<5461726F2D92B98F628A5191CE8DF48E9197BF288354838B95D28250292E6A>



Similar documents
(別記様式第1号)

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

(別記様式第1号)

目 次 1 対 象 鳥 獣 の 種 類 被 害 防 止 計 画 の 期 間 及 び 対 象 地 域 1 2 鳥 獣 による 農 林 水 産 業 に 係 る 被 害 の 防 止 に 関 する 基 本 的 な 方 針 1 (1) 被 害 の 現 状 ( 平 成 26 年 度 実 績 ) 1 (2) 被

Taro-条文.jtd

Microsoft Word - 動愛条例施行規則(改正後)

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

目 次 1 野 生 鳥 獣 による 農 作 物 被 害 の 概 況 1 2 鳥 獣 被 害 防 止 特 措 法 3 3 抜 本 的 な 鳥 獣 捕 獲 強 化 対 策 ( 概 要 ) 6 4 ニホンザル 被 害 対 策 強 化 の 考 え 方 ( 概 要 ) 7 5 鳥 獣 被 害 対 策 実 施

農 地 水 環 境 保 全 向 上 対 策 実 施 要 領 の 一 部 改 正 について 農 地 水 環 境 保 全 向 上 対 策 実 施 要 領 の 一 部 改 正 が 平 成 22 年 4 月 1 日 付 21 農 振 第 2495 号 によりありました その1 誘 導 部 分 農 地 水 向

(3) 登 録 後 において 市 が 指 定 する 研 修 会 等 に 構 成 員 を 参 加 させる 意 思 があり 動 物 の 適 正 な 飼 養 及 び 愛 護 の 推 進 について 自 己 啓 発 に 努 める 団 体 (4) 手 術 の 費 用 負 担 等 の 責 任 を 自 ら 負 うこ

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

Taro-29職員退職手当支給規程

スライド 1

佐 賀 県 における 鳥 獣 による 農 作 物 被 害 金 額 の 推 移 百 万 円 億 円 鳥 獣 全 体 H25 鳥 獣 全 体 2.0 億 円 (100) うち イノシシ 1.1 億 円 ( 54) カラス 0.5 億 円 ( 22)

既 存 建 築 物 の 建 替 市 街 化 調 整 区 域 で 許 可 を 不 要 とする 取 扱 いについて 既 存 建 築 物 の 建 替 は 以 下 の1)~3)をすべて 満 たしている 場 合 に 可 能 です 1) 建 替 前 の 建 築 物 ( 以 下 既 存 建 築 物 という )につ

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)


Taro-契約条項(全部)

Microsoft Word - jigyoukeikakusho.docx

2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

入札公告 機動装備センター

< F2D E633368D86816A89EF8C768E9696B18EE688B5>

<4D F736F F F696E74202D D382E982B382C68AF1958D8BE090A C98AD682B782E B83678C8B89CA81698CF6955C A2E >

Microsoft Word - 目次.doc

〔自 衛 隊〕

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

●幼児教育振興法案

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

資 料 -6 平 成 20 年 度 第 2 回 北 陸 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 後 評 価 説 明 資 料 平 成 20 年 11 月 北 陸 地 方 整 備 局 -0-

再 生 可 能 エネルギーの 導 入 促 進 新 再 生 可 能 エネルギー 推 進 指 針 策 定 事 業 環 境 政 策 課 4,800 千 円 自 立 分 散 型 で 災 害 に 強 く CO 2 排 出 量 の 少 ない 再 生 可 能 エネルギーの 導 入 を 促 進 するため 山 口 県

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

市街化調整区域における地区計画の

<4D F736F F D F8DC4955D89BF92B28F915F8D4C93638DBB90E895942E646F63>

一宮市町内会に対する防犯カメラ設置補助金交付要綱

( の 復 旧 ) 3. 南 相 馬 市 エリアの 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 及 び 居 住 制 限 区 域 内 の 路 線 数 ( ) 10 路 線 うち 被 災 した 路 線 ( 工 区 ) 数 10 路 線 52 箇 所 うち 応 急 対 策 を 実 施 した 路 線 ( 工 区

学校安全の推進に関する計画の取組事例

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

<4D F736F F D208F7493FA95948E738A4A94AD8E968BC682CC8EE891B18B7982D18AEE8F8082C98AD682B782E98FF097E182C98AD682B782E98F9590AC8BE093998CF D6A B315D2E B4E88C A>

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

市街化区域と市街化調整区域との区分

総合評価点算定基準(簡易型建築・電気・管工事)

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

Taro-別紙1 パブコメ質問意見とその回答

<4D F736F F D208D4C93878CA793AE95A888A48CEC835A E815B8CA C8FF7936E977697CC2E646F63>

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

施 設 利 用 に 伴 う 設 営 物 物 販 の 確 認 業 務 災 害 時 の 対 応 急 病 等 への 対 応 遺 失 物 拾 得 物 の 対 応 事 件 事 故 への 対 応 ( 2 ) 公 園 の 使 用 料 の 徴 収 に 関 す る 業 務 一 般 利 用 者 予 約 等 対 応 業

Microsoft Word

掛 金 負 担 金 の 給 料 月 額 に 対 する 割 合 ( ) ( 単 位 : ) 短 期 介 護 短 期 介 護 短 期 介 護 一 般 職 特 別 職 市 町 村 長 組 合 員 34

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

桜井市外国人高齢者及び外国人重度心身障害者特別給付金支給要綱

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

2 次 に 掲 げ 区 域 を 含 もうとす 場 合 は 各 々の 区 域 が 指 定 された 主 旨 を 尊 重 し その 意 義 が 失 われないよう 留 意 すものとす (1) 農 村 地 域 工 業 等 導 入 促 進 法 に 規 定 す 工 業 等 導 入 地 区 (2) 鳥 獣 の 保

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

スライド 1

Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx

税制面での支援

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

対 象 外 区 域 以 下 の 区 域 は 原 則 として 策 定 区 域 に 含 めないこと (1) 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 する 法 律 に 規 定 する 農 用 地 区 域 (2) 優 良 農 地 ( 一 団 のまとまりのある 農 地 や 農 業 水 利 施 設 の 整 備

(5) 農 地 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 229 号 )による 農 地 転 用 が 許 可 されないと 見 込 ま れる 農 用 地 (6) 森 林 法 ( 昭 和 26 年 法 律 第 249 号 ) 第 25 条 第 1 項 第 25 条 の2 第 1 項 及 び 第 41 条 第

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

佐渡市都市計画区域の見直し

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

<4D F736F F F696E74202D204C C C835B A43976D90858E598B5A8F EF088E4816A2E707074>


加 古 川 市 市 街 化 調 整 区 域 における 地 区 計 画 制 度 の 運 用 基 準 ( 概 要 ) 第 1 章 総 則 運 用 基 準 の 目 的 地 区 計 画 制 度 の 運 用 により 良 好 な 居 住 環 境 の 維 持 及 び 育 成 を 目 的 とする ( 第 1 条 )

< C A2E6169>

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

Microsoft PowerPoint - 基金制度

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

福 岡 厚 生 年 金 事 案 4486 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 申 立 期 間 については その 主 張 する 標 準 報 酬 月 額 に 基 づく 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたことが 認 められることから 申 立 期

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

<4D F736F F F696E74202D CA A837D F815B90A E096BE8E9197BF88C4>

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

(2) 国 道 196 号 自 転 車 走 行 空 間 社 会 実 験 ( 平 成 21 年 度 ) 概 要 松 山 市 内 の 国 道 196 号 において 自 転 車 レーンを 設 置 する 社 会 実 験 を 実 施 し 歩 行 者 と 自 転 車 の 分 離 による 走 行 空 間 の 安

3 節 農 業 経 営 体 と 農 業 就 業 者 の 動 向 農 業 就 業 人 口 の 平 均 年 齢 は 多 くの 地 域 において 65 歳 を 超 えていますが 都 道 府 県 別 にみると その 様 相 は 異 なります 広 島 県 (70.4 歳 ) 山 口 県 (70.3 歳 ) 島

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

<8AC48DB88C8B89CA82C98AEE82C382AD915B C8E8682C696DA8E9F E A>

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

Taro-01 議案概要.jtd

1号店舗運用基準

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

Microsoft Word - 24行動計画案.doc

< F2D A C5817A C495B6817A>

Microsoft PowerPoint 資料6 技術基準.ppt [互換モード]

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

<4D F736F F D2091DE90458F8A93BE82C991CE82B782E98F5A96AF90C582CC93C195CA92A58EFB82CC8EE888F882AB B315D2E312E A2E646F63>

Transcription:

平 成 20 年 3 月 福 岡 県

はじめに 本 県 の 野 生 鳥 獣 による 農 林 水 産 被 害 金 額 を 加 害 鳥 獣 別 割 合 でみると イノシシが34% カ ラス 類 が24% シカが14%となっており この3 大 鳥 獣 で70%を 越 えています しかし 3 鳥 獣 とも 前 年 比 では 減 少 し 被 害 対 策 等 が 各 地 の 研 修 会 などで 伝 えられ 地 域 で 対 策 がと られはじめていることがうかがえます しかしここ1~2 年 県 内 各 地 で 急 激 に 被 害 報 告 が 増 加 しているのが サルです 被 害 金 額 では 前 年 比 で150% 3 年 前 に 比 べると280%になっています 原 因 は サルの 習 性 等 がわからず 対 策 がとれない 知 能 が 高 く 防 護 対 策 がとりづらい 霊 長 類 のため 捕 獲 対 策 に 抵 抗 感 がある などが 考 えられます 本 資 料 では サルの 習 性 被 害 防 止 対 策 をできるだけわかりやすく 編 集 しました 地 域 一 体 となってサルの 被 害 防 止 に 取 り 組 む 資 料 として 利 用 していだだければ 幸 いです 1. 群 れで 行 動 サルは 基 本 的 に 群 れで 行 動 少 ないと 数 匹 多 くて70 匹 くらい 群 れはおもにメスとその 子 供 を 中 心 に 構 成 される オスは4~5 歳 になると 生 ま れた 群 れを 離 れ 別 の 群 れに 入 ったり オス 同 士 の 少 数 グループや1 匹 での 生 活 を 行 う (いわゆる ハナレザル ) 群 れの 個 体 数 が 多 くなると 分 裂 する 群 れで 活 動 するため 集 団 で 農 作 物 を 襲 い 被 害 が 甚 大 となる 1 匹 で 畑 を 荒 らすサルが 現 れたら いずれ 集 団 でやってくると 思 った 方 がよい 2. 繁 殖 交 尾 期 は 年 に1 回 で10 月 ~ 翌 1 月 出 産 期 は 春 から 夏 ( 妊 娠 期 間 は170~180 日 ) 1 回 の 出 産 で 赤 ん 坊 は1 頭 初 産 は 通 常 7~8 歳 だが エサが 豊 富 な 場 合 4~5 歳 20 歳 ごろまでは ほぼ 隔 年 で 出 産 エサが 豊 富 な 場 合 毎 年 出 産 するサルも 少 なくない 赤 ん 坊 の 死 亡 率 は30~50% 程 度 エサが 豊 富 な 場 合 20% 以 下 3. 生 活 パターン 習 性 明 るい 時 間 帯 だけ 活 発 に 活 動 し 夜 間 は 活 動 しない 危 険 な 時 は 高 いところへ 逃 げる 本 来 は 森 林 から 離 れないが 人 慣 れすると 林 縁 から 離 れた 農 地 にも 出 没

一 定 の 行 動 範 囲 があって その 中 を 周 期 的 にエサを 求 めて 巡 回 行 動 域 面 積 は 20ha~3,000ha 程 度 4. 食 性 植 物 が 主 食 キノコ 類 や 昆 虫 など 動 物 質 も 食 べる 雑 食 性 しかし 肉 や 魚 は 食 べ ないとされる 栄 養 がよく 効 率 的 にたく さん 食 べることができる 植 物 を 好 む 集 落 に 出 るサルは 少 しず つ 食 べられるものを 覚 え 食 べる 種 類 を 増 やしていく 冬 場 山 のサルは 冬 芽 や 樹 皮 を 採 食 早 朝 と 夕 方 が 採 食 のピーク (サルが 好 む 農 作 物 ) 5. 弱 み 臆 病 で 慣 れるのに 時 間 がかかる 融 通 がきかない 本 来 森 に 生 息 するため 人 里 へ 出 ることは 怖 い 本 来 人 間 を 怖 がっている ( 人 慣 れする 前 ) 本 来 人 里 は 怖 いため すぐには 森 へ 逃 げられないほ 場 をつくる

あなたの 集 落 が サルのエサ 場 としていかに 魅 力 のないものにするかが 大 切 です そのために 集 落 で 話 し 合 い できることからはじめるようにしてください 1. 農 地 や 集 落 の 環 境 を 改 善 しよう 収 穫 が 終 了 し 人 にとって 価 値 のなくな った 収 穫 残 さ 気 象 災 害 等 で 収 穫 をあ きらめた 農 作 物 摘 果 された 未 成 熟 野 菜 等 をほ 場 に 廃 棄 することは 餌 付 と 同 じ 行 為 で サルをおびき 寄 せる 原 因 と なるので 改 善 が 必 要 です また 早 期 水 稲 の 稲 刈 り 後 の 遅 れ 穂 もエサ 源 とな ります 誰 も 収 穫 しないカキ クリ ビワ 等 果 樹 もサルの 貴 重 なエサ 源 となります サル 被 害 から 守 るためには 集 落 で 点 検 し 処 分 を 検 討 しましょう

サルが 森 へ 逃 走 しやすい ような 畑 の 中 の 足 場 やモ ノ ほ 場 の 横 の 高 い 樹 木 などは 除 去 し サルが 逃 走 しにくい 設 計 にほ 場 周 辺 をつくりかえましょ う 引 用 文 献 みんなで 防 ごう 農 林 産 物 の 猿 害 奈 良 県 2.サルに 強 い 畑 へ 変 化 させよう 網 近 くに 植 えた 野 菜 や 果 物 類 は 畑 の 外 側 に 成 らせると 網 越 しにとられます 植 え る 方 向 をかえたり 外 側 にトウガラシ コンニャク 等 サルが 食 べない 作 物 を 植 え るちょっとした 作 業 で エサ 場 としての 価 値 が 下 がります 引 用 文 献 みんなで 防 ごう 農 林 産 物 の 猿 害 奈 良 県 野 菜 の 栽 培 は サルが 引 っ 張 っても 抜 けにくい 基 本 がしっかりした 栽 培 をおこな いましょう 果 樹 の 栽 培 は 低 段 で 仕 立 て サルの 侵 入 や 逃 走 の 経 路 とならないようにしまし ょう

3. 自 分 で 作 れる 防 止 柵 で 侵 入 を 防 ぐ え ん ら く く ん 猿 落 君 1ほ 場 の 周 囲 にトラロープを 巡 ら せ 70 ~ 100cm 間 隔 で 鉄 筋 ペグ を 打 ち 込 んで 地 面 に 固 定 する 2トラロープにそって2 m 間 隔 で 支 柱 用 鉄 パイプを 地 下 30cm ほど 打 ち 込 み パイプにダンポールを2 本 ずつさす 3フックバンドを 用 いて 支 柱 用 鉄 パ イプに 地 上 30cm の 高 さで 横 バー を 固 定 する 4ダンポールの 先 端 にビニルテープ と 配 線 バンドでテグス 網 を 固 定 す る 5テグス 網 の 下 端 を 配 線 バンドでト ラロープに 固 定 する サルの 学 習 にあわせて 柵 の 機 能 を 生 長 させる 進 化 形 引 用 文 献 みんなで 防 ごう 農 林 産 物 の 猿 害 奈 良 県 4. 追 い 払 いによる 対 策 集 落 でサルを 見 かけるとまず 追 い 払 うことが 大 切 です 自 分 に 必 要 のない 作 物 だから という 理 由 で そのままにしておくと サルはどんどん 人 慣 れをしてい き 集 落 のエサ 場 としての 価 値 が 高 まり 後 に 被 害 が 拡 大 していきます 追 い 払 い 方 法 おおげさな 動 作 声 ロケット 花 火 威 嚇 銃 (エアガン) モンキードッグ(サル 追 い 犬 ) 電 波 発 信 機 利 用 等

モンキードッグとはサル 追 い 犬 のことです 平 成 17 年 に 長 野 県 大 町 市 が 全 国 で 初 めて 犬 によるサルの 追 い 払 いを 開 始 しま した 農 家 で 飼 われていた 普 通 の 雑 種 犬 を 訓 練 所 に 半 年 程 度 預 けてサルを 追 うよ うにしつけをおこないます 普 段 は 農 家 の 飼 い 犬 でつながれていますが サルが 出 没 するときのみ 放 してサルの 追 い 払 いを 行 わせます 開 始 から3 年 が 経 過 し 効 果 が 高 いことから 全 国 的 に 広 がり 始 めています 適 正 なしつけ 及 び 訓 練 がなされ 鳥 獣 被 害 を 防 止 するための 追 い 払 いに 使 役 する 場 合 等 を 除 き 原 則 犬 の 放 し 飼 いは 禁 止 されています 長 野 県 大 町 市 で 現 在 活 躍 して いるモンキードッグ 電 波 発 信 機 を 利 用 した 追 い 払 いとは 電 波 発 信 機 を 被 害 を 発 生 させているサルの 群 れに 装 着 して 群 れの 位 置 を 探 索 し 農 地 や 人 家 への 接 近 を 予 測 して 人 が 先 回 りをしてサルを 追 う 方 法 です 5. 捕 獲 による 対 策 サル 対 策 は 人 間 とサルの 住 み 分 けを 前 提 とし 人 の 生 活 圏 でのサルの 採 食 機 会 を 減 らし 人 間 に 対 する 警 戒 心 や 恐 怖 心 を 高 めることが 必 要 で 農 地 や 集 落 内 がニホンザ ルの 行 動 域 にならないよう 追 い 払 い 等 によって 学 習 させる 必 要 があります しかしながら 追 い 払 いや 防 除 対 策 を 講 じてもなお 被 害 を 軽 減 できず 農 耕 地 あるい は 市 街 地 に 強 く 依 存 する 個 体 がある 場 合 には 捕 獲 を 検 討 することになります 捕 獲 にあたっては 有 害 個 体 を 特 定 して 捕 獲 することが 重 要 で 安 易 な 捕 獲 を 行 うと 群 れが 分 裂 し 被 害 がさらに 拡 大 する 恐 れがあるので 注 意 が 必 要 です なお 捕 獲 にあたっては 鳥 獣 の 保 護 及 び 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 の 許 可 が 必 要 となります 代 表 的 な 被 害 防 止 対 策 を 紹 介 しましたが 他 にもあります いろいろな 対 策 技 術 を 組 み 合 わせて 集 落 全 体 でできることから 始 め 被 害 が 出 た 時 は 再 度 レベルア ップさせるという 考 え 方 が 大 切 です

1. 農 作 物 野 生 鳥 獣 被 害 対 策 アドバイザー 登 録 制 度 野 生 鳥 獣 による 農 作 物 被 害 の 防 除 に 関 する 専 門 家 を 農 林 水 産 省 が 登 録 し 地 域 の 要 請 に 応 じて 紹 介 する 制 度 です その 専 門 家 を 農 作 物 野 生 鳥 獣 被 害 対 策 アドバ イザー とし 平 成 19 年 7 月 現 在 118 名 が 登 録 しています サルの 専 門 家 も 多 数 いますので 研 修 会 を 開 く 時 に 本 制 度 を 積 極 的 に 活 用 しまし ょう 農 林 水 産 省 アドバイザー 登 録 制 度 HPアドレス http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/cyoju/adbai/index.html 2. 鳥 獣 害 防 止 総 合 対 策 事 業 の 活 用 1 平 成 19 年 12 月 14 日 鳥 獣 による 農 林 水 産 業 等 に 係 る 被 害 の 防 止 のための 特 別 措 置 に 関 する 法 律 ( 鳥 獣 被 害 防 止 特 措 法 )が 成 立 しました 2この 法 律 では 市 町 村 等 の 地 域 が 主 体 的 に 対 策 に 取 り 組 むことができるよう 鳥 獣 害 防 止 計 画 を 策 定 した 市 町 村 に 対 して 被 害 防 止 対 策 を 推 進 するための 必 要 な 措 置 が 講 じられることとなります 3このため 国 は 平 成 20 年 度 から28 億 円 の 予 算 で 個 体 数 管 理 ( 箱 ワナの 設 置 有 害 鳥 獣 捕 獲 体 制 の 整 備 等 ) 被 害 防 除 ( 追 い 払 い 対 策 防 護 柵 の 設 置 等 ) 生 息 環 境 管 理 ( 緩 衝 帯 の 設 置 等 ) 等 の 対 策 が 可 能 な 鳥 獣 害 防 止 総 合 対 策 事 業 を 実 施 する 予 定 です この 資 料 に 関 する 問 い 合 わせ 先 農 政 部 農 業 技 術 課 食 の 安 全 係 tel 092-643-3518 fax 092-643-3516 引 用 文 献 本 資 料 を 作 成 するにあたり 次 の 資 料 を 参 照 しました 山 の 畑 をサルから 守 る みんなで 防 ごう 農 林 産 物 の 猿 害 奈 良 県 野 生 鳥 獣 被 害 防 止 マニュアル 生 態 と 被 害 防 止 対 策 ( 基 礎 編 ) 農 林 水 産 省 鳥 獣 被 害 防 止 対 策 の 手 引 き 嶺 南 地 域 有 害 鳥 獣 対 策 協 議 会 福 井 県 嶺 南 振 興 局