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2 県 公 立 高 校 の 合 格 者 は このように 決 まる (1) 選 抜 の 仕 組 み 選 抜 の 資 料 選 抜 の 資 料 は 主 に 下 記 の3つがあり 全 高 校 で 使 用 する 共 通 の ものと 高 校 ごとに 決 めるものとがあります 1 学 力 検 査 ( 国 語 数

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

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企 業 の 採 用 予 定 数 採 用 予 定 数 は 増 やす と 回 答 した 企 業 が 減 らす と 回 答 した 企 業 を3 年 連 続 上 回 り 採 用 は 増 加 傾 向 にある 特 に 非 上 場 非 製 造 において 採 用 数 を 増 やす と 回 答 する 割 合 が 大

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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わない (1) そう 思 う (2)のそれぞれ3 段 階 で 回 答 をしてもらった その 結 果 を 次 節 で 数 値 に 換 算 している 4. 調 査 の 結 果 と 考 察 4.1 学 習 上 の 困 難 点 全 体 的 な 傾 向 表 1 漢 字 の 学 習 困 難 点 (

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経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

埼 玉 県 入 間 郡 三 芳 町 大 字 藤 久 保 1100 番 地 1 三 芳 町 役 場 本 庁 舎 4 階 ウ 提 出 方 法 : 持 参 または 郵 送 による 提 出 とする ただし 提 出 期 限 必 着 とし 郵 送 の 場 合 は 必 ず 到 着 を 確 認 するものとする (3

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4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

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第 3 節 結 果 1. 調 査 票 の 回 収 324 か 所 から 回 答 を 得 た ( 回 収 率 29.5%) 一 般 診 療 所 総 数 回 答 数 回 収 率 (%) 大 津 湖 南 甲 賀 東 近 江

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市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

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Transcription:

第 3 章 障 害 者 の 配 置 転 換 昇 進 の 現 状 と 課 題 ~ 障 害 者 の 雇 用 管 理 との 関 連 から~ 1 障 害 者 のキャリア 形 成 と 企 業 内 異 動 1.1 配 置 転 換 通 常 人 事 管 理 の 世 界 では 職 務 に 従 業 員 を 配 置 することを 配 置 管 理 といい その 中 には 従 業 員 が 企 業 内 で 異 なる 職 務 や 部 門 へ 異 動 する 配 置 転 換 を 含 んでいる また 役 職 などの 社 内 地 位 資 格 の 上 への 異 動 を 昇 進 という 配 置 転 換 を ヨコ の 異 動 昇 進 を タテ の 異 動 という 分 け 方 をする 場 合 もある 今 野 浩 一 郎 (1996)によると 日 本 企 業 は 従 業 員 にいろいろな 職 務 部 門 を 経 験 させる 配 置 転 換 を 通 してキャリアを 積 んでいかせることに 大 きな 特 徴 があるという もっとも 配 置 転 換 には 従 業 員 の 能 力 開 発 のために 異 動 ばかりでなく 業 務 ニーズと 人 員 配 置 の 不 整 合 を 調 整 するための 組 織 上 の 都 合 による 異 動 の 両 方 があり 後 者 の 場 合 必 ずしも 従 業 員 のキャリア 形 成 につながらない しかし これまで 日 本 企 業 の 多 くは 曖 昧 な 職 務 概 念 を 前 提 にして 頻 繁 な 配 置 転 換 による 社 内 人 材 調 整 の 柔 軟 性 を 確 保 従 業 員 の 能 力 開 発 あるいは 多 能 工 化 に 成 功 してきたといわれている 1.2 昇 進 役 職 などへの 昇 進 は とくに 年 功 的 な 仕 組 みをもつ 昇 進 管 理 の 場 合 従 業 員 の 高 齢 化 や 組 織 規 模 拡 大 の 停 滞 などによってポスト 不 足 という 問 題 を 生 み 出 す しかし もともと 企 業 内 昇 進 には 1 従 業 員 の 育 成 キャリア 形 成 という 機 能 2 従 業 員 が 企 業 によって 選 抜 されること 3 従 業 員 の 貢 献 に 対 する 報 酬 処 遇 で 動 機 づけを 行 う この3つの 側 面 がある( 佐 藤 博 樹 藤 村 博 之 八 代 充 史 :1999) つまり 従 業 員 のキャリア 形 成 のプロセスそのものの1つ また キャリア 形 成 の 中 間 点 での 評 価 という 見 方 が できるだろう 本 章 では 障 害 者 のキャリア 形 成 に 関 する 研 究 会 / 障 害 者 職 業 総 合 センター(2002)の 障 害 者 のキャ リア 形 成 に 関 する 調 査 集 計 結 果 報 告 書 ~ 集 計 結 果 資 料 編 ~ を 中 心 に 再 集 計 結 果 データを 含 め キャリ ア 形 成 にとって 重 要 な 企 業 内 における 障 害 者 の 配 置 転 換 と 昇 進 の 実 態 及 び 問 題 点 の 検 討 を 行 う -53-

2 企 業 における 配 置 転 換 と 昇 進 の 実 施 状 況 ~ 事 業 所 調 査 から~ 2.1 企 業 における 配 置 転 換 の 類 型 と 実 施 状 況 企 業 内 における 障 害 者 の 配 置 転 換 昇 進 の 現 状 を 把 握 するために 図 1の 通 り6つの 異 動 のタイプに ついて 調 査 した 配 置 転 換 に 関 しては 企 業 内 での 異 動 場 所 の 範 囲 から1 事 業 所 間 の 異 動 2 事 業 所 内 の 部 課 間 の 異 動 の2つ 職 務 に 必 要 とされる 技 能 知 識 レベルから3より 困 難 な 仕 事 への 異 動 4 同 レ ベルでの 異 なる 仕 事 への 異 動 5より 楽 な 易 しい 仕 事 への 異 動 の3つ 昇 進 に 関 しては6 現 場 監 督 者 ( 含 む 係 長 班 長 )の1つを 質 問 した 図 1 障 害 者 を 対 象 とする 配 置 転 換 昇 進 の 実 施 状 況 図 1は 障 害 者 を 対 象 としてこれまでに6つの 異 動 タイプそれぞれについて 実 施 したことがある 事 業 所 の 比 率 をあらわしている ここでは1 人 でも 該 当 者 がいれば 異 動 を 実 施 したことになる もっとも 多 いタイプは 同 じレベルで 異 なる 仕 事 への 配 置 転 換 で 47% これと 同 じくらい 多 いのが 事 業 所 内 の 部 門 間 の 異 動 (46%)である 現 場 監 督 者 ( 含 む 係 長 班 長 )への 昇 進 を 実 施 している 事 業 所 は 24%にすぎない 図 2は 異 動 の 該 当 者 が ほとんどの 人 か それとも 一 部 の 人 か についてみたものであるが どの 異 動 タイプも 一 部 の 人 が 対 象 となっている 事 業 所 が 多 いことがわかる -54-

図 2 障 害 者 を 対 象 とする 配 置 転 換 昇 進 の 実 施 状 況 2.2 企 業 における 配 置 転 換 の 効 果 障 害 者 の 入 社 後 における 配 置 転 換 昇 進 含 む 企 業 内 異 動 の 効 果 についてみるため ここでは 事 業 所 ( 回 答 者 は 職 業 生 活 相 談 員 )が 一 般 的 に 入 社 後 の 仕 事 の 質 や 能 力 の 伸 びの 評 価 をどのようにしているか ( 事 業 所 調 査 票 問 17) とくに 異 動 と 関 連 すると 思 われる 項 目 と 実 施 した 異 動 の 有 無 との 関 係 につい てみておこう 図 3-1は6つの 異 動 タイプの 実 施 の 有 無 別 に 職 務 経 験 で 能 力 の 拡 大 質 の 向 上 があった と 回 答 した 事 業 所 の 比 率 をみたものである ほとんどの 人 を 対 象 として 異 動 を 実 施 した 事 業 所 ほど 職 務 経 験 で 能 力 の 拡 大 質 の 向 上 があった と 回 答 した 比 率 が 高 くなるという 全 般 的 傾 向 がみられる つまり 異 動 の 実 施 がプラスの 評 価 をもたらしている 可 能 性 が 高 いことを 示 している -55-

(N=519) 図 3-1 入 社 後 の 仕 事 の 質 や 能 力 の 伸 びの 評 価 (1) ~ 職 務 経 験 で 能 力 の 拡 大 質 の 向 上 があった と 回 答 した 事 業 所 の 比 率 ~ (N=519) 図 3-2 入 社 後 の 仕 事 の 質 や 能 力 の 伸 びの 評 価 (2) ~ 総 合 的 に 能 力 や 仕 事 の 質 の 向 上 がみられた と 回 答 した 事 業 所 の 比 率 ~ 図 3-2は6つの 異 動 タイプの 実 施 の 有 無 別 に 総 合 的 に 能 力 や 仕 事 の 質 の 向 上 がみられた と 回 答 した 事 業 所 の 比 率 をみたものである ここでは 総 合 評 価 を 回 答 させているので 配 置 転 換 や 昇 進 などの 異 動 経 験 がその 評 価 にすべてに 影 響 を 与 えているわけではないことに 留 意 されたい しかし 前 述 の 図 -56-

3-1と 同 様 に ほとんどの 人 を 対 象 として 異 動 を 実 施 した 事 業 所 ほど 総 合 的 に 能 力 や 仕 事 の 質 の 向 上 がみられた と 回 答 した 比 率 が 高 くなるという 全 般 的 傾 向 が 確 認 できる つまり 異 動 の 実 施 が 総 合 評 価 の 点 でもプラスの 効 果 をもたらしている 可 能 性 が 高 いことを 示 している 3 企 業 内 異 動 の 経 験 者 ~ 従 業 員 個 人 調 査 から~ 3.1 配 置 転 換 と 昇 進 の 経 験 者 採 用 した 障 害 者 に 対 する 事 業 所 の 配 置 転 換 や 昇 進 の 実 施 状 況 は 前 述 の 図 1 図 2に 示 した 今 度 は 本 調 査 の 対 象 になった 障 害 者 個 々 人 が 入 社 以 降 現 在 までの 期 間 に 経 験 した 配 置 転 換 や 昇 進 の 経 験 をみる と 図 4に 示 すとおりとなっている 従 業 員 個 人 調 査 で 使 用 した 配 置 転 換 の5つのタイプは 前 述 した 事 業 所 調 査 と 同 じである 図 5によ ると 同 レベルで 異 なる 仕 事 への 配 置 転 換 の 経 験 者 比 率 が 33%と 最 も 高 い 比 率 を 示 している つい で 事 業 所 内 の 部 課 間 異 動 の 28%である この 順 位 は 事 業 所 調 査 の 結 果 と 同 じで この2つのタイ プの 配 置 転 換 が 多 いことを 示 しているとみてよいだろう より 困 難 な 仕 事 への 配 置 転 換 や 事 業 所 間 異 動 は それぞれ 18% 17%と1/5にも 満 たない 図 4の 昇 進 については 従 業 員 個 人 調 査 では 現 場 監 督 者 や 管 理 職 への 昇 進 と 前 述 の 事 業 所 調 査 と 比 べ 広 いことに 留 意 されたい 現 場 監 督 者 や 管 理 職 への 昇 進 の 経 験 者 は 12%と 少 ない 図 4 配 置 転 換 昇 進 の 経 験 者 比 率 -57-

3.2 年 齢 障 害 種 類 障 害 程 度 別 にみた 配 置 転 換 と 昇 進 の 経 験 者 配 置 転 換 や 昇 進 の 経 験 者 の 比 率 を 年 齢 障 害 種 類 障 害 程 度 別 に 見 ると 表 1の 通 りで おおまかに 次 の 点 が 指 摘 できる 表 1 年 齢 階 層 障 害 種 類 障 害 程 度 雇 用 形 態 別 配 置 転 換 昇 進 の 経 験 者 比 率 % ( 人 数 ) 配 置 転 換 管 理 職 事 業 所 間 現 場 監 督 同 レベル より 楽 な 事 業 所 内 より 困 難 ( 含 む 係 で 異 なる 易 しい 仕 部 課 間 な 仕 事 へ 長 班 長 ) 仕 事 へ 事 へ への 昇 進 合 計 17.2 27.8 17.9 32.5 8.8 12.0 (281) (455) (293) (532) (144) (197) 年 齢 階 層 29 歳 以 下 8.0 18.8 14.2 30.5 9.4 1.6 30~40 歳 代 19.6 32.2 21.3 36.9 9.7 11.9 50 歳 以 上 22.3 29.7 15.9 26.9 6.7 23.6 障 害 の 種 類 身 体 障 害 19.4 32.3 19.9 33.1 7.3 15.1 視 覚 13.0 16.3 15.2 20.7 4.3 20.7 聴 覚 言 語 14.2 27.8 17.0 33.2 13.4 6.5 肢 体 不 自 由 22.6 37.4 22.3 34.6 5.1 17.9 内 部 22.4 30.8 19.6 34.3 4.2 19.6 知 的 障 害 8.5 12.3 11.9 32.7 12.9 0.3 精 神 障 害 15.0 10.0 15.0 35.0 25.0 0.0 障 害 の 程 度 重 度 15.3 28.4 18.5 34.5 9.9 13.6 重 度 以 外 18.5 29.8 18.4 33.6 7.9 12.7 雇 用 形 態 正 社 員 20.3 33.3 21.3 36.8 8.4 16.3 非 正 社 員 10.5 16.6 10.5 24.5 9.4 2.5 1 配 置 転 換 のタイプとして 多 くみられる 同 レベルで 異 なる 仕 事 へ は 中 年 期 非 正 社 員 よりも 正 社 員 で 多 くみられる このタイプの 経 験 者 比 率 は 視 覚 障 害 者 でとくに 低 いが それ 以 外 の 障 害 種 類 では 余 り 差 異 がみられない また 障 害 程 度 による 差 異 も 小 さい 2 次 の 多 くみられたタイプである 事 業 所 内 部 課 間 も 上 記 と 同 様 な 傾 向 がみられるが 障 害 種 類 による 差 異 が 大 きい つまり このタイプの 経 験 者 比 率 は 視 覚 障 害 以 外 でも 聴 覚 言 語 知 的 障 害 精 神 障 害 で 低 いことが 目 に 付 く 3 経 験 者 は 少 ないが より 困 難 な 仕 事 へ のタイプは 中 年 期 正 社 員 肢 体 不 自 由 で とくに 経 験 者 比 率 が 高 くなっていることが 注 目 される -58-

4 管 理 職 現 場 監 督 者 への 昇 進 は 年 齢 階 層 が 高 くなるほど 経 験 者 比 率 が 高 くなる 傾 向 が 顕 著 であ る また 正 社 員 が 非 正 社 員 よりもその 比 率 が 高 く その 差 が 大 きいことも 特 徴 である 障 害 の 程 度 よりも 種 類 による 差 異 が 大 きく 視 覚 障 害 が 高 い 比 率 を 示 しているのに 対 して 平 均 年 齢 が 若 い 知 的 障 害 や 精 神 障 害 ではきわめて 低 い 3.3 配 置 転 換 と 昇 進 の 経 験 者 の 仕 事 評 価 配 置 転 換 や 昇 進 の 経 験 者 は 少 ないが その 経 験 の 有 無 別 でこれまでの 仕 事 に 対 する 自 己 評 価 や 職 業 生 活 の 満 足 度 についてみておこう 仕 事 に 対 する 自 己 評 価 や 職 業 生 活 の 満 足 度 の 評 価 が 配 置 転 換 や 昇 進 経 験 者 で 未 経 験 者 よりも 高 くなるなら 配 置 転 換 や 昇 進 の 経 験 がプラス 効 果 に 影 響 したとみることがで きるからである 図 5-1は これまでの 仕 事 経 験 の 自 己 評 価 項 目 の1つで 仕 事 や 技 能 の 幅 の 広 がりについてみたも のである 配 置 転 換 や 昇 進 の 経 験 者 が 未 経 験 者 と 比 べ 仕 事 や 技 能 の 幅 の 広 がりに 対 してプラスに 評 価 している 人 が 多 くいることがわかる それだけ 配 置 転 換 や 昇 進 がプラス 効 果 に 影 響 したということがで きるだろう 配 置 転 換 として 多 いタイプである 同 レベルでの 異 なる 仕 事 へ や 事 業 所 内 の 部 門 間 についても そのことはあてはまる また 現 場 監 督 者 管 理 職 への 昇 進 経 験 者 と 未 経 験 者 の 間 でも 大 きな 差 異 がみられる つまり 前 者 ほどプラス 評 価 をしている 図 5-1 これまでの 仕 事 経 験 の 自 己 評 価 (1) ~ いろいろな 種 類 の 仕 事 ができるようになった と 回 答 した 比 率 ~ -59-

図 5-2 これまでの 仕 事 経 験 の 自 己 評 価 (2) ~ 困 難 な 仕 事 もできるようになった と 回 答 した 比 率 ~ 図 5-3 これまでの 仕 事 経 験 の 自 己 評 価 (3) ~ 能 力 開 発 教 育 訓 練 が 役 立 った と 回 答 した 比 率 ~ 図 5-2~ 図 5-5も 図 5-1と 同 様 に これまでの 仕 事 経 験 の 自 己 評 価 を 配 置 転 換 や 昇 進 経 験 者 の 有 無 別 にみたものである 仕 事 や 技 能 の 質 的 変 化 について 評 価 した 項 目 である 困 難 な 仕 事 もできるよ うになった についてみると この 項 目 の 回 答 者 は 少 ないが より 困 難 な 仕 事 へ 配 置 転 換 を 経 験 した 人 や 現 場 監 督 者 管 理 者 の 昇 進 した 人 で この 項 目 のプラスの 評 価 が 高 くなっていることが 注 目 される -60-

図 5-4 これまでの 仕 事 経 験 の 自 己 評 価 (4) ~ 職 場 の 仲 間 から 学 ぶことが 多 かった と 回 答 した 比 率 ~ 図 5-5 これまでの 仕 事 経 験 の 自 己 評 価 (5) ~ 自 分 なりの 努 力 や 工 夫 をした と 回 答 した 比 率 ~ 能 力 開 発 教 育 訓 練 の 機 会 が 少 ないこともあって 能 力 開 発 教 育 訓 練 が 役 立 った という 評 価 項 目 に 回 答 した 人 の 比 率 は 全 般 的 に 低 いが 配 置 転 換 や 昇 進 の 経 験 者 は 未 経 験 者 と 比 べ その 比 率 が 高 くなっ ている つまり 配 置 転 換 や 昇 進 がこの 項 目 に 対 してプラス 効 果 に 影 響 しているとみることができるだ ろう -61-

これまでの 仕 事 経 験 の 自 己 評 価 では 能 力 開 発 教 育 訓 練 が 役 立 った よりも 職 場 の 仲 間 から 学 ぶ ことが 多 かった や 自 分 なりの 努 力 や 工 夫 をした という 評 価 項 目 に 回 答 した 人 が 多 いことが 注 目 さ れる そして それらの 項 目 も 配 置 転 換 や 昇 進 の 経 験 者 の 方 が 未 経 験 者 よりも 高 い 比 率 で 評 価 している ことが 確 認 できる つまり プラス 効 果 の 影 響 が 確 認 できる 3.4 配 置 転 換 と 昇 進 の 経 験 者 の 職 業 生 活 満 足 度 最 後 に 配 置 転 換 や 昇 進 経 験 者 について その 満 足 度 についてみておこう( 表 2) 職 業 生 活 の 満 足 度 の 設 問 のなかでも ここでは 配 置 転 換 と 役 職 への 昇 進 に 限 定 した 満 足 度 を 問 うている 管 理 職 現 場 監 督 者 への 昇 進 経 験 者 の 満 足 と 回 答 した 人 の 比 率 が 最 も 高 く 69%である 次 いで 高 い 比 率 を 示 すのは 事 業 所 内 の 部 課 間 異 動 経 験 者 (66%) 同 レベルで 異 なる 仕 事 へ の 配 置 転 換 経 験 者 (62%)である 逆 に 満 足 と 回 答 した 人 の 比 率 が 最 も 低 いのは より 楽 な 易 しい 仕 事 へ 配 置 転 換 経 験 者 で 52%にすぎない 年 齢 階 層 別 にみて 満 足 比 率 が 高 いのは 50 歳 以 上 で 管 理 職 現 場 監 督 者 へ 昇 進 した 人 (75%) や 29 歳 以 下 で 事 業 所 間 異 動 経 験 者 (74%)である 逆 に 満 足 比 率 が 低 いのは 29 歳 以 下 で 管 理 職 現 場 監 督 者 へ 昇 進 した 人 (43%) 29 歳 以 下 で より 楽 な 易 しい 仕 事 へ 配 置 転 換 した 人 (46%) 50 歳 以 上 で より 困 難 な 仕 事 へ 配 置 転 換 した 人 (47%)である 雇 用 形 態 別 では 満 足 比 率 が 最 も 高 いのは 正 社 員 で 管 理 職 監 督 者 へ 昇 進 した 人 (70%) 最 も 低 いのは 非 正 社 員 で より 楽 な 易 しい 仕 事 へ 配 置 転 換 した 人 (49%)である 障 害 の 程 度 別 では 重 度 で 事 業 所 内 の 部 課 間 異 動 経 験 者 の 満 足 比 率 が 72%と 最 も 高 い こ れに 対 して 非 重 度 で より 楽 な 易 しい 仕 事 への 配 置 転 換 者 の 満 足 比 率 は 49%と 最 も 低 い 障 害 種 類 別 ではその 障 害 種 類 によって 多 様 であるが 内 部 障 害 者 の 場 合 昇 進 を 含 むいろいろな 配 転 形 態 で 満 足 比 率 が 平 均 よりも 高 いという 傾 向 がみられる 逆 に 聴 覚 言 語 障 害 者 の 場 合 昇 進 を 含 むいろいろな 配 転 形 態 で 満 足 比 率 が 平 均 よりも 低 いという 傾 向 がみられる -62-

表 2 昇 進 を 含 む 配 置 転 換 の 形 態 別 にみた 満 足 度 ~ 配 置 転 換 や 役 職 への 昇 進 で 満 足 と 回 答 した 比 率 ~ % ( 人 数 ) 配 置 転 換 管 理 職 事 業 所 間 現 場 監 督 同 レベル より 楽 な 事 業 所 内 より 困 難 ( 含 む 係 で 異 なる 易 しい 仕 部 課 間 な 仕 事 へ 長 班 長 ) 仕 事 へ 事 へ への 昇 進 合 計 59.8 65.7 59.4 61.8 52.1 68.5 (168) (299) (174) (329) (75) (135) 年 齢 階 層 29 歳 以 下 74.3 65.9 59.7 64.7 46.3 42.9 30~40 歳 代 60.3 65.6 63.9 61.4 53.2 65.3 50 歳 以 上 54.0 65.5 46.6 59.0 57.7 75.0 障 害 の 種 類 身 体 障 害 61.5 65.5 58.8 59.5 50.0 68.6 視 覚 41.7 73.3 42.9 52.6 75.0 63.2 聴 覚 言 語 56.0 61.2 55.0 57.3 38.3 43.5 肢 体 不 自 由 63.4 63.3 58.0 57.7 60.6 72.2 内 部 68.8 84.1 78.6 75.5 66.7 78.6 知 的 障 害 40.7 61.5 57.9 67.3 53.7 0.0 精 神 障 害 100.0 50.0 100.0 85.7 80.0 0.0 障 害 の 程 度 重 度 64.6 71.7 66.7 67.6 64.2 67.1 重 度 以 外 60.9 62.9 57.7 61.9 48.6 69.8 雇 用 形 態 正 社 員 61.8 65.4 58.4 61.9 54.9 69.5 非 正 社 員 56.0 65.8 68.0 65.0 48.9 58.3 文 献 : 今 野 浩 一 郎,1996, 人 事 管 理 入 門, 日 本 経 済 新 聞 社 佐 藤 博 樹 藤 村 博 之 八 代 充 史,1999, 新 しい 人 事 労 務 管 理, 有 斐 閣 障 害 者 のキャリア 形 成 に 関 する 研 究 会 / 障 害 者 職 業 総 合 センター,2002, 障 害 者 のキャリア 形 成 に 関 する 調 査 集 計 結 果 報 告 書 ~ 集 計 結 果 資 料 編 ~ -63-