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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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1.はじめに わが 国 での 急 速 な 少 子 化 の 進 行 等 を 踏 まえ 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもが 健 やかに 生 まれ 育 成 される 環 境 の 整 備 を 目 的 とした 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 が 平 成 15 年 7 月 に 制 定 され

厚 生 年 金 は 退 職 後 の 所 得 保 障 を 行 う 制 度 であり 制 度 発 足 時 は 在 職 中 は 年 金 を 支 給 しないこととされていた しかしながら 高 齢 者 は 低 賃 金 の 場 合 が 多 いと いう 実 態 に 鑑 み 在 職 者 にも 支 給 される 特 別

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千 曲 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画 女 性 職 員 がいきいきと 働 く 職 場 づくり 平 成 28 年 3 月 ( 策 定 ) 千 曲 市 長 千 曲 市 議 会 議 長 千 曲 市 選 挙 管 理 委 員 会 千 曲 市 代 表 監 査 委 員 千 曲 市 坂 城 町 等 公 平

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

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【公表資料】 緊急対策資料

課 税 ベ ー ス の 拡 大 等 : - 租 税 特 別 措 置 の 見 直 し ( 後 掲 ) - 減 価 償 却 の 見 直 し ( 建 物 附 属 設 備 構 築 物 の 償 却 方 法 を 定 額 法 に 一 本 化 ) - 欠 損 金 繰 越 控 除 の 更 な る 見 直 し ( 大

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における


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別紙3

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第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

図 表 1 雇 用 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 概 要 現 下 の 雇 用 情 勢 等 を 踏 まえ 失 業 等 給 付 に 係 る 保 険 料 率 を 引 き 下 げるとともに 労 働 者 の 離 職 の 防 止 や 再 就 職 の 促 進 を 図 るため 育 児 休

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

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定款

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

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事務連絡

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Transcription:

女 性 が 活 躍 する 未 来 に 向 けてスピードアップ! ~ 地 域 をけん 引 する 指 定 都 市 の 提 言 ~ 平 成 26 年 11 月 指 定 都 市 市 長 会

提 言 の 趣 旨 人 口 急 減 超 高 齢 化 への 対 応 が 国 を 挙 げての 喫 緊 の 課 題 となる 中 社 会 の 活 力 を 維 持 していくためには あらゆる 人 が 意 欲 を 持 ち 活 動 することが 不 可 欠 であり とり わけ 女 性 がその 能 力 を 十 分 に 発 揮 できる 環 境 づくりが 急 務 となっています 政 府 においては 女 性 の 活 躍 を 成 長 戦 略 の 中 核 に 位 置 付 け 女 性 が 輝 く 社 会 に 向 け た 取 組 がさまざまな 分 野 で 展 開 されつつありますが 我 が 国 の 現 状 は 先 進 国 の 中 で 未 だ 著 しく 遅 れた 状 況 にあります 地 域 における 女 性 の 活 躍 促 進 は 地 域 経 済 の 活 性 化 のみならず 世 帯 収 入 の 増 加 に よる 貧 困 や 少 子 化 の 対 策 としても 有 効 であるほか まちづくりに 多 様 な 考 え 方 が 反 映 されることにより 地 域 課 題 の 解 決 にも 好 影 響 を 与 えるものであると 考 えます 人 口 減 少 への 対 応 が 待 ったなし の 状 況 にある 中 女 性 が 活 躍 できる 環 境 整 備 に 向 けた 取 組 の 加 速 化 が 強 く 求 められています こうしたことから 指 定 都 市 市 長 会 では 女 性 の 社 会 進 出 が 遅 れている 要 因 課 題 を 検 討 し 女 性 の 一 層 の 活 躍 を 推 進 するための 政 策 提 言 を 行 うことを 目 的 として 本 年 5 月 に 女 性 の 社 会 進 出 プロジェクト を 新 たに 設 置 し 女 性 の 就 労 面 を 中 心 に 指 定 都 市 の 現 状 や 各 都 市 の 施 策 等 を 調 査 するとともに 今 後 必 要 となる 取 組 につい て 幅 広 く 検 討 を 行 ってきました 今 般 国 において 来 年 春 ごろまでに 早 急 に 実 施 すべき 施 策 として すべての 女 性 が 輝 く 政 策 パッケージ が 決 定 され 必 要 な 法 的 措 置 を 含 め 様 々な 取 組 が 進 められ ることとなりました 女 性 をはじめ 誰 もがいきいきと 活 躍 できる 社 会 づくりに 向 け 多 くの 女 性 が 働 く 場 でもある 指 定 都 市 が 地 域 の 模 範 トップランナーとしての 役 割 を 果 たしていく 必 要 性 を 十 分 に 認 識 し 各 般 の 取 組 を 進 めるとともに 国 において 取 り 組 むべき 施 策 につ いて 以 下 のとおり 提 言 します 1

指 定 都 市 の 女 性 職 員 7.8 万 人 の 活 躍 する 力 を 引 き 出 します ~ 指 定 都 市 自 らの 取 組 ~ 指 定 都 市 では 約 24 万 人 の 職 員 が 働 き そのうちの 約 3 割 に 当 たる 約 7 万 8 千 人 が 女 性 職 員 です また 採 用 者 に 占 める 女 性 の 割 合 は4 割 を 超 え 国 都 道 府 県 と 比 較 しても 割 合 が 高 くなっており 両 立 支 援 制 度 の 整 備 活 用 が 進 んだことで 出 産 育 児 に 伴 う 退 職 も 少 ないことから 今 後 とも 多 くの 女 性 職 員 の 活 躍 が 期 待 されます 国 への 提 言 を 行 うに 当 たり まず 指 定 都 市 自 らが 女 性 職 員 の 力 を 引 き 出 すトップ ランナーとなって 次 の3つの 事 項 に 率 先 して 取 り 組 むとともに 各 指 定 都 市 の 実 情 に 応 じた 各 般 の 取 組 を 進 めます 参 考 採 用 者 に 占 める 女 性 の 割 合 指 定 都 市 :42.1% 国 家 公 務 員 :26.8% 都 道 府 県 :30.3% 指 定 都 市 都 道 府 県 内 閣 府 男 女 共 同 参 画 局 地 方 公 共 団 体 における 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 又 は 女 性 に 関 する 施 策 の 推 進 状 況 より( 平 成 25 年 度 平 成 24 年 4 月 1 日 から 25 年 3 月 31 日 までに 採 用 ) 国 家 公 務 員 総 務 省 人 事 院 女 性 国 家 公 務 員 の 採 用 状 況 のフォローアップ より( 平 成 25 年 4 月 1 日 から 25 年 4 月 30 日 までに 採 用 ( 又 は 内 定 )) 1. 女 性 職 員 のライフステージに 応 じたキャリア 形 成 を 応 援 します ~ 市 役 所 の 女 性 管 理 職 登 用 率 30%の 達 成 を 目 指 して ~ 複 雑 化 多 様 化 する 行 政 ニーズに 柔 軟 に 対 応 していくためには 意 思 決 定 の 場 に 女 性 職 員 の 参 画 を 一 層 進 めていくことが 不 可 欠 です 指 定 都 市 の 女 性 管 理 職 登 用 率 については 昇 任 試 験 の 有 無 など 昇 任 制 度 の 違 いも あり 現 状 では 約 5%から 約 17%まで 様 々となっています 指 定 都 市 においても 女 性 管 理 職 登 用 率 30%の 達 成 を 見 据 え 10% 20%と ステップを 上 るなど それぞれの 都 市 で 段 階 を 踏 みながら 女 性 の 登 用 において 地 域 をけん 引 するべく 女 性 職 員 のライフステージに 応 じたキャリア 形 成 支 援 を 推 進 します 具 体 的 な 取 組 例 職 員 の 意 識 改 革 を 促 す 研 修 昇 任 への 不 安 解 消 策 の 強 化 キャリア 形 成 を 支 援 するメンター 制 度 の 導 入 メンター 向 け 研 修 の 実 施 昇 任 試 験 における 女 性 の 受 験 率 の 目 標 設 定 出 産 育 児 などのライフイベントを 考 慮 し 若 手 職 員 のうちに 多 様 な 業 務 経 験 を 付 与 女 性 職 員 のネットワーク 構 築 支 援 ロールモデルとなる 女 性 管 理 職 との 交 流 指 定 都 市 の 女 性 職 員 同 士 の 交 流 職 員 向 けの 情 報 提 供 サイト の 立 ち 上 げ 等 2

2.すべての 男 性 職 員 が 育 休 を 取 得 できるよう 組 織 全 体 で 支 援 します 女 性 の 活 躍 を 推 進 するためには 男 性 も 家 事 育 児 介 護 等 の 家 庭 生 活 における 役 割 を 果 たすことが 重 要 です 男 性 職 員 の 育 児 休 業 取 得 については 指 定 都 市 全 体 で 取 得 率 が2.6%と 未 だ 低 調 であることから 男 性 自 身 の 意 識 改 革 育 休 等 を 取 得 しやすい 職 場 環 境 づくりを 進 める 必 要 があります 指 定 都 市 の 中 には 休 暇 休 業 の 形 態 や 期 間 の 長 短 を 問 わずに 該 当 の 男 性 職 員 全 員 が 何 らかの 両 立 支 援 制 度 を 利 用 するよう 取 り 組 む 事 例 もあり 各 都 市 の 効 果 的 な 事 例 を 共 有 しながら 育 児 介 護 等 の 時 間 的 制 約 のある 職 員 も 活 躍 できる 職 場 環 境 の 整 備 を 進 めます 具 体 的 な 取 組 例 上 司 同 僚 など 職 場 ぐるみで 支 える 男 性 全 員 の 育 休 取 得 制 度 の 周 知 育 児 介 護 に 係 る 休 暇 等 を 取 得 した 男 性 職 員 による 体 験 談 発 表 育 児 休 業 取 得 時 の 収 入 変 動 シミュレーション 等 の 情 報 提 供 育 児 介 護 に 係 る 多 様 な 休 暇 休 業 等 の 取 得 促 進 育 休 等 を 取 得 しやすい 風 土 の 醸 成 に 向 けた 管 理 職 研 修 の 実 施 育 休 を 取 得 する 男 性 職 員 の 代 替 職 員 を 配 置 する 仕 組 みの 導 入 等 3. 男 性 も 女 性 も 働 きやすい 職 場 環 境 の 実 現 に 向 け 働 き 方 改 革 にチャ レンジします 女 性 の 活 躍 を 阻 害 する 要 因 の 一 つが 長 時 間 労 働 を 前 提 とした 労 働 慣 行 であるこ とから すべての 職 員 のワーク ライフ バランスの 実 現 のためにも これを 見 直 し 多 様 で 柔 軟 な 働 き 方 の 実 現 に 取 り 組 みます 議 会 の 協 力 を 得 て 早 期 の 質 問 通 告 を 受 けることにより 議 会 対 応 に 係 る 超 過 勤 務 縮 減 が 図 られた 事 例 等 各 都 市 の 効 果 的 な 事 例 を 共 有 し 積 極 的 な 横 展 開 を 図 ります 具 体 的 な 取 組 例 事 業 のスクラップアンドビルドによる 行 政 サービスの 大 胆 な 見 直 し ノー 残 業 デーの 徹 底 議 会 対 応 業 務 の 効 率 化 などによる 超 過 勤 務 の 縮 減 管 理 職 のマネジメント 力 強 化 管 理 職 の イクボス 化 子 育 て 関 連 情 報 の 提 供 育 休 中 の 職 員 への 情 報 提 供 テレワークなど 多 様 な 勤 務 形 態 の 試 行 業 務 効 率 化 等 の 取 組 の 人 事 評 価 への 反 映 管 理 職 に 係 る 評 価 書 類 への 女 性 活 躍 推 進 の 視 点 の 掲 載 等 3

社 会 の 変 化 のスピードを 上 げるために ~ 国 に 対 する 提 言 ~ 指 定 都 市 は 女 性 が 活 躍 できる 社 会 づくりに 向 けて これまで 女 性 の 就 業 継 続 再 就 職 支 援 や 女 性 の 起 業 創 業 支 援 働 く 女 性 のネットワークづくり 等 について 先 駆 的 な 事 例 を 積 み 重 ねてきました しかしながら 女 性 の 活 躍 促 進 のためには 長 時 間 労 働 を 前 提 とした 働 き 方 の 見 直 しや 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 などの 社 会 全 体 の 意 識 改 革 が 必 要 であること が 様 々な 調 査 提 言 により 指 摘 されており これを 変 えるためには 国 を 挙 げての 思 い 切 った 取 組 が 求 められます また 地 方 においては 女 性 の 登 用 以 前 に 仕 事 と 子 育 てとの 両 立 支 援 や ひとり 親 家 庭 の 就 労 支 援 など 女 性 が 働 き 続 けられる あるいは 再 就 職 がしやすい 環 境 整 備 が 未 だ 大 きな 課 題 となっています こうしたことから 女 性 が 活 躍 できる 社 会 の 実 現 に 向 けて 社 会 の 変 化 のスピード を 上 げる 観 点 から 特 に 下 記 の 項 目 について 重 点 的 に 財 源 を 投 下 し 集 中 的 な 取 組 を 行 うことを 提 案 します 1. 保 育 施 策 及 び 放 課 後 児 童 施 策 の 充 実 待 機 児 童 解 消 加 速 化 プラン の 着 実 な 実 行 により 2017 年 度 までの 40 万 人 分 の 保 育 の 受 け 皿 確 保 と 待 機 児 童 解 消 を 前 倒 しで 実 現 するとともに 地 域 住 民 の 保 育 環 境 の 特 性 をふまえ 地 域 ニーズに 合 わせた 夜 間 保 育 や 休 日 保 育 の 給 付 費 と 一 時 預 かりや 病 児 病 後 児 保 育 の 充 実 のための 財 源 措 置 を 強 化 すること また 小 学 校 入 学 以 降 も 引 き 続 き 仕 事 と 子 育 ての 両 立 支 援 を 図 るため 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 や 同 事 業 と 放 課 後 子 供 教 室 を 一 体 的 に 実 施 する 放 課 後 子 ども 総 合 プラン など 放 課 後 児 童 施 策 についてもさらなる 拡 充 を 図 ること これらの 実 施 に 当 たっては 地 方 への 十 分 かつ 安 定 的 な 財 源 を 確 保 すること 2.ワーク ライフ バランスの 一 層 の 推 進 職 場 全 体 の 長 時 間 労 働 の 是 正 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 労 働 者 の 希 望 に 応 じた 育 児 介 護 休 業 の 取 得 や 短 時 間 勤 務 をしやすい 環 境 づくり 職 場 復 帰 支 援 等 労 働 者 の 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 の 両 立 調 和 を 図 るための 計 画 の 策 定 を 企 業 自 治 体 に 義 務 付 けるなど 国 を 挙 げてワーク ライフ バランスの 推 進 に 取 り 組 むこと また 育 児 休 業 時 の 所 得 の 減 少 が 特 に 男 性 の 育 児 休 業 取 得 の 阻 害 要 因 となって いることから 父 母 それぞれの 育 児 休 業 給 付 金 の 給 付 率 を 1 か 月 に 限 り 100%と するなど 国 の 負 担 により 育 児 休 業 時 の 所 得 補 償 の 思 い 切 った 引 き 上 げを 図 るこ と さらに パパ クオータ 制 の 導 入 等 についても 積 極 的 に 検 討 を 進 めるなど 男 性 が 主 体 的 に 育 児 に 取 り 組 むことができる 環 境 づくりを 強 力 に 推 進 すること 4

3. 働 き 方 に 中 立 な 税 制 社 会 保 障 制 度 の 在 り 方 等 の 検 討 女 性 の 働 き 方 の 選 択 には 様 々な 社 会 制 度 が 関 連 しているが 配 偶 者 控 除 配 偶 者 特 別 控 除 や 国 民 年 金 の 第 3 号 被 保 険 者 制 度 をはじめ 税 制 社 会 保 障 制 度 の 与 え る 影 響 は 大 きいことから 女 性 の 働 き 方 に 中 立 的 な 税 制 社 会 保 障 制 度 の 在 り 方 の 多 角 的 な 検 討 を 一 層 進 めること 併 せて 家 事 や 子 育 てに 対 する 負 担 から 働 くことを 諦 めざるを 得 ない 女 性 の 選 択 肢 を 増 やすための 税 制 上 の 措 置 についても 導 入 の 検 討 を 進 めること なお 税 制 の 検 討 に 当 たっては 地 方 税 収 への 影 響 に 十 分 配 慮 すること 4. 女 性 の 活 躍 推 進 企 業 に 対 するインセンティブ 付 与 女 性 の 活 躍 推 進 に 当 たっては 企 業 の 積 極 的 な 取 組 が 欠 かせないことから 出 産 等 で 退 職 した 女 性 の 再 雇 用 男 性 の 育 児 休 業 取 得 推 進 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 等 女 性 の 活 躍 につながる 取 組 に 積 極 的 な 企 業 へのインセンティブ 付 与 充 実 に 向 け 補 助 制 度 や 金 融 機 関 の 融 資 利 率 優 遇 のための 利 子 補 助 等 を 検 討 すること 検 討 に 当 たっては 地 域 経 済 の 中 心 である 中 小 企 業 も 活 用 しやすい 制 度 とすること 5. 女 性 の 社 会 進 出 に 関 するデータの 収 集 公 表 地 域 の 実 情 に 応 じた 取 組 を 進 めるため 企 業 自 治 体 における 各 役 職 従 事 者 の 割 合 等 の 女 性 の 登 用 状 況 や 起 業 創 業 の 状 況 が 明 らかとなる 統 計 データを 整 備 し 毎 年 公 表 すること 統 計 データについては 都 道 府 県 単 位 はもちろん 指 定 都 市 につ いても 個 別 にデータ 化 すること 5