第 3 回 小 平 市 まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 推 進 委 員 会 資 料 3 平 成 27 年 10 月 29 日 ( 木 ) 小 平 市 人 口 ビジョンについて 1. 小 平 市 まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 推 進 委 員 会 ( 以 下 推 進 委 員 会 という ) 第 1 回 目 の おさらい 小 平 市 は 社 会 増 減 ( 転 出 転 入 )がほぼ 横 ばいで 推 移 しており 自 然 増 減 数 は 出 生 数 が 死 亡 数 を 上 回 る 状 態 から 均 衡 状 態 へと 遷 移 しつつある 合 計 特 殊 出 生 率 は 全 国 平 均 より 低 水 準 であるが 東 京 都 平 均 あるいは 近 隣 自 治 体 と 比 較 すると 高 い 水 準 にある 大 学 が 多 いこともあって 若 い 世 代 の 転 入 超 過 の 大 きいことが 小 平 市 の 特 徴 であるが 町 田 市 などと 比 べると ファミリー 層 に 十 分 に 選 ばれてはいないことも 推 察 される 転 出 入 の 約 3 割 が 近 隣 市 間 で 行 われており 西 東 京 市 小 金 井 市 武 蔵 野 市 等 からの 転 入 超 過 が 見 られる 一 方 で 東 大 和 市 東 久 留 米 市 武 蔵 村 山 市 への 転 出 超 過 が 見 られる また 東 京 都 23 区 さいたま 市 横 浜 市 などへも 転 出 超 過 傾 向 が 見 られるが 杉 並 区 や 練 馬 区 などからは 転 入 超 過 である なお 東 京 23 区 については 20 歳 台 で 大 幅 な 転 出 超 過 がある 一 方 で 14 歳 未 満 及 び60 歳 以 上 の 世 代 では 転 入 超 過 傾 向 である 全 国 的 なトレンドと 同 様 1 世 帯 当 たりの 構 成 員 が 減 少 し 高 齢 者 単 独 世 帯 が 増 加 して いる 国 のワークシート( 純 移 動 率 が 今 後 一 定 程 度 縮 小 する 前 提 )に 基 づいた 人 口 推 計 の 場 合 2060 年 時 点 で 小 平 市 の 総 人 口 は14 万 人 を 切 る 推 計 となる 小 平 市 は 社 会 増 減 が 均 衡 状 態 で 推 移 しているため 今 後 の 人 口 動 向 に 与 える 要 因 として は 自 然 増 減 の 影 響 度 > 社 会 増 減 の 影 響 度 となる 2. 小 平 市 人 口 ビジョン 等 策 定 のための 市 民 意 識 アンケートの 結 果 ( 速 報 )について アンケートの 詳 細 は 別 紙 資 料 2を 参 照 < 市 民 アンケートの 概 要 > アンケート 項 目 対 象 配 布 方 法 配 布 数 回 収 数 回 収 率 結 婚 出 産 に 関 する 意 識 調 査 22~39 歳 で かつ 同 一 世 帯 に 子 どもがい ないと 思 われる 世 帯 郵 送 500 82 16.40% 子 育 てに 関 する 意 識 調 査 小 学 校 3 年 生 以 下 の 子 どもを 持 つ 保 護 者 郵 送 500 197 39.40% 進 路 等 希 望 意 識 調 査 小 平 市 に 住 む18~21 歳 の 方 郵 送 400 95 23.75% 小 平 市 に 転 入 後 6カ 月 ~2 年 の 方 郵 送 550 171 31.09% 定 住 移 住 に 関 する 意 識 調 査 小 平 市 に5 年 以 上 住 んでいる 方 郵 送 550 150 27.27% 転 出 する 方 手 交 - 100 - 計 2500 795 (1) 結 婚 出 産 に 関 する 意 識 調 査 について 子 どものいない 方 を 対 象 として 調 査 を 行 っているが 既 婚 者 未 婚 者 ともに2 人 以 上 の 子 どもを 希 望 している 方 が 多 かった 1
独 身 の 方 を 対 象 とした 設 問 において 独 身 生 活 の 利 点 として 行 動 や 生 き 方 が 自 由 (79.0%) 金 銭 的 な 自 由 度 (45.2%)を 挙 げる 回 答 が 多 かった また 結 婚 を 考 えたときに 気 になる 点 としては お 金 が 自 由 に 使 えるか (66.2%) 仕 事 (または 学 業 )の 時 間 を 自 由 に 取 れるか (37.8%)という 回 答 が 多 かった 同 じく 独 身 の 方 を 対 象 とした 設 問 において 現 在 独 身 である 主 な 理 由 として 適 当 な 相 手 にまだめぐり 会 わないから が52.7%と 最 も 多 く 次 いで 結 婚 生 活 を 成 り 立 たせる 経 済 力 がないから が32.4%と 多 かった 男 性 におけるパートナーに 求 める 生 き 方 として 出 産 後 の 共 働 きを 希 望 する 声 が 多 く また 男 性 が 抱 く 結 婚 後 の 生 き 方 としては 土 日 や 休 日 は 子 どもの 世 話 をするなど 無 理 のない 範 囲 で 家 事 や 子 育 てを 行 いたい が43.3%で 最 も 多 かった 結 婚 後 の 余 暇 趣 味 お 金 の 自 由 度 が 気 がかりと 考 えているという 点 で 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 が 行 っている 出 生 動 向 基 本 調 査 ( 以 下 社 人 研 調 査 という ) の 結 果 と 一 致 しており 仕 事 と 生 活 の 調 和 した 社 会 の 実 現 が 求 められる 結 婚 相 手 との 出 会 い がハードルとなっていることも 確 認 できた なお 社 人 研 調 査 によれば 夫 婦 が 知 り 合 ったきっかけとしては 職 場 友 人 や 兄 弟 学 校 を 通 じた 出 会 いが7 割 を 占 めている 女 性 が 子 育 てをしながら 働 くことができる 環 境 づくり 子 育 てや 家 事 に 一 定 の 関 心 を 持 っている 男 性 への 支 援 が 課 題 である (2) 子 育 てに 関 する 意 識 調 査 について 小 学 校 3 年 生 以 下 の 子 どもを 持 つ 保 護 者 を 対 象 に 調 査 を 行 い 子 どもの 人 数 における 理 想 と 現 実 について 概 ね1 名 程 度 の 差 が 生 じており 理 想 的 な 子 どもの 数 を 3 人 と 答 えた 方 も42.1%いた 理 想 の 子 どもの 数 を 持 つうえでの 障 壁 としては 子 育 てや 教 育 にお 金 がかかり 過 ぎる から (55.8%) 年 齢 や 健 康 上 の 理 由 (51.9%)という 回 答 が 多 かった 子 育 ての 場 として 不 足 しているものとしては 遊 び 場 の 充 実 度 ( 公 園 児 童 館 など) が36.0% 治 安 交 通 安 全 等 の 充 実 度 ( 防 犯 カメラ こども110 番 の 家 スク ールゾーン 歩 道 橋 など) が33.1% 教 育 サービスの 充 実 度 ( 各 種 習 い 事 施 設 の 量 やアクセスなど) が32.4%と 多 かった 理 想 と 現 実 との 差 である もう1 人 を 産 み 育 てるための 支 援 が 必 要 である 理 想 の 子 ども 数 を 持 たない 要 因 として 経 済 的 負 担 の 他 に 年 齢 や 健 康 上 の 理 由 の 割 合 が 高 い 経 済 的 な 支 援 のみならず 出 産 前 から 出 産 後 の 支 援 体 制 の 充 実 なども 求 め られる 子 どもが 安 心 して 過 ごせる 生 活 環 境 や 教 育 環 境 の 充 実 が 求 められている 2
(3) 進 路 等 希 望 意 識 調 査 について 18 歳 から21 歳 の 方 を 対 象 に 調 査 を 行 った 平 日 休 日 の 主 な 活 動 範 囲 として 主 に 都 心 部 (23 区 )へ 行 く という 回 答 が 最 も 多 く その 一 方 で 生 まれ 育 った 小 平 市 へ の 愛 着 も 感 じられ 小 平 市 への 愛 着 がある と83.2%が 回 答 している 就 職 転 職 の 際 の 住 居 については 現 在 の 住 居 から 通 うつもりである が57.0%と いう 回 答 が 最 も 多 かったが 市 外 へ 引 っ 越 すつもりである という 回 答 も36.0% あり 就 職 転 職 を 機 に 市 外 への 転 出 があることが 伺 える また 引 っ 越 し 先 の 希 望 と しては 都 心 部 (23 区 ) が35.5%と 最 も 多 く それを 選 んだ 理 由 としては51. 6%が 通 勤 に 便 利 なため としている 小 平 市 で 育 った 学 生 などは 就 職 を 機 会 として 利 便 性 の 高 い 地 域 などへ 転 居 する 傾 向 が 伺 えるが 小 平 市 への 愛 着 も 見 られることから 定 住 が 期 待 できる (4) 定 住 移 住 に 関 する 意 識 調 査 について( 転 入 者 対 象 ) 転 入 して6カ 月 ~2 年 以 内 の 方 を 対 象 に 調 査 を 行 った 転 入 のきっかけとしては ご 自 身 の 結 婚 出 産 など (22.2%) マイホームの 購 入 (22.2%) ご 自 身 の 就 職 転 職 転 勤 (16.4%)という 回 答 が 多 く 小 平 市 を 選 んだ 理 由 としては 通 勤 に 便 利 なため (34.5%) 自 然 環 境 が 良 いため (32.7%) 親 族 がいるた め (28.1%) 住 宅 価 格 ( 家 賃 )や 設 備 等 の 住 宅 環 境 が 良 いため (26.9%) などの 回 答 が 多 かった 暮 らしの 満 足 度 としては 上 下 水 道 ガスなどの 都 市 基 盤 が 充 実 している 工 場 や 店 舗 からの 騒 音 振 動 が 少 ない 生 産 緑 地 や 宅 地 化 農 地 などが 保 全 されている 雑 木 林 や 屋 敷 林 などの 緑 が 保 全 されている などの 満 足 度 が 高 い 一 方 で 駅 周 辺 が 商 業 地 として 形 成 されている 駅 周 辺 や 幹 線 道 路 沿 いの 魅 力 ある 景 観 づくりがなされている ユニバーサルデザインに 配 慮 したまちである などの 満 足 度 は 低 かった 関 心 のある 地 域 活 動 としては 子 育 て 支 援 (42.1%) 趣 味 サークル (35.1%) 地 域 のまちづくり イベントづくり (32.2%)などの 回 答 が 多 く また 利 用 したことのある 公 共 施 設 としては 都 立 小 金 井 公 園 (73.1%)という 回 答 が 他 を 大 きく 上 回 っていた (5) 定 住 移 住 に 関 する 意 識 調 査 について( 定 住 者 対 象 ) 市 内 の 居 住 年 数 が5 年 以 上 の 方 を 対 象 に 調 査 を 行 った できれば 小 平 市 以 外 の 場 所 に 移 りたい( 移 る 計 画 がある) と 回 答 した 方 は13.3%と 低 く 地 方 への 移 住 の 意 向 などは 見 られなかった 暮 らしの 満 足 度 としては 上 下 水 道 ガスなどの 都 市 基 盤 が 充 実 している 工 場 や 店 舗 からの 騒 音 振 動 が 少 ない 生 産 緑 地 や 宅 地 化 農 地 などが 保 全 されている 用 水 が 保 全 されている などの 満 足 度 が 高 い 一 方 で 駅 周 辺 が 商 業 地 として 形 成 されてい 3
る 駅 周 辺 や 幹 線 道 路 沿 いの 魅 力 ある 景 観 づくりがなされている ユニバーサルデザ インに 配 慮 されたまちである などの 満 足 度 は 低 かった 小 平 市 をより 良 くするために 必 要 なこととしては 医 療 や 福 祉 の 充 実 が35.3%と 最 も 多 く 次 いで 防 犯 防 災 など 安 全 安 心 なまちづくりの 推 進 が34.0%と 多 かった 関 心 のある 地 域 活 動 としては 子 育 て 支 援 (36.0%) 趣 味 サークル (34.0%) 環 境 保 護 保 全 (34.0%) 地 域 のまちづくり イベントづくり (32.0%) などの 回 答 が 多 く また 利 用 したことのある 公 共 施 設 としては 都 立 小 金 井 公 園 (88.7%) 小 平 市 民 文 化 会 館 (ルネこだいら) (75.3%) という 回 答 が 多 かった (6) 定 住 移 住 に 関 する 意 識 調 査 について( 転 出 者 対 象 ) 転 出 者 を 対 象 に 窓 口 にて 手 交 で 調 査 を 行 った 回 答 者 の44%が20 歳 台 26%が 30 歳 代 であった 回 答 者 の 約 3 分 の2が 民 間 賃 貸 住 宅 もしくは 社 宅 官 舎 寮 に 居 住 しており また 小 平 市 の 通 算 居 住 年 数 については45.0%が 5 年 未 満 であった 転 出 のきっかけとしては ご 自 身 の 就 職 転 職 転 勤 が43%と 最 も 多 く また 転 出 先 を 選 んだ 理 由 としては 通 勤 に 便 利 なため (43.0%) 親 族 がいるため (25.0%) 日 常 の 買 い 物 に 便 利 なため (21.0%)などの 回 答 が 多 かった 小 平 市 の 住 みやすいところとしては 自 然 環 境 が 良 いところ (52.0%) 生 活 環 境 が 良 いところ( 騒 音 等 がない) (42.0%)という 回 答 が 多 く 小 平 市 の 住 みにくい ところとしては 通 勤 に 便 利 なところ (23.0%) レジャー 娯 楽 施 設 等 の 楽 しむ 場 所 が 充 実 しているところ (22.0%) 日 常 の 買 い 物 が 便 利 なところ (20.0%) などの 回 答 が 多 かった < 定 住 移 住 に 関 する 意 識 調 査 について> 農 地 など 緑 が 多 く 閑 静 な 住 宅 環 境 であることが 小 平 市 の 長 所 であり 一 方 で 駅 周 辺 における 賑 わい 駅 周 辺 幹 線 道 路 沿 いなどにおける 景 観 の 良 さについては 課 題 が ある 農 地 や 公 園 など 緑 の 空 間 を 活 かした 施 策 や 医 療 福 祉 防 災 防 犯 など 健 康 で 安 心 安 全 に 暮 らせるための 施 策 が 定 住 化 のために 有 効 である 国 から 示 されているような 地 方 への 移 住 意 向 について 有 意 な 結 果 は 見 られなかっ た 地 域 活 動 への 関 心 として 子 育 て 支 援 や 地 域 のまちづくり イベントづくり を 選 んだ 方 が 多 く 市 民 参 加 の 促 進 の 可 能 性 を 持 つ 分 野 と 考 えられる 4
3. 人 口 の 変 化 が 地 域 の 将 来 に 与 える 影 響 の 分 析 考 察 について( 案 ) 国 が 作 成 した 地 方 人 口 ビジョンの 策 定 のための 手 引 き ( 第 1 回 推 進 委 員 会 資 料 4)に 基 づき 行 う 人 口 の 変 化 が 将 来 の 地 域 住 民 の 生 活 や 地 域 経 済 地 方 行 政 に 与 える 影 響 につ いての 分 析 又 は 考 察 は 次 のとおり (1) 社 会 保 障 等 の 財 政 需 要 が 増 大 し 税 収 等 は 減 少 する 後 期 高 齢 者 の 増 加 に 伴 って 医 療 や 介 護 などの 社 会 保 障 費 財 源 が 増 大 するともに 1 人 当 たりの 保 険 料 ( 税 )の 負 担 が 上 昇 することが 見 込 まれる また その 一 方 で 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 に 伴 って 市 民 税 等 の 収 入 減 少 が 見 込 まれる 社 会 保 障 費 を 抑 制 し 税 収 を 増 加 させるための 方 策 が 必 要 となる (2) 公 共 施 設 の 維 持 管 理 更 新 等 が 課 題 となる 小 平 市 の 公 共 施 設 は 急 激 に 人 口 が 増 加 した1960 年 代 から1970 年 代 にかけて 集 中 して 整 備 し 1980 年 代 以 降 も 市 役 所 ( 市 庁 舎 )や 市 民 文 化 会 館 (ルネこだいら) など 大 規 模 な 施 設 を 建 設 し 2013 年 ( 平 成 25 年 ) 現 在 で 小 規 模 なもの(50m2 以 下 ) を 除 き180の 公 共 施 設 がある 少 子 高 齢 化 や 人 口 の 減 少 に 伴 う 税 収 の 減 少 などに 対 応 した 公 共 施 設 の 維 持 管 理 更 新 が 課 題 となる (3) 地 域 における 産 業 の 規 模 が 縮 小 するとともに 人 材 の 不 足 などの 影 響 が 生 じる 人 口 の 減 少 や 後 継 者 不 在 による 商 店 会 農 業 その 他 企 業 の 撤 退 廃 業 などに 伴 って 産 業 の 規 模 が 縮 小 し 市 民 の 利 便 性 も 低 下 することが 見 込 まれる また 保 育 士 看 護 師 や 介 護 職 など 地 域 において 必 要 な 仕 事 における 人 材 も 不 足 することが 懸 念 される 地 域 におけるしごとづくりと 必 要 なサービスの 人 材 の 確 保 が 課 題 となる (4) 人 口 の 減 少 や 単 身 高 齢 者 世 帯 の 増 加 などに 伴 って 地 域 における 良 好 な 生 活 環 境 の 維 持 が 課 題 となる 単 身 世 帯 高 齢 者 などの 増 加 に 伴 って 買 い 物 など 地 域 において 自 立 した 生 活 を 行 う 上 で 困 難 が 生 じる 方 も 増 えることが 見 込 まれる また 人 口 の 減 少 や 住 宅 の 供 給 過 剰 に 伴 って 空 き 家 等 が 増 加 し 安 全 環 境 防 犯 などの 観 点 で 良 好 な 環 境 を 損 なうおそれがあ る 地 域 ボランティア 活 動 の 促 進 やコミュニティビジネス 創 業 の 支 援 空 き 家 の 対 策 など が 課 題 となる 4. 人 口 の 将 来 展 望 について( 案 ) (1) 小 平 市 独 自 の 推 計 による 見 通 し 1 小 平 市 の 総 人 口 は 年 頃 から 減 少 段 階 に 突 入 する 2 少 子 高 齢 化 が 進 み 人 口 は 緩 やかなカーブを 描 いて 減 少 し 2060 年 には 人 口 が 万 人 を 割 り 込 むおそれがある (2) 目 指 すべき 将 来 の 方 向 1 若 い 世 代 の 結 婚 出 産 子 育 ての 不 安 を 解 消 し 希 望 をかなえる 2 若 い 世 代 が 小 平 市 に 継 続 して 住 み 働 き 家 族 をつくることができる 環 境 をつくる 3 多 くの 市 民 が 参 加 したまちづくりを 進 める 5
(3) 小 平 市 の 将 来 展 望 1 小 平 市 の 少 子 高 齢 化 に 歯 止 めがかかり 昨 年 12 月 に まち ひと しごと 創 生 長 期 ビジョン で 国 が 見 通 しを 行 ったように 平 成 32 年 (2020 年 )に 合 計 特 殊 出 生 率 1.6 程 度 平 成 42 年 (2030 年 )に 合 計 特 殊 出 生 率 1.8 程 度 平 成 72(2 040) 年 に2.07まで 上 昇 すると 2060 年 における 小 平 市 の 人 口 は 約 万 程 度 となる < 検 討 事 項 > 市 民 意 識 アンケート 調 査 において 小 平 市 民 の 希 望 出 生 数 は2.32であった しかし 現 行 において 小 平 市 の 出 生 率 は 国 の 平 均 を 下 回 っており また 少 子 化 対 策 は 国 の 政 策 の もとで 取 り 組 むべき 課 題 であるとの 考 えから 長 期 的 な 見 通 しは 国 と 整 合 を 図 ったらどう か 2 若 い 世 代 が 小 平 市 に 継 続 して 住 み 働 き 家 族 をつくることができる 環 境 を 整 備 する とともに 多 くの 市 民 が 活 躍 できるまちづくりを 推 進 して 将 来 にわたって 社 会 増 の 状 態 を 維 持 する 3 年 齢 構 成 のバランス 維 持 により 持 続 可 能 な 地 域 社 会 を 実 現 する 6
第 3 回 小 平 市 まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 推 進 委 員 会 資 料 4 平 成 27 年 10 月 29 日 ( 木 ) 小 平 市 まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 について 小 平 市 まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 の 具 体 的 な 施 策 の 検 討 については 前 回 ( 第 2 回 ) の 小 平 市 まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 推 進 委 員 会 ( 以 下 推 進 委 員 会 という )にお いて 結 婚 出 産 子 育 てなどの 社 会 福 祉 分 野 創 業 農 業 観 光 など 産 業 分 野 の2つ の 視 点 から 各 委 員 より 小 平 市 の 持 つ 課 題 や 今 後 の 施 策 案 についてご 議 論 ご 提 案 をいただ いた 前 回 の 推 進 委 員 会 のまとめは 資 料 1を 参 照 第 4 回 推 進 委 員 会 における 総 合 戦 略 の 素 案 の 提 示 に 向 けて 今 回 ( 第 3 回 )の 議 論 のたた き 台 となるよう 現 時 点 における 基 本 的 な 方 向 性 や 具 体 的 な 施 策 の 案 をお 示 しすることとし た 1. 総 合 戦 略 の 基 本 的 な 方 向 性 ( 案 ) 東 京 都 心 部 から 近 い 場 所 で 四 季 折 々の 雰 囲 気 の 中 を 歩 けるグリーンロードや 季 節 の 地 場 農 産 物 を 身 近 に 手 に 入 れることができるといった プチ 田 舎 な 雰 囲 気 を 活 かした まちの 空 間 づくりを 推 進 する 小 平 市 の 持 続 的 発 展 と 東 京 圏 における 自 治 体 の 責 務 として 若 い 世 代 の 結 婚 出 産 子 育 ての 希 望 をかなえる 施 策 を 推 進 する 金 融 機 関 のノウハウも 活 用 しながら 市 内 における しごとづくり を 推 進 し 雇 用 の 創 出 や 地 域 経 済 の 活 性 化 を 図 る なお しごとづくりにおいては 民 間 の 稼 げる 力 を 引 き 出 すことが 重 要 である これまで 小 平 市 自 治 基 本 条 例 の 制 定 などを 契 機 に 進 めてきた 地 域 力 民 活 力 の 向 上 の 取 組 について 引 き 続 き 推 進 していく 小 平 市 の 情 報 発 信 (シティープロモーション)を 広 げ 市 民 の 愛 着 が 深 まるような 施 策 を 推 進 する 市 内 には 多 くの 教 育 施 設 があり 特 色 のある 大 学 も 多 い 小 平 市 の 地 方 創 生 においても これらを 貴 重 な 資 産 と 位 置 付 け 一 層 のまちづくりにおける 連 携 を 推 進 する 小 平 市 のまち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 市 民 がいきいきとした プチ 田 舎 なまちづくり 1
2. 総 合 戦 略 の 基 本 目 標 ( 案 ) 1の 基 本 的 方 向 性 及 び 前 回 までの 推 進 委 員 会 のご 意 見 などを 踏 まえた 現 時 点 におけるた たき 台 としての 小 平 市 まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 における 基 本 目 標 ( 案 )は 次 のとお り 新 たに 取 り 組 んでいく 具 体 的 な 施 策 についての 現 時 点 におけるたたき 台 としての 方 向 性 については 次 頁 を 参 照 なお 既 存 の 施 策 についても 小 平 市 の 地 方 創 生 に 資 するものについては 本 戦 略 に 位 置 づ けるものとし 基 本 目 標 にはそれぞれ 数 値 目 標 を 設 定 していく 予 定 (1) 基 本 目 標 1 住 み 続 けたいまちの 空 間 をつくる 既 存 施 策 の 例 ) 観 光 まちづくりの 推 進 小 平 ブルーベリーのブランド 化 の 推 進 地 産 地 消 の 推 進 援 農 ボランティアの 育 成 都 市 農 業 経 営 パワーアップ 事 業 ( 東 京 都 補 助 事 業 ) 用 水 路 の 親 水 整 備 小 平 ふるさと 村 平 櫛 田 中 彫 刻 美 術 館 の 運 営 大 学 との 連 携 (こだ いらブルベリーリーグ)など (2) 基 本 目 標 2 若 い 世 代 の 結 婚 出 産 子 育 ての 希 望 をかなえる 既 存 施 策 の 例 ) 保 育 園 の 運 営 整 備 学 童 クラブの 運 営 整 備 子 ども 広 場 事 業 ファ ミリー サポート センター 事 業 ハローベビークラス 事 業 妊 婦 健 康 診 査 等 事 業 など (3) 基 本 目 標 3 地 域 力 民 活 力 の 高 いまちをつくる 既 存 施 策 の 例 ) 店 舗 リフォームの 補 助 市 民 活 動 公 募 支 援 事 業 スポーツボランティア の 育 成 ( 東 京 五 輪 関 連 ) 耐 震 化 の 促 進 など < 国 東 京 都 小 平 市 の 総 合 戦 略 における 基 本 目 標 > 国 の 基 本 目 標 東 京 都 の 基 本 目 標 ( 仮 ) 市 の 基 本 目 標 < 基 本 目 標 1> < 基 本 目 標 1> 地 方 における 安 定 した 雇 用 2020 年 東 京 五 輪 国 際 都 市 を 創 出 する 経 済 活 性 化 等 に 関 する 事 項 < 基 本 目 標 2> < 基 本 目 標 2> 地 方 への 新 しいひとの 流 れ 少 子 化 高 齢 化 問 題 雇 用 をつくる 働 き 方 等 に 関 する 事 項 < 基 本 目 標 3> < 基 本 目 標 3> 若 い 世 代 の 結 婚 出 産 子 育 安 全 安 心 な 暮 らし まちづ ての 希 望 をかなえる くり 等 に 関 する 事 項 < 基 本 目 標 4> 時 代 に 合 った 地 域 をつくり 安 心 なくらしを 守 るととも に 地 域 と 地 域 を 連 携 する < 基 本 目 標 1> 住 み 続 けたいまちの 空 間 を つくる < 基 本 目 標 2> 若 い 世 代 の 結 婚 出 産 子 育 ての 希 望 をかなえる < 基 本 目 標 3> 地 域 力 民 活 力 の 高 いまちを つくる 2
3. 総 合 戦 略 における 新 たな 取 組 等 の 方 向 性 について( 案 ) 前 回 までの 推 進 委 員 会 における 議 論 や 人 口 ビジョン 策 定 のための 市 民 意 識 アンケートの 結 果 などを 踏 まえ 既 存 の 個 別 事 業 計 画 などに 基 づいて 実 施 している 施 策 以 外 に 小 平 市 ま ち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 において 新 たに 実 施 又 は 拡 充 する 取 組 としては 次 のような ものとする 小 平 市 の 目 指 す 地 方 創 生 総 合 戦 略 ( 仮 題 ) 市 民 がいきいきとした プチ 田 舎 なまちづくり < 基 本 目 標 1> 住 み 続 けたいまちの 空 間 をつくる 農 のあるまちづくりの 推 進 のため 市 内 農 産 物 の 生 産 流 通 拡 大 に 資 する 取 組 農 産 物 のブランド 化 などの 取 組 市 民 が 農 業 にふれあうための 取 組 などについて 市 が 支 援 の 実 施 又 は 実 施 の 拡 充 をする 具 体 的 には 来 年 秋 にリニューアルオープンする 予 定 のJA 東 京 むさしの 農 産 物 直 売 所 や 農 家 が 個 別 又 は 共 同 で 行 う 直 売 所 機 能 の 開 設 等 に 対 して 支 援 を 行 う 他 体 験 農 園 など 市 民 が 農 地 とふれあう 機 会 を 拡 充 する また 意 欲 ある 農 家 が 取 り 組 む 農 産 物 のブランド 化 や 地 域 外 への 出 荷 の 方 法 についても 検 討 を 行 う 市 民 が 主 体 的 となって 取 り 組 む 観 光 まちづくりを 市 が 支 援 することで 交 流 人 口 の 増 地 域 経 済 の 活 性 化 市 のイメージアップ 市 民 の 愛 着 の 深 まりにつなげる 具 体 的 には 現 在 設 立 に 向 けて 準 備 を 進 めている( 仮 称 ) 小 平 観 光 まちづくり 連 絡 会 の 支 援 を 通 じて 市 民 主 体 による 情 報 を 発 信 し まちの 魅 力 を 広 く 知 ってもらうとともに 歩 くまち 小 平 としてのモデルコースの 設 定 などの 取 組 を 推 進 する 小 平 市 の 特 徴 の1つである 大 学 が 多 い 特 性 を 活 かし 大 学 との 連 携 によるまちづくりの 推 進 や 大 学 が 取 り 組 む 地 域 のまちづくりに 資 する 活 動 への 支 援 を 推 進 する 具 体 的 に は 大 学 との 連 携 による 産 業 振 興 計 画 の 策 定 や 東 京 オリンピック パラリンピックを 契 機 とした 取 組 について 大 学 に 対 して 連 携 を 働 きかけるとともに 大 学 が 実 施 する 地 域 の 居 場 所 づくりなど 地 域 福 祉 の 向 上 などに 対 して 支 援 を 行 う < 基 本 目 標 2> 若 い 世 代 の 結 婚 出 産 子 育 ての 希 望 をかなえる 妊 娠 期 から 子 育 て 期 にわたるまでの 様 々なニーズに 対 して 総 合 的 相 談 支 援 を 提 供 する 子 育 て 世 代 包 括 支 援 センター を 設 置 し 必 要 に 応 じて 支 援 プランを 作 成 するなど 切 れ 目 のない 支 援 を 行 う 小 平 市 市 民 団 体 などが 発 信 している 子 育 てに 関 する 情 報 について インターネットを 介 して 一 元 化 して 情 報 を 提 供 する 仕 組 みを 構 築 する あるいはその 取 組 を 行 う 市 民 団 体 を 支 援 する 子 ども 子 育 てに 関 して 優 れた 提 案 や 取 組 を 行 う 市 民 団 体 や 大 学 などに 対 して 市 が 支 援 や 連 携 をする 3
< 基 本 目 標 3> 地 域 力 民 活 力 の 高 いまちをつくる 金 融 機 関 のノウハウも 活 用 し 意 欲 ある 市 民 が 行 う 創 業 のための 市 の 支 援 を 拡 充 し 地 域 におけるしごとを 創 出 する 具 体 的 には 個 別 相 談 創 業 セミナー 創 業 塾 個 店 の 出 店 支 援 などを 通 じて 女 性 のニーズも 高 まっている 創 業 を 支 援 する 地 域 における 稼 げる 力 を 引 き 出 すため 意 欲 ある 中 小 企 業 者 などが 取 り 組 む 商 品 開 発 等 について 行 う 市 の 支 援 を 拡 充 する ( 平 成 27 年 度 開 始 事 業 ) 高 齢 化 に 伴 って 独 居 高 齢 者 などが 増 加 することが 予 想 されることから 地 域 における 見 守 りを 推 進 するための 取 組 を 推 進 する( 平 成 27 年 度 拡 充 事 業 ) 地 域 資 源 を 活 かしたコミュニティビジネスなどに 対 して 支 援 し 小 さくても 地 域 に 合 っ た 自 立 的 な 取 組 をする 事 業 の 積 み 上 げを 図 る 4