東京港の交通混雑対策について 質疑

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(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す


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資 料 -6 平 成 20 年 度 第 2 回 北 陸 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 後 評 価 説 明 資 料 平 成 20 年 11 月 北 陸 地 方 整 備 局 -0-

2 生 活 安 全 部 地 域 課 鉄 道 警 察 隊 長 ( 以 下 隊 長 という )は 被 害 相 談 所 の 名 称 を 記 載 した 表 示 板 を 庁 舎 入 口 付 近 に 掲 出 するものとする 3 隊 長 は 臨 時 の 被 害 相 談 所 を 設 置 するときは 当 該 相 談

も た ら そ う と す る 効 標 標 名 標 設 定 考 え 方 単 位 4 年 度 実 績 5 年 度 見 込 6 年 度 計 画 7 年 度 計 画 8 年 度 計 画 法 規 定 に 基 づく 選 挙 事 務 ため 標 というような は 困 難 である 事 業 実 施 妥 当 性 活 動

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1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合

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1. 東 京 港 の 交 通 混 雑 対 策 について まず 東 京 港 の 交 通 混 雑 対 策 について 伺 う 東 京 港 は 首 都 圏 4000 万 人 の 生 活 を 支 える 重 要 な 機 能 を 担 っ ており 日 々 絶 えることなく 食 品 や 衣 類 など 生 活 必 需 品 の 詰 まっ た 多 くのコンテナが 運 び 出 されている 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック 競 技 大 会 開 催 にあ たっては 競 技 施 設 の 多 くが この 東 京 港 のある 臨 海 部 に 整 備 され ることとなるが 大 会 の 準 備 開 催 と 物 流 機 能 とを 調 和 させてい くことが 重 要 な 課 題 であり 様 々な 工 夫 が 必 要 である このことに ついて 我 が 党 は 本 定 例 会 の 代 表 質 問 において 訴 えたところであ る 今 後 大 会 の 開 催 が 近 づくにつれ 具 体 的 な 調 整 が 進 んでいくこ とと 思 うが その 前 提 として 東 京 港 における ふ 頭 周 辺 の 交 通 混 雑 対 策 を 徹 底 しておくことが 不 可 欠 である 私 の 地 元 である 大 井 コンテナふ 頭 周 辺 では 依 然 として 貨 物 の 受 け 渡 しを 待 つ 大 型 のコンテナ 車 が 長 い 列 を 作 っている 状 況 を 目 にするが この 問 題 は 一 刻 も 早 い 解 決 が 必 要 である さて この1 月 都 は 交 通 混 雑 対 策 の 一 環 として 新 たな 放 置 車 両 対 策 の 実 施 を 発 表 した これは コンテナ 車 の 台 車 部 分 の 放 置 いわゆる 台 切 りシャーシーについて 本 腰 を 入 れて 取 り 締 まってい こうというものである 確 かに この 台 切 りシャーシーの 放 置 は 目 に 余 る 車 線 を 一 本 完 全 につぶし 他 の 車 の 通 行 を 著 しく 妨 げている 状 態 が 見 られ ま た この 台 切 りシャーシーが 原 因 で 死 亡 事 故 が 発 生 した 例 もある 今 回 は この 放 置 車 両 対 策 が 東 京 港 の 交 通 混 雑 解 消 に 向 け 実 効 性 のあるものとなることを 願 い 概 要 や 課 題 などについて いく つか 質 問 したい Q1 まず そもそもなぜ このような 台 切 りシャーシーの 違 法 駐 1

車 が 発 生 するのか 伺 う A1( 港 湾 経 営 部 長 答 弁 ) 陸 上 運 送 事 業 者 は 20フィート 40フィートの 二 種 類 のコ ンテナに 対 応 するため 一 台 のトラクターヘッドに 対 し 最 低 でも 二 台 のシャーシーを 所 有 しているケースが 多 い 特 に 遠 方 から 来 る 事 業 者 の 中 には 作 業 を 効 率 化 させるため 前 もって 所 有 するシャーシーを 全 て 東 京 港 周 辺 に 持 ってきて おき 一 つのシャーシーで 荷 を 引 き 取 る 間 他 のシャーシーを コンテナターミナル 周 辺 に 放 置 する 者 もいると 聞 いている 東 京 港 では シャーシーのための 駐 車 場 として 時 間 貸 しシャ ーシープールを 供 用 しているが これまでの 規 制 は 法 的 な 強 制 力 が 完 全 に 働 かなかったため 路 上 の 台 切 りシャーシーを 解 消 するには 至 っていないという 状 況 である 事 業 者 が 二 台 のシャーシーを 所 有 していて その 一 台 を 放 置 す るドライバーもいる Q2 強 制 力 が 完 全 に 働 かなかったとのことだが これまではどの ような 取 組 を 行 っていたのか また 今 後 はどのような 点 が 違 うのか 伺 う A2( 港 湾 経 営 部 長 答 弁 ) コンテナふ 頭 周 辺 の 台 切 りシャーシーの 解 消 に 向 けては これ まで 港 湾 関 係 者 の 協 力 も 得 ながら 定 期 的 な 見 回 りを 行 い 貼 り 紙 などによる 警 告 や 指 導 を 行 ってきた しかし コンテナふ 頭 周 辺 には いわゆる ふ 頭 内 通 路 とい う 外 見 上 は 通 常 の 道 路 と 変 わらないものの 法 令 上 の 道 路 に 該 当 しない 部 分 も 存 在 し そのような 場 所 には 道 路 交 通 法 上 の 駐 車 禁 止 が 適 用 されないため 実 効 力 のある 指 導 を 行 うことが 2

難 しかった 今 回 始 めるスキームは 港 湾 法 の 規 定 に 基 づき コンテナふ 頭 周 辺 の 一 定 のエリアを 一 括 して 放 置 等 禁 止 区 域 に 定 め そ のエリアへの 放 置 を 禁 止 する 放 置 等 禁 止 物 件 に 台 切 りシ ャーシーを 指 定 した 法 律 上 は この 放 置 を 行 った 場 合 罰 則 として 一 年 以 下 の 懲 役 または50 万 円 以 下 の 罰 金 が 定 められているため 今 後 は 強 制 力 を 持 った 取 締 が 可 能 となる 法 律 の 裏 付 け 罰 則 の 可 能 性 という 実 効 力 を 伴 うことは 必 要 な 措 置 であり 放 置 駐 車 の 抑 止 効 果 が 期 待 できると 考 えられる ただ 規 制 の 枠 組 みを 作 っただけで そのまま 何 もしなければ 絵 に 描 いた 餅 になってしまい 結 局 は 前 と 同 じになってしまう Q3 この 枠 組 みのもと 真 に 実 効 性 のある 取 締 を 実 施 していくこ とが 不 可 欠 と 考 えるが 具 体 的 にはどのように 進 めていくのか 伺 う A3( 港 湾 経 営 部 長 答 弁 ) 新 たな 規 制 の 枠 組 みを 実 効 性 あるものにしていくため 港 湾 局 における 巡 回 体 制 や 警 察 との 連 携 を 強 化 していく 職 員 がコンテナふ 頭 周 辺 を 巡 回 する 中 で 台 切 りシャーシーの 放 置 駐 車 を 発 見 した 場 合 警 告 フラッグという87センチ 50センチの 標 識 を シャーシーの 側 面 にワイヤーで 固 定 し 港 湾 局 が 指 定 する 場 所 への 出 頭 を 促 す 港 湾 局 は 放 置 駐 車 を 行 った 事 業 者 が 出 頭 し 今 後 同 様 の 行 為 を 行 わない 旨 の 誓 約 書 を 提 出 した 場 合 標 識 を 取 り 外 す 何 度 も 同 様 の 行 為 を 繰 り 返 す 悪 質 な 事 業 者 やドライバーについ ては 都 として 告 発 を 行 うこととなり その 後 は 警 察 の 捜 査 や 司 法 手 続 きを 経 て 罰 則 の 適 用 に 至 ることを 想 定 している 3

ここまでやるのは 初 めてであるので かなり 厳 しい 取 り 組 みであ り 取 り 締 まりとなるが 台 切 りシャーシーの 解 消 につながるかど うか 期 待 を 持 って 見 守 りたい 一 方 新 たな 規 制 を 始 めたとしても これまで 放 置 されていた 台 切 りシャーシーが 他 に 移 動 するだけでは 意 味 がなく 十 分 な 受 け 皿 を 確 保 することが 必 要 であると 考 える また 規 制 開 始 までの 間 の 普 及 啓 発 活 動 も 欠 かすことはできない 十 分 に 周 知 する 必 要 があるということです Q4 新 たな 取 組 がきちんと 機 能 するものとなるよう 十 分 な 準 備 事 業 者 やドライバーへの 周 知 徹 底 が 必 要 と 思 われるが 具 体 的 にどのような 対 策 を 考 えているか 伺 う A4( 港 湾 経 営 部 長 答 弁 ) 新 たな 規 制 である 放 置 等 禁 止 区 域 放 置 等 禁 止 物 件 の 効 力 発 生 は 平 成 27 年 3 月 20 日 である それまでの 間 に 受 け 皿 施 設 として 現 在 大 井 地 区 において 供 用 中 の 時 間 貸 しシャーシープールを 東 京 港 内 の 全 ての 台 切 り シャーシーを 収 容 可 能 となるよう 約 180 台 に 対 応 できる 規 模 に 拡 充 する また 陸 上 運 送 事 業 者 に 対 しては コンテナターミナルのゲー トにおいてチラシを 配 布 するとともに 対 象 となる 道 路 に 横 断 幕 を 設 置 して 禁 止 区 域 である 旨 を 表 示 するなど 周 知 を 徹 底 し ていく 取 締 の 強 化 だけでなく 時 間 貸 しシャーシープールを 増 設 する 増 設 後 の 駐 車 台 数 は180 台 営 業 時 間 は 年 中 無 休 ということだが 受 け 皿 施 設 の 拡 充 など 事 業 者 の 利 便 性 向 上 にも 同 時 に 取 り 組 んで いくという 視 点 は 重 要 である 4

施 行 まであとわずかであるが よいスタートを 切 り これが 確 実 に 台 切 りシャーシーの 解 消 につながっていくことを 期 待 する しかし 東 京 港 の 交 通 混 雑 対 策 はもちろん これだけではない 非 常 に 根 の 深 い 構 造 的 な 問 題 である 東 京 港 の 交 通 混 雑 の 解 消 に 向 け ありとあらゆる 角 度 から 確 実 に 取 り 組 んでいただきたい 大 井 地 区 については 城 南 島 との 間 の 埋 立 てによるコンテナ 関 連 用 地 の 確 保 大 井 コンテナふ 頭 への 待 機 列 を 吸 収 するための 車 両 待 機 場 の 整 備 など 重 要 なプロジェクトがまだまだ 控 えている これ らも 確 実 に 進 めていただきたい Q5 最 後 に 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック 競 技 大 会 開 催 を 見 据 え 今 後 の 東 京 港 における 交 通 混 雑 対 策 につい ての 展 望 を 伺 う A5( 港 湾 局 長 答 弁 ) 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック 競 技 大 会 の 成 功 と 物 流 機 能 との 調 和 は 今 後 の 大 きな 課 題 であり 関 係 機 関 等 と の 様 々な 調 整 を 行 い 工 夫 を 重 ねていく 所 存 であるが ご 指 摘 のとおり ふ 頭 周 辺 の 交 通 混 雑 の 解 消 に 向 けた 取 組 の 徹 底 が 大 前 提 であると 認 識 している 交 通 混 雑 の 解 消 にあたっては まず 東 京 港 の 抜 本 的 な 機 能 強 化 に 向 け 中 央 防 波 堤 外 側 の 新 コンテナターミナルの 整 備 を 着 実 に 進 めるとともに 臨 港 道 路 南 北 線 の 整 備 など 道 路 交 通 ネッ トワークの 拡 充 を 図 っていく また これに 併 せた 短 期 的 な 取 組 として この 度 開 始 する 台 切 りシャーシー 対 策 を 確 実 に 実 効 性 のあるものとしていくとと もに 大 井 城 南 島 間 の 埋 立 によるコンテナ 関 連 用 地 の 確 保 大 井 車 両 待 機 場 の 整 備 などもスケジュールに 沿 って 着 実 に 進 めていく 東 京 港 が 東 日 本 の 生 活 と 産 業 を 支 える 我 が 国 のメインポート 5

として 荷 主 や 船 会 社 など 利 用 者 のニーズに 的 確 に 応 えるとと もに 東 京 オリンピック パラリンピックとの 調 和 はもとより その 成 功 をしっかりと 支 えていけるよう 都 は 責 任 を 持 って きめ 細 かい 効 果 的 な 港 湾 経 営 を 行 っていく 東 京 港 の 交 通 混 雑 は 古 くて 新 しい 課 題 である そこには 東 京 港 の 発 展 の 経 緯 に 加 え 地 域 特 有 の 事 情 も 複 雑 に 絡 み 合 っており 今 後 は 東 京 オリンピック パラリンピック 開 催 を 見 据 えた 視 点 も 必 要 になってくる そのため 交 通 混 雑 対 策 には 大 局 的 な 視 点 とともに 地 域 の 特 性 や 現 状 を 正 確 に 把 握 するきめ 細 かい 視 点 そして 東 京 港 におけ る 港 湾 関 係 者 との 強 力 な 信 頼 関 係 が 不 可 欠 である 港 湾 管 理 者 だからこそ きめ 細 かい 対 応 ができる 東 京 都 が 責 任 を 持 って 港 湾 経 営 に 臨 んでいく という 都 の 主 張 は そうした 意 味 で 非 常 に 重 要 なものであると 認 識 している 東 京 港 の 機 能 強 化 そして 交 通 混 雑 対 策 など セットで 実 行 して いくべき 課 題 であり 今 後 その 真 価 が 問 われるときである 期 待 を 持 って 見 守 っていきたいので ひき 続 きしっかりと 取 り 組 んでい くよう 要 望 します 6