第 6 次 伊 万 市 政 改 綱 ( 平 成 28 年 度 ~ 平 成 32 年 度 ) 平 成 28 年 4 月 伊 万 里 市
目 次 はじめに 1 第 1 これまでの 行 政 改 革 における 課 題 1 第 5 次 行 政 改 革 大 綱 の 取 組 成 果 と 課 題 2 第 2 行 政 改 革 の 基 本 的 な 考 え 方 1 第 6 次 行 政 改 革 大 綱 の 理 念 6 2 改 革 の 基 本 方 針 6 第 3 行 政 改 革 大 綱 の 推 進 期 間 と 推 進 体 制 1 計 画 の 推 進 期 間 と 実 施 計 画 8 2 行 政 改 革 の 推 進 体 制 と 進 捗 管 理 8 第 4 行 政 改 革 の 具 体 的 な 推 進 方 策 1 的 確 な 市 民 ニーズの 把 握 9 2 職 員 の 意 識 改 革 と 優 れた 人 材 の 確 保 10 3 事 務 事 業 の 見 直 しによる 効 果 的 な 事 務 の 実 施 10 4 職 場 環 境 の 改 善 と 事 務 の 効 率 化 11 5 効 率 的 な 組 織 の 形 成 11 6 安 定 性 と 持 続 性 のある 財 政 運 営 11 用 語 の 解 説 12
は じ め に 本 市 では 昭 和 61 年 6 月 に 伊 万 里 市 行 政 改 革 大 綱 を 策 定 して 以 来 こ れまで5 次 にわたる 改 正 を 経 て 行 政 運 営 全 般 についての 見 直 しを 行 い より 効 率 的 な 行 政 運 営 の 実 現 とさらなる 市 民 サービスの 向 上 をめざして 行 政 改 革 に 取 り 組 み 一 定 の 成 果 を 挙 げてきました 本 市 を 取 り 巻 く 情 勢 は 人 口 減 少 や 少 子 高 齢 化 地 方 分 権 などに 加 え 市 民 の 価 値 観 や 生 活 スタイルにも 様 々な 変 化 が 生 じており 新 たな 市 民 ニーズや 複 雑 かつ 多 様 化 する 行 政 課 題 に 対 し 適 切 な 対 応 が 求 められています 財 政 面 においては 社 会 保 障 費 の 膨 張 や 公 共 施 設 の 維 持 管 理 費 改 修 費 の 増 大 などの 大 きな 課 題 もあり 今 後 も 厳 しい 状 況 が 続 くことが 予 想 されます このような 中 継 続 して 財 政 健 全 化 に 努 め 限 りある 行 政 資 源 を 最 大 限 に 活 用 し これまでのルールにとらわれない 柔 軟 な 発 想 により 新 たな 行 政 課 題 に も 対 応 可 能 な 組 織 体 制 を 構 築 することが 重 要 となっています このため 本 市 においては 将 来 都 市 像 である 活 力 あふれ ひとが 輝 く 安 らぎのまち 伊 万 里 を 実 現 するため 諸 施 策 を 着 実 に 実 施 し 市 民 満 足 度 の 高 い 市 政 の 実 現 に 向 けて 引 き 続 き 行 政 改 革 に 取 り 組 むための 指 針 として 第 6 次 伊 万 里 市 行 政 改 革 大 綱 を 策 定 するものです 平 成 28 年 4 月 伊 万 里 市 長 塚 部 芳 和 1
第 1 これまでの 行 政 改 革 における 課 題 1 第 5 次 行 政 改 革 大 綱 の 取 組 成 果 と 課 題 第 5 次 行 政 改 革 大 綱 においては 職 員 の 意 識 改 革 成 果 を 重 視 した 行 政 経 営 シ ステムの 確 立 健 全 な 財 政 経 営 の 確 立 の3つに 視 点 を 当 てた 取 り 組 みの 中 で 一 定 の 成 果 を 挙 げてきました 成 果 としては 定 員 の 適 正 化 による 人 件 費 の 抑 制 や 財 政 健 全 化 に 向 けた 取 り 組 みの 結 果 財 政 状 況 が 少 しずつ 改 善 されてきています 一 方 行 政 サービスや 職 員 対 応 についての 市 民 満 足 度 は 十 分 とはいえず また 市 民 と 行 政 の 協 働 が 図 れていないなどの 大 きな 課 題 が 残 っています このような 中 職 員 のコスト 意 識 や 積 極 的 な 改 革 改 善 に 向 けた 取 り 組 みをすべて の 職 員 に 浸 透 させるためにも 行 政 改 革 については 全 庁 的 に 広 く 取 り 組 みを 続 けて いく 必 要 があります (1) 定 員 の 適 正 化 図 Ⅰは 職 員 及 び 臨 時 職 員 等 の 推 移 を 表 しています 定 員 適 正 化 の 取 り 組 みによ り 職 員 数 は464 人 (H27.4.1)となり 目 標 値 の468 人 を 達 成 しています 図 Ⅰ. 伊 万 里 市 の 職 員 数 推 移 職 員 臨 時 嘱 託 職 員 の 定 員 推 移 ( 平 成 27 年 度 は 配 置 計 画 の 見 込 み 数 ) ( 人 ) 1,000 900 800 965 947 957 970 981 993 980 953 876 867 820 832 全 体 の 人 数 ( + + ) 700 698 683 677 672 658 655 634 621 600 500 400 366 446 452 475 472 497 497 568 561 445 415 518.29 515.5 468 464 臨 時 職 員 ( 延 べ 人 数 ) 職 員 数 300 200 276 187.1 184.9 206.3 215.5 232.6 239.3 239.7 219.6 203.3 203.7 254.1 274.3 臨 時 職 員 (フルタイムで 換 算 ) 100 80 79 74 82 90 99 106 112 105 102 98 94 嘱 託 職 員 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 緊 急 雇 用 創 出 基 金 事 業 による 臨 時 職 員 や 嘱 託 職 員 は 含 まない 平 成 27 年 度 は 配 置 計 画 での 数 値 2
(2) 財 政 状 況 図 Ⅱの 表 は 歳 入 歳 出 の 状 況 や 財 政 構 造 の 弾 力 性 を 図 る 経 常 収 支 比 率 などを 示 し ています 経 常 収 支 比 率 の 目 標 96.6% 以 下 実 質 公 債 費 比 率 の 目 標 22.2% 以 下 を 達 成 していますが 依 然 として 厳 しい 財 政 状 況 が 続 いており 今 後 も 財 政 の 健 全 化 に 向 けた 取 り 組 みを 継 続 する 必 要 があります 図 Ⅱ. 伊 万 里 市 の 財 政 状 況 平 成 21 年 度 ~26 年 度 一 般 会 計 決 算 ( 単 位 : 百 万 円 ) 内 容 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 ( 歳 入 ) 市 税 6,871 6,891 7,476 6,863 7,279 7,476 地 方 交 付 税 4,759 5,070 5,717 5,277 5,649 5,125 国 庫 市 支 出 金 4,425 3,238 2,963 2,993 3,494 4,353 県 支 出 金 1,785 2,160 2,061 2,082 2,039 2,581 市 債 2,228 1,921 1,979 1,908 2,329 1,454 その 他 3,260 3,576 3,215 3,347 3,190 4,466 ( 歳 入 総 額 ) 23,328 22,856 23,411 22,470 23,980 25,455 ( 歳 出 ) 義 務 的 経 費 11,619 12,184 11,975 12,473 12,509 11,936 (うち 人 件 費 ) (4,916) (4,841) (4,402) (4,618) (4,367) (3,803) (うち 扶 助 費 ) (4,194) (5,024) (5,226) (5,450) (5,542) (5,874) (うち 公 債 費 ) (2,509) (2,319) (2,347) (2,405) (2,600) (2,259) 投 資 的 経 費 3,079 2,463 1,293 1,526 2,343 3,350 その 他 8,307 7,885 9,575 8,160 8,592 9,713 ( 歳 出 総 額 ) 23,005 22,532 22,843 22,159 23,444 24,999 歳 入 歳 出 差 引 323 324 568 311 536 456 経 常 収 支 比 率 の 推 移 ( 単 位 :%) 内 容 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 経 常 収 支 比 率 98.2 94.9 84.5 94.1 88.1 92.8 実 質 公 債 費 比 率 の 状 況 ( 単 位 :%) 内 容 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 26 年 度 実 質 公 債 費 比 率 20.7 19.7 19.2 18.9 18.3 17.6 市 債 現 在 高 の 状 況 内 容 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 ( 単 位 : 百 万 円 ) 26 年 度 市 債 現 在 高 20,954 20,895 20,852 20,667 20,685 21,145 基 金 現 在 高 の 状 況 基 金 名 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 ( 単 位 : 百 万 円 ) 26 年 度 財 政 調 整 基 金 528 463 744 700 976 1,237 減 債 基 金 643 349 354 618 621 582 公 共 施 設 整 備 基 金 118 28 368 368 458 401 小 計 1,289 840 1,466 1,686 2,055 2,220 その 他 特 定 目 的 基 金 1,024 1,116 1,105 1,145 1,403 1,409 基 金 総 額 2,313 1,956 2,571 2,831 3,458 3,629 3
(3) 市 民 視 点 における 課 題 図 Ⅲのグラフは 行 政 改 革 の 取 り 組 みに 関 する 市 民 アンケートの 調 査 結 果 です 行 政 サービス や 職 員 の 対 応 についても まだまだ 改 善 していく 必 要 があり ます また 市 民 と 行 政 との 協 働 については 思 う どちらかといえば 思 う の 割 合 が 1 割 程 度 にとどまっており 大 きな 課 題 といえます 図 Ⅲ. 市 民 アンケート 調 査 (H27.10 実 施 ) ア. 伊 万 里 市 の 行 政 サービスについて 市 の 財 政 運 営 職 員 数 の 適 正 化 などによる 効 率 的 で 質 の 高 い 行 政 サービスの 提 供 に 対 する 満 足 度 満 足 3.9% どちらかといえば 満 足 48.5% 合 計 52.4% (n=1,142) イ. 伊 万 里 市 の 職 員 の 対 応 について 市 職 員 の 意 識 改 革 能 力 向 上 による 市 民 に やさしい 行 政 の 推 進 についての 満 足 度 満 足 11.0% どちらかといえば 満 足 53.1% 合 計 64.1% (n=1,142) 4
ウ 1. 市 民 と 行 政 との 協 働 について 市 民 が 市 政 に 参 加 する 機 会 が 確 保 されてい る 思 う 2.0% どちらかといえば 思 う 13.4% 合 計 15.4% (n=1,142) ウ 2. 市 民 と 行 政 との 協 働 について 市 民 が 自 ら 進 んでまちづくりに 参 加 しやす い 環 境 が 整 っている 思 う 1.9% どちらかといえば 思 う 14.8% 合 計 16.7% (n=1,142) ウ 3. 市 民 と 行 政 との 協 働 について 市 民 と 行 政 との 協 働 が 進 んでいる 思 う 2.3% どちらかといえば 思 う 13.6% 合 計 15.9% (n=1,142) 5
第 2 行 政 改 革 の 基 本 的 な 考 え 方 1 第 6 次 行 政 改 革 大 綱 の 理 念 理 念 : 効 率 的 で 効 果 的 な 政 マネジメントによる さらなる 市 サービスの 向 上 をめざして これまでの 行 政 改 革 の 取 り 組 みによって コスト 削 減 人 員 削 減 職 員 の 意 識 改 革 など 行 政 運 営 の 中 で 一 定 の 成 果 を 挙 げてきました しかしながら 人 口 減 少 高 齢 化 の 進 行 市 民 ニーズの 多 様 化 など 社 会 情 勢 が 変 化 し 続 ける 中 で どれだけ 市 民 ニーズにあった 行 政 運 営 となっているか どれだけ 市 民 満 足 度 を 高 める 施 策 を 実 施 しているかなど これまで 以 上 の 対 応 が 求 められており 引 き 続 き 行 政 改 革 への 取 り 組 みを 継 続 していく 必 要 があります 継 続 するに 当 たっては これまでの 行 政 改 革 の 取 り 組 みを 踏 まえ 行 政 においても 経 営 するという 視 点 で ヒト モノ カネ 情 報 や 時 間 などの 限 られた 行 政 資 源 を 効 率 的 かつ 効 果 的 に 組 み 合 わせることで 市 民 が 望 む 行 政 サービスを 迅 速 かつ 的 確 に 提 供 し さらなる 市 民 サービスの 向 上 をめざします 2 改 革 の 基 本 方 針 第 5 次 行 政 改 革 大 綱 の 取 組 課 題 も 踏 まえた 上 で 改 革 の 推 進 に 当 たっては 行 政 改 革 の 理 念 のもとに 市 民 の 目 線 に 立 ち 市 民 サービスのさらなる 向 上 をめざして 次 の6つを 基 本 方 針 として 取 り 組 みます 的 確 な 市 民 ニーズの 把 握 ますます 複 雑 多 様 化 する 市 民 ニーズを 的 確 に 把 握 し 市 民 満 足 度 の 向 上 を 目 指 す 行 政 運 営 を 進 めるため 広 報 広 聴 活 動 の 充 実 や 各 分 野 のコミュニティへの 積 極 的 な 参 加 による 市 民 と 行 政 との 協 働 を 推 進 します 職 員 の 意 識 改 革 と 優 れた 人 材 の 確 保 限 られた 職 員 数 の 中 で 市 民 ニーズや 行 政 課 題 に 迅 速 に 対 応 するため 職 員 自 身 の 自 己 研 鑽 や 自 己 啓 発 を 促 進 するとともに 様 々な 機 会 を 通 して 職 員 の 意 識 改 革 と 資 質 向 上 を 図 ります また 新 規 採 用 職 員 の 採 用 に 当 たっては 創 造 性 機 動 性 柔 軟 性 などを 備 えた 多 様 な 人 材 が 確 保 できるよう 社 会 情 勢 などの 変 化 に 応 じ 適 宜 採 用 要 件 の 見 直 しを 行 い 将 来 の 伊 万 里 を 担 う 優 れた 人 材 の 確 保 に 努 めます 6
事 務 事 業 の 見 直 しによる 効 果 的 な 事 務 の 実 施 限 られた 経 営 資 源 を 必 要 な 事 務 事 業 に 効 果 的 に 配 分 するため スクラップアンド ビルドの 考 え 方 を 基 本 として 市 民 の 視 点 行 政 関 与 の 妥 当 性 費 用 対 効 果 などの 観 点 から 事 務 事 業 を 抜 本 的 に 見 直 し 行 政 のスリム 化 を 進 めます また 民 間 活 力 の 導 入 については 民 間 による 実 施 が 可 能 な 事 務 事 業 などにおい て 業 務 の 外 部 委 託 をはじめ PPP PFI 指 定 管 理 者 制 度 など 民 間 事 業 者 の 優 れた 専 門 知 識 を 活 用 する 多 様 な 手 法 の 中 から 費 用 対 効 果 を 見 極 め 本 市 に 合 った 的 確 な 手 法 を 選 択 して 積 極 的 に 民 間 活 力 を 導 入 し これにより 捻 出 した 財 源 や 人 材 を 新 たな 行 政 サービスに 転 換 することにより 行 政 サービスの 向 上 を 図 ります 職 場 環 境 の 改 善 と 事 務 の 効 率 化 業 務 を 進 める 際 の 効 率 を 重 視 して 職 場 環 境 の 見 直 しを 行 い 作 業 効 率 や 作 業 時 間 の 短 縮 を 図 るとともに 市 民 の 目 線 に 立 ち わかりやすい 表 示 やレイアウトの 変 更 などに 取 り 組 み 市 民 サービスの 向 上 に 結 びつけます また ICTの 積 極 的 な 活 用 により 市 民 の 利 便 性 の 向 上 や 多 様 な 働 き 方 ができ る 職 場 環 境 の 仕 組 みについて 検 討 を 進 め 事 務 処 理 執 務 環 境 の 改 善 事 務 能 率 の 向 上 など 職 員 が 最 大 限 の 能 力 を 発 揮 できる 環 境 を 整 備 します 効 率 的 な 組 織 の 形 成 複 雑 多 様 化 する 市 民 ニーズや 行 政 課 題 に 的 確 かつ 迅 速 に 対 応 できる 組 織 を 構 築 するため 組 織 間 の 報 告 連 絡 相 談 を 徹 底 し 必 要 な 情 報 の 共 有 連 携 を 図 る とともに 業 務 の 質 や 量 の 変 化 にも 柔 軟 に 対 応 できるよう 組 織 機 構 の 見 直 しを 行 い ます 安 定 性 と 持 続 性 のある 財 政 運 営 今 後 も 扶 助 費 や 公 債 費 といった 義 務 的 経 費 の 増 加 など 引 き 続 き 厳 しい 財 政 運 営 が 見 込 まれることから 第 4 次 伊 万 里 市 財 政 基 盤 安 定 化 計 画 を 策 定 し 財 政 健 全 化 につながる 新 たな 方 策 を 見 出 しながら 使 用 料 手 数 料 などの 受 益 者 負 担 のあり 方 を 見 直 すとともに 必 要 な 財 源 の 確 保 及 び 選 択 と 集 中 による 弾 力 的 な 支 出 により 長 期 的 な 視 点 に 立 った 安 定 性 と 持 続 可 能 性 を 確 保 した 健 全 な 財 政 運 営 を 進 めます 7
第 3 行 政 改 革 大 綱 の 推 進 期 間 と 推 進 体 制 1 計 画 の 推 進 期 間 と 実 施 計 画 第 6 次 伊 万 里 市 行 政 改 革 大 綱 の 推 進 期 間 は 平 成 28 年 度 から 平 成 32 年 度 ま での5 年 間 とし 具 体 的 な 推 進 に 当 たっては 第 6 次 伊 万 里 市 行 政 改 革 大 綱 実 施 計 画 を 策 定 し 着 実 な 推 進 を 図 ります なお 国 や 県 の 動 向 社 会 経 済 情 勢 等 に 急 激 な 変 化 が 生 じた 場 合 には 必 要 に 応 じ て 見 直 しを 行 います 2 行 政 改 革 の 推 進 体 制 と 進 捗 管 理 (1) 推 進 体 制 市 長 を 本 部 長 とする 伊 万 里 市 行 政 改 革 推 進 本 部 を 中 心 として 全 庁 的 に 取 り 組 みます 本 部 は 取 り 組 み 方 針 をはじめ 実 施 計 画 やスケジュールの 決 定 など 行 政 改 革 に 関 する 意 思 決 定 を 行 います (2) 進 捗 管 理 市 民 や 団 体 代 表 者 学 識 経 験 者 で 構 成 する 伊 万 里 市 行 政 改 革 推 進 会 議 に 実 施 計 画 の 見 直 しや 進 捗 状 況 実 績 の 報 告 を 行 い 意 見 を 参 考 にしながら 行 政 改 革 を 進 めていきます (3) 公 表 大 綱 及 び 実 施 計 画 の 策 定 内 容 や 実 施 計 画 の 進 捗 状 況 は 市 の 広 報 紙 やホーム ページ 等 を 通 じて 市 民 へ 公 表 します 8
推 進 体 制 図 市 サービスの 向 上 政 改 推 進 会 議 参 加 原 案 に 対 する 意 見 の 聴 取 大 綱 などの 策 定 のために 必 要 な 調 査 審 議 進 捗 状 況 の 把 握 助 言 など 政 改 推 進 本 部 公 表 市 パブリックコメント 活 あ ふ れ 報 告 提 素 案 の 提 案 幹 事 会 調 査 研 究 指 名 召 集 実 績 報 告 書 計 画 書 の 提 出 指 示 事 務 局 行 政 改 革 推 進 安 ら ぎ の ま ち ひ と が 輝 く ワーキンググループ 取 組 結 果 推 進 事 項 報 告 計 画 の 推 進 伊 万 各 課 効 率 的 で 効 果 的 な 政 マネジメントによる さらなる 市 サービスの 向 上 をめざして 第 4 行 政 改 革 の 具 体 的 な 推 進 方 策 1 的 確 な 市 民 ニーズの 把 握 (1) わかりやすい 広 報 広 聴 活 動 の 実 施 社 会 情 勢 の 変 化 と 市 民 ニーズが 多 様 化 する 中 で 市 民 一 人 ひとりが 満 足 する まちづくりを 行 うためには 市 民 のニーズを 的 確 に 把 握 することが 求 められま す このため パブリックコメントの 手 続 の 見 直 しや 地 域 SNS 活 用 の 研 究 市 民 アンケートの 実 施 手 法 の 再 検 討 などを 行 い 行 政 情 報 を 積 極 的 に 提 供 し 広 く 市 民 の 意 見 を 聴 きます (2) 市 民 と 行 政 とのさらなる 協 働 の 推 進 市 民 と 行 政 が 一 体 となって 施 策 を 進 めることがさらに 求 められる 中 で 市 民 と 行 政 が 対 等 なパートナーとして 共 通 の 認 識 や 相 互 の 連 携 を 図 り 本 市 が 理 想 とする 自 立 と 協 働 のまちづくりの 実 現 を 目 指 します 9
2 職 員 の 意 識 改 革 と 優 れた 人 材 の 確 保 (1) 人 材 の 育 成 と 活 用 行 政 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 や さまざまな 行 政 課 題 に 積 極 的 に 対 応 し 市 民 が 満 足 できる 行 政 サービスを 提 供 するため 若 手 職 員 の 育 成 や 管 理 監 督 者 に 対 する 人 材 育 成 力 の 向 上 を 目 的 とした 研 修 を 実 施 するなど 職 員 の 意 識 改 革 を 図 り 職 員 一 人 ひとりの 意 欲 を 引 き 出 して 能 力 を 高 めるとともに 前 例 踏 襲 に とらわれず 創 意 工 夫 しながら 積 極 的 に 課 題 を 発 見 し 解 決 に 挑 戦 する 職 員 の 育 成 と 活 用 を 進 めます (2) 適 正 な 定 員 管 理 と 優 れた 人 材 の 確 保 新 たな 行 政 課 題 に 対 して 行 政 サービスの 低 下 を 招 かないよう 配 慮 しつつ 今 後 も 適 正 な 定 員 管 理 を 行 い 再 任 用 職 員 や 臨 時 職 員 などの 有 効 活 用 を 図 り 人 件 費 の 抑 制 に 努 めます また 職 員 の 採 用 においては 前 途 有 為 で 優 秀 な 人 材 確 保 のため 採 用 要 件 の 見 直 しなどの 検 討 を 行 います 3 事 務 事 業 の 見 直 しによる 効 果 的 な 事 務 の 実 施 (1) 事 務 事 業 査 定 の 仕 組 みづくり 事 業 開 始 当 初 の 目 的 に 対 し 効 果 の 薄 れた 事 業 や 将 来 にわたり 現 行 水 準 を 維 持 することが 困 難 な 行 政 サービスについて 歳 出 削 減 と 歳 入 確 保 の 両 面 から 事 業 の 削 減 や 抜 本 的 な 見 直 しを 行 なう 仕 組 みを 形 成 し 事 業 量 や 事 業 費 の 削 減 及 び 財 源 確 保 に 取 り 組 み 真 に 優 先 度 の 高 い 施 策 へ 効 果 的 な 配 分 を 行 います (2) 民 間 活 力 の 導 入 民 間 事 業 者 のノウハウを 活 用 し 行 政 サービスや 費 用 対 効 果 などのさらなる 向 上 を 追 求 します また 効 率 的 な 行 財 政 運 営 を 実 現 するため 民 間 委 託 P PP PFI 指 定 管 理 者 制 度 といった 手 法 を 検 証 するとともに 新 た な 導 入 可 能 性 を 検 討 していきます 4 職 場 環 境 の 改 善 と 事 務 の 効 率 化 (1) 業 務 方 法 の 見 直 しによる 環 境 改 善 5S( 整 理 整 頓 清 掃 清 潔 しつけ) 活 動 に 取 り 組 み 業 務 のムダ ムラを 少 なくし より 効 率 的 に 事 務 を 行 います また 単 純 な 業 務 について は どの 職 員 でも 事 務 を 行 うことができるようマニュアルを 作 成 し サービ スの 低 下 を 防 止 します 10
(2) ICTを 活 用 した 事 務 の 効 率 化 社 会 保 障 税 番 号 制 度 (マイナンバー 制 度 )による 各 種 証 明 書 交 付 に 係 る 費 用 対 効 果 の 検 証 や ICT 活 用 による 働 き 方 の 見 直 しを 行 い 質 的 量 的 な 改 革 を 深 化 させ 市 民 の 利 便 性 向 上 や 費 用 対 効 果 効 率 的 な 組 織 形 成 の 改 革 を 推 進 します 5 効 率 的 な 組 織 の 形 成 (1) 課 題 対 応 が 可 能 な 柔 軟 な 組 織 体 制 の 整 備 市 民 ニーズや 行 政 課 題 環 境 の 変 化 に 的 確 に 応 えるため スクラップアンド ビルドを 徹 底 し 柔 軟 かつ 機 動 力 のある 組 織 を 構 築 します また 権 限 と 責 任 を 明 確 化 し 円 滑 な 組 織 連 携 を 推 進 します (2) 組 織 間 連 携 の 推 進 市 全 体 や 複 数 の 部 署 にわたる 市 民 ニーズに 対 し 迅 速 に 対 応 するため プロジ ェクトチームの 組 織 体 制 の 構 築 を 図 り 横 断 的 な 情 報 共 有 や 連 携 協 力 体 制 を 築 きます 6 安 定 性 と 持 続 性 のある 財 政 運 営 (1) 持 続 可 能 な 財 政 構 造 の 構 築 厳 しい 財 政 状 況 を 乗 り 切 り 分 権 型 社 会 に 対 応 できる 財 政 基 盤 を 構 築 するた め 財 政 基 盤 安 定 化 計 画 を 策 定 し 高 い 水 準 にある 実 質 公 債 費 比 率 と 経 常 収 支 比 率 の 健 全 化 に 向 けた 目 標 値 を 定 め 計 画 に 基 づいた 具 体 的 な 方 策 を 推 進 し ます (2) 自 主 財 源 の 確 保 市 税 などの 収 納 率 向 上 の 取 り 組 みを 継 続 するとともに 更 なる 税 収 を 増 やす ため 企 業 誘 致 や 産 業 振 興 のほか 新 たな 雇 用 創 出 に 伴 う 人 口 増 加 を 図 ります また 創 意 工 夫 によるふるさと 納 税 の 更 なる 推 進 を 図 り 新 規 財 源 の 確 保 に 努 めます (3) 市 有 財 産 の 的 確 な 管 理 と 効 率 的 な 活 用 土 地 や 建 物 などの 財 産 の 適 正 な 管 理 運 用 を 図 り 中 長 期 的 な 視 点 からコスト と 市 民 利 益 利 用 者 利 益 の 最 適 化 を 図 りながら 戦 略 的 かつ 適 正 に 保 有 処 分 維 持 利 活 用 を 行 い 資 産 の 最 適 化 を 図 ります 11
用 語 解 説 行 政 改 革 国 や 地 方 公 共 団 体 の 行 政 機 関 について その 組 織 や 運 営 を 内 外 の 変 化 に 適 応 したも のに 変 えること 組 織 の 統 廃 合 事 務 の 効 率 化 規 制 緩 和 などを 目 的 とする マネジメント Management 管 理 経 営 ニーズ Needs 要 求 需 要 経 常 収 支 比 率 財 政 構 造 の 弾 力 性 を 測 定 する 指 標 低 ければ 低 いほど 財 政 運 営 に 弾 力 性 があり 政 策 的 に 使 えるお 金 が 多 くあることを 示 している 人 件 費 や 扶 助 費 公 債 費 など 縮 減 することが 容 易 でない 経 費 ( 義 務 的 経 費 )に 地 方 税 や 地 方 交 付 税 などの 一 般 財 源 がどの 程 度 費 やされているかを 求 めたもの 実 質 公 債 費 比 率 自 治 体 の 収 入 に 対 する 負 債 返 済 の 割 合 を 示 す 財 政 調 整 基 金 年 度 によって 生 じる 財 源 の 不 均 衡 を 調 整 するために 財 源 に 余 裕 がある 年 度 に 積 み 立 てておくもの 減 債 基 金 公 債 社 債 の 発 行 者 が 円 滑 に 償 還 を 実 施 するために 積 み 立 てる 資 金 償 還 基 金 コミュニティ Community 共 同 体 スクラップアンドビルド 行 政 機 構 における 膨 張 抑 制 の 方 法 の 一 組 織 の 新 設 にあたっては 同 等 の 組 織 の 廃 止 を 条 件 とすること PPP(パブリックプライベートパートナーシップ) 12
官 と 民 がパートナーを 組 んで 事 業 を 行 うという 官 民 協 力 の 形 態 PFI(プライベート ファイナンス イニシアティブ) 公 共 施 設 等 の 建 設 維 持 管 理 運 営 等 を 民 間 の 資 金 経 営 能 力 及 び 技 術 的 能 力 を 活 用 して 行 う 手 法 指 定 管 理 者 制 度 市 議 会 の 議 決 を 経 て 指 定 された 民 間 事 業 者 を 含 む 幅 広 い 団 体 ( 指 定 管 理 者 )に 公 の 施 設 の 管 理 を 委 ねる ICT(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー) コンピュータやネットワークに 関 連 する 諸 分 野 における 技 術 産 業 設 備 サービ スなどの 総 称 パブリックコメント 行 政 機 関 が 規 制 の 設 定 や 改 廃 をするとき 原 案 を 公 表 し 市 民 の 意 見 を 求 め それ を 考 慮 して 決 定 する 制 度 地 域 SNS(ソーシャル ネットワーキング サービス) 地 域 住 民 関 心 関 係 のある 人 を 対 象 としたSNS SNS 人 と 人 とのつながりを 促 進 サポートするコミュニティ 型 のサービス Mixi や Facebook Twitter など 13
伊 万 里 市 IMARI-CITY 第 6 次 伊 万 里 市 行 政 改 革 大 綱 編 集 発 行 伊 万 里 市 政 策 経 営 部 企 画 政 策 課 行 財 政 改 革 推 進 室 848-8501 佐 賀 県 伊 万 里 市 立 花 町 1355 番 地 1 電 話 0955-23-2124( 直 通 ) FAX 0955-22-7213 e-mail kikaku@city.imari.lg.jp