( 参 考 資 料 1) 用 語 解 説 集
あ 行 アゲマキ 二 枚 貝 綱 マルスダレガイ 目 ナタマメガイ 科 アゲマ キガイとも 言 う 瀬 戸 内 海 から 九 州 朝 鮮 半 島 中 国 大 陸 沿 岸 の 浅 い 砂 泥 干 潟 に 生 息 する 殻 長 は 約 10c m 弱 マテガイをずん 胴 にした 形 の 貝 である 身 は 旨 味 甘 味 があり 食 感 も 良 く 塩 焼 きや 煮 貝 にする 福 岡 や 佐 賀 長 崎 では 一 般 に 出 回 っているが 熊 本 県 内 では 余 り 見 かけない アユ サケ 目 アユ 科 アユ 属 の 淡 水 魚 北 海 道 以 南 の 日 本 中 に 生 息 する 秋 に 川 で 産 卵 し 稚 魚 は 海 に 下 り 春 に 川 を 溯 る 海 では 小 エビなど 肉 食 性 で 川 に 溯 り 定 着 すると 珪 藻 や 藍 藻 を 食 べるようになる 縄 張 りを 守 る 習 性 を 利 用 した 鮎 の 友 釣 りは 有 名 アユを 年 魚 というのは 産 卵 後 ほとんどの 個 体 が 死 んでしまうから 有 明 海 九 州 北 西 部 にある 海 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 に 跨 る 九 州 最 大 の 湾 である 面 積 は 約 1,700km2で 鹿 児 島 湾 東 京 湾 大 阪 湾 より 大 きく 伊 勢 湾 とほぼ 同 じ 大 きさである わが 国 の 湾 の 中 でも 干 満 の 差 流 入 河 川 の 多 さ 塩 分 濃 度 の 変 化 濁 った 海 域 日 本 最 大 の 干 潟 ( 約 188km2) 独 自 の 生 物 相 などを 特 徴 とする 一 般 的 には 海 域 全 体 を 有 明 海 と 呼 ぶことが 多 いが 国 土 地 理 院 は 海 域 の 北 半 分 を 有 明 海 南 半 分 を 島 原 湾 としているほか 海 上 保 安 庁 などでは 海 域 全 体 を 島 原 湾 と 呼 ぶことがある 委 託 加 工 この 場 合 は のり 養 殖 業 における 乾 のりの 加 工 を 他 ののり 生 産 者 に 委 託 すること 多 額 の 設 備 投 資 や 人 件 費 等 経 費 節 減 によるコスト 削 減 及 び 労 力 の 軽 減 が 期 待 され る 雨 水 浸 透 施 設 熊 本 市 では 地 下 水 かん 養 量 の 減 少 を 食 い 止 める 対 策 の 一 つとして ビニールハウ ス 雨 水 浸 透 施 設 設 置 への 補 助 を 実 施 し 地 下 水 量 の 保 全 に 努 めている 1
エコファーマー 持 続 性 の 高 い 農 業 生 産 方 式 の 導 入 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 持 続 農 業 法 )に 基 づき 都 道 府 県 知 事 から たい 肥 等 による 土 づくりと 化 学 肥 料 や 化 学 合 成 農 薬 の 使 用 の 低 減 を 一 体 的 に 行 う 農 業 生 産 方 式 を 導 入 する 計 画 について 認 定 を 受 けた 農 業 者 の 愛 称 江 津 湖 熊 本 平 野 北 部 にあり 熊 本 市 市 街 地 の 東 部 に 位 置 する 緑 川 水 系 の 加 勢 川 によって 形 成 された 河 川 膨 張 湖 であり 上 江 津 湖 と 下 江 津 湖 に 分 かれる 上 江 津 湖 は 面 積 約 0.42km2 周 囲 約 4.4kmであり 託 麻 台 地 菊 池 台 地 白 川 合 志 川 などから 浸 透 した 地 下 水 が 地 上 に 湧 水 している 上 江 津 湖 には 中 の 島 と 呼 ばれる 小 島 があり 親 水 空 間 が 整 備 されている 他 貸 しボ ートなども 営 まれており 市 民 の 憩 いの 場 として 親 しまれている 一 方 下 江 津 湖 は 面 積 約 0.35km2 周 囲 約 5.6kmで 一 部 は 埋 め 立 てられ 熊 本 市 動 植 物 園 となっている 南 側 の 広 木 地 区 も 親 水 空 間 として 親 しまれている か 行 海 域 海 域 とは 区 分 された 海 面 のことを 言 う 一 般 的 には 現 象 の 説 明 や 漁 業 などの 取 り 決 めのために 特 定 の 区 域 を 定 義 して 使 用 されることが 多 い ( 例 : 日 本 海 有 明 海 八 代 海 など) また 島 があるところで その 周 囲 の 海 が 海 域 と 呼 ばれることもある ( 例 :バミ ューダ 海 域 など) 海 況 海 の 状 態 のこと 海 況 は 海 水 の 持 っている 諸 特 性 例 えば 水 温 塩 分 水 色 透 明 度 プランクトンなどの 分 布 状 態 あるいは 様 子 などを 総 合 して 記 述 説 明 される 海 況 は 常 に 変 化 し 水 産 業 などのほか 天 候 や 陸 上 の 作 物 の 豊 凶 にも 影 響 を 持 つの で 特 にその 変 化 の 状 態 を 予 測 することが 必 要 であり 海 況 予 報 のための 努 力 が 払 わ れている 改 植 植 物 を 植 え 直 すこと 貝 毒 貝 類 の 持 つ 毒 の 総 称 である 貝 類 は 餌 料 である 珪 藻 類 などのプランクトンを 選 択 し て 摂 餌 できないため 有 毒 な 渦 鞭 毛 藻 類 をも 取 り 込 む このとき 貝 類 の 持 つ 特 殊 な 器 官 である 中 腸 腺 などに 毒 が 蓄 積 されて 毒 化 現 象 が 起 きる 貝 毒 の 種 類 としては 下 痢 性 貝 毒 麻 痺 性 貝 毒 が 日 本 では 一 般 的 であるが このほ かに 神 経 性 貝 毒 記 憶 喪 失 性 貝 毒 が 主 に 欧 米 で 認 められている 2
外 来 魚 ( 外 来 生 物 ) もともとその 地 域 にいなかったのに 意 図 的 非 意 図 的 に 関 わらず 人 間 活 動 によっ て 生 物 の 持 つ 移 動 能 力 を 超 えて 他 地 域 から 入 ってきた 生 物 のことを 指 す したがって 渡 り 鳥 や 海 流 に 乗 ってやってくる 魚 など 自 然 の 力 でやってくる 生 物 は 外 来 生 物 とは 言 わない 一 般 的 には 外 国 から 入 ってきた 生 物 と 考 えがちであるが 日 本 国 内 でももともと いなかった 地 域 に 日 本 の 他 の 地 域 から 入 ってきた 生 物 も 外 来 生 物 ( 国 内 外 来 種 )にな る 外 来 生 物 である 魚 類 を 外 来 魚 と 呼 ぶ 外 来 生 物 に 対 して 昔 からその 地 域 に 生 息 していた 生 物 を 在 来 生 物 といい 魚 の 場 合 在 来 魚 と 呼 ぶ 外 来 生 物 は 農 作 物 や 家 畜 ペットとして 人 間 が 利 用 するために 持 ち 込 まれたもの や 貿 易 や 流 通 の 荷 物 に 紛 れ 込 んで 入 ってきたものがある これらが 人 間 の 管 理 下 に ある 場 合 は 問 題 ないが 管 理 から 逸 脱 し 自 然 界 に 定 着 してしまうと 様 々な 問 題 を 引 き 起 こす 可 能 性 がある ガザミ エビ 目 カニ 下 目 ワタリガニ 科 に 分 類 される 甲 羅 の 幅 が15cmを 超 える 大 型 のカニ 食 用 として 重 要 なカニで ワタリガニ という 別 名 でも 良 く 知 られている 地 元 では ワタリ または 単 に ガネ とも 呼 ば れており 本 市 地 先 ではカニ 網 により ガザミと 近 縁 種 のタイワンガザミが 漁 獲 されている 環 境 基 本 条 例 環 境 に 関 する 基 本 的 施 策 を 定 め これを 総 合 的 に 推 進 することにより 市 民 生 活 における 良 好 な 環 境 の 確 保 を 図 り もって 市 民 福 祉 の 増 進 に 寄 与 すること を 目 的 と し 昭 和 63 年 に 全 国 で 初 めて 制 定 された 熊 本 市 の 条 例 環 境 保 全 都 市 宣 言 熊 本 市 は 平 成 7 年 9 月 25 日 ふるさとの 環 境 を 大 切 に 守 り 育 てていくとともに 地 球 環 境 保 全 に 対 しても 地 方 から 積 極 的 に 取 り 組 んでいくため 環 境 保 全 都 市 宣 言 を 行 った 美 しく 豊 かなこのふるさとの 環 境 を 守 り 育 て これを 次 の 世 代 に 引 き 継 い でいくことを 誓 うもの 旧 沿 岸 漁 業 等 振 興 法 昭 和 38 年 8 月 1 日 に 制 定 ( 法 律 第 165 号 )され 今 では 廃 止 された 法 律 通 称 沿 振 法 高 度 経 済 成 長 期 に 他 産 業 と 比 較 して 低 い 水 準 にあった 沿 岸 漁 業 を 中 心 とした 中 小 漁 業 者 の 生 産 性 向 上 と 生 活 水 準 向 上 を 主 な 目 的 としていた 国 や 地 方 公 共 団 体 に 対 して 水 産 資 源 の 維 持 増 進 を 図 ることを 義 務 付 けるとともに 国 会 に 対 する 年 次 報 告 や 沿 岸 漁 業 等 振 興 審 議 会 の 設 置 を 定 めており 日 本 の 水 産 政 策 3
の 基 本 法 として 運 用 されてきた 社 会 情 勢 の 変 化 により 水 産 政 策 の 見 直 しが 行 われる 中 2001 年 ( 平 成 13 年 ) 6 月 29 日 水 産 基 本 法 が 成 立 即 日 施 行 された これにより 沿 岸 漁 業 等 振 興 法 は 廃 止 され 日 本 の 水 産 政 策 については 水 産 基 本 法 に 引 き 継 がれることになった 旧 農 業 基 本 法 昭 和 36 年 6 月 12 日 に 制 定 ( 法 律 第 127 号 )され 今 では 廃 止 された 法 律 農 業 の 発 展 と 農 業 従 事 者 の 地 位 向 上 と 生 産 性 と 生 活 水 準 ( 所 得 )の 農 工 間 格 差 の 是 正 を 主 な 目 的 としていた 日 本 の 農 業 政 策 の 基 本 法 として 運 営 されていた 漁 協 漁 業 協 同 組 合 のこと 水 産 業 協 同 組 合 法 ( 昭 和 24 年 施 行 )に 基 づき 設 立 された 漁 業 者 の 協 同 組 織 で 信 用 購 買 販 売 利 用 などの 経 済 事 業 を 行 う 法 人 漁 業 協 同 組 合 及 び 漁 業 協 同 組 合 連 合 会 をいい 知 事 または 農 林 水 産 大 臣 の 許 可 を 得 て 設 立 する 現 在 熊 本 市 内 には 海 面 漁 業 協 同 組 合 が7 海 面 漁 業 協 同 組 合 連 合 会 が1 内 水 面 漁 業 協 同 組 合 が2 設 立 されている 漁 業 と 水 産 業 漁 業 とは 海 面 ( 海 )および 内 水 面 ( 河 川 湖 沼 )において 利 潤 または 生 活 の 資 を 得 るために 反 復 継 続 的 に 水 産 動 植 物 の 採 捕 あるいは 養 殖 する 職 業 あるいは 業 種 ま た 漁 業 者 とは 漁 業 を 営 む 者 をいい 漁 業 従 事 者 とは 漁 業 者 のために 水 産 動 植 物 の 採 捕 または 養 殖 に 従 事 する 者 を 指 す 水 産 業 と 混 同 されやすいが 水 産 業 という 場 合 漁 業 に 加 え 水 産 加 工 業 などが 含 まれる 漁 業 経 営 体 過 去 1 年 間 に 利 潤 または 生 活 の 資 を 得 るために 生 産 物 を 販 売 することを 目 的 とし て 海 面 または 内 水 面 において 水 産 動 植 物 の 採 捕 または 養 殖 の 事 業 を 行 った 世 帯 また は 事 業 所 を 言 う ただし 調 査 期 日 前 1 年 間 における 漁 業 の 作 業 従 事 日 数 が30 日 未 満 の 個 人 経 営 体 は 除 く 漁 港 水 産 業 における 生 産 基 盤 の 一 つとして 漁 船 の 停 泊 係 留 漁 獲 物 の 水 揚 げ 出 漁 準 備 などの 役 割 を 果 たしているのが 漁 港 である 天 然 または 人 工 の 漁 業 根 拠 地 となる 水 域 及 び 陸 域 並 びに 施 設 の 総 合 体 であって 農 林 水 産 大 臣 から 指 定 されたものをいう 熊 本 市 内 には 市 管 理 漁 港 として 四 番 漁 港 海 路 口 漁 港 天 明 漁 港 の3 港 があり いずれも その 利 用 範 囲 が 地 元 の 漁 船 を 主 とす る 第 一 種 漁 港 である また 塩 屋 漁 港 は 熊 本 県 の 管 理 漁 港 であり 利 用 範 囲 が 第 一 種 漁 港 より 広 く 県 内 船 が 利 用 する 程 度 の 中 規 模 漁 港 で 第 二 種 漁 港 という 4
漁 場 特 定 の 水 域 にある 種 の 水 産 動 植 物 が 多 量 に 定 着 生 息 するか 集 群 して 滞 留 通 過 している 場 合 に これらを 対 象 とする 漁 獲 生 産 が 一 定 の 漁 期 の 間 成 立 する 水 域 を 漁 場 という これらの 漁 場 について 対 象 生 物 の 種 類 による 区 分 水 域 区 分 環 境 による 区 分 法 規 による 区 分 漁 具 漁 法 による 区 分 などがなされている 限 り 有 る 水 産 資 源 の 保 護 と 自 然 環 境 を 保 全 するため 漁 場 の 合 理 的 利 用 操 業 上 の 秩 序 ある 漁 場 行 使 漁 場 環 境 の 保 全 と 整 備 水 産 資 源 の 保 護 と 適 正 漁 獲 資 源 の 移 殖 と 種 苗 放 流 などが 求 められている 金 魚 原 産 地 は 中 国 中 国 の 鮒 (フナ)の 突 然 変 種 である 緋 鮒 (ヒブナ)を 観 賞 用 に 飼 育 交 配 を 重 ねていった 結 果 生 まれた 鑑 賞 魚 淡 水 性 の 魚 類 で 主 に 藻 や 水 草 を 食 べる 卵 生 で 水 中 の 植 物 に 産 卵 する 通 常 30cm 程 度 まで 成 長 し 寿 命 は10~15 年 生 存 可 能 な 水 温 は0~41 学 名 の auratus は ラテン 語 で 金 色 の という 意 味 産 地 は 全 国 各 地 であるが 愛 知 県 弥 富 市 奈 良 県 大 和 郡 山 市 江 戸 川 下 流 域 は 金 魚 の 三 大 産 地 として 知 られており 他 にも 山 形 県 熊 本 県 玉 名 市 長 洲 町 などが 有 名 である 熊 本 型 特 別 栽 培 農 産 物 ( 有 作 くん) 熊 本 県 では 自 然 生 態 系 を 重 視 した 環 境 保 全 型 農 業 を 推 進 し ている その 一 環 として 平 成 2 年 度 から 減 農 薬 減 化 学 肥 料 栽 培 農 産 物 について 県 独 自 の 認 証 を 行 う 制 度 を 設 けている こ の 制 度 は 作 目 毎 に 生 産 基 準 を 定 め この 基 準 に 即 して 生 産 さ れた 農 産 物 であることを 県 が 認 証 し 栽 培 方 法 等 を 適 正 に 表 示 した 熊 本 型 特 別 栽 培 農 産 物 として 消 費 者 に 提 供 するもので ある この 認 証 の 登 録 商 標 を 有 作 くん という なお 対 象 品 目 は 米 野 菜 果 樹 茶 の4 品 目 生 産 基 準 としては 品 目 によって 異 なるが 化 学 肥 料 の 使 用 割 合 が3 割 以 下 であること 農 薬 の 使 用 回 数 が 一 定 回 数 以 下 であること 等 の 制 限 を 設 けてい る 熊 本 市 産 ハマグリ 熊 本 市 管 内 の 白 川 及 び 緑 川 河 口 域 に 生 息 す る 日 本 古 来 のハマグリ 近 年 日 本 国 内 ではハマグリ チョウセンハ マグリ シナハマグリ ミスハマグリなどがハ マグリ 類 として 流 通 しているが 日 本 国 内 に 古 くから 生 息 している 種 は 内 湾 性 のハマグリと 外 洋 性 ( 沿 岸 域 )のチョウセンハマグリ2 種 の みである 特 に 縄 文 時 代 から 日 本 人 が 食 してきたハマグリは 前 者 であり 全 国 的 な 生 息 域 の 減 少 から 今 日 では 有 明 海 周 防 灘 ( 大 分 県 ) 伊 勢 湾 等 の 限 られた 海 域 で 生 息 し 漁 獲 量 も 僅 かである 現 在 市 場 に 流 通 しているハマグリのほとんどは 中 国 産 のシナハマグリである 5
熊 本 市 内 で 水 揚 げされる 在 来 種 のハマグリについては その 希 少 さゆえに レッド データブックくまもと(2004 年 版 )において 絶 滅 危 惧 種 IBにリストアップされて いる 熊 本 市 地 先 で 水 揚 げされる 在 来 種 のハマグリは 高 値 で 取 引 され 主 に 関 西 や 関 東 方 面 に 出 荷 されることが 多 く 市 民 の 口 に 入 る 機 会 は 非 常 に 少 ない 地 元 でも 熊 本 市 産 ハマグリの 知 名 度 を 上 げるため ハマグリ 料 理 イベントを 開 催 する など ブランド 化 への 推 進 に 力 を 入 れている 熊 本 市 食 の 安 全 安 心 食 育 推 進 計 画 食 は 生 命 と 健 康 の 基 礎 であるとの 共 通 認 識 のもと 消 費 者 をはじめとして 教 育 農 林 漁 業 食 品 関 係 事 業 等 の 関 係 者 及 び 行 政 が 食 の 重 要 性 を 認 識 し それぞれの 立 場 で 食 の 安 全 安 心 の 確 保 及 び 食 育 の 推 進 に 積 極 的 に 取 り 組 むために 平 成 20 年 に 策 定 された 熊 本 市 の 計 画 熊 本 市 水 産 振 興 センター 平 成 19 年 9 月 29 日 に 開 所 し 平 成 20 年 4 月 1 日 から 本 格 稼 動 した 熊 本 市 水 産 業 の 指 導 拠 点 約 350m2の 施 設 内 には 研 修 相 談 室 テレ メーター 室 生 物 調 査 試 験 室 環 境 調 査 試 験 室 な どを 備 え 現 場 即 応 型 の 施 設 として 漁 業 者 の 指 導 育 成 漁 場 環 境 などの 調 査 情 報 提 供 漁 港 熊 本 市 水 産 振 興 センター 外 観 の 維 持 管 理 設 計 などを 主 な 業 務 としている 熊 本 市 第 6 次 総 合 計 画 総 合 計 画 は 本 市 の 目 指 す 将 来 像 とその 実 現 に 向 けた 方 策 を 示 した 本 市 のま ちづくりを 進 める 上 で 最 も 基 本 的 な 計 画 熊 本 市 では 平 成 21 年 度 より 第 6 次 総 合 計 画 に 基 づく 新 しいまちづくりを 進 めていく 予 定 としている 熊 本 市 錦 鯉 養 殖 漁 業 生 産 組 合 観 賞 魚 飼 育 の 共 同 化 技 術 の 研 鑽 情 報 交 換 などを 目 的 に 昭 和 51 年 5 月 に 設 立 された 漁 業 生 産 組 合 ( 法 人 ) 現 在 江 津 湖 の 清 らかな 地 下 水 を 利 用 して 金 魚 や 錦 鯉 の 生 産 が 行 われており 毎 年 4 月 に 開 催 される 品 評 会 には 県 内 外 から 多 くの 愛 好 家 が 訪 れる 熊 本 市 農 畜 産 物 生 産 出 荷 協 議 会 熊 本 市 と 熊 本 市 農 業 協 同 組 合 で 構 成 する 協 議 会 生 産 から 出 荷 までの 通 した 活 動 に より 生 産 振 興 販 売 拡 大 を 図 っている くまもと 市 民 食 農 応 援 団 熊 本 市 の 呼 びかけにより 市 民 一 人 一 人 が 自 ら 食 生 活 を 見 直 し 地 域 農 業 について 考 え 直 していくためのきっかけづくりとして 平 成 12 年 度 から くまもと 食 農 塾 が 始 まり 農 業 体 験 や 食 生 活 にかかわる 問 題 について 関 心 のある 市 民 が 集 い 生 産 者 と 消 費 者 が 直 接 につながる 活 動 を 展 開 してきた また 熊 本 市 内 で 農 業 を 営 む 生 産 者 と 消 費 者 栄 養 士 さん 調 理 師 さんなどの 専 門 家 が 一 緒 になって 食 と 農 を 考 える と 6
いうテーマのもとに 職 域 を 越 えた 学 習 活 動 も 行 ってきた これを 市 民 団 体 として 発 展 させようという 機 運 が 高 まり 平 成 15 年 2 月 に 設 立 総 会 を 開 き くまもと 市 民 食 農 応 援 団 として 現 在 に 至 る 航 路 船 舶 が 航 行 する 道 筋 水 路 をいうが 自 由 に 航 行 できる 水 路 と 航 行 水 域 を 指 定 さ れた 出 入 り 口 をもった 航 路 とに 分 けられる 航 路 はさらに 港 口 付 近 の 航 路 泊 地 に 近 づく 航 路 泊 地 内 航 路 などがある 航 路 はその 利 用 状 況 によって 幅 員 水 深 延 長 湾 曲 度 などから 構 成 される 港 湾 船 舶 が 風 浪 を 避 け 安 全 に 発 着 停 泊 が 可 能 であるとともに 渡 海 交 通 のターミナ ルとしての 諸 機 能 が 整 っている 場 所 をいう 一 般 的 には 商 港 を 港 湾 という 港 湾 の 分 類 には 自 然 条 件 利 用 目 的 制 度 上 の 分 類 がある 港 湾 立 地 上 からは 海 港 ( 海 岸 にある 港 ) 河 口 港 河 港 など 利 用 目 的 による 分 類 では 商 港 工 業 港 漁 港 観 光 港 軍 港 など 制 度 ( 法 律 ) 上 の 分 類 では 港 湾 法 漁 港 法 による 分 類 がある ひゃっかん 市 内 には 熊 本 港 ( 県 管 理 重 要 港 湾 )と 河 内 港 百 貫 港 ( 県 管 理 地 方 港 湾 ) がある さ 行 作 澪 (さくれい) 内 湾 干 潟 入 江 などを 漁 場 とするノリ 養 殖 クルマエビ 養 殖 アサリ ハマグリな どの 増 養 殖 事 業 で 対 象 生 物 の 水 環 境 底 質 環 境 の 改 良 保 全 を 目 的 として 設 けられ る 干 出 海 底 の 水 路 澪 (みお)という 施 工 には サンドポンプ 浚 渫 船 などを 使 用 し 干 潟 水 域 の 潮 通 しの 促 進 または 配 分 を 助 長 する 在 来 種 外 来 魚 の 内 容 を 参 照 GIS Geographic Information System の 略 位 置 に 関 する 情 報 をもったデータ( 空 間 デー タ)を 総 合 的 に 管 理 加 工 し 視 覚 的 に 表 示 できる 高 度 な 分 析 や 迅 速 な 判 断 を 可 能 に する 技 術 シートマルチ 栽 培 シートマルチ 栽 培 とは 透 湿 性 シートを 園 地 の 土 壌 表 面 に 被 覆 して 雨 水 を 入 れず 土 壌 中 の 水 分 を 蒸 散 させて 土 壌 を 乾 かし 糖 度 を 上 げる 技 術 この 栽 培 技 術 で 雨 が 多 い 天 候 条 件 でもおいしく 生 産 することが 可 能 資 源 管 理 資 源 管 理 は 資 源 診 断 に 基 づき 漁 業 を 望 ましい 状 態 に 維 持 あるいは 接 近 させる ことを 目 的 として 漁 業 規 制 の 他 生 物 環 境 の 管 理 資 源 の 増 殖 などの 手 法 を 講 じて 7
行 われる 漁 業 規 制 には 漁 獲 総 量 の 制 限 漁 期 の 制 限 漁 獲 サイズの 制 限 漁 具 漁 法 の 制 限 漁 場 の 制 限 などがある 生 物 環 境 の 管 理 では 漁 場 の 診 断 産 卵 親 魚 集 団 の 確 保 適 正 生 息 密 度 の 維 持 食 害 生 物 の 駆 除 競 合 生 物 の 除 去 調 節 等 がある 資 源 の 増 殖 では 生 残 率 が 比 較 的 高 い 生 育 段 階 にまで 育 った 天 然 の 魚 貝 や 人 工 種 苗 の 移 殖 放 流 生 息 場 所 の 拡 充 ( 漁 場 や 藻 場 の 造 成 ) 等 である 斜 路 式 物 揚 場 (しゃろしきものあげば) 小 型 船 (500 総 トン 以 下 )やはしけを 対 象 と して 設 けられた 係 船 岸 を 物 揚 場 という 一 般 に 水 深 が-4.5m 未 満 の 係 留 施 設 ( 船 をつなぐ 施 設 ) の 通 称 である この 物 揚 場 で 水 際 に 接 して 勾 配 をつけた 構 造 物 を 斜 路 式 物 揚 場 と 呼 び 漁 船 などから 漁 獲 物 の 四 番 漁 港 の 斜 路 式 物 揚 場 荷 揚 げの 際 の 労 力 の 軽 減 と 干 満 の 差 が 大 きい 有 明 海 などの 漁 港 においては 漁 船 を 係 留 する 際 の 利 便 性 が 図 られる 集 落 内 開 発 制 度 都 市 計 画 法 第 34 条 第 11 号 に 基 づき 運 用 される 制 度 で 市 街 化 調 整 区 域 内 のおお むね50 戸 以 上 の 建 築 物 が 連 たんしている 集 落 において 区 域 を 指 定 し 一 定 の 開 発 ( 戸 建 て 住 宅 や 日 用 品 の 販 売 を 主 たる 目 的 とする 店 舗 等 )を 認 め 許 可 する 制 度 であ る 集 落 営 農 集 落 など 地 縁 的 にまとまりのある 一 定 の 地 域 内 の 農 家 が 農 業 生 産 を 共 同 して 行 う 営 農 活 動 [1] 転 作 田 の 団 地 化 [2] 共 同 購 入 した 機 械 の 共 同 利 用 [3] 担 い 手 が 中 心 となって 取 り 組 む 生 産 から 販 売 までの 共 同 化 など 地 域 の 実 情 に 応 じてその 形 態 や 取 組 内 容 は 多 様 である 種 苗 養 殖 漁 業 や 栽 培 漁 業 などの 増 養 殖 に 用 いる 魚 貝 藻 類 などの 稚 仔 稚 貝 幼 体 等 の 総 称 種 苗 ごとには ヒラメ 種 苗 カサゴ 種 苗 などと 呼 ぶことが 多 い 本 市 では 海 面 においては ヒラメ マコガレイ クルマエビ ガザミなどの 種 苗 を 内 水 面 においては アユ フナ コイ モエビなどの 種 苗 を 白 川 や 江 津 湖 に 放 流 し 資 源 の 維 持 増 殖 を 行 っている 浚 渫 (しゅんせつ) 水 底 の 土 砂 をさらう 作 業 をいい 漁 場 関 係 では 増 養 殖 対 象 生 物 の 適 正 水 深 を 維 持 するため もしくは 新 たに 造 成 する 目 的 で 行 われる 港 湾 や 漁 港 水 域 では 主 として 航 路 泊 地 などの 必 要 な 水 深 の 維 持 保 全 を 目 的 として 実 施 されている 作 業 には 浚 渫 船 を 用 いることが 多 い 8