添 付 2-1 福 岡 市 新 病 院 整 備 運 営 事 業 要 求 水 準 書 ( 案 ) モニタリング 方 法 と パフォーマンスパラメーター( 業 務 評 価 基 準 ) 及 び そのPFI 事 業 費 支 払 い 等 への 反 映 について
目 次 1. モニタリングとPPの 基 本 的 考 え 方... 2 (1) モニタリングの 基 本 的 考 え 方... 2 (2) PPの 基 本 的 考 え 方... 2 (3) サービス 対 価 支 払 の 基 本 的 考 え 方... 2 2. PPの 設 定 とモニタリングの 仕 組 み... 3 (1) PPの 類 型... 3 (2) PPのレベル 設 定... 3 (3) モニタリングの 種 類 と 手 順... 4 (4) 達 成 状 況 の 評 価... 6 3. PP 評 価 の 支 払 額 への 反 映... 6 (1) 概 要... 6 (2) ボーナスポイント ペナルティポイントの 設 定... 7 (3) ボーナスポイント ペナルティポイントの 四 半 期 毎 の 集 計 とPFI 事 業 費 への 反 映... 8 (4) その 他 のペナルティポイントの 設 定...10 (5) 支 払 額 の 相 殺...10 4. SPCによる 改 善 計 画 の 策 定...11 (1) 改 善 計 画 の 策 定...11 5. 評 価 に 関 する 留 意 事 項...12 (1) 評 価 方 法 等 に 関 する 留 意 事 項...12 (2) SPCの 業 務 遂 行 状 況 の 評 価 について 疑 義 のある 場 合 の 対 応...12 6. 要 求 水 準 が 未 達 の 場 合 の 措 置...13 (1) SPCの 虚 偽 報 告 等 による 減 額...13 (2) 契 約 の 解 除...13 7. その 他...14 (1) PPの 改 定...14 (2) モニタリング 結 果 の 公 表...14 (3) その 他...14 1
1.モニタリングとPPの 基 本 的 考 え 方 (1)モニタリングの 基 本 的 考 え 方 市 は 事 業 者 が 定 められた 業 務 を 確 実 に 遂 行 し 業 務 要 求 水 準 書 に 規 定 した 要 求 水 準 を 達 成 しているか 否 かを 確 認 すべく 事 業 の 実 施 状 況 につ いてモニタリングを 行 う 一 般 的 に PFIのモニタリングでは A: 市 モニタリングとしてサービスレベル 達 成 を 確 認 するために 行 うモニタリング B:SPCが 管 理 するために 行 うモニタリング C: 受 託 企 業 がPDCAサイクルの 一 環 として 自 ら 行 うモニタリング の3 種 類 が 存 在 している 本 事 業 で はAのためにモニタリング 手 法 を 特 別 に 構 築 するのではなく BとCで 行 うモニタリング 項 目 をAに 活 用 することを 想 定 している( 例 えば Aの プロセス 評 価 に 関 するモニタリングでは BのSPCモニタリングの 中 で 作 成 されるチェックシートを 用 いて 行 う) そのためモニタリングを 手 間 のかかる 作 業 と 捉 えずに 積 極 的 に 自 らの 業 務 遂 行 のPDCAサイクルに 組 み 込 むつもりで 取 り 組 んで 頂 くと 共 に SPCの 内 部 統 制 の 効 いたモニタリングを 期 待 している (2)PPの 基 本 的 考 え 方 本 事 業 では 維 持 管 理 運 営 業 務 に 係 る 業 務 要 求 水 準 書 ( 案 )において 事 業 者 による 業 務 遂 行 の 評 価 の 定 性 的 定 量 的 指 標 である パフォー マンスパラメーター( 業 務 評 価 基 準 )( 以 下 PP という ) を 設 けている 各 PPにはモニタリング 測 定 期 間 やレベル 等 を 定 めており 対 価 の 支 払 に 反 映 させることで 要 求 水 準 ~モニタリング~サービス 対 価 の 支 払 との 連 動 を 図 っている 本 資 料 は それらPPとモニタリング 手 法 の 全 体 を 貫 く 基 本 的 考 え 方 を 示 すとともに PP の 評 価 結 果 が PFI 事 業 費 の 支 払 その 他 にど のようにつながっていくかを 示 している (3)サービス 対 価 支 払 の 基 本 的 考 え 方 市 はモニタリングを 通 じて SPCの 業 務 遂 行 についての 確 認 を 行 った 上 で 当 該 結 果 をサービス 対 価 の 支 払 に 反 映 させる 本 事 業 では モニ タリングを 減 額 を 行 うための 手 段 として 捉 えるのではなく SPCの 不 断 の 努 力 によるサービスの 維 持 及 び 向 上 に 資 することを 期 待 しており これを 踏 まえ 各 PPで 設 定 した 基 準 値 に 対 し 要 求 水 準 の 達 成 度 合 いに 応 じ ボーナスポイント 及 びペナルティポイントを 設 定 している 2
2. PPの 設 定 とモニタリングの 仕 組 み (1)PPの 類 型 各 業 務 の 要 求 水 準 書 ( 案 )において PPを 以 下 の 類 型 に 分 類 している 類 型 内 容 ⅰ)サービス 品 質 評 価 日 々のサービスの 達 成 未 達 成 に 対 するもの(Yes/No 定 量 定 性 的 基 準 ) ii)プロセス 評 価 SPCの 業 務 のプロセス 業 務 遂 行 体 制 にかかわるもの iii)その 他 病 院 へのデータ 提 供 や 事 故 対 応 に 関 するもの を 含 むその 他 の 類 型 (2)PPのレベル 設 定 PPの 各 項 目 は 基 準 未 達 による 影 響 の 大 きさに 応 じて それぞれ 1 ~ 5 までのレベルを 設 定 している その 内 容 は 以 下 の 通 りである レベル 内 容 1 低 い 基 準 未 達 の 状 態 が 一 概 にSPCの 業 務 遂 行 だけに 問 題 があるとは 言 えないものの SPCに 改 善 策 は 求 めたいもの 2 やや 低 い 医 療 事 故 法 令 違 反 等 につながる 懸 念 は 少 なく かつ 改 善 までに 一 定 の 時 間 が 許 容 される 基 準 未 達 状 態 3 中 医 療 事 故 法 令 違 反 等 につながる 懸 念 は 少 ないが 直 ちに 改 善 を 求 められるべき 基 準 未 達 状 態 4 やや 高 い 基 準 未 達 の 状 態 が 継 続 又 は 繰 り 返 し 発 生 した 場 合 医 療 事 故 法 令 違 反 等 につながる 懸 念 があるもの 5 高 い 基 準 未 達 の 状 態 が1 回 でも 発 生 した 場 合 医 療 事 故 法 令 違 反 等 に 直 結 するもの 又 はその 懸 念 があるもの 3
(3)モニタリングの 種 類 と 手 順 各 業 務 の 要 求 水 準 書 ( 案 )においては PPの 評 価 手 法 として 以 下 のモニタリング 手 法 を 用 いることを 想 定 している 1 モニタリングの 種 類 ア)SPCの 行 うモニタリング 名 称 内 容 頻 度 及 び 市 への 提 出 物 等 備 考 SPC モニタリング 受 託 企 業 が 自 らの 責 任 により 業 務 遂 行 状 況 について 行 うセ ルフモニタリング 頻 度 毎 日 提 出 物 なし 受 託 企 業 が 行 うセルフモニタリング モニタリング 結 果 は 作 業 日 誌 等 として 取 りまとめる 市 は 必 要 に 応 じ 作 業 日 誌 等 を 確 認 ( 閲 覧 )する 権 限 を 有 する SPCが 統 括 マネジメント 業 務 の 一 環 として 行 うモニタリ ング 頻 度 1 回 / 月 以 上 緊 急 時 対 応 など 突 発 的 SPCが 行 うモニタリング SPCは 各 受 託 企 業 が 作 成 した 作 業 日 誌 等 を セルフモニ タリングレポート として 取 りまとめる 主 なモニタリングの 視 点 なモニタリング 項 目 につ モニタリング 結 果 は SPC 月 次 モニタリングレポート として 取 各 業 務 が 要 求 水 準 を 満 たし て 行 われているか マニュアルに 沿 った 業 務 プ ロセスが 取 られているか (SPCが 作 成 するチェッ クシートに 基 づく 確 認 ) いてはその 都 度 提 出 物 SPC 月 次 モニタリン グレポート 提 出 日 りまとめること なお セルフモニタリングレポートには マニュ アルに 従 った 業 務 プロセスが 取 られているかどうかを 確 認 する チ ェックシート も 含 む チェックシート とは 類 型 ⅲ) プロセス 評 価 に 関 するモニタ リングに 関 し SPCが 各 要 求 水 準 書 ( 案 )に 定 められたマニュアル を 整 備 した 後 マニュアルに 従 った 業 務 プロセスが 取 られているかど うかを 確 認 するためのシートのこと SPCは チェックシート のについて 市 と 合 意 した 後 同 シート 毎 月 業 務 終 了 後 7 開 庁 シートを 用 いてモニタリングを 行 うこと 日 以 内 市 は 必 要 に 応 じ セルフモニタリングレポート チェックシートを 確 認 ( 閲 覧 )する 権 限 を 有 する SPCは モニタリングの 中 立 性 を 担 保 する 仕 組 みを 導 入 すること なお SPCはSPCモニタリングを 実 施 する 手 法 として 受 託 企 業 病 院 スタッフからの 報 告 苦 情 意 見 等 の 受 付 対 応 窓 口 である ヘルプデスク 等 も 活 用 すること 4
イ) 市 の 行 うモニタリング 名 称 内 容 頻 度 備 考 モニタリング 報 告 書 の 確 認 SPCは サービスの 提 供 結 果 を SPC 月 次 モニタリン グ 報 告 書 にまとめ その 内 容 を 確 認 し 市 に 提 出 する(= 市 報 告 確 認 ( SPC 月 次 モニタリング 報 告 書 とは SPCが SPCモニタリングの 結 果 及 びヘルプデスクに 届 いた 要 求 水 準 の 未 達 等 の 連 絡 事 項 等 をまとめたレポー トをいう ) 1 回 / 月 以 上 市 モニタリングの 基 本 であり 支 払 いの 基 本 となるモニタリング 市 報 告 確 認 のほか 必 要 に 応 じてセルフモニ タリングレポートや 作 業 日 誌 等 により 確 認 を 行 う 市 による 現 場 随 時 確 認 市 は サービス 品 質 や 提 供 プロセスを 現 場 で 必 要 に 応 じ て 随 時 に 直 接 確 認 する (= 市 監 査 権 都 度 SPCは 現 場 確 認 に 全 面 的 に 協 力 すること 市 は 業 務 に 支 障 がないように 配 慮 する 患 者 職 員 満 足 度 調 査 市 は 患 者 満 足 度 の 調 査 (SPCの 行 う 業 務 に 関 するもの を 含 む)を 実 施 する 1 回 / 年 以 上 市 は 患 者 職 員 等 に 対 し 病 院 に 関 する 満 足 度 調 査 を 実 施 する(SPCの 行 う 業 務 に 関 す るものを 含 む) 市 のモニタリングの 一 環 として 行 う 満 足 度 調 査 以 外 の 調 査 結 果 ( 退 院 時 アンケート ご 意 見 箱 等 )はSPCに 適 宜 情 報 提 供 する 予 定 で ある 2 手 順 市 が 行 うモニタリングは 以 下 の 通 り 実 施 する 市 は SPCが 提 出 したSPC 月 次 モニタリングの 内 容 を 確 認 し 不 明 瞭 な 点 があった 場 合 には SPCと 意 見 交 換 の 実 施 や 業 務 責 任 者 に 説 明 を 求 め 今 後 の 対 応 等 について 協 議 を 行 う 市 は 月 に 1 回 関 係 者 協 議 会 を 開 催 し モニタリング 結 果 の 報 告 確 認 を 行 う 市 は 四 半 期 に 1 回 事 業 評 価 委 員 会 を 開 催 し SPCが 実 施 する 業 務 の 評 価 を 実 施 確 定 する 5
(4) 達 成 状 況 の 評 価 各 PPには 基 準 値 が 設 けられており それぞれのモニタリング 結 果 により 達 成 状 況 に 応 じて S,A,B,C の4つのゾーンで 評 価 を 行 う 各 ゾーンの 意 図 している 意 味 は 下 記 の 通 り ゾーン 名 称 評 価 意 味 Gold Zone S 特 に 良 好 : 満 足 度 が 高 い 要 求 水 準 遵 守 の 状 況 が 長 期 間 継 続 している Blue Zone A 良 好 :( 信 号 が 燈 っていない 状 況 ) Yellow Zone B 要 注 意 : 改 善 を 要 する Red Zone C 違 反 未 達 :サービス 提 供 が 期 待 水 準 通 りでないと 評 価 することが 相 当 3.PP 評 価 の 支 払 額 への 反 映 (1) 概 要 PP 評 価 の 支 払 額 の 反 映 は 下 表 に 示 す 四 半 期 毎 ( 以 下 評 価 対 象 期 間 という)に 行 う 評 価 対 象 期 間 評 価 期 間 第 1 期 4 月 1 日 ~6 月 30 日 第 2 期 7 月 1 日 ~9 月 30 日 第 3 期 10 月 1 日 ~12 月 31 日 第 4 期 1 月 1 日 ~3 月 31 日 評 価 結 果 がS( 金 )の 場 合 当 該 四 半 期 のペナルティポイントとの 相 殺 や 向 こう1 年 間 のPFI 事 業 費 支 払 いに 際 し 勘 案 する ボーナス ポイント への 反 映 へとつながる 評 価 結 果 がB( 黄 )またはC( 赤 )の 場 合 当 該 四 半 期 のPFI 事 業 費 支 払 いに 際 し 勘 案 する ペナルティポイント への 反 映 及 び 改 善 計 画 の 作 成 提 出 へとつながる 前 四 半 期 評 価 がB( 黄 )/C( 赤 )である 場 合 ペナルティポイントの 調 整 ( 規 定 の0.5 倍 規 定 の2 倍 )を 行 う 6
項 目 定 性 的 定 量 的 指 標 レベル 対 象 期 間 ゾーン 毎 の 基 準 値 備 考 <サービス 品 質 評 価 > SPD 棚 の 状 態 が 適 正 で あること 衛 生 管 理 個 々の 物 品 に 規 定 されている 保 存 状 態 が 保 たれていること 3 3ヶ 月 6ヶ 月 ゼロ ゼロ 1~6 回 7 回 以 上 パラメーター ( 例 ) ミスの 回 数 測 定 値 ( 例 ) (モニタリング 結 果 ) パラメーターの 評 価 結 果 ( 前 四 半 期 の 評 価 ( 最 低 )が 金 / 青 の 場 合 ) ( 前 四 半 期 の 評 価 ( 最 低 )が 黄 / 赤 の 場 合 ) ゾーン 対 象 期 間 にお ける 評 価 改 善 計 画 の 策 定 ボーナス/ペナルティポイ ントへの 反 映 要 否 種 類 効 果 改 善 計 画 の 策 定 ボーナス/ペナルティポ イントへの 反 映 要 否 種 類 6ヶ 月 以 上 ゼロ Gold Zone S ボーナスポイント 付 加 - - ボーナスポイント 付 加 - - ゼロ 1~6 回 Blue Zone Yellow Zone A 最 低 要 求 水 準 変 更 無 し - - 変 更 無 し - - B 変 更 無 し 必 要 7 回 以 上 以 上 Red Zone C ペナルティポイント 付 加 必 要 受 託 企 業 作 成 受 託 企 業 作 成 ペナルティポイント 付 加 (Red Noze のヘ ナルティホ イントの 0.5 倍 ) ペナルティポイント 付 加 ( 規 定 の 2 倍 ) 必 要 必 要 SPC 作 成 SPC 作 成 (2)ボーナスポイント ペナルティポイントの 設 定 ボーナスポイント ペナルティポイントは 各 PPに 設 定 されているレベルによって 以 下 のとおりとする レベル ボーナスポイント ペナルティポイント 1-2 1P( 規 定 額 の 0.5% 相 当 ) 2P( 規 定 額 の1.0% 相 当 ) 3 2P( 規 定 額 の 1.0% 相 当 ) 3P( 規 定 額 の 1.5% 相 当 ) 4 3P( 規 定 額 の 1.5% 相 当 ) 5P( 規 定 額 の 2.5% 相 当 ) 5 5P( 規 定 額 の 2.5% 相 当 ) 10P( 規 定 額 の 5.0% 相 当 ) 7
(3)ボーナスポイント ペナルティポイントの 四 半 期 毎 の 集 計 とPFI 事 業 費 への 反 映 ボーナスポイント ペナルティポイントは 各 PPに 設 定 されている 対 象 期 間 毎 に 行 い 四 半 期 毎 業 務 毎 に 集 計 を 行 う 例 ) 前 期 の 評 価 はA( 青 ) 今 期 がレベル5 対 象 期 間 1ヶ 月 のPPが3ヶ 月 連 続 でC( 赤 )であった 場 合 四 半 期 でのペナルティポイント: 10 3=30P 但 し 統 括 マネジメント 業 務 については 本 資 料 に 基 づく 減 額 の 対 象 となるサービス 対 価 は 代 表 企 業 や 統 括 マネジメント 支 援 企 業 が 受 け 取 る 本 業 務 の 対 価 に 加 えて SPCの 運 営 に 係 る 人 件 費 経 費 ( 但 し 金 融 費 用 保 険 料 公 租 公 課 を 除 く)を 含 むものとする 業 務 aの 第 n 四 半 期 の 集 計 ポイント(P(a,n))は 以 下 のように 集 計 される: P(a,n) = 第 n 四 半 期 プラスポイント 合 計 - 第 n 四 半 期 マイナスポイント 合 計 例 ) Α という 業 務 ( 以 下 A 業 務 という )の 第 2 営 業 年 度 第 3 四 半 期 (= 第 7 四 半 期 )における PP 評 価 が 下 記 左 列 の 通 りであった 場 合 集 計 ポイントは 下 記 右 列 及 び 最 下 段 の 通 りとなる ( 前 四 半 期 に 赤 黄 の 評 価 はなかったとする ) レベル 該 当 PP 数 評 価 結 果 (1ヵ 月 毎 の 評 価 の 累 計 ) プラスポイント マイナスポイント レベル1のPP 1 個 3ヶ 月 分 青 3 個 - レベル2のPP 3 個 3ヶ 月 分 青 5 個 黄 2 個 赤 2 個 - 2P 2 個 =4P レベル3のPP 2 個 3ヶ 月 分 青 3 個 黄 3 個 - - レベル4のPP 6 個 3ヶ 月 分 金 3 個 青 7 個 黄 6 個 赤 2 個 3P 3 個 =9P 5P 2 個 =10P レベル5のPP 1 個 3ヶ 月 分 青 2 個 黄 1 個 - この 場 合 Α 業 務 の 第 2 営 業 年 度 第 3 四 半 期 ( 第 7 四 半 期 )の 集 計 ポイント = P(Α,7)= 9P (4P+10P)=-5P 集 計 値 の 正 負 により 以 下 を 行 う 1 集 計 値 がプラスの 場 合 ~ 当 該 プラス 値 は 繰 越 ボーナス(B(a,n))として 以 降 1 年 間 (4 四 半 期 ) 同 様 の 値 がマイナス になった 場 合 にその 埋 め 合 わせに 利 用 するものとする P(a,n)> 0 の 場 合 : B(a,n) = P(a,n)( 1 年 間 利 用 可 能 な 繰 越 ボーナス 化 ) 例 )A 業 務 の 第 1 営 業 年 度 第 1 四 半 期 ~ 第 2 営 業 年 度 第 2 四 半 期 の 集 計 ポイントが 下 記 だった 場 合 各 期 のボーナスポイントは 下 記 右 列 の 通 りとなる 四 半 期 集 計 ポイント ボーナスポイント 第 1 営 業 年 度 第 1 四 半 期 ( 第 1 四 半 期 ) P(A, 1)= 2P B(A, 1)=2P 第 1 営 業 年 度 第 2 四 半 期 ( 第 2 四 半 期 ) P(A, 2)= 0P B(A, 2)=なし( 集 計 ポイントがゼロのため) 第 1 営 業 年 度 第 3 四 半 期 ( 第 3 四 半 期 ) P(A, 3)= -1P B(A, 3)=なし( 集 計 ポイントがマイナスのため) 第 1 営 業 年 度 第 4 四 半 期 ( 第 4 四 半 期 ) P(A, 4)= 3P B(A, 4)=3P 第 2 営 業 年 度 第 1 四 半 期 ( 第 5 四 半 期 ) P(A, 5)=-1P P(A, 5)=なし( 集 計 ポイントがマイナスのため) 第 2 営 業 年 度 第 2 四 半 期 ( 第 6 四 半 期 ) P(A, 6)= 1P P(A, 6)= 1P 8
2 集 計 値 がマイナスの 場 合 ~ 前 4 四 半 期 の 繰 越 ボーナスのうち 前 4 四 半 期 までに 本 項 に 基 づきマイナスに 充 当 していないもの を 古 いものから 充 当 し 充 当 後 の 値 (X(a,n))がゼロとなるまでの 範 囲 で 加 算 する P(a,n)< 0 の 場 合 ; n-1 X(a,n) = P(a,n)+Σ B(a,k)( 過 去 1 年 の 繰 越 ボーナス 利 用 ) k=n-4 ( 上 式 において B(a,k)は 過 去 に 使 用 したものを 除 き 古 いものから X(a,n)がゼロにな るまでの 範 囲 で 加 算 する ) 例 )A 業 務 の 第 2 営 業 年 度 第 3 四 半 期 の 集 計 ポイントは 上 記 の 通 りー5ポイントとマイナス 従 って 以 下 のように 計 算 が 行 われる 過 去 の 四 半 期 の 状 況 現 在 残 存 する 四 半 期 集 計 ポイント ボーナスポイント ボーナス 使 用 ボーナス 第 1 営 業 年 度 第 1 四 半 期 ( 第 1 四 半 期 ) P(A, 1)= 2P B(A, 1)=2P 1P 1P(2 1) 第 1 営 業 年 度 第 2 四 半 期 ( 第 2 四 半 期 ) P(A, 2)= 1P - 第 1 営 業 年 度 第 3 四 半 期 ( 第 3 四 半 期 ) P(A, 3)= -1P - 第 1 営 業 年 度 第 4 四 半 期 ( 第 4 四 半 期 ) P(A, 4)= 3P B(A, 4)=3P 1P 2P(3-2) 第 2 営 業 年 度 第 1 四 半 期 ( 第 5 四 半 期 ) P(A, 5)= -1P - 第 2 営 業 年 度 第 2 四 半 期 ( 第 6 四 半 期 ) P(A, 6)= 1P P(A,6)= 1P 1P 第 2 営 業 年 度 第 3 四 半 期 ( 第 7 四 半 期 )のA 業 務 に 加 算 可 能 なボーナスは 6 Σ B(A,n)= B(A,3)( 但 し 過 去 に 使 用 したものを 除 く)+B(A,4)( 同 左 )+B(A,5)( 同 左 )+B(A,6)( 同 左 ) k=3 =0 + 2 + 0 + 1 = 3P 従 って A 業 務 の 第 2 営 業 年 度 第 3 四 半 期 の ボーナス 充 当 後 のポイント 値 は X(A,7) = P(A,7) + 3P = 5P + 3P = -2P 上 記 2に 該 当 する 場 合 で 前 四 半 期 の 繰 越 ボーナスを 充 当 し 当 期 のポイントを0にできる 場 合 は 規 定 額 通 りPFI 事 業 費 が 支 払 われる 前 四 半 期 の 繰 越 ボーナスを 充 当 しても 加 算 値 ポイント 値 が 負 である 場 合 は 当 該 業 務 の 当 該 四 半 期 に 支 払 うべきPFI 事 業 費 (SA(a n))を 規 定 額 (SO(a n))から1マイナスポイントにつき0.5% 減 額 する P(a,n)< 0 かつ X(a,n)< 0の 場 合 ; SA(a,n) = SO(a,n) {100-X(a,n) 0.5} 100 上 記 以 外 の 場 合 SA(a,n) = SO(a,n) 例 )A 業 務 の 第 2 営 業 年 度 第 3 四 半 期 の 規 定 のPFI 事 業 費 が 規 定 額 10 百 万 円 であるとすると 実 際 支 払 われるPFI 事 業 費 は SA(A, 7)= 10 百 万 円 {100+(-2P) 0.5} 100 = 9.9 百 万 円 (10 万 円 の 減 額 ) 9
(4)その 他 のペナルティポイントの 設 定 要 求 水 準 書 及 び 本 資 料 等 において 定 められている 書 類 各 種 データ( 例 : 業 務 計 画 書 マニュアル モニタリング 報 告 書 改 善 計 画 書 各 種 データ 等 )に 関 し SPCが 予 め 定 められた 期 日 または 市 と 合 意 した 期 日 までに 当 該 書 類 各 種 データを 提 出 しない 場 合 ペナル ティポイントとして 未 提 出 回 数 1 回 につき 2P を 課 すものとする (5) 支 払 額 の 相 殺 集 計 の 結 果 四 半 期 において 減 額 すべき 金 額 が 四 半 期 末 (1ヶ 月 )の 維 持 管 理 運 営 に 係 るPFI 事 業 費 額 を 上 回 る 場 合 市 は 施 設 整 備 に 係 るPFI 事 業 費 や 翌 期 以 降 に 市 が 支 払 うPFI 事 業 費 を 当 該 超 過 分 と 相 殺 することができる 又 は 相 殺 を 行 うことができ る 金 額 をSPCに 直 接 請 求 することもできるものとする なお 市 は 四 半 期 末 を 待 たずとも PFI 事 業 費 の 減 額 相 殺 がなされることが 客 観 的 に 明 らかな 場 合 には SPCにその 旨 通 知 し 毎 月 のPFI 事 業 費 の 支 払 いを 当 該 予 想 減 額 金 額 分 留 保 して 行 うことができるものとする 10
4.SPCによる 改 善 計 画 の 策 定 (1) 改 善 計 画 の 策 定 対 象 期 間 におけるPPの 評 価 がB( 黄 )/C( 赤 )の 場 合 SPCは 改 善 計 画 を 策 定 し 市 に 提 出 する 改 善 計 画 には 以 下 の 2 種 類 がある SPCは (1) 概 要 に 記 載 した 要 件 に 沿 って 改 善 計 画 書 を 策 定 し 市 に 提 出 する SPCは 改 善 計 画 に 基 づき 直 ちに 改 善 復 旧 行 為 を 実 施 し 市 に 適 宜 報 告 する 市 は SPCからの 改 善 復 旧 の 報 告 を 受 けた 業 務 を 行 った 業 務 に 対 するモニタリングを 実 施 し 業 務 の 質 が 改 善 されていることを 確 認 する 前 四 半 期 の 評 価 今 期 の 評 価 の ( 最 低 )の 結 果 結 果 改 善 計 画 の 作 成 者 記 載 すべき 内 容 ( 詳 細 は 今 後 協 議 ) 提 出 時 期 金 / 青 黄 / 赤 当 該 業 務 を 担 当 する 受 託 企 業 が 作 成 問 題 発 生 の 原 因 対 応 策 (これまで 今 後 ) 現 状 解 決 見 込 み 時 期 業 務 マニュアルの 改 訂 事 項 体 制 面 の 改 評 価 結 果 判 明 か ら1 週 間 以 内 善 事 項 新 たに 設 定 を 提 案 するPP 等 黄 / 赤 黄 / 赤 SPCが 作 成 ( 統 括 マネジメント 業 務 の 一 環 として 作 成 ) 問 題 発 生 の 原 因 対 応 策 (これまで 今 後 ) 現 状 解 決 見 込 み 時 期 業 務 マニュアルの 改 訂 事 項 体 制 面 の 改 善 事 項 新 たに 設 定 を 提 案 するPP 受 託 企 業 の 改 善 計 画 の 履 行 状 況 と 評 価 受 託 企 業 への 改 善 等 申 し 入 れ 等 S PCとしての 注 力 状 況 代 替 企 業 の 検 討 について 統 括 マネジメント 体 制 における 改 善 事 項 等 評 価 結 果 判 明 か ら 2 週 間 以 内 11
5. 評 価 に 関 する 留 意 事 項 (1) 評 価 方 法 等 に 関 する 留 意 事 項 1 ボーナスポイントに 関 し 対 象 期 間 より 基 準 値 の 設 定 期 間 が 長 い 場 合 ボーナスポイントの 加 算 はダブルカウントしない 例 )モニタリングの 対 象 期 間 が 3ヶ 月 毎 となっているPPにおいて Gold Zone の 基 準 値 が 6ヶ 月 以 上 事 故 ゼロ の 場 合 : 事 故 ゼロ によるボーナスポイントは 毎 月 ではなく6ヶ 月 毎 に 加 算 する 2 過 去 の 四 半 期 についてのPPの 評 価 に 誤 りがあることが 後 になって 判 明 した 場 合 遡 ってPFI 事 業 費 の 修 正 を 行 う 減 算 の 場 合 の 市 の 相 殺 権 は 3.(5)と 同 様 とする (2)SPCの 業 務 遂 行 状 況 の 評 価 について 疑 義 のある 場 合 の 対 応 1 PPの 達 成 状 況 要 求 水 準 の 充 足 状 況 その 他 本 資 料 に 基 づくSPCの 業 務 遂 行 状 況 の 評 価 についての 最 終 的 な 評 価 は 市 が 行 うものとする 但 し 市 は 評 価 にあたってSPC 側 と 見 解 の 相 違 がある 場 合 には 関 係 者 協 議 会 又 はそれに 代 わる 適 切 な 委 員 会 等 において SPCの 意 見 を 合 理 的 な 範 囲 において 十 分 に 聴 くこととする 2 本 事 業 の 提 案 段 階 において SPC 側 が 自 己 の 費 用 で 独 立 の 第 三 者 機 関 による 客 観 的 評 価 のしくみを 提 案 し 市 がその 提 案 を 応 諾 した 場 合 評 価 についての 見 解 相 違 時 の 最 終 的 判 断 を かかる 第 三 者 機 関 に 委 ねることもできるものとする 12
6. 要 求 水 準 が 未 達 の 場 合 の 措 置 市 は 前 述 のPP 評 価 による 支 払 額 への 反 映 のほか 以 下 の 通 りの 対 応 を 行 うことができる (1)SPCの 虚 偽 報 告 等 による 減 額 病 院 事 業 という 特 性 を 踏 まえ 市 は 以 下 の 事 態 が 発 生 判 明 した 場 合 は 当 該 業 務 のPFI 事 業 費 の 最 大 10%を 4.PP 評 価 の 支 払 額 へ の 反 映 に 基 づく 減 額 とは 別 に 減 額 することができる その 場 合 の 市 の 相 殺 権 は 3.(5)と 同 様 とする なお 当 該 事 象 の 発 生 の 原 因 はSP C 自 体 によるもの SPCの 受 託 企 業 によるもの のいずれかを 問 わない 重 大 な 虚 偽 行 為 虚 偽 はないが 重 大 な 事 故 が 発 生 した 場 合 重 大 な 虚 偽 があり 且 つ 事 故 が 発 生 した 場 合 (2) 契 約 の 解 除 市 は 1つの 期 で9マイナスポイント(ボーナスポイントとの 相 殺 後 以 下 同 じ) 以 上 発 生 した 業 務 2 期 連 続 で6マイナスポイント 発 生 した 業 務 4 期 連 続 で3マイナスポイント 以 上 発 生 した 業 務 について SPC 帰 責 事 由 での 解 約 を 行 う 権 利 を 有 する その 他 一 部 及 び 全 部 解 除 の 規 定 については 後 日 事 業 契 約 書 等 において 提 示 する 予 定 です 13
7.その 他 (1)PPの 改 定 1 本 資 料 及 び 要 求 水 準 書 ( 案 )に 記 載 しているPPに 関 し 市 とSPCは 本 事 業 の 提 案 段 階 における 事 業 者 側 の 提 案 内 容 業 務 毎 に 整 備 するマ ニュアル 等 を 踏 まえて その 内 容 を 追 加 改 訂 するものとする 2 維 持 管 理 運 営 期 間 の 当 初 1 年 はトライアル 期 間 として 位 置 づけ 必 要 に 応 じてPPを 改 定 するものとする トライアル 期 間 は 減 額 を 据 え 置 きし 1 年 後 に 合 意 した 基 準 ( 合 意 がない 場 合 は 当 初 の 基 準 )でPPを 再 計 算 する その 場 合 の 相 殺 等 の 手 続 きは 3.(5) 5.(1)2を 準 用 する (2)モニタリング 結 果 の 公 表 1 市 は モニタリング 結 果 及 び 改 善 の 状 況 等 をHP 等 において 公 表 することがある 2 市 は ある 業 務 でボーナスポイントのある 状 態 が1 年 間 継 続 した 場 合 当 該 受 託 者 への 証 書 の 授 与 病 院 内 の 掲 示 板 への 掲 示 その 他 SPC と 合 意 する 合 理 的 な 方 法 で 当 該 業 務 が 優 良 な 業 務 水 準 で 行 われたことを 顕 彰 するとともに 外 部 に 開 示 公 開 する 3 SPC 及 び 当 該 業 務 の 受 託 企 業 は 2の 事 実 を 第 三 者 に 開 示 公 開 することができる (3)その 他 1 本 資 料 に 基 づきPFI 事 業 費 を 減 額 することは 市 が 減 額 原 因 に 基 づきSPCに 直 接 損 害 賠 償 を 求 めることを 妨 げるものではない 但 し 損 害 賠 償 に 基 づくSPCの 支 払 い 金 額 からは 同 一 要 因 によるPFI 事 業 費 の 減 額 相 当 額 が 減 額 がなかったとしてSPCが 支 払 うべ き 損 害 賠 償 金 額 の 範 囲 内 で 控 除 されるものとする また SPCの 支 払 いに 関 する 市 の 相 殺 権 は 3.(5)と 同 様 とする 14
参 考 資 料 1 要 求 水 準 書 ( 案 )におけるPPの 見 方 15
参 考 資 料 2 モニタリング 手 法 の 種 類 イメージ 図 イ メ ー ジ 1 : 市 S に P よ C る モ 報 ニ 告 タ 書 リ の ン 確 グ 認 及 び 受 託 企 業 (セルフモニタリング) SPC(SPCモニタリング) 市 ( 報 告 書 の 確 認 ) サービスの 提 供 作 業 日 誌 等 の 作 成 セルフモニタ リングレポー トの 作 成 (*) SPCによる 報 告 書 確 認 SPCによる 現 場 確 認 SPC 月 次 モニタリング 報 告 書 の 作 成 市 による 報 告 書 確 認 必 要 に 応 じて 現 場 確 認 ( 市 監 査 権 ) (*)チェックシートの 作 成 を 含 む 16
管 理 及 び 市 に よ る 確 認 イ メ ー ジ 2 : S P C に よ る ヘ ル プ デ ス ク 連 絡 件 数 受 託 企 業 患 者 家 族 SPC(ヘルプデスクへの 連 絡 件 数 管 理 ) 市 ( 報 告 書 の 確 認 ) サービスの 提 供 不 十 分 なサービス 市 病 院 スタッフ 連 絡 の 受 付 記 録 簿 の 作 成 SPC 月 次 モニタリング 報 告 書 の 作 成 市 による 報 告 書 確 認 イ メ ー ジ 3 : 市 に よ る 現 場 随 時 確 認 サービスの 提 供 作 業 日 誌 等 の 作 成 受 託 企 業 SPC 市 ( 現 場 随 時 確 認 ) 同 行 必 要 に 応 じて 現 場 確 認 ( 市 監 査 権 ) 17