有 利 な 遺 伝 子 でした 肥 満 遺 伝 子 を 持 っている 人 は 車 に 例 えると 燃 費 がよい 車 と 言 うことができます そのため 現 代 でも 肥 満 遺 伝 子 を 持 っている 人 は 長 時 間 にわたって 持 久 力 を 要 する 様 なマラソンやトライアスロンといった 運 動 をするのに 非 常 に 有 利 なタイプと 言 えます 7
酸 化 ストレス( 細 胞 内 ) 高 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い マンガンSOD GCLM ミトコンドリア AR GLUT SOD( 酸 化 ストレスを 除 去 する 能 力 )が 低 く 細 胞 内 の 酸 化 がすすみやすい グルタチオン( 抗 酸 化 物 質 )が 低 下 し 細 胞 内 血 管 内 ともに 活 性 酸 素 が 増 えやすい コエンザイムQ10( 抗 酸 化 物 質 )が 消 費 され 細 胞 内 の 酸 化 がすすみやすい 細 胞 内 の 糖 化 ( 体 の 老 化 の 一 因 )がすすみやすく 細 胞 内 の 酸 化 もすすみやすい 細 胞 内 の 働 きを 悪 くする 酸 化 ストレスが 高 まりやすい 体 質 です 細 胞 が 酸 化 されると 血 管 内 や 脂 質 の 酸 化 も 高 まります 肥 満 や 糖 尿 病 は 細 胞 内 の 酸 化 ストレスを 一 層 高 めますので 食 事 の 摂 生 や 持 続 的 な 運 動 が 特 に 必 要 です ウォーキングなどの 有 酸 素 運 動 は 血 糖 を 下 げ 糖 化 の 予 防 になるため おすすめです 早 食 いは 血 糖 値 の 上 昇 を 早 めてしまうので 食 事 はゆっくり 良 く 噛 んで 時 間 をかけるようにしましょう 関 連 遺 伝 子 :AR GLUT 酸 化 ストレスを 抑 える 食 べ 物 を 摂 って 体 の 老 化 を 防 ぐよう 努 めてください トマトに 含 まれるリコピンや エビ 鮭 に 含 まれる アスタキサンチンは 細 胞 内 の 酸 化 を 抑 えるためおすすめです グルタチオン( 抗 酸 化 物 質 )が 少 なくなりやすい 体 質 です グルタチオンは 鱈 やアボカドに 含 まれています 関 連 遺 伝 子 :GCLM 細 胞 内 のコエンザイムQ10( 抗 酸 化 物 質 )が 消 費 されやすい 体 質 です イワシ サバ ブロッコリーは コエンザイムQ10を 多 く 含 むため おすすめです 関 連 遺 伝 子 :ミトコンドリア 食 物 繊 維 は 糖 分 の 吸 収 を 緩 やかにし 糖 化 を 抑 えるのでおすすめです 果 物 は 糖 化 をすすめる 果 糖 を 多 く 含 むため 食 べ 過 ぎに 注 意 しましょう 関 連 遺 伝 子 :AR GLUT [コラム] 抗 酸 化 力 と 寿 命 人 間 を 含 めた 動 物 の 体 には 体 内 の 過 度 な 酸 化 を 防 ぐ ために 活 性 酸 素 を 除 去 する 酵 素 (SOD)が 存 在 します このSODの 働 きの 強 さと 動 物 の 寿 命 には 密 接 な 関 係 が あり 同 じ 類 人 猿 でもSODの 働 きが 弱 いリスザルは 寿 命 が 短 く SODの 働 きの 高 いヒトは 寿 命 が 長 くなります 高 SODの 働 きの 強 さ 低 タマリン リスザル キツネ ザル ヒヒ チンパ ンジー ゴリラ カニクイザル アフリカミドリザル ヒト 平 均 寿 命 8
酸 化 ストレス( 血 管 内 ) 高 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い GCLM p22phox PON 一 酸 化 窒 素 合 成 酵 素 Ⅰ 一 酸 化 窒 素 合 成 酵 素 Ⅱ グルタチオン( 抗 酸 化 物 質 )が 低 下 し 細 胞 内 血 管 内 ともに 活 性 酸 素 が 増 えやすい 血 管 内 の 活 性 酸 素 が 増 えやすい LDLコレステロールの 酸 化 により 血 管 内 の 活 性 酸 素 が 増 えやすい 一 酸 化 窒 素 ( 血 管 を 拡 張 させる 物 質 )が 少 なくなり 血 管 内 酸 化 の 影 響 を 受 けやすいため 血 流 増 加 が 起 こりにくく インスリンが 効 きにくくなりやすい また 喫 煙 者 は 狭 心 症 を 起 こしやすい 血 管 内 の 酸 化 ストレスが 高 まりやすい 体 質 です 夏 場 の 長 時 間 の 激 しい 運 動 は 血 管 内 の 酸 化 ストレスをさらに 高 め 血 液 の 流 れを 悪 くしますので 控 えるようにしましょう 喫 煙 は 血 管 内 の 酸 化 ストレスを 高 め 心 臓 の 動 脈 ( 冠 動 脈 )を 収 縮 させ 狭 心 症 のもととなりますので 控 えましょう 関 連 遺 伝 子 :GCLM p22phox 一 酸 化 窒 素 合 成 酵 素 Ⅰ Ⅱ 血 管 内 の 酸 化 を 防 止 する ビタミンCを 多 く 含 むピーマン キャベツなどの 緑 黄 色 野 菜 を 積 極 的 にとりましょう 特 に 夏 は 体 内 のビタミンCの 消 費 が 多 く なる 時 期 ですので 他 の 季 節 よりも 多 めに 摂 取 するように 意 識 しましょう グルタチオン( 抗 酸 化 物 質 )が 少 なくなりやすい 体 質 です グルタチオンは 鱈 やアボカドに 含 まれています 関 連 遺 伝 子 :GCLM 一 酸 化 窒 素 ( 血 管 を 拡 張 させる 物 質 )が 少 なくなりやすい 体 質 です 大 豆 に 含 まれるアルギニンは 一 酸 化 窒 素 の 元 になるためおすすめです 関 連 遺 伝 子 : 一 酸 化 窒 素 合 成 酵 素 Ⅰ Ⅱ [コラム] たばこと 遺 伝 子!? 一 酸 化 窒 素 合 成 酵 素 の 遺 伝 子 を 持 っている 人 は 喫 煙 によって 狭 心 症 を 起 こしやすいことが 知 られていますが この 遺 伝 子 を 持 っている 人 はたばこを 吸 わない または 禁 煙 に 成 功 する 人 がとても 多 いことが 分 かっています 一 酸 化 窒 素 合 成 酵 素 遺 伝 子 を 持 っている 人 は 体 質 的 に 血 管 が 拡 がり にくいタイプですが 喫 煙 や 副 流 煙 によってさらに 血 管 の 拡 がりが 抑 えられる ため 体 が 自 然 と 拒 否 反 応 を 起 こすのかも 知 れません 9
酸 化 ストレス( 脂 質 ) 平 均 より やや 低 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い PON HUMPONA LRP LDLコレステロールの 酸 化 により 血 管 内 の 活 性 酸 素 が 増 えやすい LDLコレステロールの 酸 化 がすすみやすい 遺 伝 的 リスクは 高 くありません 遺 伝 的 リスクは 高 くありません [ワンポイントアドバイス] 過 酸 化 脂 質 と 加 齢 臭 過 酸 化 脂 質 とは コレステロールや 中 性 脂 肪 といった 脂 質 が 活 性 酸 素 に よって 酸 化 されてサビたものの 総 称 で 体 内 から 皮 脂 内 にも 分 泌 されます また 中 高 年 になると 若 い 人 の 皮 脂 には 見 られない 9-ヘキサデセン 酸 という 物 質 が 皮 脂 内 に 分 泌 されるようになります 過 酸 化 脂 質 はバクテリアを 繁 殖 させ この 9-ヘキサデセン 酸 を ノネナール という 成 分 に 変 化 させます このノネナールが 加 齢 臭 の 臭 いの 元 となります ビタミンEやαリポ 酸 には 過 酸 化 脂 質 を 取 り 除 く 効 果 があります [コラム] コラーゲンの 美 肌 効 果 コラーゲンの 約 40%は 皮 膚 に 存 在 し 肌 の 潤 いや 弾 力 を 保 っています 女 性 では 美 しい 肌 をキープするために コラーゲンを 含 むもつ 鍋 牛 すじ 豚 足 フカヒレなどを 積 極 的 に 摂 るようにしている 人 も 多 いのですが 残 念 なことに 体 内 に 入 ったコラーゲンは 消 化 され アミノ 酸 レベルにまで 分 解 されてしまうため その 成 分 が 再 びコラーゲンと なってお 肌 に 吸 収 されることはありません ビタミンCには コラーゲンの 合 成 を 活 性 化 させるだけでなく 紫 外 線 に よるコラーゲンの 分 解 を 抑 える 働 きがありますので 紫 外 線 の 多 い 季 節 は 積 極 的 に 摂 取 しましょう 10
脂 質 異 常 低 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い ABCA1 肝 臓 リパーゼ MTP 善 玉 (HDL)コレステロールが 低 くなりやすい 脂 質 代 謝 異 常 が 起 こりやすい 悪 玉 (LDL)コレステロールが 高 くなりやすい 遺 伝 的 リスクは 高 くありません 遺 伝 的 リスクは 高 くありません [ワンポイントアドバイス] 必 須 脂 肪 酸 必 須 脂 肪 酸 とは 人 の 体 で 生 成 されず 一 定 量 必 ず 食 べ 物 から 摂 取 する 必 要 のある 脂 肪 酸 です なぜ 必 須 なのかと 言 いますと 必 須 脂 肪 酸 は 私 たちの 体 の 細 胞 膜 やホルモンをつくる 原 料 となる からです 必 須 脂 肪 酸 にはn-6 脂 肪 酸 とn-3 脂 肪 酸 の2 種 類 ありますが 現 代 の 食 生 活 の 中 では 植 物 油 などに 含 まれるn-6 脂 肪 酸 は 十 分 に 摂 取 できますが 魚 などに 含 まれるn-3 脂 肪 酸 が 不 足 しがちです n-3 脂 肪 酸 の 代 表 がDHAやEPAで サンマ サバ マグロなどの 青 魚 に 豊 富 に 含 まれており コレステロールを 下 げるのに 有 効 です またDHAやEPAは 認 知 症 の 予 防 にも 効 果 的 です [コラム] 善 玉 コレステロールと 悪 玉 コレステロール コレステロールには 善 玉 コレステロール と 悪 玉 コレステロール があるのはご 存 じだと 思 います HDLコレステロール は 善 玉 コレステロール といわれ 血 液 中 の 余 分 なコレステロールを 回 収 して 肝 臓 に 運 ぶ 役 割 をしています また LDLコレステロール は 悪 玉 コレステロール といわれ 食 事 から 吸 収 したり 体 内 で 生 成 したコレステロールを 全 身 に 運 ぶ 役 割 が あります LDLコレステロールが 高 いと 動 脈 硬 化 が 進 みやすくなります 項 目 HDLコレステロール LDLコレステロール 中 性 脂 肪 基 準 値 40mg/dl 以 上 120mg/dl 未 満 150mg/dl 未 満 コレステロールと 名 前 がついていますがHDLコレステロールは 高 い 方 が 長 寿 になりやすいのです 11
高 血 圧 高 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い アンギオテンシノーゲン ACE エンドセリン-1 MTHFR β2-ブラジキニン 受 容 体 UCP 食 塩 を 多 くとる 人 で 血 圧 が 高 くなりやすい アンギオテンシン( 血 圧 を 上 げる 物 質 )が 増 え 血 圧 が 高 くなり 動 脈 硬 化 がすすみやすい 肥 満 者 では 特 に 血 圧 が 高 くなりやすい 血 中 のホモシスチン( 血 管 を 傷 つける 物 質 )が 増 加 し 血 圧 が 高 くなりやすく 動 脈 硬 化 がすすみやす い 血 管 を 拡 張 させる 機 能 が 弱 まり 血 圧 が 高 くなりやすい 血 圧 が 高 くなりやすい 血 圧 が 高 くなりやすい 体 質 です 激 しい 筋 肉 トレーニングをいきなりすると 血 圧 が 急 激 に 上 がりますので しっかりと 準 備 体 操 をすることを 心 がけてください 寒 さは 血 圧 を 上 げるため 心 血 管 病 による 死 亡 率 も 冬 が 一 番 高 いです 冬 場 は 部 屋 ごとの 温 度 差 を 少 なくしましょう 高 血 圧 の 方 は 冷 水 浴 やサウナは 控 えましょう 肥 満 になると 血 圧 が 上 がりやすい 体 質 です 体 重 管 理 に 気 をつけましょう 関 連 遺 伝 子 :エンドセリン-1 NO 塩 分 の 多 い 調 味 料 の 使 い 過 ぎに 注 意 し ラーメン 等 の 汁 は 飲 み 干 さない ように 心 がけましょう 味 噌 汁 の 具 を 多 くすれば 減 塩 効 果 もあります 腎 臓 に 問 題 が 無 ければ 減 塩 食 品 の 摂 取 もおすすめです ホモシスチン( 血 管 を 傷 つける 物 質 )が 増 えやすい 体 質 です のり ブロッコリー ほうれん 草 に 多 く 含 まれる 葉 酸 は ホモシスチン を 減 らすためおすすめです 関 連 遺 伝 子 :MTHFR ひまわり 油 米 ぬか 油 大 豆 油 などの 植 物 油 アーモンド ひまわりの 種 の 種 実 類 に 含 まれる 小 麦 胚 芽 やビタミンEは 血 管 を 拡 張 させる 効 果 があります ナッツ 類 には 油 脂 を 多 く 含 むため 食 べる 量 に 気 をつけましょう 関 連 遺 伝 子 :β2-ブラジキニン 受 容 体 [コラム] 高 血 圧 を 放 っておくと 進 行 する 動 脈 硬 化 血 圧 が 高 いといっても 目 に 見 える 症 状 が 現 れるわけでもないため 高 血 圧 は 長 期 間 見 過 ごされがちです ですが 血 圧 が 高 いと 血 管 壁 が 傷 つき 血 管 壁 に 酸 化 したコレステロールが 沈 着 し 血 液 が 狭 くなる いわゆる 動 脈 硬 化 が 気 づかぬうちに 進 行 していきます 血 管 が 狭 くなることにより さらに 血 圧 が 高 くなり 動 脈 硬 化 の 進 行 に 拍 車 がかかるという 悪 循 環 に 陥 り 最 終 的 には 血 管 が 裂 けてしまう こともあります 90 120 150 200 血 圧 血 管 の 状 態 正 常 動 脈 硬 化 初 期 動 脈 硬 化 中 期 動 脈 硬 化 末 期 12
血 栓 高 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い PAI-1 βフィブリノーゲン グリコプロテインⅠa フォンビレファクター トロンボポエチン PAI-1( 血 栓 を 溶 かす 働 きを 阻 害 する 物 質 )が 増 加 し 血 が 固 まりやすくなる 血 が 固 まりやすく 飲 酒 や 喫 煙 により 脳 梗 塞 が 起 こりやすい 血 が 固 まりやすくなる 血 栓 ができやすい 体 質 です 長 時 間 座 ったままでいると 体 の 深 い 所 の 血 管 に 血 栓 がたまり エコノミー 症 候 群 が 起 こりやすくなります 血 液 の 循 環 をよくするために 水 分 補 給 を 意 識 し ストレッチをして 血 栓 ができるのを 防 ぎましょう 喫 煙 飲 酒 により 脳 梗 塞 が 起 こりやすい 体 質 です 飲 酒 の 量 には 気 をつけ 喫 煙 は 控 えましょう アルコールは 利 尿 作 用 が 高 く 脱 水 を 加 速 させてしまうので 飲 酒 の 際 はアルコール 以 外 の 水 分 補 給 を 心 がけましょう 関 連 遺 伝 子 :βフィブリノーゲン 納 豆 に 含 まれるナットウキナーゼ 玉 ねぎ リンゴ 緑 茶 に 含 まれるケルセチン サンマ サバ マグロに 含 まれるDHAや EPAは 血 液 の 粘 性 を 低 くし 血 を 固 まりにくくします PAI-1( 血 栓 を 溶 かす 働 きを 阻 害 する 物 質 )が 増 加 しやすい 体 質 です 炭 水 化 物 やアルコールは 中 性 脂 肪 が 高 まり PAI-1を 増 加 させてしまいます 摂 取 量 に 気 をつけましょう また 飲 酒 の 際 はアルコール 以 外 にミネラルを 含 んだ 水 分 を 補 給 するようにしましょう 関 連 遺 伝 子 :PAI-1 [コラム] エコノミー 症 候 群 飛 行 機 などで 長 時 間 同 じ 姿 勢 でいると からだの 血 管 に 血 栓 ( 血 のかたまり)ができ 血 栓 が 血 管 を 詰 まらせることにより 虚 血 症 状 を 引 き 起 こします これがエコノミー 症 候 群 で 飛 行 機 のエコノミークラスの 搭 乗 者 に 多 発 したことから 命 名 された 疾 患 です また 血 栓 は 脱 水 状 態 でもできやすいことが 知 られています 夏 場 に 激 しい 運 動 をした 時 や 飲 酒 後 は 脱 水 状 態 になりやすく 血 栓 が できやすいので 運 動 や 飲 酒 の 後 には 適 度 にミネラルを 含 んだ 水 分 (スポーツドリンクなど)を 摂 りましょう 13
動 脈 硬 化 平 均 より やや 低 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い ACE アンギオテンシン( 血 圧 を 上 げる 物 質 )が 増 え 血 圧 が 高 くなり 動 脈 硬 化 がすすみやすい アディポネクチン アディポネクチン(インスリンの 働 きを 高 め 動 脈 硬 化 を 抑 える 物 質 )が 低 下 しやすく 高 血 糖 になりや すい また 動 脈 硬 化 がすすみやすい MTHFR 血 中 のホモシスチン( 血 管 を 傷 つける 物 質 )が 増 加 し 血 圧 が 高 くなりやすく 動 脈 硬 化 がすすみやす い MS VEGFⅠ VEGFⅡ E-セレクチン ICAM1 コネキシン37 血 中 のホモシスチン( 血 管 を 傷 つける 物 質 )が 増 加 し 動 脈 硬 化 がすすみやすい VEGF( 血 管 新 生 因 子 )が 低 下 し 動 脈 硬 化 がすすみやすい 細 胞 接 着 が 障 害 され 動 脈 硬 化 がすすみやすい 動 脈 硬 化 ( 末 梢 動 脈 閉 塞 症 )がすすみやすい 遺 伝 的 リスクは 高 くありません 遺 伝 的 リスクは 高 くありません 14
[ワンポイントアドバイス] 健 康 食 材 としてのポリフェノール 赤 ワインには アントシアニン タンニン カテキンなどのポリフェノールが 多 く 含 まれ 赤 ワインが 大 好 きなフランス 人 の 動 脈 硬 化 症 の 発 症 を 抑 制 して いるといわれています また お 茶 に 含 まれるカテキン 紅 茶 に 含 まれる 紅 茶 フラボノイド 大 豆 や 大 豆 製 品 に 含 まれる 大 豆 イソフラボン カカオ 豆 に 含 まれるポリフェノール 類 も 動 脈 硬 化 を 抑 える 働 きが 知 られています これらのポリフェノールは 血 管 を 弛 緩 させ 血 流 を 増 やして 動 脈 硬 化 の 進 展 を 抑 えます またコレステロールの 酸 化 を 防 ぎ 血 管 内 に コレステロールが 沈 着 するのを 防 ぐ 効 果 があります [コラム] サイレントキラー 動 脈 硬 化 とは? 人 は 血 管 から 老 いる 私 たちの 体 の 中 の 血 管 を1 本 1 本 つなぐと 何 と 地 球 2 周 半 分 の 距 離 ( 約 10 万 km)になります 人 は 血 管 から 老 いる という 言 葉 がありますが それだけ 長 い 血 管 が 体 内 を 縦 横 無 尽 に 走 っているのですから 血 管 が 老 いる と 確 かに 大 変 な 事 になりそうです 血 管 の 老 化 = 動 脈 硬 化 血 管 の 老 化 それは 動 脈 硬 化 の 進 行 していくことに 他 なりません 動 脈 硬 化 とは 血 管 壁 の 内 側 が 傷 んで 酸 化 したコレステロールが 沈 着 してできたドロドロした 物 質 が 血 管 の 内 側 に 蓄 積 されていく 事 です 血 液 の 通 り 道 は 狭 くなっていきますが 怖 いことに 自 覚 症 状 は 全 くありません サイレントキラー 血 管 の 状 態 正 常 動 脈 硬 化 初 期 動 脈 硬 化 中 期 動 脈 硬 化 末 期 動 脈 硬 化 が 進 行 し 血 管 が75%くらい 詰 まった 状 態 でも 血 流 はほぼ100% 保 たれています これは 自 覚 症 状 がないまま 動 脈 硬 化 が 進 行 している 状 態 ですが ある 日 血 管 の 内 側 に 溜 まったサビがはがれ 心 臓 や 脳 の 血 管 を つまらせて 心 筋 梗 塞 や 脳 梗 塞 を 発 症 し 生 命 が 危 機 にさらされます これが 動 脈 硬 化 が サイレントキラー と 呼 ばれる 理 由 です 15
高 血 糖 (インスリン 抵 抗 性 ) 高 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い アディポネクチン アディポネクチン(インスリンの 働 きを 高 め 動 脈 硬 化 を 抑 える 物 質 )が 低 下 しやすく 高 血 糖 になりや すい また 動 脈 硬 化 がすすみやすい CD14 TNF-α 一 酸 化 窒 素 合 成 酵 素 Ⅰ 一 酸 化 窒 素 合 成 酵 素 Ⅱ EPHX2 PPARγ PGC-1 ENPP1 レジスチン 単 球 走 化 性 因 子 IRS-1 グリコーゲン 合 成 酵 素 CD14( 感 染 防 御 に 関 する 物 質 ) 濃 度 が 低 下 し 歯 周 病 アレルギー 疾 患 に 起 こりやすく またインスリ ンが 効 きにくいため 糖 尿 病 になりやすい TNF-α( 炎 症 に 関 する 物 質 )が 増 加 し 歯 周 病 や 糖 尿 病 になりやすい 一 酸 化 窒 素 ( 血 管 を 拡 張 させる 物 質 )が 少 なくなり 血 管 内 酸 化 の 影 響 を 受 けやすいため 血 流 増 加 が 起 こりにくく インスリンが 効 きにくくなりやすい また 喫 煙 者 は 狭 心 症 を 起 こしやすい EPHX2( 血 管 を 拡 張 させる 物 質 )が 低 下 しやすく 血 流 増 加 が 起 こりにくく インスリンが 効 きにくい 脂 肪 細 胞 肝 臓 などでインスリンが 効 きにくく 高 血 糖 になりやすい インスリンが 効 きにくく 高 血 糖 になりやすい 筋 肉 などでインスリンが 効 きにくく 高 血 糖 になりやすい 筋 肉 でグリコーゲンができにくく インスリンが 効 きにくく 高 血 糖 になりやすい 高 血 糖 になりやすい 体 質 です 有 酸 素 運 動 ( 少 し 早 めの 歩 行 や 水 中 歩 行 など)を 生 活 の 中 に 取 り 入 れましょう 有 酸 素 運 動 は インスリン( 血 糖 値 を 低 下 させ るホルモン)が 効 きにくいあなたには 特 に 有 効 です また 水 中 歩 行 は 関 節 が 弱 い 方 におすすめです アディポネクチン(インスリンの 働 きを 高 め 動 脈 硬 化 を 抑 える 物 質 )が 低 下 しやすい 体 質 です 喫 煙 はアディポネクチンを 低 下 させてしまうので 控 えましょう また 内 臓 脂 肪 の 増 加 も アディポネクチンを 低 下 させて しまいます 有 酸 素 運 動 を 継 続 的 に 行 い 体 重 管 理 を 心 掛 けましょう 関 連 遺 伝 子 :アディポネクチン 夏 場 の 長 時 間 の 激 しい 運 動 は 血 液 の 流 れを 悪 くしますので 控 えましょう また 喫 煙 は 心 臓 の 動 脈 ( 冠 動 脈 )を 収 縮 させ 狭 心 症 のもととなりますので 控 えましょう 関 連 遺 伝 子 : 一 酸 化 窒 素 合 成 酵 素 Ⅰ Ⅱ 筋 肉 疲 労 が 起 こりやすい 体 質 です エネルギーを 激 しく 消 費 する 無 酸 素 運 動 は 控 えましょう 関 連 遺 伝 子 :IRS-1 グリコーゲン 合 成 酵 素 16
食 物 繊 維 は 糖 分 脂 肪 分 などの 吸 収 を 緩 やかにするだけでなく 整 腸 作 用 や 抗 炎 症 作 用 もあるためおすすめです 糖 分 は 速 やかに 吸 収 されるため 後 から 食 べるようにしましょう 糖 分 の 多 い 飲 料 水 のとりすぎは 高 血 糖 を 上 げますので 気 をつけ ましょう 大 豆 大 豆 製 品 に 含 まれる 大 豆 イソフラボンは アディポネクチン (インスリンの 働 きを 高 め 動 脈 硬 化 を 抑 える 物 質 )を 増 やすため おすすめです 関 連 遺 伝 子 :アディポネクチン キノコ 類 は 低 カロリーで 食 物 繊 維 も 多 く 食 後 高 血 糖 を 抑 え かつ 抗 アレルギー 作 用 もあるのでおすすめです 関 連 遺 伝 子 :CD14 [コラム] 糖 尿 病 合 併 症 の 恐 ろしさ 糖 尿 病 というと 高 血 糖 の 延 長 にあるものというイメージを 持 っている 人 もいるかと 思 いますが 糖 尿 病 の 本 当 の 怖 さは 高 血 糖 状 態 を 放 置 しておくことで 進 行 する 合 併 症 にあります 糖 尿 病 網 膜 症 糖 尿 病 腎 症 足 の 壊 疽 インポテンツ 糖 尿 病 を 何 年 も 放 置 しておくと 高 血 糖 によって 傷 ついた 眼 球 内 の 毛 細 血 管 が 小 さな 出 血 を 繰 り 返 し 視 覚 に 異 常 が 生 じます 最 終 的 には 眼 球 内 で 大 規 模 な 出 血 が 起 こり 失 明 します 腎 臓 は 血 中 の 老 廃 物 をろ 過 し 尿 にする 臓 器 です 高 血 糖 によって 腎 臓 内 の 毛 細 血 管 に 異 常 をきたすと 腎 臓 のろ 過 作 用 がうまく 機 能 しなくなり 最 終 的 には 人 工 的 にろ 過 ( 人 工 透 析 )をしないと 生 きることができなくなります 高 血 糖 状 態 が 続 くと 血 が 足 先 にまで 流 れにくくなり 足 に 潰 瘍 や 壊 疽 ができ 最 悪 足 の 切 断 へいたることもあります 陰 茎 が 勃 起 するには 神 経 の 働 きにより 海 綿 体 に 血 液 を 送 り 込 む 必 要 があります 高 血 糖 になると この 神 経 の 働 きが 悪 く なり 勃 起 が 起 こらなくなることがあります 17
歯 周 病 高 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い CD14 TNF-α NADPH CD14( 感 染 防 御 に 関 する 物 質 ) 濃 度 が 低 下 し 歯 周 病 アレルギー 疾 患 に 起 こりやすく またインスリ ンが 効 きにくいため 糖 尿 病 になりやすい TNF-α( 炎 症 に 関 する 物 質 )が 増 加 し 歯 周 病 や 糖 尿 病 になりやすい 感 染 防 御 力 が 低 下 しやすい 歯 周 病 になりやすい 体 質 です 歯 周 病 は 動 脈 硬 化 や 糖 尿 病 などの 原 因 とも 言 われています 歯 周 病 がよくなると これらの 病 気 もよくなることがあります 磨 き 残 しなどがないよう 日 ごろから 歯 の 手 入 れをしっかり 行 いましょう また 睡 眠 不 足 や 過 労 などの 強 いストレスが 続 くと 免 疫 力 が 衰 え 歯 周 病 が 悪 化 するもととなります また 喫 煙 も 歯 周 病 悪 化 の 原 因 と なります ニンニク 玉 ねぎ ネギに 含 まれるアリシンは 強 力 な 殺 菌 作 用 や 免 疫 力 を 高 める 作 用 があるのでおすすめです インスタント 食 品 加 工 食 品 スナック 菓 子 の 常 用 や 偏 食 は 免 疫 力 を 低 下 させます シイタケ マイタケなどのキノコ 類 ネバネバ 食 品 ( 納 豆 オクラなど) キャベツ ブロッコリー ニンジン などの 緑 黄 色 野 菜 は 免 疫 力 を 高 めるとされています [コラム] 歯 周 病 は 病 気 の 金 メダリスト? 世 界 で 最 も 患 者 が 多 い 病 気 は 歯 周 炎 などの 歯 周 病 です 25 歳 以 上 の 日 本 人 の 約 80%がこの 感 染 症 にかかっており 歯 を 失 う 大 半 の 原 因 となっています 歯 周 病 は 人 類 史 上 最 も 感 染 者 数 の 多 い 感 染 症 とされ ギネスブック にも 掲 載 されているほどです 18
アレルギー 高 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い CD14 インターロイキン4α 受 容 体 アレルギー 性 疾 患 が 起 こりやすい RANTES CD14( 感 染 防 御 に 関 する 物 質 ) 濃 度 が 低 下 し 歯 周 病 アレルギー 疾 患 に 起 こりやすく またインスリ ンが 効 きにくいために 糖 尿 病 になりやすい アレルギーが 起 こりやすい 体 質 です 口 やのどなどの 粘 膜 は 異 物 (アレルゲン)の 侵 入 口 になります とくに 春 先 や 秋 口 のアレルゲンの 飛 来 が 多 いときは マスクや 手 洗 い の 励 行 が 必 要 です また おなかの 調 子 を 整 えるのも 重 要 です ヨーグルト キムチ 味 噌 に 含 まれる 乳 酸 菌 は 整 腸 作 用 とともに 感 染 防 御 にもおすすめです また カロリーのほとんど 無 い シイタケ マイタケなどのキノコ 類 も 抗 アレルギー 作 用 とともに 食 物 繊 維 も 豊 富 に 含 み 整 腸 作 用 が 期 待 されます [コラム] 免 疫 とアレルギー アレルギーは アレルギーのもととなる 原 因 物 質 (アレルゲン)が 口 や 鼻 から 体 内 に 入 った 時 に 体 から 異 物 を 取 り 除 く 免 疫 機 能 により 引 き 起 こされます 免 疫 機 能 は 通 常 では 体 に 害 となる 異 物 に 対 してのみ 機 能 するのですが アレルギー 反 応 の 場 合 は 体 に 害 の 無 いものに 対 しても 免 疫 機 能 が 過 剰 に 働 き 湿 疹 や 炎 症 などの 症 状 が 体 に 現 れてしまうのです アレルギーのもととなるアレルゲンは 花 粉 卵 小 麦 などの 食 品 ペットの 毛 ハウスダストなど 多 数 存 在 し 近 年 アレルギーを 発 症 する 人 の 数 が 増 えてきていると 言 われています 19
骨 ( 女 性 のみを 対 象 として 行 われた 研 究 結 果 を 採 用 しています) 高 い 遺 伝 子 の : 影 響 度 が 強 い エストロゲン 受 容 体 α インターロイキン6 女 性 で 骨 粗 しょう 症 になりやすい 骨 がもろくなりやすい 体 質 です 骨 に 負 荷 がかかるヨガや 太 極 拳 が 効 果 的 です また 適 度 な 日 光 浴 は カルシウムの 吸 収 をよくするビタミンD が 皮 下 で 合 成 されるためおすすめです 過 度 の 運 度 やダイエット 生 理 不 順 を 招 くような 過 労 は 骨 量 を 減 らすので 注 意 しましょう 喫 煙 やお 酒 の 飲 みすぎも 骨 量 を 減 らすので 注 意 しましょう 干 しエビ 煮 干 し ひじきには 牛 乳 の 約 10 倍 ~40 倍 のカルシウムが 含 まれています 牛 乳 の 飲 みすぎは おなかがゆるくなったり 下 痢 を してしまいます 消 化 が 不 十 分 ですと カルシウムは 体 外 へ 流 れて いきますので 飲 みすぎに 注 意 しましょう 魚 介 類 ( 鮭 サンマ)に 含 まれるビタミンDはカルシウムを 効 率 よく 吸 収 する といわれています また 大 豆 製 品 魚 に 含 まれるマグネシウムはカルシウム と 共 に 骨 形 成 に 関 係 しているため 適 度 にとるようにしましょう (Ca:Mg=2:1) 大 豆 に 含 まれる 大 豆 イソフラボンはカルシウム 流 出 を 防 ぐ 働 きが あるといわれています 加 工 食 品 に 含 まれるリンの 摂 りすぎはカルシウムの 吸 収 を 悪 く します 練 り 製 品 やハム ソーセージ インスタント 食 品 スナック 菓 子 のとりすぎに 注 意 しましょう [コラム] 女 性 は 特 に 注 意! 骨 粗 しょう 症 骨 粗 しょう 症 は 男 女 差 の 大 きい 病 気 です 特 に 更 年 期 の 男 女 差 が 大 きく 50 歳 以 上 の 女 性 の24%に 骨 粗 しょう 症 がみられるのに 対 し 男 性 では4% にすぎません 男 女 共 通 の 臓 器 に 起 こる 病 気 で もっとも 男 女 差 ( 性 差 )が 著 しい 病 気 が 骨 粗 しょう 症 なのです 女 性 の 場 合 更 年 期 になると 閉 経 を 迎 えエストロゲンなどの 女 性 ホルモン の 分 泌 が 減 少 したことが 原 因 で 骨 代 謝 が 低 下 し 骨 密 度 が 急 激 に 低 下 する と 言 われています 20