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よりよい 教 科 書 を 子 どもたちへ 学 校 教 育 は 一 人 ひとりの 子 どもの 成 長 をうながすとともに 未 来 の 主 権 者 を 育 む 役 割 を 果 たしています 憲 法 や 子 ども の 権 利 条 約 の 精 神 にのっとり 教 科 書 の 比 較 検 討 をすすめ ることが 重 要 です さらに 開 かれた 教 科 書 採 択 にむけ 学 校 保 護 者 地 域 の 多 くの 人 々 関 心 を 持 つことが 大 切 です 教 科 書 展 示 会 へ 行 こう! 市 民 の 意 見 を 届 けよう! 開 開 かれた 教 科 書 採 択 を 意 見 を 寄 せよう! 教 科 書 展 示 会 場 へ 行 ってアンケートに 意 見 を 書 きましょう 教 科 書 記 述 に 関 する 意 見 を 積 極 的 に 書 きましょう 会 場 にアンケート 用 紙 がなければ 教 育 委 員 会 へ 直 接 手 紙 FAX 電 子 メールなどで 意 見 を 寄 せましょう まず! 教 科 書 展 示 会 へ 行 こう! 法 律 で 決 められた 教 科 書 の 展 示 会 は 6 月 19 日 から 2 週 間 です 詳 しい 時 期 は 地 元 の 教 育 委 員 会 へお 問 い 合 わせください http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/center.htm でも 確 認 できます ぜひ 教 科 書 展 示 会 場 へ 出 向 いて 実 物 を 見 てください みんなで 話 し 合 ってみませんか 教 科 書 のこと 都 道 府 県 教 育 委 員 会 は6 月 19 日 から 一 定 期 間 教 科 書 の 展 示 を 行 っています 展 示 会 は 各 都 道 府 県 が 学 校 の 教 職 員 や 住 民 の 教 科 書 研 究 のために 設 置 している 教 科 書 の 常 設 展 示 場 ( 教 科 書 センター 等 詳 しくは 裏 表 紙 参 照 )で 行 われており 16 年 度 から 使 用 される 教 科 書 の 見 本 を 実 際 に 手 に 取 って 読 むことができます 教 科 書 問 題 を 考 える 会 101-0062 東 京 都 千 代 田 区 神 田 駿 府 台 3-2-11 フォーラム 平 和 人 権 環 境 教 科 書 検 定 資 料 より

教 科 書 を 比 較 して 見 る 際 のポイント 知 的 好 奇 心 を 刺 激 する 教 科 書 子 どもたちにとって 教 科 書 は 楽 しく わかりやすいものでなければ なりません 知 的 好 奇 心 を 刺 激 し 主 体 的 に 考 えることが できる 教 科 書 であるかど うかが 重 要 な 視 点 です 平 和 人 権 環 境 共 生 等 の 視 点 が 盛 り 込 まれた 教 科 書 史 実 にもとづいて いる 教 科 書 歴 史 は 立 場 によってさま ざまな 見 方 がありますが 史 実 を ふまえることによって はじめて 子 どもたちが 多 面 的 に 歴 史 について 考 えることができるのです 戦 争 被 害 戦 争 被 害 に つ い て は 国 内 の 被 害 だ け で な く 海 外 の 占 領 地 や 植 民 地 のこと また 戦 争 に 対 する 国 民 の 状 況 について 知 ること が 大 切 です そんな 観 点 から 歴 史 教 科 書 をみると 報 道 も 政 府 の 指 導 下 に 置 かれ 戦 力 の 急 速 な 低 下 により 戦 争 継 続 が 困 難 になって い る 実 態 は 知 ら さ れ ま せ ん で し た 国 民 の 多 く は ひ た す ら の 勝 利 を 願 い 励 ま し 合 って 苦 しい 生 活 に 耐 え 続 けました < 大 田 実 少 将 の 電 文 を 掲 載 > 敵 が 沖 縄 攻 略 を 開 始 してから 陸 海 軍 は 防 衛 戦 闘 に 専 念 し 県 民 を 顧 みる 余 裕 がなかった しかし 県 民 は 青 年 壮 年 の 全 部 が 防 衛 召 集 に 応 じてくれた しかも 若 い 婦 人 は 率 先 して 軍 に 身 を 捧 げ 看 護 婦 や 炊 事 婦 はもとより 砲 弾 運 びを 申 し 出 る 人 もいる 看 護 婦 においては 軍 の 移 動 で 置 き 去 りにされた 重 傷 者 を 助 けている ( 要 約 ) 国 民 は 戦 争 に 協 力 的 だったの? 国 際 社 会 では 多 様 性 や 人 権 を 尊 重 し 共 生 することが 重 要 です 戦 争 は 最 大 の 人 権 侵 害 であり 地 球 から 戦 争 をなくしていくことが 人 類 の 課 題 です 戦 争 を 美 化 することなく 平 和 への 希 望 につながる 教 科 書 でなくてはなりません 子 どもたちが 自 ら 考 え 学 びあえる 教 科 書 教 科 書 は 子 どもたちが 自 ら 考 え 友 だちや 教 員 がともに 意 見 を 交 換 する 中 で 学 んでいくための 資 料 で あるべきです 広 い 視 野 に 立 ち とも に 学 びあうための 学 習 プロセスが 配 置 されていることが 大 切 です 清 水 書 院 こうしたなかでも 民 衆 の 多 くは 国 への 協 力 を 続 けた が 正 義 の 戦 争 を 続 け 優 勢 を 保 っているという 軍 部 の 報 道 を 信 じる 人 も 少 な くなかった しかし 戦 争 が 長 期 化 して 生 活 が 苦 しくなると 民 衆 の 一 部 には 不 満 が 強 まり 少 数 ではあるが 軍 部 を 批 判 する 落 書 きや 言 動 がなされるようになった さらに 徴 用 をさけようとするうごきや 軍 需 工 場 などの 労 働 者 が 仕 事 をサボター ジュす る こ と も 目 立 つ よ う に な っ た し か し す で に 自 主 的 な 結 社 や 社 会 運 動 団 体 は 存 在 せ ず 警 察 や 憲 兵 が 厳 し い 監 視 と 取 締 り を お こ な う な か 民 衆 の あ い だ で 戦 争 をやめさせようとするうごきはおこらなかった 2 3

国 憲 法 国 憲 法 の 成 り 立 ちについてさまざまな 角 度 から 理 解 するこ とが 大 切 です 沖 縄 沖 縄 について 考 える 時 の 最 大 のテーマである 普 天 間 基 地 の 撤 去 移 設 問 題 を 沖 縄 の 人 の 立 場 に 立 って 考 えることが 大 切 です 沖 縄 の 人 々の 声 を 知 らずに 議 論 することはできません < 公 民 教 科 書 > 清 水 書 院 連 合 国 総 司 令 部 (GHQ)から 民 主 主 義 を 基 本 とする 憲 法 案 を 提 示 された これにもと づく 改 正 案 が 新 たに20 歳 以 上 の 男 女 による 普 通 選 挙 によって 選 ばれた 議 員 による 審 議 議 決 されて 明 治 憲 法 の 改 正 というかたちで 国 憲 法 が 制 定 されました 連 合 最 高 司 令 官 マッカーサーは 自 ら1 週 間 で 憲 法 改 正 案 を 作 成 したのち 政 府 にこれを 受 け 入 れるようにきびしく 迫 りました / 政 府 は 英 語 で 書 かれたこ の 憲 法 草 案 を 翻 訳 修 正 し 一 部 の 修 正 を 経 たのち 翌 年 5 月 3 日 から 施 行 され ました 憲 法 は 押 し つけられた ものなの? < 公 民 教 科 書 > 2 0 1 1( 平 成 2 3 ) 年 現 在 に あ る ア メ リ カ 軍 施 設 ( 専 用 施 設 )の 内 約 3 9 % 面 積 東 京 書 籍 では 約 74%が 依 然 として 沖 縄 県 に 集 中 しています 1996 年 に 行 われた 沖 縄 県 の 住 民 投 票 では 施 設 縮 小 への 賛 成 が 多 数 を 占 めまし た そ れ を 受 け て 同 年 と ア メ リ カ の 協 議 に よ り こ の 問 題 に 関 す る 報 告 書 が ま とめられました 報 告 書 には 住 宅 密 集 地 にある 普 天 間 飛 行 場 など 沖 縄 県 にあるア メリカ 軍 施 設 のうち 面 積 で 約 5 分 の1に 当 たる 部 分 を 側 に 返 還 する 計 画 などが 盛 り 込 まれました 普 天 間 飛 行 場 に 変 わる 基 地 について 政 府 間 では 名 護 市 の 辺 野 古 沖 に 設 けることで 合 意 されましたが 住 民 は 強 く 反 対 しています < 歴 史 教 科 書 > GHQは 憲 法 研 究 会 の 憲 法 案 などを 参 考 にしてGHQ 草 案 をつくり 政 府 に 示 しま 学 び 舎 す / 政 府 は G H Q 草 案 を も と に し て 新 た に 憲 法 改 正 案 を 作 成 し ま す 戦 後 初 の 選 挙 で 選 ば れ た 衆 議 院 が こ れ を 審 議 し ま し た こ の な か で 国 民 主 権 が 明 記 さ れ 生 存 権 が 認 め ら れ る な ど 重 要 な 修 正 が 加 え ら れ ま し た / 教 師 た ち は 中 学 校 ま で を 義 務 教 育 と す る よ う 求 め ま し た 各 地 で 集 会 を 開 き 署 名 を 集 め て 運 動 し 帝 国 議 会 は こ れ を 受 け 入 れました GHQは 自 ら 全 面 的 な 改 正 案 を 作 成 して これを 受 け 入 れるよう 側 に 強 く 迫 り ま し た / 語 に 翻 訳 さ れ た 改 正 案 を 政 府 提 案 と し て 帝 国 議 会 で 審 議 し ま し た 議 会 審 議 で は 細 か な 点 ま で G H Q と の 協 議 が 必 要 で あ り 議 員 は G H Q の 意 向 に 反 対 の 声 を 挙 げることができず ほとんど 無 修 正 のまま 採 択 されました 沖 縄 には 国 内 のアメリカ 軍 の 専 用 施 設 の 約 74%が 存 在 しています( 自 衛 隊 との 共 用 施 設 も 含 め た 場 合 は 全 国 の 約 2 3 % ) 日 米 安 全 保 障 条 約 に 基 づく 日 米 安 保 体 制 は の 防 衛 の 柱 であり アジア 太 平 洋 地 域 の 平 和 と 安 全 に 不 可 欠 です 一 方 で 地 域 住 民 の 生 活 環 境 への 影 響 を 考 え 政 府 は 沖 縄 をはじめとする 各 地 の 実 情 にあった 負 担 軽 減 を 行 っています 沖 縄 では 基 地 の 整 理 縮 小 や 住 宅 密 集 地 区 にある 普 天 間 飛 行 場 の 辺 野 古 への 移 設 などを 進 めています < 歴 史 教 科 書 > 学 び 舎 沖 縄 の 住 民 はどう 思 っ ているの? 日 米 両 政 府 は 普 天 間 基 地 の 返 還 を 決 め 代 わりの 基 地 を 沖 縄 県 内 に 作 ることに 合 意 しました 沖 縄 の 多 くの 人 々は 基 地 の 強 化 につながるとして 県 内 の 移 設 に 反 対 しています 4 5

平 和 主 義 P K O( 国 連 平 和 維 持 活 動 ) 参 加 の 危 険 性 や 問 題 点 な ど も ふ ま え 自 衛 隊 国 防 集 団 的 自 衛 権 などについていろいろな 議 論 があることを 知 り 考 えることが 大 切 です 領 土 問 題 広 い 視 野 から 領 土 問 題 は 感 情 的 で 深 刻 な 対 立 につながりかねな い こ と か ら 対 立 を あ お る こ と な く 粘 り 強 く 冷 静 に 相 互 理 解 を 重 ねる 必 要 性 を 理 解 することが 大 切 です 自 衛 隊 の 海 外 派 遣 については 自 衛 の 目 的 をこえるもので 外 国 軍 部 隊 の 武 力 衝 突 に 巻 きこまれることをあやぶむ 意 見 もあります 冷 戦 のもとで 朝 鮮 戦 争 が 発 生 すると どのようにして の 国 民 や 国 土 の 安 全 を 守 るのかが 心 配 されました は 日 米 安 全 保 障 条 約 を 結 んで 対 外 的 な 安 全 の 多 く をアメリカにたよりました 自 らは 自 衛 を 目 的 とする 防 衛 力 のみをもちました それと ともに 攻 撃 的 な 兵 器 の 保 有 や 国 際 紛 争 への 介 入 をせずに 防 衛 費 を 国 内 総 生 産 (GDP)の1% 程 度 におさえてきました そして 唯 一 の 被 爆 国 として 核 兵 器 を 持 た ず つくらず 持 ちこませず という 非 核 三 原 則 を 掲 げてきました 帝 国 書 院 どの 国 もその 領 土 を 広 げ 多 くの 資 源 を 手 にしようとするならば 国 と 国 の 争 いが 続 いてしまいます 武 力 によって 領 土 を 広 げようとすれば 戦 争 は 避 けられません 国 際 司 法 裁 判 所 や 国 際 連 合 をはじめとする 国 際 機 関 は 武 力 による 国 境 の 変 化 をい ましめ 領 土 問 題 の 平 和 的 解 決 を 求 めています 帝 国 書 院 集 団 的 自 衛 権 の 行 使 は 認 めるべきかどうか 議 論 が 続 いています 日 米 安 全 保 障 条 約 と それによる の 防 衛 のしくみは 冷 戦 の 時 代 に 生 まれまし た し か し 今 で は 戦 争 の 形 も 変 わ り 世 界 各 地 で 紛 争 が 頻 発 し て い ま す 日 米 両 国 間 の 防 衛 協 力 のあり 方 についても その 適 用 される 範 囲 や の 集 団 的 自 衛 権 の あり 方 などについて さまざまに 議 論 がなされています 2010 年 9 月 尖 閣 諸 島 付 近 をパトロールしていた の 巡 視 船 が 領 海 内 で 違 法 操 業 していた 中 国 籍 の 漁 船 に 追 突 されました / 北 方 領 土 竹 島 は どちらも 固 有 の 領 土 ( 一 度 も 外 国 の 領 土 になったことの な い 土 地 )で す が そ れ ぞ れ ロ シ アと 韓 国 が 領 有 を 主 張 し 不 法 占 拠 し て い ま す 政 府 は 返 すよう 強 く 求 めています の 立 場 だけわかれ ばいいの? 自 衛 隊 は の 防 衛 に 不 可 欠 / 北 朝 鮮 との 緊 張 が 高 まっています / 中 国 は 近 年 一 貫 して 軍 事 力 の 大 幅 な 増 強 を 進 めており を 含 む 東 アジアと などの 平 和 と 安 全 にとって 心 配 される 動 きと なっています / 国 防 という 自 衛 隊 本 来 の 任 務 をじゅうぶんに 果 たすためには 現 在 の 法 律 では 有 効 な 対 応 が 難 しいといった 問 題 点 も 指 摘 されています わが 国 の 立 場 や 国 益 を 守 ろうとする 姿 勢 が 必 要 です わが 国 固 有 の 領 土 である 北 方 領 土 ( 北 海 道 )と 竹 島 ( 島 根 県 )は それぞれロシアと 韓 国 に 不 法 占 拠 されたままです わが 国 が 統 治 している 尖 閣 諸 島 ( 沖 縄 県 )の 周 辺 水 域 には 中 国 の 監 視 船 が 侵 入 する など 領 土 が 脅 かされています いろいろな 議 論 があるね 6 7

人 権 差 別 ( 部 落 問 題 ) 歴 史 的 な 事 実 を ふ ま え 厳 し い 差 別 が あ り な が ら そ れ を 克 服 す る 行 動 をとった 人 や 社 会 や 文 化 に 貢 献 した 例 などについて 知 る ことが 大 切 です 労 働 問 題 労 働 者 の 権 利 の 保 障 について 歴 史 的 背 景 も 含 め 知 ることが 大 切 で す ま た 非 正 規 労 働 や 女 性 労 働 の 問 題 点 な ど も 含 め 労 働 を 社 会 的 役 割 としてのみとらえるのではなく 個 人 の 権 利 という 側 面 からもとらえる 必 要 があります えた ひにん 賤 民 廃 止 例 全 国 水 平 社 に 関 する 記 述 でも 違 いがあるね 教 育 出 版 自 由 社 江 戸 時 代 に えた ひにん とされていた 人 々を 賤 民 廃 止 例 ( 身 分 解 放 令 )に よって 平 民 とした 解 放 令 が 出 さ れ え た ひ に ん と さ れ て い た 人 々 も 平 民 と な り 同 等 な 地 位 を 獲 得 した 勤 労 の 権 利 については 1 9 世 紀 に は 労 働 者 の 多 く は 安 い 賃 金 で 働 か さ れ 貧 し い 生 活 を 続 け て い ま 教 育 出 版 した 特 に 年 少 ( 児 童 )の 労 働 者 に 対 する 酷 使 や 虐 待 が 行 われました 20 世 紀 に 入 ると 労 働 者 の 労 働 条 件 の 改 善 経 済 的 地 位 の 向 上 を 目 ざす 労 働 運 動 が 起 こり ようやく 労 働 者 の 権 利 が 保 障 されるようになりました 人 間 を 尊 敬 することによって 自 らを 開 放 しようとする 運 動 を 起 こした 生 活 を し て い く た め に は 働 く 必 要 が あ る こ と か ら 勤 労 の 権 利 ( 2 7 条 )も 社 会 権 に 数 えられています これに 基 づいて 国 は 公 共 職 業 安 定 所 (ハローワー ク)などを 設 置 して 働 く 意 欲 のある 国 民 に 職 を 紹 介 し 職 を 失 った 人 たちの ために 雇 用 保 険 を 整 備 しています 全 国 水 平 社 が 組 織 され 部 落 差 別 の 撤 廃 を 求 める 運 動 が 本 格 化 しました 非 正 規 労 働 については 非 正 規 の 働 き 方 って!? 東 京 書 籍 人 権 の 視 点 が あるかな? 河 原 者 この 点 についてふれていない 教 科 書 もあるね 寺 院 などの 庭 園 造 りには 河 原 者 と 呼 ばれた 人 々が 活 躍 解 体 新 書 解 剖 はえたの 身 分 とされた 人 々が 行 いました 渋 染 一 揆 については 記 述 がある 教 科 書 とない 教 科 書 がある 衣 類 を 渋 染 か 藍 染 に 限 るなど 百 姓 とは 別 扱 い 千 数 百 人 が 立 ち 上 がり 嘆 願 書 を 受 理 させました 8 9 教 育 出 版 企 業 は 賃 金 が 安 く 経 済 状 況 の 変 化 に 応 じ て 雇 用 を 調 整 し や す い 非 正 規 社 員 を 増 や すよ う に な り ま し た し か し 非 正 規 社 員 は 賃 金 が や す い だ け で な く い つ 解 雇 さ れ る か わ か ら ず ま た 社 会 保 険 に 加 入 し て い な い 場 合 も 多 い など 不 安 定 で 不 利 な 立 場 におかれています 景 気 の 停 滞 が 長 引 いたり 一 部 の 企 業 では 年 功 序 列 制 を 維 持 するこ とがむずかしくなっています その 結 果 年 数 を 限 って 雇 用 する 任 期 制 や バートタイムや 派 遣 労 働 者 の 増 強 外 部 委 託 が 増 え て い ま す 即 戦 力 に な る 経 験 者 や 技 術 者 へ の 期 待 が 高 いことも 最 近 の 特 徴 です

男 女 平 等 女 性 が 差 別 されてきたという 事 実 を 正 しく 伝 え 男 女 平 等 な 社 会 について 考 えることが 大 切 です 家 族 についてはその 役 割 をこと さらに 強 調 するのではなく 個 人 を 尊 重 したうえで 社 会 集 団 の 一 つとしてとらえることが 大 切 です エネルギー 問 題 エネルギー 問 題 については 原 発 事 故 の 事 実 をふまえ 子 どもた ちが 再 生 可 能 エネルギーなど 将 来 のエネルギーについて 主 体 的 に 考 え 判 断 するための 視 点 を 示 すことが 大 切 です そうした 観 点 から 教 科 書 をみてみると そうした 観 点 から 教 科 書 をみてみると 男 女 平 等 をめざしての 項 目 では 東 京 書 籍 女 性 は 家 事 育 児? 男 性 は 仕 事? 女 性 は 仕 事 や 職 場 に お い て 採 用 や 昇 進 な ど で 男 性 よ り も 不 利 に あ つ か わ れ が ち です その 背 景 には 男 性 は 仕 事 女 性 は 家 事 と 育 児 という 固 定 した 性 的 役 割 分 担 の 考 えが 残 っていることがあげられ 女 性 の 社 会 進 出 をおくらせる 原 因 になって います 男 女 共 同 参 画 の 必 要 性 は 強 く 意 識 され すすめるための 条 例 や 制 度 を 整 備 して い ま す 一 方 で こ れ ら の 条 例 に 対 し て 性 差 と 男 女 差 別 を 混 同 し 男 ら し さ 女 ら し さ や の 伝 統 的 な 価 値 観 まで 否 定 している 女 性 の 社 会 進 出 を 強 調 するあまり と にかく 働 くべきだという 考 えをおしつけ 子 育 てなどで 社 会 貢 献 している 専 業 主 婦 の 役 割 を 軽 視 している という 声 も 上 がっています 清 水 書 院 原 子 力 発 電 はなくては だめ? 原 発 事 故 の 写 真 を 掲 載 し 詳 細 に 事 故 の 影 響 を 記 載 東 大 震 災 にともなう 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 事 故 では 大 量 の 放 射 性 物 質 が 放 出 さ れ た 拡 散 し た 放 射 性 物 質 は 東 を 中 心 に 全 国 に 及 ん だ だ け で な く そしていまなお 事 故 の 収 束 の 見 通 しすらたっていないのだ / 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 事 故 は 私 たちの 未 来 に 多 くの 課 題 を 突 き 付 けている どう 生 きるのか ど んな 未 来 をよびよせるのか それは 私 たちの 選 択 にかかっている 家 族 については 人 間 が 最 初 に 所 属 する 社 会 集 団 である 家 族 は 本 来 いつくしみと 思 いやりにみちた 最 小 の 社 会 集 団 で す 核 家 族 が 増 え 高 齢 社 会 を む か え た 今 日 で は 地 域 の 人 々 が 互 いに 助 け 合 うことが 生 活 をより 豊 かなものにしていきます 国 憲 法 は 家 族 生 活 の 根 本 として 個 人 の 尊 厳 と 両 性 の 本 質 的 平 等 を 定 めています 家 族 生 活 を 互 いに 協 力 して 維 持 していくことは 男 女 がともに 社 会 のあらゆる 分 野 に 参 画 していく 社 会 の 基 礎 になります 原 子 力 発 電 は 放 射 能 をあつかうことについて 大 きな 不 安 がある 一 方 地 球 温 暖 化 の 原 因 となる 二 酸 化 炭 素 をほとんど 出 さず 原 料 となるウランを 繰 り 返 し 利 用 するこ とで 大 きなエネルギーを 安 定 的 に 得 られる 利 点 も 指 摘 されています ( 中 略 )これか らも エネルギーの 一 部 は 原 子 力 発 電 所 に 頼 らざるをえないかもしれません しか し 今 回 の 大 津 波 の 被 害 の 教 訓 を 生 かし 海 岸 沿 いの 低 地 の 大 型 原 子 力 発 電 所 に 頼 るのではなく 原 子 力 発 電 所 の 小 型 化 や 地 下 設 置 も 含 めて 大 幅 な 見 直 しが 必 要 です 家 族 は 愛 情 と 信 頼 で 結 ばれた もっとも 身 近 な 共 同 体 で 社 会 の 基 礎 となる 単 位 です やがて 私 たちは 新 しい 家 族 をつくり 今 度 は 私 たちを 育 ててくれた 年 老 いた 親 を 支 え 介 護 することも 大 切 な 役 割 になります しかし 近 年 では 結 婚 をしなかったり 離 婚 による 単 身 者 も 増 え こうした 単 身 者 からなる 単 独 世 帯 が 増 加 しています 何 でも 家 族 の 責 任? 人 類 のエネルギー 問 題 を 根 本 的 に 解 決 するには 人 口 の 太 陽 をつくりだす 核 融 合 発 電 の 実 用 化 を 待 たねばなりません 10 11