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ムーブメント 教 育 を 支 える 発 達 の 知 見 感 覚 期 0~2 歳 頃 知 覚 期 3 歳 頃 ~ 高 次 認 知 期 5 歳 頃 ~ 発 達 の 土 台 作 り 行 動 の 拡 大 より 高 次 な 見 る 聞 く 触 る 動 く 視 聴 触 筋 知 覚 判 断 理 解 人 間 の 諸 行 動 の 要 結 びつける 社 会 的 適 応 ムーブメント 教 育 の 基 本 的 な 考 え 方 1) 子 どもの 興 味 を 大 切 にすること 2) 成 功 経 験 での 自 信 を 与 えること 3) 身 体 全 体 での 感 覚 様 式 を 使 うこと 4) 楽 しい を 体 験 させること 5) 弱 点 を 目 立 たせないこと < 茨 城 県 神 栖 市 障 害 者 福 祉 センターなのはな 教 室 での 研 修 > 指 導 者 和 光 大 学 現 代 人 間 学 部 身 体 環 境 共 生 学 科 教 授 小 林 芳 文 先 生 他 幼 児 は2 歳 から5 歳 の13 名 とその 保 護 者 13 名 が 参 加 ムーブメント 参 加 歴 は 今 回 初 めて 参 加 ~3 回 目 の 参 加 の 親 子 だった 使 用 した は ロープ ビーンズバッグ パラシュートの3 種 類 だった 1ロープ 子 どもたちは 使 いたいロープの 色 を 選 んで T1に 伝 える T1は 丸 まった 状 態 のロープを 投 げて 渡 し 子 どもたちはキャッチして 受 け 取 る 保 護 者 と 子 どものペアでそれぞれ 一 本 のロープを 持 ち T1の 指 示 を 聞 いて 大 きく 小 さく 縦 横 にロープを 動 かす ( 音 楽 無 し 音 楽 有 り:かえるのうた) 保 護 者 は2 列 になってペアごとにロープを 持 ち そのロープを 子 どもたちが 自 由 に 渡 る (くぐる またぐ 踏 む) ロープをつなげて 大 きな 長 方 形 を 作 り 子 どもたちは 端 から 端 まで 移 動 する ( 歩 く 走 る 後 ろ 歩 き 横 歩 き ロープの 上 を 歩 く 等 ) 2ビーンズバッグ ロープの 中 にビーンズバッグを 投 げ 入 れる 好 きな 色 のビーンズバッグにタッチして 触 りながら 移 動 する 3パラシュート 全 員 で 一 つの 大 きな 輪 になり 前 後 左 右 上 下 にパラシュートを 動 かす 子 どもたちはパラシュートの 中 に 入 り 最 後 に 保 護 者 がパラシュートを 飛 ばす それぞれの によって 使 用 する 教 具 は 違 っているが かえるになろう かえるになって 川 を 渡 ろう 川 の 魚 にえさをあげよう 等 子 どもたちが 楽 しくイメージして 取 り 組 めるよう 一 連 のストーリーとしてプログラム が 組 まれていた 室 内 をぐるぐる 走 り 回 っていたり 座 り 込 んで 動 かなかったりする 子 どもたちも 一 時 的 には 数 名 いたが 全 体 を 通 して 全 く 参 加 しないという 幼 児 はいなかった どの 子 にとっても 参 加 したいと 思 う が 含 まれたプログラムになっていた

< 東 京 都 立 小 岩 特 別 支 援 学 校 での 研 修 > 指 導 者 鎌 倉 女 子 大 学 児 童 学 部 こども 心 理 学 科 教 授 飯 村 敦 子 先 生 他 児 童 は 特 別 支 援 学 校 の 児 童 7 名 ( 車 椅 子 1 名 含 む)と 近 隣 の 小 学 校 の 特 別 支 援 学 級 の 児 童 7 名 その 保 護 者 14 名 が 参 加 ムーブメント 参 加 歴 は 今 回 初 めて 参 加 ~ 過 去 に 数 回 参 加 している 親 子 だった 使 用 したムー ブメント 教 具 は パラシュート ロープ スカーフ ビーンズバッグの4 種 類 だった 1パラシュート 床 に 広 げてあるパラシュートに 子 どもたちが 乗 る T1がタンブリンを 鳴 らすとパラシュートを 取 り 囲 んでいる 大 人 がパラシュートを 振 り タンブリンが 止 まると 振 るのを 止 めるという 流 れを 見 せ T1の 役 をやりたい 子 どもたちが 交 代 でタンブリンを 鳴 らしたり 止 めたりする 子 どもたちはパラシュートの 下 に 入 り 言 語 指 示 と 大 人 が 持 つパラシュートの 動 きを 見 て 拍 手 と 手 を 止 めることを 繰 り 返 す 大 人 がパラシュートを 持 ち 子 どもたちはそのパラシュートの 下 に 立 つ 大 人 が 動 か すパラシュートから 出 てしまわないように 子 どもたちはパラシュートと 共 に 移 動 す る パラシュートの 上 に 乗 り タンブリンの 音 を 聞 いて 手 や 足 を 鳴 らす パラシュートから 尐 し 離 れたところに 同 じ 位 の 大 きさのロープの 輪 を 置 き タンブリ ンの 音 を 聞 いて 移 動 する 2ロープ 大 きな 輪 にしたロープを 持 ち 前 後 左 右 に 動 く ロープを 長 方 形 にし 端 から 端 まで 移 動 する 大 人 が 二 人 でロープを 持 ち そのロープを 子 どもたちがまたいだりくぐったりする 3スカーフ 大 人 とペアになって 輪 にしたスカーフに 入 り 大 きな 輪 にしたロープの 周 りを 移 動 す る ( 右 回 り 左 回 り 速 く 遅 く 等 ) 子 どもたちが 集 まって 座 った 上 に 大 きなスカーフをかける パラシュートのように 回 したり 揺 らしたりする 4ビーンズバッグ 大 きなスカーフの 上 にビーンズバッグを 投 げて 載 せる 布 をみんなで 持 って 回 したり 揺 らしたりし 最 後 にビーンズバッグを 飛 ばす 参 加 した 児 童 は 走 り 回 ってじっとしていない 児 童 や 車 椅 子 に 乗 っていて 動 きに 制 限 のある 児 童 がおり 実 態 に 差 がある 集 団 だった しかし 元 気 に 走 り 回 る 児 童 にはまず 体 をたくさん 動 かして 集 中 できるようにする ことが 必 要 体 が 尐 し 不 自 由 な 児 童 にはバランスの 揺 れが 必 要 ということからパラシュートを 使 った を 最 初 に 行 うというようにどの 子 にも 必 然 性 があってかつ 参 加 できる 集 団 の 実 態 に 応 じたプログラムを 立 てられ ていた 多 様 な 発 達 段 階 の 子 どもたちの 集 団 では それぞれの 子 どもたちの 欠 点 を 目 立 たせず 欠 点 を 長 所 に できるようなプログラムを 考 えることが 大 切 という 言 葉 が 印 象 的 だった < 東 京 都 立 王 子 第 二 特 別 支 援 学 校 での 研 修 > 指 導 者 鎌 倉 女 子 大 学 児 童 学 部 こども 心 理 学 科 教 授 飯 村 敦 子 先 生 他 児 童 は 参 加 せず 教 員 を 対 象 にした 研 修 会 だった 校 内 の 音 楽 と 体 育 の 教 員 と 外 部 からの 教 員 が30 名 程 度 参 加 した ムーブメントの 基 本 理 論 についての 講 義 の 後 実 技 指 導 を 受 け 実 技 で 行 ったプログラムについて の 講 義 を 受 けた 実 技 で 使 用 した は ベンチ ロープ パラシュートの3 種 類 だった 1ベンチ たくさん 並 んでいるベンチに 一 人 で 座 る 立 つを 繰 り 返 す ベンチにぶつからないように 歩 く 最 初 とは 違 った 座 り 方 で 座 る 2 人 で 座 る 3 人 で 座 る 人 の 上 に 座 る ベンチを2 人 で 運 ぶ 4 人 で 運 ぶ 持 ち 方 を 変 えて 運 ぶ

ベンチを 片 づける 2ロープ ペアになってロープを 持 ち 動 かす ( 強 く 弱 く 速 く 遅 く) ロープを 丸 くして 形 を 作 る その 中 に 体 を 入 れる ( 体 を 入 れる 箇 所 を1 箇 所 から だんだん 増 やしていく) ロープの 中 に 入 る 出 ることを 繰 り 返 す 出 るときの 場 所 を 変 えていく 2 人 で 手 をつなぎ 周 りのいろいろなロープに 入 る 出 ることを 繰 り 返 す ロープの 中 に 入 って1 列 になって 歩 く 音 楽 が 聞 こえたら 先 頭 を 交 代 する 違 うロープに 入 る 違 う 相 手 とペアになる ロープをつなげて 大 きな 円 を 作 る ロープを 回 す 前 後 左 右 上 下 にロープを 振 る 3パラシュート パラシュートを 床 に 広 げ T1の 言 語 指 示 を 聞 いて 手 や 足 で 色 の 部 分 を 触 る パラシュートを 左 右 に 回 したり 強 弱 をつけて 振 ったりする パラシュートを 飛 ばす 講 義 では ムーブメントは 発 達 の 基 礎 づくりである 遊 ぶことを 原 点 にして 自 らやりたくなる 動 きたくな る 環 境 を 作 ることが 大 切 であること 動 く 感 じる 考 えるを 常 に 一 緒 に 展 開 していくプログラムを 考 える 必 要 があることを 学 んだ また 学 習 には 目 と 手 の 協 応 が 必 要 であること 字 を 書 くためには 特 に 両 側 を 使 った を 経 験 させておくことが 大 切 であること その 基 礎 を 作 るためにムーブメントが 有 効 で 日 常 の 学 校 生 活 でもその を 組 み 込 んでいくことが 可 能 であることを 知 ることができた < 茨 城 県 神 栖 市 立 大 野 原 児 童 館 での 研 修 > 指 導 者 和 光 大 学 現 代 人 間 学 部 身 体 環 境 共 生 学 科 教 授 小 林 芳 文 先 生 他 幼 児 は2 歳 から5 歳 の17 名 ( 車 椅 子 1 名 含 む)とその 保 護 者 17 名 が 参 加 ムーブメント 参 加 歴 は 今 回 初 めて 参 加 ~3 回 目 の 参 加 の 親 子 だった 使 用 した は スカーフ ロープ パラシュートの 3 種 類 だった 1スカーフ スカーフが 落 ちると 同 時 に 拍 手 をし 床 に 着 いたら 手 を 止 める 同 様 に 足 も 行 う 子 どもたちに 好 きな 色 を 聞 いて2 色 の 色 を 決 め 1 色 は 手 もう1 色 は 足 とし スカ ーフを 見 ながら 手 と 足 を 動 かしたり 止 めたりする 好 きな 色 のスカーフを1 枚 ずつ 持 ち 丸 めてボールのようにして 保 護 者 とキャッチボ ールをする 丸 めたスカーフを 手 に 持 ち T1の 言 葉 や 音 楽 を 聞 きながら 床 にごしごし 動 かす スカーフを 引 っ 張 ったり 引 っ 張 られたりする スカーフを 床 に 広 げ その 上 に 横 になって 保 護 者 にスカーフを 巻 きつけてもらう スカーフを 床 に 広 げて その 上 に 座 りながらくるくる 回 る 保 護 者 がペアになってスカーフを 持 ちたくさんのトンネルを 作 る 子 どもたちはその 間 を 自 由 に 動 き 回 る 大 きな 輪 になっているスカーフを 横 の 人 に 送 る 音 や 指 示 に 合 わせてスカーフを 送 る のを 止 めたり 速 く 送 ったりする スカーフを 解 いたら 2 人 の 子 どもが 木 の 役 としてみんなの 前 に 立 ち 他 の 子 どもた ちはスカーフを 持 って 木 の 役 の 子 どもの 体 にかける 2ロープ ロープを 動 かし 音 楽 が 止 まったらロープを 止 める ロープをつなげて 大 きな 輪 にしたものを 手 に 持 ち 上 下 左 右 前 後 に 動 かす ロープの 輪 の 中 に 子 どもが1 人 入 り 自 由 に 動 き 回 る その 動 きに 合 わせてロープを 上 げ 下 げしてウエーブを 作 る 輪 の 中 に 入 る 子 が 徐 々に 増 えていく

3パラシュート 全 員 で 一 つの 大 きな 輪 になり 前 後 左 右 上 下 にパラシュートを 動 かす 子 どもたちはパラシュートの 中 に 入 り 大 人 が 動 かすパラシュートに 入 って 風 を 感 じ たり パラシュートの 感 触 を 楽 しんだりする 子 どもたちはパラシュートの 中 に 入 り 最 後 に 大 人 がパラシュートを 飛 ばす 中 に 周 りの 大 人 や 子 どもの 様 子 を 時 折 見 ながらも 参 加 する 時 間 が 尐 なかったり いくつかの に 参 加 していなかったりした 児 童 が 最 後 には に 参 加 しみんなの 前 で 楽 しく 発 表 できていた 大 人 に 一 緒 にやっ てもらったり 他 の 子 どもの 様 子 を 見 たりしていたそれまでの 過 程 が 最 後 にそのような 形 として 現 れていた その 姿 を 見 て 子 どもたちにとって 教 具 などの 物 理 的 な 環 境 だけでなく 大 人 や 友 達 の 存 在 も 重 要 な 環 境 となっ ていることを 改 めて 実 感 することができた 子 ども 同 士 で 学 び 合 える 集 団 のよさを 感 じたプログラムだった < 神 栖 市 の 成 人 グループの 研 修 > 神 栖 市 では 保 護 者 がリーダーとなって 行 われているムーブメントのグループにも 参 加 した 曲 を 聴 いて 感 じたことを 体 で 表 現 するプログラムを 行 ったときには 聴 いているうちに 体 を 動 かし 始 めてそ れをみんなに 見 せるということを 自 然 に 行 う 参 加 者 達 の 姿 が 印 象 的 だった また に 必 要 なものを 協 力 し てみんなに 配 ったり 片 付 けるときには 周 りを 見 回 して 人 の 手 伝 いをしたりしていることも 幼 児 や 児 童 では 見 られない 姿 だった また パラシュートをしているとき 最 後 どうやって 終 わろうか?とリーダーから 問 いか けられると 短 い 時 間 でどうしたら 楽 しいかを 自 分 なりに 考 えて 提 案 し 実 行 するという 姿 は 長 年 の 積 み 重 ねの 成 果 と 思 われた 感 じた 通 りに 自 由 に 表 現 する 力 周 りを 見 渡 して 声 を 掛 けたり 手 伝 ったりする 力 みん なのために 面 白 いことをしようと 考 えて 行 動 する 力 など どれも 理 屈 でそして 短 期 的 に 身 に 付 けられるもので はなく 子 ども 達 に 考 えさせ 経 験 させ 時 間 をかけて 育 てられたものであると 感 じた ムーブメントを 続 け ていくとどのような 大 人 に 育 つのかという 疑 問 の 答 えとも 思 える 素 晴 らしい 生 き 証 人 の 方 々に 出 会 うことが できた < 鎌 倉 女 子 大 学 での 研 修 > 指 導 者 鎌 倉 女 子 大 学 児 童 学 部 こども 心 理 学 科 教 授 飯 村 敦 子 先 生 他 ムーブメントの 創 始 者 であるフロスティッグの 歴 史 や 基 礎 のDVDを 視 聴 したり 文 献 を 読 んだり 飯 村 先 生 の 講 義 を 受 けたりした 飯 村 先 生 の 講 義 では プログラムについては 音 楽 の 使 い 方 のコツやアセスメントの 生 かし 方 環 境 をうまく 使 うこと 変 化 のある 繰 り 返 しを 行 うことなどを 教 えていただいた また 発 達 は 学 校 を 卒 業 してもエンドレスであること ムーブメントを 家 族 支 援 につなげることの 可 能 性 や ムーブメントを 続 けていくことで 自 尊 感 情 を 高 めることにつながること だからこそムーブメントを 続 けることに 意 味 がある ことなどたくさんのことを 教 えていただいた <2013 年 度 ムーブメント 教 育 療 法 夏 期 セミナー 信 州 大 会 : 松 本 市 M ウイングでの 研 修 > 指 導 者 和 光 大 学 現 代 人 間 学 部 身 体 環 境 共 生 学 科 教 授 小 林 芳 文 先 生 鎌 倉 女 子 大 学 児 童 学 部 こども 心 理 学 科 教 授 飯 村 敦 子 先 生 他 2 日 間 に 渡 る 実 践 講 座 だった 1 日 目 は 小 林 先 生 の 理 論 の 講 義 を 受 けたり 特 別 支 援 学 校 の 実 践 報 告 を 聞 いたりした その 後 重 度 重 複 児 の 子 どもを 亡 くした 保 護 者 のお 話 を 聞 いたときに 亡 くなったお 子 さんが 生 きていた 頃 病 院 で 看 護 師 さんに 褒 められることが 嬉 しくてお 子 さんに 対 して 吸 痰 など 医 療 的 なことばかりに 力 を 注 ぎ 過 ぎてしまい 楽 しく 成 長 させてあげられる 時 間 を 作 ることを 疎 かにしてしまったという 保 護 者 の 後 悔 のお 話 は 非 常 に 強 く 心 に 残 った 母 親 が 母 親 としていられるように 周 りの 支 援 者 は 子 どもだけでなく 母 親 に 対 しても 働 き 掛 けていくことが 必 要 と 思 った 2 日 目 は 近 日 発 刊 予 定 のMEPA- ⅡRの 理 論 と 活 用 についての 講 義 NHOまつもと 医 療 センター 中 信 松 本 病 院 重 症 心 身 障 がい 児 ( 者 ) 病 棟 の 実 践 報 告 を 聞 き 小 林 先 生 やムーブメント 協 会 の 信 越 支 部 スタッフの 実 技 を 体 験 した 実 技 では 重 度 重 複 児 の 児 童 にユランコやトランポリンを 行 うときのこつや 体 が 自 由 に 動

く 児 童 生 徒 と 行 える 楽 しいプログラムを 学 び 最 後 に100 人 以 上 の 大 人 数 でのムーブメントを 参 加 者 として 体 験 した < 研 修 を 終 えて> 今 回 の 研 修 を 通 して 子 どもたちにとって 楽 しく 学 ぶことの 大 切 さを 再 認 識 することができた 楽 しい 気 持 ちをより 多 く 感 じてもらうこと そしてその 気 持 ちを 引 き 出 す の 中 にどれだけの 学 びを 忍 ばせておくこと ができるかが 教 員 に 求 められる 力 と 感 じた 研 修 でお 世 話 になった 飯 村 先 生 小 林 先 生 は 使 用 する 教 具 は 数 尐 ないにも 関 わらず たくさんの 楽 しい を 生 み 出 していた そしてそれを 初 めて 出 会 った 子 どもたちの 実 態 を 瞬 時 に 捉 えて 行 っておられたことにとても 感 動 した また ムーブメントは 子 ども 本 人 だけでなく 保 護 者 を 支 援 することにもつなげることができることが 分 かった 保 護 者 に 対 しては 振 り 返 りを 丁 寧 に 行 うことが 大 切 で そのためには 発 達 の 知 識 をしっかり 頭 に 入 れておくことが 必 要 と 感 じた これからもムーブメントについ ての 研 修 を 続 け 学 んだことを 子 どもたちや 保 護 者 に 還 元 していきたい