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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

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平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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疑わしい取引の参考事例

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4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

人 に 使 用 される 者 としての 勤 続 期 間 を 当 該 職 員 となつた 者 の 職 員 としての 勤 続 期 間 に 通 算 することと 定 められている 法 人 に 限 る )をいう 3 第 一 項 の 退 職 手 当 通 算 予 定 職 員 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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発 覚 理 由 違 反 態 様 在 日 期 間 違 反 期 間 婚 姻 期 間 夫 婦 間 の 子 刑 事 処 分 等 1 出 頭 申 告 不 法 残 留 約 13 年 9 月 約 9 年 11 月 約 1 年 10 月 2 出 頭 申 告 不 法 入 国 約 4 年 2 月 約 4 年 2 月 約

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NEWS LETTER 2014-4 目 次 海 外 における 商 標 ニュース トピック... 1 韓 国 がハーグ 協 定 (ジュネーブ 改 正 協 定 )に 加 入 しました... 1 シリア: 複 数 区 分 をカバーする 商 標 登 録 の 更 新... 1 日 本 における 商 標 ニュース トピック... 2 参 考 審 決... 2 審 決 1(3 条 1 項 3 号 関 係 )... 2 審 決 2(4 条 1 項 11 号 関 係 )... 3 参 考 判 例... 4 海 外 における 商 標 ニュース トピック 韓 国 がハーグ 協 定 (ジュネーブ 改 正 協 定 )に 加 入 しました 韓 国 が 意 匠 の 国 際 登 録 に 関 するハーグ 協 定 のジュネーブ 改 正 協 定 へ 加 入 しました これにより 韓 国 では 2014 年 7 月 1 日 から 国 際 意 匠 出 願 が 可 能 となり 韓 国 特 許 庁 を 通 じて WIPO( 世 界 知 的 所 有 権 機 関 )に 一 つの 国 際 出 願 を 行 うことにより 複 数 の 加 盟 国 ( 指 定 国 )に 意 匠 出 願 を 行 ったと 同 等 の 効 果 を 得 ることができるようになります なお 韓 国 人 ( 法 人 )のみならず 韓 国 に 住 所 又 は 営 業 所 を 持 つ 外 国 人 外 国 法 人 なども 韓 国 特 許 庁 を 通 じて 国 際 意 匠 出 願 を 行 うことができるようになります なお 日 本 でも 特 許 庁 が ハーグ 協 定 (ジュネーブ 改 正 協 定 ) への 加 入 に 向 けて 検 討 準 備 を 進 めています シリア: 複 数 区 分 をカバーする 商 標 登 録 の 更 新 シリアでは 2007 年 3 月 12 日 に 施 行 された 現 行 商 標 法 の 下 単 区 分 出 願 ( 一 区 分 一 出 願 ) 制 度 が 採 用 されています しかし 旧 法 では 多 区 分 出 願 制 度 を 採 用 していたため 一 登 録 で 複 数 の 区 分 をカバーしている 商 標 登 録 が 存 在 します その 様 な 複 数 区 分 を 一 登 録 でカバーしている 商 標 権 を 更 新 した 場 合 現 行 法 の 下 区 分 毎 に 更 新 登 録 がなされ 更 新 登 録 証 も 発 行 されることに なります 更 新 費 用 (オフィシャルフィー)も 区 分 の 数 に 応 じて 加 算 されますので 更 新 時 には 維 持 する 必 要 のある 区 分 ( 商 品 又 は 役 務 )であるかの 確 認 を 行 うことをお 勧 めします 1 / 7

参 考 審 決 日 本 における 商 標 ニュース トピック 審 決 1(3 条 1 項 3 号 関 係 ) 不 服 2013-15454( 平 成 25 年 12 月 20 審 決 ) 商 願 2012-90715 本 願 商 標 :やわはだキープ( 標 準 文 字 ) 指 定 商 品 : 第 5 類 紙 製 幼 児 用 おしめ, 使 い 捨 て( 紙 製 ) 乳 幼 児 用 おしめ(パンツ 式 のものを 含 む) 審 決 では その 構 成 中 やわはだ の 文 字 が ( 女 性 の)やわらかな 肌 の 意 味 を キープ の 文 字 が 確 保 すること とって 置 くこと の 意 味 を 有 するとしても( やわはだ キープ 共 に 広 辞 苑 第 六 版 株 式 会 社 岩 波 書 店 ) やわはだキープ の 語 が 本 願 商 標 の 指 定 商 品 の 分 野 におい て 原 審 説 示 のように 柔 らかな 肌 を 維 持 する といった 意 味 合 いを 理 解 させるものとして 一 般 に 使 用 されているというに 足 る 事 実 は 発 見 できない また 本 願 商 標 の 指 定 商 品 の 分 野 において やわはだキープ の 語 が 商 品 の 品 質 などを 直 接 的 に 理 解 させるものとして 需 要 者 に 一 般 に 認 識 されているというに 足 る 実 情 も 見 いだせない と 認 定 した 上 で 原 査 定 を 取 り 消 した 寸 評 本 審 決 もそうであるが 最 近 の 審 決 では 指 定 商 品 の 業 界 分 野 における 品 質 表 示 等 としての 実 際 の 認 識 事 実 や 使 用 例 がない 場 合 には 識 別 力 なしという 結 論 を 回 避 しようとする つまり 消 極 的 に 識 別 力 を 容 認 する 傾 向 にあるように 感 じられる 本 件 では やわはだキープ と 表 示 された 幼 児 用 おしめ を 需 要 者 ( 親 )が 見 たら 赤 ちゃんの 柔 らかい 肌 を 維 持 する 効 果 を 有 するおしめなんだ 即 ち おしめの 品 質 ( 内 容 )を 端 的 に 表 してい ると 容 易 に 理 解 認 識 できると 思 いませんか 業 界 内 で 品 質 表 示 等 として 実 際 に 使 用 されている 例 がなければ 一 人 に 独 占 排 他 権 を 付 与 しても 不 都 合 はないということなのかもしれないが 特 許 庁 の 審 査 上 想 定 される 平 均 的 な 需 要 者 の 認 識 と 実 際 の 需 要 者 の 認 識 があまりにもかけ 離 れ ているような 気 がしてならない さりとて 審 判 部 の 判 断 傾 向 がそうであるならば それなりの 対 応 が 求 められるのもまた 事 実 で ある 商 標 を 構 成 する 言 葉 の 意 味 や 意 味 のある 複 数 の 言 葉 を 結 合 し 全 体 としてもしかるべき 意 味 を 想 起 できるからと 言 って 安 易 に 識 別 力 がないと 判 断 し 権 利 化 を 断 念 して 使 用 するのはリ スクが 高 いとも 言 えそうである 後 日 他 人 が 同 じ 言 葉 を 出 願 して 権 利 化 されてしまったら 今 度 は 逆 に 権 利 侵 害 の 紛 争 に 巻 き 込 まれないとも 限 らないからである 最 近 の 審 判 部 は 商 標 の 類 否 の 判 断 も 含 めて 識 別 力 の 判 断 も 従 来 よりかなり 緩 くなっている 印 象 を 受 けるので インターネットで 調 べてみて 同 じような 使 用 例 がヒットしなければ 審 判 まで 行 く 覚 悟 で 取 りあえず 権 利 化 を 試 みるのも 戦 略 の 一 つとして 有 効 かもしれない 2 / 7

審 決 2(4 条 1 項 11 号 関 係 ) 不 服 2013-5204( 平 成 25 年 11 月 27 日 審 決 ) 商 願 2012-31583( 第 25 類 ) 本 願 商 標 : 引 用 商 標 : 審 決 では 本 願 商 標 の 文 字 様 の 部 分 は 何 らかの 英 文 字 が 筆 記 体 で 表 されているものと 看 取 されるとしても 一 見 していかなる 文 字 を 表 してなるのか 具 体 的 に 把 握 することはできないという のが 自 然 である そうすると この 部 分 は 原 審 が 説 示 する maximum の 文 字 とは 看 取 されず したがって マキシマム の 称 呼 及 び 最 大 限 の 観 念 を 生 じないというのが 相 当 である その 他 本 願 商 標 から マキシマム の 称 呼 及 び 最 大 限 の 観 念 をも 生 ずるというべき 実 情 は 見 当 たらな い と 認 定 した 上 で 原 査 定 を 取 り 消 した 寸 評 この 程 度 の 筆 記 体 であれば 平 均 的 な 需 要 者 なら 差 ほどの 困 難 なく 英 文 字 の 部 分 を Maxi mum と 認 識 できると 思 うので 本 件 審 決 には 疑 問 を 感 じざるを 得 ない 結 論 先 にありきの 誹 りを 免 れないのではなかろうか このような 審 決 が 下 されるとなると 英 文 字 からなる 商 標 を 標 準 文 字 での 権 利 化 だけでは 安 心 できない 場 合 もあり 得 るため 筆 記 体 の 英 文 字 を 使 用 する 予 定 であれ ば それについても 一 応 権 利 化 しておく 方 が 無 難 かもしれない 不 服 2013-16579( 平 成 25 年 12 月 19 日 審 決 ) 商 願 2012-25495( 第 12 類 ) 本 願 商 標 : TERRA( 標 準 文 字 ) 引 用 商 標 1: 2: 3 / 7

審 決 では 引 用 両 商 標 は 同 じ 書 体 同 じ 大 きさでまとまりよく 表 されており また その 構 成 全 体 から 生 じる テラタイヤ の 称 呼 も5 音 という 短 い 音 構 成 であり よどみなく 一 連 に 称 呼 し 得 るもの である そうとすれば 引 用 商 標 1 及 び2は その 構 成 中 の TIRE 及 び タイヤ の 文 字 が 引 用 商 標 1 及 び2の 指 定 商 品 である タイヤ を 表 すものであるとしても かかる 構 成 においては その 構 成 全 体 をもって 特 定 の 語 義 を 有 することのない 一 連 の 造 語 を 表 したものとして 認 識 されるとみ るのが 相 当 であるから その 構 成 文 字 全 体 に 相 応 する テラタイヤ の 称 呼 のみを 生 じ 特 定 の 観 念 は 生 じないものである そこで 本 願 商 標 と 引 用 商 標 1 及 び2の 類 否 について 検 討 するに 本 願 商 標 から 生 じる テラ の 称 呼 と 引 用 商 標 1 及 び2から 生 じる テラタイヤ の 称 呼 とを 比 較 すると 両 称 呼 は その 音 構 成 及 び 構 成 音 数 が 異 なり 相 紛 れるおそれはない また 本 願 商 標 と 引 用 商 標 1 及 び2は 上 記 のとおりの 構 成 よりなるから 外 観 上 も 明 らかに 区 別 し 得 る 差 異 を 有 するもの である そして 観 念 においては 本 願 商 標 からは 土 地 大 地 の 観 念 を 生 じ 引 用 商 標 1 及 び 2は 特 定 の 観 念 を 有 しないものであるから 観 念 上 比 較 できないものである と 認 定 した 上 で 原 査 定 を 取 り 消 した 寸 評 本 件 と 同 種 の 事 案 の 場 合 審 判 部 の 判 断 も 分 かれており 審 判 で 争 う 価 値 は 十 分 あるのでは ないかと 思 う 昨 年 ご 紹 介 した 次 の2つの 事 案 についても 実 際 のところ 審 判 部 において 異 なる 判 断 がなされている 1 巡 りカレー ( 商 品 : 即 席 カレー 等 ) 対 めぐり Meguri 非 類 似 2 クロワッサン 餃 子 ( 商 品 : 餃 子 ) 対 croissant/クロワッサン 類 似 今 後 の 権 利 化 戦 略 として + 商 品 役 務 の 普 通 名 称 からなる 商 標 を 権 利 化 する 場 合 には 単 独 についても 権 利 化 しておくのが 望 ましく 他 方 において について 先 行 商 標 が 見 つかった 場 合 でも + 商 品 役 務 の 普 通 名 称 として 権 利 化 を 試 みる 価 値 は あると 思 うし また その 逆 の 場 合 でも 同 様 なことが 言 えると 思 う(ただ 使 用 開 始 は 登 録 を 待 っ てからの 方 が 安 全 である) 参 考 判 例 平 成 25 年 ( 行 ケ) 第 10233 号 商 標 遠 山 の 金 さん 審 決 取 消 請 求 事 件 平 成 26 年 3 月 26 日 判 決 言 渡 事 案 の 概 要 商 標 法 4 条 1 項 7 号 に 該 当 することを 理 由 とする 本 件 商 標 遠 山 の 金 さん に 対 する 無 効 審 判 請 求 に 関 し 商 標 法 4 条 1 項 7 号 には 該 当 しないとした 特 許 庁 審 決 が 維 持 された 事 案 4 / 7

本 件 商 標 登 録 第 4700298 号 商 標 : 遠 山 の 金 さん ( 標 準 文 字 ) 指 定 商 品 : 第 9 類 家 庭 用 テレビゲームおもちゃ 携 帯 用 液 晶 画 面 ゲームおもちゃ 用 のプログラム を 記 憶 させた 電 子 回 路 及 びCD-ROM パチンコ 型 スロットマシン 等 第 28 類 おもちゃ 人 形 囲 碁 用 具 歌 がるた 将 棋 用 具 等 出 願 日 :2002 年 11 月 12 日 登 録 日 :2003 年 8 月 15 日 権 利 者 : 東 映 株 式 会 社 判 決 概 要 (1) 遠 山 の 金 さん と 歴 史 的 人 物 遠 山 景 元 ( 通 称 金 四 郎 ) との 同 一 性 裁 判 所 は 遅 くとも 昭 和 の 初 期 から 歌 舞 伎 や 演 劇 等 において 遠 山 景 元 という 登 場 人 物 を 指 して 遠 山 の 金 さん と 呼 ぶことがあったこと また 被 告 以 外 の 同 業 他 社 が 被 告 のテレビ 番 組 以 前 に 遠 山 の 金 さん ないし 遠 山 金 四 郎 を 主 人 公 とする 番 組 が 作 成 していたこと 自 体 は 認 めまし たが 被 告 ( 権 利 者 )の 制 作 に 係 るテレビ 番 組 はタイトル 名 に 遠 山 の 金 さん そのものが 含 まれて いることが 多 いこと その 放 送 期 間 や 放 送 回 数 が 圧 倒 的 に 多 いことからすると 遅 くとも 本 件 商 標 の 登 録 査 定 時 ( 平 成 15 年 6 月 )においては 特 に 被 告 の 制 作 に 係 るテレビ 番 組 のタイトル 名 や 主 人 公 名 を 想 起 させるものと 認 められ 遠 山 の 金 さん は モデルが 存 在 する 点 において 必 ずしも 架 空 の 人 物 ということはできないとしても 歴 史 上 実 在 した 人 物 ということはできないと 判 示 しまし た (2) 商 標 法 4 条 1 項 7 号 の 該 当 性 裁 判 所 は 上 記 事 実 認 定 を 下 に 以 下 の 通 り 判 断 し 本 件 商 標 は 商 標 法 4 条 1 項 7 号 の 規 定 に は 該 当 しないと 判 示 しました ア 本 件 出 願 の 剽 窃 性 の 有 無 被 告 は 遠 山 の 金 さん という 名 称 をタイトル 名 ないし 主 人 公 名 として 初 めて 使 用 した 者 とはい えないが 昭 和 25 年 以 降 遠 山 の 金 さん と 呼 ばれる 主 人 公 が 登 場 する 映 画 を 多 数 作 成 し 昭 和 45 年 以 降 は 同 名 のテレビ 番 組 を 長 期 間 にわたって 多 数 制 作 してきたものと 認 められ 遠 山 の 金 さん の 呼 称 やイメージを 一 般 大 衆 に 広 めることに 一 定 の 寄 与 をした 立 場 にあるといえる し たがって 被 告 は 本 件 商 標 の 登 録 出 願 を 剽 窃 的 に 行 ったものということはできない イ 遠 山 の 金 さん の 利 用 状 況 と 本 件 商 標 による 影 響 遠 山 の 金 さん がテレビ 番 組 のタイトル 名 ないし 主 人 公 名 にすぎないことからすると 本 件 指 定 商 品 における 本 件 商 標 の 使 用 によって 遠 山 景 元 という 歴 史 上 の 人 物 の 名 前 を 独 占 できるか という 公 益 性 のある 社 会 的 問 題 が 生 じる 余 地 はなく 本 件 商 標 によって 失 われる 公 益 は 想 定 し 難 い 新 たな 時 代 劇 の 制 作 や 放 送 は 本 件 指 定 商 品 の 範 囲 外 であり( 第 38 類 第 41 類 参 照 ) 類 似 5 / 7

商 品 又 は 役 務 に 当 たるとも 考 えにくく 直 ちに 影 響 があるとはいえない 上 に 作 品 制 作 に 関 連 して 行 われる 本 件 指 定 商 品 に 属 する 物 品 の 販 売 等 に 関 する 制 約 は 同 業 他 社 に 対 する 経 済 的 活 動 の 制 約 にすぎず あくまでも 私 的 な 影 響 にとどまるものといわざるを 得 ない ウ 本 件 出 願 の 経 緯 目 的 理 由 被 告 が 遠 山 の 金 さん シリーズの 映 画 やテレビ 番 組 の 制 作 や 配 給 をしており 遠 山 の 金 さん という 語 を 商 標 登 録 出 願 することにより 形 成 してきたその 信 用 や 顧 客 吸 引 力 を 保 護 しようとする こと 自 体 は 商 標 制 度 の 本 質 からして 非 難 できるものでもない エ 遺 族 の 名 誉 感 情 国 民 感 情 本 件 商 標 遠 山 の 金 さん があくまでも 遠 山 景 元 をモデルとして 作 り 出 された 主 人 公 名 にすぎな いことから 遠 山 景 元 の 遺 族 感 情 や 同 人 に 関 する 国 民 感 情 を 問 題 にする 余 地 はない オ 本 件 商 標 の 禁 止 権 の 範 囲 本 件 商 標 が 標 準 文 字 からなることや 本 件 指 定 商 品 の 種 類 からすると 遠 山 景 元 と 関 連 のある 公 的 機 関 団 体 などが 遠 山 の 金 さん という 標 章 を 付 しておもちゃ 人 形 等 の 土 産 物 や 観 光 物 品 を 作 成 することについては 一 定 の 支 障 が 生 じるおそれは 否 定 できないが 公 益 性 ある 文 化 事 業 に 付 随 した 営 業 行 為 に 当 然 に 公 益 性 があるとはいえないし 上 記 のとおり 史 跡 での 紹 介 等 への 利 用 自 体 は 本 件 指 定 商 品 からすれば 除 外 されており 加 えて 本 件 指 定 商 品 に 含 まれる 土 産 物 や 観 光 物 品 に 遠 山 景 元 という 歴 史 上 の 人 物 の 名 称 を 使 用 することまで 制 約 されるわけではな い したがって 公 益 的 事 業 等 への 影 響 は 限 定 的 なものにとどまるというほかない コメント 商 標 審 査 基 準 では 周 知 著 名 な 歴 史 上 の 人 物 名 ( 略 称 異 名 芸 名 等 も 含 まれ 得 る)は その 人 物 の 名 声 により 強 い 顧 客 吸 引 力 を 有 し その 人 物 の 郷 土 やゆかりの 地 においては 住 民 に 郷 土 の 偉 人 として 敬 愛 の 情 をもって 親 しまれていることから 特 定 人 に 独 占 させることは 好 ましくない 場 合 もあり 得 るとし (1) 当 該 歴 史 上 の 人 物 の 周 知 著 名 性 (2) 当 該 歴 史 上 の 人 物 名 に 対 する 国 民 又 は 地 域 住 民 の 認 識 (3) 当 該 歴 史 上 の 人 物 名 の 利 用 状 況 (4) 当 該 歴 史 上 の 人 物 名 の 利 用 状 況 と 指 定 商 品 役 務 との 関 係 (5) 出 願 の 経 緯 目 的 理 由 (6) 当 該 歴 史 上 の 人 物 と 出 願 人 との 関 係 といった 事 情 について 総 合 的 に 勘 案 し 商 標 法 4 条 1 項 7 号 ( 公 序 良 俗 違 反 )に 該 当 す るか 否 かを 判 断 するとしています 若 い 方 はご 存 じないかもしれませんが 遠 山 の 金 さん は 桜 吹 雪 の 入 れ 墨 をしている 北 町 奉 行 所 の 奉 行 を 主 人 公 とする 時 代 劇 で 松 方 弘 樹 などが 主 演 を 務 め かつてはテレビ 番 組 で 人 気 がありました 判 決 によると 遠 山 の 金 さん は 江 戸 時 代 後 期 に 実 在 した 遠 山 景 元 をモデルとす るものですが テレビドラマ 等 でおなじみのストーリーは 史 実 に 基 づくというより 創 作 的 要 素 が 強 く 遠 山 の 金 さん のイメージ 及 び 認 知 度 は 被 告 制 作 の 映 画 テレビ 番 組 による 影 響 が 大 き いようです 被 告 は ドラマの 制 作 等 に 相 当 額 の 投 資 を 行 っていることから 被 告 が 商 標 登 録 を 得 て 保 護 を 得 たいという 目 的 理 由 は 理 解 できるものと 考 えられます また 本 件 商 標 は 判 決 でも 指 摘 している 通 り 38 類 又 は41 類 に 属 する 時 代 劇 の 制 作 や 放 送 は 指 定 しておらず また 録 画 6 / 7

済 みビデオディスク 及 びビデオテープ 電 子 出 版 物 は 指 定 商 品 から 削 除 されていることから 登 録 を 無 効 にするほど 公 益 性 を 害 するともいえないと 思 われます 従 って 本 判 決 は 妥 当 なもの と 考 えられます 判 決 では 本 件 指 定 商 品 に 含 まれる 土 産 物 や 観 光 物 品 に 遠 山 景 元 という 歴 史 上 の 人 物 の 名 称 を 使 用 することまで 制 約 されるわけではない と 述 べていますが 本 件 商 標 遠 山 の 金 さん と 商 標 名 奉 行 金 さん の 類 否 が 争 われた 平 成 22 年 ( 行 ケ) 第 10152 号 審 決 取 消 訴 訟 では 両 者 は 全 体 として 称 呼 は 類 似 しないが 両 者 は 歴 史 上 の 人 物 である 遠 山 金 四 郎 及 び 名 奉 行 とし て 知 られている 遠 山 金 四 郎 の 観 念 を 生 じさせるから 観 念 において 同 一 又 は 類 似 であるとして 両 商 標 を 類 似 すると 判 断 しました 観 念 類 似 という 理 屈 からすれば 商 標 遠 山 景 元 も 商 標 遠 山 の 金 さん と 観 念 において 同 一 であり 両 者 は 類 似 商 標 とも 言 えることから 遠 山 影 元 にも 禁 止 権 が 及 ぶとも 考 えられます しかし 遠 山 影 元 遠 山 金 四 郎 という 歴 史 的 人 物 名 まで 商 標 権 の 禁 止 権 の 範 囲 とするのは 穏 当 性 を 欠 くものと 考 えられ 本 判 決 も 歴 史 的 人 物 名 までも 使 用 の 制 限 を 加 えることは 意 図 していないと 考 えられますので 本 件 商 標 の 効 力 範 囲 は 公 益 的 見 地 から 狭 く 解 釈 するのが 妥 当 と 考 えられます 商 標 権 侵 害 の 場 面 における 本 件 商 標 の 類 否 判 断 においては 観 念 上 の 同 一 性 に 加 えて 称 呼 の 類 似 性 などをも 十 分 勘 案 して 類 否 を 判 断 するの が 妥 当 と 考 えられます また 商 標 的 な 使 用 態 様 ではない 場 合 は 商 標 権 侵 害 には 該 当 しないと 判 断 するなどすれば 公 共 の 利 益 も 配 慮 することができることから 登 録 を 無 効 にしなくても 公 益 に 配 慮 した 合 理 的 な 解 決 を 図 ることが 出 来 るように 思 われます 発 行 人 お 問 い 合 わせ 先 特 許 業 務 法 人 RIN IP Partners URL: http://www.rin-ip.jp TEL: 03-3544-5543 FAX: 03-3544-5545 Email: trademark@rin-ip.jp 住 所 : 東 京 都 中 央 区 明 石 町 8-1 聖 路 加 タワー28F 7 / 7