日 本 における 食 中 毒 患 者 実 態 把 握 調 査 研 究 2011 年 カンピロバクター サルモネラ 腸 炎 ビブリオ 350 万 人 72 万 6 万 食 中 毒 調 査 精 度 向 上 のための 手 法 に 関 する 調 査 研 究 分 担 報 告 書 宮 城 県 および 全 国 に



Similar documents
スライド 1

製 造 業 者 は 製 造 販 売 業 者 の 管 理 監 督 の 下 適 切 な 品 質 管 理 を 行 い 製 品 を 製 造 します なお 製 造 業 は 製 造 に 特 化 した 許 可 となっており 製 造 業 の 許 可 のみでは 製 品 を 市 場 に 出 荷 することはできま せん

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

< F2D8E9197BF C B68F9182C98AD682B7>

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

<8C9A90DD94AD90B696D88DDE939982CC8DC48E918CB989BB82C98AD682B782E98E9696B18EE688B CC FC90B3816A2E786477>

<4D F736F F D A94BD837D836C B4B92F62E646F6378>

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

 

1

全設健発第     号

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

定款

臨 床 研 究 事 案 に 関 する 主 な 報 道 概 要 ディオバン 事 案 白 血 病 治 療 薬 タシグナ 事 案 (SIGN 試 験 ) ノバルティス 社 の 高 血 圧 症 治 療 薬 ディオバンに 係 る 臨 床 研 究 において データ 操 作 等 があり 研 究 結 果 の 信 頼

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

〔自 衛 隊〕

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

公表表紙

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

Microsoft Word - 目次.doc

我孫子市小規模水道条例

5 民 間 事 業 者 における 取 扱 いについて( 概 要 資 料 P.17~19) 6 法 人 番 号 について( 概 要 資 料 P.4) (3) 社 会 保 障 税 番 号 制 度 のスケジュールについて( 概 要 資 料 P.20) 1 平 成 27 年 10 月 から( 施 行 日 は

本 仮 訳 は 2015 年 2 月 3 日 に 韓 国 で 制 定 された 輸 入 食 品 安 全 管 理 特 別 法 (2016 年 2 月 4 日 施 行 )に 付 随 して 制 定 された 輸 入 食 品 安 全 管 理 特 別 法 施 行 令 (2016 年 2 月 4 日 施 行 )を

大学病院治験受託手順書

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

Microsoft Word - 通達(参考).doc

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額


2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

Microsoft PowerPoint - 基金制度

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

( 医 療 機 器 の 性 能 及 び 機 能 ) 第 3 条 医 療 機 器 は 製 造 販 売 業 者 等 の 意 図 する 性 能 を 発 揮 できなければならず 医 療 機 器 としての 機 能 を 発 揮 できるよう 設 計 製 造 及 び 包 装 されなければならない 要 求 項 目 を

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

3 薬 局 サービス 等 (1) 健 康 サポート 薬 局 である 旨 の 表 示 健 康 サポート 薬 局 である 旨 を 表 示 している 場 合 健 康 サポート 薬 局 とは かかりつけ 薬 剤 師 薬 局 としての 基 本 的 な 機 能 に 加 えて 積 極 的 な 健 康 サポート 機

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

<4D F736F F D C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378>

老発第    第 号

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

1. 動 物 用 医 療 機 器 に 関 する 行 政 組 織 及 び 所 掌 事 務 農 林 水 産 省 は 薬 事 法 に 基 づいて 専 ら 動 物 への 使 用 を 目 的 とする 医 療 機 器 ( 動 物 用 医 療 機 器 ) に 関 する 事 務 を 所 管 している なお 厚 生

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

●労働基準法等の一部を改正する法律案

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : 円 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135, , , , , ,600 最

< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず(

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

退職手当とは

基 準 地 価 格 3 年 に1 度 審 議 直 近 ではH23 年 12 月 に 審 議 土 地 評 価 替 えの 流 れと 固 定 資 産 評 価 審 議 会 基 準 地 とは 土 地 評 価 の 水 準 と 市 町 村 間 の 均 衡 を 確 保 するための 指 標 となるものであり 各 市

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

<4D F736F F D AC90D1955D92E CC82CC895E DD8C D2816A2E646F63>

Microsoft Word 第1章 定款.doc

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

認 し 通 常 の 立 入 検 査 に 際 しても 許 可 内 容 が 遵 守 されていることを 確 認 するこ と 2 学 校 薬 剤 師 業 務 の 兼 任 学 校 薬 剤 師 の 業 務 を 兼 任 する 場 合 の 取 扱 いは 次 のとおりとする (1) 許 可 要 件 1 薬 局 等 の

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

独立行政法人国立病院機構

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

Microsoft Word - Ⅲ-fin.doc

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 事 業 税 は 都 道 府 県 が 所 得 ( 利 益 )に 対 して 課 税 します 1. 個 人 事 業 税 業 種 区 分 税 率 ( 標 準 税 率 ) 第 1 種 事 業 ( 物 品 販 売 業 製 造 業 金 銭 貸 付 業 飲 食 店 業 不 動

神戸市重度障害者特別給付金支給要綱

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾


代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

< F2D F97CC8EFB8F BE8DD78F9192CA926D>

2004年度第2回定期監査(学校)事情聴取事項

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

資料1:勧告の仕組みとポイント 改【完成】

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

(3) 登 録 後 において 市 が 指 定 する 研 修 会 等 に 構 成 員 を 参 加 させる 意 思 があり 動 物 の 適 正 な 飼 養 及 び 愛 護 の 推 進 について 自 己 啓 発 に 努 める 団 体 (4) 手 術 の 費 用 負 担 等 の 責 任 を 自 ら 負 うこ

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

不 利 益 処 分 に 係 る 法 令 名 漁 港 漁 場 整 備 法 第 39 条 の2 第 1 項 工 作 物 建 造 許 可 等 の 取 消 無 許 可 行 為 の 中 止 復 旧 命 令 等 法 令 の 定 め 第 39 条 の2 第 1 項 漁 港 管 理 者 は 次 の 各 号 のいずれ

News Letter Issue 9

1 平 成 24 年 度 税 制 改 正 の 主 な 内 容 について 改 正 障 害 者 自 立 支 援 法 等 の 平 成 24 年 4 月 施 行 により いずれも 第 1 種 社 会 福 祉 事 業 である1 知 的 障 害 児 施 設 2 知 的 障 害 児 通 園 施 設 3 盲 ろうあ

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

< F2D819B92CA926D E9693E A2E6A7464>

Microsoft PowerPoint 資料6 技術基準.ppt [互換モード]

を 行 わなければならない 適 正 な 運 用 方 針 を 厳 格 に 運 用 することによっては じめて 人 がみだりにその 容 ぼう 等 を 撮 影 されない 自 由 や 権 利 の 保 護 と 犯 罪 発 生 の 抑 止 という 防 犯 カメラの 設 置 目 的 との 調 和 が 実 現 され

Taro-事務処理要綱250820

Transcription:

日 本 の 食 の 安 全 のグローバル 化 への 対 応 平 成 27 年 4 月 26 日 髙 橋 梯 二 食 中 毒 による 患 者 数 各 国 比 較 患 者 数 入 院 者 数 死 亡 者 数 人 口 アメリカ 48,000,000 128,000 3,000 310 (76,000,000 325,000 5,000) フランス 750,000 113,000 400 62 イギリス 1,720,000 22,997 687 61 豪 州 5,400,000 18,000 120 22 日 本 24,302 NA 4 127 資 料 アメリカ: Food related Illness in the United States, CDC フランス: Morbidite et mortalite dues aux maladies infectieuses d origine alimentaire en France, Institut de Velle Sanitaire イギリス: Adakらによる05 年 調 査 (イングランド 及 びウエールズ) オーストラリア: Food born Illness in Australia, Oz FoodNet 日 本 : 食 中 毒 統 計 厚 生 労 働 省 2008 年 1

日 本 における 食 中 毒 患 者 実 態 把 握 調 査 研 究 2011 年 カンピロバクター サルモネラ 腸 炎 ビブリオ 350 万 人 72 万 6 万 食 中 毒 調 査 精 度 向 上 のための 手 法 に 関 する 調 査 研 究 分 担 報 告 書 宮 城 県 および 全 国 における 積 極 的 食 品 由 来 感 染 病 原 体 サーベイランス 並 びに 下 痢 疾 患 の 実 態 把 握 ノロウイルス 患 者 は 年 間 約 500 万 人 とのレポートがある 数 百 万 人 の 患 者 が 発 生 と 推 定 される 国 立 医 薬 品 衛 生 研 究 所 野 田 衛 食 品 衛 生 管 理 部 第 四 室 長 合 計 すると 1000 万 人 ほどになる( 発 生 率 はアメリカに 近 くなる) 食 品 の 回 収 の 比 較 日 本 東 京 都 における 自 主 回 収 報 告 12 年 12 月 および13 年 1 月 アメリカ FDAによる 回 収 報 告 資 料 13 年 11 月 および12 月 報 告 書 P17 報 告 書 P18 基 準 値 を 越 える 添 加 物 農 薬 等 16 件 食 中 毒 菌 10 件 カビ 発 生 多 量 の 生 菌 4 非 認 可 薬 品 の 混 入 等 11 ( 主 として 補 助 食 品 ) アレルギー 物 資 表 示 欠 落 5 アレルギー 物 質 表 示 欠 落 22 賞 味 期 限 誤 表 示 7 異 物 混 入 1 プラスチック 等 異 物 混 入 5 劣 化 2 合 計 37 合 計 46 2

食 品 製 造 衛 生 基 準 日 本 EU アメリカ 一 般 的 衛 生 基 準 は 存 在 せず 産 品 ごとの 規 格 基 準 や 衛 生 基 準 はある 2004 年 EU 食 品 衛 生 規 則 (06 年 から 施 行 ) 適 正 製 造 基 準 (GMP) 全 品 目 へのHACCP 原 則 の 適 用 適 正 製 造 規 範 (GMP) HACCP 適 用 ( 一 部 品 目 ) 加 工 食 品 の 予 防 管 理 基 準 (HACCP 非 適 用 品 目 ) 生 鮮 果 実 野 菜 の 衛 生 管 理 基 準 1995 年 から 任 意 のHACCP 制 度 の 導 入 しかし 任 意 の 承 認 制 度 対 象 産 品 乳 乳 製 品 食 肉 製 品 魚 肉 練 製 品 容 器 包 装 加 圧 加 熱 製 品 清 涼 飲 料 水 基 本 衛 生 規 則 (2006 年 から 施 行 ) 適 正 製 造 基 準 (GMP)とHACCPの 全 品 目 への 適 用 動 物 由 来 食 品 衛 生 規 則 (2006 年 から 施 行 ) 詳 細 な 衛 生 規 則 のほか 次 のような 品 目 別 の 衛 生 基 準 を 定 めている 食 肉 家 禽 肉 狩 猟 野 生 獣 の 肉 挽 肉 調 製 肉 機 械 分 離 肉 肉 製 品 二 枚 貝 水 産 物 生 乳 および 乳 製 品 卵 および 卵 製 品 かえる カタツムリ 油 脂 内 臓 コラーゲンの 生 産 と 殺 および 流 通 における 衛 生 基 準 73 年 以 来 一 部 の 分 野 にHACCP 強 制 適 用 食 肉 魚 介 類 その 製 品 果 実 および 野 菜 ジュース 食 品 安 全 近 代 化 法 (2007 年 末 ) 加 工 食 品 の 予 防 管 理 基 準 生 鮮 果 実 野 菜 の 衛 生 管 理 基 準 アメリカ 食 品 安 全 近 代 化 法 (2007) 1. 食 品 危 害 に 対 する 予 防 管 理 の 強 化 (1) 事 業 者 の 予 防 管 理 の 義 務 化 HACCPの 対 象 となっている 施 設 を 除 きFDAに 登 録 を 義 務 付 けられているすべての 施 設 は 危 害 の 発 生 を 防 止 し 最 小 限 にする 予 防 管 理 措 置 (HACCPに 近 似 )を 具 体 的 に 定 め 実 施 しなければならない 関 連 する 記 録 を2 年 間 保 存 しなければならない (2) 生 鮮 果 実 野 菜 に 関 する 新 たな 制 度 の 創 設 危 害 の 予 防 と 危 害 を 最 小 限 にするための 農 家 の 生 産 から 消 費 に 至 るまでの 衛 生 規 則 (GAP)に 似 ている)の 制 定 (3)FDAの 権 限 の 強 化 危 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 FDAはすべての 事 業 者 に 対 して 食 品 移 管 する 記 録 を 閲 覧 できる 権 限 を 持 つことになった 登 録 施 設 の2 年 ごとの 更 新 と 問 題 がある 場 合 には 登 録 の 停 止 ができる 2. 危 害 発 生 の 場 合 の 対 応 の 強 化 (1)FDAの 検 査 頻 度 の 向 上 検 査 頻 度 を 高 め 5 年 以 内 に 少 なくとも1 回 その 後 は3 年 に 一 回 海 外 施 設 は5 年 後 には10,000の 施 設 の 検 査 (2) 追 加 トレーサビリティの 導 入 リスクの 高 い 食 品 を 指 定 し その 上 で 追 加 トレーサビリティを 課 す (3) 義 務 回 収 の 導 入 FDAは 出 荷 停 止 を 命 じることができ その 後 直 ちに 聴 聞 を 行 い 必 要 な 場 合 に 回 収 を 命 じることができるようになった 3. 輸 入 食 品 の 安 全 対 策 の 強 化 3

輸 入 食 品 の 安 全 確 保 輸 入 検 査 ( 水 際 検 査 ) 検 査 率 2014 年 10.2% 水 際 検 査 により 輸 入 品 が 食 品 衛 生 法 に 適 合 しているか 確 認 輸 入 検 査 のほか 輸 出 国 における 検 査 や 監 査 によって 輸 出 国 における 安 全 確 認 をする 方 法 の 併 用 輸 入 事 業 者 とFDAの 手 続 きによって 認 証 される 第 三 者 監 査 機 関 による 確 認 または 証 明 輸 出 施 設 をFDAに 登 録 しなければならない アメリカでHACCPが 強 制 適 用 されている 品 目 は HACCPが 適 用 されていなければならない それ 以 外 の 品 目 は 輸 出 国 においてアメリカの 予 防 措 置 (HACCPに 近 似 )と 同 様 の 措 置 がなされているか 現 地 監 査 により 確 認 しなければならない (ただし 輸 出 国 の 衛 生 制 度 がアメリカと 同 等 と 認 められれば 確 認 の 必 要 はない) 生 鮮 果 実 野 菜 については アメリカの 予 防 措 置 と 同 様 の 措 置 がとられているかどうか 現 地 監 査 によ り 確 認 しなければならない (ただし 輸 出 国 の 衛 生 制 度 が アメリカと 同 等 と 認 められれば 確 認 の 必 要 はない) リスクが 高 い 産 品 については 輸 出 国 において 第 三 者 監 査 機 関 によるよる 安 全 証 明 がなされなければならない 輸 入 検 査 のほか EUと 同 等 の 安 全 措 置 がとら れているか 輸 出 国 に 確 認 させ あるいは 輸 出 国 におけるEUの 検 査 によって 確 認 する 方 法 の 併 用 輸 出 施 設 を 登 録 し 輸 出 国 に 確 認 等 を 義 務 付 ける EUと 同 等 以 上 の 衛 生 制 度 によるものでなけれ ば 輸 入 禁 止 HACCPの 原 則 が 適 用 されていなければなら ない EUは 輸 出 できる 国 のリストを 作 成 する 動 物 由 来 の 食 品 ( 肉 製 品 魚 )を 輸 出 しようと する 場 合 は 輸 出 国 において 登 録 された 施 設 からのものでなければならない 動 物 由 来 の 食 品 については EUの 国 境 検 査 所 での 獣 医 学 的 検 査 を 受 けなければならない EUにおける 海 外 施 設 の 検 査 食 品 衛 生 法 (1946) 食 品 安 全 基 本 法 (2003) では 輸 入 食 品 の 安 全 確 保 について は 言 及 なし FDAによる 海 外 施 設 の 検 査 バイオテロリズム 法 (2002) 食 品 安 全 近 代 化 法 (2007) 食 品 一 般 法 (2002) 基 本 衛 生 規 則 (2006) アメリカの 食 品 安 全 近 代 化 法 による 輸 入 食 品 の 安 全 確 保 海 外 供 給 業 者 確 認 ( 検 証 ) 計 画 すべての 輸 入 業 者 は 輸 入 食 品 が 海 外 供 給 業 者 ( 製 造 業 者 )によってアメリカの 法 律 で 規 定 する 予 防 管 理 措 置 にしたがって 生 産 されている ことおよびアメリカの 法 令 に 違 反 する 不 正 がないことを 確 認 する 海 外 供 給 業 者 確 認 を 行 わなければ 輸 入 できない リスクが 高 い 食 品 の 安 全 証 明 リスクが 高 い 食 品 (FDAが 指 定 する)について 輸 入 の 条 件 として アメリカの 法 律 の 安 全 要 件 を 満 たしていることの 第 三 者 機 関 による 証 明 が なければならない また この 現 地 監 査 によって 証 明 を 行 う 第 三 者 監 査 機 関 の 認 定 手 続 きを 定 める 海 外 施 設 の 検 査 海 外 施 設 の 検 査 を 容 易 にするため FDAは 外 国 政 府 と 調 整 を 進 めつつ 検 査 頻 度 を 高 めていく また 外 国 又 は 海 外 施 設 が 検 査 を 拒 否 し た 場 合 は 食 品 の 輸 入 を 停 止 しなければならない アメリカと 同 等 の 食 品 安 全 制 度 の 要 求 食 品 医 薬 品 化 粧 品 法 第 418 条 の 加 工 食 品 に 関 する 予 防 管 理 又 は419 条 の 生 鮮 果 実 および 野 菜 の 安 全 管 理 が 求 めているものと 同 じ 水 準 の 保 護 を 達 成 する 過 程 と 手 続 きにしたがって 食 品 が 生 産 されていることを 確 認 しなければならない また アメリカと 同 等 と 確 信 できない 場 合 は アメリカと 同 程 度 の 安 全 を 確 保 することを 示 す 手 順 をFDAは 確 立 しなければならない 4

輸 出 国 の 輸 出 施 設 登 録 にEUが 課 している 要 件 ( 動 物 由 来 の 食 品 に 適 用 ) 第 三 国 が 輸 出 許 可 施 設 のリストに 登 録 するためには 次 の3 点 を 保 証 する 必 要 がある (1) その 施 設 および 施 設 が 使 用 する 原 材 料 を 取 り 扱 うその 他 の 施 設 がEU 関 連 法 令 又 はそれと 同 等 の 要 件 を 満 たしていること (2) その 国 の 当 局 が 施 設 を 監 督 し 必 要 がある 場 合 には 当 該 施 設 に 原 材 料 を 供 給 する 施 設 についてす べての 関 連 情 報 をEU 委 員 会 が 利 用 できるようにすること (3) その 国 の 検 査 当 局 が その 施 設 がEU 関 連 法 令 又 はそれと 同 等 の 要 件 を 満 たすことができない 場 合 は 輸 出 を 停 止 させる 権 能 を 有 していること トレーサビリティ 牛 および 牛 肉 のトレーサビリティ(2002) 個 体 識 別 番 号 制 米 (コメ)のトレーサビリティ(2011) 原 産 地 表 示 品 目 の 場 合 のトレーサビリティ JAS 法 に 基 づく 流 通 段 階 における 原 料 表 示 義 務 の 一 部 として 食 品 および 飼 料 のトレーサビリティ(2005) バイオテロリズム 法 (2002)に 基 づく 対 象 産 品 : 農 産 物 食 品 飼 料 (ペットフードを 含 む) 食 肉 肉 製 品 等 ( 農 務 省 所 管 産 品 )が 除 かれて いる 食 品 の 原 産 国 表 示 の 場 合 のトレーサビリティ (2009) 2002 年 農 業 法 に 基 づく 対 象 産 品 : 牛 肉 豚 肉 鶏 肉 羊 肉 山 羊 肉 野 菜 果 実 魚 落 花 生 朝 鮮 人 参 ペカンの 実 マカダミアナッツ 牛 および 牛 肉 のトレーサビリティ 理 事 会 規 則 (1760/2000)による 個 体 識 別 番 号 制 食 品 飼 料 のトレーサビリティ 食 品 一 般 法 (2002)による 対 象 産 品 食 品 および 飼 料 並 びにこれらの 原 材 料 となる 産 品 GMO 食 品 等 のトレーサビリティ 欧 州 議 会 理 事 会 規 則 (No1830/2003) 対 象 産 品 GMOを 含 む 食 品 およびGMOからつくられる 食 品 および 飼 料 羊 および 山 羊 のトレーサビリティ 理 事 会 規 則 (No21/2004)による 個 体 識 別 番 号 制 豚 のトレーサビリティ 理 事 会 指 令 (2008/71/EC) 個 体 識 別 番 号 制 魚 卵 5

農 薬 残 留 規 制 ポジティブリスト 制 度 の 導 入 (2006) 暫 定 基 準 値 ( 約 800)の 設 定 設 定 できない 農 薬 については 一 律 基 準 (0.01ppm)の 適 用 暫 定 基 準 値 の 評 価 の 実 施 食 品 品 質 保 護 法 (1996) 残 留 許 容 値 の 設 定 基 準 の 変 更 危 害 便 益 比 較 から 健 康 基 準 (リスク 評 価 )へ デラニ 条 項 の 廃 止 1996 年 以 前 の 残 留 許 容 値 の 見 直 し ( 終 了 ) 果 実 野 菜 のMRL 設 定 (1976) 穀 物 および 畜 産 物 のMRL 設 定 (1986) 農 薬 のポジティブリストの 作 成 指 令 (1991) EUとしての 統 一 的 なMRLの 設 定 規 則 (2005) 食 品 添 加 物 規 制 食 品 衛 生 法 成 立 時 (1947)から ポジティブリスト 制 既 存 添 加 物 (489) 1995 年 の 法 改 正 既 存 添 加 物 の 安 全 性 評 価 (2003 年 から) 食 品 添 加 物 改 正 法 (1957) ポジティブリスト 制 の 導 入 GRAS 食 品 添 加 物 ポジティブリスト 作 成 の 手 続 き 1989 年 指 令 食 品 添 加 物 規 則 ( 認 可 リストを 含 む) 規 則 1333/2008 香 料 に 関 する 規 則 (1334/2008) 食 品 酵 素 に 関 する 規 則 (1332/2008) 2011 年 規 則 新 リストの 作 成 より 透 明 性 の 高 いリスト 6

民 間 主 導 の 食 品 安 全 認 証 欧 米 で 発 達 してきた 大 手 小 売 業 主 導 の 食 品 安 全 と 品 質 の 認 証 国 際 認 証 制 度 (プロセス 認 証 ) イギリス 小 売 業 連 合 (BRC)によるグローバル 基 準 国 際 品 質 規 格 (International Food Standard, IFS 安 全 食 品 規 格 (Safe Quality Food: SQF) FSSC22000 グローバルギャップ(Global Good Agricultural Practices) 世 界 食 品 安 全 イニシアティブ(GFSI,Global Food Safety Initiative)( 国 際 調 整 ) GFSIに 承 認 されたスキーム BRC Global Standard for Food Safety Issue 6 IFS Food standard Version 6 SQF Code 7 th Edition Level 2 Canada GAP Scheme Version6 Options B,C Global Agricultural Alliance Seafood Processing Standard Issue 2 Global Red Meat Standard(GRMS) 4 th Edition Version 4.1 FSSC 22000 (October 2011 Issue) GLOBAL G.A.P. Integrated Farm Assurance Scheme(Sub-scope Fruit and Vegetables Version 4 and Produce Safety Standard Version 4 (scope extension) 審 査 中 のもの China HACCP IFS,BRC, SQF Scope Extensions GAPにかかわる 国 際 認 証 基 準 食 品 表 示 最 新 の 基 本 法 令 食 品 表 示 法 (2015) 食 品 医 薬 品 化 粧 品 法 消 費 者 への 食 品 についての 情 報 の 提 供 に 関 する 規 則 (2011) 原 材 料 表 示 表 示 義 務 あり 表 示 義 務 あり 表 示 義 務 あり 栄 養 表 示 食 品 表 示 法 (2015)により 義 務 化 (5 年 の 猶 予 期 間 ) 1990 年 栄 養 成 分 教 育 法 によって 義 務 化 2016 年 12 月 から 義 務 化 アレルギー 表 示 表 示 義 務 あり(2002 年 から) 対 象 品 目 少 ない 推 奨 品 目 あり 義 務 表 示 あり(2006 年 から) 義 務 表 示 あり(2000 年 から) 対 象 品 目 多 い GMO 表 示 表 示 義 務 あり(2001 年 から) 例 外 が 多 い 意 図 せざる 混 入 5% 以 下 表 示 義 務 なし 国 内 において 表 示 義 務 の 要 求 がある 表 示 義 務 あり(1997から 2003 年 に 整 備 ) 例 外 は 意 図 せざる 混 入 0.9% 以 下 原 産 国 原 産 地 表 示 1996 年 から 2004 年 から 2014 年 12 月 健 康 表 示 health claim 1991 年 から 1994 年 から 2002 年 から 7

日 本 のGMO 表 示 制 度 表 示 義 務 対 象 農 産 物 大 豆 トウモロコシ じゃがいも ナタネ 綿 実 アルファルファ ビート パパイヤ 表 示 義 務 対 象 加 工 産 品 これら7 品 目 の 加 工 品 でGMO 物 質 が 検 出 される 可 能 性 のあるものが 義 務 表 示 の 対 象 品 目 に なる 大 豆 豆 腐 凍 豆 腐 おから ゆば 納 豆 豆 乳 みそ 大 豆 煮 豆 きな 粉 大 豆 炒 り 豆 など トウモロコシ コーンスナック 菓 子 コーンスターチ ポップコーン 冷 凍 トウモロコシ トウモロコシ 缶 詰 など じゃがいも ポテトスナック 菓 子 など アルファルファ 加 工 品 ビート 加 工 品 パパイヤ 加 工 品 なお 義 務 表 示 が 必 要 なのは 以 上 の 加 工 品 中 の 重 量 が 上 位 3 番 以 内 で 総 重 量 の5% 以 上 の 原 材 料 についてであり これら 以 外 のわずかに 含 まれる 原 材 料 は 表 示 義 務 を 免 除 されている 表 示 義 務 免 除 産 品 GMOが 除 去 され あるいは 分 解 している 醤 油 大 豆 油 コーン 油 コーンフレークなど 意 図 せざる 混 入 5% 以 下 であれば 表 示 する 必 要 がない 原 産 国 ( 地 ) 表 示 制 度 製 品 の 原 産 国 ( 地 ) 表 示 生 鮮 食 品 一 部 1996 年 から 全 部 2000 年 から 2004 年 9 月 から 対 象 全 品 目 に 適 用 2009 年 1 月 原 料 の 原 産 国 ( 地 ) 表 示 米 については2011 年 から 米 トレーサビリティ 法 米 米 粉 ミール 弁 当 おにぎり 米 飯 包 装 米 飯 もち 団 子 米 菓 清 酒 焼 酎 みりんなど 2002 年 4 品 目 の 加 工 食 品 の 原 料 2004 年 20の 食 品 群 の 加 工 食 品 の 原 材 料 その 後 若 干 の 追 加 加 工 食 品 の 原 材 料 になっていれば 表 示 の 必 要 性 ない 加 工 とは 物 理 的 および 科 学 的 変 化 が ある 場 合 (たとえば 調 理 スモークされ た 場 合 など) 食 肉 製 品 の 原 料 乳 製 品 の 原 料 未 加 工 食 品 の 原 料 原 材 料 が 一 種 類 の 食 品 の 原 料 食 品 の 中 で50%をける 原 料 8

健 康 表 示 1. 特 定 保 健 用 食 品 ( 特 保 ) 1991 年 ( 個 別 許 可 型 ) 条 件 付 特 保 制 度 (2005) 一 定 の 有 効 性 が 確 認 されているもの 条 件 付 きで 許 可 規 格 基 準 型 特 保 制 度 (2005) 科 学 的 根 拠 が 蓄 積 されたもの 規 格 に 合 致 しているかどうかの 審 査 のみ 2. 栄 養 機 能 食 品 ( 規 格 基 準 型 ) 1. 栄 養 補 助 食 品 1994 年 栄 養 補 助 食 品 健 康 教 育 法 (1994) 機 能 を 表 示 する( 事 前 の 許 可 は 必 要 ない) 病 気 との 関 連 を 表 示 するときは30 日 前 にFDAに 通 知 病 気 との 明 確 な 関 連 の 表 示 のときは 許 可 制 事 前 許 可 の 必 要 がない 表 現 は10の 基 準 を 設 定 2. 健 康 表 示 規 制 1997 年 1997 年 FDA 近 代 化 法 で 認 められた 健 康 表 示 法 で 認 められた 健 康 表 示 であることを 明 記 してFD Aに 通 知 FDAは 法 に 合 致 していないと 認 めら れるときは120 日 以 内 に 通 知 1. 栄 養 健 康 に 関 する 表 現 の 基 準 (2006, 20012) 2006 加 盟 国 の 調 和 のための 基 準 つくりの 提 案 2012 規 則 の 制 定 2. 栄 養 食 品 (PARNUTS) 指 令 (89, 96, 99) 9 種 類 の 栄 養 食 品 が 定 められている 例 Infant formula ベビーフード グルテンフリー 食 品 糖 尿 病 対 応 食 品 など 3. 機 能 性 食 品 (2015) 許 可 必 要 なし 事 前 の 届 け 出 基 本 的 には 事 業 者 の 責 任 特 別 用 途 食 品 栄 養 補 助 食 品 には 適 用 にならない 3. 補 助 食 品 (サプリメント)2002 2002 年 指 令 ビタミン 類 で13 ミネラルで15が 指 定 されている 認 可 を 受 ける 必 要 はない 問 題 が 生 じたときは 加 盟 国 は 販 売 の 停 止 を 命 じ ることができる 調 査 で 得 られた 結 論 1. 日 本 は 食 について 最 も 安 全 な 国 あるいは 最 も 安 全 な 国 の 一 つであるというのは 客 観 的 根 拠 がない しかし 他 の 一 部 の 国 で 食 品 事 故 があるたびに マスコミなどから 日 本 が 一 番 安 全 な 国 であるかのような 報 道 がなされるが これは 問 題 である( 信 仰 神 話 を 作 り 出 す) 2. 日 本 の 公 的 食 品 安 全 規 制 は ここ10 年 ぐらいで 他 の 先 進 国 に 比 較 し 大 幅 に 遅 れたものになっている 特 に 食 品 製 造 衛 生 基 準 と 輸 入 食 品 安 全 確 保 規 制 およびトレーサビリティで 著 しい また 民 間 主 導 による 国 際 認 証 システムも 日 本 は 自 社 ブランド 重 視 で あまり 積 極 でない したがて グローバル 化 によって 日 本 の 食 品 安 全 が 脅 かされるというのは 的 を 得 ていないように 思 われ むしろその 逆 であろう 3.しかし 生 活 実 感 としてまた 海 外 の 人 の 評 判 からすると 日 本 の 食 品 安 全 の 水 準 は 非 常 に 高 いと 思 われる これは 公 的 規 制 というより 事 業 者 の 貢 献 が 大 きいのではないかと 思 われる これをプッシュしているのは 消 費 者 の 安 心 を 含 む 安 全 ついての 厳 しい 要 求 であろう 食 品 安 全 は 規 制 や 科 学 のみによってなされているのではなく 消 費 者 の 行 動 社 会 制 度 経 済 状 況 文 化 などにも 大 きく 影 響 されてい ると 結 論 できよう 4. 以 上 から 受 け 入 れられるリスクの 設 定 は 科 学 を 基 礎 としつつも 科 学 以 外 の 様 々な 要 素 が 考 慮 されて 決 まるので リスクコミュニケ ーションは 重 要 である しかし 事 業 者 消 費 者 および 行 政 はより 立 つ 立 場 に 違 いがあり それぞれが 一 体 になることはあり 得 ない こ の 点 をリスクコミュニケーションでは 間 違 ってはならない 9