国 有 林 の 地 域 別 の 森 林 計 画 等 検 討 会 伊 那 谷 木 曽 川 東 三 河 森 林 計 画 区 ほか 平 成 25 年 2 月 13 日 中 部 森 林 管 理 局
国 有 林 の 地 域 別 の 森 林 計 画 等 検 討 会 < 次 第 > 日 時 : 平 成 25 年 2 月 13 日 ( 水 ) 13:30~ 場 所 : 中 部 森 林 管 理 局 大 会 議 室 (3 階 ) 1 開 会 2 局 長 あいさつ 3 委 員 紹 介 4 座 長 選 任 5 議 事 1 平 成 24 年 度 に 策 定 する 森 林 計 画 等 の 案 について ( 伊 那 谷 木 曽 川 東 三 河 森 林 計 画 区 ) 平 成 24 年 度 に 変 更 する 森 林 計 画 等 の 案 について ( 神 通 川 庄 川 千 曲 川 下 流 中 部 山 岳 千 曲 川 上 流 木 曽 谷 宮 庄 川 飛 騨 川 長 良 川 揖 斐 川 尾 張 西 三 河 森 林 計 画 区 ) 計 画 案 への 意 見 について 2 質 疑 等 6 座 長 解 任 7 説 明 事 項 1 国 有 林 に 関 する 最 近 の 情 勢 について 2 中 部 森 林 管 理 局 の 取 組 みについて 8 閉 会
国 有 林 の 地 域 別 森 林 計 画 等 検 討 会 の 委 員 等 名 簿 検 討 会 委 員 ( 五 十 音 順 ) 役 職 等 氏 名 備 考 あおやま ゆ う こ 愛 知 県 ネイチャーゲーム 協 会 理 事 長 青 山 裕 子 あかほり くす お 林 材 ライター 赤 堀 楠 雄 おおもり きよたか 飛 騨 生 態 調 査 研 究 室 代 表 大 森 清 孝 おか の てつ お 信 州 大 学 農 学 部 教 授 岡 野 哲 郎 岐 阜 県 環 境 審 議 会 委 員 か わ い ち よ こ 川 合 千 代 子 かわ ち まさかず 川 地 建 築 設 計 室 主 宰 川 地 正 数 欠 席 こばやし と み お 日 本 野 鳥 の 会 長 野 県 支 部 副 支 部 長 兼 事 務 局 長 小 林 富 夫 こ み や ま あきら 岐 阜 大 学 応 用 生 物 科 学 部 教 授 小 見 山 章 たきざわ え い ち 長 野 県 森 林 組 合 連 合 会 常 務 理 事 滝 澤 栄 智 欠 席 ふじさわ しげる 岐 阜 県 木 材 協 同 組 合 連 合 会 副 会 長 藤 沢 茂 ほ ん だ きょうこ 環 境 教 育 ネットワークとやまエコひろば 代 表 本 田 恭 子 やました ま さ こ 富 山 県 自 然 保 護 協 会 理 事 山 下 眞 佐 子 やま だ ようぞう 名 古 屋 大 学 大 学 院 生 命 農 学 研 究 科 准 教 授 山 田 容 三 よこ い しゆういち 岐 阜 県 立 森 林 文 化 アカデミー 教 授 横 井 秀 一 中 部 森 林 管 理 局 官 職 氏 名 官 職 氏 名 す ず き し ん や なかしま かつひろ 局 長 鈴 木 信 哉 流 域 管 理 指 導 官 中 嶋 勝 浩 た な か け ん じ いわした りよう じ 次 長 ( 名 古 屋 事 務 所 長 ) 田 中 謙 司 計 画 課 長 補 佐 岩 下 良 治 しゆくり か ず や せ じ も あきひさ 計 画 部 長 宿 利 一 弥 企 画 官 ( 森 林 資 源 評 価 担 当 ) 瀬 下 明 久 まつもと ひ ろ き ま つ い くにひこ 森 林 整 備 部 長 松 本 寛 喜 森 林 施 業 調 整 官 松 井 邦 彦 たけうち まなぶ さ と う け ん じ 企 画 調 整 室 長 竹 内 学 計 画 課 企 画 係 長 佐 藤 健 司 やまぐち てるふみ い ぐ ち さとし 計 画 課 長 山 口 輝 文 計 画 課 経 営 計 画 第 一 係 長 井 口 智 あんどう まさる ふなさか ともはる 指 導 普 及 課 長 安 藤 勝 計 画 課 経 営 計 画 第 二 係 長 舩 坂 智 春 こばやし しんいち い け ど つ よ し 国 有 林 野 管 理 課 長 小 林 伸 一 計 画 課 経 営 計 画 第 三 係 長 池 戸 健 志 こばやし た つ お おおつぼ こう じ 森 林 整 備 課 長 小 林 辰 男 名 古 屋 事 務 所 副 所 長 大 坪 幸 治 つたむら みつよし しら き たつ お 販 売 課 長 傳 村 充 善 名 古 屋 事 務 所 連 絡 調 整 官 白 木 達 雄 いぬい こういち みやざわ まさひろ 治 山 課 長 乾 光 一 企 画 調 整 室 長 補 佐 宮 澤 昌 弘 た な か とおる きたむら だい 南 信 森 林 管 理 署 長 田 中 徹 企 画 調 整 係 長 北 村 大 えだざわ おさむ 東 濃 森 林 管 理 署 長 枝 澤 修 い わ い ひ ろ き 愛 知 森 林 管 理 事 務 所 長 岩 井 広 樹
配 付 資 料 一 覧 説 明 資 料 資 料 1 本 検 討 会 において 説 明 する 森 林 計 画 について (1) 国 有 林 の 計 画 制 度 の 体 系 (2) 平 成 24 年 度 計 画 策 定 の 手 続 き (3) 検 討 会 議 事 概 要 公 表 様 式 (4) 国 有 林 の 地 域 別 の 森 林 計 画 等 検 討 会 運 営 要 領 資 料 2 地 域 管 理 経 営 計 画 ( 案 ) 等 の 概 要 資 料 3 地 域 管 理 経 営 計 画 ( 案 ) 及 び 国 有 林 野 施 業 実 施 計 画 ( 案 )に 対 する 意 見 の 要 旨 及 び 当 該 意 見 の 処 理 案 について 資 料 4 国 有 林 に 関 する 最 近 の 情 勢 について 中 部 森 林 管 理 局 の 取 組 みについて (1) 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 する 基 本 計 画 の 変 更 について (2)カラマツ 黄 葉 写 真 コンテストについて (3) 鳥 獣 被 害 対 策 (ニホンジカ) 職 員 アンケートについて 別 冊 資 料 平 成 24 年 度 の 策 定 変 更 に 係 る 計 画 書 ( 案 ) 伊 那 谷 木 曽 川 東 三 河 森 林 計 画 区 の 地 域 管 理 経 営 計 画 ( 案 ) 国 有 林 野 施 業 実 施 計 画 ( 案 ) 神 通 川 庄 川 千 曲 川 下 流 中 部 山 岳 千 曲 川 上 流 木 曽 谷 宮 庄 川 飛 騨 川 長 良 川 揖 斐 川 尾 張 西 三 河 森 林 計 画 区 の 地 域 管 理 経 営 計 画 ( 案 ) 国 有 林 野 施 業 実 施 計 画 ( 案 ) 参 考 資 料 参 考 1 森 林 計 画 等 の 用 語 解 説
( ( ( ( ) ) ) ) 国 有 林 の 地 域 別 の 森 林 計 画 等 検 討 会 配 席 図 平 成 25 年 2 月 13 日 ( 水 ) 13:30 開 会 中 部 森 林 管 理 局 大 会 議 室 座 長 説 明 者 あ お や ま 青 山 お お も り 大 森 か わ 川 こ 小 ( 日 本 野 鳥 の 会 長 野 支 部 副 支 部 長 ) こ み や ま 小 見 山 あ き ら 章 委 員 ( 岐 阜 大 学 応 用 生 物 科 学 部 教 授 ) ふじさわ 藤 沢 ( 信 州 大 学 農 学 部 教 授 ) い 合 ち よ こ 千 代 子 しげる 茂 委 員 委 員 ( 岐 阜 県 環 境 審 議 会 委 員 ) ばやし 林 ( 林 材 ライター) き よ た か 清 孝 委 員 ( 飛 騨 生 態 調 査 研 究 室 代 表 ) お か の 岡 野 ゆ う こ 裕 子 委 員 ( 愛 知 県 ネイチャーケ ーム 協 会 理 事 長 ) あ か ほ り 赤 堀 く す お 楠 雄 て つ お 哲 郞 と み お 富 夫 委 員 委 員 委 員 ( 岐 阜 県 木 材 協 同 組 合 連 合 会 副 会 長 ) 本 田 恭 子 委 員 と 環 や 境 ま 教 エ 育 コ ネ ッ ひ きょ ろ ト う ば こ ワー 代 表 ク ほ ん だ 山 下 眞 佐 子 委 員 や ま し た ま さ こ 富 山 県 自 然 保 護 協 会 理 事 山 田 や ま だ 容 よ う 三 ぞ う 委 員 農 名 学 古 研 屋 究 大 科 学 准 大 教 学 授 院 生 命 横 井 秀 一 委 員 よ ア 岐 こ い カ 阜 デ 県 ミー 立 森 しゅ 教 林 う 授 文 い ち 化 企 画 調 整 室 長 計 画 課 長 計 画 部 長 局 長 次 長 森 林 整 備 部 長 国 有 林 野 管 理 課 長 指 導 普 及 課 長 南 信 森 林 管 理 署 長 東 濃 森 林 管 理 署 長 愛 知 森 林 管 理 事 務 所 長 森 林 整 備 課 長 販 売 課 長 治 山 課 長 森 林 施 業 調 整 官 経 営 計 画 第 一 係 長 経 営 計 画 第 二 係 長 経 営 計 画 第 三 係 長 報 道 出 入 口 報 道 調 務 名 整 所 古 官 連 屋 絡 事 長 務 名 所 古 副 屋 所 事 指 流 導 域 官 管 理 企 計 画 画 官 課 補 計 佐 画 課 企 計 画 画 係 課 長 署 業 務 課 長 等 室 企 長 画 補 調 佐 整 係 企 長 画 調 整 一 般 傍 聴
資 料 2 平 成 24 年 度 策 定 地 域 管 理 経 営 計 画 ( 案 ) 等 の 概 要 Ⅰ 対 象 となる 森 林 計 画 区 中 部 森 林 管 理 局 中 部 森 林 管 理 局 では 管 内 の14 森 林 計 画 区 について 5 年 毎 に 地 域 管 理 経 営 計 画 と 国 有 林 野 施 業 実 施 計 画 を 策 定 しています 平 成 24 年 度 は そのうち3 森 林 計 画 区 について 平 成 25 年 4 月 1 日 からの5 年 間 の 計 画 を 策 定 します また 併 せて11 森 林 計 画 区 の 計 画 を 変 更 します 経 常 策 定 計 画 区 変 更 計 画 区 近 畿 中 国 森 林 管 理 局 揖 斐 川 庄 川 長 良 川 神 通 川 宮 庄 川 飛 騨 川 木 曽 川 尾 張 西 三 河 中 部 山 岳 木 曽 谷 東 三 河 千 曲 川 下 流 伊 那 谷 千 曲 川 上 流 関 東 森 林 管 理 局 経 常 策 定 する 森 林 計 画 区 : 上 図 青 色 伊 那 谷 ( 長 野 県 ) 木 曽 川 ( 岐 阜 県 ) 東 三 河 ( 愛 知 県 ) 変 更 する 森 林 計 画 区 : 上 図 黄 色 庄 川 神 通 川 ( 富 山 県 ) 千 曲 川 下 流 中 部 山 岳 千 曲 川 上 流 木 曽 谷 ( 長 野 県 ) 宮 庄 川 飛 騨 川 長 良 川 揖 斐 川 ( 岐 阜 県 ) 尾 張 西 三 河 ( 愛 知 県 ) 地 域 管 理 経 営 計 画 とは 森 林 管 理 局 長 が 管 理 経 営 基 本 計 画 に 即 し 国 有 林 の 地 域 別 の 森 林 計 画 との 調 和 を 保 ち 森 林 計 画 区 毎 に 今 後 5 年 間 を 見 通 した 管 理 経 営 の 基 本 的 な 事 項 を 定 める 計 画 国 有 林 野 施 業 実 施 計 画 とは 国 有 林 の 地 域 別 の 森 林 計 画 及 び 地 域 管 理 経 営 計 画 に 即 して 国 有 林 野 の 箇 所 別 に 今 後 5 年 間 の 森 林 の 管 理 経 営 及 び 森 林 の 施 業 ( 伐 採 更 新 等 の 保 育 及 び 林 道 治 山 の 事 業 量 )に ついて 定 める 計 画 - 1 -
Ⅱ 計 画 事 項 の 見 直 し( 一 斉 変 更 ) 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 する 基 本 計 画 の 変 更 や 国 有 林 野 管 理 経 営 規 程 の 改 正 等 を 踏 まえ 地 域 管 理 経 営 計 画 等 の 記 載 事 項 の 追 加 や 記 載 内 容 の 変 更 を 行 います 新 たな 計 画 の 概 要 はじめに 公 益 重 視 の 管 理 経 営 森 林 林 業 の 再 生 への 貢 献 に 向 けた 民 有 林 への 指 導 やサポート 木 材 の 安 定 供 給 等 の 必 要 性 など 国 有 林 野 事 業 の 方 向 性 を 明 示 1 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 する 基 本 的 な 事 項 (1) 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 する 基 本 方 針 管 理 経 営 の 現 状 及 び 評 価 ( 経 常 策 定 計 画 区 のみ) 新 たに 記 載 森 林 の 現 況 をグラフ 表 示 前 計 画 ( 現 計 画 )の 実 績 を 評 価 分 析 持 続 可 能 な 森 林 経 営 の 実 施 方 向 新 たに 記 載 持 続 可 能 な 森 林 経 営 の 実 施 方 向 について 我 が 国 が 参 加 するモントリオールプロセスの 基 準 指 標 に 沿 った 生 物 多 様 性 の 保 全 森 林 生 態 系 の 生 産 力 の 維 持 森 林 生 態 系 の 健 全 性 と 活 力 の 維 持 土 壌 及 び 水 資 源 の 保 全 と 維 持 等 7 項 目 の 取 組 について 記 載 政 策 課 題 への 対 応 新 たに 記 載 国 有 林 野 事 業 への 期 待 に 応 えるため 公 益 重 視 の 管 理 経 営 森 林 林 業 の 再 生 への 貢 献 山 村 振 興 への 対 応 といった 政 策 課 題 への 取 組 を 記 載 (2) 機 能 類 型 に 応 じた 管 理 経 営 変 更 公 益 重 視 の 管 理 経 営 を 一 層 推 進 するため 機 能 類 型 区 分 を 行 い 公 益 林 として 管 理 経 営 森 林 法 の 改 正 により 従 来 の3 機 能 類 型 は 廃 止 国 有 林 の 地 域 別 の 森 林 計 画 に 定 める 公 益 的 機 能 別 施 業 森 林 との 整 合 に 留 意 しつつ5つの 機 能 類 型 に 区 分 民 有 林 の 森 林 施 業 との 連 携 にも 配 慮 しつつ 機 能 類 型 に 応 じた 管 理 経 営 を 実 施 新 たな 機 能 類 型 3 機 能 類 型 5タイプ 国 土 保 全 分 類 土 砂 流 出 崩 壊 防 備 気 象 害 防 備 国 土 保 全 タイフ 水 土 保 全 林 生 活 環 境 保 全 新 たな 機 能 類 型 山 地 災 害 防 止 タイプ ( 土 砂 流 出 崩 壊 防 備 エリア) 山 地 災 害 防 止 タイプ ( 気 象 害 防 備 エリア) 快 適 環 境 形 成 タイプ 水 源 渇 水 緩 和 その 他 森 林 と 人 との 共 生 林 資 源 の 循 環 利 用 林 水 源 かん 養 タイフ 自 然 維 持 タイフ 森 林 空 間 利 用 タイフ 水 源 涵 養 タイプ 自 然 維 持 タイプ 森 林 空 間 利 用 タイプ * 施 業 の 結 果 伐 採 搬 出 される 木 材 の 有 効 利 用 等 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 を 旨 とした 管 理 経 営 を 行 うとともに 林 相 の 維 持 改 良 等 に 必 要 な 施 業 の 結 果 伐 採 搬 出 される 木 材 の 有 効 利 用 及 び 機 能 発 揮 に 支 障 を 及 ぼさない 範 囲 で 齢 級 構 成 の 平 準 化 や 地 域 ニーズ 等 に 応 じた 主 伐 を 計 画 的 に 行 うことにより 木 材 を 供 給 -2 -
国 有 林 の 機 能 類 型 と 森 林 計 画 における 公 益 的 機 能 別 施 業 森 林 の 対 応 機 能 類 型 公 益 的 機 能 別 施 業 森 林 山 地 災 害 防 止 タイプ 土 砂 流 出 崩 壊 防 備 気 象 害 防 備 水 源 涵 養 機 能 維 持 増 進 森 林 山 地 災 害 防 止 / 土 壌 保 全 機 能 維 持 増 進 森 林 水 源 涵 養 機 能 維 持 増 進 森 林 快 適 環 境 形 成 機 能 維 持 増 進 森 林 ( 一 部 ) 山 地 災 害 防 止 / 土 壌 保 全 機 能 維 持 増 進 森 林 自 然 維 持 タイプ 森 林 空 間 利 用 タイプ 快 適 環 境 形 成 タイプ 水 源 涵 養 機 能 維 持 増 進 森 林 保 健 文 化 機 能 維 持 増 進 森 林 山 地 災 害 防 止 / 土 壌 保 全 機 能 維 持 増 進 森 林 ( 一 部 ) 水 源 涵 養 機 能 維 持 増 進 森 林 保 健 文 化 機 能 維 持 増 進 森 林 山 地 災 害 防 止 / 土 壌 保 全 機 能 維 持 増 進 森 林 ( 一 部 ) 水 源 涵 養 機 能 維 持 増 進 森 林 快 適 環 境 形 成 機 能 維 持 増 進 森 林 水 源 涵 養 タイプ 水 源 涵 養 機 能 維 持 増 進 森 林 山 地 災 害 防 止 / 土 壌 保 全 機 能 維 持 増 進 森 林 : 土 地 に 関 する 災 害 の 防 止 機 能 及 び 土 壌 保 全 機 能 を 維 持 増 進 するための 施 業 を 推 進 すべき 森 林 快 適 環 境 形 成 機 能 維 持 増 進 森 林 : 快 適 な 環 境 を 形 成 する 機 能 を 維 持 増 進 するための 施 業 を 推 進 すべき 森 林 保 健 文 化 機 能 維 持 増 進 森 林 : 保 健 文 化 機 能 を 維 持 増 進 するための 施 業 を 推 進 すべき 森 林 水 源 涵 養 機 能 維 持 増 進 森 林 : 水 源 涵 養 機 能 を 維 持 増 進 するための 施 業 を 推 進 すべき 森 林 森 林 の 流 域 管 理 システムの 下 での 森 林 林 業 再 生 に 向 けた 貢 献 記 載 内 容 の 見 直 し 県 市 町 村 等 と 情 報 連 絡 等 を 図 り 市 町 村 森 林 整 備 計 画 の 作 成 を 支 援 低 コスト 化 を 実 現 する 施 業 モデルの 展 開 と 普 及 林 業 事 業 体 の 育 成 民 有 林 と 連 携 した 施 業 の 推 進 や 森 林 林 業 技 術 者 の 育 成 等 への 重 点 的 取 組 効 率 的 な 路 網 の 整 備 等 施 業 の 共 通 化 合 理 化 のため 森 林 共 同 施 業 団 地 設 定 への 積 極 的 取 組 ( 現 在 当 局 管 内 に 設 定 されている 森 林 共 同 施 業 団 地 は8 団 地 ) 森 林 整 備 や 木 材 利 用 の 推 進 など 地 球 温 暖 化 防 止 対 策 の 推 進 渓 畔 周 辺 森 林 の 連 続 性 の 確 保 など 生 物 多 様 性 保 全 に 向 けた 森 林 の 取 扱 いを 記 載 記 載 内 容 の 見 直 し 2 国 有 林 野 の 維 持 及 び 保 存 に 関 する 事 項 記 載 内 容 の 見 直 し ニホンジカ 被 害 対 策 について 環 境 行 政 県 市 町 村 関 係 団 体 等 との 連 携 及 び 保 護 ネッ トの 装 着 防 鹿 柵 や 囲 いワナの 作 設 有 害 獣 駆 除 による 個 体 数 調 整 などの 具 体 的 な 対 策 内 容 について 記 載 3 林 産 物 の 供 給 に 関 する 事 項 記 載 内 容 の 見 直 し 列 状 間 伐 や 高 密 度 路 網 と 高 性 能 林 業 機 械 を 組 み 合 わせた 低 コスト 作 業 システムの 定 着 新 規 需 要 開 拓 と 安 定 供 給 の 実 施 について 記 載 公 共 建 築 物 等 木 材 利 用 推 進 法 に 基 づき 庁 舎 森 林 土 木 工 事 における 木 材 利 用 の 推 進 国 民 に 対 する 積 極 的 な 啓 発 に 努 めることを 記 載 4 公 益 的 機 能 維 持 増 進 協 定 に 基 づく 林 道 の 開 設 その 他 国 有 林 野 と 一 体 として 整 備 及 び 保 全 を 行 うことが 相 当 と 認 められる 民 有 林 野 の 整 備 及 び 保 全 に 関 する 事 項 新 たに 記 載 協 定 の 対 象 となる 民 有 林 の 基 本 的 な 選 定 方 針 協 定 を 締 結 する 際 の 森 林 所 有 者 との 役 割 分 担 や 費 用 負 担 について 記 載 現 在 のところ 当 局 管 内 に 該 当 する 協 定 なし 森 林 法 及 び 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 する 法 律 の 一 部 改 正 により 国 有 林 に 隣 接 介 在 する 民 有 林 のうち 所 有 者 等 による 施 業 が 行 われず 公 益 的 機 能 確 保 への 支 障 が 懸 念 される 森 林 について 森 林 管 理 局 長 が 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 のために 必 要 と 認 めるときは 森 林 所 有 者 等 と 協 定 を 締 結 し 国 有 林 と 民 有 林 の 一 体 的 な 整 備 保 全 を 行 うことが 可 能 となった - 3-
新 たな 機 能 類 型 別 面 積 割 合 39,131ha 6.0% 水 源 涵 養 タイプ 164,912ha 25.2% 局 全 体 森 林 空 間 利 用 タイプ 自 然 維 持 タイプ 庄 川 187,354ha 28.6% 4% 山 地 災 害 防 止 土 砂 タイプ 246,591ha 37.6% 12% 山 地 災 害 防 止 気 象 タイプ 16,976ha 2.6% 現 時 点 で 当 局 管 内 に 快 適 環 境 形 成 タイプ の 森 林 はありません 神 通 川 84% 0% 2% 61% 37% 0% 資 源 の 循 環 利 用 林 水 源 かん 養 タイプ 153,726ha 23.5% 森 林 空 間 利 用 タイプ 39,077ha 6.0% 中 部 山 岳 3% 8% 38% 7% 11,261ha 1.7% 自 然 維 持 タイプ 187,361ha 28.6% 44% 局 全 体 ( 変 更 前 ) 国 土 保 全 タイプ 263,551ha 40.2% H24 年 4 月 1 日 現 在 千 曲 川 下 流 13% 15% 宮 庄 川 5% 26% 23% 46% 18% 20% 34% 千 曲 川 上 流 長 良 川 揖 斐 川 37% 46% 16% 1% 4% 31% 65% 24% 51% 11% 14% 木 曽 谷 29% 49% 17% 5% 飛 騨 川 68% 22% 7% 3% 4% 17% 30% 49% 木 曽 川 4% 39% 3% 54% 59% 2% 39% 73% 10% 0% 17% 伊 那 谷 尾 張 西 三 河 - 4 - 東 三 河
機 能 類 型 と 管 理 経 営 の 考 え 方 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 を 旨 とした 管 理 経 営 を 行 うため 個 々の 国 有 林 野 を 第 一 に 発 揮 すべき 機 能 によって5つのタイプに 類 型 化 し それぞれの 機 能 の 発 揮 を 目 的 とした 管 理 経 営 を 行 います 山 地 災 害 防 止 タイプ 1 主 に 土 砂 の 流 出 崩 壊 の 防 備 等 山 地 災 害 防 止 機 能 の 発 揮 を 第 一 とする 森 林 土 砂 流 出 崩 壊 防 備 エリア 針 広 混 交 林 になっている 森 林 は 現 状 を 維 持 天 然 力 の 活 用 により 更 新 が 可 能 な 場 合 は 育 成 複 層 林 又 は 天 然 生 林 へ 導 くための 施 業 を 実 施 人 工 林 は 択 伐 間 伐 等 により 針 広 混 交 林 への 誘 導 に 努 力 2 風 害 濃 霧 等 の 気 象 害 による 居 住 産 業 活 動 に 係 る 環 境 の 悪 化 の 防 備 を 第 一 とする 森 林 気 象 害 防 備 エリア 人 工 林 は 育 成 単 層 林 又 は 育 成 複 層 林 に 導 くための 施 業 天 然 林 は 育 成 複 層 林 又 は 天 然 生 林 に 導 くための 施 業 気 象 害 に 有 効 な 幅 を 有 する 森 林 を 維 持 するため 異 なる 樹 齢 により 構 成 される 林 木 からなる 森 林 の 造 成 に 努 力 自 然 維 持 タイプ 貴 重 な 森 林 生 態 系 の 維 持 など 生 物 多 様 性 の 保 全 の 機 能 の 発 揮 を 第 一 とする 森 林 原 則 として 現 況 の 森 林 を 維 持 する ことを 目 的 とした 天 然 生 林 に 導 く ための 施 業 ( 自 然 の 推 移 に 委 ねる 管 理 ) 原 生 的 な 森 林 生 態 系 を 有 する 森 林 を 保 護 林 として 管 理 する 森 林 空 間 利 用 タイプ 主 に 森 林 とのふれあいを 通 じた 保 健 レクリエー ション 機 能 又 は 文 化 機 能 の 発 揮 を 第 一 とする 森 林 天 然 林 は 天 然 生 林 へ 導 くための 施 業 人 工 林 は 育 成 複 層 林 へ 導 くための 施 業 間 伐 等 に よる 針 広 混 交 林 化 を 推 進 自 然 観 察 等 に 適 した 森 林 の 造 成 や 修 景 伐 などを 推 進 レクリエーションの 森 は 広 く 国 民 に 開 かれた 利 用 の 場 として 提 供 快 適 環 境 形 成 タイプ 快 適 な 生 活 環 境 を 保 全 する 機 能 の 発 揮 を 第 一 とする 森 林 騒 音 又 は 大 気 浄 化 に 有 効 な 森 林 の 幅 を 維 持 するため 原 則 として 育 成 複 層 林 へ 導 く ための 施 業 水 源 涵 養 タイ プ 主 に 渇 水 緩 和 や 水 質 保 全 等 の 水 源 涵 養 機 能 の 発 揮 を 第 一 とする 森 林 人 工 林 は 伐 期 を 長 期 化 し 伐 採 を 行 う 場 合 は 伐 採 箇 所 のモザイク 的 配 置 に 留 意 し つつ 小 面 積 分 散 型 の 施 業 水 源 の 保 全 等 に 必 要 な 森 林 は 育 成 複 層 林 へ 導 くための 施 業 周 囲 の 母 樹 の 生 育 状 況 から 天 然 更 新 が 見 込 める 場 合 は 択 伐 等 により 積 極 的 に 広 葉 樹 等 を 導 入 天 然 林 は 育 成 複 層 林 又 は 天 然 生 林 へ 導 くための 施 業 木 材 生 産 機 能 林 相 の 維 持 改 良 など 公 益 的 機 能 の 維 持 発 揮 のために 必 要 な 施 業 の 結 果 伐 採 搬 出 さ れる 木 材 の 有 効 利 用 や 機 能 発 揮 に 支 障 を 及 ぼさない 範 囲 で 齢 級 構 成 の 平 準 化 や 地 域 ニー ズ 等 に 応 じて 伐 採 を 計 画 的 に 行 うことにより 木 材 を 供 給 渓 畔 周 辺 国 有 林 野 の 取 扱 い 本 来 成 立 すべき 植 生 による 上 流 から 下 流 までの 連 続 性 の 確 保 に 努 力 伐 採 が 必 要 な 場 合 は 原 則 択 伐 又 は 間 伐 更 新 が 必 要 な 場 合 は 苗 木 等 の 産 地 にも 配 慮 本 来 の 植 生 になっている 場 合 は 病 虫 害 や 災 害 の 防 止 等 に 必 要 な 場 合 以 外 は 枯 損 木 や 倒 木 も 存 置 - 5 -
Ⅲ 計 画 の 概 要 ( 経 常 策 定 ) 伊 那 谷 森 林 計 画 区 1 計 画 区 の 概 要 [ 国 有 林 の 分 布 ] 辰 野 町 岡 谷 市 下 諏 訪 町 諏 訪 市 茅 野 市 原 村 (1) 位 置 当 計 画 区 の 国 有 林 野 は 長 野 県 南 東 部 の 天 竜 川 富 士 川 及 び 矢 作 川 の 上 流 部 に 位 置 しています (2) 森 林 の 特 徴 森 林 面 積 の73%をコメツガ シラベ カ ンバ 等 の 天 然 林 23%を 人 工 林 が 占 めてお り 人 工 林 の82%はカラマツ 林 となってい ます 人 工 林 は9~11 齢 級 に 集 中 してお り 長 伐 期 を 指 向 する 森 林 が 多 い 中 では 間 伐 等 の 必 要 な 森 林 が 多 くあります 糸 魚 川 静 岡 構 造 線 中 央 構 造 線 が 通 る 複 雑 な 地 形 地 質 条 件 から 国 有 林 の 96%が 土 砂 流 出 防 備 水 源 かん 養 等 の 保 安 林 に 指 定 されています また 自 然 景 観 に 恵 まれた 南 アルプス 中 央 アルプス 八 ヶ 岳 連 峰 などは 自 然 公 園 に 指 定 され 保 健 休 養 や 登 山 の 場 として 利 用 されています 平 谷 村 阿 智 村 売 木 村 根 羽 村 飯 田 市 下 條 村 阿 南 町 天 龍 村 箕 輪 町 南 箕 輪 村 伊 那 市 宮 田 村 駒 ケ 根 市 飯 島 町 松 川 町 高 森 町 泰 阜 村 豊 丘 村 中 川 村 喬 木 村 大 鹿 村 富 士 見 町 国 有 林 民 有 林 河 川 道 路 鉄 道 行 政 界 [ 人 工 林 天 然 林 の 分 布 ] 9,469ha 13.4% 16,590ha 23.5% 44,547ha 63.1% 天 然 林 人 工 林 その 他 面 積 (ha) 人 工 林 の 齢 級 別 面 積 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 齢 級 森 林 空 間 利 用 タイプ 3,015ha 4.3% 新 計 画 新 たな 機 能 類 型 水 源 涵 養 タイプ 11,546ha 16.4% 自 然 維 持 タイプ 21,321ha 30.2% 山 地 災 害 防 止 土 砂 タイプ 34,724ha 49.2% 資 源 の 循 環 利 用 林 338ha 0.5% 森 林 空 間 利 用 タイプ 2,974ha 4.2% 参 考 現 計 画 自 然 維 持 タイプ 21,321ha 30.2% 水 源 かん 養 タイプ 11,250ha 15.9% 国 土 保 全 タイプ 34,723ha 49.2% - 6 -
2 主 要 事 業 等 の 概 要 山 地 災 害 防 止 タイプ( 土 砂 流 出 崩 壊 防 備 エリア)が49%と 約 半 数 を 占 め 土 砂 の 流 出 崩 壊 の 防 備 など 国 土 保 全 の 役 割 が 期 待 されることから 森 林 整 備 事 業 及 び 治 山 事 業 を 適 切 に 実 施 します また ニホンジカによる 森 林 植 生 への 被 害 が 拡 大 の 一 途 にあり 八 ヶ 岳 地 域 や 南 ア ルプス 地 域 など 貴 重 な 森 林 生 態 系 にまで 及 んでいることから 地 域 や 関 係 機 関 と 連 携 を 図 りつつ 保 護 柵 の 設 置 個 体 数 調 整 などのニホンジカ 被 害 対 策 に 取 り 組 みます (1) 主 要 事 業 の 実 施 健 全 な 森 林 を 育 成 し 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 を 図 るため 間 伐 を 計 画 します また 分 収 育 林 などの 契 約 期 限 によるものを 中 心 に 主 伐 を 計 画 します 伐 採 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 主 伐 14,496m3 16,058m3 90.3% 間 伐 223,433m3 240,691m3 92.8% 臨 伐 22,071m3 12,251m3 180.2% 計 260,000m3 269,000m3 96.7% 間 伐 面 積 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 2,355.71ha 2,776.02ha 84.9% 更 新 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 人 工 造 林 28.02ha 47.33ha 59.2% 天 然 更 新 16.48ha 158.75ha 10.4% 計 44.50ha 206.08ha 21.6% 保 育 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 下 刈 288.28ha 152.23ha 189.4% つる 切 617.91ha 867.67ha 71.2% 除 伐 186.32ha 146.83ha 126.9% 枝 打 - - - 注 : 臨 伐 ( 臨 時 伐 採 )は 事 業 実 行 上 の 支 障 木 病 害 虫 による 被 害 木 等 で 計 画 時 点 で 箇 所 付 けできないものである 効 率 的 な 森 林 施 業 森 林 の 適 正 な 管 理 を 実 施 するための 基 盤 である 路 網 を 計 画 的 に 整 備 する ため 必 要 な 開 設 改 良 の 事 業 を 計 画 します 林 道 新 計 画 現 計 画 開 設 38,650m[15] 4,600m[ 2] 改 良 1,970m[66] 1,715m[63] 注 :[ ]は 箇 所 数 東 俣 国 有 林 観 音 沢 林 業 専 用 道 災 害 に 強 く 安 全 で 安 心 な 国 土 づく りのため 保 全 施 設 の 設 置 や 保 安 林 の 整 備 を 行 います 治 山 事 業 新 計 画 現 計 画 保 全 施 設 73 箇 所 73 箇 所 保 安 林 整 備 614ha 2,427ha 注 : 保 全 施 設 の 箇 所 数 は 単 位 流 域 数 - 7 -
(2) 国 有 林 野 の 維 持 保 存 ア 貴 重 な 森 林 の 保 存 (ア) 保 護 林 これまで 自 然 環 境 の 維 持 動 植 物 の 保 護 遺 伝 資 源 の 保 存 等 を 目 的 に 設 定 している 保 護 林 について 引 き 続 き 適 切 な 保 護 管 理 に 努 めます (イ) 緑 の 回 廊 野 生 動 植 物 の 移 動 経 路 を 確 保 し 生 物 多 様 性 を 保 全 する ために 設 定 している 緑 の 回 廊 について 引 き 続 き 適 切 な 保 護 管 理 に 努 めます 保 護 林 の 設 定 状 況 種 類 箇 所 面 積 (ha) 森 林 生 態 系 保 護 地 域 1 1 1,511 1,511 林 木 遺 伝 資 源 保 存 林 4 4 115 115 植 物 群 落 保 護 林 18 18 11,371 11,371 特 定 地 理 等 保 護 林 4 4 5,445 5,445 計 27 27 18,442 18,442 緑 の 回 廊 の 設 定 状 況 名 称 延 長 (km) 面 積 (ha) 緑 の 回 廊 八 ヶ 岳 21.0 3,676 [5,832] 注 は 第 三 次 計 画 の 数 値 である [ ] は 緑 の 回 廊 全 体 の 面 積 である 仙 丈 岳 特 定 地 理 等 保 護 林 七 島 八 島 湿 原 植 物 群 落 保 護 林 イ 森 林 病 害 虫 及 び 獣 害 対 策 マツクイムシなどの 森 林 病 害 虫 による 被 害 の 早 期 発 見 に 努 め 民 有 林 と 協 調 しつつ 必 要 な 対 策 に 取 り 組 みます また ニホンジカによる 農 林 業 被 害 高 山 植 物 の 被 害 が 顕 著 になっており その 対 策 として 野 生 鳥 獣 対 策 協 議 会 や 県 市 町 村 等 と 連 携 し 防 鹿 柵 による 森 林 の 保 全 ワナの 設 置 や 貸 与 等 による 個 体 数 調 整 等 に 取 り 組 みます 高 山 植 物 保 護 のための 防 鹿 柵 設 置 ( 黒 河 内 国 有 林 ) 森 林 官 によるワナの 設 置 ( 浦 国 有 林 ) (3) 林 産 物 の 供 給 1 間 伐 等 の 森 林 整 備 を 通 じて 生 産 される 低 質 材 等 の 有 効 利 用 も 考 慮 しつつ 木 材 の 供 給 に 努 めます 2 路 網 と 高 性 能 林 業 機 械 を 組 み 合 わせた 低 コスト 作 業 システムの 定 着 を 図 り 木 材 の 生 産 販 売 に 取 り 組 みます 3 公 共 建 築 物 等 における 木 材 の 利 用 の 促 進 に 関 す る 法 律 に 基 づき 庁 舎 や 森 林 土 木 工 事 等 における 木 材 利 用 の 拡 大 に 努 めるとともに 国 民 に 対 し 木 材 利 用 に 関 する 積 極 的 な 啓 発 に 努 めます - 8 - 高 性 能 林 業 機 械 による 間 伐 材 の 搬 出 ( 横 川 国 有 林 )
(4) 国 有 林 野 の 活 用 広 く 国 民 に 森 林 とのふれあい の 場 を 提 供 するために 選 定 して いる レクリエーションの 森 について 引 き 続 きふれあいの 場 として 提 供 します 地 元 の 要 望 等 に 応 え 国 有 林 のスポーツ 利 用 を 促 進 するた め 富 士 見 野 外 スポーツ 地 域 を 拡 張 します レクリエーションの 森 の 設 定 状 況 種 類 箇 所 面 積 (ha) 自 然 休 養 林 1 1 1,037 1,037 自 然 観 察 教 育 林 1 1 1,287 1,287 野 外 スポーツ 地 域 1 1 115 73 風 景 林 5 5 850 850 風 致 探 勝 林 4 4 561 561 計 12 12 3,850 3,809 注 は 第 三 次 計 画 の 数 値 である 北 八 ヶ 岳 自 然 休 養 林 富 士 見 野 外 スポーツ 地 域 (5) 国 民 参 加 による 森 林 の 整 備 森 林 ボランティア 団 体 や NPO 等 による 森 林 づくり 活 動 企 業 のCSR 活 動 学 校 等 が 行 う 林 業 体 験 や 森 林 教 室 等 の 森 林 環 境 教 育 に フィールドを 提 供 します 本 計 画 区 では 地 元 住 民 等 からの 要 請 に 応 え 引 き 続 き 東 俣 国 有 林 に 木 の 文 化 を 支 える 森 を 設 定 するなど 2 箇 所 を 活 動 のフィールド として 設 定 し 提 供 します フィールドの 提 供 種 類 箇 所 面 積 (ha) 設 定 箇 所 木 の 文 化 を 支 える 森 1 383.46 東 俣 国 有 林 ( 下 諏 訪 町 ) 遊 々の 森 1 19.09 西 嶽 国 有 林 ( 富 士 見 町 ) 御 柱 の 森 ( 木 の 文 化 を 支 える 森 東 俣 国 有 林 ) (6) 森 林 共 同 施 業 団 地 地 域 における 施 業 集 約 化 の 取 組 を 推 進 するため 森 林 共 同 施 業 団 地 を 設 定 し 民 有 林 と 連 結 した 路 網 の 整 備 計 画 的 な 間 伐 の 実 施 などに 取 り 組 みます 本 計 画 区 では 伊 那 市 杉 島 地 区 に 森 林 共 同 施 業 団 地 を 設 定 し 作 業 路 網 の 整 備 や 間 伐 等 の 森 林 整 備 に 取 り 組 みます 名 称 民 有 林 (ha) 国 有 林 (ha) 施 業 の 内 容 伊 那 市 杉 島 地 区 森 林 整 備 団 地 2,701 1, 007 間 伐 等 の 森 林 整 備 及 び 路 網 整 備 - 9 -
木 曽 川 森 林 計 画 区 1 計 画 区 の 概 要 (1) 位 置 当 計 画 区 の 国 有 林 野 は 岐 阜 県 の 南 東 部 に 位 置 し 北 部 に 三 国 山 (1,611m) 小 秀 山 (1,982m) 東 部 に 恵 那 山 (2,191m)が あり 南 部 には 焼 山 (1,709m)を 源 の 一 と する 矢 作 川 が 愛 知 県 へ 南 流 しています 西 部 には 可 児 市 多 治 見 市 の 丘 陵 地 形 が 濃 尾 平 野 に 続 いています [ 国 有 林 の 分 布 ] 国 有 林 民 有 林 河 川 道 路 鉄 道 行 政 界 (2) 森 林 の 特 徴 天 然 林 と 人 工 林 が 森 林 面 積 の51%と 49%を 占 め ほぼ 半 々の 割 合 となってい ます 人 工 林 はヒノキが 半 数 以 上 を 占 め 9~12 齢 級 に 集 中 しています 国 有 林 のほぼ 全 域 (98%)が 土 砂 流 出 防 備 水 源 かん 養 等 の 保 安 林 に 指 定 されて います また 自 然 景 観 に 恵 まれた 地 域 は 裏 木 曽 県 立 自 然 公 園 等 として 登 山 や 自 然 観 察 など 森 林 を 利 用 したレクリエーショ ンの 場 として 利 用 されています 御 嵩 町 可 児 市 多 治 見 市 土 岐 市 瑞 浪 市 恵 那 市 中 津 川 市 [ 人 工 林 天 然 林 の 分 布 ] 1,942ha 9.2% 9,745ha 9,452ha 46.1% 44.7% 天 然 林 人 工 林 その 他 面 積 (ha) [ 人 工 林 の 齢 級 別 面 積 ] 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 齢 級 新 計 画 新 たな 機 能 類 型 参 考 現 計 画 水 源 涵 養 タイプ 8,264ha 39.1% 森 林 空 間 利 用 タイプ 879ha 4.2% 山 地 災 害 防 止 土 砂 タイプ 11,291ha 53.4% 705ha 自 然 維 持 タイプ 3.3% - 10 - 水 源 かん 養 タイプ 7,701ha 36.4% 資 源 の 循 環 利 用 林 575ha 2.7% 森 林 空 間 利 用 タイプ 879ha 4.2% 705ha 3.3% 国 土 保 全 タイプ 11,283ha 53.4% 自 然 維 持 タイプ
2 主 要 事 業 等 の 概 要 山 地 災 害 防 止 タイプ( 土 砂 流 出 崩 壊 防 備 エリア)が54%と 約 半 数 を 占 め 土 砂 の 流 出 崩 壊 の 防 備 林 として また 中 京 圏 の 水 源 林 としての 役 割 が 期 待 されること から 森 林 整 備 事 業 等 を 適 切 に 実 施 します また 古 くから 木 材 の 供 給 が 行 われており 将 来 にわたって 木 材 を 計 画 的 安 定 的 に 供 給 できるよう 森 林 の 育 成 を 行 います (1) 主 要 事 業 の 実 施 健 全 な 森 林 を 育 成 し 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 を 図 るため 間 伐 を 積 極 的 に 計 画 主 伐 は 分 収 育 林 など 契 約 期 限 によるものを 中 心 に 計 画 します また 伝 統 建 築 物 の 修 繕 等 に 必 要 な 用 材 として 公 益 的 機 能 の 発 揮 に 支 障 ない 範 囲 で 天 然 林 の 伐 採 を 計 画 します 間 伐 予 定 箇 所 ( 湯 舟 沢 国 有 林 ) 伐 採 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 主 伐 66,634m3 30,972m3 215.1% 間 伐 98,985m3 99,776m3 99.2% 臨 伐 14,381m3 16,752m3 85.8% 計 180,000m3 147,500m3 122.0% 間 伐 面 積 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 777.61ha 1,527.04ha 50.9% 更 新 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 人 工 造 林 98.40ha 56.91ha 172.9% 天 然 更 新 65.81ha 63.22ha 104.1% 計 164.21ha 120.13ha 136.7% 保 育 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 下 刈 556.18ha 228.91ha 243.0% つる 切 142.45ha 533.53ha 26.7% 除 伐 330.18ha 486.73ha 67.8% 枝 打 3.10ha 166.19ha 1.9% 注 : 臨 伐 ( 臨 時 伐 採 )は 事 業 実 行 上 の 支 障 木 病 害 虫 による 被 害 木 等 で 計 画 時 点 で 箇 所 付 けできないものである 効 率 的 な 森 林 施 業 森 林 の 適 正 な 管 理 を 実 施 するための 基 盤 であ る 路 網 を 計 画 的 に 整 備 するため 必 要 な 開 設 改 良 の 事 業 を 計 画 し ます 林 道 新 計 画 現 計 画 開 設 4,832m [ 4] 2,885m [ 4] 改 良 1,120m [58] 830m [40] 注 :[ ]は 箇 所 数 また 災 害 に 強 く 安 全 で 安 心 な 国 土 づくりのため 保 全 施 設 の 設 置 や 保 安 林 の 整 備 を 行 います 治 山 事 業 新 計 画 現 計 画 保 全 施 設 29 箇 所 99 箇 所 保 安 林 整 備 333ha 1,252ha 注 : 保 全 施 設 の 箇 所 数 は 単 位 流 域 数 - 11 -
(2) 国 有 林 野 の 維 持 保 存 ア 貴 重 な 森 林 の 保 存 これまで 自 然 環 境 の 維 持 動 植 物 の 保 護 遺 伝 資 源 の 保 存 等 を 目 的 に 設 定 している 保 護 林 につ いて 引 き 続 き 適 切 な 保 護 管 理 に 努 めます 保 護 林 の 設 定 状 況 種 類 箇 所 面 積 (ha) 林 木 遺 伝 資 源 保 存 林 2 2 116 116 植 物 群 落 保 護 林 4 4 540 540 郷 土 の 森 1 1 48 48 計 7 7 704 704 注 は 第 三 次 計 画 の 数 値 である 東 股 木 曽 五 木 植 物 群 落 保 護 林 イ 森 林 病 害 虫 及 び 獣 害 対 策 カシノナガキクイムシなどの 森 林 病 害 虫 による 被 害 状 況 の 把 握 に 努 め 必 要 な 対 策 に 取 り 組 みます また 関 係 機 関 と 連 携 を 図 りつつ 防 護 柵 の 作 設 等 のカモシカ 被 害 対 策 に 取 り 組 み ツキノワグマ ニ ホンジカ 被 害 についても 剥 皮 を 防 止 するテープの 巻 き 付 け 等 の 対 策 を 実 施 します 造 林 地 のカモシカ 防 護 柵 (3) 林 産 物 の 供 給 1 森 林 の 公 益 的 機 能 を 重 視 した 施 業 を 推 進 する 中 で 資 源 状 況 等 を 勘 案 しつつ 計 画 的 な 木 材 の 供 給 に 努 めます 2 人 工 林 について 列 状 間 伐 や 低 コスト 作 業 システムによる 間 伐 を 推 進 し 木 材 の 生 産 販 売 を 実 施 します また 低 質 材 等 の 新 規 需 要 開 拓 に 取 り 組 みます 3 公 共 建 築 物 等 における 木 材 の 利 用 の 促 進 に 関 する 法 律 に 基 づき 庁 舎 や 森 林 土 木 工 事 等 における 木 材 利 用 の 拡 大 に 努 めるとともに 木 材 利 用 に 関 する 積 極 的 な 啓 発 に 努 めます 森 林 作 業 道 の 作 設 ( 湯 舟 沢 国 有 林 ) 高 性 能 林 業 機 械 による 間 伐 材 の 搬 出 ( 加 子 母 裏 木 曽 国 有 林 ) - 12 -
(4) 国 有 林 野 の 活 用 広 く 国 民 に 森 林 とのふれあいの 場 を 提 供 するために 選 定 している レ クリエーションの 森 について 引 き 続 きふれあいの 場 として 提 供 しま す レクリエーションの 森 の 設 定 状 況 種 類 箇 所 面 積 (ha) 自 然 休 養 林 1 1 522 522 自 然 観 察 教 育 林 1 1 10 10 森 林 スポーツ 林 3 3 34 34 野 外 スポーツ 地 域 1 1 9 9 風 致 探 勝 林 3 3 98 98 計 9 9 672 672 注 は 第 三 次 計 画 の 数 値 である 夕 森 風 致 探 勝 林 (5) 国 民 参 加 による 森 林 の 整 備 森 林 ボランティア 団 体 やNPO 等 による 森 林 づくり 活 動 企 業 のCSR 活 動 学 校 等 が 行 う 林 業 体 験 や 森 林 教 室 等 の 森 林 環 境 教 育 にフィールドを 提 供 します 本 計 画 区 では 地 元 NPOからの 要 請 に 応 え 引 き 続 き 湯 舟 沢 国 有 林 にふれあ いの 森 を 設 定 するなど3 箇 所 を 活 動 のフィールドとして 設 定 し 提 供 します フィールドの 提 供 種 類 箇 所 面 積 (ha) 設 定 箇 所 ふれあいの 森 1 5.84 湯 舟 沢 国 有 林 ( 中 津 川 市 ) 木 の 文 化 を 支 える 森 1 23.20 加 子 母 裏 木 曽 国 有 林 ( 中 津 川 市 ) 多 様 な 活 動 の 森 1 649.34 加 子 母 裏 木 曽 国 有 林 付 知 裏 木 曽 国 有 林 ( 中 津 川 市 ) 大 桧 の 森 (ふれあいの 森 湯 舟 沢 国 有 林 ) 裏 木 曽 古 事 の 森 ( 木 の 文 化 を 支 える 森 加 子 母 裏 木 曽 国 有 林 ) (6) 森 林 共 同 施 業 団 地 地 域 における 施 業 集 約 化 の 取 組 を 推 進 するため 森 林 共 同 施 業 団 地 を 設 定 し 民 有 林 と 連 結 した 路 網 の 整 備 計 画 的 な 間 伐 の 実 施 などに 取 り 組 みます 本 計 画 区 では 中 津 川 市 加 子 母 地 区 に 森 林 共 同 施 業 団 地 を 設 定 し 作 業 路 網 の 整 備 や 間 伐 等 の 森 林 整 備 に 取 り 組 みます 名 称 民 有 林 (ha) 国 有 林 (ha) 施 業 の 内 容 中 津 川 市 加 子 母 地 区 森 林 共 同 施 業 団 地 559 3,228 間 伐 等 の 森 林 整 備 や 作 業 路 網 の 整 備 - 13 -
東 三 河 森 林 計 画 区 1 計 画 区 の 概 要 (1) 位 置 当 計 画 区 の 国 有 林 野 は 標 高 50m ~1,152m にあり 主 として 愛 知 県 東 部 の 豊 川 宇 連 川 流 域 に 設 楽 町 の 段 戸 国 有 林 を 始 め9つの 国 有 林 があります (2) 森 林 の 特 徴 [ 国 有 林 の 分 布 ] 国 有 林 民 有 林 河 川 道 路 鉄 道 行 政 界 設 楽 町 新 城 市 豊 根 村 東 栄 町 森 林 面 積 の89%を 占 める 人 工 林 はスギ ヒ ノキが 主 体 をなしており 天 然 林 にはモミ ツガ 等 の 針 葉 樹 ナラ ブナ 等 の 広 葉 樹 が 生 育 しています 国 有 林 野 の94%が 土 砂 流 出 防 備 水 源 かん 養 等 の 保 安 林 に 指 定 されており 段 戸 及 び 豊 橋 地 域 は 自 然 公 園 に 指 定 され レクリエー ションの 場 として 利 用 されています また 設 楽 町 を 始 めとした 流 域 の 北 部 は 古 くから 人 工 造 林 が 盛 んに 行 われており 三 河 材 の 主 要 産 地 となっています 蒲 郡 市 田 原 市 豊 川 市 豊 橋 市 [ 人 工 林 天 然 林 の 分 布 ] 358ha 4.7% 759ha 9.9% 6,517ha 85.4% 天 然 林 人 工 林 その 他 面 積 (ha) 800 700 600 500 400 300 200 100 0 [ 人 工 林 の 齢 級 別 面 積 ] 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 齢 級 新 計 画 新 たな 機 能 類 型 山 地 災 害 防 止 土 砂 タイプ 水 源 涵 養 タイプ 5,554ha 72.7% 779ha 10.2% 1,287ha 16.9% 自 然 維 持 タイプ 14ha 0.2% 森 林 空 間 利 用 タイプ 参 考 現 計 画 国 土 保 全 タイプ 733ha 10.0% 水 源 かん 養 タイプ 4,771ha 65.2% 自 然 維 持 タイプ 14ha 0.2% 1,204ha 16.4% 森 林 空 間 利 用 タイプ 資 源 の 循 環 利 用 林 598ha 8.2% - 14-
2 主 要 事 業 等 の 概 要 人 工 林 率 の 高 さと 水 源 涵 養 タイプの 多 さ(73%)が 特 徴 であり 田 口 豊 邦 地 域 は 古 くから 三 河 材 の 一 大 生 産 地 です このため 適 切 な 森 林 整 備 を 行 うとともに 産 出 する 木 材 のブランド 化 にも 取 り 組 みます また 森 林 空 間 利 用 タイプが17%を 占 めており 保 健 休 養 の 場 の 提 供 のため レク リエーションの 森 としての 森 林 整 備 や 関 係 機 関 と 連 携 した 施 設 の 管 理 等 を 行 います (1) 主 要 事 業 の 実 施 健 全 な 森 林 を 育 成 し 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 を 図 るため 間 伐 を 計 画 します また 分 収 育 林 などの 契 約 期 限 によるものを 中 心 に 主 伐 を 計 画 します 間 伐 予 定 箇 所 ( 段 戸 国 有 林 ) 伐 採 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 主 伐 58,757m3 32,752m3 179.4% 間 伐 59,276m3 63,496m3 93.4% 臨 伐 14,267m3 23,452m3 60.8% 計 132,300m3 119,700m3 110.5% 間 伐 面 積 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 601.57ha 775.65ha 77.6% 更 新 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 人 工 造 林 177.03ha 69.37ha 255.2% 天 然 更 新 - - - 計 177.03ha 69.37ha 255.2% 保 育 新 計 画 現 計 画 対 現 計 画 比 下 刈 461.07ha 233.72ha 197.3% つる 切 19.00ha 27.56ha 68.9% 除 伐 250.83ha 522.38ha 48.0% 枝 打 124.04ha 183.05ha 67.8% 注 : 臨 伐 ( 臨 時 伐 採 )は 事 業 実 行 上 の 支 障 木 病 害 虫 による 被 害 木 等 で 計 画 時 点 で 箇 所 付 けできないものである 効 率 的 な 森 林 施 業 森 林 の 適 正 な 管 理 を 実 施 するための 基 盤 であ る 路 網 を 計 画 的 に 整 備 するため 必 要 な 開 設 改 良 の 事 業 を 計 画 し ます 林 道 新 計 画 現 計 画 開 設 11,522m[ 9] 7,817m[ 9] 改 良 745m[35] 720m[36] 注 :[ ]は 箇 所 数 また 災 害 に 強 く 安 全 で 安 心 な 国 土 づくりのため 保 全 施 設 の 設 置 や 保 安 林 の 整 備 を 行 います 治 山 事 業 新 計 画 現 計 画 保 全 施 設 14 箇 所 24 箇 所 保 安 林 整 備 570ha 400ha 注 : 保 全 施 設 の 箇 所 数 は 単 位 流 域 数 - 15 -
(2) 国 有 林 野 の 維 持 保 存 ア 貴 重 な 森 林 の 保 存 これまで 自 然 環 境 の 維 持 動 植 物 の 保 護 遺 伝 資 源 の 保 存 等 を 目 的 に 設 定 している 保 護 林 について 引 き 続 き 適 切 な 保 護 管 理 に 努 めます 保 護 林 の 設 定 状 況 種 類 箇 所 面 積 (ha) 植 物 群 落 保 護 林 1 1 14 14 計 1 1 14 14 注 は 第 三 次 計 画 の 数 値 である 段 戸 モミ ツガ 植 物 群 落 保 護 林 イ 森 林 病 害 虫 及 び 獣 害 対 策 森 林 病 害 虫 による 被 害 状 況 の 把 握 に 努 め 必 要 な 対 策 に 取 り 組 みます なお 豊 橋 国 有 林 の 人 工 林 では 間 伐 実 施 箇 所 等 において マスダクロホシタマ ムシの 幼 虫 による 虫 害 ( 枯 損 )が 発 生 しているため 事 業 に 当 たっては 樹 勢 が 衰 えないよう 弱 度 の 間 伐 を 短 い サイクルで 繰 り 返 すなど 施 業 方 法 を 工 夫 して 実 施 しま す また 獣 害 対 策 として カモシカ 等 から 幼 齢 木 等 を 守 るため 忌 避 剤 の 塗 布 や 防 護 柵 の 設 置 を 行 います カモシカ 防 護 柵 (3) 林 産 物 の 供 給 1 公 益 的 機 能 を 重 視 した 森 林 施 業 を 推 進 する 中 で 資 源 状 況 等 を 勘 案 しつつ 計 画 的 な 木 材 の 供 給 に 努 めます シイタケ 原 木 供 給 の 要 請 についても 可 能 な 範 囲 で 供 給 に 努 めます また 地 域 ブランド 三 河 材 について 産 地 銘 柄 の 形 成 に 努 めま す 2 列 状 間 伐 や 低 コスト 作 業 システムによる 人 工 林 の 間 伐 を 推 進 し 木 材 の 生 産 販 売 を 実 施 します また 低 質 材 等 の 新 規 需 要 開 拓 に 取 り 組 みます 3 公 共 建 築 物 等 における 木 材 の 利 用 の 促 進 に 関 する 法 律 に 基 づき 庁 舎 や 森 林 土 木 工 事 等 における 木 材 利 用 の 拡 大 に 努 めるとともに 木 材 利 用 に 関 する 積 極 的 な 啓 発 に 努 めます 森 林 作 業 道 ( 段 戸 国 有 林 ) - 16 - 高 性 能 林 業 機 械 による 間 伐 材 の 搬 出 ( 段 戸 国 有 林 )
(4) 国 有 林 野 の 活 用 広 く 国 民 に 森 林 とのふれあいの 場 を 提 供 するために 選 定 している レクリエーションの 森 につい て 引 き 続 きふれあいの 場 として 提 供 します 分 収 林 契 約 の 終 了 に 伴 うレクリ エーションの 森 の 拡 張 等 を 行 って います レクリエーションの 森 の 設 定 状 況 種 類 箇 所 面 積 (ha) 自 然 観 察 教 育 林 2 2 1,281 1,269 計 2 2 1,281 1,269 注 は 第 三 次 計 画 の 数 値 である 段 戸 自 然 観 察 教 育 林 での 森 林 教 室 段 戸 自 然 観 察 教 育 林 (5) 国 民 参 加 による 森 林 の 整 備 森 林 ボランティア 団 体 やNPO 等 による 森 林 づくり 活 動 企 業 のCSR 活 動 学 校 等 が 行 う 林 業 体 験 や 森 林 教 室 等 の 森 林 環 境 教 育 にフィールドを 提 供 します 本 計 画 区 では 企 業 からの 要 請 に 応 え 引 き 続 き 豊 橋 国 有 林 に 社 会 貢 献 の 森 を 設 定 し 活 動 のフィールドとして 提 供 します フィールドの 提 供 種 類 箇 所 面 積 (ha) 設 定 箇 所 ふれあいの 森 4 6.58 段 戸 国 有 林 (3 箇 所 5.98ha 設 楽 町 ) 豊 橋 国 有 林 (0.60ha 豊 橋 市 ) 社 会 貢 献 の 森 1 2.40 豊 橋 国 有 林 ( 豊 橋 市 ) 多 様 な 活 動 の 森 1 7.65 豊 橋 国 有 林 ( 豊 橋 市 ) 穂 の 国 みんなの 森 (ふれあいの 森 段 戸 国 有 林 ) 中 日 森 友 隊 の 森 (ふれあいの 森 段 戸 国 有 林 ) (6) 森 林 共 同 施 業 団 地 地 域 における 施 業 集 約 化 の 取 組 を 推 進 するため 森 林 共 同 施 業 団 地 を 設 定 し 民 有 林 と 連 結 した 路 網 の 整 備 計 画 的 な 間 伐 の 実 施 などに 取 り 組 みます 現 在 森 林 共 同 施 業 団 地 の 設 定 に 向 け 検 討 を 行 っています - 17 -
Ⅳ 変 更 計 画 事 業 計 画 の 概 要 1 伐 採 総 量 に 関 する 変 更 健 全 で 活 力 ある 森 林 を 造 成 し 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 を 図 るため 間 伐 指 定 等 の 追 加 を 行 います また 想 定 していた 民 有 林 森 林 作 業 道 の 開 設 が 見 込 めず 事 業 の 実 施 が 困 難 となった 箇 所 の 伐 採 指 定 を 解 除 します こうした 変 更 を 庄 川 計 画 区 ほか3 計 画 区 で 行 います 森 林 計 画 区 庄 川 宮 庄 川 長 良 川 尾 張 西 三 河 合 計 主 伐 (m3) 間 伐 (m3) ( ) は 面 積 単 位 ha 変 更 前 変 更 量 変 更 後 変 更 前 変 更 量 変 更 後 - - - 38,752-38,752 4,900-4,900 6,227-6,227 49,879-49,879 (287.70) 23,767 (6,963.68) 455,829 (163.04) 16,474 (168.68) 16,401 (7,583.10) 512,471 (-) - (-) - (-52.43) -4,947 (12.13) 683 (-40.30) -4,264 (287.70) 23,767 (6,963.68) 455,829 (110.61) 11,527 (180.81) 17,084 (7,542.80) 508,207 臨 時 伐 採 (m3) 合 計 (m3) 変 更 前 変 更 量 変 更 後 変 更 前 変 更 量 変 更 後 森 林 計 画 区 533 3,400 3,933 24,300 3,400 27,700 庄 川 25,419 44,700 70,119 520,000 44,700 564,700 宮 庄 川 2,126-53 2,073 23,500-5,000 18,500 長 良 川 3,572 117 3,689 26,200 800 27,000 尾 張 西 三 河 31,650 48,164 79,814 594,000 43,900 637,900 合 計 庄 川 計 画 区 : 事 業 実 行 時 の 現 地 精 査 により 指 定 箇 所 での 伐 採 量 が 予 定 より 多 くなってい ることから これを 補 うために 臨 時 伐 採 量 を 追 加 します 宮 庄 川 計 画 区 : 事 業 実 行 時 の 現 地 精 査 による 伐 採 量 増 加 に 加 え 路 網 作 設 や 搬 出 のため の 支 障 木 が 当 初 予 定 より 多 くなっていることから これを 補 うために 臨 時 伐 採 量 を 追 加 します 長 良 川 計 画 区 : 計 画 の 当 初 に 想 定 していた 民 有 林 作 業 道 の 開 設 が 見 込 めなくなったこと から その 奥 地 にあり 事 業 の 実 施 が 困 難 となった 箇 所 の 間 伐 指 定 を 解 除 します 尾 張 西 三 河 計 画 区 : 森 林 の 成 長 により 早 急 に 間 伐 が 必 要 と 考 えられる 箇 所 がでてきたこ とから 当 該 箇 所 の 間 伐 を 指 定 します - 18 -
2 林 道 の 整 備 に 関 する 変 更 森 林 整 備 を 進 めるため 林 道 の 開 設 改 良 に 係 る 計 画 を 変 更 ( 追 加 )します 森 林 計 画 区 開 設 改 良 変 更 後 変 更 前 路 線 数 延 長 (m) 路 線 数 延 長 (m) 木 曽 谷 開 設 24 37,450 18 28,350 宮 庄 川 開 設 20 31,550 16 27,050 飛 騨 川 開 設 6 10,800 5 8,000 合 計 開 設 50 79,800 39 63,400 3 治 山 に 関 する 変 更 集 中 豪 雨 による 山 地 崩 壊 箇 所 の 保 安 林 機 能 の 回 復 に 必 要 な 治 山 事 業 を 実 施 するた め 治 山 事 業 に 関 する 計 画 を 変 更 します 森 林 計 画 区 区 分 工 種 計 画 量 庄 川 保 全 施 設 千 曲 川 下 流 保 全 施 設 飛 騨 川 保 全 施 設 尾 張 西 三 河 保 全 施 設 渓 間 工 山 腹 工 渓 間 工 山 腹 工 渓 間 工 山 腹 工 渓 間 工 山 腹 工 12 ( 11) 箇 所 12 ( 11) 箇 所 15 ( 13) 箇 所 14 ( 9) 箇 所 17 ( 13) 箇 所 23 ( 17) 箇 所 7 ( 6) 箇 所 9 ( 3) 箇 所 注 1: 箇 所 数 は 単 位 流 域 数 である 2:( )は 変 更 前 の 数 量 である 4 国 民 参 加 による 森 林 の 整 備 に 関 する 変 更 国 民 の 参 加 による 森 林 の 整 備 を 進 めるため 各 種 団 体 等 からの 要 請 に 応 え 森 林 整 備 等 の 活 動 フィールドとして 社 会 貢 献 の 森 及 び 遊 々の 森 を 設 定 しました 森 林 計 画 区 名 称 箇 所 面 積 備 考 千 曲 川 下 流 森 林 林 業 再 生 モデル 林 社 会 貢 献 の 森 1 27.36ha 霊 仙 寺 山 国 有 林 ( 信 濃 町 ) 協 定 相 手 :C.W.ニコルアファン の 森 財 団 千 曲 川 上 流 練 馬 区 遊 々の 森 遊 々の 森 1 32.87ha 浅 間 山 国 有 林 ( 軽 井 沢 町 ) 協 定 相 手 : 練 馬 区 教 育 委 員 会 - 19 -
資 料 3 地 域 管 理 経 営 計 画 ( 案 ) 及 び 国 有 林 野 施 業 実 施 計 画 ( 案 ) に 対 する 意 見 の 要 旨 及 び 当 該 意 見 の 処 理 案 策 定 : 伊 那 谷 木 曽 川 東 三 河 森 林 計 画 区 変 更 : 神 通 川 庄 川 千 曲 川 下 流 中 部 山 岳 千 曲 川 上 流 木 曽 谷 宮 庄 川 飛 騨 川 長 良 川 揖 斐 川 尾 張 西 三 河 森 林 計 画 区 中 部 森 林 管 理 局
地 域 管 理 経 営 計 画 ( 案 ) 及 び 国 有 林 野 施 業 実 施 計 画 ( 案 ) に 対 する 意 見 の 要 旨 及 び 当 該 意 見 の 処 理 案 * 処 理 結 果 の 区 分 について 1 趣 旨 を 取 り 入 れているもの すでに 本 計 画 に 趣 旨 等 が 記 述 されているもの 又 は 林 野 庁 が 定 めた 通 達 等 により 趣 旨 に 沿 って 行 っていくこととしているものです 2 趣 旨 の 一 部 を 取 り 入 れているもの 本 計 画 に 意 見 をそのまま 記 述 することは 困 難 ですが 一 部 意 見 書 の 趣 旨 を 本 計 画 に 記 述 しているもの 又 は 林 野 庁 が 定 めた 通 達 等 により 趣 旨 の 一 部 を 取 り 入 れて 行 うことと しているものです 3 修 文 するもの 意 見 書 を 踏 まえ 計 画 ( 案 )を 修 文 したものです 4 今 後 の 検 討 課 題 等 意 見 書 の 趣 旨 からして 意 見 をそのまま 本 計 画 に 記 述 することは 困 難 であり 今 後 の 検 討 課 題 等 とさせて 頂 くものです 意 見 の 要 旨 処 理 の 結 果 処 理 結 果 の 理 由 意 見 提 出 な し 原 案 のとおりとする 縦 覧 期 間 : 平 成 24 年 12 月 21 日 から 平 成 25 年 1 月 21 日 まで(32 日 間 )
委 員 への 事 前 説 明 の 際 にあった 質 問 意 見 等 番 号 質 問 意 見 説 明 回 答 等 1 機 能 類 型 の 見 直 しによっ 従 前 から 国 有 林 では 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 を 旨 とする 管 理 経 て 資 源 の 循 環 利 用 林 がなく 営 に 重 点 をおいてきましたが 機 能 類 型 に 関 わらず 必 要 な 施 なり 木 材 生 産 を 行 わない 業 を 行 えば 間 伐 材 等 が 発 生 します しかしながら これまでの ように 見 える 機 能 類 型 では 資 源 の 循 環 利 用 林 があったために かえって 循 環 新 たな 機 能 類 型 と 木 材 生 林 以 外 からは 木 材 を 生 産 しないような 誤 解 を 与 えていました 産 の 関 係 をどのように 理 解 今 回 の 見 直 しにより 資 源 の 循 環 利 用 林 をなくすることで すればよいのか 公 益 的 機 能 の 発 揮 という 管 理 経 営 の 目 的 をより 明 確 にしつつ 機 能 発 揮 に 必 要 な 森 林 施 業 の 結 果 発 生 する 木 材 は 機 能 類 型 に 係 わらず 最 大 限 利 用 するという 考 え 方 も 明 確 になるよう 普 及 して いきたいと 考 えます なお ご 懸 念 のような 印 象 を 与 えることもあることから 計 画 書 に 林 相 の 維 持 改 良 等 に 必 要 な 施 業 の 結 果 伐 採 搬 出 される 木 材 の 有 効 利 用 及 び 機 能 発 揮 に 支 障 を 及 ぼさない 範 囲 で 齢 級 構 成 の 平 準 化 や 地 域 ニーズ 等 に 応 じて 必 要 な 主 伐 を 計 画 的 に 行 い 伐 採 木 を 供 給 していくこととする 旨 を 記 述 してい ます 2 現 計 画 の 実 績 が 極 端 に 低 更 新 保 育 について い( 造 林 ) 又 は 高 い( 林 道 分 収 林 伐 採 の 大 半 が 計 画 期 間 の 後 半 に 集 中 し 更 新 の 必 要 な 面 改 良 ) 理 由 は 積 が 当 初 予 定 より 少 なくなったため 人 工 造 林 は 計 画 を 大 きく 下 回 る 結 果 となっています 天 然 更 新 の 対 象 は 前 計 画 以 前 に 伐 採 したものがほとんどであ り 更 新 を 促 すために 刈 り 出 しや 除 草 剤 の 散 布 といった 補 助 作 業 を 行 っていますが 伊 那 谷 計 画 区 では 計 画 どおりの 更 新 完 了 と なりませんでした 一 方 木 曽 川 計 画 区 では 当 初 見 込 み 以 上 の 更 新 完 了 が 確 認 できたことから 計 画 を 上 回 る 結 果 となりまし た 林 道 改 良 について 林 道 の 改 良 は 計 画 期 間 中 に 台 風 や 集 中 豪 雨 等 による 被 害 が 多 く 発 生 し その 復 旧 が 必 要 となったことから 計 画 を 大 きく 上 回 る 実 績 となりました なお 林 道 改 良 の 計 画 は 計 画 策 定 時 に 改 良 が 必 要 な 箇 所 とし て 把 握 しているもののみを 計 上 するため 期 間 内 に 新 たに 発 生 した 災 害 の 復 旧 を 行 えば 今 回 のように 計 画 を 大 きく 上 回 る 結 果 になることがあります 3 計 画 量 が 大 幅 に 増 えてい 木 曽 川 東 三 河 計 画 区 での 主 伐 量 の 増 加 は 分 収 林 の 契 約 期 る( 主 伐 )ものや 減 ってい 間 満 了 による 伐 採 を 予 定 しているためです 2 計 画 区 とも 主 伐 る( 治 山 )ものがあるが そ 計 画 量 の 約 9 割 が 分 収 林 です の 理 由 は 何 か 木 曽 川 計 画 区 の 治 山 事 業 ( 保 全 施 設 箇 所 数 )の 減 少 は 現 計 画 では 施 設 数 を 計 上 していたものを 新 計 画 では 他 の 計 画 区 と 同 様 に 単 位 流 域 数 で 計 上 することとしたためです このため 単 位 流 域 数 の 比 較 ではほぼ 同 じ 計 画 量 となります ( 単 位 流 域 : 支 流 域 内 をさらに 具 体 的 な 工 事 計 画 の 単 位 とし て 分 けた 数 百 ha 程 度 の 地 域 ) - 1 -
番 号 質 問 意 見 説 明 回 答 等 4 渓 畔 周 辺 の 国 有 林 とは 具 渓 畔 周 辺 の 国 有 林 とは 河 川 や 渓 流 の 周 辺 だけではなく 池 や 体 的 にどのような 所 か ま 湿 地 等 も 含 めた 広 い 範 囲 の 森 林 を 指 しており 水 辺 からその 地 た どのような 取 扱 いをす 域 の 平 均 樹 高 と 同 じ 幅 ( 平 均 樹 高 が25m 以 下 の 場 合 は 概 ね2 るのか 5m)を 目 安 とします 渓 畔 周 辺 森 林 は 途 中 で 分 断 することなく 連 続 性 を 持 たせるこ とを 目 標 とし 伐 採 の 制 限 や 下 刈 除 伐 といった 保 育 作 業 にお いてもその 地 域 に 本 来 生 育 する 樹 木 等 を 残 すなどの 配 慮 をして いく 考 えです 5 ニホンジカ 及 びイノシシ 国 有 林 の 鳥 獣 被 害 は 南 アルプスを 中 心 にニホンジカの 被 害 の 被 害 状 況 と 対 策 いかん が 拡 大 傾 向 にあります このため 新 植 地 への 防 護 柵 の 設 置 や 侵 入 経 路 となっている 林 道 忌 避 剤 の 塗 布 により 被 害 を 防 止 するとともに 職 員 によるくく 等 での 対 策 を 検 討 すべきで りワナ 捕 獲 や 地 域 と 連 携 した 対 策 に 取 り 組 んでいます はないか クマによる 剥 皮 被 害 は 微 増 しており 造 林 木 に 皮 剥 ぎ 防 止 用 のテープを 巻 き 付 けるなどの 防 除 を 実 施 しています また 北 アルプス 乗 鞍 岳 の 高 山 帯 におけるイノシシの 被 害 に ついて 平 成 22 年 度 に 高 山 植 物 の 被 害 実 態 やイノシシの 行 動 把 握 等 の 調 査 を 行 いイノシシの 生 息 と 被 害 の 発 生 を 確 認 してお り 以 後 目 撃 情 報 や 高 山 植 物 の 被 害 情 報 を 関 係 機 関 で 共 有 す ることにより 被 害 の 防 止 に 取 り 組 んでいるところです 6 国 有 林 には 木 材 を 安 定 的 国 有 林 からの 林 産 物 の 供 給 にあたっては 地 域 における 木 材 に 供 給 すると 共 に 供 給 過 の 安 定 供 給 体 制 の 整 備 等 が 図 られるよう 地 域 や 樹 材 種 ごとの 剰 時 など 木 材 需 給 の 調 整 弁 木 材 の 価 格 需 給 動 向 を 把 握 しつつ 適 正 な 価 格 で 持 続 的 か となってほしい つ 計 画 的 に 供 給 するよう 努 めています また 木 材 価 格 の 急 変 時 には 地 域 や 関 係 者 の 意 見 を 迅 速 か つ 適 切 に 把 握 し 必 要 に 応 じて 国 有 林 野 事 業 の 全 国 的 なネット ワークを 活 用 した 供 給 調 整 機 能 の 発 揮 を 図 る 考 えです 7 共 同 施 業 や 国 民 参 加 の 森 民 有 林 と 国 有 林 が 一 体 となって 効 率 的 な 路 網 の 整 備 や 森 林 の 林 づくりなどを 更 に 広 げる 整 備 等 をすすめるため 森 林 共 同 施 業 団 地 の 設 置 とそこでの 事 べき 業 に 積 極 的 に 取 り 組 んでまいります また NPOや 企 業 からの 要 望 に 応 え 自 主 的 な 森 林 整 備 等 へ のフィールドの 提 供 や 必 要 な 技 術 指 導 の 機 会 を 今 後 更 に 増 やし てまいります 8 計 画 や 制 度 についてもっ 地 域 からの 信 頼 国 民 の 幅 広 い 理 解 と 支 援 をいただくために と 解 りやすくPRすべきで 関 係 する 県 や 市 町 村 等 との 連 携 の 他 国 民 の 皆 様 に 対 する 情 報 はないか 発 信 が 重 要 であると 認 識 しています このため 計 画 書 の 概 要 国 有 林 見 学 会 などをもっ 版 などより 解 りやすい 資 料 を 作 成 公 表 するとともに 保 護 林 と 行 うべきではないか やレクリエーションの 森 制 度 国 民 参 加 による 森 林 づくり 制 度 等 についても 事 例 や 制 度 の 紹 介 に 一 層 取 り 組 んでまいります また 多 くの 国 民 の 皆 様 に 国 有 林 を 知 っていただくために 引 き 続 き 国 有 林 の 見 学 会 や 懇 談 会 等 の 取 り 組 みを 進 めてまいり ます - 2 -
森 林 計 画 等 の 用 語 解 説 ( 五 十 音 順 ) 用 語 解 説 あ 行 育 成 単 層 林 森 林 を 構 成 する 樹 木 の 全 部 又 は 大 部 分 を 一 度 に 伐 採 し そのあと に 一 斉 に 植 林 を 行 うこと 等 により 年 齢 や 高 さのほぼ 等 しい 樹 木 か ら 構 成 される 森 林 育 成 複 層 林 森 林 を 構 成 する 樹 木 を 部 分 的 に 伐 採 し そのあとに 植 林 を 行 うこ と 等 により 年 齢 や 高 さの 異 なる 樹 木 から 構 成 される 森 林 枝 打 ち 節 のない 木 材 を 生 産 すること 等 を 目 的 に 立 木 の 枝 を 切 り 落 とす 作 業 温 室 効 果 ガス 地 球 から 宇 宙 への 赤 外 放 射 エネルギーを 大 気 中 で 吸 収 して 熱 に 変 え 地 球 の 気 温 を 上 昇 ( 地 球 温 暖 化 )させる 効 果 を 有 する 気 体 の 総 称 代 表 的 なものに 二 酸 化 炭 素 (CO2) メタン(CH4) 一 酸 化 二 窒 素 (N2O) 等 がある これらの 排 出 には 人 間 の 生 活 生 産 活 動 が 大 きく 関 与 している か 行 快 適 環 境 形 成 タイプ 騒 音 の 低 減 大 気 の 浄 化 木 陰 の 提 供 等 による 気 象 の 緩 和 等 人 間 の 居 住 環 境 を 良 好 な 状 態 に 保 全 する 機 能 を 重 点 的 に 発 揮 すべき 国 有 林 野 皆 伐 一 定 範 囲 の 樹 木 を 一 時 に 全 部 又 は 大 部 分 伐 採 する 主 伐 の 一 種 間 伐 育 成 段 階 にある 森 林 において 樹 木 の 混 み 具 合 に 応 じて 育 成 する 樹 木 の 一 部 を 伐 採 ( 間 引 き)し 残 存 木 の 成 長 を 促 進 する 作 業 この 作 業 により 生 産 された 丸 太 が 間 伐 材 一 般 に 除 伐 後 から 主 伐 ま での 間 に 育 成 目 的 に 応 じて 間 断 的 に 実 施 機 能 類 型 森 林 法 の 改 正 により 従 来 の3 機 能 類 型 を 廃 止 し 国 有 林 の 地 域 別 の 森 林 計 画 に 定 める 公 益 的 機 能 別 施 業 森 林 との 整 合 に 留 意 しつつ 山 地 災 害 防 止 タイプ( 土 砂 流 出 崩 壊 防 備 エリア 気 象 害 防 備 エ リア ) 自 然 維 持 タイプ 森 林 空 間 利 用 タイプ 快 適 環 境 形 成 タイプ 水 源 涵 養 タイプ の5タイプに 区 分 木 の 文 化 を 支 える 森 づ くり 地 域 の 伝 統 行 事 伝 統 工 芸 歴 史 的 木 造 建 築 物 等 の 継 承 に 貢 献 す るため 地 域 の 協 議 会 等 と 森 林 管 理 署 等 との 協 定 締 結 により 国 民 参 加 による 森 林 づくり 活 動 を 推 進 する 制 度 郷 土 の 森 地 域 における 象 徴 としての 意 識 を 有 する 等 により 森 林 の 現 状 の 維 持 について 地 元 市 町 村 の 強 い 要 請 がある 森 林 を 保 護 し 併 せて 地 域 の 振 興 に 資 することを 目 的 として 設 定 する 保 護 林 渓 間 工 土 石 流 の 発 生 等 により 荒 廃 した 渓 流 を 安 定 させ また 荒 廃 を 未 然 に 防 止 して 森 林 を 保 全 するとともに 下 流 域 への 土 砂 の 流 出 を 防 ぐこ とを 目 的 として 渓 流 内 に 施 工 される 谷 止 工 護 岸 工 等 の 治 山 施 設 境 界 巡 検 特 に 侵 害 のおそれがある 境 界 にある 境 界 標 ( 第 一 種 境 界 標 )につ いて 一 年 に1 回 以 上 境 界 標 の 異 常 の 有 無 を 点 検 する 作 業 境 界 巡 視 第 一 種 境 界 標 以 外 の 境 界 標 ( 第 二 種 境 界 標 )について 1 年 に1 回 以 上 の 割 合 で 林 道 歩 道 等 から 国 有 林 野 の 隣 接 地 の 伐 採 開 発 等 の 状 況 を 把 握 する 作 業 公 益 的 機 能 維 持 増 進 協 定 国 有 林 と 民 有 林 の 一 体 的 な 整 備 及 び 保 全 を 図 るための 制 度 森 林 管 理 局 長 は 国 有 林 と 一 体 として 整 備 及 び 保 全 を 行 うことが 相 当 と 認 められる 民 有 林 の 森 林 所 有 者 等 と 本 協 定 を 締 結 して 当 該 民 有 林 の 整 備 及 び 保 全 を 行 うことができるもの 1
森 林 計 画 等 の 用 語 解 説 ( 五 十 音 順 ) 用 語 解 説 か 行 公 共 建 築 物 等 における 木 材 の 利 用 の 促 進 に 関 する 法 律 木 材 の 利 用 の 確 保 を 通 じた 林 業 の 持 続 的 かつ 健 全 な 発 展 を 図 り 森 林 の 適 正 な 整 備 及 び 木 材 の 自 給 率 の 向 上 に 寄 与 するため 農 林 水 産 大 臣 及 び 国 土 交 通 大 臣 が 策 定 する 公 共 建 築 物 における 国 内 で 生 産 された 木 材 その 他 の 木 材 の 利 用 の 促 進 に 関 する 基 本 方 針 について 定 めるとともに 公 共 建 築 物 の 建 築 に 用 いる 木 材 を 円 滑 に 供 給 するた めの 体 制 を 整 備 する 等 の 措 置 を 講 ずる 法 律 高 性 能 林 業 機 械 従 来 のチェーンソーや 集 材 機 等 に 比 べて 作 業 の 効 率 や 労 働 強 度 の 軽 減 等 の 面 で 優 れた 性 能 をもつ 林 業 機 械 主 な 高 性 能 林 業 機 械 は フェラーバンチャ スキッダ プロセッサ ハーベスタ フォ ワーダ タワーヤーダ スイングヤーダ 更 新 伐 採 等 により 樹 木 が 無 くなった 箇 所 において 植 林 を 行 うことや 自 然 力 の 活 用 等 により 森 林 の 世 代 が 替 わること 合 板 丸 太 から 薄 くむいた 板 ( 単 板 )を 繊 維 ( 木 目 )の 方 向 が 直 交 す るように 交 互 に 重 ね 接 着 したもの 国 有 林 政 府 が 保 管 管 理 する 森 林 面 積 は760 万 haあり 我 が 国 の 国 土 の 約 2 割 森 林 面 積 の 約 3 割 を 占 める 国 有 林 防 災 ボランティ ア 制 度 国 有 林 における 山 地 災 害 等 に 係 る 情 報 の 収 集 に 当 たって 地 域 の 森 林 土 木 技 術 者 等 を 国 有 林 防 災 ボランティア として 活 用 すること により 地 震 台 風 等 の 山 地 災 害 等 に 対 する 迅 速 かつ 円 滑 な 災 害 対 策 の 実 施 及 び 地 域 の 安 全 の 確 保 向 上 を 図 る 国 有 林 モニター 制 度 一 般 から 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 するモニターを 公 募 し 国 有 林 野 事 業 の 運 営 等 に 関 する 提 供 とこれに 対 する 意 見 等 の 聴 取 を 行 い これを 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 反 映 させ 開 かれた 国 民 の 森 林 に ふさわしい 管 理 経 営 の 推 進 に 資 することを 目 的 とした 制 度 公 有 林 野 等 官 行 造 林 ( 官 行 造 林 ) 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 する 基 本 計 画 ( 管 理 経 営 基 本 計 画 ) 国 と 森 林 の 土 地 所 有 者 とが 伐 採 時 に 得 られる 収 益 を 一 定 の 割 合 で 分 け 合 う 契 約 を 結 び 国 が 植 栽 や 保 育 等 の 事 業 を 行 う 制 度 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 する 法 律 第 4 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 全 国 森 林 計 画 との 調 和 を 保 ち 農 林 水 産 大 臣 が 全 国 の 国 有 林 野 の 管 理 経 営 について5 年 ごとにたてる10 年 間 の 計 画 ( 現 在 平 成 21 年 4 月 1 日 から 平 成 31 年 3 月 31 日 までの 計 画 期 間 平 成 24 年 12 月 19 日 に 国 有 林 野 の 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 を 図 るための 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 する 法 律 等 の 一 部 を 改 正 する 等 の 法 律 附 則 第 2 条 に 基 づき 変 更 した ) さ 行 山 地 災 害 防 止 タイプ 土 砂 の 流 出 崩 壊 雪 崩 落 石 等 の 山 地 災 害 による 人 命 施 設 の 被 害 の 防 備 その 他 の 災 害 に 強 い 国 土 基 盤 の 形 成 に 係 る 機 能 を 重 点 的 に 発 揮 させるべき 国 有 林 野 山 腹 工 土 木 施 設 ( 土 留 工 水 路 工 等 )の 設 置 等 により 斜 面 の 崩 壊 及 び 拡 大 崩 壊 の 防 止 等 斜 面 の 安 定 を 図 り 植 生 の 導 入 及 び 森 林 造 成 を 目 的 とする 工 種 システム 販 売 国 有 林 材 の 安 定 供 給 システムによる 販 売 の 略 称 間 伐 に 伴 い 生 産 された 間 伐 材 等 について 国 産 材 需 要 拡 大 や 加 工 流 通 の 合 理 化 等 に 取 り 組 む 集 成 材 合 板 工 場 や 製 材 工 場 等 との 協 定 に 基 づいて 国 有 林 材 を 安 定 的 に 供 給 すること 自 然 維 持 タイプ 原 生 的 な 森 林 生 態 系 からなる 自 然 環 境 の 維 持 動 植 物 の 保 護 遺 伝 資 源 の 保 存 等 生 物 多 様 性 の 保 全 に 係 る 機 能 を 重 点 的 に 発 揮 させる べき 国 有 林 野 2
森 林 計 画 等 の 用 語 解 説 ( 五 十 音 順 ) 用 語 解 説 さ 行 下 刈 植 栽 した 苗 木 の 生 育 を 妨 げる 雑 草 や 灌 木 を 刈 り 払 う 作 業 一 般 に 植 栽 後 の 数 年 間 毎 年 春 から 夏 の 間 に 実 施 社 会 貢 献 の 森 企 業 の 社 会 的 責 任 (CSR) 活 動 等 を 目 的 とした 植 栽 保 育 等 の 森 林 整 備 を 自 らまたは 事 業 者 に 委 託 して 行 う 活 動 を 目 的 として 提 供 さ れる 森 林 集 成 材 板 材 (ラミナ)を 繊 維 ( 木 目 )の 方 向 が 平 行 になるように 長 さ 幅 厚 さの 各 方 向 に 接 着 した 製 品 柱 材 等 の 構 造 用 集 成 材 と 階 段 材 床 材 等 の 造 作 用 集 成 材 に 大 別 主 伐 次 の 世 代 の 森 林 の 造 成 を 伴 う 森 林 の 一 部 または 全 部 の 伐 採 除 伐 育 成 の 対 象 となる 樹 木 の 生 育 を 妨 げる 他 の 樹 木 を 刈 り 払 う 作 業 一 般 に 下 刈 を 終 了 してから 植 栽 木 の 枝 葉 が 茂 り 互 いに 接 し 合 う 状 態 になるまでの 間 に 数 回 実 施 植 物 群 落 保 護 林 我 が 国 又 は 地 域 の 自 然 を 代 表 するものとして 保 護 を 必 要 とする 植 物 群 落 及 び 歴 史 的 学 術 的 価 値 等 を 有 する 団 体 の 維 持 を 図 り 併 せ て 森 林 施 業 管 理 技 術 の 発 展 学 術 建 機 優 等 に 資 することを 目 的 と して 設 定 する 保 護 林 針 広 混 交 林 針 葉 樹 と 広 葉 樹 が 混 じり 合 った 森 林 人 工 造 林 ( 植 林 ) 苗 木 の 植 栽 種 子 のまき 付 け さし 木 等 の 人 為 的 な 方 法 により 森 林 を 造 成 すること 人 工 林 人 工 造 林 により 造 成 した 林 分 森 林 環 境 教 育 森 林 内 での 多 様 な 体 験 活 動 などを 通 じて 人 々の 生 活 や 環 境 と 森 林 との 関 係 について 学 ぶことにより 地 球 温 暖 化 防 止 など 森 林 の 多 面 的 機 能 や 森 林 の 整 備 と 森 林 資 源 の 循 環 利 用 の 必 要 性 等 に 対 する 理 解 を 醸 成 するとともに 子 供 達 の 生 きる 力 を 育 むための 取 組 新 農 林 水 産 省 木 材 利 用 推 進 計 画 公 共 建 築 物 木 材 利 用 促 進 法 に 基 づく 公 共 建 築 物 における 木 材 の 利 用 の 促 進 のための 計 画 として 位 置 づけ 平 成 22 年 12 月 に 策 定 森 林 共 同 施 業 団 地 木 材 の 利 用 推 進 や 健 全 な 森 林 管 理 のため 間 伐 等 の 森 林 整 備 や 効 率 的 な 路 網 整 備 を 民 有 林 と 国 有 林 が 共 同 して 取 り 組 むこと 森 林 作 業 道 特 定 の 者 が 森 林 施 業 のために 継 続 的 に 使 用 する 施 設 であり 林 道 規 程 によらない 道 で 2t 積 程 度 の 小 型 トラックや 林 業 機 械 (フォ ワーダ 等 )の 走 行 を 予 定 するもの 森 林 生 態 系 保 護 地 域 原 生 的 な 天 然 林 を 保 存 することにより 森 林 生 態 系 からなる 自 然 環 境 の 維 持 動 植 物 の 保 護 森 林 施 業 管 理 技 術 の 発 展 学 術 研 究 等 に 資 することを 目 的 として 設 定 する 保 護 林 森 林 整 備 森 林 施 業 とそのために 必 要 な 施 設 ( 林 道 等 )の 作 設 維 持 を 通 じ て 森 林 を 育 成 すること 森 林 生 物 遺 伝 資 源 保 存 林 森 林 と 一 体 となって 自 然 生 態 系 を 構 成 する 生 物 の 遺 伝 資 源 で 将 来 の 利 用 可 能 性 を 有 するものの 安 定 的 かつ 恒 久 的 な 保 存 を 図 るこ とを 目 的 として 設 定 する 保 護 林 森 林 施 業 ( 施 業 ) 目 的 とする 森 林 を 育 成 するために 行 う 造 林 保 育 伐 採 等 の 一 連 の 森 林 に 対 する 人 為 的 行 為 を 実 施 すること 森 林 空 間 利 用 タイプ スポーツ 又 はレクリエーション 教 育 文 化 休 養 等 の 活 動 の 場 や 優 れた 景 観 の 提 供 に 係 る 機 能 を 重 点 的 に 発 揮 させるべき 国 有 林 野 3
森 林 計 画 等 の 用 語 解 説 ( 五 十 音 順 ) 用 語 解 説 さ 行 森 林 のもつ 多 面 的 機 能 地 球 温 暖 化 の 防 止 国 土 の 保 全 水 源 のかん 養 自 然 環 境 の 保 全 良 好 な 景 観 の 形 成 文 化 の 伝 承 木 材 の 生 産 等 の 森 林 がもつ 多 面 にわたる 機 能 森 林 林 業 基 本 計 画 森 林 林 業 基 本 法 の 基 本 理 念 の 実 現 に 向 けて 森 林 及 び 林 業 に 関 する 施 策 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 推 進 するため 同 法 に 基 づき 策 定 した 計 画 森 林 及 び 林 業 施 策 の 基 本 方 針 森 林 のもつ 多 面 的 機 能 の 発 揮 並 びに 木 材 の 供 給 及 び 利 用 に 関 する 目 標 政 府 が 講 ずべき 施 策 を 明 記 森 林 林 業 基 本 法 森 林 のもつ 多 面 的 機 能 の 発 揮 林 業 の 持 続 的 かつ 健 全 な 発 展 を 基 本 理 念 とする 政 策 を 国 民 的 合 意 の 下 に 進 めていくため その 実 現 を 図 る 基 本 的 事 項 を 定 めた 法 律 平 成 13 年 7 月 にそれまでの 林 業 基 本 法 を 改 正 して 成 立 水 源 涵 養 タイプ 国 民 生 活 に 欠 かせない 良 質 で 豊 かな 水 の 供 給 に 係 る 機 能 を 重 点 的 に 発 揮 すべき 国 有 林 野 スイングヤーダ 建 設 用 ベースマシンに 集 材 用 ウィンチを 搭 載 し 旋 回 可 能 なブー ムを 装 備 する 集 材 機 (swing: 回 転 する yarder: 集 材 機 ) スキッダ 装 備 したグラップル( 油 圧 シリンダーによって 動 く 一 対 の 爪 )に より 伐 倒 木 を 牽 引 式 で 集 材 する 集 材 専 用 トラクタ (skid: 引 き ずって 運 ぶ) 生 物 多 様 性 生 物 の 間 に 見 られる 変 異 性 を 総 合 的 に 指 す 言 葉 で 生 態 系 ( 生 物 群 集 ) 種 遺 伝 子 ( 種 内 )の3つのレベルの 多 様 性 により 捉 えら れる 従 って 生 物 多 様 性 の 保 全 とは 様 々な 生 物 が 相 互 の 関 係 を 保 ちながら 本 来 の 生 息 環 境 の 中 で 繁 殖 を 続 けている 状 態 を 保 全 す ることを 意 味 する 全 国 森 林 計 画 森 林 法 第 4 条 の 規 定 に 基 づき 森 林 林 業 基 本 計 画 に 即 し 農 林 水 産 大 臣 が 閣 議 決 定 を 経 て5 年 ごとにたてる15 年 間 の 計 画 漸 伐 人 工 林 及 び 天 然 林 において 天 然 更 新 に 必 要 な 上 層 木 を 残 して 森 林 を 構 成 する 林 木 の50% 程 度 を 一 度 に 伐 採 し 人 為 あるいは 天 然 力 により 複 数 の 樹 冠 層 を 構 成 する 森 林 を 成 立 させる 伐 採 方 法 素 材 生 産 立 木 を 伐 採 し 枝 葉 や 梢 端 部 分 を 取 り 除 き 丸 太 にする 工 程 た 行 択 伐 森 林 内 の 樹 木 の 一 部 を 抜 き 伐 りする 主 伐 の 一 種 単 位 流 域 治 山 工 事 を 実 施 する 際 の 単 位 となる 数 百 ha 程 度 の 地 域 タワーヤーダ 架 線 集 材 に 必 要 な 元 柱 の 代 わりとなる 人 工 支 柱 を 装 備 した 移 動 可 能 な 集 材 車 地 域 管 理 経 営 計 画 流 域 ごとに 国 有 林 野 の 管 理 経 営 に 関 する 事 項 について 森 林 管 理 局 長 が 定 める5ヵ 年 計 画 長 伐 期 施 業 通 常 の 主 伐 林 齢 ( 例 えばスギの 場 合 40 年 程 度 )のおおむね2 倍 に 相 当 する 林 齢 を 超 える 林 齢 で 主 伐 を 行 う 森 林 施 業 つる 切 育 成 しようとする 樹 木 に 巻 き 付 くつる 類 を 取 り 除 くこと 通 常 下 刈 を 終 了 してから 育 成 使 用 とする 樹 木 の 枝 葉 が 互 いに 接 する 状 態 になるまでの 間 に 行 う 低 コスト 作 業 システム 森 林 施 業 を 効 率 的 かつ 効 果 的 に 実 施 するため 作 業 路 網 と 高 性 能 林 業 機 械 を 組 み 合 わせた 作 業 システム 天 然 更 新 植 林 等 の 人 為 によらずに 森 林 の 造 成 を 行 うこと 自 然 に 落 ちた 種 子 の 発 芽 や 樹 木 の 根 株 から 萌 芽 等 による 方 法 がある 必 要 に 応 じ て ササ 類 の 除 去 等 稚 樹 の 成 長 を 助 ける 作 業 を 行 う 4
森 林 計 画 等 の 用 語 解 説 ( 五 十 音 順 ) 用 語 解 説 た 行 天 然 生 林 自 然 の 推 移 に 委 ね 主 として 自 然 の 力 を 活 用 すること( 天 然 更 新 )により 保 全 管 理 されている 森 林 天 然 林 人 の 手 をほとんどかけていない 自 然 の 森 林 母 樹 から 地 表 へ 種 子 が 落 下 着 床 した 後 発 芽 生 長 してできる 森 林 特 定 動 物 生 息 地 保 護 林 特 定 の 動 物 の 繁 殖 地 生 息 地 等 の 保 護 を 図 り 併 せて 学 術 研 究 等 に 資 することを 目 的 として 設 定 する 保 護 林 特 定 地 理 等 保 護 林 我 が 国 における 特 異 な 地 形 地 質 等 の 保 護 を 図 り 併 せて 学 術 研 究 等 に 資 すること 目 的 として 設 定 する 保 護 林 な 行 日 本 百 名 山 登 山 家 文 筆 家 であった 深 田 久 弥 の 随 筆 日 本 百 名 山 に 記 され た 山 品 格 歴 史 個 性 を 兼 ね 備 え 基 本 的 に 標 高 1,500m 以 上 の 山 と いう 基 準 で 選 ばれている は 行 ハーベスタ 伐 採 枝 払 い 玉 切 り( 材 を 一 定 の 長 さに 切 りそろえること)の 各 作 業 と 玉 切 りした 材 の 集 積 作 業 を 一 貫 して 行 う 自 走 式 機 械 (harvest: 収 穫 する) バイオマス バイオマスとは 生 物 資 源 (bio)の 量 (mass)を 表 す 言 葉 であ り 再 生 可 能 な 生 物 由 来 の 有 機 性 資 源 ( 化 石 燃 料 は 除 く) の こと 中 でも 木 材 からなるバイオマスのことを 木 質 バイオマ ス と 呼 ぶ 木 質 バイオマスには 主 に 樹 木 の 伐 採 や 造 材 のときに 発 生 した 枝 葉 などの 林 地 残 材 製 材 工 場 などから 発 生 する 樹 皮 やのこ 屑 な どのほか 住 宅 の 解 体 材 や 街 路 樹 の 剪 定 枝 などの 種 類 がある 伐 期 主 伐 が 予 定 される 時 期 フェラーバンチャ 立 木 を 伐 倒 し それをつかんだまま 搬 出 に 便 利 な 場 所 へ 集 積 で きる 自 走 式 機 械 (fell: 伐 倒 する bunch: 束 ねる) フォワーダ 玉 切 りした 材 をグラップルを 用 いて 荷 台 に 積 載 し 運 ぶ 集 材 専 用 トラクタ (forward: 運 送 する) 複 層 伐 森 林 を 構 成 する 林 木 を 部 分 的 に 伐 採 し 人 為 により 複 数 の 樹 冠 層 を 有 する 森 林 へ 誘 導 する 伐 採 方 法 上 層 木 の 全 面 的 な 伐 採 もいう ふれあいの 森 自 主 的 な 森 林 整 備 活 動 を 行 うボランティア 団 体 等 と 森 林 管 理 所 等 との 協 定 締 結 により 森 林 整 備 を 行 う 制 度 プレカット 住 宅 等 の 建 築 に 必 要 な 柱 梁 などの 部 材 を 工 場 であらかじめ 加 工 すること プロセッサ 伐 採 木 の 枝 払 い 玉 切 りと 玉 切 りした 丸 太 の 集 積 作 業 を 一 貫 して 行 う 自 走 式 機 械 (process: 加 工 する) 分 収 林 制 度 森 林 の 土 地 所 有 者 と 造 林 又 は 保 育 を 行 う 者 の2 者 あるいは こ れらに 費 用 負 担 者 を 加 えた3 者 で 契 約 を 結 び 植 栽 や 保 育 等 を 行 い 伐 採 時 に 得 られた 収 益 を 一 定 の 割 合 で 分 け 合 う 制 度 分 収 林 は 植 林 の 段 階 から 契 約 を 結 ぶ 分 収 造 林 と 育 成 途 上 の 森 林 を 対 象 に 契 約 を 結 ぶ 分 収 育 林 に 大 別 保 安 林 か 水 源 の 涵 養 土 砂 の 流 出 や 崩 壊 の 防 備 生 活 環 境 の 保 全 形 成 等 の 目 的 を 達 成 するため 森 林 法 に 基 づいて 農 林 水 産 大 臣 又 は 都 道 府 県 知 事 によって 指 定 される 森 林 指 定 されると 伐 採 や 土 地 の 形 質 の 変 更 等 に 一 定 の 制 限 が 課 せられる 保 育 植 栽 終 了 後 育 成 の 対 象 となる 樹 木 の 生 育 を 促 すために 行 う 下 刈 除 伐 等 の 作 業 の 総 称 5
森 林 計 画 等 の 用 語 解 説 ( 五 十 音 順 ) 用 語 解 説 は 行 法 人 の 森 林 一 般 企 業 等 が 社 会 貢 献 活 動 としての 森 林 づくり 社 会 貢 献 の 場 と しての 森 林 づくりを 通 して 国 土 保 全 森 林 資 源 の 造 成 を 目 的 とし て 整 備 を 行 う 森 林 保 護 林 制 度 原 生 的 な 天 然 林 や 貴 重 な 動 植 物 の 保 護 遺 伝 資 源 の 保 存 等 を 目 的 として 区 域 を 定 め 禁 伐 等 の 管 理 経 営 を 行 うことにより 森 林 を 保 護 する 国 有 林 野 事 業 の 制 度 森 林 生 態 系 保 護 地 域 植 物 群 落 保 護 林 等 保 護 林 モニタリング 調 査 保 護 林 の 設 定 目 標 に 照 らした 機 能 評 価 に 必 要 なデータを 収 集 し 個 々の 保 護 林 の 現 状 に 応 じたきめ 細 かな 保 全 管 理 の 推 進 に 資 する ことを 目 的 とした 調 査 ま 行 緑 の 回 廊 保 護 林 同 士 をつなぎ いろいろな 野 生 動 植 物 が 自 由 に 行 き 来 でき る 生 活 の 場 を 広 げるなど 貴 重 な 森 林 生 態 系 を 守 るために 作 られた 空 間 ( 通 り 道 ) 民 有 林 国 有 林 以 外 をいい 個 人 会 社 社 寺 等 が 所 有 する 私 有 林 都 道 府 県 市 町 村 財 産 区 等 が 所 有 する 公 有 林 に 区 分 される や 行 山 元 立 木 価 格 立 木 の 状 態 での 販 売 価 格 一 般 には 丸 太 の 市 場 価 格 から 伐 採 搬 出 等 に 必 要 な 経 費 を 控 除 して 算 出 した 価 格 遊 々の 森 学 校 等 と 森 林 管 理 署 等 との 協 定 締 結 により 様 々な 体 験 活 動 の 場 として 国 有 林 野 を 利 用 する 制 度 ら 行 流 域 管 理 システム 流 域 を 基 本 的 な 単 位 として その 流 域 内 の 市 町 村 林 業 木 材 産 業 等 の 様 々な 関 係 者 による 協 議 合 意 の 下 で 森 林 整 備 から 木 材 の 生 産 加 工 流 通 にわたる 川 上 から 川 下 の 連 携 を 進 め 民 有 林 と 国 有 林 を 通 じて 適 切 な 森 林 整 備 と 林 業 木 材 産 業 の 活 性 化 を 総 合 的 に 展 開 しようとする 取 組 流 域 森 林 林 業 活 性 化 センター 流 域 森 林 林 業 活 性 化 協 議 会 における 関 係 者 間 の 調 整 合 意 形 成 の 促 進 等 を 通 じ 森 林 の 流 域 管 理 システムを 推 進 することを 目 的 と して 設 けられた 組 織 流 域 内 の 市 町 村 林 業 木 材 産 業 の 関 係 者 等 で 構 成 立 木 土 地 に 生 育 する 個 々の 樹 木 林 家 林 地 の 所 有 借 入 などにより 森 林 施 業 を 行 う 権 原 を 有 する 世 帯 林 業 事 業 体 他 者 からの 委 託 または 立 木 の 購 入 により 造 林 伐 採 などの 林 内 作 業 を 行 う 森 林 組 合 素 材 生 産 業 者 など ただし 2005 年 農 林 業 セン サスでは 林 業 事 業 体 という 区 分 はなく 委 託 を 受 けて 造 林 保 育 を 行 っている 委 託 を 受 けて200m3 以 上 の 素 材 生 産 を 行 ってい るものについては 林 業 経 営 体 としている 林 業 専 用 道 幹 線 となる 林 道 を 補 完 し 森 林 作 業 道 と 組 み 合 せて 間 伐 作 業 を 始 めとする 森 林 施 業 の 用 に 供 する 道 をいい 普 通 自 動 車 (10トン 積 程 度 のトラック)や 大 型 ホイールタイプフォワーダの 輸 送 能 力 に 応 じた 規 格 構 造 を 有 するもの りんばつ 臨 時 伐 採 量 ( 臨 伐 ) 公 用 公 共 用 又 は 公 益 事 業 の 用 に 供 するための 木 竹 の 伐 採 等 で 国 有 林 野 施 業 実 施 計 画 において 伐 採 箇 所 として 定 められた 箇 所 以 外 で 行 うもの 林 地 残 材 立 木 を 丸 太 にする 際 に 出 る 枝 葉 や 梢 端 部 分 森 林 外 へ 搬 出 されな い 間 伐 材 等 通 常 は 林 地 に 放 置 される 残 材 6
森 林 計 画 等 の 用 語 解 説 ( 五 十 音 順 ) 用 語 解 説 ら 行 林 道 原 則 として 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 する 恒 久 的 公 共 施 設 で 森 林 整 備 や 木 材 生 産 を 進 める 上 で 幹 線 となる 道 国 有 林 野 事 業 の 管 理 経 営 のために 森 林 管 理 署 等 が 主 に 国 有 林 野 内 に 開 設 する 国 有 林 林 道 と 民 有 林 の 林 業 等 のために 市 町 村 や 森 林 組 合 等 が 民 有 林 内 に 開 設 す る 民 有 林 林 道 がある 林 木 遺 伝 資 源 保 存 林 主 要 林 業 樹 種 及 び 希 少 樹 種 等 に 係 る 林 木 遺 伝 資 源 の 保 存 を 図 るこ とを 目 的 として 設 定 する 保 護 林 林 齢 森 林 の 年 齢 人 工 林 では 苗 木 を 植 栽 した 年 度 を1 年 生 とし 以 後 2 年 生 3 年 生 と 数 える レクリエーションの 森 国 有 林 野 のうち 人 と 森 林 とのふれあいの 場 として 国 民 の 保 健 及 び 休 養 に 広 く 利 用 されることを 目 的 に 指 定 した 森 林 1 自 然 休 養 林 2 自 然 観 察 教 育 林 3 風 景 林 4 森 林 スポーツ 林 5 野 外 ス ポーツ 地 域 6 風 致 探 勝 林 等 に 分 類 列 状 間 伐 選 木 基 準 を 定 めずに 単 純 に 列 状 に 間 伐 する 方 法 高 性 能 林 業 機 械 の 導 入 による 作 業 効 率 の 向 上 選 木 作 業 の 省 力 化 等 による 間 伐 経 費 の 削 減 に 有 効 な 手 段 7