戦略的リピーター創造事業報告書

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Ⅰ 平成14年度の状況

市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

Microsoft Word - 国民年金の加入納付状況H25

1.3. 距 離 による 比 較 距 離 による 比 較 を 行 う ( 基 本 的 に 要 求 される 能 力 が 違 うと 思 われるトラック 別 に 集 計 を 行 った ) 表 -3 に 距 離 別 の 比 較 を 示 す 表 -3 距 離 別 比 較

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表紙

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

電力自由化に関する認知度6割超えるも意向低く 既存電力会社のWeb施策、節電意識高める

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

12 大 都 市 の 人 口 と 従 業 者 数 12 大 都 市 は 全 国 の 人 口 の 約 2 割 従 業 者 数 の 約 3 割 を 占 める 12 大 都 市 の 事 業 所 数 従 業 者 数 及 び 人 口 は 表 1 のとおりです これらの 12 大 都 市 を 合 わせると 全


(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

(3) 仕 事 ( 結 果 の 概 要 12~ ページ 参 照 ) 有 業 者 の 仕 事 間 は 男 女 共 に 平 成 13 年 まで 減 少 が 続 き,18 年 で 増 加 したが,23 年 で 再 び 減 少 平 成 23 年 の 有 業 者 の 仕 事 間 は 男 性 が6 間 56,

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

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別紙3

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

○00表紙

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(2) 宿 泊 施 設 の 現 状 1 回 答 状 況 及 び 集 計 方 法 今 回 の 調 査 対 象 とした 174( 平 成 23 年 度 新 規 開 業 した 1 施 設 を 含 む) 施 設 のうち 調 査 で 廃 休 業 などが 判 明 した 4 施 設 を 除 く 170 施 設 を

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.


大 阪 福 岡 鹿 児 島 前 頁 からの 続 き 35

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

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130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

2020年の住宅市場 ~人口・世帯数減少のインパクト~

3 圏 域 では 県 北 沿 岸 で2の 傾 向 を 強 く 見 てとることができます 4 近 年 は 分 配 及 び 人 口 が 減 少 している 市 町 村 が 多 くなっているため 所 得 の 増 加 要 因 を 考 える 場 合 は 人 口 減 少 による 影 響 についても 考 慮 する

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

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(%) (n=403) 図 4.1 横 浜 市 民 による J リーグに 対 する 関 心 (2011 年 ) 注 : 複 数 回 答 による 総 回 答 数 は 403 である 2) 性 別

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概 要 近 年 研 究 者 としてのキャリアの 入 り 口 として 広 く 認 識 されつつあるポストドクターは 任 期 付 の 職 位 である 本 稿 ではポストドクターから 任 期 のない 正 規 の 雇 用 ( 正 規 職 )への 移 行 状 況 及 び 移 行 パターンを 文 部 科 学 省


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01.活性化計画(上大久保)

試 験 概 略 試 験 目 的 同 同 一 一 規 規 格 格 の の 電 電 熱 熱 線 線 式 式 ヒーティングユニットを2 台 台 並 並 べ べ 片 片 方 方 のユニットに 遠 遠 赤 赤 外 外 線 線 放 放 射 射 材 材 料 料 である アルミ 合 金 エキスパンションメタルを 組

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

小山市保育所整備計画

年 3 月 期 1 都 3 県 賃 貸 住 宅 指 標 東 京 都 全 域 23 区 市 部 2015 年 5 月 28 日 発 行 空 室 率 TVI(ポイント) 募 集 期 間 (ヶ 月 )

目 次 初 任 給 賃 上 げ 別 平 均 賃 金 退 職 金 役 員 報 酬 諸 手 当 の 実 態 年 の 初 任 給 賃 上 げはどうなるか 1 (1) 2015 年 賃 上 げ( 定 昇 含 む) 平 均 額 予 定 1 (2) 2015 年 初 任 給 平 均 額 ( 予 定

ニュースリリース


(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4

1 口 速 報 集 計 について 県 において 国 に 提 出 した 調 査 書 をもとに 速 報 値 として 集 計 したものである したがって 国 における 審 査 の 結 果 次 第 では 国 がこの2 月 に 公 表 する 予 定 の 口 速 報 集 計 値 と 一 致 しないことがある ま

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4 その 他 のイベント 大 阪 国 際 女 子 マラソン( 淀 屋 橋 交 差 点 ~ 新 橋 交 差 点 間 を 往 復 ) 1982 年 ( 第 1 回 大 会 )より 大 阪 女 子 マラソンとして 開 催 され 1985 年 大 会 から 大 阪 国 際 女 子 マラソンとして 毎 年 1

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

住宅購入に関する消費者意識調査

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

年 8 月 期 1 都 3 県 賃 貸 住 宅 指 標 東 京 都 空 室 率 TVIは 東 京 都 が 前 月 比 0.07 前 年 同 月 比 0.35 東 京 23 区 が 前 月 比 0.07 前 年 同 月 比 0.20 東 京 市 部 が 前 月 比 0.06 前 年 同

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

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「東武東上線 vs 西武池袋線」

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

2. 住 宅 の 建 て 方 構 造 中 野 区 と 23 区 の 住 宅 の 建 て 方 構 造 階 級 別 の 住 宅 割 合 ( 平 成 15 年 住 宅 土 地 統 計 調 査 ) 中 野 区 中 野 区 23 区 平 均 23 区 平 均 木 造 防 火 木 造 非 木 造 木 造 防 火

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個人住民税徴収対策会議

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

aaaH26年度 医療費の動向_プレスリリース

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

第 1 章 犯 罪 被 害 の 実 情 と 暗 数 1. 犯 罪 被 害 の 経 験 自 分 や 同 居 の 家 族 の 中 で この 1 年 間 ( 平 成 15 年 10 月 1 日 から 平 成 16 年 9 月 30 日 まで)に 犯 罪 の 被 害 にあったことがあるかを 尋 ねたところ

目 次 第 1 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 1. 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 2. 施 行 者 の 名 称 1 第 2 施 行 地 区 1 1. 施 行 地 区 の 位 置 1 2. 施 行 地 区 位 置 図 1 3. 施 行 地 区 の 区 域 1 4

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2

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市況トレンド

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです 3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給

Microsoft Word - H28第2回瀬戸内海シラス予報(確定版)

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VI. 沖 縄 県 を 訪 れている 観 光 客 の 実 態 調 査 183

1. 沖 縄 県 を 訪 れている 観 光 客 の 実 態 調 査 の 概 要 1-1. 本 調 査 の 目 的 現 在 沖 縄 を 訪 れる 観 光 客 のリピート 率 は 約 8%となっており 沖 縄 観 光 はリピーター 層 に 支 えられている 状 況 にある リピーター 層 の 安 定 的 な 確 保 のためには リピート 客 の 傾 向 やニー ズ 等 の 把 握 が 必 要 である 本 調 査 では 沖 縄 を 訪 れる 観 光 客 に 対 し いつ どこに どの 程 度 の 人 数 がいるかという 点 に 着 目 し 携 帯 電 話 の 仕 組 みを 利 用 した 人 口 統 計 であるモバイル 空 間 統 計 と 携 帯 電 話 や PC によるアンケート(プレミアパネル)を 使 った 調 査 分 析 により その 傾 向 を 明 らかにする 1-2. 調 査 方 法 (1) モバイル 空 間 統 計 本 調 査 では 客 観 的 かつ 詳 細 な 調 査 を 行 うため 株 式 会 社 NTT ドコモが 研 究 を 進 めている モ バイル 空 間 統 計 を 用 いて 分 析 を 行 った モバイル 空 間 統 計 は 携 帯 電 話 ネットワークの 仕 組 みを 利 用 して 作 成 される 人 口 の 統 計 情 報 で ある モバイル 空 間 統 計 により エリアごとの 人 口 の 分 布 性 別 年 代 居 住 エリアごとの 人 口 の 構 成 などを 知 ることが 可 能 である 図 表 VI-1-1 モバイル 空 間 統 計 の 概 要 184

モバイル 空 間 統 計 は 携 帯 電 話 ネットワークの 運 用 データを 活 用 し ある 時 ある 場 所 の 現 在 人 口 を 推 計 した 統 計 情 報 である 人 口 の 時 間 単 位 の 変 化 に 加 え 性 別 年 齢 層 別 の 人 口 や 居 住 エ リア 別 など 属 性 毎 の 人 口 構 成 も 把 握 できる そのため 現 在 人 口 を 月 毎 曜 日 毎 時 間 毎 性 別 年 齢 毎 居 住 エリア 毎 に 継 続 して 推 計 でき 時 間 や 地 域 による 推 移 や 変 化 を 調 べられる 本 調 査 ではこのモバイル 空 間 統 計 を 用 いて 沖 縄 を 訪 れている 観 光 客 数 の 実 態 について 以 下 の 4 つの 調 査 を 行 った 1 沖 縄 県 への 観 光 客 数 の 調 査 分 析 調 査 の 目 的 沖 縄 県 への 県 外 観 光 客 がどの 都 道 府 県 からどの 程 度 来 ているのか また 性 別 年 齢 層 による 構 成 を 明 らかにし その 観 光 客 数 が 月 別 平 別 によってどのように 変 化 するかを 俯 瞰 的 に 調 査 する 図 表 VI-1-2 沖 縄 県 全 域 観 光 客 数 調 査 概 要 調 査 項 目 調 査 時 期 調 査 対 象 1 月 1 月 の 沖 縄 県 全 域 における 県 外 観 光 客 数 平 成 24 年 1 月 および 平 成 25 年 1 月 平 成 24 年 1 月 および 平 成 25 年 1 月 の 水 曜 日 ( ) 土 曜 日 ( )に 沖 縄 県 にいた 県 外 観 光 客 数 調 査 方 法 モバイル 空 間 統 計 2 広 域 圏 観 光 客 数 の 調 査 分 析 調 査 の 目 的 沖 縄 県 を 12 の 広 域 圏 に 分 割 し 各 広 域 圏 への 県 外 観 光 客 がどの 居 住 エリアからどの 程 度 来 てい るのか また 性 別 年 齢 層 による 構 成 を 明 らかにし その 観 光 客 数 が 月 別 平 別 によってど のように 変 化 するかを 詳 細 に 調 査 する 図 表 VI-1-3 広 域 圏 観 光 客 数 調 査 概 要 調 査 項 目 調 査 時 期 調 査 対 象 1 月 1 月 の 広 域 圏 における 県 外 観 光 客 数 平 成 24 年 1 月 および 平 成 25 年 1 月 平 成 24 年 1 月 および 平 成 25 年 1 月 の 水 曜 日 ( ) 土 曜 日 ( )に 広 域 圏 にいた 県 外 観 光 客 数 調 査 方 法 モバイル 空 間 統 計 3 市 町 村 圏 観 光 客 数 の 調 査 分 析 調 査 の 目 的 沖 縄 県 の 市 町 村 ごとの 県 外 観 光 客 数 の 時 間 推 移 を 調 査 することにより 観 光 の 観 点 による 各 市 185

町 村 の 特 性 を 明 らかにする 図 表 VI-1-4 沖 縄 県 市 町 村 観 光 客 数 調 査 概 要 調 査 項 目 調 査 時 期 調 査 対 象 1 月 1 月 の 市 町 村 における 県 外 観 光 客 数 平 成 24 年 1 月 および 平 成 25 年 1 月 平 成 24 年 1 月 および 平 成 25 年 1 月 の 水 曜 日 ( ) 土 曜 日 ( )に 各 市 町 村 にいた 県 外 観 光 客 数 調 査 方 法 モバイル 空 間 統 計 4 イベント 来 場 者 数 の 調 査 分 析 調 査 の 目 的 沖 縄 県 で 行 われるイベントの 来 場 者 を 調 査 し どの 地 域 からどの 程 度 来 ているのか また 性 別 年 齢 層 による 構 成 を 明 らかにし 時 間 帯 による 来 場 者 数 の 推 移 を 分 析 する 図 表 VI-1-5 イベント 来 場 者 調 査 概 要 調 査 項 目 調 査 時 期 イベントへの 来 場 者 数 等 1 平 成 24 年 1 月 6~7 日 2 平 成 25 年 2 月 9~11 日 調 査 対 象 1 世 界 エイサー 大 会 への 来 場 者 2プロ 野 球 キャンプへの 来 場 者 調 査 方 法 モバイル 空 間 統 計 (2) アンケート 調 査 携 帯 電 話 ( 及 び PC)を 使 ってオンラインアンケート 調 査 を 実 施 した 使 用 したアンケート 調 査 サービス プレミアパネル ( 株 式 会 社 NTT ドコモ) プレミアパネル の 詳 細 は 下 記 URL 参 照 http://www.docomo.biz/html/service/premierepanel/ 1 プレミアパネル 観 光 客 調 査 調 査 の 目 的 過 去 1 年 間 に 沖 縄 県 を 訪 れた 観 光 客 に 対 し 来 沖 回 数 や 宿 泊 日 数 訪 問 先 等 を 調 査 する 図 表 VI-1-6 プレミアパネル 観 光 客 調 査 アンケート 構 成 調 査 項 目 調 査 時 期 調 査 対 象 沖 縄 旅 行 の 回 数 目 的 地 等 平 成 25 年 1 月 11 日 ~ 平 成 25 年 1 月 12 日 平 成 24 年 に 来 沖 した 県 外 居 住 者 186

調 査 方 法 プレミアパネル 有 効 回 収 数 4,249 2 プレミアパネルイベント 調 査 調 査 の 目 的 平 成 24 年 1 月 に 開 催 された 世 界 エイサー 大 会 を 訪 れた 大 会 会 場 近 隣 居 住 者 の 人 数 や 滞 在 時 間 満 足 度 等 を 調 査 する 図 表 VI-1-7 世 界 エイサー 大 会 アンケート 構 成 調 査 項 目 調 査 時 期 調 査 対 象 調 査 方 法 世 界 エイサー 大 会 会 場 近 隣 居 住 者 数 と 来 場 者 の 傾 向 等 平 成 24 年 11 月 2 日 ~ 平 成 24 年 11 月 11 日 那 覇 市 居 住 者 プレミアパネル 有 効 回 収 数 1,4 187

2. 観 光 客 数 調 査 これまで 沖 縄 県 への 観 光 客 数 に 関 して 飛 行 機 などの 乗 客 者 数 やアンケート 調 査 を 利 用 して 調 査 してきた 既 存 の 調 査 に 加 え モバイル 空 間 統 計 やプレミアパネルを 利 用 した 調 査 を 実 施 するこ とにより と の 違 いや 広 域 圏 や 市 町 村 間 の 比 較 を 様 々な 角 度 から 行 い これまで 把 握 できなかった 観 光 客 の 実 態 を 新 たに 調 査 する 本 調 査 では 年 齢 性 別 居 住 エリア 別 の 観 光 客 数 やその 時 間 による 増 減 を 調 査 し 月 別 や 平 別 に 比 較 することで 各 地 域 の 特 徴 を 明 らかにする 2-1. 沖 縄 県 全 域 (1) 性 別 年 齢 層 別 県 外 観 光 客 数 について 図 表 VI-2-1に 1 月 の および 図 表 VI-2-2に 1 月 の 沖 縄 県 に 滞 在 している 県 外 観 光 客 の 性 別 年 齢 層 別 分 布 を 示 す 図 表 の 観 光 客 数 は 各 月 の ( 水 曜 日 ) ( 土 曜 日 )の 13 時 時 点 の 平 均 人 数 である 図 表 VI-2-1 沖 縄 県 全 域 観 光 客 性 別 年 齢 層 別 分 布 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 5, 1, 7 代 6 代 5 代 4 代 3 代 2 代 15-19 歳 図 表 VI-2-2 沖 縄 県 全 域 観 光 客 性 別 年 齢 層 別 分 布 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 5, 1, 7 代 6 代 5 代 4 代 3 代 2 代 15-19 歳 1, 5, 1, 5, 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 1 1 月 調 査 結 果 15~19 歳 から 3 代 の 観 光 客 が 多 い 15~19 歳 を 除 いて 男 性 は 3 代 が 女 性 は 2 代 が 最 も 多 く の 方 が より 多 い 15~19 歳 は に 比 べて が 著 しく 多 いが 修 学 旅 行 の 影 響 と 推 測 される 年 齢 が 上 がるに 従 って 観 光 客 は 少 なくなる 2 1 月 調 査 結 果 1 月 に 比 べて 15~19 歳 の 観 光 客 は 大 きく 減 少 している 年 齢 層 の 中 では 2 代 3 代 が 多 い が 1 月 に 比 べると 6 代 が 増 加 している 平 の 差 が 1 月 に 比 べて 小 さいのも 特 徴 である 188

(2) 居 住 エリア 別 県 外 観 光 客 数 について 図 表 VI-2-3に 1 月 の 図 表 VI-2-4に 1 月 の 沖 縄 県 に 滞 在 している 県 外 観 光 客 の 居 住 エリア 別 分 布 を 示 す 図 表 の 観 光 客 数 は 各 月 の ( 水 曜 日 ) ( 土 曜 日 )の 13 時 時 点 の 平 均 人 数 である なお 関 東 地 方 からの 観 光 客 が 特 に 多 い 傾 向 であるため 関 東 地 方 は 下 記 のよ うに 3 種 類 に 分 割 した 北 関 東 : 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 東 京 都 : 東 京 都 南 関 東 : 千 葉 県 神 奈 川 県 図 表 VI-2-3 沖 縄 県 全 域 観 光 客 居 住 エリア 別 分 布 (1 月 ) 図 表 VI-2-4 沖 縄 県 全 域 観 光 客 居 住 エリア 別 分 布 (1 月 ) 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 1 1 月 調 査 結 果 は 南 関 東 中 近 畿 地 方 の 順 であるのに 対 し は 南 関 東 近 畿 地 方 東 京 都 の 順 となり 平 の 居 住 エリアによる 観 光 客 数 の 差 が 大 きい 修 学 旅 行 の 影 響 が 大 きいものと 思 わ れる 西 日 本 では 概 して の 観 光 客 が 多 い 2 1 月 調 査 結 果 1 月 は 平 の 差 異 が 顕 著 であるのに 対 し 1 月 は 小 さくなっている 全 体 では 1 月 に 比 べ て 観 光 客 が 減 っているが 北 道 東 北 地 方 と 東 京 都 は 増 加 している 189

2-2. 広 域 圏 (1) 広 域 圏 について 平 成 23 年 度 沖 縄 県 観 光 統 計 実 態 調 査 に 従 って 沖 縄 県 を 下 記 の 12 の 広 域 圏 に 分 割 し 調 査 分 析 を 行 った 1. やんばる 7. 那 覇 市 2. 本 半 8. 南 3. 北 西 9. 久 米 4. 北 東 1. 久 米 以 外 の 沖 縄 本 の 周 辺 離 5. 中 西 11. 宮 古 及 び 周 辺 離 6. 中 東 12. 石 垣 及 び 周 辺 離 図 表 VI-2-5 沖 縄 県 12 広 域 圏 図 表 VI-2-6は モバイル 空 間 統 計 で 推 計 した 広 域 圏 各 エリアの 昼 間 ( 午 後 1 時 )の 観 光 客 数 である エリア 別 には 那 覇 市 が 最 も 多 く 中 西 南 石 垣 北 西 中 東 本 半 宮 古 の 順 で 多 い 深 夜 早 朝 帯 ( 午 前 4 時 )の 観 光 客 数 を 示 した 結 果 が 図 表 VI -2-7である 昼 間 とほぼ 同 等 の 傾 向 を 示 しているが 本 半 エリアと 南 エリアで 深 夜 早 朝 帯 の 観 光 客 が 大 きく 減 少 している 19

図 表 VI-2-6 モバイル 空 間 統 計 ( 午 後 1 時 ) 25 2 人 数 ( 人 ) 15 1 5 や ん ば る 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 久 米 沖 縄 本 周 辺 離 宮 古 石 垣 1 月 1 月 図 表 VI-2-7 モバイル 空 間 統 計 ( 午 前 4 時 ) 25 2 人 数 ( 人 ) 15 1 5 や ん ば る 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 久 米 沖 縄 本 周 辺 離 宮 古 石 垣 1 月 1 月 図 表 VI-2-8 図 表 VI-2-9は それぞれプレミアパネルで 調 査 した 広 域 圏 各 エリア の 訪 問 者 数 と 宿 泊 者 数 である モバイル 空 間 統 計 は ある 1 時 間 の 平 均 人 数 を 示 しているのに 対 し アンケート 調 査 はその 旅 行 中 に 1 回 でも 訪 問 すれば 集 計 される そのため 滞 在 時 間 が 短 いエリアは モバイル 空 間 統 計 に 比 べ アンケートの 調 査 結 果 の 値 が 大 きくなる 傾 向 がある アンケートで 那 覇 市 とそれ 以 外 の 市 町 村 との 差 が 小 さいのはその 影 響 と 考 えられる アンケート 調 査 では 本 半 と 北 西 エリアが モバイル 空 間 統 計 に 比 べて 高 い 値 とな っている これは 上 述 の 滞 在 時 間 や 滞 在 日 数 アンケート 回 答 者 の 年 齢 層 の 偏 り 等 による 影 響 と 考 えられる それ 以 外 では 両 者 は 似 た 傾 向 を 示 しており 特 に 滞 在 時 間 の 影 響 が 比 較 的 小 さい 深 夜 早 朝 帯 の 観 光 客 数 とアンケートによる 宿 泊 者 数 との 比 較 では 非 常 によく 似 た 傾 向 を 示 し 191

ているといえる 図 表 VI-2-8 プレミアパネル( 訪 問 者 ) 回 答 者 数 ( 人 ) 5 45 4 35 3 25 2 15 1 5 や ん ば る 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 久 米 沖 縄 本 周 辺 離 宮 古 石 垣 1 月 1 月 図 表 VI-2-9 プレミアパネル( 宿 泊 者 ) 35 3 回 答 者 数 ( 人 ) 25 2 15 1 5 や ん ば る 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 久 米 沖 縄 本 周 辺 離 宮 古 石 垣 1 月 1 月 以 降 では モバイル 空 間 統 計 の 結 果 から 県 外 観 光 客 数 下 位 4 エリアの やんばる 北 東 久 米 沖 縄 本 周 辺 離 を 除 いた 8 エリアの 詳 細 分 析 を 行 う (2) 性 別 年 齢 層 別 県 外 観 光 客 数 について 1 地 域 毎 の 調 査 分 析 結 果 (a) 本 半 1 月 は の 15~19 歳 が 圧 倒 的 に 多 く 高 齢 になると 観 光 客 が 減 少 する 15~19 歳 を 除 いて よりも のほうが 多 い 1 月 は 15~19 歳 が 大 きく 減 少 し 推 計 値 が 出 ていないのに 対 し 192

6 代 が 増 加 している 全 体 的 に よりも のほうが 多 いが 7 代 は に 多 い 図 表 VI-2-1 本 半 (1 月 ) 図 表 VI-2-11 本 半 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 5 1, 5 1, 7 代 7 代 6 代 6 代 5 代 5 代 4 代 4 代 3 代 3 代 2 代 2 代 15-19 歳 15-19 歳 1, 5 1, 5 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている (b) 北 西 1 月 は 本 半 エリアと 同 等 な 傾 向 を 示 す の 15~19 歳 は 目 立 って 多 いが は 少 な い は 2 代 3 代 が 多 い 1 月 は 全 体 的 に 観 光 客 が 減 少 する 15~19 歳 から 6 代 まで 観 光 客 数 に 大 きな 差 がないのが 特 徴 である 図 表 VI-2-12 北 西 (1 月 ) 図 表 VI-2-13 北 西 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 1, 2, 1, 2, 7 代 7 代 6 代 6 代 5 代 5 代 4 代 4 代 3 代 3 代 2 代 2 代 15-19 歳 15-19 歳 2, 1, 2, 1, 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている 193

(c) 中 西 1 月 は に 15~19 歳 が 最 も 多 く 年 齢 が 上 がるにつれて 減 っているが は 15~19 歳 は 大 きく 減 少 し 2 代 が 最 も 多 い また 2 代 3 代 は に 比 べて のほうが 多 いが 4 代 以 上 では 平 の 差 が 小 さい 1 月 は 1 月 の とほぼ 同 じ 傾 向 であり 平 の 差 が 小 さい 図 表 VI-2-14 中 西 (1 月 ) 図 表 VI-2-15 中 西 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 1, 2, 1, 2, 7 代 7 代 6 代 6 代 5 代 5 代 4 代 4 代 3 代 3 代 2 代 2 代 15-19 歳 15-19 歳 2, 1, 2, 1, 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている (d) 中 東 1 月 は 平 共 に 2 代 が 多 く 年 齢 が 上 がるにつれて 減 少 する 15~19 歳 の は 本 半 や 北 西 エリアに 比 べて 少 ない また 2 代 以 上 の 平 の 差 は 小 さい 1 月 は 全 体 的 に 観 光 客 が 減 少 するものの の 15~19 歳 を 除 いて 傾 向 は 同 等 であり 平 の 差 は 小 さい 図 表 VI-2-16 中 東 (1 月 ) 図 表 VI-2-17 中 東 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 5 1, 5 1, 7 代 7 代 6 代 6 代 5 代 5 代 4 代 4 代 3 代 3 代 2 代 2 代 15-19 歳 15-19 歳 1, 5 1, 5 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている 194

(e) 那 覇 市 1 月 の は 15~19 歳 から 4 代 まで 多 くの 観 光 客 が 来 ている は 男 性 で 3 代 女 性 で 2 代 が 最 も 多 くなり その 年 代 から 離 れるにしたがって 減 少 している また 15~19 歳 を 除 いて よりも のほうが 多 い 1 月 は 全 体 的 に 観 光 客 が 減 少 するものの 6 代 の 観 光 客 が 増 加 している その 他 は 1 月 とほぼ 同 様 な 傾 向 をもつ 図 表 VI-2-18 那 覇 市 (1 月 ) 図 表 VI-2-19 那 覇 市 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 2, 4, 2, 4, 7 代 7 代 6 代 6 代 5 代 5 代 4 代 4 代 3 代 3 代 2 代 2 代 15-19 歳 15-19 歳 4, 2, 4, 2, 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) (f) 南 1 月 の は 修 学 旅 行 の 影 響 と 推 測 されるが 15~19 歳 が 極 端 に 多 い は 年 代 で 大 き な 差 がない 1 月 は 平 ともに 6 代 の 増 加 が 目 立 つ 図 表 VI-2-2 南 (1 月 ) 図 表 VI-2-21 南 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 1, 2, 1, 2, 7 代 7 代 6 代 6 代 5 代 5 代 4 代 4 代 3 代 3 代 2 代 2 代 15-19 歳 15-19 歳 2, 1, 2, 1, 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている 195

(g) 宮 古 1 月 は 2 代 女 性 が 多 い の 方 が 多 く との 差 が 大 きい 1 月 は 6 代 が 増 加 している また と の 差 が 1 月 に 比 べ 小 さくなっている 図 表 VI-2-22 宮 古 (1 月 ) 図 表 VI-2-23 宮 古 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 2 4 2 4 7 代 7 代 6 代 6 代 5 代 5 代 4 代 4 代 3 代 3 代 2 代 2 代 15-19 歳 15-19 歳 4 2 4 2 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている (h) 石 垣 1 月 は 2 代 3 代 が 多 く 特 に 女 性 が 多 くなっている また よりも のほうが 目 立 って 多 い 1 月 は 2 代 3 代 が 減 少 し 6 代 7 代 が 増 加 する 図 表 VI-2-24 石 垣 (1 月 ) 図 表 VI-2-25 石 垣 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 5 1, 5 1, 7 代 7 代 6 代 6 代 5 代 5 代 4 代 4 代 3 代 3 代 2 代 2 代 15-19 歳 15-19 歳 1, 5 1, 5 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) 女 性 ( ) 女 性 ( ) 男 性 ( ) 男 性 ( ) プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている 196

2 エリア 間 の 比 較 分 析 1 月 は 修 学 旅 行 の 影 響 が 大 きく 15~19 歳 が 目 立 って 多 いエリアがある また 6 代 以 上 は 1 月 よりも 1 月 の 方 が 多 い 傾 向 があり エリア 別 に 見 た 特 徴 は 以 下 の 通 りである 1 月 に 15~19 歳 が 多 いエリア: 本 半 北 西 南 1 月 に 6 代 以 上 が 多 いエリア: 本 半 北 西 那 覇 市 南 宮 古 石 垣 (3) 居 住 エリア 別 県 外 観 光 客 数 について 1 地 域 毎 の 調 査 分 析 結 果 (a) 本 半 修 学 旅 行 の 影 響 が 大 きい 1 月 は 南 関 東 中 地 方 で の 観 光 客 が 多 い 1 月 は 1 月 と 同 様 に 南 関 東 中 地 方 からの 観 光 客 が 多 い 特 に の 観 光 客 が 大 きく 減 っ ている 北 道 東 北 地 方 の 観 光 客 は 増 加 している 図 表 VI-2-26 本 半 (1 月 ) 図 表 VI-2-27 本 半 (1 月 ) 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている 197

(b) 北 西 本 半 エリアと 似 た 傾 向 を 示 しており 1 月 は 南 関 東 中 地 方 からの の 観 光 客 が 多 い 特 に 中 地 方 の 人 数 が 突 出 している これらは 修 学 旅 行 の 影 響 と 考 えられる 1 月 は 1 月 に 比 べ 全 体 的 に 減 少 するが 九 州 地 方 の の 観 光 客 は 大 きく 増 加 している 図 表 VI-2-28 北 西 (1 月 ) 図 表 VI-2-29 北 西 (1 月 ) 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている (c) 中 西 1 月 の 南 関 東 中 地 方 の の 観 光 客 数 を 除 けば 1 月 1 月 とも 良 く 似 た 傾 向 をもってい る 他 のエリアに 比 べて 九 州 地 方 の 観 光 客 が 多 い 図 表 VI-2-3 中 西 (1 月 ) 図 表 VI-2-31 中 西 (1 月 ) 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている 198

(d) 中 東 南 関 東 地 方 を 除 けば 1 月 と 1 月 の 人 数 差 が 小 さい また 平 の 差 も 小 さい 中 東 エリアと 同 様 に 九 州 地 方 からの 観 光 客 が 多 い 図 表 VI-2-32 中 東 (1 月 ) 図 表 VI-2-33 中 東 (1 月 ) 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている (e) 那 覇 市 北 エリアではそれほど 目 立 たなかった 北 関 東 からの の 観 光 客 数 が 那 覇 市 では 1 月 1 月 ともに 多 い 1 月 と 1 月 で 差 が 少 なく 北 道 東 北 地 方 と 東 京 都 は 1 月 の 方 が 1 月 よりも 多 い 図 表 VI-2-34 那 覇 市 (1 月 ) 図 表 VI-2-35 那 覇 市 (1 月 ) 4 35 3 25 2 15 1 5 4 35 3 25 2 15 1 5 プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている 199

(f) 南 1 月 は 南 関 東 中 地 方 からの の 観 光 客 が 多 い 北 道 東 北 と 中 地 方 は いずれの 月 も の 方 が 多 い 全 体 的 に 1 月 の 観 光 客 数 は 1 月 に 比 べて 減 少 幅 が 大 きいが 東 京 都 からの 観 光 客 は 1 月 よりも 1 月 で 大 きく 増 加 している 図 表 VI-2-36 南 (1 月 ) 図 表 VI-2-37 南 (1 月 ) 4 35 3 25 2 15 1 5 4 35 3 25 2 15 1 5 プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている (g) 宮 古 近 畿 地 方 からの 観 光 客 は 1 月 1 月 ともに が 目 立 って 多 い 全 体 的 にみると 1 月 は 平 日 に 比 べ の 観 光 客 の 増 加 幅 が 大 きいが 1 月 はその 差 が 小 さくなっている 図 表 VI-2-38 宮 古 (1 月 ) 図 表 VI-2-39 宮 古 (1 月 ) 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている 2

(h) 石 垣 1 月 はどの 地 方 でも より のほうが 多 い また 東 京 都 からの 観 光 客 数 の 割 合 が 他 のエリ アに 比 べて 多 い 1 月 は 北 道 東 北 近 畿 地 方 からの 観 光 客 が 増 加 している 図 表 VI-2-4 石 垣 (1 月 ) 図 表 VI-2-41 石 垣 (1 月 ) 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 プライバシー 保 護 処 理 により データが 取 得 できなかった 項 目 の 数 値 はとなっている 2 各 地 方 の 比 較 分 析 全 体 的 には 1 月 よりも 1 月 の 観 光 客 が 多 いが 北 道 東 北 地 方 と 東 京 都 は 1 月 の 方 が 多 い 北 道 東 北 地 方 は 主 に 那 覇 市 や 石 垣 エリアでその 傾 向 が 高 く 東 京 都 は 那 覇 市 と 南 エリ アで 多 い 1 月 は 修 学 旅 行 の 影 響 により よりも の 観 光 客 が 多 い 地 方 がある その 傾 向 が 目 立 った のは 南 関 東 と 中 地 方 であった これらの 地 方 は 本 半 北 西 中 西 南 エリアで の 観 光 客 数 が を 大 きく 上 回 った 他 に 那 覇 市 では 北 関 東 地 方 の の 観 光 客 が 多 く 宮 古 エリアでは 近 畿 地 方 の の 観 光 客 が 多 い 九 州 地 方 の 観 光 客 は 他 の 地 方 と 比 べて 特 徴 的 な 傾 向 をもつエリアがあり 北 西 中 西 中 東 での 多 さが 目 立 った 21

2-3. 市 町 村 (1) 調 査 内 容 と 対 象 市 町 村 各 市 町 村 の 観 光 客 の 傾 向 を 把 握 するため 1 月 1 月 の 平 の 時 間 毎 の 観 光 客 数 を 調 査 した は 各 水 曜 日 の は 各 土 曜 日 の 観 光 客 数 の 平 均 値 である モバイル 空 間 統 計 のプライバシー 保 護 のため( 付 録 参 照 ) データ 取 得 ができなかった 町 村 を 除 き 2 市 町 村 を 調 査 対 象 とした 図 表 VI-2-42に 本 調 査 の 対 象 とした 市 町 村 ( 那 覇 市 宜 野 湾 市 石 垣 市 浦 添 市 名 護 市 糸 満 市 沖 縄 市 豊 見 城 市 うるま 市 宮 古 市 南 城 市 本 町 恩 納 村 読 谷 村 北 谷 町 中 城 村 西 原 町 南 風 原 町 八 重 瀬 町 竹 富 町 )を 示 す 図 表 VI-2-42 調 査 対 象 市 町 村 22

(2) 県 外 観 光 客 数 の 時 間 推 移 について 1 地 域 毎 の 調 査 分 析 結 果 (a) 那 覇 市 1 月 は よりも が 多 いものの 時 間 による 観 光 客 の 増 減 はほぼ 同 じ 傾 向 である 7 時 か ら 一 度 減 少 し 1 時 から 上 昇 してその 後 は 若 干 の 増 減 がありながらもほぼ 同 じ 値 で 推 移 する 1 月 は 1 月 同 様 よりも が 多 く 時 間 による 観 光 客 の 増 減 もほぼ 同 じ 傾 向 である 7 時 から の 減 少 1 時 からの 上 昇 もほぼ 同 じだが その 増 減 は 緩 やかである このような 増 減 をする 原 因 の 1 つとして 那 覇 空 港 を 利 用 する 県 外 観 光 客 が 影 響 を 与 えている ことが 考 えられる 図 表 VI-2-43 那 覇 市 (1 月 ) 25 2 観 光 15 客 数 ( 1 人 ) 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-44 那 覇 市 (1 月 ) 2 観 光 客 数 ( 15 1 人 ) 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 23

(b) 那 覇 市 ( 那 覇 空 港 除 く) 那 覇 市 内 の 観 光 を 目 的 とした 観 光 客 数 の 調 査 を 行 うために 那 覇 市 から 那 覇 空 港 周 辺 エリアを 除 外 した 1 月 1 月 ともに 夜 間 に 比 べ 昼 間 の 観 光 客 が 減 少 している 那 覇 市 は 宿 泊 施 設 が 多 いため 宿 泊 客 が 午 前 中 に 那 覇 市 外 の 他 のエリアを 訪 問 し 夕 方 以 降 戻 って 来 るケースが 多 いも のと 想 定 される 図 表 VI-2-45 那 覇 市 ( 那 覇 空 港 除 く)(1 月 ) 2 観 光 客 数 ( 15 1 人 ) 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-46 那 覇 市 ( 那 覇 空 港 除 く)(1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 24

(c) 宜 野 湾 市 1 月 は と であまり 差 がなく 時 間 による 観 光 客 の 増 減 も 小 さいが 昼 間 に 若 干 増 加 す る 傾 向 をもつ は に 比 べ 8 時 からの 増 加 が 大 きく 夕 方 も より 遅 い 18 時 台 から 減 少 が 始 まる 1 月 は よりも が 多 く は 朝 に 上 昇 し 夕 方 に 減 少 するが は 昼 夜 の 増 減 がほとんどない また の 朝 の 増 加 が 緩 やかであり 夜 は 1 月 より 遅 い 時 間 帯 から 減 少 し 始 める 図 表 VI-2-47 宜 野 湾 市 (1 月 ) 35 3 観 25 光 2 客 数 ( 15 人 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-48 宜 野 湾 市 (1 月 ) 35 3 観 25 光 2 客 数 ( 15 人 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 25

(d) 石 垣 市 一 日 を 通 して 観 光 客 の 増 減 が 小 さい 1 月 は 夕 方 に 若 干 の 増 加 傾 向 がみられる 県 外 客 数 は 常 時 3, 人 から 4, 人 いるので 日 中 夜 間 を 通 して 石 垣 で 過 ごす 観 光 客 が 多 いものと 推 測 される 図 表 VI-2-49 石 垣 市 (1 月 ) 5 4 観 光 3 客 数 ( 2 人 ) 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-5 石 垣 市 (1 月 ) 45 4 35 観 光 3 客 25 数 ( 2 人 15 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 26

(e) 浦 添 市 夜 間 に 比 べ 昼 間 の 観 光 客 が 増 加 する その 傾 向 は 1 月 に 比 べ 1 月 の 方 が 大 きい 1 月 では 夜 間 の 観 光 客 は の 方 が 多 いが 昼 間 はあまり 変 わらない 傾 向 をもつ 1 月 の と の 差 は 小 さい 図 表 VI-2-51 浦 添 市 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-52 浦 添 市 (1 月 ) 2 観 光 客 数 ( 15 1 人 ) 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 27

(f) 名 護 市 昼 夜 間 の 観 光 客 数 差 は 小 さい 1 月 で 3, 人 から 4, 人 の 観 光 客 数 であり 昼 間 の 観 光 客 宿 泊 者 がともに 多 い と であまり 差 はないが 1 月 は よりも が 若 干 多 い 図 表 VI-2-53 名 護 市 (1 月 ) 45 4 35 観 光 3 客 25 数 ( 2 人 15 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-54 名 護 市 (1 月 ) 4 35 観 3 光 25 客 2 数 ( 15 人 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 28

(g) 糸 満 市 夜 間 に 比 べ 昼 間 の 観 光 客 が 大 きく 増 加 する 特 に 1 月 の は 極 めて 高 く 修 学 旅 行 の 影 響 が 強 く 出 ているものと 推 測 される 1 月 は 午 前 中 にピークを 迎 えるのも 特 徴 的 である 1 月 は 平 であまり 差 はなく ピークも 正 午 過 ぎとなる 図 表 VI-2-55 糸 満 市 (1 月 ) 4 35 観 3 光 25 客 2 数 ( 15 人 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-56 糸 満 市 (1 月 ) 25 2 観 光 15 客 数 ( 1 人 ) 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 29

(h) 沖 縄 市 昼 夜 間 の 観 光 客 数 差 が 小 さい 1 月 と 1 月 と ともにあまり 差 がないのが 特 徴 である 図 表 VI-2-57 沖 縄 市 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-58 沖 縄 市 (1 月 ) 2 観 光 客 数 ( 15 1 人 ) 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 21

(i) 豊 見 城 市 昼 間 の 観 光 客 が 大 きく 増 加 する 隣 接 する 糸 満 市 に 比 べ 増 加 が 始 まる は 遅 い 傾 向 がある また 1 月 1 月 ともに に 比 べて の 観 光 客 が 多 い 図 表 VI-2-59 豊 見 城 市 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-6 豊 見 城 市 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 211

(j) うるま 市 昼 夜 間 の 増 減 は 小 さい 1 月 の 昼 間 は 若 干 の 増 加 傾 向 をもつ 1 月 1 月 で 観 光 客 数 はほ ぼ 同 等 である 図 表 VI-2-61 うるま 市 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-62 うるま 市 (1 月 ) 25 2 観 光 15 客 数 ( 1 人 ) 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 212

(k) 宮 古 市 1 月 の の 観 光 客 は 多 く それ 以 外 はあまり 差 がない また 昼 夜 間 の 増 減 は 小 さい 離 のため 宿 泊 と 観 光 が 一 体 化 しているものと 考 えられる 図 表 VI-2-63 宮 古 市 (1 月 ) 35 3 観 25 光 2 客 数 ( 15 人 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-64 宮 古 市 (1 月 ) 25 2 観 光 15 客 数 ( 1 人 ) 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 213

(l) 南 城 市 夜 間 に 比 べ 昼 間 に 大 きく 増 加 する 昼 間 の 観 光 客 は の 方 が 多 く 1 月 に 突 出 する 傾 向 は 見 られない 15 時 近 辺 にピークを 迎 える 傾 向 がある 図 表 VI-2-65 南 城 市 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-66 南 城 市 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 214

(m) 本 町 夜 間 に 比 べ 昼 間 観 光 客 が 2, 人 程 度 増 加 しており 14 時 から 15 時 にピークを 迎 える 1 月 の は 他 に 比 べて 高 い 傾 向 がある の 昼 間 の 観 光 客 は 1 月 でも 減 少 せず 観 光 施 設 の 影 響 が 大 きいものと 考 えられる 図 表 VI-2-67 本 町 (1 月 ) 4 35 観 3 光 25 客 2 数 ( 15 人 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-68 本 町 (1 月 ) 35 3 観 25 光 2 客 数 ( 15 人 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 215

(n) 恩 納 村 夜 間 に 比 べ 昼 間 の 観 光 客 が 大 きく 減 少 する 1 月 夜 間 の 県 外 客 数 は 3, 人 を 超 え 宿 泊 客 が 多 いことがうかがえる 1 月 も 観 光 客 の 増 減 は 同 様 の 傾 向 を 示 すが 観 光 客 は 1, 人 程 度 減 少 する 図 表 VI-2-69 恩 納 村 (1 月 ) 45 4 35 観 光 3 客 25 数 ( 2 人 15 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-7 恩 納 村 (1 月 ) 35 観 光 客 数 ( 3 25 2 15 人 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 216

(o) 読 谷 村 恩 納 村 と 同 じく 昼 間 の 観 光 客 が 減 少 する 1 月 に 比 べ 1 月 は 昼 間 も 夜 間 も 観 光 客 が 減 少 す る 図 表 VI-2-71 読 谷 村 (1 月 ) 3 25 観 光 2 客 15 数 ( 人 1 ) 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-72 読 谷 村 (1 月 ) 16 14 観 12 光 1 客 8 数 ( 6 人 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 217

(p) 北 谷 町 朝 方 から 少 しずつ 増 加 し 夕 方 以 降 ピークを 迎 える に 比 べて のピークは 遅 くなる 傾 向 がある 図 表 VI-2-73 北 谷 町 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-74 北 谷 町 (1 月 ) 14 観 光 客 数 ( 人 ) 12 1 8 6 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 218

(q) 中 城 村 昼 間 に 観 光 客 が 増 加 する と 1 月 と 1 月 ともに 大 きな 違 いはない 図 表 VI-2-75 中 城 村 (1 月 ) 6 5 観 光 4 客 3 数 ( 人 2 ) 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-76 中 城 村 (1 月 ) 5 4 観 光 3 客 数 ( 2 人 ) 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 219

(r) 西 原 町 夜 間 に 比 べ 昼 間 の 観 光 客 が 多 い 特 に 朝 方 急 激 に 増 加 する 傾 向 がある 昼 間 は よりも 平 日 観 光 客 の 方 が 多 い 観 光 客 数 は 1 月 と 1 月 で 大 きな 差 がない 図 表 VI-2-77 西 原 町 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-78 西 原 町 (1 月 ) 14 12 観 1 光 8 客 数 ( 6 人 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 22

(s) 南 風 原 町 昼 間 に 観 光 客 が 増 加 する と で 大 きな 差 はないが 1 月 は よりもやや 遅 い 時 間 帯 から 減 少 が 始 まる 1 月 よりも 若 干 1 月 の 方 が 観 光 客 は 多 い 図 表 VI-2-79 南 風 原 町 (1 月 ) 45 4 35 観 光 3 客 25 数 ( 2 人 15 ) 1 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-8 南 風 原 町 (1 月 ) 6 5 観 光 4 客 3 数 ( 人 2 ) 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 221

(t) 八 重 瀬 町 夜 間 に 比 べ 昼 間 の 観 光 客 が 大 きく 増 加 する 朝 方 急 激 に 増 加 し 夕 方 減 少 する と の 差 は 小 さく 1 月 は 1 月 に 比 べて 減 少 する 図 表 VI-2-81 八 重 瀬 町 (1 月 ) 観 光 客 数 ( 人 ) 12 1 8 6 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-82 八 重 瀬 町 (1 月 ) 9 8 7 観 光 6 客 5 数 ( 4 人 3 ) 2 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 222

(u) 竹 富 町 朝 方 から 観 光 客 が 増 加 し 午 前 中 にピークを 迎 え 午 後 はなだらかに 減 少 する 1 月 は の 観 光 客 が に 比 べ 多 い の 観 光 客 数 は 1 月 と 1 月 であまり 差 がない 図 表 VI-2-83 竹 富 町 (1 月 ) 18 16 14 観 光 12 客 1 数 ( 8 人 6 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 図 表 VI-2-84 竹 富 町 (1 月 ) 16 14 観 12 光 1 客 8 数 ( 6 人 ) 4 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 223

2 地 域 間 の 比 較 分 析 観 光 客 が 滞 在 する 観 光 施 設 や 宿 泊 施 設 などが 昼 夜 間 の 人 口 増 減 の 傾 向 が 異 なる 要 因 になると 考 えられる 観 光 客 数 の 時 間 変 化 から 以 下 のように 昼 増 加 して 夜 減 少 する 地 域 昼 減 少 して 夜 増 加 する 地 域 昼 夜 の 増 減 が 少 ない 地 域 に 分 類 できる 昼 増 加 して 夜 減 少 する 地 域 宜 野 湾 市 浦 添 市 糸 満 市 豊 見 城 市 南 城 市 本 町 北 谷 町 中 城 村 西 原 町 南 風 原 町 八 重 瀬 町 竹 富 町 昼 減 少 して 夜 増 加 する 地 域 那 覇 市 ( 那 覇 空 港 除 く) 恩 納 村 読 谷 村 昼 夜 の 増 減 が 少 ない 地 域 石 垣 市 名 護 市 沖 縄 市 うるま 市 宮 古 市 以 上 の 結 果 をまとめると 図 表 VI-2-85のようになる 図 表 VI-2-85 各 市 町 村 の 観 光 客 推 移 の 傾 向 224

(3) 県 外 観 光 客 の 増 減 と 地 理 的 関 係 これまで 市 町 村 別 にまとめた 県 外 観 光 客 数 を 3 時 間 ごとに 平 均 化 し その 変 化 を 1 枚 の 沖 縄 県 地 図 にまとめ 県 外 観 光 客 の 増 減 が 地 理 的 にどう 関 係 するのかを 明 らかにする 各 市 町 村 の 午 前 3~5 時 における 県 外 客 数 を 基 準 とし それより 増 加 している 場 合 を 赤 い 円 で 逆 に 減 少 している 場 合 を 青 い 円 で 示 している 円 の 大 きさはその 増 減 の 大 小 を 示 す なお 那 覇 市 は 那 覇 空 港 エリア を 除 いた 観 光 客 数 である 225

1 1 月 の 県 外 観 光 客 の 増 減 午 前 ~2 時 は 全 体 的 に 増 減 が 小 さく 午 前 3~5 時 との 差 が 小 さいことが 分 かる 3~5 時 は 基 準 となる 時 間 帯 であるため 全 市 町 村 において 増 減 がない 図 表 VI-2-86 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (~2 時 ) (c)esri Japan 図 表 VI-2-87 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (3~5 時 ) (c)esri Japan 226

6~8 時 になると 那 覇 市 で 観 光 客 が 急 減 し 北 中 もやや 減 少 するものの 周 辺 の 多 くの 自 治 体 は 微 増 している 9~11 時 は 那 覇 市 恩 納 村 でさらに 減 少 するが 周 辺 の 自 治 体 は 逆 に 直 前 の 時 間 帯 よりもさら に 増 加 した 石 垣 宮 古 もさらに 増 加 した 図 表 VI-2-88 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (6~8 時 ) (c)esri Japan 図 表 VI-2-89 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (9~11 時 ) (c)esri Japan 227

12~14 時 になると 本 町 で 観 光 客 がさらに 増 加 した 中 南 はさほど 変 化 はない 15~17 時 では, 全 体 的 に 増 減 が 小 さくなる 那 覇 市 の 減 少 傾 向 は 急 激 に 小 さくなった 図 表 VI-2-9 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (12~14 時 ) (c)esri Japan 図 表 VI-2-91 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (15~17 時 ) (c)esri Japan 228

18~2 時 になると 那 覇 市 は 一 転 して 増 加 になった 本 町 は 減 少 に 転 じ 南 の 市 町 村 の 増 加 が 小 さくなった 21~23 時 になると 多 くの 自 治 体 で 増 減 は 小 さくなったものの 那 覇 市 は 増 加 を 大 きく 保 ってい る 図 表 VI-2-92 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (18~2 時 ) (c)esri Japan 図 表 VI-2-93 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (21~23 時 ) (c)esri Japan 229

2 1 月 の 県 外 観 光 客 の 増 減 午 前 ~2 時 は 全 体 的 に 増 減 が 小 さいという 傾 向 は 変 わらない 3~5 時 は 基 準 となる 時 間 帯 であるため 全 市 町 村 において 増 減 がない 図 表 VI-2-94 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (~2 時 ) (c)esri Japan 図 表 VI-2-95 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (3~5 時 ) (c)esri Japan 23

6~8 時 になると 那 覇 市 で 観 光 客 が 急 減 するが 減 少 の 幅 は 1 月 に 比 べて 小 さい 9~11 時 は 那 覇 市 恩 納 村 でさらに 減 少 し 周 辺 の 自 治 体 は 逆 に 増 加 の 幅 が 拡 大 するが やは り 減 少 増 加 の 幅 ともに 1 月 よりも 小 さくなっている 竹 富 町 が 大 きく 増 加 し 始 めた 図 表 VI-2-96 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (6~8 時 ) (c)esri Japan 図 表 VI-2-97 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (9~11 時 ) (c)esri Japan 231

12~14 時 になると 本 町 の 観 光 客 が 大 きく 増 加 し 増 加 人 数 は 1 月 と 比 べてやや 大 きい 15~17 時 では 全 体 的 に 増 減 が 小 さくなるというのは 1 月 と 同 様 の 傾 向 である 図 表 VI-2-98 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (12~14 時 ) (c)esri Japan 図 表 VI-2-99 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (15~18 時 ) (c)esri Japan 232

18~2 時 になると 那 覇 市 は 一 転 して 増 加 し 本 町 は 減 少 に 転 じた 増 加 減 少 は 1 月 に 比 べて 一 様 に 小 さい 21~23 時 になると 多 くの 自 治 体 で 増 減 が 小 さくなり 那 覇 市 は 増 加 した 観 光 客 数 が 18~2 時 と 比 べてさほど 変 わっていない 図 表 VI-2-1 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (18~2 時 ) (c)esri Japan 図 表 VI-2-11 1 月 の 時 間 別 の 観 光 客 の 増 減 (21~23 時 ) (c)esri Japan 233

2-4. プレミアパネル 観 光 客 調 査 プレミアパネルを 用 いて 行 ったアンケートの 構 成 は 図 表 VI-1-5に 示 した 通 りである 回 答 者 の 年 齢 層 性 別 を 図 表 VI-2-12に 示 す 男 性 は 3 代 と 4 代 女 性 は 2 代 ~4 代 の 回 答 者 が 多 い 図 表 VI-2-12 回 答 者 の 性 別 年 齢 層 (%) 3 2 1 男 性 6 歳 以 上 5~59 歳 女 性 4~49 歳 3~39 歳 2~29 歳 19 歳 以 下 1 2 3 (%) (1) 宿 泊 日 数 宿 泊 数 で 最 も 多 いのは 3 泊 で 3 分 の 1 を 占 める 2 泊 が 同 程 度 で 続 き 観 光 客 の 3 分 の 2 は 2 泊 3 日 あるいは 3 泊 4 日 の 沖 縄 旅 行 を 行 っている 図 表 VI-2-13 宿 泊 日 数 (%) 4 35 3 25 32.1 33.3 2 15 1 5 13.6 6. 5.7 4.9 4.4.9 1 泊 2 泊 3 泊 4 泊 5 泊 6 泊 7 泊 以 上 日 帰 り 宿 泊 日 数 234

(2) 訪 問 エリアと 宿 泊 率 観 光 客 の 4 分 の 3 以 上 は 那 覇 市 を 訪 れる( 那 覇 空 港 の 利 用 だけの 観 光 客 は 除 いている) 北 西 エリア 本 半 エリアが 続 き 離 の 中 で 最 も 観 光 客 が 多 いのは 石 垣 及 びその 周 辺 離 である 図 表 VI-2-14 訪 問 エリア (%) 9 8 7 6 5 4 3 2 1 2.1 や ん ば る 62.1 63.2 本 半 北 西 3. 北 東 51.6 中 西 4.2 中 東 78.4 那 覇 市 45.2 南 3.3 久 米 7.9 9.4 沖 縄 本 周 辺 離 宮 古 14.9 石 垣 観 光 客 が 各 エリアに 宿 泊 する 割 合 を 図 表 VI-2-15に 各 エリアを 訪 れた 観 光 客 がそのエ リアに 宿 泊 する 割 合 を 図 表 VI-2-16に 示 す 全 体 では 観 光 客 の 半 分 以 上 が 那 覇 市 に 宿 泊 し ている 次 いで 北 西 が 3 分 の 1 を 超 えている 図 表 VI-2-14を 見 ると 観 光 客 の 6% 以 上 は 本 半 を 訪 れるが 宿 泊 者 は 15% 以 下 となる 図 表 VI-2-16では 各 エリ アを 訪 れた 観 光 客 がそこで 宿 泊 するかどうかを 表 したものであるが 本 半 エリアや 南 エリ アの 宿 泊 率 は 低 く 近 隣 の 北 西 エリアや 那 覇 市 で 宿 泊 する 観 光 客 が 多 いものと 推 定 される 離 の 宿 泊 率 は 非 常 に 高 く 特 に 石 垣 及 びその 周 辺 諸 では 9 割 を 超 える 235

図 表 VI-2-15 宿 泊 率 ( 沖 縄 県 全 体 に 対 して) 6 (%) 5 52.5 4 36.1 宿 泊 率 3 2 1 5.7 や ん ば る 14.7 本 半 北 西 8.8 北 東 17.8 中 西 12.3 中 東 那 覇 市 5.3 南 2.4 3.6 久 米 沖 縄 本 周 辺 離 7.7 宮 古 13.8 石 垣 図 表 VI-2-16 宿 泊 率 ( 各 エリアの 訪 問 者 に 対 して) 宿 泊 率 (%) 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 28.3 23.7 や ん ば る 本 半 57.1 北 西 29.5 34.4 3.6 北 東 中 西 中 東 67. 那 覇 市 11.8 南 71.6 久 米 46.1 沖 縄 本 周 辺 離 81.7 宮 古 92.6 石 垣 (3) 性 別 年 齢 層 別 訪 問 エリア 図 表 VI-2-17は 沖 縄 本 の 各 エリアの 訪 問 率 を 年 齢 層 ごとに 算 出 したものである 本 半 エリアや 北 西 エリア 南 エリアは 19 歳 以 下 の 若 者 とともに 6 歳 以 上 の 訪 問 率 が 高 い 19 歳 以 下 は 修 学 旅 行 の 影 響 と 推 測 されるが 特 に 南 エリアの 訪 問 率 が 高 い これらは モバイル 空 間 統 計 の 結 果 と 一 致 する やんばるエリアと 北 東 エリアは 年 齢 が 上 がるほど 訪 問 率 が 高 い 傾 向 がある 236

図 表 VI-2-17 年 齢 層 別 訪 問 エリア (%) 9 8 7 やんばる 6 本 半 5 北 西 4 3 2 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 1 南 19 歳 以 下 2~ 29 歳 3~ 39 歳 4~ 49 歳 5~ 59 歳 6 歳 以 上 (4) 旅 行 先 と 日 程 図 表 VI-2-18から 図 表 VI-2-111は 沖 縄 本 の 各 エリアを 訪 れた 人 が 何 日 目 に そのエリアを 訪 れたかを 割 合 で 示 したものである 1 泊 2 日 の 旅 程 では 1 日 目 に 那 覇 空 港 から 遠 方 のエリアを 含 めて 広 く 訪 問 している 多 くのエ リアは 1 日 目 に 訪 問 しているのに 対 し 南 地 方 は 2 日 目 の 訪 問 者 が 多 い 宿 泊 先 から 那 覇 空 港 へ 移 動 する 間 に 訪 問 するケースが 多 いものと 推 測 される 図 表 VI-2-18 各 エリアを 訪 れた 日 にち(1 泊 2 日 ) (%) 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 や ん ば る 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 1 日 目 2 日 目 2 泊 3 日 になると 2 日 目 が 旅 行 での 主 な 訪 問 先 と 推 測 され 1 日 目 はそれほど 訪 問 先 の 特 徴 は 見 られないが 2 日 目 は 那 覇 市 から 遠 方 のエリアの 訪 問 者 が 多 いことがわかる( 図 表 の 左 側 が 北 エリアで 右 側 が 南 エリアである) 最 終 日 である 3 日 目 は 那 覇 市 近 郊 への 訪 問 者 が 多 い 237

図 表 VI-2-19 各 エリアを 訪 れた 日 にち(2 泊 3 日 ) (%) 8 7 6 5 4 3 2 1 1 日 目 2 日 目 3 日 目 や ん ば る 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 3 泊 4 日 以 上 になると 2 日 目 に 那 覇 市 から 遠 方 のエリアへ 訪 問 する 観 光 客 が 多 く 3 日 目 以 降 は 北 エリアや 中 エリアの 訪 問 者 が 多 い 傾 向 をもつ 特 に 中 エリアは 2 日 目 よりも 3 日 目,4 日 目 の 訪 問 者 の 方 が 多 い 図 表 VI-2-11 各 エリアを 訪 れた 日 にち(3 泊 4 日 ) (%) 7 6 5 4 3 2 1 1 日 目 2 日 目 3 日 目 4 日 目 や ん ば る 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 238

図 表 VI-2-111 各 エリアを 訪 れた 日 にち(4 泊 5 日 以 上 ) (%) 7 6 5 4 1 日 目 3 2 日 目 2 1 や ん ば る 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 3 日 目 4 日 目 5 日 目 以 降 (5) 旅 行 中 の 訪 問 エリア 1 回 の 旅 行 で 訪 問 したエリアの 組 み 合 わせを 上 位 順 で 示 したものが 図 表 VI-2-112であ る 1 泊 2 日 では 那 覇 市 のみの 訪 問 が 突 出 し 那 覇 市 近 郊 エリアを 含 めたものが 続 く 2 泊 3 日 になると 本 半 北 西 を 旅 程 に 含 めるケースが 多 く 一 度 の 旅 行 で 訪 れるエリアも 多 くなる 3 泊 4 日 になると 石 垣 のみの 旅 行 が 6%を 超 え 沖 縄 本 を 広 く 回 る 旅 行 がそれに 続 く 4 泊 5 日 以 上 では 石 垣 のみを 訪 れる 割 合 はさらに 増 加 し 沖 縄 本 で 訪 れるエリアの 範 囲 もさらに 広 がる 以 上 のように 短 期 の 旅 行 では 那 覇 市 近 郊 と 本 半 北 西 を 訪 れる 観 光 客 が 多 く 長 期 の 旅 行 では 石 垣 を 始 めとした 離 に 長 く 滞 在 する 旅 行 と 沖 縄 本 を 広 く 訪 れる 旅 行 が 多 い といえる 図 表 VI-2-112 旅 行 先 の 組 み 合 わせの 上 位 1 組 1 泊 2 日 (%) 2 泊 3 日 (%) 1 那 覇 市 22.9 1 本 半 北 西 那 覇 市 5.1 2 那 覇 市 南 6.7 2 本 半 北 西 那 覇 市 南 4.9 3 中 西 那 覇 市 5.9 3 石 垣 4. 4 中 東 那 覇 市 5.1 4 本 半 北 西 中 西 那 覇 市 3.9 南 5 本 半 那 覇 市 4.7 5 本 半 北 西 北 東 中 西 3.3 中 東 那 覇 市 南 6 中 東 2.4 6 本 半 北 西 中 西 那 覇 市 3.2 7 中 西 那 覇 市 南 2. 7 本 半 北 西 中 西 中 東 3.1 那 覇 市 南 8 中 西 中 東 那 覇 市 2. 8 那 覇 市 2.9 9 本 半 北 西 那 覇 市 南 2. 9 やんばる 本 半 北 西 北 東 2.5 中 西 中 東 那 覇 市 南 1 那 覇 市 宮 古 1.6 1 本 半 北 西 北 東 中 西 2.4 中 東 那 覇 市 1 本 半 北 西 中 東 那 覇 市 1.6 239

3 泊 4 日 (%) 4 泊 5 日 以 上 (%) 1 石 垣 6.8 1 石 垣 7.2 2 本 半 北 西 中 西 那 覇 市 4.6 2 やんばる 本 半 北 西 北 東 南 中 西 中 東 那 覇 市 南 5.9 3 本 半 北 西 北 東 中 西 4.5 3 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 中 東 那 覇 市 南 5.3 4 本 半 北 西 中 西 那 覇 市 4.4 4 やんばる 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 久 米 3.5 沖 縄 本 周 辺 離 宮 古 石 垣 5 本 半 北 西 那 覇 市 南 3.9 5 本 半 北 西 中 西 中 東 那 覇 市 南 2.7 6 本 半 北 西 中 西 3.6 6 那 覇 市 石 垣 中 東 那 覇 市 南 2.4 7 本 半 北 西 北 東 3.6 7 本 半 北 西 中 西 那 覇 市 中 西 中 東 那 覇 市 南 1.8 8 宮 古 2.7 8 宮 古 1.7 9 本 半 北 西 那 覇 市 2.6 9 本 半 北 西 中 西 那 覇 市 南 1.7 1 本 半 北 西 中 西 1.8 1 本 半 北 西 那 覇 市 中 東 那 覇 市 1.7 1 本 半 北 西 北 東 中 西 那 覇 市 南 1.8 (6) リピーターの 訪 問 エリア 沖 縄 県 の 訪 問 回 数 と 訪 問 エリアの 関 係 を 図 表 VI-2-113 図 表 VI-2-114に 示 す 本 半 エリアと 北 西 エリアは 来 沖 回 数 の 少 ない 観 光 客 の 訪 問 が 多 い 北 東 エリ アや やんばるエリア 離 はリピーターが 多 いといえる 図 表 VI-2-115は 各 エリアの 訪 問 者 の 来 沖 回 数 の 平 均 を 高 いもの 順 に 並 べたものである 訪 問 者 数 が 少 ないエリアのリピート 率 は 高 い 傾 向 があるが 訪 問 者 数 の 多 さを 加 味 すると 中 西 那 覇 市 のリピート 率 が 他 の エリアと 比 較 して 高 い 値 をとっている 図 表 VI-2-113 来 沖 回 数 と 訪 問 エリア( 沖 縄 本 ) (%) 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 1 回 2 回 3 回 4 回 5~ 9 回 来 沖 回 数 1~ 19 回 2 回 以 上 やんばる 本 半 北 西 北 東 中 西 中 東 那 覇 市 南 24

図 表 VI-2-114 沖 縄 県 訪 問 回 数 と 訪 問 エリア( 離 ) (%) 4 35 3 25 2 15 1 5 1 回 2 回 3 回 4 回 5~ 9 回 来 沖 回 数 1~ 19 回 2 回 以 上 久 米 久 米 以 外 の 沖 縄 本 の 周 辺 離 宮 古 及 び 周 辺 離 石 垣 及 び 周 辺 離 図 表 VI-2-115 訪 問 者 の 平 均 訪 問 回 数 平 均 訪 問 回 数 12 1 8 6 4 2 9.9 久 米 9.4 宮 古 9. 沖 縄 本 周 辺 離 7.7 石 垣 7.1 や ん ば る 6. 5.9 5.7 5.7 5.5 5.1 4.9 北 東 中 西 中 東 南 那 覇 市 北 西 本 半 35 3 25 2 15 1 5 訪 問 者 数 平 均 訪 問 回 数 は 棒 グラフ 訪 問 者 数 は 折 れ 線 グラフで 表 している 241

3. イベント 調 査 本 調 査 ではモバイル 空 間 統 計 を 用 い イベントの 人 数 を 調 査 した モバイル 空 間 統 計 では 単 純 なイベントの 来 場 者 数 だけでなく 性 別 年 齢 層 居 住 エリア 毎 に 区 分 して 求 めることができる ほか 時 間 による 増 減 も 把 握 することができる また 複 数 個 所 に 分 かれた 会 場 を 同 じ 手 法 で 調 査 できるため 会 場 同 士 を 比 較 して 分 析 することも 可 能 となる そこで 本 調 査 では 沖 縄 県 内 で 開 催 された 下 記 のイベントに 関 わる 人 数 を 調 査 した 世 界 エイサー 大 会 プロ 野 球 キャンプ 調 査 にあたり モバイル 空 間 統 計 を 用 い 滞 在 者 数 と 入 込 客 数 という 2 種 類 の 人 数 を 調 査 した これらの 人 数 の 定 義 は 下 記 のとおりである 滞 在 者 数 :イベント 開 催 時 間 帯 の 各 における 来 場 者 の 人 数 を 表 す 例 えば 図 表 VI-3-1の 場 合 において 1 時 の 段 階 では 黒 井 白 井 が 会 場 にいるため 2 人 となる 入 込 客 数 : 前 開 催 時 間 における 来 場 者 を 重 複 せずに 集 計 した 人 数 を 表 す 例 えば 図 表 VI-3-1の 場 合 において 来 場 した 4 人 はそれぞれイベント 会 場 での 来 場 滞 在 時 間 等 が 異 なるものの 入 込 客 数 は 4 人 となる 図 表 VI-3-1 人 数 に 関 する 言 葉 の 定 義 本 調 査 で 用 いるモバイル 空 間 統 計 はその 性 質 上 特 定 の 地 理 的 範 囲 内 だけの 人 数 だけを 推 計 す ることはできず イベントに 来 場 した 人 数 を 直 接 求 めることはできない そこでイベントが 開 催 された 日 の 人 数 から イベントがなかった 平 常 日 の 人 数 の 差 分 をとり この 人 数 をイベントに 来 場 した 人 数 とする 242

この 手 法 によって 求 めた 人 数 には 下 記 の 来 場 者 の 人 数 が 推 計 できない 1. 15 歳 未 満 および 8 歳 以 上 の 来 場 者 2. イベント 会 場 の 近 隣 に 住 んでいる 来 場 者 そこで 世 界 エイサー 大 会 の 調 査 のみ アンケートを 用 いて 上 記 の 人 数 を 補 完 し イベントの 全 来 場 者 の 人 数 を 推 計 できるようにした 3-1. 世 界 エイサー 大 会 (1) イベント 概 要 エイサーは 沖 縄 の 伝 統 的 な 踊 りであり 年 間 を 通 じて 多 くのエイサーのイベントが 開 催 される 世 界 エイサー 大 会 は 県 内 外 から 多 くのエイサー 団 が 参 加 する 大 規 模 な 大 会 である (2) 調 査 概 要 1 調 査 期 間 世 界 エイサー 大 会 が 開 催 された 平 成 24 年 1 月 6 日 ( 土 ) 1 月 7 日 ( 日 )を 調 査 期 間 とし イベントがなかった 9 月 の 土 曜 日 日 曜 日 を 平 常 日 とした 2 調 査 エリア 世 界 エイサー 大 会 は 奥 武 山 総 合 運 動 公 園 の 西 側 にある 沖 縄 セルラースタジアム 県 立 武 道 館 周 辺 エリアで 実 施 されたため 公 園 西 側 の 入 込 客 数 滞 在 者 数 を 主 な 調 査 対 象 とした 調 査 エリ アは 図 表 VI-3-2の 赤 枠 内 となる 243

図 表 VI-3-2 世 界 エイサー 大 会 の 調 査 エリア (c)esri Japan (3) 調 査 結 果 図 表 VI-3-3は 1 日 目 2 日 目 のそれぞれの 日 程 の 入 込 客 数 を 表 しており 1 日 目 は 5,4 人 2 日 目 は 9,4 人 となった また 沖 縄 県 外 からの 入 込 客 数 は 1 日 目 は 6 人 2 日 目 も 6 人 となった 図 表 VI-3-4は 2 日 間 の 入 込 客 数 における 男 女 別 比 率 を 表 しており 男 女 の 比 率 はほぼ 半 々 になった 図 表 VI-3-5は 2 日 間 の 入 込 客 数 における 年 齢 層 別 比 率 を 表 しており 2 代 3 代 の 比 率 で 全 体 の 46%を 占 め 若 い 年 齢 層 の 来 場 者 が 多 かったことが 分 かる 図 表 VI-3-6は 2 日 間 の 入 込 客 数 における 沖 縄 県 内 の 居 住 エリア 別 入 込 客 数 を 表 している イベント 会 場 のある 那 覇 市 が 最 も 入 込 客 数 の 多 い 居 住 エリアとなった また 那 覇 市 の 南 北 にあ る 自 治 体 からの 入 込 客 数 も 多 いが 那 覇 市 の 東 にある 自 治 体 からの 入 込 客 数 は 比 較 的 少 ない 244

図 表 VI-3-3 世 界 エイサー 大 会 の 日 別 入 込 客 数 図 表 VI-3-4 世 界 エイサー 大 会 の 性 別 比 率 51% 49% 男 性 女 性 図 表 VI-3-5 世 界 エイサー 大 会 の 年 齢 層 別 比 率 図 表 VI-3-6 世 界 エイサー 大 会 の 居 住 エリア 別 入 込 客 数 図 表 VI-3-7はイベント 開 催 時 間 帯 の 滞 在 者 数 の 推 移 を 示 している 1 日 目 は 18 時 台 2 日 目 は 19 時 台 に 滞 在 者 数 はピークとなり それらの 時 間 帯 に 最 も 多 くの 来 場 者 が 会 場 にいたこと が 推 測 される 図 表 VI-3-8は 1 月 7 日 の 滞 在 者 数 を 年 齢 層 別 に 示 した 結 果 であり 6 代 7 代 といっ た 高 齢 層 は 開 始 からほぼ 水 平 に 推 移 するのに 対 し 2 代 3 代 の 若 い 世 代 は 大 きく 増 加 し て 推 移 することが 読 み 取 れる 245

図 表 VI-3-7 世 界 エイサー 大 会 開 催 時 間 帯 の 滞 在 者 数 推 移 6 5 滞 在 者 数 ( 4 3 人 ) 2 1 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 平 成 24 年 1 月 6 日 平 成 24 年 1 月 7 日 246

図 表 VI-3-8 1 月 7 日 の 世 界 エイサー 大 会 開 催 時 間 帯 の 年 齢 層 別 滞 在 者 数 推 移 12 1 滞 在 者 数 ( 人 ) 8 6 4 2 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 2 代 3 代 4 代 5 代 6 代 7 代 (4) アンケート 結 果 前 述 の 通 りモバイル 空 間 統 計 において 世 界 エイサー 大 会 の 参 加 者 数 を 測 定 したが 那 覇 市 民 に 対 して 平 成 24 年 世 界 エイサー 大 会 の 参 加 率 などを 把 握 するため,アンケートを 行 った 1 参 加 率 世 界 エイサー 大 会 ( 併 設 されていたその 他 のイベントを 除 く)の 那 覇 市 民 参 加 率 は 6.7% 最 も 参 加 率 が 高 かったイベントは セルラースタジアムで 行 われた 伝 統 エイサー/ちむどんステ ージプログラム であった 247

図 表 VI-3-9 世 界 エイサー 大 会 の 参 加 率 2. 3.5 1.2 7.4 6.9 創 作 エイサーコンテストプログラム( 沖 縄 県 立 武 道 館 ) 伝 統 エイサー/ちむどんステージ プログ ラム( 沖 縄 セルラースタジアム 那 覇 ) エイサーワークショップ その 他 のイベント 78.9 来 場 したが 特 にイベントに 参 加 してはい ない その 期 間 奥 武 山 公 園 を 訪 れていない 2 滞 在 時 間 滞 在 時 間 は 1~2 時 間 が 最 も 多 く 平 均 滞 在 時 間 は 2 時 間 3 分 である 図 表 VI-3-1 世 界 エイサー 大 会 での 滞 在 時 間 4 時 間 以 上 滞 在 時 間 2 時 間 以 上 4 時 間 未 満 1 時 間 以 上 2 時 間 未 満 3 分 以 上 1 時 間 未 満 3 分 未 満 5 1 15 2 25 3 ( 人 ) 3 交 通 手 段 交 通 手 段 はゆいレールが 最 も 多 く 次 が 自 家 用 車 となった 会 場 周 辺 に 十 分 な 駐 車 場 がないた め 自 家 用 車 での 乗 り 入 れに 関 する 不 満 の 声 もあった 248

図 表 VI-3-11 世 界 エイサー 大 会 での 会 場 への 交 通 手 段 自 家 用 車 ゆいレール 交 通 手 段 タクシー バス 自 転 車 徒 歩 のみ バイク 5 1 15 2 25 3 ( 人 ) 4 満 足 度 世 界 エイサー 大 会 に 対 して 非 常 に 満 足 まあ 満 足 が 89%を 占 め 参 加 者 の 満 足 度 は 非 常 に 高 い 図 表 VI-3-12 世 界 エイサー 大 会 の 満 足 度 % 1% 4% 23% 非 常 に 満 足 まあ 満 足 ふつう やや 不 満 非 常 に 不 満 63% 5 認 知 度 と 知 った 手 段 世 界 エイサー 大 会 の 開 催 を 知 っていた 人 の 割 合 は 64%であった どのように 知 ったかについ ては TV ラジオ 新 聞 等 のマスメディアが 多 くを 占 めた インターネットで 初 めて 知 る 人 は 少 なく 内 容 を 詳 しく 知 りたい 人 が 利 用 しているようである 249

図 表 VI-3-13 世 界 エイサー 大 会 をどのように 知 ったか TV ラジオで 新 聞 折 り 込 みチラシで 昨 年 から 知 っていたから 家 族 友 人 知 人 から 駅 や 街 頭 のポスターで ネット 上 の 掲 示 板 SNS 等 で 大 会 ホームページで 大 会 専 用 Facebookで その 他 1 2 3 4 5 6 ( 人 ) 25

3-2. プロ 野 球 キャンプ (1) イベント 概 要 下 図 は 県 内 の 主 要 イベントに 対 する 県 外 居 住 者 の 認 知 度 を 示 したアンケート 結 果 である 年 間 各 種 ある 県 内 イベントの 中 で プロ 野 球 春 季 キャンプは 最 も 認 知 度 が 高 く 5 割 を 超 えている 実 際 に 来 沖 者 が 参 加 したイベントを 図 表 VI-3-15に 示 しているが 最 も 参 加 率 が 高 いイベン トもやはりプロ 野 球 キャンプである プロ 野 球 の 各 球 団 は 公 式 戦 の 開 催 されていない 期 間 に 本 拠 地 を 離 れ 全 体 練 習 や 自 主 トレーニ ング 等 を 実 施 している 沖 縄 では 2 月 に 入 ると 日 韓 の 15 球 団 が 訪 れ キャンプを 開 始 する そこで 本 調 査 では プロ 野 球 キャンプを 訪 れる 来 場 者 の 人 数 を 調 査 した 図 表 VI-3-14 沖 縄 県 イベントの 認 知 度 1 月 沖 縄 北 桜 まつり 2 月 プロ 野 球 春 季 キャンプ 3 月 沖 縄 国 際 映 画 祭 4 月 琉 球 炎 祭 5 月 ハーリー 7 月 洋 博 公 園 サマーフェスティバル 8 月 一 万 人 のエイサーおどり 隊 9 月 首 里 城 公 園 中 秋 の 宴 9 月 全 エイサーまつり 1 月 那 覇 大 綱 引 き 1 月 産 業 まつり 11 月 琉 球 王 朝 祭 り 首 里 11 月 離 フェア 12 月 イルミネーション( 各 地 ) 沖 縄 県 内 のイベントで 知 っているものはない 17.3 5.9 21.7 1.6 15.8 9.2 17.6 15.9 6.1 7.7 4.4 9.4 19. 57.1 49.4 1 2 3 4 5 6 (%) 図 表 VI-3-15 沖 縄 県 イベントの 参 加 率 1 月 沖 縄 北 桜 まつり 2 月 プロ 野 球 春 季 キャンプ 3 月 沖 縄 国 際 映 画 祭 4 月 琉 球 炎 祭 5 月 ハーリー 7 月 洋 博 公 園 サマーフェスティバル 8 月 一 万 人 のエイサーおどり 隊 9 月 首 里 城 公 園 中 秋 の 宴 9 月 全 エイサーまつり 1 月 那 覇 大 綱 引 き 1 月 産 業 まつり 11 月 琉 球 王 朝 祭 り 首 里 11 月 離 フェア 12 月 イルミネーション( 各 地 ) 2.5 1.4 3. 2.4 2.5 1.9 2.8 2.8 1.9 1.8 1.3 3.1 5. 1 2 3 4 5 6 7 6.6 (%) 251

(2) 調 査 概 要 1 調 査 球 団 平 成 25 年 に 沖 縄 でプロ 野 球 キャンプを 実 施 する 日 本 の 球 団 は 9 球 団 であるが そのうち 2 月 上 旬 に 沖 縄 本 で 行 われた 東 京 ヤクルトスワローズ 横 浜 DeNA ベイスターズ 中 日 ドラゴン ズ 阪 神 タイガース 北 道 日 本 ハムファイターズの 5 球 団 を 調 査 対 象 とした 2 調 査 期 間 プロ 野 球 キャンプは 2 月 の 1 ヶ 月 間 にわたって 実 施 されているが その 中 でも 観 光 客 が 多 くな ると 推 測 された 3 連 休 である 2 月 9 日 ( 土 ) 1 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 祝 )の 3 日 間 を 調 査 期 間 とした また 平 常 日 として プロ 野 球 キャンプの 実 施 前 であり かつ 正 月 冬 休 みの 期 間 ではない 1 月 の 土 曜 日 日 曜 日 を 対 象 とした 3 調 査 エリア 各 球 団 がキャンプ 地 とする 野 球 場 の 周 辺 を 調 査 エリアとした 図 表 VI-3-16 プロ 野 球 キャンプの 調 査 対 象 チームおよびその 球 場 調 査 対 象 チーム 名 東 京 ヤクルトスワローズ 横 浜 DeNA ベイスターズ 中 日 ドラゴンズ(1 軍 ) 阪 神 タイガース(1 軍 ) 北 道 日 本 ハムファイターズ(1 軍 ) 球 場 名 浦 添 市 民 球 場 宜 野 湾 市 立 野 球 場 北 谷 公 園 野 球 場 宜 野 座 村 野 球 場 名 護 市 営 野 球 場 252

図 表 VI-3-17 浦 添 市 民 球 場 の 調 査 エリア (c)esri Japan 図 表 VI-3-18 宜 野 湾 市 立 野 球 場 の 調 査 エリア (c)esri Japan 253

図 表 VI-3-19 北 谷 公 園 野 球 場 の 調 査 エリア (c)esri Japan 図 表 VI-3-2 宜 野 座 村 野 球 場 の 調 査 エリア (c)esri Japan 254

図 表 VI-3-21 名 護 市 営 球 場 の 調 査 エリア (c)esri Japan (3) 調 査 結 果 3 日 間 の 入 込 客 数 の 合 計 を 比 較 すると 最 も 多 かったのは 計 8,2 人 の 阪 神 タイガースだった 2 月 11 日 ( 月 )の 横 浜 DeNA ベイスターズは モバイル 空 間 統 計 のプライバシー 保 護 処 理 によ り 推 計 値 を 取 得 できなかった 以 降 では 入 込 客 数 上 位 3 球 団 の 中 日 ドラゴンズ, 阪 神 タイガー ス, 北 道 日 本 ハムファイターズの 3 球 団 の 詳 細 調 査 結 果 を 示 す 図 表 VI-3-22 プロ 野 球 キャンプの 入 込 客 数 調 査 対 象 チーム 名 2 月 9 日 ( 土 ) 2 月 1 日 ( 日 ) 2 月 11 日 ( 月 ) 計 東 京 ヤクルトスワローズ 4 人 5 人 6 人 1,5 人 横 浜 DeNA ベイスターズ 2, 人 1, 人 - 3, 人 中 日 ドラゴンズ 1,1 人 1,9 人 2,1 人 5,1 人 阪 神 タイガース 3,1 人 2,2 人 2,9 人 8,2 人 北 道 日 本 ハムファイターズ 1,4 人 4,8 人 7 人 6,9 人 1 北 谷 公 園 野 球 場 ( 中 日 ドラゴンズ) 図 表 VI-3-23からは 2 月 9 日 ( 土 )に 比 べ 2 月 1 日 ( 日 ) 2 月 11 日 ( 月 )の 入 込 255

客 数 がやや 多 くなったことが 読 み 取 れる なお,2 月 11 日 ( 月 )は 13 時 より 韓 国 サムスンライ オンズとの 練 習 試 合 があったが, 試 合 開 始 直 後 に 雨 天 中 止 となった 図 表 VI-3-24より 入 込 客 数 は 男 性 の 方 がやや 多 いことが 分 かる また 図 表 VI-3-2 5からは 15 歳 ~19 歳 2 代 3 代 が 全 体 のおよそ 3 分 の 2 を 占 めており 若 い 世 代 の 入 込 客 数 が 多 いことがうかがえる 図 表 VI-3-26の 居 住 エリア 別 の 入 込 客 数 において 1 位 は 愛 知 県 となっている これは 中 日 ドラゴンズの 本 拠 地 がナゴヤドームであり, 愛 知 県 からの 訪 問 者 が 多 くなったためと 推 測 される 図 表 VI-3-23 北 谷 公 園 野 球 場 の 日 別 入 込 客 数 図 表 VI-3-24 北 谷 公 園 野 球 場 の 男 女 別 比 率 25 1% 2 15 1% 9% 16% 1 5 19% 27% 18% 15-19 歳 2 代 3 代 4 代 5 代 6 代 7 代 図 表 VI-3-25 北 谷 公 園 野 球 場 の 年 齢 層 別 比 率 図 表 VI-3-26 北 谷 公 園 野 球 場 の 都 道 府 県 別 比 率 1% 9% 1% 16% 23% 6% 3% 19% 27% 3% 18% 33% 5% 15-19 歳 2 代 3 代 4 代 5 代 6 代 7 代 東 京 都 岐 阜 県 愛 知 県 大 阪 府 沖 縄 県 その 他 図 表 VI-3-27に 着 目 すると 2 月 9 日 ( 土 )の 滞 在 者 数 のピークは 14 時 ~15 時 頃 であり やや 遅 い 時 間 帯 となった 2 月 1 日 ( 日 )は 昼 間 の 時 間 帯 に 増 減 を 繰 り 返 ししている 2 月 11 日 ( 月 )の 滞 在 者 数 のピークは 13 時 となった 256

なお 北 谷 公 園 野 球 場 の 近 隣 には 大 規 模 商 業 施 設 であるアメリカンビレッジがあり これが 滞 在 者 数 の 推 計 に 影 響 を 与 えた 可 能 性 がある 図 表 VI-3-27 北 谷 公 園 野 球 場 の 調 査 エリアの 滞 在 者 数 推 移 16 14 12 滞 在 者 数 1 8 6 4 2 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 平 成 25 年 2 月 9 日 平 成 25 年 2 月 1 日 平 成 25 年 2 月 11 日 2 宜 野 座 村 野 球 場 ( 阪 神 タイガース) 図 表 VI-3-28の 日 別 入 込 客 数 において 2 月 1 日 ( 日 )に 入 込 客 数 が 3 日 間 のなかでや や 少 ないが 2 月 1 日 ( 日 )に 名 護 球 場 において 北 道 日 本 ハムファイターズ 対 阪 神 タイガース の 練 習 試 合 があったことが 要 因 として 考 えられる 2 月 11 日 ( 月 )には 韓 国 LG ツインズとの 練 習 試 合 があったものの 練 習 試 合 のなかった 2 月 9 日 ( 土 )との 入 込 客 数 の 差 はほとんどなかっ た 図 表 VI-3-29によると 女 性 よりも 男 性 の 入 込 客 数 の 方 が 多 い 図 表 VI-3-3から は 4 代 3 代 の 年 齢 層 で 入 込 客 数 が 多 いことが 分 かる 図 表 VI-3-31の 居 住 エリア 別 の 入 込 客 数 では 1 位 の 沖 縄 県 に 続 き 2 位 は 大 阪 府 3 位 は 兵 庫 県 となっている これは 阪 神 タイガースの 本 拠 地 が 阪 神 甲 子 園 球 場 であることが 要 因 の 一 つとして 考 えられる 257

図 表 VI-3-28 宜 野 座 村 野 球 場 の 日 別 入 込 客 数 図 表 VI-3-29 宜 野 座 村 野 球 場 の 男 女 別 比 率 35 3 25 2 15 1 5 41% 59% 男 性 女 性 図 表 VI-3-3 宜 野 座 村 野 球 場 の 年 齢 層 別 比 率 図 表 VI-3-31 宜 野 座 村 野 球 場 の 都 道 府 県 別 比 率 11% 3% 6% 12% 15% 6% 2% 12% 16% 23% 9% 29% 56% 15-19 歳 2 代 3 代 4 代 5 代 6 代 7 代 東 京 都 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 沖 縄 県 その 他 図 表 VI-3-32から 3 日 間 の 滞 在 者 数 のピークは 2 月 11 日 ( 月 )の 12~13 時 頃 で 約 1,9 人 だった 2 月 11 日 ( 月 )は 2 月 9 日 ( 土 )と 比 較 して 入 込 客 数 の 差 がほとんどないにも 関 わらず ピーク 時 の 滞 在 者 数 が 約 5 人 も 多 かった これは 2 月 11 日 ( 月 )13 時 から 実 施 さ れた 練 習 試 合 が 影 響 した 可 能 性 がある 2 月 1 日 ( 日 )の 滞 在 者 数 が 他 の 日 に 比 べてやや 少 ない のは 名 護 球 場 での 練 習 試 合 の 影 響 であると 考 えられる 258

図 表 VI-3-32 宜 野 座 村 野 球 場 の 調 査 エリアの 滞 在 者 数 推 移 2 18 16 14 滞 在 者 数 12 1 8 6 4 2 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 平 成 25 年 2 月 9 日 平 成 25 年 2 月 1 日 平 成 25 年 2 月 11 日 3 名 護 球 場 ( 北 道 日 本 ハムファイターズ) 図 表 VI-3-33からは 3 日 間 のうち 2 月 1 日 ( 日 )は 入 込 客 数 が 大 きく 増 加 しているこ とが 分 かる これは 前 述 したように 名 護 球 場 において 北 道 日 本 ハムファイターズ 対 阪 神 タイ ガースの 練 習 試 合 があり その 練 習 試 合 を 目 的 として 来 場 した 人 数 が 多 いためと 考 えられる 居 住 エリア 別 の 入 込 客 数 の 上 位 に 大 阪 府 が 入 っていることから 阪 神 タイガースに 興 味 を 持 つ 来 場 者 数 も 多 かったものと 推 測 される 2 月 11 日 ( 月 )には 韓 国 ハンファ イーグルスとの 練 習 試 合 があったが 開 始 当 初 から 霧 雨 が あり 途 中 でさらに 天 候 が 悪 化 したことによって 試 合 が 打 ち 切 られたため 2 月 1 日 ( 日 )の 入 込 客 数 程 には 増 加 しなかったと 推 測 される 図 表 VI-3-34からは 男 性 の 入 込 客 数 がやや 多 いことが 分 かる 図 表 VI-3-35からは 年 齢 層 別 では 4 代 の 入 込 客 数 が 全 体 の 27%となり 最 も 多 くなったことが 分 かった 居 住 エリア 別 の 入 込 客 数 では 1 位 の 沖 縄 県 に 続 き 2 位 は 北 道 となっている これは 日 本 ハムは 北 道 の 札 幌 ドームを 本 拠 地 としており 北 道 在 住 のファンが 多 いためと 考 えられる また 東 京 都 千 葉 県 からの 入 込 客 数 が 多 いのは 東 京 ドームを 準 本 拠 地 千 葉 県 にあるファイタ ーズスタジアムを 二 軍 の 本 拠 地 としていることが 一 つの 要 因 として 考 えられる 259

図 表 VI-3-33 名 護 市 営 球 場 の 日 別 入 込 客 数 図 表 VI-3-34 名 護 市 営 球 場 の 男 女 別 比 率 6 5 4 3 2 1 45% 55% 男 性 女 性 図 表 VI-3-35 名 護 市 営 球 場 の 年 齢 層 別 比 率 図 表 VI-3-36 名 護 市 営 球 場 の 都 道 府 県 別 比 率 4% % 15% 15% 23% 21% 18% 21% 6% 9% 27% 33% 8% 15-19 歳 2 代 3 代 4 代 5 代 6 代 7 代 北 道 千 葉 県 東 京 都 大 阪 府 沖 縄 県 その 他 図 表 VI-3-37の 滞 在 者 数 推 移 に 着 目 すると 2 月 1 日 ( 日 )は 13 時 14 時 をピークと して 滞 在 者 数 が 大 きく 増 加 しており 練 習 試 合 が 12 時 3 分 に 開 始 したためと 推 測 される なお 2 月 9 日 ( 土 )は 19 時 より 北 道 日 本 ハムファイターズ ファンの 集 い というイベントが あった 26

図 表 VI-3-37 名 護 市 営 球 場 の 調 査 エリアの 滞 在 者 数 推 移 25 2 滞 在 者 数 15 1 5 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 平 成 25 年 2 月 9 日 平 成 25 年 2 月 1 日 平 成 25 年 2 月 11 日 261

4. 小 結 本 調 査 では 沖 縄 を 訪 れる 観 光 客 に 対 し いつ どこに どの 程 度 の 人 数 がいるかに 着 目 し 携 帯 電 話 の 仕 組 みを 利 用 したモバイル 空 間 統 計 とプレミアパネルを 使 った 調 査 分 析 を 行 った 観 光 客 数 調 査 観 光 客 数 に 関 しては 沖 縄 県 全 域 の 観 光 客 数 を 1 月 と 1 月 の 2 回 に 分 けて 調 査 した 年 齢 層 別 にみると 1 月 の は 15~19 歳 の 観 光 客 が 最 も 多 く や 1 月 との 比 較 からも 修 学 旅 行 生 の 影 響 が 大 きく 出 ていることがわかった 居 住 エリア 別 で 見 ると 1 月 は 南 関 東 からの 観 光 客 が 最 も 多 いが 1 月 は 東 京 都 が 最 も 多 く 季 節 による 変 動 も 認 められた また 1 月 は と 休 日 観 光 客 数 の 差 が 大 きいのに 対 し 1 月 ではその 差 は 小 さくなっている ここでも 修 学 旅 行 生 の 影 響 が 一 つの 要 因 となっていると 考 えられる 広 域 圏 の 調 査 では モバイル 空 間 統 計 とアンケートは 良 く 似 た 傾 向 を 示 すことが 確 認 できた 15~19 歳 は 本 半 北 西 南 エリアで 多 く 多 くのエリアでは 年 齢 が 上 がるほど 観 光 客 は 少 なくなるが 本 半 北 西 南 離 エリアでは 6 代 以 上 の 観 光 客 が 多 かった 市 町 村 の 調 査 では モバイル 空 間 統 計 で 推 計 可 能 な 時 間 単 位 での 観 光 客 の 増 減 に 注 目 し 昼 増 加 して 夜 減 少 する 地 域 昼 減 少 して 夜 増 加 する 地 域 昼 夜 の 増 減 が 少 ない 地 域 に 分 類 した こ れらの 分 類 により 観 光 客 数 の 時 間 変 化 が 観 光 施 設 や 宿 泊 施 設 の 充 実 度 を 把 握 する 一 つの 指 標 となる 可 能 性 を 示 した プレミアパネルを 使 ったアンケート 調 査 では 旅 行 日 程 に 応 じた 訪 問 エリアを 調 査 し 那 覇 市 近 郊 は 初 日 と 旅 行 終 盤 那 覇 市 から 離 れた 北 エリアは 2 日 目 がピークとなり 中 エリアは 3 日 目 以 降 も 訪 問 者 が 多 いことがわかった 訪 問 エリアの 組 み 合 わせを 見 ると 短 期 の 旅 行 では 那 覇 市 近 郊 エリアや 本 半 北 西 エリアの 観 光 客 が 多 いのに 対 し 長 期 の 旅 行 では 離 や 沖 縄 本 全 域 にわたった 旅 行 が 多 いことが 分 かった イベント 調 査 イベントが 沖 縄 観 光 にどのように 影 響 しているのかを 定 量 的 に 把 握 するため 世 界 エイサー 大 会 とプロ 野 球 キャンプを 対 象 に 調 査 した 世 界 エイサー 大 会 の 入 込 客 数 は 1 日 目 が 5,4 人 2 日 目 が 9,4 人 となり 2 日 目 の 方 が 多 か った またエイサーという 沖 縄 の 伝 統 文 化 のイベントであるが 2 3 代 の 若 い 世 代 が 多 かった プロ 野 球 キャンプでは 滞 在 者 数 の 時 間 変 化 から 練 習 試 合 や 天 候 が 観 光 客 数 に 大 きな 影 響 を 与 えることがわかった また 居 住 エリア 別 の 人 数 によると 各 球 団 の 本 拠 地 が 存 在 する 都 道 府 県 から 多 く 来 沖 していることが 明 らかになった 県 内 では 年 間 に 各 種 イベントが 開 催 されるが プ ロ 野 球 キャンプが 沖 縄 観 光 を 活 性 化 する 重 要 なイベントであることも 確 認 できた これまでの 調 査 手 法 で 把 握 することは 難 しかった 時 間 曜 日 季 節 居 住 エリア 等 に 応 じた きめ 細 かい 観 光 客 数 を モバイル 空 間 統 計 を 活 用 し 調 査 することで より 戦 略 的 で 効 果 の 高 い 施 策 の 実 施 につなげることが 可 能 になると 考 えられる 262

モバイル 空 間 統 計 の 留 意 点 本 調 査 で 活 用 したモバイル 空 間 統 計 は 携 帯 電 話 サービスを 行 う 際 に 発 生 する 運 用 データを 統 計 処 理 して 推 計 した 人 口 統 計 であるため 以 下 のような 留 意 点 がある a. 推 計 対 象 の 違 い モバイル 空 間 統 計 は 集 計 対 象 エリア 内 に 観 測 される 全 ての 人 口 であるため その 数 値 には エリア 内 において 何 らかの 目 的 ( 居 住 通 勤 通 学 買 物 など)をもって 滞 留 している 人 口 のみならず 集 計 対 象 エリア 内 における 道 路 やモノレールなどを 移 動 中 の 人 口 も 一 定 の 割 合 で 含 まれる そのため 幹 線 道 路 やモノレール 駅 が 存 在 し 交 通 量 が 多 いエリアのモバイル 空 間 統 計 には 一 定 量 の 移 動 中 の 人 口 が 含 まれているという 点 について 留 意 が 必 要 である b. 人 口 の 拡 大 処 理 による 影 響 モバイル 空 間 統 計 は 携 帯 電 話 の 運 用 データをもとにしており 居 住 エリア( 都 道 府 県 ) 別 年 齢 層 別 の 携 帯 電 話 契 約 率 を 考 慮 し 実 際 に 存 在 した 人 口 を 推 計 している 7 代 以 上 や 1 代 以 下 の 年 齢 層 は もともと 契 約 率 が 低 く また 居 住 エリアによって 契 約 率 に 偏 りがあることから 誤 差 が 生 じやすい 本 報 告 書 では 15 歳 から 79 歳 までの 人 口 を 対 象 としている c. 基 地 局 エリアから 集 計 エリアへの 変 換 の 影 響 モバイル 空 間 統 計 は 基 地 局 単 位 で 人 口 分 布 を 算 出 している そのため 基 地 局 の 密 度 が 低 い 地 域 すなわち 人 口 の 少 ない 郊 外 などでは 地 理 的 解 像 度 ( 集 計 エリア 単 位 )を 細 かくす ると 誤 差 が 生 じやすい d.プライバシー 保 護 処 理 による 影 響 モバイル 空 間 統 計 は プライバシー 保 護 の 観 点 から 集 計 人 数 が 少 ない 場 合 には 人 口 をゼロ とするなどの 秘 匿 処 理 がなされている そのため 地 理 的 解 像 度 の 細 かい 推 計 や 人 口 密 度 の 低 い 地 域 での 推 計 あるいは 細 かい 個 人 属 性 での 推 計 を 行 う 場 合 には 秘 匿 処 理 による 誤 差 が 生 じやすい その 他 のモバイル 空 間 統 計 の 詳 細 については 以 下 の URL を 参 照 http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/disclosure/mobile_spatial_statistics/index.html 本 調 査 で 利 用 したモバイル 空 間 統 計 は 戦 略 的 リピーター 事 業 のみで 活 用 し その 他 の 目 的 で の 利 用 や 第 三 者 への 提 供 は 行 わない 263

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