中 学 校 選 択 に 関 する 調 査 88 年 07 年 東 京 調 査 の 結 果
目 次 2 このレポート( 冊 子 )は 中 学 校 選 択 に 関 する 調 査 から 東 京 調 査 の 結 果 を 中 心 に 報 告 をするものです 全 国 調 査 の 結 果 を 知 りたい 方 は 同 調 査 の 報 告 書 をご 覧 下 さい 調 査 概 要 学 校 選 択 制 保 護 者 選 択 制 実 施 区 では7 割 が 公 立 中 の 進 学 先 を 検 討 中 学 受 験 の 予 定 保 護 者 受 験 希 望 者 の4 割 が 公 立 中 高 一 貫 校 を 候 補 に 受 験 を 言 い 出 した 人 保 護 者 受 験 を 言 い 出 す 人 の 半 数 は 母 親 希 望 進 学 段 階 保 護 者 子 ども 大 学 進 学 希 望 が2 割 増 加 価 値 観 子 ども 子 どもたちが まじめ になっている 小 学 校 に 対 する 考 え 保 護 者 小 学 校 への 評 価 が 高 まったが 要 望 も 強 まった 教 育 観 保 護 者 公 立 中 への 不 安 が10ポイント 上 昇 受 験 しない 理 由 子 ども 受 験 しない 子 は 積 極 的 に 公 立 中 学 校 を 選 択 受 験 させない 理 由 保 護 者 8 割 が 公 立 中 学 校 で 十 分 と 考 えている 受 験 する 理 由 子 ども 受 験 する 理 由 には 大 きな 変 化 がない 受 験 についての 考 え 子 ども 受 験 する 子 の4 人 に3 人 が 成 長 を 実 感 受 験 する 中 学 校 子 ども 評 判 のよい 部 活 がさかん な 中 学 校 が 人 気 受 験 させる 中 学 校 で 重 視 すること 保 護 者 より 多 くのことを 考 慮 して 受 験 校 を 決 めている 受 験 校 数 受 験 を 決 めた 時 期 保 護 者 希 望 校 の 種 類 によって 受 験 スタイルが 異 なる 学 習 時 間 子 ども 希 望 する 進 学 先 によって 学 習 時 間 が 分 化 学 習 塾 子 ども 私 立 国 立 希 望 者 は4 割 が 週 5 回 以 上 通 塾 教 育 費 保 護 者 私 立 国 立 希 望 者 の8 割 が 月 5 万 円 以 上 を 支 出 教 育 費 の 変 化 保 護 者 受 験 する 中 学 の 種 類 によって 教 育 費 が 分 化 まとめ 公 立 中 高 一 貫 校 では 適 性 検 査 や 面 接 などの 方 法 で 選 抜 するため 一 般 に 受 検 と 表 記 されるが 本 レポートでは 公 立 中 高 一 貫 校 も 私 立 中 学 校 国 立 大 学 附 属 中 学 校 と 同 様 に 受 験 と 表 記 した 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22
調 査 概 要 3 調 査 テーマ: 小 学 6 年 生 とその 保 護 者 の 中 学 校 選 択 に 関 する 意 識 と 行 動 分 析 の 枠 組 み: 以 下 の 通 り 東 京 調 査 1988 年 経 年 比 較 本 レポートの 内 容 東 京 調 査 2007 年 調 査 対 象 : 東 京 23 区 内 の 公 立 小 学 校 に 通 う 6 年 生 852 名 とその 保 護 者 852 名 対 象 者 は 東 京 23 区 内 のリストからランダムに 抽 出 調 査 時 期 :2007 年 12 月 調 査 方 法 : 郵 送 法 による 自 記 式 質 問 紙 調 査 調 査 対 象 : 東 京 23 区 内 の 公 立 小 学 校 13 校 の 6 年 生 874 名 とその 母 親 816 名 調 査 時 期 :1988 年 10~11 月 調 査 方 法 : 学 校 通 しによる 自 記 式 質 問 紙 調 査 地 域 比 較 中 学 校 選 択 に 関 する 調 査 報 告 書 で 分 析 当 時 の 分 析 結 果 は 中 学 受 験 - 子 供 と 母 親 に 対 する 意 識 調 査 よ り- ( 福 武 書 店 教 育 研 究 所 研 究 所 報 Vol.2 1989 年 )に 報 告 さ れている サンプルの 詳 細 については 報 告 書 をご 参 照 ください 全 国 調 査 2007 年 調 査 対 象 : 全 国 の 公 立 小 学 校 に 通 う6 年 生 1,501 名 とその 保 護 者 1,504 名 対 象 者 は 全 国 のリストからランダムに 抽 出 調 査 時 期 :2007 年 12 月 調 査 方 法 : 郵 送 法 による 自 記 式 質 問 紙 調 査 親 子 で 一 部 にマッチングできないデータがあるため 子 ども と 保 護 者 のサンプル 数 が 異 なる 東 京 23 区 内 のサンプルは 一 部 東 京 調 査 2007 年 のものと 重 なっている 調 査 項 目 は 経 年 比 較 が 可 能 なように 配 慮 したが 次 代 の 変 化 に 併 せて 追 加 削 除 などの 変 更 を 行 っている 東 京 調 査 1988 年 と2007 年 は 調 査 対 象 の 抽 出 方 法 調 査 を 実 施 した 時 期 ( 月 ) 調 査 方 法 などが 異 なっており 厳 密 な 比 較 は できない 調 査 は 中 学 校 選 択 に 関 する 大 きな 動 向 の 変 化 をつかむことを 目 的 としている
保 護 者 全 体 選 択 制 実 施 区 では7 割 が 公 立 中 の 進 学 先 を 検 討 4 保 護 者 Q:お 住 まいの 地 域 では 公 立 中 学 校 の 学 校 選 択 制 が 導 入 されていますか 図 1: 学 校 選 択 制 2007 年 (852) 導 入 されている わからない 導 入 されていない 無 回 答 不 明 80.6 9.6 8.1 1.6 調 査 実 施 時 点 では 東 京 23 区 中 19 区 が 中 学 校 の 選 択 制 を 導 入 保 護 者 Q:お 子 様 をどの 公 立 中 学 校 に 進 学 させるか 考 えましたか 図 2: 進 学 先 の 検 討 2007 年 全 体 (687) 公 立 中 学 校 希 望 (427) 私 立 中 学 校 希 望 (145) 公 立 中 高 一 貫 校 希 望 (89) よく 考 えた 15.9 30.1 40.8 17.5 11.6 0.0 33.0 39.3 40.0 まあ 考 えた 40.3 42.7 22.8 あまり 考 えなかった 16.4 21.4 13.5 まったく 考 えなかった 無 回 答 不 明 10.3 0.0 0.0 4.5 0.0 学 校 選 択 制 の 実 施 区 の 保 護 者 は 7 割 が 進 学 先 を 検 討 公 立 中 学 進 学 予 定 の 場 合 7 割 が 進 学 先 の 学 校 を どこにするか 検 討 公 立 中 高 一 貫 校 希 望 者 も 8 割 以 上 が 公 立 中 学 の 進 学 先 を 検 討 している 注 : 学 校 選 択 制 についての 質 問 で 導 入 されている と 回 答 した 保 護 者 のみ 回 答 公 立 中 学 校 希 望 は 子 どもに 中 学 受 験 をさせる 予 定 か の 質 問 に いいえ と 回 答 した 人 私 立 中 学 校 希 望 は 同 じ 質 問 に はい と 回 答 したうえで 第 一 志 望 校 として 私 立 中 学 校 を 選 択 した 人 公 立 中 高 一 貫 校 希 望 は 同 じく はい と 回 答 したうえで 第 一 志 望 校 として 公 立 の 中 高 一 貫 校 を 選 択 した 人 を 示 す 全 体 では8 割 が 学 校 選 択 制 が 導 入 されている と 認 識 しており そのうちの7 割 が 子 どもをどの 公 立 中 学 校 に 進 学 させるか 考 えた と 回 答 している 公 立 中 学 校 への 進 学 を 考 えていた 保 護 者 や 公 立 中 高 一 貫 校 を 希 望 する 保 護 者 は7~8 割 が 考 え た と 答 えており 東 京 のような 大 都 市 圏 では 学 校 選 択 制 によって 進 学 する 中 学 校 を 考 えることが 一 般 的 になっている
保 護 者 全 体 / 受 験 させる 受 験 希 望 者 の4 割 が 公 立 中 高 一 貫 校 を 候 補 に 5 保 護 者 Q:お 子 様 に 中 学 受 験 をさせる 予 定 ですか 図 3: 中 学 受 験 の 予 定 1988 年 (816) 2007 年 (852) はい まだ 決 めていない いいえ 無 回 答 不 明 35.8 8.3 55.6 0.2 36.9 1.2 61.0 0.9 注 :サンプルの 母 体 が 異 なるため 受 験 率 の 単 純 な 比 較 はできない 保 護 者 Q: 受 験 を 考 えている 学 校 は どのような 中 学 校 ですか 図 4: 受 験 する 中 学 校 の 種 類 複 数 回 答 (%) 2007 年 の 数 値 私 立 中 学 校 国 立 大 学 の 附 属 中 学 校 10.2 67.3 8 割 が 私 立 国 立 中 を 希 望 公 立 の 中 高 一 貫 校 42.3 その 他 わからない 0.6 0.3 4 割 が 公 立 中 高 一 貫 校 を 受 験 校 の 候 補 に まだ 決 めていない 0.6 注 : 受 験 させる 予 定 かの 質 問 に はい まだ 決 めていない と 回 答 した 保 護 者 のみ 324 名 今 回 のサンプルでは 受 験 率 は4 割 弱 で 1988 年 調 査 と 比 べてほぼ 横 ばいだった しかし 19 年 前 はほとんどすべてが 私 立 中 学 や 国 立 大 学 の 附 属 中 学 を 受 験 していたと 考 えられるが 今 回 の 調 査 では4 割 が 公 立 中 高 一 貫 校 を 選 択 している( 複 数 回 答 ) 東 京 都 内 では 公 立 中 学 の 学 校 選 択 制 も 広 まっており 学 校 選 択 が 多 様 になっていることがわかる
保 護 者 受 験 させる 受 験 を 言 い 出 す 人 の 半 数 は 母 親 6 保 護 者 Q: 中 学 受 験 を 最 初 に 思 った( 言 い 出 した) 人 はどなたですか 図 5: 受 験 を 言 い 出 した 人 小 学 校 の 先 生 0.3 子 ども 自 身 母 親 父 親 1988 年 (292) 2007 年 (314) 25.3 34.7 子 ども 本 人 が 受 験 を 言 い 出 す 割 合 が 増 加 46.2 47.5 19.2 13.1 注 : 受 験 させる 予 定 かの 質 問 に はい と 回 答 した 保 護 者 のみ 塾 の 先 生 1.7 その 他 の 人 無 回 答 不 明 4.5 2.7 1.6 2.2 0.3 0.6 子 ども Q: 学 習 塾 に 行 くことは だれが 決 めましたか 図 6: 通 塾 を 決 めた 人 学 校 の 先 生 0.2 その 他 0.5 自 分 お 母 さん お 父 さん 無 回 答 不 明 1988 年 36.6 56.6 4.8 1.4 (631) 2007 年 (518) 50.4 40.9 注 : 通 塾 に 関 する 質 問 で 行 っている 前 に 行 っていたが 今 は 行 っていない と 回 答 した 子 どものみ 6.0 0.2 1.2 1.4 受 験 を 最 初 に 言 い 出 す 人 のおよそ 半 数 は 母 親 であり この 傾 向 は19 年 前 と 変 わっていない しかし 19 年 前 と 比 べると 子 ども 自 身 の 割 合 が 増 え 父 親 の 割 合 が 減 った 通 塾 している 子 に だれが 塾 に 行 くことを 決 めたか をたずねた 結 果 で も 自 分 という 回 答 が 増 えており 通 塾 や 受 験 について 子 ども 自 身 が 決 定 することが 増 えている 様 子 がうかがえる
子 ども/ 保 護 者 全 体 大 学 進 学 希 望 が2 割 増 加 7 子 ども Q: 将 来 どの 学 校 まで 進 みたいですか 図 7: 希 望 進 学 段 階 ( 子 ども) 中 学 校 高 校 専 門 学 校 短 期 大 学 四 年 制 大 学 大 学 院 よくわからない 無 回 答 不 明 1988 年 9.6 12.4 12.2 33.7 30.8 1.4 (874) 2007 年 (852) 12.9 9.3 3.5 50.1 16.4pt. その 他 注 :1988 年 調 査 では 中 学 校 まで 高 校 まで 専 門 学 校 まで 短 大 まで 入 るのがやさしい 四 年 制 大 学 まで 入 るのが 難 しい 四 年 制 大 学 まで よくわから ない から 選 択 大 学 院 まで その 他 は 選 択 肢 にはない 2007 年 調 査 では 中 学 校 まで 高 校 まで 専 門 学 校 まで 短 期 大 学 まで 四 年 制 大 学 まで 大 学 院 まで その 他 よくわからない から 選 択 0.6 22.8 0.8 保 護 者 Q:お 子 様 を 将 来 どの 学 校 まで 進 学 させたいと 思 っていますか 図 8: 希 望 進 学 段 階 ( 保 護 者 ) 中 学 校 高 校 専 門 学 校 短 期 大 学 四 年 制 大 学 大 学 院 1988 年 4.9 8.1 9.1 46.7 (816) その 他 6.5 まだ 決 めていない 無 回 答 不 明 23.4 1.3 2007 年 (852) 4.2 5.5 4.7 72.9 26.2pt. 1.8 10.4 0.5 注 :1988 年 調 査 では 中 学 校 高 校 各 種 学 校 専 門 学 校 短 大 まで 比 較 的 入 りやすいと 思 われる 大 学 入 るのが 難 しいと 思 われる 大 学 その 他 ま だ 決 めていない から 選 択 大 学 院 まで は 選 択 肢 にはない 2007 年 調 査 では 中 学 校 高 校 専 門 学 校 短 期 大 学 四 年 制 大 学 大 学 院 その 他 まだ 決 めていない から 選 択 子 どもの 回 答 をみると 短 期 大 学 よくわからない が 減 少 し 四 年 制 大 学 大 学 院 を 希 望 する 割 合 が5 割 を 超 えた また 保 護 者 の 回 答 も まだ 決 めていない が 半 減 し 四 年 制 大 学 大 学 院 までの 進 学 を 希 望 する 者 が7 割 を 超 えてい る 子 ども 保 護 者 ともに 19 年 前 と 比 べて 大 学 までの 進 学 を 希 望 する 割 合 が 増 えている
子 ども 全 体 子 どもたちが まじめ になっている 8 子 ども 図 9: 価 値 観 14.0pt. Q: 次 のことについてどのように 考 えますか 自 分 の 才 能 を 生 かせる 仕 事 につきたい 自 分 は 今 幸 せだと 思 う いじめられている 子 を 見 ると 助 けてあげたい テストは 自 分 の 成 績 がわかるのであったほうがよい 子 どもは 勉 強 すべき が 大 きく 増 加 20.8pt. ダウン 18.4pt. 8.8pt. ダウン 将 来 人 のためになる 仕 事 がしたい 8.0pt. ダウン 人 に 負 けるのが 嫌 いだ 子 どもは 勉 強 しなくてはならない できるだけ 長 く 子 どもでいたい いい 大 学 を 卒 業 すると 将 来 幸 せになれる 男 の 子 は 男 らしく 女 の 子 は 女 らしくすべきだ 何 のために 勉 強 するのかわからないときがある とてもそう 思 う + わりとそう 思 う の% 86.3 85.6 82.0 84.6 78.0 75.2 60.3 74.3 67.4 73.0 74.5 66.5 45.2 63.6 68.9 60.1 41.3 46.2 65.9 45.1 1988 年 (874) 30.2 2007 年 (852) 36.8 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 (%) 19 年 前 と 同 様 に 自 分 の 才 能 を 生 かせる 仕 事 につきたい 自 分 は 今 幸 せだと 思 う いじめられている 子 を 見 ると 助 けて あげたい などは そう 思 う という 回 答 が 多 い さらに テストは 自 分 の 成 績 がわかるのであったほうがよい 子 ども は 勉 強 しなくてはならない という 意 識 は19 年 前 と 比 べて 高 まっており まじめな 回 答 が 増 えていることがわかる
保 護 者 全 体 小 学 校 への 評 価 が 高 まったが 要 望 も 強 まった 9 保 護 者 図 10: 小 学 校 に 対 する 考 え 7 割 が 先 生 の 教 え 方 や 学 校 の 教 育 方 針 に 満 足 19.3pt. 10.4pt. Q: 小 学 校 や 先 生 について どのような 考 えをお 持 ちですか 学 校 は 子 どもにしつけやマナーをもっと 教 えるべきだ 19.7pt. 先 生 は 自 分 の 子 どものことをよく 見 てくれている 10.2pt. 17.6pt. 16.6pt. 学 校 の 先 生 は 忙 しすぎる 今 の 担 任 の 先 生 の 教 え 方 に 満 足 している 今 の 小 学 校 の 教 育 方 針 に 満 足 している 学 校 ではもっと 補 習 授 業 をすべきである 学 校 はもっとクラブ 活 動 など 学 習 以 外 のことに 力 を 入 れるべきだ 子 どもの 能 力 にあわせてクラスを 分 けてほしい 中 学 受 験 のためには 学 校 行 事 を 休 ませても 仕 方 がない 学 校 はもっと 中 学 受 験 のための 進 学 指 導 をすべきだ 11.8 11.4 21.8 20.1 21.0 31.5 とてもそう 思 う + まあそう 思 う の% 38.8 44.1 40.5 42.3 59.2 56.6 58.1 61.7 66.8 71.3 72.2 79.4 78.6 75.8 学 校 への 要 望 は 1988 年 と 比 べて かなり 強 まっている 1988 年 (816) 2007 年 (852) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 (%) 先 生 は 自 分 の 子 どものことをよく 見 てくれている は8 割 今 の 担 任 の 先 生 の 教 え 方 に 満 足 している 今 の 小 学 校 の 教 育 方 針 に 満 足 している は7 割 が 肯 定 しており 学 校 に 対 する 満 足 度 は 高 い しかし 4 人 に3 人 が 先 生 は 忙 しすぎる と 認 識 している 反 面 で もっと 補 習 授 業 をすべき しつけやマナーをもっと 教 えるべき といった 要 望 が 強 まっている
保 護 者 全 体 公 立 中 への 不 安 が10ポイント 上 昇 10 保 護 者 図 11: 教 育 観 12.1pt. Q: 教 育 に 関 する 次 のような 意 見 や 考 えについて どのように 思 いますか 多 少 無 理 をしても 子 どもの 教 育 にはお 金 をかけたい 16.9pt. ダウン 9.8pt. 親 がしっかりしていないと 子 どもは 受 験 競 争 に 勝 てない 20.9pt. ダウン 今 の 教 育 にはお 金 がかかりすぎる 受 験 競 争 は 今 後 ますます 厳 しくなるだろう わが 子 には 受 験 競 争 を 勝 ち 抜 いてほしい 今 の 日 本 は 実 力 より 学 歴 を 重 んじる 社 会 だ 今 の 学 区 の 公 立 中 学 校 は 不 安 なことが 多 い 子 どもを 一 流 大 学 に 入 れたい 男 は 男 らしく 女 は 女 らしく 教 育 すべきだ 子 どもには 受 験 の 苦 しみを 味 わわせたくない 自 分 は 高 校 ( 大 学 )の 受 験 でとても 苦 労 した 24.0 25.8 34.7 とてもそう 思 う + まあそう 思 う の% 49.2 50.5 48.1 48.2 40.6 58.2 59.0 54.0 57.1 55.6 70.3 71.4 68.6 67.3 77.2 77.4 84.2 89.1 92.5 1988 年 (816) 2007 年 (852) 0 20 40 60 80 100 注 : 一 部 の 項 目 を 図 から 省 略 し た 公 立 中 への 不 安 が 10ポイント 上 昇 今 の 日 本 は 実 力 より 学 歴 を 重 んじる 社 会 だ を 肯 定 する 割 合 は 低 下 しているものの 受 験 競 争 は 今 後 ますます 厳 しくなるだ ろう は8 割 わが 子 には 受 験 競 争 を 勝 ち 抜 いてほしい は7 割 が そう 思 う と 答 えており 受 験 に 対 する 意 識 はまだまだ 強 いことがわかる 公 立 中 学 校 は 不 安 無 理 をしても 子 どもの 教 育 にはお 金 をかけたい は 肯 定 率 が 上 昇 している (%)
子 ども 受 験 しない 受 験 しない 子 は 積 極 的 に 公 立 中 学 校 を 選 択 11 子 ども Q: 中 学 受 験 をしないのは どうしてですか 図 12: 受 験 しない 理 由 ( 子 ども) 7.3pt. 8 割 が 公 立 中 学 に 行 きたい と 回 答 17.0pt. 19.4pt. 近 くの 公 立 中 学 校 に 行 きたいから 13.5pt. 受 験 勉 強 をしたくないから もっと 遊 びたいから 受 験 したい 中 学 校 がないから 親 にお 金 をかけさせたくないから 10.7pt. 14.1pt. 親 が 受 験 をすすめないから 友 だちが 受 験 しないから とてもそう 思 う + わりとそう 思 う の% 68.8 76.1 55.8 69.3 53.4 67.5 37.7 57.1 29.2 46.2 35.5 34.4 1988 年 (459) 21.2 2007 年 (520) 31.9 0 10 20 30 40 50 60 70 80 (%) 注 : 受 験 をしようと 思 っているかどうかの 質 問 に いいえ と 回 答 した 子 どものみ 中 学 受 験 をしない 子 どもは 76.1%が 近 くの 公 立 中 学 校 に 行 きたいから と 回 答 しており 積 極 的 に 地 域 の 公 立 中 学 校 を 選 択 していることがわかる 受 験 勉 強 をしたくないから もっと 遊 びたいから 受 験 したい 中 学 校 がないから 親 にお 金 を かけさせたくないから なども10ポイント 以 上 増 えていて 受 験 をしない 理 由 を 強 く 意 識 するようになっていることがわかる
保 護 者 受 験 させない 8 割 が 公 立 中 学 校 で 十 分 と 考 えている 12 保 護 者 Q:お 子 様 に 受 験 をさせないのは なぜですか 図 13: 受 験 させない 理 由 ( 保 護 者 ) 15.4pt. 8 割 が7.3pt. 公 立 中 学 で 十 分 と 回 答 12.0pt. 私 立 中 学 校 は 授 業 料 が 高 いから 23.0pt. 14.5pt. 通 学 に 便 利 だから 公 立 中 学 校 で 十 分 だから 公 立 中 学 校 のほうが いろいろな 生 徒 が 集 まってたくましく 育 つから 子 どもが 受 験 を 嫌 がるから 自 分 (または 配 偶 者 )も 公 立 中 学 校 を 出 たから 26.5pt. 公 立 中 の 校 風 が 気 に 入 っている も 大 幅 増 公 立 中 学 校 の 教 育 方 針 や 校 風 が 気 に 入 っているから 公 立 中 学 校 の 先 生 のほうが 教 え 方 が 上 手 だと 思 うから 8.6 7.9 18.7 39.2 39.8 とてもそう 思 う + まあそう 思 う の% 45.2 55.2 65.4 68.8 62.2 71.8 68.8 85.2 82.7 80.8 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 86.3 1988 年 (454) 2007 年 (520) (%) 注 : 受 験 させる 予 定 かの 質 問 に いいえ と 回 答 した 保 護 者 のみ 中 学 受 験 をさせない 保 護 者 のうち8 割 は 公 立 中 学 校 で 十 分 と 考 えている また 受 験 させない 理 由 として 通 学 に 便 利 だから 公 立 中 学 校 の 教 育 方 針 や 校 風 が 気 に 入 っているから などを 肯 定 する 割 合 が 増 えており 積 極 的 に 公 立 中 学 校 を 選 択 する 保 護 者 が 増 えていることがわかる ただし 私 立 中 学 校 は 授 業 料 が 高 いから も 増 加 し 8 割 が 肯 定 している
子 ども 受 験 する 受 験 する 理 由 には 大 きな 変 化 がない 13 子 ども Q: 受 験 しようと 思 うのは どうしてですか 図 14: 受 験 する 理 由 ( 子 ども) とてもそう 思 う + わりとそう 思 う の% とても 行 きたいと 思 う 中 学 校 があるから 76.7 77.5 高 校 受 験 をしなくてよいから 69.1 72.7 お 母 さんに 言 われたから 近 くの 公 立 中 学 校 からでは いい 高 校 や 大 学 に 行 けないから 41.0 43.7 45.8 41.5 行 きたい 中 学 がある 高 校 受 験 をしなくてよい が 受 験 理 由 のトップ2 お 父 さんに 言 われたから 27.9 24.6 16.7pt. 友 だちが 受 験 するから 5.7 22.4 7.8pt. ダウン 近 くの 公 立 中 学 校 はいじめの 心 配 があるから 学 習 塾 の 先 生 にすすめられたから * 30.0 22.2 20.2 20.2 1988 年 (297) 2007 年 (316) 学 校 の 先 生 にすすめられたから 1.4 3.4 0 10 20 30 40 50 60 70 80 中 学 受 験 をする 理 由 として 肯 定 率 が 高 い 上 位 2 項 目 は とても 行 きたいと 思 う 中 学 校 があるから 高 校 受 験 をしなくてよい から で 19 年 前 と 比 べて 変 化 がない 全 体 に 受 験 する 理 由 については 経 年 での 変 化 が 小 さいが 友 だちが 受 験 するから が16ポイント 上 昇 し 近 くの 公 立 中 学 校 はいじめの 心 配 があるから が8ポイント 減 少 した (%) 注 1: 受 験 をしようと 思 っているかどうかの 質 問 に はい と 回 答 した 子 どものみ 注 2:* 印 は1988 年 調 査 では 近 くの 公 立 中 学 校 はいじめや 非 行 の 心 配 があるから
子 ども 受 験 する 受 験 する 子 の4 人 に3 人 が 成 長 を 実 感 14 子 ども Q: 中 学 受 験 についてどう 思 いますか 図 15: 受 験 についての 考 え( 子 ども) 子 どもも 受 験 にお 金 が かかることを 認 識 19.1pt. 14.0pt. ダウン 12.4pt. 13.3pt. 合 格 するのがとても 難 しい 自 分 の 力 を 試 すことができる 5.3pt. ダウン お 金 がたくさんかかる 受 験 勉 強 は 苦 しい 人 間 として 大 きく 成 長 する 小 学 校 で 習 う 以 外 に いろいろなことが 勉 強 できておもしろい 9.8pt. 小 学 校 で 習 わないことも 勉 強 しなければいけないので 大 変 家 族 が 気 をつかってくれる 家 族 で 話 し 合 うことが 多 くなる * 47.8 とてもそう 思 う + わりとそう 思 う の% 51.5 59.2 62.9 57.6 62.6 67.0 70.6 68.4 79.4 81.5 76.2 75.9 85.9 82.9 82.4 88.9 91.8 1988 年 (297) 2007 年 (316) 成 長 や 勉 強 の 面 白 さも 実 感 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 (%) 注 1: 受 験 をしようと 思 っているかどうかの 質 問 に はい と 回 答 した 子 どものみ 注 2:* 印 は1988 年 調 査 では 小 学 校 で 習 わないことも 勉 強 しなければいけない 19 年 前 と 比 べると 受 験 勉 強 は 苦 しい 小 学 校 で 習 わないことも 勉 強 しなければいけないので 大 変 が 減 少 する 一 方 で 人 間 として 大 きく 成 長 する 小 学 校 で 習 う 以 外 にいろいろなことが 勉 強 できておもしろい が 増 加 しており 中 学 受 験 をポジ ティヴにとらえる 子 どもが 増 えていることがわかる お 金 がたくさんかかる という 認 識 も12ポイント 上 昇 し 8 割 に 迫 る
子 ども 受 験 する 評 判 のよい 部 活 がさかん な 中 学 校 が 人 気 15 子 ども Q: 受 験 しようと 思 うのは どんな 中 学 校 ですか 図 16: 受 験 する 中 学 校 ( 子 ども) 7.4pt. 14.3pt. 8.1pt. 12.3pt. 10.0pt. みんなの 評 判 のよい 中 学 校 部 活 動 がさかんな 中 学 校 いじめの 心 配 がない 中 学 校 有 名 な 大 学 に 合 格 する 人 が 多 い 中 学 校 制 服 のすてきな(かっこいい) 中 学 校 スポーツや 芸 術 などで 有 名 な 中 学 校 9.6pt. ダウン 規 則 が 厳 しくない 中 学 校 * 家 から 近 い 中 学 校 男 女 別 々の 中 学 校 35.7 40.4 38.3 43.1 38.3 50.0 48.5 47.8 43.4 47.9 とてもそう + わりとそう の% 59.3 55.9 63.3 68.4 69.3 69.7 67.1 80.7 男 女 別 学 がダウンした 以 外 はほとんどの 項 目 で 増 加 横 ばい 1988 年 (297) 2007 年 (316) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 注 1: 受 験 をしようと 思 っているかどうかの 質 問 に はい と 回 答 した 子 どものみ 注 2:* 印 は1988 年 調 査 では いじめや 非 行 の 心 配 がない 中 学 校 (%) 受 験 しようと 思 う 中 学 校 についてたずねたところ みんなの 評 判 のよい 中 学 校 が19 年 前 から12ポイント 増 え 8 割 に 達 した そのほか 部 活 動 がさかん 有 名 な 大 学 に 合 格 する 人 が 多 い 制 服 のすてきな(かっこいい) スポーツや 芸 術 などで 有 名 といった 項 目 で 肯 定 率 が 上 昇 しており 受 験 する 予 定 の 中 学 に 多 くのことを 求 めるようになっていることがわかる
保 護 者 受 験 させる より 多 くのことを 考 慮 して 受 験 校 を 決 めている 16 保 護 者 Q: 受 験 させる 中 学 校 を 決 めるとき 次 のことをどれくらい 重 視 しますか 図 17: 受 験 させる 中 学 校 決 定 で 重 視 すること とても 重 視 する + まあ 重 視 する の% 公 立 校 にはできない 個 性 的 な 教 育 が 期 待 できる 14.2pt. 21.3pt. その 学 校 の 教 育 方 針 や 校 風 がよい 7.4pt. 9.2pt. 有 名 大 学 に 合 格 する 可 能 性 が 高 い スポーツや 芸 術 などで 有 名 である 25.9pt. ダウン 17.3pt. 16.6pt. 中 高 一 貫 教 育 である 通 学 に 便 利 な 場 所 にある いじめや 非 行 の 心 配 がない 世 間 での 評 価 が 高 い 伝 統 がある 大 学 までの 一 貫 教 育 である 制 服 などのセンスがよい 17.2 17.1 36.0 33.7 38.5 62.0 59.6 73.8 69.8 65.0 61.9 72.6 81.5 88.9 83.2 83.5 81.8 79.3 85.6 90.4 93.1 97.2 大 学 一 貫 がダウンした 以 外 はほとんどの 項 目 で 増 加 横 ばい 1988 年 (292) 2007 年 (314) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 注 1: 受 験 させる 予 定 かの 質 問 に はい と 回 答 した 保 護 者 のみ 注 2: 一 部 の 項 目 を 図 から 省 略 した (%) 大 学 までの 一 貫 教 育 である ことは 19 年 前 と 比 べて 重 視 されなくなっている しかし そのほかでは 重 視 する の 割 合 が 増 加 した 項 目 が 多 く より 多 くのことを 考 慮 して 受 験 校 選 びをしている 様 子 がうかがえる 世 間 での 評 価 といった 学 校 のブ ランドとともに 有 名 大 学 に 合 格 する 可 能 性 スポーツや 芸 術 などで 重 視 する 割 合 が 高 まっている
保 護 者 受 験 させる 希 望 校 の 種 類 によって 受 験 スタイルが 異 なる 保 護 者 Q: 何 校 くらい 受 験 させるつもりですか 図 18: 受 験 校 数 1 校 2 校 くらい 3 校 くらい 4 校 以 上 わからない 無 回 答 不 明 17 1 校 が 増 加 2~3 校 が 減 少 4 校 以 上 が 増 加 私 立 国 立 中 希 望 者 は 半 数 が4 校 以 上 注 : 受 験 させる 予 定 かの 質 問 に はい と 回 答 した 保 護 者 のみ 私 立 国 立 中 学 校 希 望 はそのうち 私 立 中 学 校 国 立 大 学 の 附 属 中 学 校 を 第 一 志 望 に 選 択 した 人 公 立 中 高 一 貫 校 希 望 は 同 じく 公 立 の 中 高 一 貫 校 を 第 一 志 望 として 選 択 した 人 を 示 す 保 護 者 Q: 中 学 受 験 をさせようと 決 めたのは いつですか 図 19: 受 験 を 決 めた 時 期 1~2 年 生 より 前 3 年 生 のころ 4 年 生 のころ 5 年 生 のころ 6 年 生 になって 無 回 答 不 明 1~2 年 生 より 前 が 減 少 5~6 年 生 が 増 加 公 立 一 貫 校 希 望 者 は 半 数 が6 年 生 で 決 定 注 : 受 験 させる 予 定 かの 質 問 に はい と 回 答 した 保 護 者 のみ 1~2 年 生 より 前 は 2007 年 調 査 では 小 学 校 入 学 以 前 と 1~2 年 生 のころ を 分 けてたずねた 受 験 校 数 は 1 校 に 絞 る 家 庭 と 4 校 以 上 を 受 けさせる 家 庭 の 二 極 に 分 化 している ただし 私 立 国 立 中 学 校 を 希 望 する 場 合 は 4 校 以 上 が 増 加 しているのに 対 して 公 立 中 高 一 貫 校 を 希 望 する 場 合 は8 割 が 1 校 のみで 希 望 校 によって 大 きく 異 なる 受 験 を 決 めた 時 期 は 公 立 中 高 一 貫 校 希 望 者 の 半 数 が 6 年 生 で 決 定 しているため 経 年 では 遅 くなる 傾 向 がみられる
子 ども 全 体 / 受 験 する/ 受 験 しない 希 望 する 進 学 先 によって 学 習 時 間 が 分 化 18 子 ども Q:ふだん 学 校 以 外 で1 日 にどれくらい 勉 強 しますか( 塾 での 学 習 を 含 む) 図 20: 学 習 時 間 無 回 答 不 明 しない+30 分 1 時 間 台 2 時 間 台 3 時 間 台 4 時 間 +4 時 間 以 上 子 ども 全 体 1988 年 (874) 23.7 24.1 17.0 16.0 18.2 1.1 2007 年 (852) 18.6 36.1 18.7 10.5 15.2 0.7 しない+30 分 が 減 少 1~2 時 間 台 が 増 加 3 時 間 台 以 上 が 減 少 全 体 では 中 間 層 が 増 加 1988 年 受 験 39.0 (459) しない 2007 年 27.5 ( 公 立 中 学 校 希 望 ) (520) しない+30 分 が 減 少 受 験 する 3.7 1988 年 1.7 (297) 2007 年 3.8 (316) 2007 年 希 望 中 学 別 (205) (105) 15.9 14.5 17.4 31.9 23.1 49.4 36.2 1 時 間 台 が 増 加 45.8 2 時 間 台 以 下 が 増 加 3 時 間 台 以 上 が 減 少 4 割 が 2 時 間 を 下 回 る 40.8 16.1 19.4 半 数 以 上 が 4 時 間 を 超 える 4.33.3 1.1 2.7 0.8 0.2 学 習 時 間 について1988 年 調 査 と2007 年 調 査 を 比 べると 1~2 時 間 台 の 中 間 層 が 増 加 した ただし 希 望 する 進 学 先 によっ て 学 習 時 間 は 大 きく 異 なる 3 時 間 以 上 勉 強 する 比 率 は 公 立 中 学 校 への 進 学 を 希 望 する 子 ども( 受 験 しない 子 ども)は 2.9%にとどまるが 公 立 中 高 一 貫 校 を 希 望 する 子 どもは32.4% 私 立 国 立 中 学 校 を 希 望 する 子 どもは79.5%である 1.0 0.3 受 験 しない 子 は 学 習 時 間 が 増 加 受 験 する 子 は 学 習 時 間 が 減 少 私 立 国 立 中 学 校 の 希 望 者 は 学 習 時 間 が 増 加 注 1: 受 験 しない は 中 学 受 験 をするかどうかの 質 問 に いいえ と 回 答 した 子 ども 受 験 する は 同 じ 質 問 に はい と 回 答 した 子 どもを 示 す( 子 どもの 回 答 で 分 類 ) 注 2: 私 立 国 立 中 学 校 希 望 は 受 験 者 のうち 私 立 中 学 校 国 立 大 学 の 附 属 中 学 校 を 第 一 志 望 に 選 択 した 人 公 立 中 高 一 貫 校 希 望 は 同 じく 公 立 の 中 高 一 貫 校 を 第 一 志 望 として 選 択 した 人 を 示 す( 保 護 者 の 回 答 で 分 類 ) 注 3: 学 習 時 間 は1988 年 調 査 では 4 時 間 が 選 択 肢 にはなく 4 時 間 より 多 い となっている また 1 時 間 と 1 時 間 30 分 を 併 せて 1 時 間 台 と 図 示 した
子 ども 受 験 する 私 立 国 立 希 望 者 は4 割 が 週 5 回 以 上 通 塾 19 子 ども Q: 学 習 塾 に 行 っていますか 図 21: 通 塾 率 ( 受 験 する 子 ) 受 験 する 2007 年 希 望 中 学 別 (297) (316) (205) (105) 1988 年 も2007 年 も 受 験 する 子 の9 割 は 塾 に 通 っている 希 望 する 学 校 によって 通 塾 率 が 異 なる 子 ども Q: 学 習 塾 には 1 週 間 に 何 回 くらい 行 っていますか 図 22: 通 塾 の 頻 度 ( 受 験 する 子 ) 6 回 7 回 以 上 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 無 回 答 不 明 受 験 する 2007 年 希 望 中 学 別 (261) (290) 私 立 国 立 中 希 望 者 は 4 割 が 週 5 回 以 上 通 塾 (195) (88) 注 1: 中 学 受 験 をするかどうかの 質 問 に はい と 回 答 した 子 どものみ また 通 塾 頻 度 は そのうちで 塾 に 行 っている と 回 答 した 子 どものみ 注 2: 私 立 国 立 中 学 校 希 望 は 受 験 者 のうち 私 立 中 学 校 国 立 大 学 の 附 属 中 学 校 を 第 一 志 望 に 選 択 した 人 公 立 中 高 一 貫 校 希 望 は 同 じく 公 立 の 中 高 一 貫 校 を 第 一 志 望 として 選 択 した 人 を 示 す( 保 護 者 の 回 答 で 分 類 ) 注 3: 通 塾 頻 度 は 1988 年 調 査 では 保 護 者 に 2007 年 調 査 では 子 どもにたずねている 受 験 をする 子 どもの9 割 は 学 習 塾 に 通 っており この 状 況 は1988 年 も2007 年 も 変 わりない ただし 公 立 中 高 一 貫 校 を 希 望 して いる 子 どもは2 割 が 塾 に 通 わずに 受 験 をしている 通 塾 の 頻 度 も 希 望 する 進 学 先 によって 大 きく 異 なる 週 5 回 以 上 塾 に 通 って いる 割 合 は 私 立 国 立 中 学 校 を 希 望 する 子 どもは4 割 であるのに 対 し 公 立 中 高 一 貫 校 を 希 望 する 子 どもは1 割 である
保 護 者 全 体 / 受 験 させる/ 受 験 させない 私 立 国 立 希 望 者 の8 割 が 月 5 万 円 以 上 を 支 出 20 保 護 者 Q:6 年 生 のお 子 様 1 人 にかかる 教 育 費 は 月 平 均 でいくらぐらいですか 図 23: 教 育 費 1 万 円 未 満 1~2 万 円 未 満 2~5 万 円 未 満 5~10 万 円 未 満 10 万 円 以 上 保 護 者 全 体 受 験 させない ( 公 立 中 学 校 希 望 ) (750) (709) (403) (428) 1~2 万 円 が 微 増 2~5 万 円 が 微 減 5 万 円 以 上 が 微 増 受 験 させる 2007 年 希 望 中 学 別 (279) (267) 2 万 円 以 下 が 増 加 5~10 万 円 が 半 数 を 超 える 5 万 円 以 上 が 増 加 (177) (88) 2~5 万 円 が 半 数 を 超 える 注 1: 受 験 させる 予 定 かの 質 問 に はい と 回 答 した 保 護 者 のみ 注 2: 私 立 国 立 中 学 校 希 望 は 受 験 者 のうち 私 立 中 学 校 国 立 大 学 の 附 属 中 学 校 を 第 一 志 望 に 選 択 した 人 公 立 中 高 一 貫 校 希 望 は 同 じく 公 立 の 中 高 一 貫 校 を 第 一 志 望 として 選 択 した 人 を 示 す 注 3: 無 回 答 不 明 は 除 外 して 比 率 を 算 出 した 教 育 費 も 希 望 する 進 学 先 により 分 化 している 私 立 国 立 中 学 校 を 希 望 している 家 庭 では 月 に 5 万 円 以 上 の 教 育 費 を 支 出 する 比 率 が51.3%から76.9%に 増 加 した(88 年 調 査 では 第 一 志 望 をたずねていないが 全 員 が 私 立 国 立 中 学 校 希 望 であると 仮 定 した) その 一 方 で 公 立 中 高 一 貫 校 を 希 望 している 家 庭 で 5 万 円 以 上 支 出 する 比 率 は 31.8%である
保 護 者 全 体 / 受 験 させる/ 受 験 させない 受 験 する 中 学 の 種 類 によって 教 育 費 が 分 化 21 保 護 者 Q:6 年 生 のお 子 様 1 人 にかかる 教 育 費 は 月 平 均 でいくらぐらいですか 図 24: 教 育 費 の 変 化 私 立 国 立 中 学 校 希 望 64,541 円 ( 円 ) 60,000 56,058 円 56,876 円 どういう 中 学 を 受 験 するかで 教 育 費 が 分 化 する 状 況 に 受 験 させる 50,000 40,000 公 立 中 高 一 貫 校 希 望 38,978 円 33,267 円 全 体 32,586 円 30,000 20,000 17,993 円 17,671 円 10,000 0 1988 年 (749) 受 験 させない( 公 立 中 学 校 希 望 者 ) 2007 年 (708) 注 1: 教 育 費 の 質 問 について 無 回 答 不 明 は 除 いて 数 値 を 算 出 した また 回 答 されたもののうち 40 万 円 (2 件 )は 異 常 値 として 算 出 から 除 外 した 注 2: 受 験 させるかどうかについて まだ 決 めていな い と 回 答 した 人 と 無 回 答 不 明 の 人 は 図 から 省 略 した 注 3: 小 学 校 でかかる 費 用 を 除 き 学 用 品 などは 含 めて 回 答 してもらっている 受 験 させない 家 庭 では 教 育 費 が 約 300 円 減 少 し 受 験 させる 家 庭 では 約 800 円 増 加 したため 受 験 させるかどうかで1,100 円 程 度 の 差 が 開 いた また 受 験 させる 場 合 でも どういう 中 学 を 受 験 するかで 教 育 費 は 大 きく 異 なり 私 立 中 学 校 を 希 望 している 保 護 者 は 教 育 費 を 増 やしている 様 子 がうかがえる
まとめ 22 保 護 者 の 学 校 に 対 する 要 望 が 強 くなった 1988 年 調 査 と 比 べると 小 学 校 に 対 して もっと 補 習 授 業 をすべき しつけやマナーを 教 えるべき 能 力 にあわせ てクラスを 分 けてほしい などは20ポイント 近 く 上 昇 した 公 立 中 学 に 対 する 不 安 感 が 高 まった 今 の 学 区 の 公 立 中 学 校 は 不 安 なことが 多 い の 肯 定 率 が 約 10ポイント 増 えて 約 6 割 に 学 校 に 対 する 期 待 が 高 まって いる 分 だけ 不 安 を 抱 きやすくなっている 状 況 がうかがえる 受 験 する 子 ども 受 験 させる 保 護 者 は 受 験 する 学 校 により 多 くのことを 求 めるようになっている 私 立 国 立 中 学 校 や 公 立 中 高 一 貫 校 に 行 けば それらが 満 たさせると 考 えているのではないか 公 立 中 高 一 貫 校 が 選 択 肢 の1つになった 東 京 (23 区 内 )では 6 人 に1 人 が 公 立 中 高 一 貫 校 の 受 験 を 考 え 10 人 に1 人 の 割 合 でそこへの 進 学 を 第 一 志 望 にしている 私 立 国 立 中 学 校 の 受 験 と 公 立 中 高 一 貫 校 の 受 験 はスタイルが 大 きく 異 なる 私 立 中 学 校 希 望 者 は 中 学 年 段 階 から 準 備 を 始 め 1 日 の 学 習 時 間 も 長 く 複 数 の 学 校 を 受 験 する 子 どもが 多 い これに 対 して 公 立 中 高 一 貫 校 の 希 望 者 は 6 年 生 になってから 受 験 を 決 めるケースが 多 く 1 日 の 学 習 時 間 も 私 立 中 学 校 希 望 者 の6 割 程 度 の 長 さで 1 校 に 絞 って 受 験 をしている 公 立 中 高 一 貫 校 ができたことにより 受 験 のスタイルが 多 様 化 した 中 学 校 の 選 択 について 以 前 よりも 考 えるようになっている 公 立 中 学 校 に 進 学 する 場 合 も 中 学 受 験 をする 場 合 も その 理 由 として 選 択 される 項 目 が 増 えている より 多 くの 理 由 を 見 出 して 進 路 を 決 定 している 様 子 がうかがえる ポジティヴな 選 択 をする 傾 向 がみられる 公 立 中 学 校 に 進 学 する 子 どもは 8 割 弱 が 近 くの 公 立 中 学 校 に 行 きたいから と 回 答 している また 受 験 する 子 ども も 約 8 割 が とても 行 きたいと 思 う 中 学 校 があるから と 回 答 している 受 験 する 子 どもの4 人 に3 人 が 受 験 によって 人 間 として 大 きく 成 長 する と 答 えており 前 向 きな 選 択 をしている 子 ども 本 人 や 保 護 者 は 地 域 の 公 立 中 学 校 に 進 学 することや 中 学 受 験 をすることを ネガティヴにとらえるのではなく 前 向 きにとらえている