Nimble Storage を 使 用 したシスコの デスクトップ 仮 想 化 ソリューションの リファレンス アーキテクチャ Cisco Unified Computing System と Nimble Storage を 利 用 し VMware View 5.1 および VMware vsphere 5 で 最 大 1000 台 の 仮 想 デスクトップをサポート 2012 年 11 月 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. 1 ページ
目 次 概 要... 5 主 な 調 査 結 果 の 要 約... 5 ビジネス 価 値... 5 モジュラ 型 の 仮 想 デスクトップ インフラストラクチャの 概 要... 6 デスクトップ 仮 想 化 のためのシスコのデータセンター インフラストラクチャ... 6 プロジェクト 計 画 とソリューション サイジングに 関 する 確 認 事 項 の 例... 7 ソリューション:テスト/ 検 証 済 みのデスクトップ 仮 想 化 対 応 統 合 型 インフラストラクチャ... 7 基 本 コンポーネント... 8 Cisco Unified Computing System... 8 VMware vsphere 5... 8 VMware View 5.1... 9 Nimble Storage CS シリーズ... 10 ソリューションの 概 要 と 利 点... 10 ソリューションの 利 点... 10 Cisco UCS/Nimble Storage ソリューションに 搭 載 した VMware View 5 のアーキテクチャと 設 計... 11 Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ... 12 VMware vsphere 5... 14 VMware View 5.1... 15 VMware View Planner... 15 Nimble Storage CS シリーズ... 15 ソリューションの 検 証... 15 サーバ:Cisco UCS... 15 ストレージ:Nimble Storage CS シリーズ... 18 VDI:VMware... 19 テスト 方 法 と 結 果... 20 ブートとログインのシナリオ... 20 定 常 状 態 のシナリオ... 22 まとめ... 22 関 連 情 報... 22 付 録 A: 部 品 表... 23 付 録 B:VMware esxtop のグラフ... 23 ブート ストーム 時 の Cisco UCS パフォーマンス グラフ... 23 定 常 状 態 の Cisco UCS パフォーマンス グラフ... 26 付 録 C:Nimble Storage のパフォーマンス グラフ... 29 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 2
ブート ストーム 時 のストレージ パフォーマンス グラフ... 29 定 常 状 態 のストレージ パフォーマンス グラフ... 31 付 録 D:VMware View プールの 詳 細... 33 付 録 E:Nimble Storage と Cisco UCS の 接 続 オプション... 34 オプション 1:コントローラとファブリック インターコネクトを 接 続 する... 34 オプション 2:コントローラとファブリック インターコネクトを 相 互 接 続 する... 34 オプション 3:アクセス レイヤ スイッチを 接 続 する... 35 表 のリスト 表 1: 部 品 表... 23 図 のリスト 図 1: ソリューションのトポロジ... 11 図 2: Cisco UCS ファブリック インターコネクトの 構 成... 13 図 3: Cisco UCS アプライアンス ポート モード:Nimble Storage データ ポート... 13 図 4: Cisco UCS ブレード サーバ vnic の 構 成... 16 図 5: VMware ネットワークの 構 成... 16 図 6: VMware iscsi ポート 1 の 構 成 の 詳 細... 17 図 7: VMware iscsi ポート 2 の 構 成 の 詳 細... 17 図 8: VMware デスクトップ 仮 想 マシン ネットワークの 構 成 の 詳 細... 18 図 9: Nimble Storage iscsi イニシエータの 設 定... 18 図 10: Nimble Storage のボリューム 管 理... 19 図 11: VDI クラスタの 構 成... 19 図 12: VMware View Planner でのワークロードと 実 行 プロファイルの 設 定... 20 図 13: Nimble Storage のブート ストーム: 定 常 状 態 のパフォーマンス... 21 図 14: Cisco UCS ブレード: 定 常 状 態 のワークロード... 22 図 15: ブート ストーム 時 の Cisco UCS CPU 使 用 率 :コア 使 用 率 ( 合 計 )... 23 図 16: ブート ストーム 時 の Cisco UCS 非 カーネル メモリ 使 用... 24 図 17: ブート ストーム 時 の iscsi 送 信 (MBps):マルチパス I/O(MPIO)... 24 図 18: ブート ストーム 時 の iscsi 受 信 (MBps):MPIO... 25 図 19: ブート ストーム 時 の 仮 想 マシン ネットワーク 送 信 動 作 (MBps)... 25 図 20: ブート ストーム 時 の 仮 想 マシン ネットワーク 受 信 動 作 (MBps)... 26 図 21: 定 常 状 態 の Cisco UCS CPU 使 用 率 :コア 使 用 率 ( 合 計 )... 26 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 3
図 22: 定 常 状 態 の Cisco UCS 非 カーネル メモリ 使 用... 27 図 23: 定 常 状 態 の iscsi 送 信 動 作 (MBps):MPIO... 27 図 24: 定 常 状 態 の iscsi 受 信 動 作 (MBps):MPIO... 28 図 25: 定 常 状 態 の 仮 想 マシン ネットワーク 送 信 動 作 (MBps)... 28 図 26: 定 常 状 態 の 仮 想 マシン ネットワーク 受 信 動 作 (MBps)... 29 図 27: ブート ストーム 時 のストレージ プロセッサ(CPU) 使 用 率... 29 図 28: ブート ストーム 時 のストレージ IOPS... 30 図 29: ブート ストーム 時 の 平 均 読 み 取 り 遅 延... 30 図 30: ブート ストーム 時 の 平 均 書 き 込 み 遅 延... 31 図 31: 定 常 状 態 のストレージ プロセッサ(CPU) 使 用 率... 31 図 32: 定 常 状 態 のストレージ IOPS... 32 図 33: 定 常 状 態 の 平 均 読 み 取 り 遅 延... 32 図 34: 定 常 状 態 の 平 均 書 き 込 み 遅 延... 33 図 35: VMware View プールの 構 成... 33 図 36: View プール ストレージの 構 成... 33 図 37: VMware View Storage Accelerator の 選 択... 34 図 38: コントローラとファブリック インターコネクトの 接 続 方 法... 34 図 39: コントローラとファブリック インターコネクトの 相 互 接 続 方 法... 35 図 40: アクセス レイヤ スイッチの 接 続 方 法... 35 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 4
概 要 本 書 では VMware View 5.1 および VMware vsphere 5 ベースの 仮 想 デスクトップ 最 大 1000 台 に 対 応 可 能 なス トレージを 備 えたデスクトップ 仮 想 化 アーキテクチャを Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバおよび Nimble Storage CS シリーズ ストレージ アプライアンス 上 に 構 築 するリファレンス アーキテクチャについて 説 明 します このリファレンス アーキテクチャの 目 的 は クラス 最 高 の 実 証 済 みテクノロジーで 構 築 したテスト 済 みのモジュラ アー キテクチャを 提 供 し デスクトップ ソフトウェア ハイパーバイザ コンピューティング ネットワーキング ストレージなど の 要 素 を 備 えた 完 全 なデスクトップ 仮 想 化 ソリューションの 作 成 を 可 能 にすることです 短 期 間 での 導 入 選 択 肢 の 柔 軟 性 の 向 上 効 率 化 リスクの 軽 減 を 実 現 し デスクトップの 迅 速 な 移 行 を 推 進 します 仮 想 デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)に 適 切 なストレージ ソリューションを 選 択 することは 極 めて 重 要 なステッ プです VMware がパートナーに 提 供 する VMware View Planner ツールを 使 用 すれば VMware View 環 境 におけ る 適 切 なネットワークの 評 価 と 計 画 そしてストレージの 設 定 が 可 能 になります VMware View Planner ツール および VMware vsphere と VMware View の 最 新 リリースを 利 用 した 結 果 3RU (ラック ユニット)の Nimble Storage CS220G-X2 フラッシュ 最 適 化 ストレージ システム 1 台 で 1000 台 の Microsoft Windows 7 32 ビット 仮 想 デスクトップの 導 入 に 成 功 しました 本 書 では その 構 成 について 説 明 します このリファレンス アーキテクチャ ドキュメントは 本 ソリューションの 全 要 素 の 導 入 と 構 成 をカバーする 総 合 ガイド ではありません 主 な 調 査 結 果 の 要 約 Cisco Unified Computing System (Cisco UCS)と Nimble Storage ハードウェアの 組 み 合 わせに VMware ESXi 5 および VMware View 5.1 ソフトウェアを 搭 載 することで ブレードおよびシャーシ 1 台 あ たりの 密 度 を 高 めた 仮 想 デスクトップ デリバリ システムが 実 現 します 拡 張 とメンテナンスを 簡 素 化 し 一 貫 性 を 実 現 する 最 新 の Cisco UCS Manager リリース 2.0 ソフトウェア で シスコは 引 き 続 きトップクラスの 地 位 を 維 持 しています シスコの 10 Gbps ユニファイド ファブリックについては 第 2 世 代 Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトでの 動 作 も 実 証 されており 高 負 荷 のテストをクリアし 優 秀 なユーザ 応 答 所 要 時 間 を 維 持 しています エントリレベルの Nimble Storage CS220G-X2 ストレージ アレイで 最 大 1000 台 の 仮 想 デスクトップを 稼 働 できます VMware View Planner が 指 定 する ブートおよびログイン ストームとエンドユーザ ワーク ロードのテスト 要 件 を 両 方 とも 満 たしています ビジネス 価 値 モバイル デバイスと Software as a Service(SaaS)のクラウド アプリケーション 提 供 の 急 増 により 従 来 の IT 環 境 は 著 しく 複 雑 化 しました 物 理 デスクトップに 必 要 以 上 の 予 算 をかけず また 新 たな 運 用 管 理 コストを 発 生 させ ることもなく こうした 継 続 的 な 傾 向 に 対 応 する 方 法 を 中 小 企 業 から 大 企 業 まで 誰 もが 求 めています 適 切 に 設 計 され 十 分 なテストをクリアした VDI は 企 業 を 戦 略 的 に 強 化 し ポスト PC 時 代 への 対 応 を 促 進 します しかし 高 額 なストレージ コストが VDI の 導 入 を 妨 げる 大 きな 要 因 となってきました 仮 想 デスクトップ 環 境 を 導 入 するインフラストラクチャに 対 してお 客 様 が 求 めるのは スケーラブルであること 段 階 的 であること そして 可 用 性 が 高 いことです 仮 想 デスクトップ ソリューションの 設 計 を 支 援 する 新 テクノロジーは 複 数 存 在 しますが 投 資 を 最 大 限 に 生 かし サービス レベル 契 約 (SLA)をサポートし 総 所 有 コスト(TCO)を 削 減 するには こうしたテクノロジーの 利 用 方 法 を 理 解 する 必 要 があります 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 5
本 ソリューションでは 一 般 的 なお 客 様 の VDI 環 境 のレプリカを 構 築 し パフォーマンス 拡 張 性 機 能 の 面 から その 環 境 を 検 証 します これにより 以 下 のことを 実 現 します 通 常 高 いリスクにさらされやすい グローバルなモバイル デスクトップ 環 境 のコントロールとセキュリティ を 向 上 より 一 貫 性 のある 環 境 を 実 現 し エンドユーザの 生 産 性 を 向 上 データセンター 内 だけで 環 境 を 構 築 し 管 理 を 簡 素 化 SLA とコンプライアンス 施 策 のサポートを 強 化 運 用 とメンテナンスのコストを 削 減 モジュラ 型 の 仮 想 デスクトップ インフラストラクチャの 概 要 デスクトップ 仮 想 化 のためのシスコのデータセンター インフラストラクチャ シスコは 優 れたデスクトップ 仮 想 データセンター インフラストラクチャを 提 供 するため 簡 素 化 セキュリティ 拡 張 性 という 3 つの 主 要 要 素 を 重 視 しています プラットフォームのモジュール 性 と 連 係 するソフトウェアが 簡 素 で セキュ アで スケーラブルなデスクトップ 仮 想 化 プラットフォームを 実 現 します 簡 素 化 サーバあたりの 仮 想 デスクトップ 密 度 管 理 を 統 合 し プラットフォーム 共 通 のビューを 実 現 事 前 定 義 された 検 証 済 みインフラストラクチャ セキュリティ 仮 想 デスクトップ 対 応 のアクセス コントロール ポリシー 仮 想 デスクトップ 対 応 のネットワークキングとオンデマンド プロビジョニング LAN および WAN 全 体 のセグメント 化 とネットワーク セキュリティ ポリシー 拡 張 性 単 一 ドメインのデスクトップを 数 千 台 まで 直 線 的 に 拡 張 可 能 サービス プロファイルを 利 用 した 迅 速 なデスクトップ プロビジョニング 低 遅 延 の 高 帯 域 幅 ネットワークで 仮 想 デスクトップとマルチメディアを 提 供 このように 簡 素 化 された セキュアでスケーラブルなシスコのデスクトップ 仮 想 化 対 応 データセンター インフラストラク チャ ソリューションは 時 間 とコストの 節 約 を 実 現 します サーバあたりの 仮 想 デスクトップ 密 度 は 業 界 トップレベルで これにより 必 要 なサーバ 数 が 減 少 し 導 入 コスト(CapEx)と 運 用 コスト(OpEx)の 両 方 が 削 減 され 早 期 の 投 資 回 収 および 継 続 的 なコスト 削 減 ( 投 資 効 果 (ROI)の 向 上 と 総 所 有 コストの 削 減 )が 実 現 します また Cisco UCS アー キテクチャとユニファイド ファブリックを 利 用 することで サーバ 1 台 に 必 要 なケーブル 数 とポート 数 を 減 らすことがで き ネットワーク インフラストラクチャ コストも 大 幅 に 削 減 できます デスクトップ 仮 想 化 対 応 の Cisco UCS を 利 用 することで 導 入 が 簡 素 化 され 生 産 性 発 揮 までの 時 間 が 短 縮 され ビジネスの 俊 敏 性 が 向 上 します IT スタッフおよびエンド ユーザは 迅 速 に 生 産 性 を 向 上 でき 企 業 は 仮 想 デスク トップを 必 要 に 応 じて 時 間 や 場 所 を 問 わず 容 易 に 導 入 できるため 新 規 のビジネス チャンスに 対 応 できます シスコ の 高 性 能 なシステムとネットワークはネイティブ 環 境 に 近 いユーザ エクスペリエンスを 実 現 し ユーザは 時 と 場 所 を 問 わず 生 産 性 を 発 揮 できます 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 6
プロジェクト 計 画 とソリューション サイジングに 関 する 確 認 事 項 の 例 コンピューティング ネットワーク ストレージ リソースのサイジングを 適 切 に 行 うには ユーザ グループ アプリケー ション データ 要 件 を 理 解 する 必 要 があります プロジェクトに 関 する 一 般 的 な 確 認 事 項 の 一 部 には 初 期 段 階 で 対 処 しなければならないものもあります VDI のパイロット 計 画 は デスクトップ グループ アプリケーション データのビジネス 分 析 に 基 づいて 作 成 されているか パイロット プログラムを 実 行 するインフラストラクチャと 予 算 は 用 意 されているか VDI プロジェクトの 導 入 に 必 要 なスキルを 持 つ 人 材 はいるか それらのスキルを 持 つ 人 材 は 雇 用 や 契 約 によって 獲 得 可 能 か デスクトップ サブグループごとに エンドユーザ エクスペリエンスのパフォーマンス メトリックを 確 認 した か 成 功 または 失 敗 の 判 定 は どのように 行 うか 成 功 した 場 合 または 失 敗 した 場 合 今 後 どのような 影 響 が 出 るか 以 下 に 挙 げるのは ユーザ サブグループごとに 確 認 すべきサイジングに 関 する 確 認 事 項 のごく 一 部 です 導 入 予 定 のデスクトップ OS は 何 か (Microsoft Windows 7 か Windows XP か 32 ビットか 64 ビットか など) パイロットでは 何 台 の 仮 想 デスクトップを 導 入 するか 実 稼 働 環 境 では? すべてのデスクトップで Microsoft Windows 7 を 使 用 するのか 該 当 のデスクトップ グループのデスクトップには どれぐらいのメモリが 必 要 か マルチメディア Adobe Flash その 他 グラフィックを 多 用 するワークロードはあるか エンドポイントのグラフィック 処 理 能 力 はどのくらいか VMware ThinApp アプリケーションは 予 定 しているか それはパッケージ 版 か インストール 版 か 既 存 環 境 のストレージ 構 成 はどのようなものか 書 き 込 み 中 心 の VDI ワークロードに 十 分 な I/O 処 理 / 秒 (IOPS)を 確 保 できるか ストレージは VDI サービス 専 用 に 調 整 されるか デスクトップには 音 声 コンポーネントが 搭 載 されているか ウイルス 対 策 ソフトウェアもイメージに 含 むか ユーザ プロファイル 管 理 (ローミングを 行 わないプロファイル ベース)もソリューションに 含 むか 耐 障 害 性 フェールオーバー ディザスタ リカバリの 計 画 はどのようなものか 他 にも 特 定 のデスクトップ サブグループ 特 有 の 確 認 事 項 はあるか ソリューション:テスト/ 検 証 済 みのデスクトップ 仮 想 化 対 応 統 合 型 インフラストラクチャ シスコのデスクトップ 仮 想 化 ソリューションは エンドユーザ ネットワーク データセンターという エンドツーエンドの 導 入 において 極 めて 重 要 な 3 つの 要 素 を 結 びつけます シスコのアーキテクチャ 上 の 利 点 を 活 用 したこのソリュー ションは 多 様 なエンドポイント デバイスをサポートし 全 体 的 なセキュリティおよびポリシー 管 理 を 各 仮 想 デスクトッ プにまで 拡 大 します また 仮 想 化 に 最 適 化 された 革 新 的 な 新 しいステートレス サーバ コンピューティング モデル (Cisco UCS)を 使 用 しています 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 7
基 本 コンポーネント Cisco UCS のコンピューティング プラットフォームには 以 下 が 含 まれます Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト Cisco UCS 2200 シリーズ ファブリック エクステンダ Cisco UCS 5108 ブレード サーバ シャーシ 仮 想 デスクトップ ホスティング 対 応 Cisco UCS B230 M2 ブレード サーバ ハイパーバイザ:VMware ESXi 5 仮 想 デスクトップ 接 続 ブローカー:VMware View 5.1 Nimble CS シリーズ ストレージ プラットフォーム Cisco Unified Computing System Cisco UCS は 業 界 標 準 の x86 アーキテクチャ ブレード サーバおよびラック サーバとネットワーキングおよびスト レージ アクセスを 1 つのシステムに 統 合 する 真 の 意 味 で 初 の 統 合 データセンター プラットフォームです このプ ラットフォームには 標 準 ベースのユニファイド ネットワーク ファブリック Cisco 仮 想 インターフェイス カード(VIC) のサポート シスコ 拡 張 メモリ テクノロジーなどの 新 技 術 が 実 装 されています システムに 手 動 でコンポーネントを 組 み 込 むと 時 間 がかかり エラーも 発 生 しやすくなります このシステムではそれを 排 除 し 自 己 認 識 および 自 己 統 合 型 の 優 れたインフラストラクチャを 備 えた Wire-Once( 配 線 は 初 回 のみ)アーキテクチャが 使 用 されます Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバは 2 ソケットと 4 ソケットの 包 括 的 なサーバ シリーズで 多 様 なワークロー ドに 対 し 世 界 トップクラスのパフォーマンスを 発 揮 します Intel Xeon プロセッサ E7 および E5 製 品 ファミリを 搭 載 しており 仮 想 アプリケーションと 非 仮 想 アプリケーションの 両 方 に 最 適 です このサーバ シリーズの 特 徴 は 次 の とおりです コンバージド ネットワーク ファブリックと 統 合 型 システム 管 理 で CapEx と OpEx を 削 減 高 い 性 能 汎 用 性 密 度 を 妥 協 することなく 実 現 仮 想 化 環 境 と 非 仮 想 化 環 境 の 両 方 において IT および Web インフラストラクチャから 分 散 データベースま で 多 様 なワークロードに 対 応 ジャストインタイムのプロビジョニングに 加 え 仮 想 化 環 境 と 非 仮 想 化 環 境 の 両 方 でのモビリティ サポート によって IT スタッフの 生 産 性 とビジネスの 俊 敏 性 を 向 上 VMware vsphere 5 VMware vsphere 5 は 世 界 各 国 の 数 千 におよぶデータセンターで 導 入 されている 市 場 をリードする 仮 想 化 プラット フォームです CPU RAM ハードディスク ネットワーク コントローラを 仮 想 化 してコンピュータの 物 理 リソースを 変 換 することで それぞれ 独 立 してカプセル 化 されたオペレーティング システムとアプリケーションを 物 理 コンピュータと 同 様 に 実 行 することができ 全 機 能 を 完 備 した 仮 想 デスクトップが 実 現 します VMware vsphere 5 は 高 可 用 性 機 能 を 完 備 しており VMware Distributed Resources Scheduler(DRS)および vmotion と 組 み 合 わせることで 仮 想 デスクトップを 1 つの VMware vsphere サーバから 別 のサーバへ 顧 客 の 利 用 にほとんど 影 響 を 与 えることなく 透 過 的 に 移 行 できます このリファレンス アーキテクチャで デスクトップ 仮 想 化 に VMware vsphere Desktop エディションを 使 用 します こ のエディションでは VMware vsphere Enterprise Plus の 全 機 能 を 使 用 でき 高 い 拡 張 性 と 可 用 性 を 実 現 できるうえ あらゆるデスクトップ ワークロードに 最 適 なパフォーマンスも 実 現 できます また VMware vsphere Desktop には 無 制 限 の 仮 想 RAM(vRAM)も 含 まれます VMware vsphere Desktop エディションは デスクトップ 仮 想 化 のためだけ に VMware vsphere ライセンスを 購 入 されるお 客 様 を 対 象 とした 製 品 です 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 8
VMware View 5.1 VMware View は IT の 管 理 とコントロールを 簡 素 化 しつつ デバイスとネットワークのエンドユーザ エクスペリエンス で 極 めて 高 い 再 現 性 を 実 現 する デスクトップ 仮 想 化 ソリューションです IT 部 門 はデスクトップとアプリケーションの 管 理 を 自 動 化 してコストを 削 減 できるうえ デスクトップ 環 境 の 一 元 管 理 によってデータ セキュリティも 向 上 します こ の 一 元 管 理 化 によりエンドユーザの 自 由 度 が 増 し IT 部 門 のコントロール 能 力 が 向 上 します オペレーティング シス テム アプリケーション ユーザ データを 独 立 したレイヤにカプセル 化 して 最 新 のデスクトップを 実 現 できるため アプ リケーション ユニファイド コミュニケーション 3D グラフィックスといった 動 的 かつ 弾 力 的 なデスクトップ クラウド サー ビスの 提 供 が 可 能 になり 生 産 性 とビジネスの 俊 敏 性 向 上 が 実 現 します 一 般 的 なデスクトップ 仮 想 化 製 品 と 異 なり VMware View は 業 界 トップの 仮 想 化 プラットフォームである VMware vsphere と 緊 密 に 統 合 されているため VMware インフラストラクチャとそこに 備 わる 高 可 用 性 ディザスタ リカバリ ビジネスの 継 続 性 といったエンタープライズクラスの 機 能 の 価 値 をさらに 高 めることができます VMware View 5 は エンドユーザ エクスペリエンスと IT のコントロールを 強 化 する 機 能 を 多 数 完 備 しています 主 な 機 能 の 一 部 は 次 のと おりです VMware View Storage Accelerator(VSA):ブート ストーム 中 ( 多 数 の 仮 想 デスクトップが 同 時 にブートし ている 状 態 )に ホスト 側 メモリを 使 用 して 仮 想 デスクトップの 処 理 を 加 速 させる VMware PCoIP Optimization Controls:プロトコルを 効 率 化 し 使 用 例 ユーザ ネットワーク 要 件 によっ て IT 管 理 者 が 帯 域 幅 を 設 定 できるようにする 帯 域 幅 の 消 費 も 最 大 75 パーセント 削 減 する VMware PCoIP Continuity Services: 中 断 を 検 出 して 自 動 的 にセッションを 再 接 続 し ネットワークの 信 頼 性 にかかわらずスムーズなユーザ エクスペリエンスを 実 現 する VMware PCoIP Extension Services:Microsoft Windows Management Instrumentation(WMI)ベース のツールで 20 以 上 のセッション 統 計 データを 収 集 し モニタリング 傾 向 分 析 エンドユーザ サポート 問 題 のトラブルシューティングに 利 用 する VMware View Media Services for 3D Graphics:Microsoft Windows Aero や Office 2010 といった 基 本 的 な 3D アプリケーションや OpenGL または DirectX を 必 要 とするアプリケーションを 専 用 グラフィック ス カードやクライアント デバイスを 使 わずに VMware View デスクトップで 実 行 可 能 にする VMware View Media Services for Integrated Unified Communications:デスクトップとユニファイド コミュ ニケーション 両 方 のパフォーマンスを 最 適 化 するアーキテクチャで Voice over IP(VoIP)と VMware View が 統 合 されたデスクトップ エクスペリエンスをエンドユーザに 提 供 する VMware View Persona Management(VMware View Premier エディションのみ):ユーザのペルソナ( 個 人 設 定 )をステートレスなフローティング デスクトップに 動 的 に 関 連 付 けられるため ユーザごとのパーソナ ライズをセッション 間 で 維 持 しながら 管 理 が 容 易 なステートレスなフローティング デスクトップをさらに 多 く の 使 用 例 に 導 入 できる VMware View Client for Android:Android ベースのタブレットで VMware View の 仮 想 デスクトップにアク セス 可 能 にする VMware vsphere 5 のサポートにあたっては 最 先 端 のクラウド インフラストラクチャ プラットフォームの 最 新 機 能 を 利 用 し 可 用 性 拡 張 性 そして 信 頼 性 の 高 いデスクトップ サービスを 実 現 しています 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 9
Nimble Storage CS シリーズ Nimble Storage アレイは 効 率 化 を 目 的 として 一 から 設 計 された 業 界 初 のフラッシュ 対 応 ストレージです 特 許 取 得 済 みの Cache Accelerated Sequential Layout(CASL)アーキテクチャをベースに 構 築 された Nimble Storage は ス ケーラブルなパフォーマンス 高 効 率 統 合 されたデータ 保 護 簡 素 なプッシュボタン 管 理 を 備 えており 従 来 より 少 な いストレージ インフラストラクチャでより 多 くのワークロードとバックアップ 処 理 を 実 行 できるため IT 部 門 は より 高 い 収 益 が 見 込 まれる 新 たなプロジェクトに 着 手 できます CASL は 書 き 込 みのデータ レイアウトを 最 適 化 すると 同 時 に フラッシュ メモリをリード キャッシュとして 使 用 して アプリケーションを 高 速 化 する 技 術 です バックアップと 復 元 を 容 易 にし ディザスタ リカバリに 備 えた 効 率 的 なレプリケーションを 可 能 にする インスタント スナップショットをサポートし データを 保 護 します Nimble Storage の 直 感 的 な 自 動 化 ツールは ストレージとデータの 管 理 を 大 幅 に 簡 素 化 し 運 用 オーバーヘッドを 削 減 します Nimble Storage の 特 徴 は 以 下 のとおりです パフォーマンスを 高 速 化 し 高 いスループットと IOPS を 実 現 遅 延 は 1 ミリ 秒 以 下 必 要 なストレージ フットプリントを 30 ~ 75 パーセント 削 減 し ストレージを 大 幅 に 効 率 化 パフォーマンス 容 量 あるいはその 両 方 を 増 やし 変 化 するアプリケーション ニーズに 応 じて 運 用 を 中 断 することなく 拡 張 可 能 統 合 型 のデータ 保 護 とディザスタ リカバリで データとストレージの 可 用 性 を 向 上 ストレージ 管 理 を 簡 素 化 し 日 常 的 な 運 用 オーバーヘッドを 削 減 ソリューションの 概 要 と 利 点 このソリューションでは Cisco UCS Nimble Storage VMware vsphere 5 を 使 用 し VMware View Composer でプロビジョニングした Microsoft Windows 7 仮 想 デスクトップの VMware View 5.1 環 境 にリソースを 提 供 します VMware View 環 境 用 のサーバ ネットワーク ストレージ インフラストラクチャの 計 画 および 設 計 は 重 要 なステップ になります つまり デスクトップ ワークロードを 処 理 するために 密 度 と 規 模 の 両 方 に 関 してサーバ インフラストラク チャのサイズ 設 定 を 行 う 必 要 があり データ トラフィックの 急 増 を 処 理 できるようネットワーク インフラストラクチャをプ ロビジョニングする 必 要 があります また 共 有 ストレージでは 通 常 の 業 務 時 間 に 発 生 する 大 規 模 な I/O トラフィック のバーストを 吸 収 できる 必 要 があります コスト 効 率 がよく 予 測 可 能 なパフォーマンスを 仮 想 デスクトップ インフラストラクチャで 実 現 するには 以 下 の 条 件 を 満 たす 必 要 があります 各 サーバで 仮 想 デスクトップの 高 密 度 な 実 装 をサポート 仮 想 デスクトップの 数 を 増 やし 直 線 的 な 拡 張 が 可 能 スケールアウト 型 インフラストラクチャを 迅 速 にプロビジョニング 可 能 クラスタリング プロビジョニング ストレージの 相 互 接 続 ネットワークに 低 遅 延 の 高 帯 域 幅 の 通 信 を 提 供 クライ アントからの I/O 負 荷 のピーク 時 にも 速 やかな 応 答 を 維 持 したまま 対 応 ソリューションの 利 点 高 性 能 :Nimble Storage アレイと Cisco UCS の 組 み 合 わせは VMware View が 提 供 する 包 括 的 なデスクトッ プ 仮 想 化 機 能 を 扱 うのに 必 要 な 順 応 性 の 高 いパフォーマンスをコンパクトなサイズで 実 現 します この 統 合 プ ラットフォームは VDI に 求 められるインフラストラクチャのニーズに 対 応 した 強 力 な 性 能 を 備 えているため ブー ト ストームとログイン ストーム パッチ 運 用 アップグレードのいずれにおいても 良 質 なユーザ エクスペリエン スを 維 持 できます 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 10
ハイレベルな 統 合 :VMware View は リンクド クローンの 作 成 と 導 入 を 一 元 化 し デスクトップのアップグレード の 面 倒 な 作 業 から IT 部 門 を 解 放 します この 機 能 は Nimble Storage が 備 えるインライン 圧 縮 と 高 密 度 のコン ピューティングと Cisco UCS が 備 える 高 い I/O 能 力 を 補 うものです この 統 合 プラットフォームを 導 入 した IT 部 門 では エンドユーザ エクスペリエンスを 劣 化 させることなく 従 来 のソリューションと 比 較 してストレージ フットプ リントを 30 ~ 75 パーセント 削 減 しています 高 可 用 性 :Nimble Storage と Cisco UCS は いずれも 冗 長 構 成 コンポーネントを 完 備 しています シングル ポ イント 障 害 は 存 在 せず 予 防 的 なモニタリングとレポート 機 能 も 備 えています こうした 機 能 に 加 えて VMware vcenter は Nimble Storage の 効 率 的 なスナップショットをトリガーし インスタント バックアップと 迅 速 な 復 元 操 作 が 可 能 です その 結 果 エンドユーザ エクスペリエンスを 中 断 するケースは 少 なくなり ヘルプ デスクへの 問 い 合 わせ 件 数 も 減 少 します 需 要 に 応 じた 拡 張 :コンピューティング ファブリック ストレージ 仮 想 化 リソースを 1 つのアーキテクチャに 統 合 することで 小 規 模 な 導 入 から 開 始 して 水 平 方 向 へも 垂 直 方 向 へも 独 立 して 拡 張 できます これにより 必 要 に 応 じて 数 千 台 の 仮 想 デスクトップをサポートする 大 規 模 な 導 入 も 可 能 です Cisco UCS/Nimble Storage ソリューションに 搭 載 した VMware View 5 のアーキテクチャと 設 計 図 1 は サーバ ストレージ ネットワークに 使 用 した 基 本 のコンポーネントと 接 続 を 示 したものです アプライアンス ポートを 用 い 2 台 の Cisco UCS ファブリック インターコネクトを 介 して 1 台 の Nimble Storage アレイを Cisco UCS シャーシに 接 続 しました VMware インフラストラクチャのコンポーネントと VMware View のデスクトップは すべて Cisco UCS のブレードで 動 作 させました 図 1: ソリューションのトポロジ 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 11
Cisco UCS B230 M2(10 Gbps Cisco UCS) Nimble Storage CS220G-X2(10 Gbps iscsi) Active Directory DNS DHCP Microsoft KMS VMware View Planner VMware vcenter Microsoft SQL Server VMware View Composer VMware View Connect VMware View Infrastructure Cisco UCS B230 M2 1 台 あたり Microsoft Windows 7 デスクトップ X 150 デスクトップ X 1000 ブレード X 7 Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ この VMware View のテストは ブレード 1 台 あたり 約 150 台 のデスクトップをホストするように 構 成 された Cisco UCS ブレード システムで 実 施 されました デスクトップ 1000 台 を 目 標 としたテストでは 7 台 のブレードで VMware VDI サー バ クラスタを 構 成 しました 各 Cisco UCS B230 M2 ブレードの 構 成 は 以 下 のとおりです Intel Xeon E7-2870 2.4-GHz プロセッサ X 2( 合 計 20 コア) 256 GB の RAM Cisco UCS の 構 成 は 二 重 の 冗 長 10 Gbps 接 続 で Cisco ファブリック インターコネクトに 直 接 iscsi アレイとして つなぎ Nimble Storage と 接 続 しました このアーキテクチャならハードウェアを 最 も 効 率 よく 利 用 でき サーバ ネッ トワーク ストレージ ソリューションの 総 コスト(1 デスクトップあたりのコスト)を 低 く 抑 えることができます シャーシは 4 つの 10 Gbps ネットワーク 接 続 で 各 ファブリック インターコネクトに 接 続 しています 注 : この 構 成 では 2 台 のファブリック インターコネクトはアクティブ/パッシブです( 図 2) Nimble Storage と Cisco UCS を 接 続 するその 他 のシナリオについては 付 録 E を 参 照 してください 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 12
図 2: Cisco UCS ファブリック インターコネクトの 構 成 アクティブ/パッシブ ファブリック インターコネクト アクセス レイヤ スイッチ(Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチ)を 使 用 しない 構 成 では Nimble Storage アレイに 接 続 されるファブリック インターコネクトのポートがアプライアンス モードで 動 作 するように 構 成 する 必 要 があります ( 図 3) 図 3: Cisco UCS アプライアンス ポート モード:Nimble Storage データ ポート 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 13
このシャーシの Cisco UCS ブレード 7 台 で Microsoft Windows 7 デスクトップ 仮 想 マシンをホストし もう 1 台 の 別 の ブレードで 以 降 の 項 目 で 説 明 する 仮 想 インフラストラクチャの 中 核 サービスを 提 供 しました VMware vsphere 5 このテストでは VMware vsphere 5.0 Update 1 と View 5.1 を 展 開 しました また すべての Cisco UCS ブレー ドには ソリッド ステート ドライブ(SSD)に VMware ESX 5.0 Update 1 をインストールしました これは 構 築 する 環 境 を 極 力 簡 素 にするためです VDI のコンポーネントのサポートには VMware View インフラストラクチャのホスト ブレードを 使 用 しました VDI コン ポーネントには 以 下 に 挙 げる Microsoft Windows Server 2008 R2 仮 想 マシンが 含 まれます Microsoft Windows Active Directory ドメイン ネーム システム(DNS) ダイナミック ホスト コンフィギュレーショ ン プロトコル(DHCP) Microsoft Key Management Server(KMS) VMware vcenter Server VMware View Connection Server(View Manager) VMware View Composer Microsoft SQL Server(VMware インフラストラクチャのサポート 用 ) VMware View Planner 2.1 アプライアンス(Linux ベース 物 理 環 境 での 負 荷 テスト 用 ) デスクトップ 仮 想 マシンは 7 台 の 専 用 Cisco UCS B230 M2 ブレードで 構 成 される 仮 想 デスクトップ クラスタ 上 で 動 作 させました このテストで 使 用 したデスクトップの 構 成 は Microsoft Windows 7 Enterprise(x86-32 ビット) 仮 想 マ シン(RAM 1 GB 仮 想 CPU(vCPU) X 1 24 GB ディスク X 1)です デスクトップ アプリケーション 環 境 の 構 成 は 以 下 のとおりです Microsoft Office 2010(Word Excel PowerPoint) Microsoft Outlook Adobe Reader Mozilla Firefox 7-Zip ツール Microsoft Windows 7 のゴールデン イメージには VMware View Agent と VMware View Planner エージェントも 構 成 しました ゴールデン イメージの 構 成 は VMware View Planner のガイドに 記 載 されている 最 適 化 システム 設 定 その 他 の 構 成 要 件 に 準 拠 しました 具 体 的 な 設 定 については VMware View Planner Installation and User Guide, Version 2.1 (2011 年 10 月 24 日 )の 付 録 A を 参 照 してください 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 14
VMware View 5.1 デスクトップ 仮 想 マシンの 構 築 と 管 理 には VMware View 5.1 を 使 用 しました このテストでは ノンパーシステントな リンクドクローン フローティング デスクトップ 仮 想 マシンのプールを 使 用 しました VMware View プールの 具 体 的 な 定 義 は 本 書 末 尾 に 記 載 しています リンクドクローンというデスクトップ 仮 想 マシン 導 入 方 法 に 加 え VMware View 5.1 には VMware VSA テクノロジー も 採 用 されています これは VMware ESXi ホストの RAM のうち 少 量 を 指 定 したデスクトップの 読 み 取 り I/O 処 理 用 に コンテンツベースのリード キャッシュとして 利 用 するテクノロジーです VMware VSA は 各 VMware ESXi ホスト および 本 テストに 使 用 した 各 VMware View プールにつき 2 GB という 構 成 にしました VMware View Planner ワークロード テストには VMware View Planner ツールを 使 用 し 1000 台 の Microsoft Windows 7 デスクトップ 1 台 ず つにサンプルのワークロードをかけました VMware View Planner ツールでは さまざまな 構 成 でテストを 行 うことが 可 能 です このテストは VMware Rapid Desktop Program(RDP)のガイドラインに 沿 って 行 いました VMware View Planner で 作 業 負 荷 をかけた 結 果 は 定 常 状 態 の IOPS が 1 デスクトップあたり 7 ~ 10 という 典 型 的 な Microsoft Windows ベースのタスク ワーカーに 近 いものになっています Nimble Storage CS シリーズ このテストでは Nimble Storage システムの CS220G-X2 モデルを 使 用 しました このモデルは 物 理 容 量 12 TB(12 x 1 TB HDD)と SSD ベースのフラッシュ メモリ 640 GB そしてコントローラ 1 つにつき 2 つの 10 ギガビット イーサ ネット ネットワーク カード(NIC) 接 続 で 構 成 されています Nimble Storage CS220G-X2 は アクティブ/スタンバイ 冗 長 構 成 で 動 作 するコントローラを 2 つ 備 えています 1000 デスクトップの 仮 想 マシン ソリューションでは VMware Virtual Machine File System(VMFS)のデータストア 1 つあたりのデスクトップ 仮 想 マシン 数 が 50 を 超 えないように ストレージのボリュームを 構 成 しました 各 データストア のボリュームを 500 GB で 構 成 し ストレージ レベルでシン プロビジョニングを 行 い リンクドクローン レベルでは 通 常 のデスクトップ プロビジョニング 用 に 大 容 量 を 提 供 しました 次 に Nimble Storage アプライアンスを 20 の 500 GB iscsi ボリュームで 構 成 し VMware レベルで 20 の 個 別 のデータストアを 作 成 しました Cisco UCS ブレードはそれ ぞれ 各 ボリュームに 共 用 アクセスし VMware View のプール 均 等 割 り 当 てで 各 ボリュームには 約 50 のデスクトップ リンクドクローン 仮 想 マシンを 割 り 当 てました Nimble Storage ソリューションにマッピングされた VMware View のストレージ コンポーネントについては そのデスク トップに 関 するものすべてを 同 じデータストア 内 に 存 在 させる 簡 素 で 管 理 が 容 易 なアプローチを 採 用 しました Nimble Storage では VMware View のさまざまなストレージ アーティファクトを 異 なるストレージ 階 層 やロケーション に 隔 離 する 必 要 はありません また CASL ファイル システムは ブート ストームを 含 む VDI のワークロードに 耐 えら れるよう 最 適 化 されています ブート ストーム 中 仮 想 デスクトップのレプリカ イメージが 組 み 込 み SSD に 自 動 的 に キャッシュされるため VMware VSA 用 の 各 VMware ESX ホスト の RAM を 読 み 込 むアクセス 時 間 を 短 縮 できます その 結 果 大 量 の 仮 想 デスクトップが 同 時 にブートしても ブートにかかる 時 間 は 大 幅 に 短 縮 されます エンドユーザ がランダムにアプリケーションにアクセスする 定 常 状 態 での 動 作 時 には CASL の 書 き 込 み 融 合 テクノロジーで ラン ダムな 書 き 込 み I/O も 最 適 化 されます ソリューションの 検 証 サーバ:Cisco UCS Cisco UCS B230 M2 ブレード サーバは 複 数 の 仮 想 NIC(vNIC)インターフェイスで 構 成 され 管 理 トラフィック VDI デスクトップ トラフィック iscsi データ トラフィックを 分 離 可 能 にしました 標 準 的 なサーバ サービス プロ ファイルを 図 4 に 示 します 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 15
図 4: Cisco UCS ブレード サーバ vnic の 構 成 各 Cisco UCS ブレード サーバは 5 つの vnic インターフェイスを 持 つよう 構 成 しています VMware ESX vswitch ネットワークの 構 成 は 以 下 のとおりです( 図 5 ~ 8) vswitch0( 管 理 ネットワーク) vmnic0 vswitch1(iscsi データ トラフィック) vmnic1 および vmnic2(チーミングなし VMware ESX ソフトウェア iscsi マルチパスは PSP_Round Robin アルゴリズムで 有 効 化 ) vswitch2( 仮 想 デスクトップ トラフィック) vmnic3 および vmnic4( 負 荷 分 散 およびフェールオーバー 用 にチーミング) 図 5: VMware ネットワークの 構 成 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 16
図 6: VMware iscsi ポート 1 の 構 成 の 詳 細 図 7: VMware iscsi ポート 2 の 構 成 の 詳 細 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 17
図 8: VMware デスクトップ 仮 想 マシン ネットワークの 構 成 の 詳 細 ストレージ:Nimble Storage CS シリーズ 以 下 の 図 に 示 すように Nimble Storage CS220G-X2 は Cisco UCS VDI クラスタに 提 示 される 複 数 のボリューム で 構 成 されています 20 のボリュームはそれぞれ シン プロビジョニングした 500 GB の iscsi SAN ストレージ VMFS データストアとして 構 成 しました Cisco UCS ブレードの iscsi イニシエータは 1 つのイニシエータ グループ 内 で 定 義 し 管 理 とプレゼンテーションを 容 易 にしました Nimble Storage ではすべてのホスト イニシエータの iscsi Qualified Name(IQN)を 単 一 のグルー プにグループ 化 できるため 複 数 の VMware ESX ホスト イニシエータ グループにストレージをプロビジョニングする 必 要 がなくなります 同 じボリューム グループを 共 有 する VMware ESX ホスト クラスタでパフォーマンス ポリシー 設 定 とボリューム プレゼンテーションの 一 貫 性 が 損 なわれるのを 防 ぐことができるこのアプローチは VMware vsphere 環 境 のベストプラクティス 推 奨 案 です 図 9 は この VDI 環 境 で 同 一 のイニシエータ グループを 共 有 するすべての VMware ESX ホストのグループを 示 したものです イニシエータ グループは ブレードが 形 成 する VMware ESX クラ スタを 表 す 統 合 された 1 つのグループ 内 にある 各 ブレードの iscsi イニシエータの IQN 情 報 を 追 加 することで 構 築 されます 図 9: Nimble Storage iscsi イニシエータの 設 定 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 18
続 いて この 20 の VMFS データストアで 個 別 の VMware View プールを 構 成 しました 詳 細 は 付 録 D: VMware View プールの 詳 細 を 参 照 してください( 図 10) 図 10: Nimble Storage のボリューム 管 理 VDI:VMware VMware vsphere と VMware View の 環 境 には VDI の 構 成 用 に VMware ESXi ホストのクラスタを 1 つ 設 定 しました ( 図 11) 図 11: VDI クラスタの 構 成 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 19
テスト 方 法 と 結 果 Nimble Storage CS220G-X2 アレイで 最 大 1000 台 のデスクトップ 仮 想 マシンを 動 作 させる 能 力 を 検 証 するため VMware View Planner を 用 いてさまざまな 構 成 についてサンプル テストを 行 いました テストの 目 的 は リファレン ス ワークロードを 処 理 させた 状 態 で このストレージ インフラストラクチャを 実 行 し 測 定 を 行 うことです テストに 用 いたワークロードは 以 下 のとおりです 5 つの VMware View プールに 200 ずつ 構 成 したデスクトップ 仮 想 マシン X 1000 Cisco UCS と VMware のクラスタにブレード サーバ 7 台 VMware View のクラスタ リソース プール 割 り 当 て に 基 づき それぞれ 約 143 の 仮 想 マシンを 稼 働 1000 台 の 仮 想 デスクトップすべてをノンパーシステントなフローティング プールに 構 成 (タスク ワーカーが 使 用 し 1 日 中 ランダムにワークロードが 発 生 する ノンパーシステントなデスクトップに 相 当 ) 図 12 のワークロード プロファイルが 示 すとおり 一 般 的 な VMware View Planner の 構 成 には 実 行 するアプリ ケーション 一 式 と ワークロード プロファイルを 実 行 する 仮 想 マシン 一 式 が 含 まれます 図 12 は Nimble Storage と Cisco UCS の VDI ソリューションをテストする 際 に 使 用 した VMware View Planner Workload Profile と VMware View Planner Run Definition の 例 です 今 回 のテストでは ワークロード プロファイルですべてのアプリケーションを 選 択 し [Multimedia Application] の 値 は Fast に 設 定 しました [Iterations] の 値 は テスト 中 の 個 々のデスクトップ ワークロードの 上 下 変 動 を 考 慮 して 7 以 上 に 設 定 する 必 要 があります 定 常 状 態 の 測 定 でも 5 に 設 定 します [Think Time] では デスクトップ アクティビティの 強 度 を 設 定 します 各 ユーザ セッションが 次 のワークロード プロ ファイル タスクに 移 るまで 待 機 する 間 隔 の 平 均 を 5 ~ 20 までの 値 で 指 定 します 平 均 的 な 使 用 例 を 想 定 したデ スクトップ 1000 台 のテストでは [Think Time] の 値 を 20 に 設 定 しました 上 記 のような 実 行 プロファイルの 特 性 は 1 ユーザあたり 7 ~ 10 IOPS を 想 定 したもので 概 算 すると タスク ワー カー(3 ~ 7 IOPS)とナレッジワーカー(7 ~ 10 IOPS)の 中 間 のユーザに 相 当 します 図 12: VMware View Planner でのワークロードと 実 行 プロファイルの 設 定 ブートとログインのシナリオ VMware View Planner ツールでは テスト 中 ブートとログインのシーケンスを 順 序 正 しくコントロールできます ブー ト プロセスのテストには 2 つの 主 要 なオプションがあり テストを 開 始 するたびに 各 仮 想 マシンを 新 規 の 状 態 にリセッ トするか あるいは すでにブートが 完 了 しているデスクトップ 一 式 に 対 して VMware View Planner で 設 定 したワー クロードを 実 行 するかを 選 択 できます 今 回 のテストでは ワークロード テストを 1 回 行 うごとに ワークロード 処 理 前 にデスクトップ 仮 想 マシンを 手 動 でリセットしました このアプローチにより 実 際 のデスクトップ ワークロードの 処 理 の 測 定 とは 別 に ブートとログイン プロセスの 測 定 が 可 能 になりました 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 20
Cisco UCS ブレード 7 台 で 1 つの VMware クラスタを 構 成 し VMware View のプールとデータストアをセット 内 で 共 有 するアプローチでは 環 境 の 管 理 は 大 幅 に 簡 素 化 され コンピューティング 資 産 の 適 切 な 配 分 が 可 能 になります デスクトップ 1000 台 がブートし VMware View Planner のエージェントがログインするまでにかかった 時 間 は 合 計 約 30 分 でした この 時 間 は VMware View Administrator の VMware View Agent 登 録 と VMware View Planner アプライアンスの VMware View Planner Agent 登 録 の 完 了 をもって 測 定 したものです その 際 デスクトップ セッショ ンは 動 作 状 態 までブートした 後 自 動 的 にテスト ユーザ( 管 理 者 )としてログインし 続 いて VMware View Planner ハーネスに 接 続 しました このユーザ 登 録 は 若 干 時 間 がかかるものの テスト 対 象 のデスクトップ 仮 想 マシンのレディ 状 態 をモニタできます 図 13 の 3 つのグラフは ブート ストーム 中 の Nimble Storage アプライアンスへの 影 響 を 示 したものです MBps のスループット IOPS キャッシュ ヒット これらのグラフを 見 ると このストレージ インフラストラクチャは 予 定 の 仕 様 を 十 分 満 たす 形 でデータを 処 理 しているこ とが 分 かります テスト 対 象 のシステムは さまざまな 種 類 を 含 むワークロードで 15,000 IOPS を 達 成 しています ラ ンダムな 読 み 込 み 動 作 のキャッシュ ヒット 率 も 安 定 しており 85 パーセントという 理 想 のしきい 値 を 超 えています ス ループットは デスクトップ 仮 想 マシンからの I/O 率 とブロックサイズの 結 果 です 図 13: Nimble Storage のブート ストーム: 定 常 状 態 のパフォーマンス 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 21
定 常 状 態 のシナリオ このように 定 常 状 態 への 移 行 は デスクトップのワークロードをサポートするのに 必 要 なランダムな 読 み 込 み 動 作 の 件 数 に 大 きな 変 化 をもたらします VMware View Planner のワークロード プロファイルで 定 義 したさまざまなタスクへ デスクトップ 仮 想 マシンが 移 るにつれて ランダムな 書 き 込 み 動 作 はランダムな 読 み 込 み I/O 動 作 の 3 ~ 4 倍 という 圧 倒 的 な 量 を 占 めるようになります 図 14 を 見 ると ワークロードが 定 常 状 態 に 近 づいても Cisco UCS ブレード システムの 各 ブレードの CPU 使 用 率 は 理 想 的 なパフォーマンスの 枠 内 に 収 まっていることが 分 かります 図 14: Cisco UCS ブレード: 定 常 状 態 のワークロード まとめ Cisco UCS B シリーズ サーバ Nimble Storage CS220G-X2 アレイ VMware View 5.1 を 使 用 した VDI ソリュー ションのテストを 行 った 結 果 最 大 1000 台 の 平 均 的 なワーカー デスクトップを 稼 働 させる VDI シナリオでも 堅 牢 か つシンプルな 構 成 が 可 能 であることが 分 かりました 関 連 情 報 http://www.nimblestorage.com/blog/technology/smartstack-vdi-architecture-from-cisco-nimble-storage-and-v mware/ [ 英 語 ] http://info.nimblestorage.com/cisco-vmware-nimblestorage-solutions.html [ 英 語 ] 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 22
付 録 A: 部 品 表 表 1 は このテストの 部 品 表 (BOM)です 表 1: 部 品 表 ベンダー コンポーネントのモデル( 数 ) ソフトウェアまたは OS のバージョン シスコ Cisco UCS B230 M2 Blade Server(8) リリース 2.0(3c) Cisco UCS 2200 シリーズ ファブリック エクステンダ Cisco UCS 5108 ブレード サーバ シャーシ Cisco UCS 6248 48 ポート ファブリック インターコネクト(2) Nimble Storage Nimble Storage CS220G-X2(1) リリース 1.4.1.0 VMware VMware vsphere ESXi VMware ESXi 5.0 Update 1 VMware vsphere vcenter Server Standard VMware vcenter 5.0 Update 1 VMware View Premier VMware View 5.1 VMware View Planner(オプション) リリース 2.1 付 録 B:VMware esxtop のグラフ ブート ストーム 時 の Cisco UCS パフォーマンス グラフ デスクトップ 1000 台 のブートとログインは 約 30 分 で 完 了 しました 動 作 のサンプリングは 1 台 の Cisco UCS B230 M2 ブレード サーバについて VMware esxtop で 行 いました( 図 15 ~ 20) 図 15: ブート ストーム 時 の Cisco UCS CPU 使 用 率 :コア 使 用 率 ( 合 計 ) 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 23
図 16: ブート ストーム 時 の Cisco UCS 非 カーネル メモリ 使 用 図 17: ブート ストーム 時 の iscsi 送 信 (MBps):マルチパス I/O(MPIO) 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 24
図 18: ブート ストーム 時 の iscsi 受 信 (MBps):MPIO 図 19: ブート ストーム 時 の 仮 想 マシン ネットワーク 送 信 動 作 (MBps) 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 25
図 20: ブート ストーム 時 の 仮 想 マシン ネットワーク 受 信 動 作 (MBps) 定 常 状 態 の Cisco UCS パフォーマンス グラフ Cisco UCS B230 M2 ブレード サーバに 対 し デスクトップ 1000 台 へのテスト ワークロードの 展 開 を 含 む 約 2 時 間 を VMware esxtop でサンプリングしました( 図 21 ~ 26) 図 21: 定 常 状 態 の Cisco UCS CPU 使 用 率 :コア 使 用 率 ( 合 計 ) 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 26
図 22: 定 常 状 態 の Cisco UCS 非 カーネル メモリ 使 用 図 23: 定 常 状 態 の iscsi 送 信 動 作 (MBps):MPIO 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 27
図 24: 定 常 状 態 の iscsi 受 信 動 作 (MBps):MPIO 図 25: 定 常 状 態 の 仮 想 マシン ネットワーク 送 信 動 作 (MBps) 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 28
図 26: 定 常 状 態 の 仮 想 マシン ネットワーク 受 信 動 作 (MBps) 付 録 C:Nimble Storage のパフォーマンス グラフ ブート ストーム 時 のストレージ パフォーマンス グラフ デスクトップ 1000 台 のブートとログインは 約 30 分 で 完 了 しました( 図 27 ~ 30) 図 27: ブート ストーム 時 のストレージ プロセッサ(CPU) 使 用 率 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 29
図 28: ブート ストーム 時 のストレージ IOPS 図 29: ブート ストーム 時 の 平 均 読 み 取 り 遅 延 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 30
図 30: ブート ストーム 時 の 平 均 書 き 込 み 遅 延 定 常 状 態 のストレージ パフォーマンス グラフ デスクトップ 1000 台 へのテスト ワークロードの 展 開 を 含 む 約 2 時 間 をモニタしました( 図 31 ~ 34) 図 31: 定 常 状 態 のストレージ プロセッサ(CPU) 使 用 率 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 31
図 32: 定 常 状 態 のストレージ IOPS 図 33: 定 常 状 態 の 平 均 読 み 取 り 遅 延 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 32
図 34: 定 常 状 態 の 平 均 書 き 込 み 遅 延 付 録 D:VMware View プールの 詳 細 VMware View のプールは 自 動 化 された リンクドクローンのフローティング プールとして 構 成 しました 5 つの VMware View プールのそれぞれに 200 台 のデスクトップを 作 成 し 1000 台 のデスクトップをテストしました( 図 35) 図 35: VMware View プールの 構 成 各 プールには VMware ESXi ホストに 提 示 された Nimble Storage のボリュームから 個 別 のデータストアを 4 つプロビ ジョニングしました レプリカと OS ディスクは 同 じデータストア 内 に 配 置 しました( 図 36) 図 36: View プール ストレージの 構 成 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 33
すべてのデスクトップは 最 初 にプロビジョニングし テスト 開 始 前 の 個 別 のプロビジョニング 期 間 中 に 作 成 しました 一 部 のテスト ケースでは ディスポーザブル ディスクは 選 択 していません VMware View 5.1 の VSA 機 能 も 選 択 しました テスト フェーズ 中 は 他 のテストや 測 定 アクティビティに 干 渉 しな いよう サービス 停 止 時 間 ([Blackout times])を 使 用 しました( 図 37) 図 37: VMware View Storage Accelerator の 選 択 その 他 の VMware View プールの 設 定 には すべてデフォルト 値 または VMware View Planner Installation and Users Guide で 指 定 されている 値 を 用 いました 付 録 E:Nimble Storage と Cisco UCS の 接 続 オプション オプション 1:コントローラとファブリック インターコネクトを 接 続 する 各 Nimble Storage コントローラ(A と B)を 個 別 の Cisco UCS ファブリック インターコネクト(A と B)に 接 続 します この 設 定 だと Nimble Storage アレイは 完 全 冗 長 MPIO をサポートできますが ファブリック インターコネクトまたはア レイ コントローラに 障 害 が 起 きた 際 手 動 での 介 入 が 必 要 になります iscsi vnic の 構 成 はシンプルです 図 38 は このソリューションを 図 で 示 したものです 図 38: コントローラとファブリック インターコネクトの 接 続 方 法 オプション 2:コントローラとファブリック インターコネクトを 相 互 接 続 する 各 Nimble Storage コントローラ(A と B)のパス 1 つを 個 別 の Cisco UCS ファブリック インターコネクト(A と B)に 接 続 します この 設 定 では 低 レベルのパス フェールオーバーをサポートできますが Nimble Storage アレイで MPIO を 利 用 する 機 能 が 若 干 低 下 します iscsi vnic の 構 成 は やや 複 雑 になります 図 39 は このソリューションを 図 で 示 したものです 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 34
図 39: コントローラとファブリック インターコネクトの 相 互 接 続 方 法 オプション 3:アクセス レイヤ スイッチを 接 続 する 各 Nimble Storage コントローラ(A と B)のパス 1 つを 個 別 のアクセス レイヤ スイッチ(1 と 2)に 接 続 し アクセス レ イヤ スイッチを Cisco UCS ファブリック インターコネクト(A と B)に 接 続 します この 設 定 では 最 も 堅 牢 なソリューショ ンを 実 現 でき パス フェールオーバーをサポートできるうえ Nimble Storage アレイで MPIO をフルに 利 用 できます iscsi vnic の 構 成 はシンプルです 図 40 は このソリューションを 図 で 示 したものです 図 40: アクセス レイヤ スイッチの 接 続 方 法 2012 Cisco Nimble Storage VMware. All rights reserved. Page 35
VMware は VMware, Inc. の 米 国 およびその 他 の 司 法 管 轄 区 域 における 登 録 商 標 または 商 標 です 本 書 に 記 載 する その 他 のマーク 名 称 は それぞれの 会 社 の 商 標 です Nimble Storage と CASL は Nimble Storage, Inc. の 商 標 または 登 録 商 標 です
2013 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco Cisco Systems およびCisco Systemsロゴは Cisco Systems, Inc.またはその 関 連 会 社 の 米 国 およびその 他 の 一 定 の 国 における 登 録 商 標 または 商 標 です 本 書 類 またはウェブサイトに 掲 載 されているその 他 の 商 標 はそれぞれの 権 利 者 の 財 産 です パートナー または partner という 用 語 の 使 用 はCiscoと 他 社 との 間 のパートナーシップ 関 係 を 意 味 するものではありません (0809R) この 資 料 に 記 載 された 仕 様 は 予 告 なく 変 更 する 場 合 があります C07-719522-00JA 13.11 シスコシステムズ 合 同 会 社 107-6227 東 京 都 港 区 赤 坂 9-7-1 ミッドタウン タワー http://www.cisco.com/jp お 問 い 合 わせ 先 :シスコ コンタクトセンター 0120-092-255(フリーコール 携 帯 PHS 含 む) 電 話 受 付 時 間 : 平 日 10:00~12:00 13:00~17:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/ お 問 い 合 わせ 先