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●幼児教育振興法案

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

学校安全の推進に関する計画の取組事例

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

40 宮崎県

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

1. 実 施 内 容 (1) 研 修 体 制 の 概 要 2 大 阪 府 教 育 庁 大 阪 府 教 育 センター 進 捗 管 理 研 修 の 委 託 進 捗 管 理 連 携 協 力 進 捗 報 告 民 間 業 者 ( 外 部 機 関 ) 市 町 村 教 育 委 員 会 府 立 高 等 学 校 研

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個人住民税徴収対策会議

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

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Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

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(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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慶應義塾利益相反対処規程

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

発 表 の 流 れ 1 事 業 概 要 2 評 価 票 の 記 載 内 容 について 3 指 標 について 4 事 業 内 容 について 5 提 案 のまとめ 2

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

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別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

18 国立高等専門学校機構

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1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

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●電力自由化推進法案

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

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2. 当 初 の 目 的 と 現 状 コア 会 議 の 役 割 目 的 現 状 分 析 マネジメント 会 議 の 運 営 や あり 方 問 題 取 り 組 みにつ いての 議 論 会 員 からの 意 見 の 吸 い 上 げ と 内 容 の 各 会 議 への 振 り 分 け 全 体 会 運 営 会 議

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スライド 1

m07 北見工業大学 様式①

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第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

資 料 年 オリンピック パラリンピック 東 京 大 会 における ホストシティ タウン 構 想 (イメージ) 1. 趣 旨 経 済 財 政 運 営 と 改 革 の 基 本 方 針 2014( 平 成 26 年 6 月 24 日 閣 議 決 定 )を 踏 まえ 2020 年 オリン

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6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

公表表紙

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

1 農 地 中 間 管 理 機 構 のねらい (1)24 年 度 から 開 始 した 各 市 町 村 における 人 農 地 プラン ( 地 域 の 農 業 者 の 徹 底 した 話 合 いにより 人 農 地 問 題 の 解 決 方 向 や 地 域 農 業 の 将 来 のあり 方 を 明 確 にしてい

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社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改

定款

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新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

01.活性化計画(上大久保)


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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

子 ども 手 当 の 支 給 対 象 や 支 給 額 等 の 仕 組 みはどのようになっていますか 平 成 22 年 度 の 子 ども 手 当 は 中 学 校 修 了 までの 子 ども 一 人 に つき 月 額 1 万 3 千 円 を 父 母 等 に 支 給 します 支 給 要 件 は 子 どもを

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

( 教 育 職 員 免 許 状 の 取 得 ) 第 9 条 教 育 職 員 免 許 状 ( 幼 稚 園 教 諭 二 種 免 許 状 )を 取 得 しようとする 者 は 教 育 職 員 免 許 法 に 基 づき 別 表 2に 掲 げる を 修 得 しなければならない 2 教 育 職 員 免 許 状 の

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

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5) 在 宅 医 療 提 供 体 制 の 検 討 退 院 に 関 わる 業 種 ごとに 部 会 を 立 ち 上 げ 在 宅 医 療 に 必 要 なことについて 検 討 していく またそれを 拠 点 整 備 事 業 委 員 会 が 統 括 し さらにそれを 拠 点 整 備 事 業 協 議 会 が 監

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

1 年 女 子 保 健 体 育 生 徒 は 主 体 的 に 授 業 に 取 り 組 んでいる しかし 周 りが 動 かないと 動 けない 場 面 が 見 られる 体 育 係 が 声 掛 けをしているが 今 後 は 体 育 係 の 声 掛 けがなくても 動 けるようにしていく 運 動 が 苦 手 な

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

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Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

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(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

Microsoft Word 行革PF法案-0概要

目 次 都 市 づくりの 全 体 構 想 偏 1. 都 市 づくりの 理 念 と 目 標 1 1. 都 市 づくりの 理 念 と 将 来 像 1 2. 都 市 づくりの 目 標 とテーマ 2 3. 計 画 期 間 3 4. 将 来 人 口 フレーム 3 2. 将 来 都 市 構 造 4 1. 将 来

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

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02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

Transcription:

第 4 章 自 治 体 の 振 り 返 り 1. 新 しい 学 びプロジェクト 新 しい 学 びプロジェクト 初 年 度 総 括 五 ヶ 瀬 町 教 育 長 日 渡 円 (1) 新 しい 学 びプロジェクト 概 要 平 成 21 年 春 東 京 大 学 から 1 本 の 電 話 があった 内 容 は 大 学 の 研 究 知 を 学 校 現 場 で 実 践 に 移 したい ということであった 早 速 東 京 大 学 の 理 事 室 へ 赴 くと その 研 究 知 こそ が 新 しい 授 業 方 法 協 調 学 習 であった そこから 東 京 大 学 と 全 国 の 九 つの 市 町 村 が 参 加 する 新 しい 学 びプロジェクト が 始 まった その 夏 に 和 歌 山 県 教 育 委 員 会 の 主 催 する 和 歌 山 県 市 町 村 教 育 委 員 研 修 会 に 呼 ばれて 話 をする 機 会 があり 話 の 最 後 にこの 構 想 と 研 究 への 参 加 を 呼 びかけた また 秋 には 九 州 地 区 市 町 村 教 育 委 員 研 修 会 が 開 催 され その シンポジウムでシンポジストとして 参 加 する 中 で 紹 介 をし その 後 参 加 を 希 望 する 市 町 村 教 育 委 員 会 が 増 えて 和 歌 山 県 有 田 市 有 田 川 町 広 島 県 安 芸 太 田 町 福 岡 県 香 春 町 熊 本 県 南 小 国 町 大 分 県 竹 田 市 宮 崎 県 宮 崎 市 国 富 町 五 ヶ 瀬 町 の 九 つの 教 育 委 員 会 で 構 成 することとなり 平 成 22 年 春 東 京 大 学 において 参 加 する 市 町 村 教 育 委 員 会 教 育 長 担 当 者 が 集 まり 研 究 組 織 の 在 り 方 や 方 向 性 を 決 定 した 協 調 学 習 の 理 論 については 別 の 説 明 に 譲 るとして 近 年 学 力 低 下 が 叫 ばれる 中 その 原 因 や 解 決 方 法 本 当 に 学 力 は 低 下 しているのか そもそも 学 力 とはどういうも のであるかについて 学 校 で 議 論 されてきただろうか 私 たちは 何 十 年 いや 百 何 十 年 の 間 一 つの 授 業 方 法 の 中 で 物 事 を 考 えて 来 ていなかったか その 中 で 知 恵 や 工 夫 を 凝 らしてき たのではないだろうか もちろん そのことは 重 要 な 事 ではあるが 少 なくとも 学 力 や 授 業 の 定 義 の 変 化 は 基 本 的 になかった 更 に 最 近 の PISA 型 の 考 え 方 が 取 り 入 れら れるに 至 って 日 本 の 教 育 界 は 大 きな 認 識 の 変 革 を 迫 られている 習 得 活 用 探 求 と 言 われて 説 明 文 を 利 用 して 説 明 はできても それぞれの 授 業 や 指 導 方 法 で 説 明 することは できない ことのことに 対 する 一 つの 答 えが 協 調 学 習 ではないだろうか 協 調 学 習 の 中 に 込 められた 理 論 は 正 に 私 たちに 習 得 活 用 探 求 とはどのようなものである のか またどのようにしてその 能 力 が 子 ども 達 に 獲 得 されるのか というプロセスそのも のでもある もちろん 全 ての 学 習 活 動 や 指 導 方 法 が 協 調 学 習 によって 達 成 される ことではないが 学 校 が 更 には 一 人 一 人 の 教 師 が 協 調 学 習 という 技 術 を 身 につけて 内 容 に 応 じて 活 用 することで 学 習 効 果 が 一 層 高 まることを 期 待 したい 協 調 学 習 は 理 論 的 に 開 発 されたが 学 校 現 場 での 実 践 が 行 われていなかった この 理 論 知 と 実 践 知 の 協 働 作 業 が 新 しい 学 びプロジェクト である 新 しい 学 びプロジェクト は 市 町 村 教 育 委 員 会 が 連 携 しながら 協 調 学 習 の 考 え 方 に 基 づいた 研 究 実 践 を 行 い 各 教 科 等 における 実 践 モデルを 作 成 することを 研 究 のねらいとした 限 られた 時 間 と 人 材 の 中 で 協 調 学 習 を 特 定 の 教 科 で 実 践 することとし その 中 で 生 まれた 実 践 知 を 最 終 的 に 29

は 広 く 日 本 の 教 育 界 に 広 めていくことが 最 終 的 な 目 標 となるだろう そこで 研 究 期 間 を 平 成 22 年 度 ~23 年 度 の 2 年 間 とし 研 究 教 科 を 国 語 科 社 会 科 算 数 数 学 科 理 科 の 4 教 科 とした この 4 教 科 について 参 加 する 市 町 村 教 育 委 員 会 の 学 校 から 教 諭 を 研 究 推 進 員 として 指 名 し 各 教 科 ごとに 東 京 大 学 の 指 導 のもとに 研 究 を 進 める 方 法 をとった その 割 り 振 りは 表 1 の 通 りである 教 科 担 当 市 町 村 国 語 科 香 春 町 南 小 国 町 五 ヶ 瀬 町 社 会 科 有 田 市 有 田 川 町 南 小 国 町 五 ヶ 瀬 町 算 数 数 学 科 安 芸 太 田 町 五 ヶ 瀬 町 宮 崎 市 理 科 安 芸 太 田 町 竹 田 市 国 富 町 表 1: 新 しい 学 びプロジェクト 市 町 村 教 科 担 当 割 り 振 り 図 研 究 推 進 員 は 常 時 ネット 等 を 利 用 し 研 究 を 進 めながら 定 期 的 に 東 京 大 学 等 に 集 まる ことによってリアルな 研 究 作 業 も 進 めてきた この 研 究 推 進 員 が 1 年 間 進 めてきた 協 調 学 習 が 実 際 の 教 科 指 導 の 中 でどのように 実 践 に 移 されたかの 研 究 の 報 告 となる 研 究 推 進 員 は4 教 科 に 分 かれて 研 究 を 進 めてきたが 参 加 する 市 町 村 教 育 委 員 会 が 協 調 学 習 の 実 践 知 をどのようにより 多 くの 教 師 に 広 めていくかはそれぞれの 市 町 村 教 育 委 員 会 に 委 ねた 具 体 的 には 研 究 校 指 定 方 式 プロジェクト 方 式 研 修 センター 方 式 等 々 それぞれの 市 町 村 教 育 委 員 会 で 工 夫 をしてきたが その 方 法 についても 今 後 の 参 考 となる だろう 新 しい 学 びプロジェクト は 市 町 村 教 育 委 員 会 の 連 携 である 市 町 村 教 育 委 員 会 とい うことは 勿 論 義 務 教 育 を 守 備 範 囲 としているグループであることを 前 提 としている 義 務 教 育 という 初 等 教 育 が 更 に 中 等 教 育 高 等 教 育 と 教 育 がつながる 中 で 初 等 教 育 は 全 ての 教 育 の 基 礎 であり 中 等 高 等 教 育 へつながる 可 能 性 の 基 礎 であると 言 うことがで きる 言 い 換 えれば 義 務 教 育 の 段 階 で 基 礎 の 能 力 を 子 ども 達 から 引 き 出 すことがより 高 い 高 等 教 育 の 保 障 につながるのかもしれない 日 本 産 学 フォーラムからの 新 しい 学 びプ ロジェクト への 資 金 の 援 助 は このことに 注 目 していただいた 結 果 であり この 機 会 に お 礼 を 申 し 上 げたい 私 たち 新 しい 学 びプロジェクト は 本 年 度 の 研 究 成 果 の 上 に 更 に 2 年 目 の 研 究 を 重 ね 指 導 実 践 に 深 みと 拡 がりをつけなければならない そのためには 次 年 度 以 降 もより 多 く 市 町 村 教 育 委 員 会 の 参 加 を 期 待 したい また 研 究 で 得 た 実 践 知 を 積 極 的 に 教 育 界 に 紹 介 することによって 一 人 でも 多 くの 教 師 が 協 調 学 習 を 知 ることによって 従 来 か ら 培 われてきた 指 導 とあわせて 指 導 に 幅 を 持 たせることができるだろう そのことが 子 ど も 達 の 持 っている 潜 在 的 な 能 力 を 引 き 出 し 教 育 の 向 上 のみならず より 幸 福 な 社 会 の 実 現 につながることと 確 信 する (2) 平 成 22 年 度 新 しい 学 びプロジェクト 総 括 1 研 究 推 進 に 係 る 総 括 30

a) 成 果 研 究 推 進 員 の 尽 力 で 15 の 実 践 をリソース 集 としてまとめることができたとともに 2 月 報 告 会 において 各 教 科 の 実 践 を 共 有 することができた 授 業 のプランニングからエキスパート 資 料 及 びワークシート 等 をセットにしてまと めることができ 次 年 度 以 降 各 自 治 体 内 及 び CoREF サイトに 参 加 した 方 々が 追 試 で きる 条 件 を 整 えることができた 協 調 学 習 が 各 自 治 体 における 実 践 に 次 のような 効 果 をもたらすことが 期 待 できる 1 従 来 の 指 導 観 を 見 直 し 子 どもの 学 びを 中 心 においた 授 業 展 開 につながる 授 業 改 善 に 生 かすことができる 2 エキスパート 資 料 作 成 に 係 る 作 業 は 教 材 を 様 々な 視 点 で 見 直 す 機 会 とな り より 深 い 教 材 理 解 分 析 につながる 3 学 習 指 導 要 領 改 正 の 趣 旨 である 言 語 活 動 の 充 実 に 寄 与 することができ る 4 子 どもの 主 体 的 な 学 習 参 加 を 促 すことができる 5 子 どもの 人 間 関 係 の 醸 成 を 図 る 機 会 にもなり よりよい 学 習 集 団 及 び 学 級 集 団 形 成 にもつながる 表 2: 協 調 学 習 によって 見 込 まれる 実 践 への 効 果 b) 次 年 度 への 課 題 成 果 を 客 観 的 な 指 標 等 を 基 に 目 に 見 える 形 で 表 現 する 方 法 を 確 立 する 必 要 が ある ( 目 標 値 の 設 定 や 既 存 の 調 査 等 の 活 用 を 含 めて) 4 月 ~7 月 にかけての 実 践 がほとんどないので 本 年 度 の 研 究 推 進 員 が 継 続 的 に 年 度 当 初 の 実 践 について 本 年 度 中 に 計 画 しておく 必 要 がある 中 学 校 の 実 践 が 中 心 になる 傾 向 にあるので 小 学 校 教 諭 と 中 学 校 教 諭 の 協 同 に よる 小 中 学 校 の 実 践 を 積 み 重 ねる 必 要 がある 2 運 営 等 に 係 る 総 括 電 子 メールによる 連 絡 だけでなく 映 像 会 議 システムを 活 用 した 情 報 交 換 そして 一 堂 に 会 しての 研 究 協 議 等 の 場 を 今 後 さらに 上 手 く 活 用 していく 必 要 がある 参 加 自 治 体 を 増 やすことが 大 事 である 今 後 は 広 く 参 加 自 治 体 を 募 るばかりでなく 学 校 単 位 での 参 加 も 進 める 次 年 度 以 降 の 本 プロジェクトの 継 続 については 今 後 の 検 討 課 題 とする 市 町 の 振 り 返 り 和 歌 山 県 有 田 市 (1) 本 プロジェクト 研 究 推 進 員 ( 高 垣 和 生 教 諭 )の 取 組 について 1 公 民 的 分 野 において 協 調 学 習 を 取 り 入 れた 指 導 プランにより 実 践 を 行 った 2 積 極 的 に 研 修 へ 参 加 し 研 究 の 深 化 を 図 るとともに 社 会 科 研 究 部 会 の 代 表 者 と 31

して 部 会 のとりまとめを 行 った (2) 研 究 実 践 の 深 化 と 協 調 学 習 の 普 及 1 協 同 学 習 における 共 同 研 究 の 推 進 a) 有 田 川 町 立 石 垣 中 学 校 面 矢 和 弥 教 諭 の 授 業 を 参 観 する 等 相 互 の 研 究 推 進 を 図 った b) 本 プロジェクトの 推 進 地 域 である 有 田 川 町 教 育 委 員 会 と 連 携 し 協 調 学 習 につい て 適 時 情 報 交 換 を 行 った 2 有 田 市 教 育 講 演 会 の 開 催 (8 月 2 日 ) 三 宅 なほみ 教 授 と 齊 藤 萌 木 特 任 助 教 を 講 師 に 招 き 講 演 会 を 開 催 した 約 200 名 の 市 内 小 中 学 校 教 職 員 が 参 加 し 協 調 学 習 の 概 要 及 び 授 業 づくりを 学 んだ (3) 来 年 度 の 展 望 等 1 勉 強 から 学 び への 転 換 協 調 学 習 をとおして 生 徒 の 学 びが 深 まるよう 教 材 の 精 選 及 び 資 料 の 質 的 な 向 上 を 目 指 す 2 評 価 規 準 と 努 力 を 要 する 生 徒 への 手 だての 明 確 化 協 調 学 習 における 具 体 の 評 価 規 準 を 明 確 にし 規 準 に 満 たない 生 徒 ( 努 力 を 要 す る 生 徒 )に 対 する 手 だてを 検 討 する 和 歌 山 県 有 田 川 町 (1) 本 プロジェクト 研 究 推 進 員 ( 面 矢 和 弥 教 諭 )の 取 組 について 1 社 会 科 (3 単 元 )において 協 調 学 習 を 取 り 入 れた 指 導 プランにより 実 践 を 行 っ た 2 積 極 的 な 研 修 参 加 及 び 授 業 公 開 により 研 究 の 深 化 と 成 果 の 普 及 を 図 った 3 所 属 校 の 研 究 主 題 を 受 けて 協 調 学 習 を 推 進 し 学 校 全 体 の 取 組 をリードした (2) 研 究 実 践 の 深 化 と 協 調 学 習 の 普 及 について 1 研 究 推 進 員 の 支 援 と 研 究 の 深 化 a) 授 業 公 開 及 び 研 究 協 議 の 充 実 協 調 学 習 を 取 り 入 れた 研 究 授 業 ( 面 矢 教 諭 )を 実 施 し ( 県 ) 社 会 科 指 導 委 員 等 からの 助 言 をもとに 研 究 実 践 の 深 化 を 図 った 面 矢 教 諭 の 授 業 を 他 教 科 担 当 の 教 員 が 参 観 し 協 調 学 習 について 学 習 するととも に 各 教 科 等 における 協 調 学 習 の 導 入 を 推 進 した b) 協 調 学 習 における 共 同 研 究 の 推 進 本 プロジェクトの 推 進 地 域 である 有 田 市 教 育 委 員 会 と 連 携 し 協 調 学 習 について 適 時 情 報 交 換 を 行 うとともに 授 業 参 観 等 を 行 い 相 互 の 研 究 推 進 を 図 った 2 協 調 学 習 への 共 通 理 解 と 普 及 a) 有 識 者 を 招 聘 した 協 調 学 習 に 関 する 研 修 会 の 実 施 や 参 加 32

協 調 学 習 の 実 践 者 ( 他 町 の 教 員 )を 講 師 に 招 いた 研 修 会 を 実 施 し 理 論 と 実 践 を 学 ぶ 機 会 を 設 けた 協 調 学 習 に 関 する 教 育 講 演 会 ( 平 成 22 年 8 月 有 田 市 )へ 参 加 し 取 組 につい ての 認 識 を 共 有 した b) 域 内 各 校 への 情 報 発 信 と 実 践 の 拡 充 学 校 訪 問 ( 指 導 訪 問 ) 時 において 協 調 学 習 に 関 する 情 報 を 管 理 職 や 教 員 に 提 供 し 普 及 を 図 った 他 校 の 研 究 授 業 ( 理 科 )において 協 調 学 習 を 取 り 入 れた 指 導 プランの 作 成 を 支 援 し 授 業 実 践 を 推 進 した (3) 来 年 度 の 展 望 等 1 出 力 型 の 授 業 改 善 をめざして 協 調 学 習 による 教 育 的 メリットの 共 有 化 を 図 り 実 践 を 推 進 する 研 究 会 等 の 立 ち 上 げを 検 討 する 2 小 規 模 校 の 教 育 活 動 の 活 性 化 をめざして 協 調 学 習 の 手 法 を 導 入 した 小 規 模 校 における 集 合 学 習 の 実 施 を 検 討 する 図 1: 石 垣 中 学 校 での 実 践 の 様 子 広 島 県 安 芸 太 田 町 (1) はじめに 新 たな 学 びプロジェクト~ 大 学 発 教 育 支 援 コンソーシアム 推 進 機 構 との 連 携 ~ に ついては 本 町 から 研 究 推 進 員 を 算 数 数 学 科 と 理 科 について 各 1 名 任 命 し 研 究 実 践 を 重 ねた また 小 規 模 学 校 の 課 題 解 決 のために 豊 かな 人 間 関 係 の 育 成 のためのソーシャル スキルの 獲 得 を 柱 にしながら 新 たな 学 び をめざすために 安 芸 太 田 町 教 育 ビジ ョンプロジェクト により 町 内 全 小 中 学 校 において 小 小 連 携 中 中 連 携 小 中 連 携 の 更 なる 強 化 を 行 なった 33

(2) 研 究 推 進 について 授 業 づくりについては 中 学 校 数 学 科 と 理 科 において 生 徒 実 態 を 考 慮 しつつ 協 調 学 習 を 町 内 中 学 校 2 校 において 研 究 実 践 した また これらの 研 究 推 進 は 広 島 県 中 学 校 学 力 向 上 対 策 事 業 推 進 地 域 として 中 学 校 連 携 を 柱 に 研 究 実 践 を 重 ねた (3) 安 芸 太 田 町 内 協 調 学 習 研 修 会 について 平 成 22 年 8 月 9 日 ( 月 ) 説 明 協 調 学 習 について 模 擬 授 業 (ワークショップ) 研 究 協 議 及 び 演 習 平 成 22 年 11 月 4 日 ( 木 ) 協 調 学 習 授 業 公 開 : 理 科 筒 賀 中 学 校 教 諭 亀 岡 圭 太 研 究 協 議 及 び 協 調 学 習 について 協 調 学 習 について 授 業 についての 研 究 協 議 質 疑 応 答 まとめ 指 導 助 言 者 東 京 大 学 三 宅 なほみ 教 授 東 京 大 学 齊 藤 萌 木 特 任 助 教 飯 窪 真 也 リサーチ アシスタント( 大 学 院 教 育 学 研 究 科 ) (4) 成 果 と 課 題 協 調 学 習 による ジグソー 活 動 の 導 入 により 授 業 が 活 性 化 した とりわけ グ ループ 活 動 や 話 合 いにおいて 生 徒 の 主 体 性 が 引 き 出 された また 授 業 者 も 授 業 時 間 (5 0 分 )のプランニングの 中 で 準 備 指 示 発 問 ジグソー 活 動 時 間 確 保 等 のより 高 度 な 時 間 配 分 や 精 選 された 指 示 発 問 等 に 取 組 んだ そのことが 教 師 主 導 型 の 授 業 から 生 徒 自 ら 気 付 き 伝 え 自 分 なりの 理 解 を 深 めるといった 新 たな 学 びへの 授 業 づくりへの 土 台 づくりとなった 数 学 科 では 粟 津 政 夫 教 諭 が 加 計 中 学 校 3 年 生 において 2 乗 に 比 例 する 関 数 につい ての 授 業 を 行 い 学 びの 説 明 授 業 参 観 等 を 実 施 した 今 後 は 他 教 科 へ 指 導 方 法 の1つ の 手 法 として ジグソー 法 が 広 がると 学 びの 質 の 向 上 に 期 待 が 持 てる 理 科 では 筒 賀 中 学 校 において 資 料 を3つ 作 成 した 校 内 研 修 において3 回 授 業 を 実 施 し 2 回 目 は 安 芸 太 田 町 内 協 調 学 習 研 修 会 として 三 宅 教 授 にも 指 導 いただいた 3 回 目 は 筒 賀 小 中 学 校 合 同 研 究 公 開 の 際 の 公 開 授 業 として 実 施 した 生 徒 の 読 解 力 やコミュ ニケーション 能 力 を 把 握 し 創 っていくことからのスタートだったが 3 回 授 業 実 践 を 通 し て 生 徒 の 活 動 の 様 子 が 変 わったという 手 ごたえがあった 今 後 は 協 調 学 習 の 目 的 である 活 用 できる 知 識 の 獲 得 が 達 成 できているのかをどのように 検 証 していくかが 課 題 である 町 内 小 中 学 校 全 体 に 関 わっては 安 芸 太 田 町 内 協 調 学 習 研 修 会 を 柱 に 町 内 自 主 研 修 グループ 希 望 塾 での 模 擬 授 業 取 り 組 み 状 況 等 の 説 明 を 通 して 他 校 へも 発 信 してきた 授 業 の 進 め 方 等 についての 質 問 も 活 発 で 小 規 模 校 の 課 題 である 児 童 生 徒 同 士 のねり 合 いの ある 学 びのあり 方 として 協 調 学 習 が 有 効 であると 感 じる 次 年 度 は 研 究 推 進 員 の 在 籍 する 学 校 以 外 へも 授 業 実 践 の 広 がりを 展 開 していきたい 34

福 岡 県 香 春 町 (1) CoREF との 研 究 連 携 に 関 する 確 認 事 項 1 研 究 連 携 のねらいを 確 認 協 調 学 習 の 考 え 方 に 基 づいて 研 究 実 践 を 行 う また 各 教 科 等 における 実 践 モデルを 作 成 する 2 研 究 の 進 め 方 香 春 町 教 育 委 員 会 が 推 進 学 校 と 研 究 推 進 員 を 決 める また CoREF との 研 究 連 携 をする (メール 交 換 ファックスなど) 推 進 学 校 を 勾 金 小 学 校 にする 推 進 員 は 教 務 主 任 の 宮 成 努 教 諭 に 依 頼 する 当 面 推 進 協 力 委 員 は 勾 金 小 学 校 の 平 井 信 一 校 長 高 瀬 美 智 也 教 頭 が 行 う 教 育 委 員 会 の 推 進 協 力 委 員 は 教 育 課 長 にもお 願 いする 実 践 を 広 げ 多 くの 先 生 方 に 参 加 してもらえるように 努 力 しなくてはならない (2) 協 調 学 習 の 取 組 ( 推 進 委 員 及 び 関 係 者 で 確 認 ) 授 業 平 成 23 年 1 月 18 日 ( 火 曜 日 )2 3 校 時 で 行 う 対 象 学 年 6 年 (24 人 ) 学 習 内 容 国 語 ( 意 見 文 ) 答 えを 出 してほしい 課 題 ( 子 どものやる 気 を 出 す 課 題 を 考 えたい) 要 旨 に 説 得 力 を 持 たせるにはどのような 材 料 を 用 意 すればよいか 考 えさせる エキスパート 活 動 の 課 題 (わかってほしい 内 容 ) ジグソー 活 動 の 課 題 ( 十 分 に 検 討 する) (3) 協 調 学 習 の 成 果 と 課 題 1 授 業 を 参 観 しての 思 う 成 果 新 学 習 指 導 要 領 では すべての 教 科 や 領 域 で 言 語 活 動 の 充 実 が 求 められている この 協 調 学 習 では 書 く 力 話 す 力 考 える 力 判 断 する 力 読 み 取 る 力 などを 養 うことができる まさに 言 語 活 動 の 充 実 が 図 られると 確 信 している 集 中 して 物 事 を 考 えることができ 話 し 合 い 活 動 を 通 して 自 分 の 考 えを 確 かめ ることができる また 一 人 一 人 のコミュニケ ション 能 力 も 高 まる 2 授 業 を 参 観 して 思 う 課 題 教 師 の 教 材 研 究 の 大 切 さを 感 じた 教 師 の 発 問 説 明 指 示 の 工 夫 によって 協 調 学 習 が 充 実 し 活 発 になることは 確 かだ どの 教 材 で 協 調 学 習 を 行 うか 教 師 の 目 の 付 けどころが 大 切 になってくるよう だ それだけに 協 調 学 習 はやりがいのある 学 習 だ (4) その 他 1 他 地 区 の 実 践 に 学 びながら 協 調 学 習 の 良 さや 充 実 した 進 め 方 を 究 明 していきた い 2 言 語 活 動 の 充 実 を 図 る 協 調 学 習 の 授 業 づくりを 今 後 も 創 造 していきたい 3 新 しい 学 びプロジェクト 会 議 や 研 究 会 に 出 来 る 限 り 参 加 していきたい 35

大 分 県 竹 田 市 (1) 研 究 をすすめるための 組 織 竹 田 市 教 育 委 員 会 教 育 長 課 長 指 導 主 事 竹 田 市 協 調 学 習 ( 理 科 ) 推 進 委 員 会 研 究 推 進 委 員 ( 中 ) 推 進 委 員 ( 中 ) 推 進 委 員 ( 小 ) 推 進 委 員 ( 小 ) 竹 田 市 教 育 研 究 協 議 会 理 科 部 会 より 研 究 推 進 委 員 ( 新 しい 学 びのプロジェクト 参 加 員 )の 他 3 名 ( 中 学 校 1 名 小 学 校 2 名 )を 選 出 し 推 進 委 員 会 を 組 織 教 育 委 員 会 と 連 携 し 推 進 方 法 や 指 導 案 の 検 討 を 行 い 授 業 公 開 をとおして 竹 田 市 の 教 員 へ 協 調 学 習 について 周 知 活 動 を 行 う 授 業 公 開 を 通 しての 研 究 成 果 の 交 流 図 2: 竹 田 市 の 協 調 学 習 研 究 推 進 組 織 図 (2) 経 過 平 成 22 年 5 月 14 日 ( 金 ) 竹 田 市 教 育 研 究 協 議 会 理 科 部 会 へ 趣 旨 説 明 と 協 力 の 要 請 7 月 12 日 ( 月 ) 第 1 回 協 調 学 習 ( 理 科 ) 推 進 委 員 会 の 開 催 推 進 体 制 の 確 認 スケジュールの 決 定 等 8 月 17 日 ( 火 ) 第 2 回 協 調 学 習 ( 理 科 ) 推 進 委 員 会 の 開 催 10 月 1 日 ( 金 ) 第 1 回 協 調 学 習 授 業 公 開 中 学 2 年 理 科 消 化 と 吸 収 < 久 住 中 > 11 月 15 日 ( 月 ) 第 2 回 協 調 学 習 ( 理 科 ) 推 進 委 員 会 の 開 催 中 学 1 年 理 科 地 震 < 久 住 中 >の 検 証 授 業 12 月 7 日 ( 火 ) 第 2 回 協 調 学 習 授 業 公 開 中 学 3 年 理 科 地 軸 の 傾 き < 久 住 中 > 平 成 23 年 1 月 28 日 ( 金 ) 第 3 回 協 調 学 習 授 業 公 開 中 学 1 年 理 科 地 震 < 都 野 中 > (3) 成 果 課 題 と 来 年 度 の 展 望 3 回 の 授 業 公 開 をとおして 市 の 教 員 へ 協 調 学 習 について 周 知 することが できた 他 校 でも 算 数 数 学 の 協 調 学 習 を 取 り 入 れた 学 習 への 挑 戦 が 見 ら れた 中 学 校 理 科 の 実 践 発 表 にとどまったので 更 に 小 学 校 や 他 教 科 へ 広 げること 36

23 年 度 は 理 科 だけでなく 算 数 数 学 への 挑 戦 を 行 う また 小 学 校 での 協 調 学 習 を 取 り 入 れた 授 業 公 開 を 予 定 している 熊 本 県 南 小 国 町 (1) 南 小 国 町 教 育 研 究 会 として 南 小 国 町 には 全 教 職 員 が 加 入 している 南 小 国 町 教 育 研 究 会 が 組 織 されている ( 下 記 参 照 ) 南 小 国 町 教 育 委 員 会 南 小 国 町 教 育 研 究 会 南 小 国 町 校 長 会 研 究 部 会 教 育 課 程 学 力 充 実 特 別 支 援 教 教 育 人 権 教 育 推 進 外 国 語 教 育 図 3: 南 小 国 町 教 育 研 究 会 組 織 図 平 成 22 年 5 月 26 日 の 教 育 研 究 会 総 会 において 教 育 委 員 会 研 究 推 進 担 当 が 協 調 学 習 の 考 え 方 を 取 り 入 れた 授 業 展 開 というテーマで 講 話 を 実 施 した 平 成 22 年 2 月 9 日 に 南 小 国 中 学 校 で 実 施 した 社 会 科 の 授 業 を 中 心 に 話 をした ( 第 3 学 年 単 元 日 本 と 世 界 の 平 和 ) 学 力 充 実 部 会 では 年 に 数 回 交 流 研 究 授 業 を 実 施 している (2) 文 部 科 学 省 指 定 人 権 教 育 研 究 指 定 校 ( 中 間 ) 研 究 発 表 会 の 公 開 授 業 として 平 成 22 23 年 度 南 小 国 中 学 校 は 人 権 教 育 研 究 の 指 定 を 受 けた 人 権 教 育 の 視 点 に 立 っ た 授 業 と 協 調 学 習 の 考 えに 立 った 授 業 とは 共 通 するところがあると 考 え 平 成 22 年 11 月 26 日 中 間 発 表 に 於 いて 研 究 推 進 員 の 原 島 秀 樹 教 諭 が 社 会 科 の 授 業 (1 年 学 習 内 容 モ ンゴルの 襲 来 と 日 本 )を 協 調 学 習 の 考 え 方 を 取 り 入 れ 展 開 した 町 内 全 ての 先 生 方 阿 蘇 郡 内 からも 多 くの 先 生 方 の 参 加 があり 社 会 科 における 協 調 学 習 の 有 用 性 につて 活 発 な 研 究 討 議 がなされた 来 年 度 の 研 究 発 表 会 では 県 下 に 参 加 の 呼 びかけをしていきたい (3) 小 学 校 の 校 内 研 究 授 業 町 の 学 力 充 実 部 会 の 交 流 研 究 授 業 の 一 環 としてもなされ 多 くの 先 生 方 の 参 加 があった そして 子 どもの 多 様 な 考 え 方 を 引 き 出 す 上 で 協 調 学 習 が 効 果 的 である 等 の 意 見 が 出 された (4) 来 年 度 への 志 向 来 年 度 も 研 究 連 携 を 南 小 国 町 教 育 研 究 会 の 学 力 充 実 研 究 部 会 に 位 置 づけ 研 究 を 推 進 し ていきたい 本 年 度 本 町 は 社 会 科 と 国 語 科 を 担 当 したが 来 年 度 も 引 き 続 き この 二 つ の 教 科 を 担 当 したい なお 研 究 推 進 員 も 本 年 度 と 同 じ 研 究 推 進 員 を 考 えている 37

宮 崎 県 宮 崎 市 (1) 研 究 推 進 の 概 要 宮 崎 市 では 宮 崎 市 教 育 情 報 研 修 センター 研 究 員 算 数 数 学 教 育 研 究 班 において 本 プロジェクトの 研 究 を 推 進 した 研 究 班 は 小 学 校 教 諭 3 名 中 学 校 教 諭 3 名 で 構 成 されており 指 導 主 事 が 指 導 助 言 しながら 2 週 に 1 回 2 時 間 の 研 究 会 を 開 催 した 1 研 究 主 題 児 童 生 徒 が 学 び 合 いの 中 で 確 かな 学 力 を 身 に 付 ける 算 数 数 学 科 の 学 習 指 導 の 在 り 方 ~ 協 調 学 習 の 考 え 方 を 取 り 入 れた 学 習 指 導 を 通 して~ 2 研 究 の 経 過 a) 授 業 実 践 年 間 20 回 以 上 の 研 究 会 を 実 施 したが その 多 くの 時 間 を 授 業 実 践 へ 向 けての 指 導 案 づ くりや 検 討 の 時 間 に 充 てた 算 数 数 学 科 の 授 業 に 協 調 学 習 の 考 え 方 をどのように 活 用 することが 児 童 生 徒 の 理 解 にとって 有 効 なのか 授 業 研 究 会 を 通 して 検 証 を 行 った 学 年 単 元 名 日 時 場 所 参 加 者 小 学 校 5 学 年 中 学 校 3 学 年 面 積 平 成 22 年 9 月 24 日 ( 金 ) 宮 崎 市 立 恒 久 小 学 校 平 成 22 年 10 月 1 日 ( 金 ) 宮 崎 市 立 住 吉 中 学 校 研 究 員 6 名 指 導 主 事 恒 久 小 職 員 二 次 方 程 式 の 利 用 研 究 員 6 名 指 導 主 事 CoREF 関 係 者 住 吉 中 職 員 国 富 町 研 究 員 表 3: 宮 崎 市 教 育 情 報 研 修 センター 研 究 員 算 数 数 学 教 育 研 究 班 平 成 22 年 度 授 業 研 究 会 b) 開 発 教 材 リスト 本 年 度 の 研 究 において 協 調 学 習 を 用 いた 学 習 を 行 うことが 有 効 と 思 われる 単 元 をピ ックアップし 協 調 学 習 を 取 り 入 れる 単 元 一 覧 と ワークシート 例 を 作 成 した 第 4 学 年 ( 単 元 名 ) 第 5 学 年 ( 単 元 名 ) 第 6 学 年 ( 単 元 名 ) 何 倍 になるのかな 面 積 式 と 計 算 のじゅんじょ 2けたでわるわり 算 の 筆 算 小 数 の 計 算 のしかたを 考 え よう 面 積 直 方 体 立 方 体 の 体 積 分 数 整 数 分 数 整 数 円 周 と 円 の 面 積 分 数 の 加 減 体 積 分 数 分 数 場 合 を 順 序 よく 整 理 しよ う 表 4: 協 調 学 習 を 取 り 入 れる 単 元 一 覧 ( 宮 崎 市 教 育 情 報 研 修 センター 研 究 員 算 数 数 学 教 育 研 究 班 作 成 ) c) 研 究 成 果 の 公 開 宮 崎 市 教 育 研 究 発 表 会 宮 崎 県 教 育 研 究 機 関 連 絡 協 議 会 研 究 発 表 大 会 において 算 数 数 学 科 における 協 調 学 習 の 有 効 性 を 発 表 する 機 会 が 得 られ 宮 崎 市 内 外 各 学 校 の 研 究 主 任 を 中 心 とした 多 くの 先 生 方 に 広 く 情 報 提 供 することができた 38

(2) 来 年 度 の 課 題 と 展 望 来 年 度 の 課 題 としては 算 数 数 学 科 の 教 科 の 特 性 と 協 調 学 習 のよさ が 相 互 に 生 きる 学 習 活 動 の 展 開 について 研 究 を 深 めるとともに 授 業 実 践 を 広 く 公 開 することに より 研 究 成 果 を 広 げ 児 童 生 徒 のコミュニケーション 力 の 育 成 に 努 力 したい 宮 崎 県 国 富 町 (1) 研 究 推 進 の 概 要 CoREF との 連 携 については 教 育 研 究 センターが 受 けもった センターは 教 育 長 ( 所 長 )のほか 研 究 指 導 員 (1 名 : 小 学 校 校 長 )と 研 究 員 ( 各 小 中 学 校 7 名 : 教 諭 )からな る 町 外 自 治 体 とも 連 携 しながら 授 業 プランを 構 築 し 毎 月 研 究 会 を 重 ねてきた 研 究 は CoREF の 理 論 が 教 育 現 場 に 当 てはまるものであるか また その 学 習 スタイル が 授 業 として 成 立 するかを 検 証 することを 中 心 とした 1 研 究 主 題 自 分 の 思 いや 考 えを 伝 え 合 い 互 いに 学 び 合 う 児 童 生 徒 の 育 成 ~ジグソーメソッドの 実 践 的 研 究 を 通 して~ CoREF との 連 携 上 推 進 員 の 所 属 する 中 学 校 理 科 が 研 究 の 中 心 であるが 発 達 段 階 に おける 協 調 学 習 実 施 上 の 課 題 その 他 を 探 るため 小 学 校 理 科 はもちろん 学 級 活 動 中 学 校 数 学 や 美 術 でも 実 践 研 究 を 進 めた 協 調 学 習 については 各 学 校 の 校 内 研 修 でも 取 り 上 げられ ワークショップの 実 施 や 研 究 員 との TT 授 業 また 研 究 員 以 外 の 者 が 実 際 に 取 り 組 むなど 広 がりが 見 られ 町 内 全 ての 小 中 学 校 で ジグソーメソッドを 取 り 入 れた 研 究 授 業 が 実 践 された 2 研 究 員 の 授 業 実 践 を 主 体 とした 研 究 平 成 22 年 10 月 26 日 小 学 校 理 科 検 証 授 業 Ⅰ 5 年 流 れる 水 のはたらき 東 諸 県 郡 理 科 主 任 会 と 共 同 研 修 11 月 22 日 中 学 校 理 科 検 証 授 業 Ⅱ 1 年 大 地 がゆれる ( 町 内 外 に 公 開 ) CoREFから2 名 の 先 生 に 参 加 いただき 研 究 授 業 と 協 議 会 を 実 施 した 町 内 教 職 員 の 研 修 の 場 としても 位 置 づけられ 町 内 外 からの 参 観 もあった 小 学 校 4~6 年 で 協 調 学 習 を 導 入 するプログラムを 実 施 (11 月 ~12 月 学 級 活 動 等 ) 3 整 備 した 資 料 協 調 学 習 指 導 事 例 集 ( 研 究 員 が 作 成 し 実 践 した 授 業 の 指 導 案 略 案 と 資 料 を 整 理 ) 小 中 学 校 理 科 で 協 調 学 習 を 行 うのに 参 考 となる 単 元 の 系 統 図 4 研 究 成 果 の 公 開 宮 崎 県 教 育 研 究 機 関 連 絡 協 議 会 での 研 究 発 表 (2 月 10 日 ) 研 究 集 録 への 掲 載 国 富 町 教 育 研 究 センター 便 り(1~6 号 ) (2) 年 度 の 課 題 と 展 望 授 業 後 の 楽 しかった またこんな 授 業 がやりたい という 子 どもの 声 を 励 みに 以 下 に 重 点 をおいて 研 究 を 推 進 したい そして 今 後 さらに 東 大 から 講 師 を 招 いたり 下 39

記 のような 町 を 挙 げての 研 究 実 践 に 取 り 組 むなどして 教 職 員 の 授 業 力 向 上 への 意 欲 付 けを 図 りたい 1 協 調 学 習 の 効 率 的 な 授 業 プランニングと 実 践 の 工 夫 2 協 調 学 習 の 成 立 に 欠 かせない 言 語 活 動 の 充 実 に 向 けた 理 論 と 全 体 計 画 の 整 備 3 小 中 学 校 間 の 連 携 町 内 の 教 育 組 織 との 連 携 による 組 織 的 な 研 究 実 践 4 エキスパート 資 料 等 研 究 実 践 資 料 の 整 備 と 町 内 教 員 への 資 料 提 供 実 践 の 収 集 (データーベースの 構 築 ) 宮 崎 県 五 ヶ 瀬 町 (1) 五 ヶ 瀬 教 育 ビジョンにおける 本 プロジェクトの 位 置 づけと 組 織 平 成 19 年 度 より 本 ビジョンにおいて 研 究 を 進 めてきている G 授 業 は 従 来 の 学 級 主 義 から 脱 却 し 学 習 内 容 によって 最 適 な 学 習 集 団 を 決 め 実 践 するという 新 たな 学 習 システ ムを 目 指 している それに 対 し 協 調 学 習 の 考 え 方 を 取 り 入 れた 本 プロジェクトによる 研 究 及 び 実 践 は 教 員 の 指 導 観 の 転 換 及 び 資 質 向 上 に 資 することを 目 的 にしている つまり 五 ヶ 瀬 町 では G 授 業 と 新 しい 学 びプロジェクト という 2 本 の 柱 で 新 たな 授 業 づく りを 狙 っている そのために 下 記 のような 組 織 を 構 築 し 研 究 を 進 めている (2) 本 年 度 の 取 組 1 協 調 学 習 に 関 する 研 修 会 の 実 施 8 月 4 日 ( 水 )にCoREF 齊 藤 特 任 助 教 飯 窪 リサーチ アシスタントに 来 町 いただき 雲 のできかた( 中 学 理 科 : 木 村 光 伸 教 諭 実 践 ) におけるエキスパート 資 料 を 基 にワー クショップを 開 催 した ワークショップを 通 して 協 調 学 習 の 考 え 方 について 理 解 を 深 めることができた また 11 月 19 日 ( 金 )~20 日 ( 土 )には 三 宅 教 授 による 講 演 及 びワークショップを 開 催 し 協 調 学 習 の 考 え 方 を 取 り 入 れた 授 業 づくりについて さら に 理 解 を 深 めることができた こうした 研 修 会 の 開 催 にあたっては 文 部 科 学 省 委 託 事 業 学 力 向 上 実 践 研 究 推 進 事 業 による 事 業 費 を 充 て 本 町 だけでなく 近 隣 の 市 町 村 教 育 委 員 会 にも 参 加 を 呼 びかけた 2 研 究 推 進 員 による 実 践 と 実 践 の 共 有 国 語 ( 津 奈 木 考 嗣 教 諭 ) 社 会 ( 大 久 保 朋 広 教 諭 ) 算 数 数 学 ( 杉 田 和 代 教 諭 )が 年 間 計 画 に 従 って 授 業 実 践 を 行 ったが 上 記 の 組 織 を 生 かし エキスパート 資 料 作 成 や 授 業 後 の 振 り 返 り 等 について 可 能 な 限 り 多 くの 教 職 員 が 関 わることができるように 配 慮 した こうした 資 料 作 成 授 業 実 践 振 り 返 り 等 を 町 全 体 で 共 有 することにより 協 調 学 習 理 論 の 理 解 深 化 や 実 践 化 に 向 けての 見 通 しをもたせることができた また こうした 実 践 の 共 有 を 通 して G 授 業 とコラボレーションした 実 践 についても 検 討 が 進 んできている このことは 実 践 後 の 児 童 生 徒 の 反 応 等 が 従 来 の 指 導 方 法 に よる 実 践 と 異 なり 大 人 数 による G 授 業 のよさを 協 調 学 習 による 授 業 づくりで 生 かそう とする 教 員 の 新 たな 視 座 が 生 まれてきたととらえている 40

3 全 体 研 究 会 における 協 調 学 習 実 践 の 公 開 11 月 19 日 ( 金 ) 五 ヶ 瀬 教 育 ビジョン 全 体 研 究 会 では 大 久 保 教 諭 による 第 5 学 年 社 会 科 自 動 車 をつくる 工 業 の 授 業 を 公 開 した 町 内 外 から 100 名 程 度 の 参 加 者 の 中 で 子 どもは 若 干 緊 張 気 味 であ ったが 今 日 本 はなぜハイブリッドカー で 勝 負 しているのか という 問 いに 対 し て エキスパート 資 料 をもとに 思 考 を 深 める 姿 が 観 察 された その 後 の 協 議 の 中 でも 参 加 者 から 様 々な 視 点 から 意 見 等 が 出 され 今 後 の 本 町 における 協 調 学 習 の 授 業 実 践 の 参 考 とすることができた (3) 今 後 の 展 望 等 図 4: 五 ヶ 瀬 教 育 ビジョン 全 体 研 究 会 での 授 業 の 様 子 一 貫 義 務 教 育 カリキュラムに 本 プロジェクトで 検 証 された 実 践 モデルを 位 置 づ ける 本 町 教 員 に 対 しての 研 修 システムを 構 築 する 図 5: 平 成 22 年 度 五 ヶ 瀬 町 教 育 研 究 組 織 図. 41