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目 次 まえがき 1 第 Ⅰ 編 用 語 の 説 明 英 数 字 3 日 本 語 9 第 Ⅱ 編 ATM 概 要 1 ATMネットワークとは 1.1 ATMネットワークの 概 要 11 1.2 プロトコル 構 成 13 1.2.1 物 理 レイヤ 14 1.2.2 ATMレイヤ 14 1.2.3 AAL 14 2 ATMネットワークサービス 2.1 ATMネットワークサービスの 概 要 15 2.2 ATMネットワークサービスの 特 徴 15 第 Ⅲ 編 ATMメガリンクサービス 0.5Mbit/s~135Mbit/s 1 サービスの 概 要 1.1 概 要 17 1.2 サービス 品 目 の 種 類 とインタフェース 17 1.3 規 定 項 目 20 1.3.1 1 芯 式 を 用 いた 場 合 の 規 定 項 目 20 1.3.2 2 芯 式 を 用 いた 場 合 の 規 定 項 目 21 1.4 回 線 保 守 信 号 の 転 送 22 2 回 線 構 成 2.1 1 芯 式 を 用 いた 場 合 の 回 線 構 成 23 2.2 2 芯 式 を 用 いた 場 合 の 回 線 構 成 24 3 付 加 サービス 3.1 端 末 回 線 多 重 サービス 25 3.2 回 線 内 速 度 設 定 サービス 26 4 ATMレイヤ 仕 様 4.1 セル 構 造 27 4.1.1 セルヘッダのプリアサインド 値 28 4.1.2 GFCフィールド 28 4.1.3 ルーチングフィールド 28 4.1.4 PT 表 示 フィールド 29

4.1.5 CLPフィールド 29 4.1.6 ヘッダ 誤 り 制 御 (HEC)フィールド 30 4.2 ATMレイヤのOAM 機 能 32 4.2.1 概 要 32 4.2.2 ATMレイヤOAMセルのフォーマット 33 4.2.3 VP 用 のOAM 機 能 (エンド エンドF4フロー) 37 5 トラヒック 制 御 5.1 UPC 39 5.2 UPCパラメータ 39 5.3 PCR 39 5.4 CDVT 40 5.5 PCR 監 視 アルゴリズム 41 5.6 トラヒック 制 約 条 件 42 5.6.1 2 芯 式 における 制 約 条 件 42 5.6.2 1 芯 式 における 制 約 条 件 43 5.7 CDV 47 第 Ⅳ 編 伝 送 路 インタフェース(LI) 1 伝 送 路 インタフェース 1.1 概 要 49 1.2 分 界 点 50 1.3 インタフェース 条 件 50 1.3.1 物 理 的 条 件 50 1.3.2 光 学 的 条 件 52 1.3.3 論 理 的 条 件 ( 物 理 レイヤ 論 理 条 件 ) 56 1.4 同 期 60 1.4.1 フレーム 同 期 60 1.4.2 セル 同 期 60 1.4.3 網 同 期 60 1.5 スクランブラ 61 1.5.1 フレームスクランブル 61 1.5.2 セルスクランブル 61 1.6 セル 速 度 調 整 及 びセルヘッダ 誤 り 制 御 61 1.7 伝 送 路 インタフェース 上 の 保 守 運 用 62 1.7.1 符 号 誤 り 監 視 63 1.7.2 故 障 情 報 65 1.7.3 NT1の 電 源 断 方 向 (R-INH) 66 1.7.4 折 り 返 し 情 報 ビット(LOOP2) 67 1.7.5 Z2バイト 67 第 Ⅴ 編 ユーザ 網 インタフェース(UNI) 1 25Mユーザ 網 インタフェース 1.1 概 要 69

1.2 分 界 点 69 1.3 インタフェース 条 件 70 1.3.1 物 理 的 条 件 70 1.3.2 電 気 的 条 件 71 1.3.3 論 理 的 条 件 77 1.4 セル 同 期 とスクランブル 78 1.5 クロックタイミング 78 1.6 速 度 調 整 79 1.7 ユーザ 網 インタフェース 上 の 保 守 運 用 79 2 45Mユーザ 網 インタフェース 2.1 概 要 80 2.2 分 界 点 80 2.3 インタフェース 条 件 81 2.3.1 物 理 的 条 件 81 2.3.2 電 気 的 条 件 82 2.3.3 論 理 的 条 件 83 2.4 セル 同 期 とスクランブル 86 2.5 空 きセル 86 2.6 ユーザ 網 インタフェース 上 の 保 守 運 用 86 2.6.1 保 守 信 号 86 2.6.2 警 報 転 送 図 87 2.6.3 符 号 誤 り 監 視 88 2.6.4 故 障 情 報 89 3 150Mユーザ 網 インタフェース 3.1 概 要 91 3.2 分 界 点 92 3.2.1 2 芯 式 を 用 いた 場 合 の 分 界 点 92 3.2.2 1 芯 式 を 用 いた 場 合 の 分 界 点 92 3.3 インタフェース 条 件 93 3.3.1 物 理 的 条 件 93 3.3.2 光 学 的 条 件 94 3.3.3 論 理 的 条 件 97 3.4 セル 同 期 とスクランブラ 101 3.4.1 フレームスクランブラ 101 3.4.2 セルスクランブラ 102 3.4.3 スクランブラ 動 作 103 3.5 HEC 104 3.5.1 HEC 104 3.5.2 HEC 機 能 シーケンス 生 成 105 3.6 空 きセル 106 3.7 ユーザ 網 インタフェースの 保 守 運 用 107 3.7.1 保 守 信 号 107 3.7.2 警 報 転 送 図 107 3.7.3 符 号 誤 り 監 視 109 3.7.4 故 障 情 報 111

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まえがき この 技 術 資 料 は ATM(Asynchronous Transfer Mode) 伝 送 方 式 を 用 いた ATMメガリンクサービス に 接 続 す る 技 術 的 諸 事 項 (NCTEの 機 能 的 仕 様 )について 情 報 を 提 供 するものです また 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 ( 以 下 NTT 西 といいます )は 本 資 料 によって 利 用 者 が 接 続 する 端 末 設 備 を 含 めた 通 信 システムとしての 品 質 を 保 証 するものではありません ( 注 )NCTE:Network Channel Terminating Equipment 2011 年 4 月 1

第 Ⅰ 編 用 語 の 説 明 2

英 数 字 AAL AIS APS ATM :ATM Adaptation Layer ATMアダプテーションレイヤ 上 位 レイヤから 要 求 される 機 能 を 提 供 するために 上 位 レイヤの 信 号 をATMのセルに 変 換 したり ATMのセルから 上 位 レイヤの 信 号 に 逆 変 換 する とともに 要 求 されるサービス 品 質 を 実 現 します :Alarm Indication Signal 警 報 表 示 信 号 :Automatic Protection Switching 自 動 切 替 制 御 信 号 を 使 い 端 局 間 で 故 障 した 現 用 回 線 を 自 動 的 に 予 備 回 線 に 切 替 復 旧 動 作 を 行 います :Asynchronous Transfer Mode 非 同 期 転 送 モード セルを 情 報 転 送 単 位 とする 転 送 モード 1ユーザからの 有 効 な 情 報 を 転 送 するセル 出 現 が 必 ずしも 同 期 的 でないことから 非 同 期 転 送 モードと 呼 びます ATM Forum :ATM Forum ATM Forum 技 術 委 員 会 標 準 化 活 動 が 目 的 でなく ATM 及 び 関 連 製 品 の 普 及 促 進 のた めにシステム 仕 様 を 作 成 して システムの 実 現 を 容 易 にすることが 主 眼 の 技 術 委 員 会 です ATMレイヤ AU AU-4ポインタ BIP-n :Asynchronous Transfer Mode Layer セルの 多 重 / 分 離 やセルヘッダの 生 成 / 抽 出 を 行 うレイヤです :Administrative Unit 管 理 ユニット SDH 伝 送 方 式 において 高 次 パス(VC-3 VC-4)レイヤと 多 重 化 セ クションレイヤ(STM-n) 間 の 変 換 を 行 う 伝 送 単 位 です :Administrative Unit 4 pointer AUが 収 容 される 同 期 転 送 モジュールにフレーム 位 相 と 高 次 VCのフレーム 位 相 の 時 間 差 をア ドレスで 示 すために 付 加 するものです :Bit Interleaved Parity n セクション 及 びパスの 誤 り 監 視 に 用 いる 符 号 です 誤 り 監 視 を 行 う 情 報 をnビット 毎 に 分 割 して それぞれの 偶 数 パリティを 取 る 検 査 方 法 です B2 :B2 伝 送 端 局 装 置 相 互 間 の 多 重 セクションの 符 号 誤 り 監 視 に 用 いる 誤 り 監 視 符 号 です STM-1では 3バイトのBIP-24 符 号 が 用 いられます B3 :B3 VC-4パスの 誤 り 監 視 に 用 いるBIP 符 号 です BIP-8 符 号 が 用 いられます CDV CDVT :Cell Delay Variation セル 遅 延 変 動 2つの 測 定 点 におけるセルの 到 着 時 刻 を 基 として どれだけ 変 動 したかの 量 です :Cell Delay Variation Tolerance セル 遅 延 変 動 許 容 値 推 定 セル 到 着 時 刻 よりも 実 際 のセル 到 着 時 刻 がどれだけ 前 に 詰 まっ てもよいかを 示 します 3

CLP CRC :Cell Loss Priority セル 損 失 優 先 表 示 ネットワークの 輻 輳 時 に 優 先 的 に 廃 棄 されるべきセルを 表 示 するため に 用 いる1ビット フィールドです :Cyclic Redundancy Check 巡 回 冗 長 符 号 巡 回 符 号 を 用 いた 誤 り 検 出 及 び 訂 正 方 式 です DS3 :Digital Signal Level 3 44.736Mbit/s( 北 米 での 3 次 群 )で 伝 送 されるデジタル 信 号 です EPD 機 能 GFC HEC ITU-T IEC LCD LI LOF LOP LOS LT :Early Packet Discard 早 期 パケット 破 棄 EPD 機 能 はAAL5によってセル 化 されたデータに 対 してセル 破 棄 が 生 じた 場 合 同 じデータフレームに 属 するセルを 伝 送 せず 全 て 破 棄 し 有 効 セルのみを 伝 送 す ることにより 帯 域 を 有 効 に 活 用 する 機 能 です :Generic Flow Control 一 般 的 フロー 制 御 媒 体 共 有 型 ネットワークのアクセス 制 御 です :Header Error Control ヘッダエラー 制 御 セルヘッダ 全 体 に 対 して 1 ビット 誤 り 訂 正 複 数 ビット 誤 り 検 出 の2 つの 能 力 を 有 します :International Telecommunication Union -Telecommunication standardization sector 国 際 電 気 通 信 連 合 電 気 通 信 標 準 化 部 門 国 際 間 の 電 気 通 信 を 支 障 なく 行 うことを 目 的 とした 通 信 網 所 有 者 側 の 標 準 化 委 員 会 です :International Electrotechnical Commission IEC 標 準 ISOの 電 気 専 門 部 会 である 国 際 電 気 標 準 会 議 です 電 気 の 分 野 における 国 際 的 な 標 準 化 を 担 当 する 機 関 であり その 内 部 は 各 分 野 に 分 かれたグループにて 構 成 されていま す :Loss of Cell Delineation セル 同 期 外 れ セルヘッダの 位 置 が 識 別 できなくなった 状 態 です :Line Interface 伝 送 路 インタフェース LTとNT1との 接 続 条 件 を 言 いNT1のLT 側 の 端 子 です :Loss Of Frame フレーム 同 期 外 れ STM-nのフレーム 同 期 パターンが 検 出 できなくなりフレーム 先 頭 が 識 別 できなくなった 状 態 です :Loss Of Pointer ポインタ 異 常 SDHのポインタ 値 が 不 明 となる 状 態 です :Loss Of Signal 入 力 断 信 号 振 幅 が 所 定 時 間 にわたって 規 定 の 値 より 低 下 し ビットの 識 別 ができなくなっ た 状 態 です :Line Termination 専 用 回 線 の 専 用 サービス 取 扱 所 内 における 終 端 装 置 です 4

MSOH MS-AIS :Multiplex Section Over Head 端 局 セクションオーバーヘッド STM-nまたはSTM-0のSOH 内 の 第 5 行 から 第 9 行 の 部 分 です 多 重 セクションの 終 端 点 で 終 端 されます :Multiplex Section Alarm Indication Signal 受 信 多 重 セクション 故 障 多 重 セクションの 途 中 故 障 が 発 生 したとき その 下 流 に 伝 える 信 号 です MS-ERR :Multiplex Section Error 受 信 多 重 セクション 誤 り 発 生 検 出 されることです 多 重 セクションの 誤 りを 監 視 しているB2バイトで 誤 りが MS-RDI MS-REI NDF NRZ :Multiplex Section Remote Defect Indication 送 信 多 重 セクション 故 障 多 重 セクション 故 障 を 上 流 方 向 に 通 知 する 信 号 です :Multiplex Section Remote Error Indication 送 信 多 重 セクション 誤 り 発 生 多 重 セクションで 誤 りを 検 出 したことを 上 流 方 向 に 通 知 する 信 号 です :New Data Flag 新 規 データフラグ H1バイトの1~4ビットで 構 成 されたポインタオフセット 値 を 即 時 に 変 更 することを 通 知 する 信 号 です :Non Return to Zero 符 号 論 理 値 0 と 1 をそれぞれ1パルス 幅 とする 符 号 形 式 です 正 論 理 のとき 論 理 値 0 をLOW 論 理 値 1 をHIGHレベルに 符 号 化 します NT1 :Network Termination 1 TE/NT2からの 信 号 を 伝 送 路 インタフェースの 信 号 に 変 換 して 送 出 し また 伝 送 路 インタ フェースから 送 出 されてきた 信 号 をTE/NT2の 信 号 に 変 換 する 装 置 です (NTTコムが 提 供 する 回 線 終 端 装 置 等 に 相 当 ) NT2 :Network Termination 2 TEからの 信 号 の 多 重 化 などを 行 って NT1へ 信 号 を 送 出 し またNT1からの 信 号 を 分 離 などを 行 って TE 送 出 する 装 置 です お 客 様 が 持 つATM-SWに 相 当 します OAM OAM Type :Operation Administration and Maintenance 運 用 保 守 機 能 以 下 の5つに 分 類 されます 1 性 能 モニタ 網 品 質 をモニタし 性 能 情 報 を 作 成 する 機 能 2 欠 陥 故 障 検 出 欠 陥 故 障 を 検 出 し 保 守 情 報 各 種 アラームを 作 成 する 機 能 3 システムプロテクション 故 障 時 に 故 障 系 を 切 り 離 し 予 備 系 に 切 り 替 える 機 能 4 故 障 または 性 能 情 報 他 の 機 能 により 得 られた 故 障 情 報 等 を 応 答 し 他 へ 通 知 する 機 能 5 故 障 点 の 特 定 故 障 情 報 が 不 十 分 な 場 合 に 試 験 システムにより 故 障 点 を 特 定 する 機 能 :Operation Administration and Maintenance Type 運 用 保 守 機 能 タイプ OAMセル 中 のペイロードの 4 ビット 値 フィールド OAMセル 管 理 機 能 の 種 別 を 表 わします 5

OSI PLCP PCR POH PT :Open System Interconnection 開 放 型 システム 間 相 互 接 続 :Physical Layer Convergence Protocol 物 理 レイヤ コンバージェンス プロトコル :Peak Cell Rate 最 大 セル 速 度 ユーザの 各 VP/VCにおいて セルを 網 に 送 出 できる 時 間 間 隔 の 最 小 値 の 逆 数 です つまり 単 位 時 間 あたりに 転 送 できるセル 数 の 最 大 値 を 意 味 します :Path Over Head SDHのパスのオーバーヘッドでパスの 保 守 信 号 に 用 いられます VC-4パスでは VC-4フレームの1 列 目 に 位 置 します :Payload Type 情 報 フィールドタイプ PTI :Payload Type Identifier 情 報 フィールドタイプ 識 別 子 ビットです セルのペイロードの 中 身 または 輻 輳 の 有 無 を 表 示 する P-AIS P-RDI :Path Alarm Indication Signal 受 信 パス 故 障 パスが 故 障 していることを 下 流 に 通 知 する 信 号 です :Path Remote Defect Indication 送 信 パス 故 障 パスが 故 障 していることを 上 流 方 向 に 通 知 する 信 号 です P-ERR :Path Error 受 信 パス 誤 り 発 生 B3バイトのBIP 符 号 で 誤 りを 検 出 している 状 態 です P-REI RSOH R-INH SD SDH SF :Path Remote Error Indication 送 信 パス 誤 り 発 生 B3バイトのBIP 符 号 で 検 出 した 誤 りビット 数 を 上 流 方 向 に 伝 達 す る 信 号 です :Regenerator Section Over Head 中 継 セクションオーバーヘッド STM-n または STM-0 内 の 第 1 行 から 第 3 行 の 部 分 をいいます 中 間 中 継 装 置 で 終 端 されます :Receiver INHibit ATM-DSU ATM-ONU 等 のNT1の 電 源 断 によってLTに 発 生 する 入 力 断 フレーム 同 期 外 れ 等 の 警 報 を 阻 止 するためNT1が 電 源 断 時 に 出 す 信 号 です :Signal Degrade 信 号 劣 化 信 号 のビット 誤 り 率 規 定 の 限 度 より 劣 化 する 状 態 です :Synchronous Digital Hierarchy 同 期 デジタルハイアラーキ ITU-Tで 標 準 化 されたデジタル 伝 送 のハイアラーキで あり 物 理 伝 送 網 を 用 いて 種 々のパス 速 度 に 対 応 してペイロードの 伝 送 ができるようになって います :Signal Fail 信 号 不 良 セクション 切 替 のトリガとなる 伝 送 故 障 を 示 します 6

SOH STM STM-n :Section Over Head STM-nを 構 成 する 際 にペイロードに 付 加 するもので フレーム 同 期 信 号 保 守 信 号 情 報 モニタ 等 の 諸 機 能 を 有 します :Synchronous Transfer Mode 同 期 転 送 モード :Synchronous Transfer Mode Level n 同 期 転 送 モード レベル n n 個 のSTM-1をバイト 単 位 で 多 重 します インタフェース 速 度 は n 155.52Mbit/s です STM-1 :Synchronous Transfer Mode Level 1 同 期 転 送 モード レベル 1 新 同 期 インタフェースの 基 本 伝 送 単 位 であり 1フレームが 270バイト 9 列 の 信 号 で 構 成 されます 125μsec. 毎 に1フレームが 伝 送 されるのでイ ンタフェ-ス 速 度 は 155.52Mbit/s となります TCP/IP TE TTC :Transmission Control Protocol /Internet Protocol 米 国 国 防 総 省 が 開 発 したでコンピュータ 間 ネットワークを 構 築 するための 国 際 標 準 プロトコルの 一 種 です インターネットの 標 準 的 な 通 信 プロトコルとして 使 用 されています :Terminal Equipment NT1/NT2に 接 続 し データの 送 受 信 を 行 う 装 置 です :the Telecommunication Technology Committee 電 信 電 話 技 術 委 員 会 電 気 通 信 の 公 正 な 競 争 市 場 を 確 保 しキャリア メーカー ユーザ 間 の 信 頼 を 維 持 するため 国 内 に 電 気 通 信 に 関 する 民 間 標 準 を 策 定 し 電 気 通 信 分 野 における 標 準 化 に 貢 献 する 機 関 です UNI UPC :User Network Interface ユーザ 網 インタフェース の 端 子 とします :Usage Parameter Control 使 用 量 パラメーター 制 御 NT1とNT2/TEとの 接 続 条 件 をいい NT1のTE 側 VC VCC VCI VC-AIS :Virtual Channel 論 理 的 な 通 信 路 をVC(バーチャルチャネル)と 呼 びます ATM では ATMセル 毎 に 付 与 されるセルヘッダ 内 にVCI(バ-チャルチャネル 識 別 子 )を 持 ち 1つの 物 理 インタフェースに 複 数 VCを 設 定 できます :Virtual Channel Connection 同 一 伝 送 路 上 のセルの 流 れをグループ 化 するための 論 理 コネクションで VCIの 変 換 ルールで 形 成 される 通 信 路 を 表 します :Virtual Channel Identifier バ-チャル チャネル 識 別 子 多 重 化 された 複 数 のVCの 中 からVCを 識 別 するための 識 別 番 号 です VCIを 用 いることにより ネットワークあるいは 端 末 でチャネル 種 別 を 識 別 する ことができます :Virtual Channel Alarm Indication Signal VC 故 障 VCC で 起 きた 故 障 を 下 流 に 通 知 する 信 号 (セル)です 7

VC-RDI :Virtual Channel Remote Defect Indication VC 故 障 VCC で 起 きた 故 障 を 上 流 に 通 知 する 信 号 (セル)です VC-4 :Virtual Container 4 SDHの 高 次 パスを 伝 送 する 信 号 です 155.52Mbit/s を 伝 送 します VC-4-4c VP VPC VPI VP-AIS VP-RDI :Virtual Container - 4-4 concatenation バーチャル コンテナ -4-4 連 結 SDHの 高 次 パスを 伝 送 する 信 号 です 622.08Mbit/s を 伝 送 します :Virtual Path VCを 束 ねた 論 理 的 な 通 信 路 VCと 同 様 に セルヘッダ 内 にVPI (バーチャルパス 識 別 子 )を 持 ち 復 数 VPを 設 定 できます :Virtual Path Connection 同 一 伝 送 路 上 のセルの 流 れをグループ 化 するための 論 理 コネクションで VPIの 変 換 ルールで 形 成 される 通 信 路 を 表 します :Virtual Path Identifier バーチャル パス 識 別 子 多 重 化 された 複 数 のVPの 中 からVPを 識 別 するための 識 別 番 号 です VPIを 用 いることにより パスを 識 別 することができます :Virtual Path Alarm Indication Signal VP 故 障 VPCで 起 きた 故 障 を 下 流 に 通 知 する 信 号 (セル)です :Virtual Path Remote Defect Indication VP 故 障 VPCで 起 きた 故 障 を 上 流 に 通 知 する 信 号 (セル)です 1 芯 式 :アクセス 区 間 に 光 ファイバケーブル1 芯 を 用 いる 方 式 (PDS 方 式 ) 2 芯 式 :アクセス 区 間 に 光 ファイバケーブル2 芯 を 用 いる 方 式 (SS 方 式 ) 4B5B 符 号 化 :4B5B 符 号 化 4ビットのデータを5ビットに 符 号 化 する 方 式 です 8

日 本 語 空 きセル :ATMレイヤから 有 効 セルを 物 理 レイヤに 送 出 したときに 速 度 調 整 のため 挿 入 抽 出 されるセ ルです セル 同 期 以 外 の 用 途 には 使 用 しません アンアサインドセル :ATMレイヤのセルの 中 でペイロードにユーザの 情 報 を 運 んでいないセルです 送 信 すべきユー ザ 情 報 がない 時 でも GFC 情 報 のみを 転 送 するために 使 用 されるセルです ATMフォーラム 仕 様 の 端 末 では このセルを 速 度 調 整 に 用 いる 場 合 があります インタフェース 速 度 :インタフェースのビットレートです つまり インタフェースペイロードとインタフェースオ ーバーヘッドの 合 計 ビットレートです 最 低 保 証 速 度 ジッタ スプリッタ セル :ATMシェアリンクサービスでは 帯 域 を 共 有 されている 他 のお 客 様 のトラヒックに 関 わらず 常 に ご 利 用 できる 速 度 です 最 低 保 証 速 度 はNTT 西 網 内 の 設 定 パラメータとなりますので お 客 様 の 端 末 設 備 において 設 定 する 必 要 はありません 本 資 料 では mcrと 記 述 する 場 合 があります :パルス 列 において 正 規 の 位 置 から 時 間 的 に 前 後 にずれることです 熱 雑 音 や 外 部 雑 音 に 起 因 するランダムジッタとパルスパターンの 変 化 タイミング 回 路 の 離 調 等 に 起 因 するパターンジッ タがあります : 光 分 配 器 PDS 方 式 において 光 信 号 を 複 数 の 光 ファイバに 分 配 します : 固 定 長 (53バイト)の 情 報 伝 送 単 位 です 5バイトのセルヘッダと48バイトのペイロード から 成 ります 専 用 サービス 取 扱 所 : 専 用 サービスの 業 務 を 行 うNTT 西 の 事 業 所 です 端 末 設 備 電 気 通 信 回 線 設 備 : 専 用 回 線 の 一 端 (NTT 西 の 線 路 設 備 から 最 短 距 離 にある 配 線 盤 )に 接 続 される 電 気 通 信 設 備 であって その 設 置 場 所 が 同 一 構 内 (これに 準 ずるものを 含 みます )または 同 一 建 物 内 に あるものをいいます : 電 気 通 信 回 線 を 提 供 するための 機 械 器 具 線 路 その 他 の 電 気 的 設 備 です 伝 送 コンハ ーシ ェンスサフ レイヤ:セル 流 を 物 理 媒 体 上 で 送 受 可 能 なテ ータユニット 流 に 変 換 する 上 で 必 要 な 全 ての 機 能 を 実 現 するレイヤです 光 ATT 非 保 証 速 度 分 界 点 ペイロード 無 効 セル 有 効 セル : 光 減 衰 器 光 ファイバーケーブル 長 が 最 小 中 継 区 間 より 大 幅 に 短 い 場 合 に 光 受 信 盤 への 入 力 パワーを 適 当 な 値 に 調 整 するために 使 用 します :ATMシェアリンクサービスでは トラヒックに 応 じて 実 際 に 通 信 できる 速 度 は 最 低 保 証 速 度 以 上 PCR 以 下 の 範 囲 で 変 化 します 本 資 料 では 最 低 保 証 速 度 を 越 えた 速 度 を 非 保 証 速 度 と 呼 びます : 電 気 通 信 回 線 設 備 の 一 端 と 端 末 設 備 との 接 続 点 です :セルを 構 成 している48バイトのユーザ 情 報 フィールドです : 空 きセル 以 外 で ヘッダ 誤 りが 検 出 され かつ それが 訂 正 できなかったセルです 物 理 レイ ヤで 廃 棄 されます : 空 きセル 以 外 で ヘッダ 誤 りを 含 まないセル あるいはヘッダ 誤 りが 訂 正 されたセルです ヘ ッダ 誤 りを 含 むにもかかわらず 誤 りが 検 出 されなかった 場 合 も 有 効 セルとみなされます 9

第 Ⅱ 編 ATM 概 要 10

1 ATMネットワークとは 1.1 ATMネットワークの 概 要 ATMネットワークとは ATM 技 術 を 用 いた 高 速 データ 転 送 方 式 のネットワークです 全 ての 情 報 をセル と 呼 ばれる 固 定 長 の 情 報 単 位 に 分 割 して 行 うため 高 速 のデータ 転 送 が 可 能 となります また 情 報 を 転 送 し たいときに 有 効 なセルのみを 転 送 する 方 式 のため 低 速 から 高 速 までの 情 報 転 送 速 度 を 実 現 できます 図 1. 1にATMの 原 理 とATMセルフォーマットを 示 します 発 端 末 送 信 情 報 48 ハ イト 情 報 を 固 定 長 (48ハ イト)に 分 解 着 端 末 C セルへ 分 解 情 報 A ヘッダ ( 宛 先 ラベル) A PC+ATMボード セルはヘッダで 行 き 先 を 決 定 C 着 端 末 B B ATMネットワーク A PC+ATMボード ATMセルのフォーマット ペイロード ( 情 報 フィールド) ヘッダ 48ハ イト 5ハ イト 48 ハ イト 情 報 A A セルを 組 立 ヘッダ ( 宛 先 ラベル) 進 行 方 向 受 信 情 報 着 端 末 A 図 1.1 ATMの 原 理 11

12 セルヘッダには ユーザ 網 インタフェースにおける 宛 先 を 示 す 識 別 子 が 格 納 されており この 識 別 子 を 用 いて 各 セルは 宛 先 に 転 送 されます 識 別 子 には VCを 識 別 するVCIと VCを 束 ねたVPを 識 別 するVPI があり 1 本 のVCはVPIとVCIの 組 み 合 わせによって 識 別 されます 図 1.2にコネクションと 識 別 子 を 示 します 物 理 媒 体 VP(VPIx) VC(VCIa) VC(VCIb) 図 1.2 コネクションとその 識 別 子

13 1.2 プロトコル 構 成 ユーザと 網 のプロトコル 処 理 の 分 担 を 図 1.3に 各 レイヤの 機 能 の 概 要 を 表 1.1に 示 します AAL 以 上 のレイヤにおけるプロトコルはユーザ~ユーザ 間 で 実 行 します 3 上 位 レイヤ 上 位 レイヤ 2 AAL AAL AAL ATMレイヤ ATMレイヤ ATMレイヤ 1 物 理 レイヤ 物 理 レイヤ 物 理 レイヤ お 客 様 ネットワーク お 客 様 AAL:ATM Adaptation Layer ( 注 )ATM 専 用 サービスにおいて 網 が 関 与 するレイヤは 物 理 レイヤとATMレイヤのみです AAL 以 上 のレイヤにおけるプロトコルはユーザ~ユーザ 間 で 実 行 します 図 1.3 ユーザと 網 のプロトコル 処 理 の 分 担 表 1.1 各 レイヤと 機 能 概 要 レ イ ヤ 機 能 概 要 上 位 レイヤ 上 位 レイヤ 機 能 AAL セル 分 割 / 組 立 誤 り 制 御 など ATMレイヤ セルヘッダ 生 成 / 抽 出 VPI/VCIルーティング セル 多 重 / 分 離 機 能 物 理 レイヤ 伝 送 コンバージェンス サブレイヤ セル 流 速 度 整 合 HECシーケンス 生 成 / 検 出 セル 同 期 伝 送 フレームへのマッピング 伝 送 フレーム 生 成 終 端 物 理 媒 体 サブレイヤ ビットタイミング 物 理 媒 体

14 1.2.1 物 理 レイヤ 物 理 レイヤは 二 つのサブレイヤに 分 かれています (1) 物 理 媒 体 サブレイヤ 物 理 媒 体 サブレイヤは 物 理 媒 体 に 依 存 する 機 能 のみを 持 ちます 具 体 的 には 伝 送 路 符 号 化 電 気 光 変 換 機 能 等 を 意 味 します (2) 伝 送 コンバージェンスサブレイヤ 伝 送 コンバージェンスサブレイヤは セル 流 を 物 理 媒 体 上 で 送 受 できるデータユニット 伝 送 フレー ムにマッピングする 上 で 必 要 な 全 ての 機 能 を 実 現 します 具 体 的 には ATMレイヤからのセル 流 を 伝 送 路 上 に 流 し 速 度 整 合 をとり 伝 送 路 から 受 信 したセル 境 界 を 識 別 セルのヘッダ 部 の 誤 り 検 査 / 訂 正 をするなどの 機 能 があります 1.2.2 ATMレイヤ ATMレイヤは 物 理 レイヤの 上 で 多 様 なサービスや 速 度 に 汎 用 な 情 報 伝 送 方 式 を 提 供 するものです AT Mレイヤの 特 性 は 物 理 媒 体 と 独 立 です ATMレイヤの 機 能 としては セル 多 重 / 分 離 機 能 VPIとVC Iのルーティング 機 能 セルヘッダの 生 成 / 識 別 機 能 等 があります ATMセルはセルヘッダとペイロード( 情 報 フィールド)で 構 成 されています セルヘッダの 主 な 役 割 は 非 同 期 時 分 割 多 重 されたセル 流 から 同 じコネクションに 属 するセルを 識 別 することです コネクションの 転 送 容 量 は ユーザと 網 で 取 り 決 めます ATM 専 用 サービスでは VP/VC 内 のセル 順 序 は 保 証 されます A TMレイヤは セルのぺイロードを 全 く 処 理 せず( 誤 り 制 御 など) 透 過 的 に 転 送 します 本 章 の 規 定 は TTC 標 準 JT-I150 (ATM 機 能 特 性 ) TTC 標 準 JT-I361(ATMレイヤ 仕 様 ) TTC 標 準 JT-I610( 運 用 保 守 原 則 と 機 能 ) TTC 標 準 JT-I371(トラヒック 制 御 と 輻 輳 制 御 )に 準 拠 しています 1.2.3 AAL AALの 機 能 は 上 位 レイヤから 要 求 される 機 能 を 提 供 するためにATMレイヤと 上 位 レイヤとの 間 の 対 応 を とるとともに 要 求 されるサービス 品 質 を 実 現 することです

15 2 ATMネットワークサービス 2.1 ATMネットワークサービスの 概 要 NTT 西 が 提 供 するATMネットワークサービスには VP 単 位 でサービスを 提 供 するATMメガリンクサー ビス( 第 1 種 ATM 専 用 サービス)があります ATMメガリンクサービスは 0.5Mbit/s 及 び1Mbit/s~135Mbit/s までの 回 線 速 度 を 提 供 でき 1Mbit/s ~135Mbit/s までは1Mbit/s きざみに 回 線 設 定 が 可 能 です 複 数 回 線 を 端 末 区 間 で 多 重 することが 可 能 で 2 芯 式 のサービスの 場 合 は 最 大 135Mbit/s まで 回 線 を 多 重 でき 1 芯 式 のサービスの 場 合 は 44Mbit/s ま で 回 線 を 多 重 できます 端 末 回 線 多 重 を 行 うことで アクセス 区 間 の 経 済 化 を 図 ることができます ATMメガリンクサービスは 同 一 UNIのユーザ 網 インタフェース(2 芯 式 の 場 合 でNT1をNTT 西 よ り 提 供 しない 場 合 は 伝 送 路 インタフェースでも 可 )で 多 重 してご 利 用 いただけます 2.2 ATMネットワークサービスの 特 徴 NTT 西 の 専 用 サービスが 従 来 提 供 している 高 品 質 の 考 え 方 とは 別 に グレード 化 をキーワードとしてお 客 様 のご 要 望 に 応 じた 回 線 容 量 の 提 供 バックアップ 側 の 回 線 の 利 用 など 多 様 化 するニーズに 応 えるサービスを 提 供 します また ネットワークのオープン 化 を 考 慮 して 中 継 区 間 と 端 末 区 間 に 分 けた 形 態 でサービスの 提 供 をすることと しています

16 第 Ⅲ 編 ATMメガリンクサービス 0.5Mbit/s~135Mbit/s

17 1 サービスの 概 要 1.1 概 要 本 サービスは ATM 伝 送 方 式 を 用 いて0.5Mbit/s~135Mbit/s の 高 速 広 帯 域 ディジタル 回 線 (V P)を 提 供 するサービスです この 回 線 は 分 界 点 ( 注 1) 伝 送 路 インタフェース ( 注 2) またNTT 西 が 提 供 するNT1 等 を 設 置 し ユーザ 網 インタフェース ( 注 3) での 利 用 ができます お 客 様 がNT1を 含 む 全 ての 端 末 設 備 を 設 置 し データ 伝 送 等 に 利 用 することもできます ( 注 1) 第 Ⅳ 編 伝 送 路 インタフェース 1.2 分 界 点 参 照 ( 注 2) 第 Ⅳ 編 伝 送 路 インタフェース 参 照 ( 注 3) 第 Ⅴ 編 ユーザ 網 インタフェース 参 照 1.2 サービス 品 目 の 種 類 とインタフェース (1) サービス 品 目 の 種 類 を 表 1.1に サービス 品 目 の 構 成 図 ( 例 )を 図 1.1a b cに 示 します 表 1.1 サービス 品 目 の 種 類 ( 基 本 サービス) サービスクラス ( 中 継 区 間 ) 概 要 サービス 品 目 シングルクラス [エコノミークラス] デュアルクラス [ 通 常 クラス] エクストラクラス [セカンドクラス] 中 継 区 間 において 予 備 伝 送 路 を 持 たないサービス 中 継 区 間 において 予 備 伝 送 路 を 有 しており 故 障 時 に 自 動 切 替 で 回 線 帯 域 を 保 証 するサービス 1 契 約 でメインパス サブパスという2つのVPを 提 供 するサービス *サブパスは 通 常 通 信 可 能 (サブパス 自 体 の 予 備 なし)ですが メインパス 故 障 時 ( 中 継 区 間 )にはサブパスの 帯 域 をメインパスがバックアップで 使 用 するため サブパスの 伝 送 品 質 が 劣 化 し 使 用 できないことがあります 0.5Mbit/s 及 び 1Mbit/s~ 135Mbit/s (1Mbit/きざみに 設 定 可 能 ) 契 約 速 度 40Mbit/s の 場 合 シングルクラスのイメージ 図 1.1a サービス 品 目 の 構 成 図 ( 例 )

18 契 約 速 度 40Mbit/s の 場 合 デュアルクラスのイメージ 図 1.1b サービス 品 目 の 構 成 図 ( 例 )

19 契 約 速 度 40Mbit/s の 場 合 エクストラクラスのイメージ 図 1.1c サービス 品 目 の 構 成 図 ( 例 ) (2) サービス 品 目 とインタフェース 速 度 の 関 係 を 表 1.2に 示 します 表 1.2 サービス 品 目 とインタフェース 速 度 の 関 係 端 末 区 間 ( 方 式 ) 概 要 伝 送 路 インタフェース (LI) インタフェース 速 度 ユーザ 網 インタフェース(UNI) サービス 品 目 25.6Mbit/s (TTC 標 準 JT-I432.5 準 拠 ) 0.5Mbit/s 及 び 1Mbit/s~24Mbit/s (1Mbit/s きざみ) 1 芯 式 * 2 芯 式 ** 端 末 区 間 に1 芯 式 を 用 いUNIのみ 提 供 (NTT 西 がNT1を 設 置 ) 端 末 区 間 に2 芯 式 を 用 いてUNIまたはLI にて 提 供 (NTT 西 もしくはお 客 様 がNT1を 設 置 ) *1 芯 式 : 図 2.1 2.2 参 照 **2 芯 式 : 図 2.3 2.4 参 照 提 供 しません 155.52Mbit/s (TTC 標 準 JT-G957 準 拠 ) 44.736Mbit/s (ITU-T 勧 告 G.703 準 拠 ) 155.52Mbit/s (TTC 標 準 JT-G957 準 拠 ) (ATM-Forum 準 拠 ) 155.52Mbit/s (TTC 標 準 JT-G957 準 拠 ) (ATM-Forum 準 拠 ) 0.5Mbit/s 及 び 1Mbit/s~40Mbit/s (1Mbit/s きざみ) 0.5Mbit/s 及 び 1Mbit/s~44Mbit/s (1Mbit/s きざみ) 0.5Mbit/s 及 び 1Mbit/s~135Mbit/s (1Mbit/s きざみ)

20 1.3 規 定 項 目 1.3.1 1 芯 式 を 用 いた 場 合 の 規 定 項 目 1 芯 式 を 用 いた 場 合 に ユーザ 網 インタフェースにおいて 規 定 する 項 目 を 表 1.3に 示 します 表 1.3 規 定 項 目 一 覧 項 目 概 要 インタフェース 速 度 155.52Mbit/s 44.736Mbit/s 25.6Mbit/s 最 大 合 計 帯 域 ( 注 ) 44Mbit/s 40Mbit/s 24Mbit/s 通 信 形 態 固 定 接 続 型 VP (VPサービス) VPI VPI:0~127 PCR 各 VPの 最 大 セル 速 度 です VP 速 度 単 位 にXMbit/s で 表 現 される 値 を 指 定 しま す ( トラヒック 制 御 及 び 付 属 参 考 資 料 参 照 ) CDVT 発 端 末 網 方 向 : トラヒック 制 御 参 照 発 端 末 においては VP 単 位 にシェーピングを 行 い 網 へ 送 出 する 必 要 があ ります CDV 網 着 端 末 方 向 :1.5ms 以 下 (デュアルクラス シングルクラス エクストラクラスのメインパスの 場 合 ) エクストラクラスのサブパスについては 保 証 しません 網 では 高 速 化 を 実 現 するためにATMレイヤ 以 下 の 機 能 のみを 具 備 しています 従 って 網 ではセル 転 送 のためヘッダの 必 要 最 小 限 の 誤 り 検 出 / 訂 正 のみを 行 います 輻 輳 などによって 万 一 セルを 紛 失 した 場 合 も 網 による 再 送 等 を 行 いませんので ユーザ 側 で 必 要 に 応 じてフロー 制 御 再 送 処 理 等 をサポートすることが 必 要 となります ( 注 ) 最 大 合 計 帯 域 とは 各 VPのPCRの 和 として 提 供 可 能 な 最 大 値 です UNI 上 での CDV 及 び 速 度 メニューの 組 み 合 わせによっては 最 大 合 計 帯 域 まで 使 用 できない 場 合 があります ( 表 5.4 参 照 )

21 1.3.2 2 芯 式 を 用 いた 場 合 の 規 定 項 目 2 芯 式 を 用 いた 場 合 に ユーザ 網 インタフェースにおいて 規 定 する 項 目 を 表 1.4に 示 します 表 1.4 規 定 項 目 一 覧 項 目 概 要 インタフェース 速 度 155.52Mbit/s 最 大 合 計 帯 域 135Mbit/s ( 注 1) 通 信 形 態 固 定 接 続 型 VP (VPサービス) VPI VPI:0~255 PCR 各 VPの 最 大 セル 速 度 です VP 速 度 単 位 にXMbit/s で 表 現 さ れる 値 を 指 定 します ( トラヒック 制 御 及 び 付 属 参 考 資 料 参 照 ) CDVT 発 端 末 網 方 向 :0.72ms 以 下 発 端 末 においてVP 単 位 にシェーピングを 行 い 網 へ 送 出 す る 必 要 があります CDV 網 着 端 末 方 向 :1.5ms 以 下 (デュアルクラス シングルクラス エクストラクラスのメ インパスの 場 合 ) エクストラクラスのサブパスについては 保 証 しません NT1/NT2の クロックモード NT1/NT2 網 方 向 のクロックモードは 網 NT2/N T1 方 向 のクロックに 合 わせる 必 要 が 有 ります ( 注 2) ( 注 1) 最 大 セルレートは 317,886セル/ 秒 になります ( 注 2)2 芯 式 の 場 合 に 限 り 網 からのクロックが 供 給 できなくなった 場 合 NT1が 自 走 するクロック 供 給 を 行 います ( 精 度 は ±20ppm 網 からの 供 給 と 同 じです ) 網 では 高 速 化 を 実 現 するためにATMレイヤ 以 下 の 機 能 のみに 具 備 しています 従 って 網 ではセル 転 送 のためのヘッダの 必 要 最 小 限 の 誤 り 検 出 / 訂 正 のみを 行 います 輻 輳 等 によって 万 一 セルを 紛 失 した 場 合 も 網 による 再 送 等 を 行 いませんので ユーザ 側 で 必 要 に 応 じてフロー 制 御 再 送 処 理 等 をサポートすることが 必 要 となります

22 1.4 回 線 保 守 信 号 の 転 送 ユーザ 網 インタフェース 及 び 伝 送 路 インタフェースにおける 主 な 回 線 保 守 信 号 の 転 送 例 を 図 1.2に 示 し ます TE/NT2 NT1 LT LT NT1 TE/NT2 VP-AIS セル P-AIS LOS MS-RDI VP-RDI セル VP-AIS セル LOS MS-RDI VP-RDI セル VP-AIS セル LOS MS-RDI VP-RDI セル (P-AIS) LOS MS-RDI VP-RDI セル LOS (MS-RDI) VP-RDI セル : 検 出 : 発 出 LOS : 入 力 断 MS-RDI: 送 信 多 重 セクション 故 障 P-AIS : 受 信 パス 故 障 P-RDI : 送 信 パス 故 障 VP-AIS: 受 信 VP 故 障 VP-RDI: 送 信 VP 故 障 ( 注 ) 図 は2 芯 式 における 転 送 例 であり 1 芯 式 では 図 と 異 なる 場 合 があります 図 1.2 回 線 保 守 信 号 の 転 送 例

23 2 回 線 構 成 2.1 1 芯 式 を 用 いた 場 合 の 回 線 構 成 1 芯 式 を 用 いた 場 合 の 回 線 構 成 を 図 2.1に 示 します 図 2.1は 両 端 とも1 芯 式 を 用 いた 回 線 構 成 例 ですが 一 方 を1 芯 式 で 他 方 を2 芯 式 という 回 線 構 成 も 可 能 です 電 気 通 信 回 線 設 備 お 客 様 ビル 内 お 客 様 ビル 内 TE NTT 西 NTT 西 TE NT2 NT1 NT1 NT2 TE TE UNI ( 注 1) LT LT UNI ( 注 1) 端 末 区 間 中 継 区 間 端 末 区 間 ( 注 1) : 電 気 通 信 回 線 設 備 と 端 末 設 備 との 分 界 点 図 2.1 1 芯 式 の 場 合 の 回 線 構 成 例 1 芯 式 の 概 要 1 芯 式 を 用 いた 場 合 の 回 線 構 成 の 概 要 を 図 2.2に 示 します 光 ファイバとスプリッタを 用 いてLTとNT1 間 をマルチポイント 接 続 し 通 信 を 実 現 する 方 法 です お 客 様 ビル 内 TE NT2 NT1 UNI お 客 様 ビル 内 TE NT2 NT1 UNI お 客 様 ビル 内 NTT 西 150Mbit/s LT TE NT2 スプリッタ TE NT2 NT1 TE NT2 UNI 図 2.2 1 芯 式

24 2.2 2 芯 式 を 用 いた 場 合 の 回 線 構 成 2 芯 式 を 用 いた 場 合 の 回 線 構 成 を 図 2.3に 示 します お 客 様 ビル 内 電 気 通 信 回 線 設 備 お 客 様 ビル 内 TE NTT 西 NTT 西 TE TE NT2 UNI ( 注 1) NT1 LI ( 注 2) LT LT LI ( 注 2) NT1 NT2 UNI ( 注 1) TE 端 末 区 間 中 継 区 間 端 末 区 間 ( 注 1)NTT 西 のNT1を 設 置 した 場 合 ( 注 2) : 電 気 通 信 回 線 設 備 と 端 末 設 備 との 分 界 点 図 2.3 2 芯 式 の 場 合 の 回 線 構 成 2 芯 式 の 概 要 2 芯 式 を 用 いた 場 合 の 回 線 構 成 の 概 要 を 図 2.4に 示 します LTとNT1 間 をポイントポイント 接 続 し 通 信 を 実 現 する 方 法 です お 客 様 ビル 内 TE NT2 NT1 UNI LI 150Mbit/s NTT 西 LT 図 2.4 2 芯 式

25 3 付 加 サービス 3.1 端 末 回 線 多 重 サービス 同 一 設 置 場 所 でご 利 用 いただいている 複 数 契 約 のATMメガリンクサービス 回 線 ( 異 対 地 の 複 数 VP)を 同 一 端 末 区 間 の 伝 送 路 インタフェース 上 で 多 重 して 提 供 するサービスです 端 末 区 間 で 各 契 約 回 線 に 割 り 当 てられ るVPIは 異 なります 図 3.1は 150Mbit/s の 伝 送 路 インタフェース 上 に 2Mbit/s 3Mbit/s 5Mbit/s 10Mbit/s のA TMメガリンクサービスの 回 線 を 多 重 した 場 合 の 利 用 形 態 を 示 しています NTT 西 収 容 ヒ ル LT A 拠 点 へ 2Mbit/s お 客 様 ビル 内 NT1 端 末 回 線 多 重 B 拠 点 へ 3Mbit/s C 拠 点 へ 10Mbit/s D 拠 点 へ 5Mbit/s 150Mbit/s 伝 送 路 端 末 区 間 中 継 区 間 図 3.1 端 末 回 線 多 重 サービス( 構 成 例 ) 端 末 回 線 多 重 サービスは 1 芯 式 2 芯 式 ともにご 利 用 になれます ただし 1 芯 式 の 場 合 25Mbit/s の UNIでは 合 計 容 量 が24Mbit/s 以 下 45Mbit/s のUNIの 場 合 は40Mbit/s 以 下 150Mbit/s のUNI の 場 合 は44Mbit/s 以 下 になります 多 重 できるVPの 数 は トラヒック 制 御 の 章 を 参 照 してください

26 3.2 回 線 内 速 度 設 定 サービス 回 線 内 速 度 設 定 サービスとは 1 契 約 のATMメガリンクサービスの 回 線 で 複 数 のVP( 同 一 対 地 )を 提 供 するサービスです 端 末 区 間 でVPに 割 り 当 てられるVPIは 異 なります 図 3.2は 6Mbit/s の 契 約 回 線 を3Mbit/s 2Mbit/s 1Mbit/s に 速 度 設 定 した 例 です NTT 西 収 容 ビル NTT 西 収 容 ビル 3M+2M+1M= 6M LT 6M LT 3M+2M+1M= 6M N T 1 N T 1 3M 2M 1M 3M 2M 1M 単 位 :bit/s 図 3.2 回 線 内 速 度 設 定 サービス( 構 成 例 ) 回 線 内 速 度 設 定 サービスは 端 末 回 線 多 重 サービスと 同 様 に 2 芯 式 1 芯 式 の 両 方 でご 利 用 になれます 速 度 設 定 できるVPの 数 については トラヒック 制 御 の 章 を 参 照 してください

27 4 ATMレイヤ 仕 様 4.1 セル 構 造 図 4.1にユーザ 網 インタフェースにおけるATMセルフォーマットを 示 し 以 下 に 各 フィールドについ て 説 明 します ビット ビット( 送 信 順 ) ( 注 1) 87654321 8 7 6 5 4 3 2 1 バイト セルヘッダ (5バイト) GFC VPI 1 53 バイト ペイロード (48バイト) VPI VCI 2 VCI 3 VCI PT CLP 4 送 出 順 ( 注 2 ) HEC 5 セルフォーマット GFC: 一 般 的 フロー 制 御 フィールド VPI:バーチャルパス 識 別 子 フィールド VCI:バーチャルチャネル 識 別 子 フィールド PT :ペイロードタイプ 表 示 フィールド CLP:セル 損 失 優 先 表 示 フィールド HEC:ヘッダ 誤 り 制 御 フィールド ( 注 1)バイト 内 の 各 ビットは8から 減 少 する 順 序 で 送 出 します ( 注 2)バイトは1から 増 加 する 順 序 で 送 出 します 図 4.1 ATMセルフォーマット

28 4.1.1 セルヘッダのプリアサインド 値 セルヘッダのプリアサインド 値 を 表 4.1に 示 します これ 以 外 の 全 ての 値 はATMレイヤで 使 用 されます 但 し 物 理 レイヤOAMセル 物 理 レイヤでの 予 約 セル 無 効 セルは 網 にて 廃 棄 します 表 4.1 物 理 レイヤで 使 用 されるUNIでのプリアサインドセルヘッダ 値 (HECフィールドは 除 きます) バイト1 バイト2 バイト3 バイト4 空 きセル ( 注 1 2) 物 理 レイヤOAMセルの 識 別 ( 注 2) 物 理 レイヤでの 予 約 セル ( 注 1 2 3) 00000000 00000000 00000000 00000001 00000000 00000000 00000000 00001001 PPPP0000 00000000 00000000 0000PPP1 P:このビットは 物 理 レイヤでの 使 用 に 対 して 有 効 です これらのビットに 割 り 当 てられる 値 は ATMレ イヤにおいて 対 応 するビット 位 置 を 占 めるフィールドに 対 して 意 味 を 持 ちません ( 注 1) 物 理 レイヤセルの 場 合 セル 損 失 優 先 表 示 (CLP)の 位 置 にあるビットはTTC 標 準 JT-I15 0の3.4.2.3.2 項 に 定 義 されるCLPメカニズムに 使 用 されません ( 注 2) 空 きセル 物 理 レイヤOAMセル 物 理 レイヤでの 使 用 の 予 約 であると 識 別 されたヘッダ 値 を 持 って いるセルは 物 理 レイヤからATMレイヤへ 通 過 できません ( 注 3) 特 定 のプリアサインド 物 理 レイヤセルのヘッダ 値 は TTC 標 準 JT-I432.1/2に 記 述 され ています 4.1.2 GFCフィールド GFCフィールドは4ビットで 構 成 されます 短 期 間 の 過 負 荷 状 態 を 緩 和 するためのトラヒックフロー 制 御 に 使 用 します 網 は 本 フィールドを 無 視 します 本 機 能 を 用 いない 端 末 は 本 フィールドを 0000 に 設 定 して 下 さい 網 から 端 末 には 本 フィールドを 常 に 0000 と 設 定 して 転 送 します 4.1.3 ルーチングフィールド ルーチングビットは24ビットで 構 成 されます そのうち8ビットがVPI 16ビットがVCIです なお 参 考 のためにVPIとVCIのプリアサインド 値 のTTC 標 準 での 定 義 を 表 4.3に 示 します 本 サービスにおけるお 客 さまの 設 定 可 能 なVPI/VCI 値 を 表 4.2に 示 します 但 し その 他 のプリアサインド 値 は 現 在 利 用 方 法 が 決 まっていません 値 が 0 のVCIはお 客 さまの VC 識 別 に 使 用 できません

29 表 4.2 設 定 可 能 なVPI/VCI 値 VPI VCI (ハ イト 1) (ハ イト 2) (ハ イト 2) (ハ イト 3) (ハ イト 4) 4321 8765 4321 87654321 8765 0000 00000000 0000 0000 00000000 0000 用 途 空 きセル (VPI=0) 無 効 (VPI>0) 網 を 透 過 するもの 0000 00000000 0001 メタシグナリング 0000 0000 0000 00000000 0010 0000 00000000 0011 0000 00000000 0100 0000 00000000 0101 0000 00000000 0110 一 般 放 送 型 シグナリング セグメントOAM F4フローセル 用 エント エント OAM F4フローセル 用 ホ イント ホ イント シグナリング VPリソース 管 理 セル VP-AIS ( 注 2) その 他 ( 注 3) ~ 0000 00000000 0111 ~ 将 来 の 標 準 のため 予 約 1111 1111 0000 00000000 1111 0000 00000001 0000 ~ 0000 00000001 1111 将 来 の 標 準 のため 予 約 0000 00000010 0000 ~ 1111 11111111 1111 ユーザ 情 報 セル 転 送 用 ( 注 1)ユーザ 情 報 セル 転 送 用 のセル 以 外 に 上 記 に 示 すセルを 使 用 する 場 合 は あらかじめ 網 が 規 定 した PCR CDVTの 範 囲 内 で 使 用 して 下 さい ( 注 2) 網 内 を 透 過 する 場 合 もあります ( 注 3) 網 を 透 過 しない 場 合 があります 4.1.4 PT 表 示 フィールド PT 表 示 フィールドは3ビットで 構 成 されます 本 フィールドは ペイロードがユーザ 情 報 を 含 んでいるの かどうかの 表 示 を 行 うために 使 用 します 本 サービスでは PTはトランスペアレントに 伝 送 されます 4.1.5 CLPフィールド 本 サービスでは CLPを 用 いた 優 先 処 理 を 行 いません よって CLP 値 はトランスペアレントに 伝 送 さ れます

30 4.1.6 ヘッダ 誤 り 制 御 (HEC)フィールド HECフィールドは8ビットで 構 成 されます このフィールドの 使 用 方 法 は 150Mユーザ 網 インタフェ ース を 参 照 して 下 さい 表 4.3 VPI VCI PT CLPのプリアサインド 組 み 合 わせ 用 途 VPI VCI ( 注 8) PTI CLP アンアサインドセル 00000000 00000000 00000000 任 意 値 0 無 効 0 以 外 の 任 意 のVPI 値 00000000 00000000 任 意 値 B メタシグナリング (ITU-T 勧 告 I.311 参 照 ) 一 般 放 送 型 シグナリング (ITU-T 勧 告 I.311 参 照 ) ポイント ポイントシグナリング (ITU-T 勧 告 I.311 参 照 ) セグメントF4フローOAMセル (TTC 標 準 JT-I610 参 照 ) エンド エンドF4フローOAMセル (TTC 標 準 JT-I610 参 照 ) VPリソース 管 理 セル (TTC 標 準 JT-I371 参 照 ) 将 来 のVP 機 能 の 予 約 ( 注 6) XXXXXXXX ( 注 1) 00000000 00000001 ( 注 5) 0AA C XXXXXXXX ( 注 1) 00000000 00000010 ( 注 5) 0AA C XXXXXXXX ( 注 1) 00000000 00000101 ( 注 5) 0AA C 任 意 のVPI 値 任 意 のVPI 値 任 意 のVPI 値 任 意 のVPI 値 00000000 00000011 ( 注 4) 00000000 00000100 ( 注 4) 00000000 00000110 ( 注 10) 00000000 00000111 ( 注 10) 0A0 ( 注 11) A 0A0 ( 注 11) A 110 ( 注 9) A 0AA ( 注 11) A 将 来 の 機 能 の 予 約 ( 注 7) 将 来 の 機 能 の 予 約 ( 注 7) 任 意 のVPI 値 任 意 のVPI 値 00000000 000SSSSS ( 注 2)( 注 10) 0AA A 00000000 000TTTTT ( 注 3) 0AA A 00000000 00000000, セグメントF5フローOAMセル (TTC 標 準 JT-I610 参 照 ) 任 意 のVPI 値 00000000 00000011, 00000000 00000100, 00000000 00000110, 100 A 00000000 00000111, 以 外 の 任 意 のVCI 値 00000000 00000000, エンド エンドF5フローOAMセル (TTC 標 準 JT-I610 参 照 ) 任 意 のVPI 値 00000000 00000011, 00000000 00000100, 00000000 00000110, 101 A 00000000 00000111, 以 外 の 任 意 のVCI 値 00000000 00000000, VCリソ-ス 管 理 セル (TTC 標 準 JT-I371 参 照 ) 任 意 のVPI 値 00000000 00000011, 00000000 00000100, 00000000 00000110, 110 A 00000000 00000111, 以 外 の 任 意 のVCI 値 00000000 00000000, 将 来 のVC 機 能 の 予 約 任 意 のVPI 値 00000000 00000011, 00000000 00000100, 00000000 00000110, 111 A 00000000 00000111, 以 外 の 任 意 のVCI 値

31 GFCフィールドは これらの 組 み 合 わせ 全 ての 場 合 に 有 効 です A: 0 または 1 でありATMレイヤ 機 能 固 有 の 使 用 に 有 効 です B: 任 意 の 値 C: 発 側 のエンティティは CLPビットを 0 に 設 定 すべきです この 値 は 網 により 変 更 される 場 合 もあり 得 ます (TTC 標 準 JT-I371の2.3.1 節 参 照 ) ( 注 1) XXXXXXXX: 任 意 のVPI 値 VPI 値 が0の 場 合 表 に 示 されたVC 値 は ローカル 交 換 機 のユーザシグナリングのために 予 約 されます VPI 値 が0 以 外 の 場 合 表 に 示 されたVCI 値 は 他 のシグナリングエンティティを 有 するシグナリングのために 予 約 されます ( 例 他 の ユーザまたはリモートネットワーク) ( 注 2) SSSSS:01000から01111の 任 意 のVCI 値 ( 注 3) TTTTT:10000から11111の 任 意 のVCI 値 ( 注 4) 透 過 性 は ユーザ 端 末 間 におけるF4フローのOAMに 対 し 保 証 されません ( 注 5) VCI 値 は UNIにおける 全 てのVPCにおいてプリアサインされます これらの 値 の 使 用 は 実 際 のシグナリング 構 成 によります (ITU-T 勧 告 I.311 参 照 ) ( 注 6) このVCI 値 は PTI 値 111 がVCの 機 能 のために 予 約 されると 同 様 に VPの 機 能 のた めに 予 約 されます ( 注 7) これらのVCI 値 は 将 来 の 特 定 機 能 の 標 準 化 のために 予 約 されます ( 注 8) VCI 値 が1 2 5 16から31,31より 大 きいセルはVP-OAM 機 能 によりモニタさ れます 他 のVCI 値 のセルはVP-OAM 機 能 にモニタされません (TTC 標 準 JT-I610 参 照 ) 特 定 のVCI 値 のセルがVPCのエンドポイント 間 でトランスペアレントに 運 ばれるかどう かは TTC 標 準 JT-I150の3.1.4.1.e 節 に 記 述 されています ( 注 9) これは 送 信 時 のPTIフィールドのコーディングを 規 定 するものです PTIフィールドのコー ディングに 関 係 なくこのVCI 値 は 指 定 された 機 能 (VPリソース 管 理 )のみに 使 用 されなけれ ばなりません VCI=6かつPTIが 110 以 外 で 受 信 したエラーセルの 処 理 方 法 は 実 現 上 のオプションです そのようなセルをVPリソース 管 理 セルとして 処 理 しても 構 いません ( 注 10)これらのVCI 値 の 透 過 性 は 保 証 されません つまりはこれらのVCI 値 のセルはVPの 中 継 間 で 抽 出 あるいは 挿 入 されることがあります 具 体 的 にどのような 状 況 で 抽 出 / 挿 入 されるかは 今 後 の 検 討 課 題 です この 検 討 が 終 了 するまでには これらのVCIはVP 内 でトランスペアレ ントに 転 送 されなければなりません ( 注 11)これは 送 信 時 のPTIフィールドのコーディングを 規 定 するものです PTIコーディングのコ ディングに 関 係 なくこれらのVCI 値 は 指 定 された 機 能 のみに 使 用 されなければなりません 受 信 時 に セル 種 別 の 識 別 のためにPTIフィールドは 使 用 されません 例 えばVCI=4のセ ルはPTIフィールドのコーディングに 関 係 なくエンド エンドF4フローOAMセルとして 扱 われます

32 4.2 ATMレイヤのOAM 機 能 4.2.1 概 要 ATMレイヤのOAM 機 能 は TTC 標 準 JT-I610に 準 拠 しています OAM 機 能 は 物 理 レイヤ A TMレイヤに 対 応 する 形 で 階 層 化 されたOAMレベルに 分 けて 実 行 されます これらのOAM 機 能 はレイヤマ ネジメントにより 実 現 されます 物 理 レイヤについては 伝 送 システムの 上 でOAM 機 能 を 実 現 します ここでは ATMレイヤのOAMメカ ニズムについて 述 べます 本 サービスが 関 連 するOAMフロー(OAM 情 報 の 流 れ)は F4:VPレベルです ( 図 4.2 参 照 ) VPリンク (F4セグメントの 一 部 ) VPコネクション(F4エンド エンド) : 終 端 点 : 接 続 点 ユーザ 端 末 VPハンドラ (クロスコネクト) VPハンドラ (クロスコネクト) ユーザ 端 末 図 4.2 VPサービスにおけるエンド エンドとセグメントの 関 係 ATMレイヤでOAM 機 能 をもつセル(OAMセルと 呼 び レイヤマネジメントで 処 理 されます)により VCCとVPC 用 に これらのOAMフローが 提 供 されます 表 4.4にユーザが 実 現 可 能 なATMレイヤで のOAM 機 能 を 示 します 表 4.4 ATMレイヤでのOAM 機 能 の 概 要 VPサービス ユーザ 網 網 ユーザ エンド エンド F5 ユーザ 情 報 として 扱 う 相 手 ユーザが 発 生 したものを 透 過 的 に 転 送 セグメント F4 エンド エンド VP-AIS 以 外 は 許 容 ( 注 ) VP-AIS/ループバックセルを 発 生 する 可 能 性 あり セグメント 使 用 不 可 使 用 不 可 ( 注 )VP-AISを 透 過 する 場 合 もあります (1) F4フローメカニズム F4フローは 双 方 向 です F4フローのためのOAMセルのVPI 値 は 対 応 するVPのユーザセルと 同 一 で プリアサインされたVCI 値 によって 識 別 されます どちらの 方 向 とも 同 じプリアサインVCI 値 を 使 用 します F4フローのOAMセルは 同 じ 物 理 経 路 をたどります 1つのVP 内 に 同 時 に 存 在 し 得 るF4フローは 以 下 の2 種 類 があります 1エンド エンドF4フロー 4.1.3 項 に 示 すVCI 値 (VCI=4)により 識 別 されます このフローはエンド エンドのVPC 運 用 のための 通 信 用 に 使 用 されます ( 注 )VPサービスのVPCは 端 末 と 端 末 の 間 に 設 定 され それぞれが 終 端 点 です この 場 合 エンド エンドF4フローは 端 末 相 互 間 のVPに 関 するOAMフローを 意 味 します 端 末 から 送 出 された VP-AIS 以 外 のエンド エンドF4フローのOAMセルは 終 端 されず 透 過 的 に 相 手 端 末 に 届 け られます

33 2セグメントF4フロー 4.1.3 項 に 示 すVCI 値 (VCI=3)により 識 別 されます このフローは1つのVPCリンク 内 ま たは 接 続 された 複 数 のVPCセグメントと 呼 びます ( 注 )セグメントF4フローは 使 用 できません ユーザから 送 られた 場 合 は 網 で 破 棄 します (2) F5フローメカニズム VPサービスにおいては エンド-エンド セグメントF5フローの 透 過 は 保 証 します 4.2.2 ATMレイヤOAMセルのフォーマット ATMレイヤOAMセルは 全 てのOAMセルに 共 通 なフィールドと 個 々のOAMセル 特 有 の 機 能 特 有 フィー ルドで 構 成 されます (1) 共 通 OAMセルフィールド 全 てのOAMセルは 以 下 の 共 通 フィールドを 持 ちます 1ヘッダ: 通 常 のセルフォーマット( 図 4.1 参 照 )と 同 様 です F4フローは 特 定 のVCI 値 により F5フローはPTI 値 により 識 別 されます 2OAMセル 種 別 (4ビット):このフィールドで このセルにより 行 われるマネジメント 機 能 を 表 示 し ます 3OAM 機 能 種 別 (4ビット):このフィールドは OAMセル 種 別 フィールドで 示 されたマネジメント 機 能 の 中 で 具 体 的 に 実 行 される 機 能 を 示 します 4 将 来 使 用 のための 予 備 (6ビット):このフィールドは 使 用 しません 全 て0を 入 れて 下 さい 5 誤 り 検 出 符 号 (10ビット):このフィールドはOAMセルの 情 報 フィールドに 対 して 計 算 されたCR C-10 誤 り 検 出 符 号 を 格 納 します CRC-10の 生 成 多 項 式 は G(X)=1+X+X 4 +X 5 +X 9 +X 10 となります 図 4.3に 共 通 OAMセルフォーマットを 表 4.5にOAM 種 別 識 別 子 を 示 します ヘッダ OAM セル 種 別 OAM 機 能 種 別 OAM 情 報 フィールド 機 能 特 有 フィールド 将 来 使 用 予 備 ( 全 0) 誤 り 検 出 符 号 (CRC-10) 5ハ イト 4ヒ ット 4ヒ ット 45バイト 6ヒ ット 10ヒ ット 図 4.3 共 通 OAMセルフォーマット

34 表 4.5 OAM 種 別 識 別 子 OAMセル 種 別 故 障 管 理 :0001 性 能 管 理 :0010 起 動 / 停 止 :1000 ( 注 ) 網 を 透 過 する 場 合 もあります OAM 機 能 種 別 NTT 西 網 から 発 生 するもの NTT 西 網 を 透 過 するもの AIS :0000 ( 注 ) RDI :0001 コンティニュイティチェック:0100 ループバック :1000 順 方 向 モニタ :0000 逆 方 向 報 告 :0001 性 能 モニタ :0000 コンティニュイティチェック:0001 (2) 故 障 管 理 OAMセルフィールド 前 述 のように 網 とユーザ 間 でやり 取 りされるOAMセルは エンド エンドF4フローの 中 のVP- AISセル/ループバックセルです ここでは VP-AISセル/VP-RDIセルのセルフォーマッ トを 共 通 フィールドも 含 めて 図 4.4に ループバックセルのセルフォーマットを 図 4.5に 示 し ル ープバックセルフォーマットの 内 容 の 説 明 を 表 4.6に 示 します 共 通 フ ィ ー ル ド 1 2 3 4 5 (MSB) ヒ ット (LSB) 8 7 6 5 4 3 2 1 GFC 0 0 0 0 VPI X X X X VPI X X X X VCI 0 0 0 0 VCI 0 0 0 0 0 0 0 0 VCI 0 1 0 0 H E C PT 0 A 0 Xは 故 障 のVPI 値 VCIはエンド-エンド OAMF4フローセルを 示 す0004(H) CLP 0 PTの 中 のAは 0または 1を 設 定 CLPは0 6 OAMセル 種 別 0 0 0 1 OAM 機 能 種 別 X X X X OAM 機 能 種 別 RDI:0001 AIS:0000 特 有 フ ィ ー ル ド 未 定 義 受 信 側 は don t care フ 共 ィ 通 ー ル ド 52 53 0 0 0 0 0 0 0を6ビット 誤 り 検 出 符 号 (10ビット) ハ イト 図 4.4 VP-AISセル/VP-RDIセルのセルフォーマット

35 (MSB) ヒ ット (LSB) 8 7 6 5 4 3 2 1 1 GFC VPI 2 VPI VCI 3 VCI 4 VCI PT CLP 5 HEC 6 OAM Type Function Type 7 未 使 用 1 LB 8 相 関 Tag 12 28 Loopback 位 置 識 別 子 ソース 識 別 子 44 未 使 用 2 52 53 EDC ハ イト フィールドが 複 数 のwordにまたがる 場 合 は word 番 号 の 小 さい 方 がMSB 大 きい 方 がLSB 図 4.5 ループバックセルのセルフォーマット

36 表 4.6 ループバックセルのフォーマット 内 容 の 説 明 フィールド 名 長 さ 内 容 GFC 4bit 送 出 時 は 0000B 検 出 時 は 無 視 VPI 8bit ユーザコネクションと 同 一 のVPI セルヘッダ VCI 16bit VP 用 のOAMセルを 表 す 特 定 値 (VCI= 0004H ) PTI 3bit 送 出 時 は 000B 検 出 時 は 無 視 CLP 1bit 送 出 時 は 0B 検 出 時 は 無 視 HEC 1byte HEC 演 算 結 果 OAM Type 4bit 故 障 管 理 を 表 す 特 定 値 (OAMType= 0001B ) Function Type 4bit ループバックを 表 す 特 定 値 (Function Type= 1000B ) 未 使 用 1 7bit 送 出 時 は 0000 000B 検 出 時 は 無 視 LB 1bit Loop Back 表 示 ビット 送 出 時 は 1B ループバック 点 で 0B に 書 き 換 えられる ペイロード 相 関 Tag 4byte 送 出 した 試 験 セルと 検 出 した 試 験 セルを 関 連 づけるために 使 用 する Loop back 位 置 識 別 子 16byte ループバック 点 を 示 す デフォルト 値 を all 1B とする ソース 識 別 子 16byte ループバックセルの 送 出 点 を 示 す デフォ ルト 値 を all 1B とする 未 使 用 2 8byte+6bit 先 頭 の 8byte は 6AH の 繰 り 返 し 最 後 の 6bit は 00 0000B EDC 10bit ペイロードに 対 する 誤 り 検 出 符 号 (CRC-10) 生 成 多 項 式 :X 10 +X 9 +X 5 +X 4 +X+1

37 4.2.3 VP 用 のOAM 機 能 (エンド エンドF4フロー) VPレベルのOAM 機 能 としてエンド エンドの 故 障 管 理 機 能 のみを 提 供 し それ 以 外 のF4フローは 提 供 しません (1) 故 障 通 知 セルの 種 別 ユーザ 網 インタフェース 上 で 提 供 される 故 障 通 知 情 報 には VP-AISセルがあります VP-AI Sセルは 網 内 に 故 障 が 発 生 しVPが 使 えなくなった 場 合 その 故 障 を 通 知 するために 故 障 を 検 出 した 装 置 から 下 流 側 のVP 終 端 点 に 向 けて 送 出 されます また 試 験 用 としてATMレイヤでのVP 単 位 の 折 り 返 し 機 能 を 持 つループバックセルがあります (2) VP-AIS 条 件 1VP-AIS 発 生 条 件 VP-AISセルは 故 障 を 検 出 した 網 内 装 置 から 直 ちに 発 生 され 故 障 が 継 続 する 間 毎 秒 1セル 程 度 の 周 期 で 発 生 され 続 けます 故 障 が 回 復 した 場 合 VP-AISセルの 発 生 は 直 ちに 停 止 されます 表 4.7に 発 生 / 解 除 条 件 を 示 します 2VP-AIS 検 出 条 件 VP-AISセルは 端 末 などのVP 終 端 点 において 検 出 され 1つでもVP-AISセルが 受 信 さ れた 場 合 VP-AIS 状 態 になります 3VP-AIS 解 除 条 件 VP-AIS 状 態 は VP-AISセルが2.5±0.5 秒 間 受 信 されなかった 場 合 または 1つ でもユーザセルが 受 信 された 場 合 に 解 除 されます 表 4.7 VP-AISセルの 発 生 / 解 除 条 件 項 目 VP-AIS 発 生 点 下 記 の 故 障 を 検 出 したVPコネクション 接 続 点 発 生 条 件 下 記 の 故 障 を 検 出 した 場 合 故 障 を 検 出 したVPコネクション 接 続 点 から 下 流 側 に 送 出 します LOS( 入 力 信 号 断 ) LOF(フレーム 同 期 外 れ) MS-AIS(セクションAIS) LOP(ポインタ 異 常 ) P-AIS(パスAIS) LCD(セル 同 期 外 れ)( 注 : 検 出 しない 場 合 もあります) R-INH PDSレイヤ 異 常 UNI 故 障 解 除 条 件 VP-AISを2.5±0.5 秒 間 未 受 信 またはユーザセルを 受 信 発 生 ガードタイム 上 記 故 障 検 出 後 直 ちに 発 生 発 生 周 期 VP 毎 に 約 1セル/ 秒

(3) ループバックセル 網 からTE/NT2に 対 してループバックセルを 送 出 し TE/NT2で 折 り 返 すことで 導 通 確 認 をす るためのものです TE/NT2がループバックセルを 検 出 した 後 に 図 4.5のLB= 0B として 折 り 返 すことで 網 で 折 り 返 されたセルであることを 認 識 できます 38

39 5 トラヒック 制 御 5.1 UPC (Usage Paramater Control: 使 用 量 パラメータ 制 御 ) 規 定 に 違 反 したATMセルの 流 入 はトラヒックに 影 響 を 及 ぼし 他 のお 客 様 の 品 質 を 劣 化 させる 可 能 性 がある ため 網 ではUPCを 用 いパラメータを 満 足 していない 違 反 ATMセルを 廃 棄 します ATMセルの 通 過 廃 棄 の 条 件 はPCR 監 視 アルゴリズムで 厳 密 に 定 義 されます LT お 客 様 側 UPC ATMセル ATMネットワーク 違 反 ATMセル ( 破 棄 される) 図 5.1 UPCのイメージ 図 5.2 UPCパラメータ UPCは PCR(Peak Cell Rate:ピークセルレート)とCDVT(Cell Delay Variation Tolerance :セル 遅 延 変 動 許 容 値 )の2つの 基 本 的 なパラメータにより 行 われます 5.3 PCR ATMネットワークで 使 用 されるVPの 最 大 通 信 速 度 を 規 定 するパラメータで ATMセルを 転 送 する 時 間 間 隔 の 最 小 値 の 逆 数 により 表 現 されます つまり 単 位 時 間 あたりに 転 送 されるATMセルの 最 大 数 を 示 します UNIインタフェース 速 度 :155.52Mbit/s UNIインタフェース 速 度 :155.52Mbit/s ATM 端 末 VP ATM 端 末 ピークセル 速 度 :( 例 )50Mbit/s ATMセル ユーザ 側 で 設 定 (ピークセル 速 度 :50Mbit/s) ( 参 考 ) 速 度 速 度 (Mbit) 50 75Mbit/s ピークセル 速 度 を 超 えた セルは 網 で 破 棄 される (Mbit) 50 45Mbit/s 0 時 間 ( 秒 ) 60 秒 ユーザ 側 でセル 送 出 の 制 御 が 必 要 (シェーピング 等 ) ( 注 )ピークセル 速 度 =PCR 53ハ イト 8ヒ ット 図 5.2 ピークセル 速 度 イメージ 0 100 秒 時 間 ( 秒 )

40 5.4 CDVT 情 報 発 信 側 の 端 末 がATMレイヤから 物 理 レイヤに 対 してATMセルをPCRの 規 定 に 従 い 引 き 渡 しても 幾 つかの 要 因 により ATMレイヤのセル 転 送 間 隔 が 保 存 されない 場 合 があります 1つのATMセルが 本 来 のATMセル 間 隔 より 遅 れてATMネットワークに 送 出 されると 次 のATMセルと の 間 隔 が 本 来 規 定 されるPCR 間 隔 よりも 詰 まってしまいます このような 変 動 による 一 時 的 にPCR 間 隔 より 詰 まったセル 到 着 をUPCで 許 容 しています CDVTとは 推 定 セル 到 着 時 刻 よりも 実 際 のセル 到 着 時 刻 がどれだけ 前 に 詰 まってもよいかを 示 します P CRとCDVTの 関 係 を 図 5.3に 示 します 本 サービスでは お 客 様 が 発 端 末 においてPCR 以 下 でVPシェーピングを 行 い 網 へ 送 出 する 必 要 があり ます 到 着 時 間 が 詰 まる 到 着 時 間 が 延 びる 廃 棄 t: 時 間 CDVT:セル 遅 延 変 動 許 容 値 最 小 セル 間 隔 T=1/PCR 前 セル 到 着 時 刻 推 定 セル 到 着 時 刻 図 5.3 PCRとCDVTの 関 係

41 5.5 PCR 監 視 アルゴリズム 最 初 に 到 着 したATMセルの 到 着 時 間 を 基 準 の 時 刻 として ATMセルの 到 着 時 刻 を 観 測 することとします この 時 次 に 転 送 されるATMセルがPCR 間 隔 で 到 着 する 場 合 の 時 間 が 推 定 できます 算 出 された 推 定 時 刻 よりも 早 くATMセルが 到 着 した 場 合 規 定 すべき 遅 延 変 動 が 発 生 したと 判 断 し その 変 動 分 の 合 計 値 がCDVTを 超 えた 時 点 でセル 廃 棄 を 行 います 図 5.4に(a)バーチャルスケジューリングアルゴリズムと(b) 連 続 状 態 型 リーキィバケットアルゴリズ ムを 示 します 両 アルゴリズムは 変 数 の 扱 いが 異 なるだけでATMセルの 通 過 廃 棄 結 果 については 全 く 等 価 です 時 刻 t a でセルが 到 着 X =X-(ta-LCT) 違 反 セル と 判 定 YES ta <TATτ 違 反 セル と 判 定 YES X >τ? NO NO TAT=max(ta,TAT)+T 正 常 セルと 判 定 X=max(0,X )+T LCT=ta 正 常 セルと 判 定 (a)バーチャルスケジューリング アルゴリズム TAT: 推 定 セル 到 着 時 刻 ta : 実 際 のセル 到 着 時 刻 コネクションの 最 初 のセル( 時 刻 taで 到 着 ) に 対 しては TAT=ta (b) 連 続 状 態 型 リーキィバケット アルゴリズム X :リーキィバケットカウンタ 値 X : 内 部 変 数 LCT: 前 セルの 到 着 時 刻 コネクションの 最 初 のセル( 時 刻 taで 到 着 ) に 対 しては X=0 LCT=ta T : 最 小 セル 間 隔 τ :CDVT 1/T:PCR(ピーク セル レート) 図 5.4 PCR 監 視 アルゴリズム

42 5.6 トラヒック 制 約 条 件 トラヒックの 制 約 条 件 を 以 下 に 示 します 5.6.1 2 芯 式 における 制 約 条 件 (1)VP 多 重 なしの 場 合 VCは 任 意 に 設 定 可 能 となります NT2 VCは 任 意 に UNI 速 度 NT1 LT 設 定 可 能 VC1 ~ VCn V P シ ェ ー パ VP1 *UNI 上 でのCDVTは0.72(ms) 図 5.4 2 芯 式 における 制 約 条 件 (VP 多 重 なし) (2)VP 多 重 の 有 りの 場 合 VPは 最 大 256 本 多 重 可 能 VCは 任 意 に 設 定 可 能 となります VPは 最 大 256 本 多 重 可 能 NT2 UNI 速 度 NT1 LT VCは 任 意 に 設 定 可 能 VC1 ~ VP1 VC1 ~ VCn VC1 ~ VCn V P シ ェ ー パ VP2 VP256 VCn *UNI 上 での 各 VPのCDVTは0.72(ms) 図 5.5 2 芯 式 における 制 約 条 件 (VP 多 重 あり)

43 5.6.2 1 芯 式 における 制 約 条 件 (1)VP 多 重 なしの 場 合 VCは 任 意 に 設 定 可 能 となります NT2 VCは 任 意 に 設 定 可 能 UNI 速 度 NT1 LT VC1 ~ VCn V P シ ェ ー パ VP1 *VPの 帯 域 とUNI 上 でのCDVの 関 係 は 表 5.2のVP 多 重 なしの 場 合 におけるUNI 上 でのCDV 一 覧 参 照 図 5.7 1 芯 式 における 制 約 条 件 (VP 多 重 なし) VP 多 重 なしの 場 合 におけるUNI 上 でのCDVの 評 価 考 え 方 VPの 帯 域 からUNI 上 でのCDVを 求 め 収 容 の 可 否 を 判 断 する 評 価 式 τ UNI 0.577 - n T / 1000 :UNI 上 でのCDV(ms) n : 多 重 VP 数 T :VPの 帯 域 に 応 じて 割 り 当 てられる 定 数 (VPの 帯 域 に 応 じて 割 り 当 てるT( 定 数 ) 一 覧 参 照 ) τ UNI 具 体 例 :VPの 合 計 帯 域 :6Mbit/s の 場 合 評 価 式 τ UNI 0.577 - n T / 1000に n=1( 本 ) T=62.3(VPの 帯 域 に 応 じて 割 り 当 てる 定 数 一 覧 より)を 代 入 すると τ UNI 0.577-1 62.3 / 1000 0.5147(ms) よって UNI 上 でのVPのCDVは0.515(ms)まで 許 容 できることになる

44 表 5.1 VPの 帯 域 に 応 じて 割 り 当 てる 定 数 一 覧 VPの 帯 域 (Mbit/s) T: 定 数 0.5 ~ 3 122 ~ 6 62.3 ~ 9 41.9 ~ 12 31.6 ~ 15 25.1 ~ 18 21.0 ~ 21 18.0 ~ 24 15.8 ~ 27 14.0 ~ 30 12.6 ~ 33 11.5 ~ 36 10.6 ~ 39 9.71 ~ 42 8.99 ~ 44 8.40 表 5.2 VP 多 重 なしの 場 合 におけるUNI 上 でのCDV 一 覧 VPの 帯 域 (Mbit/s) UNI 上 でのCDV(ms) 0.5 ~ 3 0.455 ~ 6 0.515 ~ 9 0.536 ~ 12 0.546 ~ 15 0.552 ~ 18 0.556 ~ 21 0.559 ~ 24 0.562 ~ 27 0.563 ~ 30 0.565 ~ 33 0.566 ~ 36 0.567 ~ 39 0.568 ~ 42 0.569 ~ 44 0.569

45 (2)VP 多 重 有 りの 場 合 VPがCDVの 影 響 を 受 けているか 否 かで 多 重 本 数 が 制 限 されます VCは 任 意 に 設 定 可 能 となります 多 重 可 能 なVP 数 は 表 5.4のVP 多 NT-2 重 有 りの 場 合 における 多 重 可 能 VP 数 の 評 価 参 照 VCは 任 意 に 設 定 可 能 UNI 速 度 NT-1 LT VC1 ~ VCn VP1 VC1 ~ VP2 VCn VC1 ~ V P シ ェ ー パ VP68 VCn 図 5.8 1 芯 式 における 多 重 可 能 VP 数 の 評 価 VP 多 重 有 りの 場 合 における 多 重 可 能 VP 数 の 評 価 考 え 方 VPの 合 計 帯 域 とUNI 上 でのCDVより 多 重 可 能 VP 数 を 求 め 収 容 の 可 否 を 判 断 する 評 価 式 n (577-1000 τ UNI ) / T n τ UNI T : 多 重 VP 数 :UNI 上 でのCDV(ms) :VPの 合 計 帯 域 に 応 じて 割 り 当 てられる 定 数 (VPの 合 計 帯 域 に 応 じて 割 り 当 てるT( 定 数 ) 一 覧 参 照 ) 具 体 例 :VPの 合 計 帯 域 :6Mbit/s UNI 上 でのCDV:0.1(ms)の 場 合 評 価 式 N (577-1000 τ UNI ) / T に τ UNI =0.1(ms) T=62.3(VPの 合 計 帯 域 に 応 じて 割 り 当 てる 定 数 一 覧 より)を 代 入 すると N (577-1000 0.1) / 62.3 7.65 よって 多 重 可 能 VP 数 は7 本 以 内 となる

46 表 5.3 VPの 合 計 帯 域 に 応 じて 割 り 当 てる 定 数 一 覧 VPの 合 計 帯 域 (Mbit/s) T: 定 数 0.5 ~ 3 122 ~ 6 62.3 ~ 9 41.9 ~ 12 31.6 ~ 15 25.1 ~ 18 21.0 ~ 21 18.0 ~ 24 15.8 ~ 27 14.0 ~ 30 12.6 ~ 33 11.5 ~ 36 10.6 ~ 39 9.71 ~ 42 8.99 ~ 44 8.40 表 5.4 VP 多 重 有 りの 場 合 における 多 重 可 能 VP 数 の 評 価 VPの 合 計 帯 域 (Mbit/s) 0~0.007 (ms) 0.01 (ms) 0.05 (ms) 0.1 (ms) UNI 上 でのCDV 0.15 (ms) 0.2 (ms) 0.25 (ms) 0.3 (ms) 0.4 (ms) 0.5 (ms) 0.5 ~ 3 4 4 4 3 3 3 2 2 1 0 ~ 6 9 9 8 7 6 6 5 4 2 1 ~ 9 13 13 12 11 10 8 7 6 4 1 ~ 12 18 17 16 15 13 11 10 8 5 2 ~ 15 22 22 20 19 17 15 13 11 7 3 ~ 18 27 27 25 22 20 17 15 13 8 3 ~ 21 31 31 29 26 23 20 18 15 9 4 ~ 24 36 35 33 30 27 23 20 17 11 4 ~ 27 41 40 37 34 30 26 23 19 12 5 ~ 30 45 45 41 37 33 29 25 21 14 6 ~ 33 50 49 45 41 37 32 28 24 15 6 ~ 36 54 53 49 45 40 35 30 26 16 7 ~ 39 59 58 54 49 43 38 33 28 18 7 ~ 42 63 63 58 53 47 41 36 30 19 8 ~ 44 68 67 62 56 50 44 38 32 21 9 * 表 中 の 数 値 は 設 定 可 能 VP 数

47 5.7 CDV デュアルクラス シングルクラス エクストラクラスのメインパスについては エンド エンドでのCDVを1.5ms 以 内 としています CDVとは 2つの 測 定 点 におけるセルの 到 着 時 刻 を 基 としてどれだけ 変 動 したかの 量 で 示 されます CDVの 定 義 を 図 5.9に 示 します MP1( 測 定 点 1) セル0 MP2 ( 測 定 点 2) t=0 a1.1 セル1 セル0 d1.2 a1.2 セル2 セル1 セル2 a2.1 a2.2 a1. セルk セルk a2.k a1.k :MP1におけるセルkの 実 到 着 時 間 a2.k :MP2におけるセルkの 実 到 着 時 間 d1.2 : MP1とMP2 間 のセル0の 絶 対 転 送 遅 延 Xk : MP1とMP2 間 のセルkの 絶 対 転 送 遅 延 Vk : MP1とMP2 間 のCDV 値 Xk=a2.k-a1.k Vk=Xk-d1.2 d1.2 Vk Xk 図 5.9 CDVの 定 義

第 Ⅳ 編 伝 送 路 インタフェース(LI) 48

49 1 伝 送 路 インタフェース 1.1 概 要 2 芯 式 における 伝 送 路 インタフェースは 物 理 光 学 及 び 論 理 条 件 から 構 成 されます なお 1 芯 式 による 伝 送 路 インタフェースは 提 供 していません (1) 物 理 的 条 件 光 ファイバの 仕 様 及 び 光 ファイバとNT1を 接 続 するためのコネクタ 等 の 規 格 (2) 光 学 的 条 件 光 ファイバとNT1を 接 続 するための 光 信 号 レベル 等 の 規 格 (3) 論 理 的 条 件 光 ファイバとNT1の 間 で 信 号 を 送 受 信 するための 伝 送 フレーム 構 成 等 の 規 格 本 インタフェース 規 定 点 を 図 1.1に 示 します UNI LI TE/NT2 NT1 LT コネクタ コネクタ VC (ハ ーチャルチャネル) VP (ハ ーチャルハ ス) VC-4 (トランスミッションハ ス) STM-1 (セクション) : 規 定 点 図 1.1 伝 送 路 インタフェースの 規 定 点

50 1.2 分 界 点 2 芯 式 における 電 気 通 信 回 線 設 備 と 端 末 設 備 との 分 界 点 は 以 下 に 示 す3つの 形 態 があります また 分 界 点 工 事 保 守 上 における 接 続 及 び 責 任 範 囲 例 を 図 1.2に 示 します A:NTT 西 が 光 ファイバ 加 入 者 線 までを 提 供 する 場 合 責 任 範 囲 (1)となります B:NTT 西 が 光 ファイバ 配 線 設 備 までを 提 供 する 場 合 責 任 範 囲 (2)となります C:NTT 西 がNT1までを 提 供 する 場 合 責 任 範 囲 (3)となります 端 末 設 備 分 界 点 電 気 通 信 回 線 設 備 TE/NT2 光 ファイバ 配 線 設 備 配 線 盤 光 ファイバ 加 入 者 線 NT1 LT コネクタ コネクタ コネクタ 責 任 範 囲 (1) 責 任 範 囲 (2) 責 任 範 囲 (3) 図 はNTT 西 が 光 ファイバ 配 線 設 備 まで 提 供 する 場 合 のモデルです 図 1.2 施 工 保 守 上 の 責 任 範 囲 ( 通 信 線 ) 1.3 インタフェース 条 件 1.3.1 物 理 的 条 件 (1) 主 要 諸 元 伝 送 路 インタフェースの 主 要 諸 元 を 表 1.1に 示 します 表 1.1 伝 送 路 インタフェースの 主 要 諸 元 項 目 規 格 配 線 形 態 2 芯 ( 上 り 下 り 各 方 向 1 芯 ) 伝 送 媒 体 コネクタ 伝 送 速 度 クロック 精 度 伝 送 符 号 入 出 力 特 性 光 ファイバケーブル F04 形 単 心 光 ファイバコネクタ( 単 心 SC) 155.52Mbit/s ±20ppm スクランブルド2 値 NRZ 符 号 表 1.3 参 照

51 (2) 配 線 形 態 伝 送 媒 体 には2 本 の 光 ファイバを 適 用 します (3) 光 ファイバケーブル a) 光 ファイバケーブルの 種 類 光 ファイバ 加 入 者 線 及 び 光 ファイバ 配 線 設 備 に 適 用 される 光 ファイバケーブルは SM 型 光 ファイ バケーブル( 以 下 SMケーブル)です このため NT1は SMケーブルが 適 応 可 能 な 構 造 であ る 必 要 があります b)smケーブルの 構 造 SMケーブルは JIS C 6835 SSMA-10/125 ( 注 1) に 相 当 する 光 ファイバケー ブルです その 構 造 パラメータを 表 1.2に 示 します 表 1.2 SM 型 光 ファイバケーブルの 構 造 パラメータ モードフィールド 径 カットオフ 波 長 クラッド 径 モードフィールド 偏 重 心 量 9.5±1.0μm 1.10~1.28μm 125±2μm 1μm 以 下 ( 注 1) IEC 規 格 793-2B1.1aに 相 当 します c) 接 続 コネクタ 光 送 受 信 用 コネクタとして F04 形 単 心 光 ファイバコネクタ(JIS C 5973)2 個 (OPT OUT 及 びOPT IN)で 接 続 します 従 ってNT1にはF04 形 単 心 光 ファイバコネクタ が 接 続 できる 必 要 があります なお 1 回 線 あたりNT1 方 向 への 送 信 用 として1 個 NT1 方 向 から の 受 信 用 として1 個 必 要 です なお 光 コネクタについては NTT 西 の 専 用 サービス 取 扱 所 等 にご 相 談 願 います 分 界 点 端 末 設 備 電 気 通 信 回 線 設 備 配 線 盤 光 ファイバ 配 線 設 備 プラグ アダプタ 光 ファイバ 加 入 者 線 光 コネクタ 図 1.3 分 界 点 における 光 コネクタ 接 続

52 1.3.2 光 学 的 条 件 (1) 主 要 諸 元 NT1の 伝 送 路 インタフェースにおける 光 学 的 条 件 はTTC 標 準 JT-G957 L-1.1に 準 拠 します その 主 要 諸 元 を 表 1.3に 示 します 表 1.3 主 要 諸 元 項 目 規 格 インタフェース 速 度 伝 送 符 号 発 光 条 件 発 行 中 心 波 長 平 均 送 信 電 力 155.52Mbit/s スクランブルド2 値 NRZ 符 号 * 正 論 理 : 論 理 値 1 は 発 光 論 理 値 0 は 非 発 光 1.31μm ( 許 容 偏 差 :-0.03~+ 0.025μm) -5~0dBm 送 信 波 形 マスクパターン 規 定 ( 図 1.7 参 照 ) 消 光 比 10dB 以 上 ( 図 1.8 参 照 ) 受 光 電 力 最 大 ( 平 均 値 ) 最 小 ( 平 均 値 ) パワーペナルティ ジッタ -10dBm -34dBm 1dB 以 下 図 1.5 参 照 (TTC 標 準 JT-G958) *:スクランブルド2 値 NRZ 符 号 NRZ 符 号 は 論 理 値 0 の 場 合 は Low 論 理 値 1 の 場 合 には High とする 符 号 形 式 をいいます NRZ 符 号 の 説 明 を 図 1.4に 示 します 論 理 値 0 1 High High 波 形 Low T Low T 1 0 1 0 0 1 1 0 1 0 論 理 規 定 は 正 論 理 です すなわちNRZ 符 号 High 時 に 光 ON Low 時 に 光 OFFとします 1 T= (s) 155.52 10 6 図 1.4 NRZ 符 号 の 説 明

53 Peak - Peak Jitter amplitude (log scale) A1 A2 20dB/decade f1 f2 f3 f4 A1=1.5UI A2=0.15UI f1=200hz f2=6.5khz f3=65khz f4=3.5mhz UI=Unit Interval(6.43nsec) Note 1 - For 155.52 ジッタ 上 り 出 力 ジッタ O.1UI peak to peak 以 下 下 り 入 力 ジッタ 左 図 参 照 Jitter frequency (log scale) 図 1.5 ジッタ 特 性 (TTC 標 準 JT-G958) (2) 伝 送 損 失 配 分 伝 送 損 失 配 分 は 分 界 点 からLI 点 までを 最 大 4dB とします なお この 値 を 満 足 できない 場 合 はNTT 西 専 用 サービス 取 扱 所 等 にご 相 談 願 います 伝 送 損 失 配 分 は 図 1.6に 示 します 分 界 点 端 末 設 備 電 気 通 信 回 線 設 備 TE/NT2 光 ファイバ 配 線 設 備 配 線 盤 光 ファイバ 加 入 者 線 NT1 光 ファイバケーブル 光 ファイバケーブル LT コネクタ コネクタ コネクタ 4dB 以 下 図 1.6 伝 送 損 失 配 分

54 (3) 光 出 力 条 件 NT1からLT 側 に 送 出 する 光 信 号 の 条 件 を 表 1.4に 示 します なお スクランブラによって 変 調 されたマーク 率 1/2の 信 号 での 特 性 です 表 1.4 光 出 力 規 格 項 目 規 格 平 均 送 信 電 力 -5~0dBm 送 信 波 形 マスクパターン 規 定 ( 図 1.7 参 照 ) 消 光 比 10dB 以 上 ( 図 1.8 参 照 ) (0.50,1.20) (0.50,1.00) (0.35,0.80) (0.65,0.80) (0.15,0.50) (0.85,0.50) (0.35,0.20) (0.65,0.20) (0,0) (0.50,0) (1.00,0) (0.50,-0.20) 1タイムスロット 測 定 系 被 試 験 インタフェース 出 力 光 ATT * 変 換 器 ( 光 電 気 変 換 4 次 トムソンフィルタ **) 波 形 測 定 器 *: 光 ATTは 必 要 に 応 じて 用 います **:カットオフ 周 波 数 (-3dB 減 衰 点 )が 入 力 公 称 ビットレートの0.75 倍 です 図 1.7 マスクパターン 規 定 論 理 値 0 1 0 1 1 1 光 ONレベル h/2 B 光 OFFレベル 光 断 レベル 光 パルス 幅 A 消 光 比 =10 Log(B/A) 図 1.8 光 波 形 例

55 (4) 光 入 力 条 件 LTが 受 信 する 光 信 号 の 条 件 を 表 1.5に 示 します 表 1.5 光 入 力 条 件 項 目 規 格 最 大 受 光 電 力 ( 平 均 値 ) -10dBm 最 小 受 光 電 力 ( 平 均 値 ) -34dBm a)nt1に 要 求 される 技 術 最 小 受 光 電 力 特 性 :TTC 標 準 JT-G957 L-1.1 準 拠 最 大 受 光 電 力 特 性 :TTC 標 準 JT-G957 L-1.1 準 拠 b)パワーペナルティ:ttc 標 準 JT-G957 L-1.1 準 拠

56 1.3.3 論 理 的 条 件 ( 物 理 レイヤ 論 理 条 件 ) (1) フレーム 構 成 フレーム 構 成 及 びマッピング 方 法 は TTC 標 準 JT-G707 準 拠 します STM-1にマッピングされるパスは VC-4のみです LIのフレーム 構 成 を 図 1.9に 示 します NT1が150Mbit/s のUNIを 有 する 時 VC-4パスは 終 端 せず 透 過 させてください すなわち 150Mbit/s のUNIとLIの 間 でPOH VC-4フレームと 個 々のセルの 位 相 関 係 を 保 存 して 下 さ い LTではSTM-1フレーム VC-4フレームの 中 にVPのセルがマッピングされた 構 造 になり ます VC-4フレームは NT1で 終 端 しないで 透 過 させます すなわち VC-4の125μフレ ームとセル 及 び 個 々のセルの 関 係 はUNIとLIの 間 で 保 存 されます 270バイト 9バイト 261バイト 3 SOH 261バイト 5 1 AU-4 ポインタ SOH 1バイト P O H 260バイト STM-1 C-4 セ ル ヘ ッ ダ ペイロード VC-4 48バイト 5バイト 53バイト 図 1.9 SDHフレーム 構 成 (2) オーバーヘッド a)オーバーヘッドの 種 類 STM-1のセクションオーバーヘッド(SOH:Section Over Head) VC-4パスオーバーヘッド(POH:Path Over Head)

57 b)オーバーヘッドの 詳 細 STM-1のSOH VC-4のPOHバイトの 配 置 図 を 図 1.10に 示 します 1 2 3 4 5 6 7 8 9 バイト 1 A1 A1 A1 A2 A2 A2 C1 (J0) + + 1 J1 2 B1 - - E1 - - F1 - - 2 B3 3 D1 - - D2 - - D3 - - 3 C2 4 H1 #1 H1 #2 H1 #3 H2 #1 H2 #2 H2 #3 H3 #1 H3 #2 H3 #3 4 G1 STM-1 SOH AU-4 5 B2 B2 B2 K1 - - K2 - - ポインタ 5 F2 POH 6 D4 - - D5 - - D6 - - 6 H4 7 D7 - - D8 - - D9 - - 7 F3 8 D10 - - D11 - - D12 - - 8 K3 9 Z1 (S1) - - Z2 - Z2 (M1) +:10101010 -: 未 定 義 :NT1 LT: 未 定 義 LT NT1: 規 定 せず E2 - - 9 N1 図 1.10 オーバーヘッドの 配 置 SOH STM-1のSOHバイト 定 義 を 表 1.6に 示 します STM-1のSOHバイトは LI 上 で 終 端 生 成 して 下 さい AU-4ポインタ ポインタ 値 及 びポインタ 動 作 は TTC 標 準 JT-G707に 準 拠 します なお ポインタ 受 信 規 定 ポインタ 生 成 において 重 複 した 事 象 が 発 生 した 場 合 以 下 のとおりとします ポインタ 受 信 規 定 について NDF * が 変 更 あり 状 態 (NDF=1001)でかつIビットの 多 くが 反 転 またはDビットの 多 くが 反 転 した 場 合 は NDFを 有 効 とし スタッフ 操 作 は 無 視 します Iビットポインタの 多 くが 反 転 であり かつDビットの 多 くが 反 転 した 場 合 は スタッフ 操 作 を 無 視 します NDFが 変 更 有 り 状 態 である 場 合 で 通 常 のポインタ 値 (0~782)を 超 えたときは ポイン タ 値 は 変 更 しません 新 しいポインタ 値 が3 回 連 続 して 一 致 して なおかつ 通 常 値 を 超 えた 場 合 は ポインタ 値 は 変 更 しません * NDF: 新 規 データフラグ(New Data Flag) ポインタ 生 成 について TTC 標 準 JT-G707で 規 定 されているとおり NDFまたはスタッフによるポインタ 値 の 増 減 操 作 を 行 った 後 3フレームの 間 NDFまたはスタッフによるポインタ 値 の 増 減 操 作 は 行 わないようにして 下 さい

58 POH POHはNT1で 終 端 しないで 透 過 させて 下 さい したがって LIのPOH 定 義 はUNIの 規 定 に 記 述 したものを 参 照 して 下 さい 表 1.6 STM-1のSOHとポインタ 定 義 オーバーヘッドの 種 類 機 能 規 定 値 A1 フレーム 同 期 11110110 R S O H A2 フレーム 同 期 00101000 C1(J0) STM-1 識 別 LT NT1 : 規 定 せず NT1 LT :00000001 B1 未 定 義 * E1 未 定 義 * F1 未 定 義 * D1~D3 未 定 義 * P T R H1 H2 AU-4ポインタ 正 負 スタッフ 指 示 P-AIS 規 定 値 ( 注 ) H1=H2=11111111 H3 ポインタアクション 負 スタッフ B2 符 号 誤 り 監 視 BIP-24 K1 未 定 義 * K2(b1~b5) 未 定 義 * 正 常 :000 K2(b6~b8) MS-AIS MS-RDI MS-AIS :111 M S O MS-RDI :110 H D4~D12 未 定 義 * Z1(S1) 未 定 義 * Z2 Loop2 R-INH 1.7.3 1.7.4 参 照 10000000~10011000 : 誤 り 個 数 MS-REI(セクション 誤 り M1 0~24 報 告 ) 10011001~11111111 : 未 使 用 E2 未 定 義 * * LT NT1 : 規 定 せず NT1 LT :don t care ( 注 )H1 の S ビットの NT1 LT 方 向 は don t care とします

59 H1 1バイト 目 H2 1バイト 目 N N N N S S I D I D I D I D I D NDF 1 0 10bitポインタ H1 2バイト 目 H2 2バイト 目 N N N N S S I D I D I D I D I D 1 0 0 1 * * 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 H1 3バイト 目 H2 3バイト 目 N N N N S S I D I D I D I D I D 1 0 0 1 * * 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 N: 新 規 データフラグビット ( 変 更 有 り:1001 変 更 無 し:0110) I: 増 加 指 定 ビット D: 減 少 指 定 ビット *: 未 定 義 図 1.11 AU-4のポインタバイトのビット 定 義

60 1.4 同 期 1.4.1 フレーム 同 期 フレーム 同 期 方 式 を 表 1.7に 示 します フレーム 同 期 パターン 表 1.7 フレーム 同 期 パターン 探 索 法 パターン 照 合 法 フレーム 同 期 保 護 A1バイト 11110110 A2バイト 00101000 1ビット 即 時 シフト 方 式 ( 注 1) A1 A2の32ビット 同 時 照 合 方 式 ( 注 2) リセット 方 式 前 方 5 段 ( 注 3) 後 方 2 段 ( 注 4) ( 注 1) 1ビット 即 時 シフト 方 式 と 同 等 な 同 期 復 帰 特 性 を 有 するフレーム 同 期 方 式 でもかまいません ( 注 2) 一 般 的 には 図 1.12に 示 す32ビットを 使 用 します ( 注 3) 前 方 5 段 とは フレーム 同 期 状 態 においてフレーム 同 期 パターン 照 合 結 果 5 回 連 続 不 一 致 を 検 出 したとき ハンチング 状 態 に 移 ることをいいます ( 注 4) 後 方 2 段 とは ハンチング 状 態 においてフレーム 同 期 パターン 照 合 結 果 2 回 連 続 一 致 を 検 出 し たとき 同 期 状 態 に 移 ることをいいます 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A1 A1 A1 A2 A2 A2 J0 図 1.12 150Mインタフェースフレーム 同 期 パターン 1.4.2 セル 同 期 NT1でセルの 同 期 を 取 る 必 要 はありません LIのセルをUNI UNIのセルをLIに 透 過 させて 下 さ い LI 点 でセル 同 期 を 取 りたい 場 合 は UNIのセル 同 期 の 規 定 を 参 照 して 下 さい 1.4.3 網 同 期 同 期 タイミングを 網 のクロックから 抽 出 する 従 属 同 期 方 式 で NT1を 動 作 させる 必 要 があります すなわ ち NT1は 網 からの 信 号 よりビット 及 び フレーム 同 期 のタイミングを 自 己 抽 出 し それに 従 って 送 信 信 号 を 送 出 する 必 要 があります また 網 からNT1が 受 信 する 信 号 が 断 となった 場 合 NT1はクロックタイミングを 自 走 させ UNI 及 びLIから 信 号 を 送 出 します この 時 の 自 走 周 波 数 精 度 は 155.52MHz±20ppm です

61 1.5 スクランブラ 1.5.1 フレームスクランブル STM-1フレームのスクランブルの 仕 様 は TTC 標 準 JT-G707に 準 拠 します スクランブラ シーケンス 長 127のフレーム 同 期 スクランブラで 生 成 多 項 式 は 1+X 6 +X 7 です フ レーム 同 期 型 スクランブラの 構 成 例 を 図 1.13に 示 します スクランブラは SOHの 最 初 の 行 最 後 のバ イトに 続 くバイトの 第 1ビット 目 で 11111111 に 初 期 化 します このビットとスクランブルされる 全 ての 連 続 するビットは スクランブルのX 7 出 力 と 排 他 的 論 理 和 を 取 り 出 力 します スクランブラはSTM-1フレームに 対 して 動 作 しますが STM-1 SOHの 最 初 の 行 はス クランブルしません 入 力 データ D Q D Q D Q D Q D Q D Q D Q S S S S S S S STM-N クロック スクランブルされた 出 力 データ フレームパルス 図 1.13 フレーム 同 期 スクランブラ( 構 成 例 ) 1.5.2 セルスクランブル セルはNT1を 透 過 するため UNIでスクランブルが 行 われたセルはLI 点 をそのまま 透 過 します した がって セルスクランブルの 仕 様 はUNIの 規 定 を 参 照 して 下 さい 1.6 セル 速 度 調 整 及 びセルヘッダ 誤 り 制 御 セルはNT1で 透 過 するため UNIで 行 われたセル 速 度 調 整 はLI 点 でそのまま 透 過 します したがって セル 速 度 調 整 の 仕 様 はUNIの 規 定 を 参 照 して 下 さい