はじめに 本 県 の 森 林 資 源 は スギを 中 心 とした 人 工 林 の 過 半 が 主 伐 期 を 迎 える 等 着 実 に 充 実 して きているが その 一 方 スギ 人 工 林 は7~9 齢 級 (31~45 年 生 )が 全 体 の 約 53%を 占 め 齢 級 構 成 に 大 き



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18 国立高等専門学校機構

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は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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Transcription:

はじめに 本 県 の 森 林 資 源 は スギを 中 心 とした 人 工 林 の 過 半 が 主 伐 期 を 迎 える 等 着 実 に 充 実 して きているが その 一 方 スギ 人 工 林 は7~9 齢 級 (31~45 年 生 )が 全 体 の 約 53%を 占 め 齢 級 構 成 に 大 きな 偏 りが 見 られる 林 業 や 山 村 の 活 性 化 を 図 るためには 今 後 齢 級 構 成 の 平 準 化 に 取 り 組 みながら 持 続 的 な 林 業 経 営 の 推 進 や 県 産 材 の 安 定 供 給 収 益 性 の 向 上 森 林 の 公 益 的 機 能 の 維 持 増 進 を 図 る 必 要 がある また 皆 伐 による 齢 級 構 成 の 平 準 化 を 行 った 場 合 植 栽 未 済 地 の 増 加 や 木 材 価 格 の 下 落 等 が 懸 念 されることから 高 齢 級 間 伐 による 伐 期 の 延 長 による 平 準 化 を 行 う 必 要 がある 一 方 森 林 に 対 する 県 民 のニーズは 国 土 の 保 全 や 水 資 源 のかん 養 に 加 え 地 球 温 暖 化 の 防 止 や 癒 し 機 能 など ますます 多 様 化 してきており そのためにも 造 林 から 下 刈 除 伐 間 伐 等 の 保 育 に 加 え 人 工 林 における 長 伐 期 施 業 や 複 層 林 施 業 針 広 混 交 林 施 業 等 の 立 木 の 密 度 管 理 による 健 全 で 多 様 な 森 林 づくりを 推 進 していくことが 必 要 である 特 に 京 都 議 定 書 において わが 国 が 認 められている 地 球 温 暖 化 防 止 のための 森 林 に よる 吸 収 の 上 限 である1,300 万 炭 素 トンを 達 成 するためにも 高 齢 級 人 工 林 を 含 めた 適 切 な 施 業 を 実 施 する 必 要 がある これらのことから 長 伐 期 化 した 人 工 林 を 放 置 することなく 地 位 や 傾 斜 等 の 地 理 的 条 件 や 林 内 路 網 や 高 性 能 林 業 機 械 等 の 生 産 基 盤 の 整 備 状 況 等 を 勘 案 しながら 間 伐 等 によ る 密 度 管 理 を 行 い 中 間 収 入 の 確 保 を 図 りながら 公 益 的 機 能 の 高 度 発 揮 と 利 用 価 値 の 高 い 木 材 生 産 を 志 向 する 通 常 の 概 ね2 倍 の 伐 期 で 主 伐 を 行 う 長 伐 期 施 業 の 導 入 を 推 進 する 必 要 がある しかしながら 長 伐 期 施 業 を 推 進 するに 当 たっては 長 伐 期 施 業 の 技 術 体 系 が 十 分 確 立 されていないことや 本 県 に 長 伐 期 施 業 の 実 例 が 少 ないこと 等 から 長 伐 期 施 業 の 十 分 な 普 及 定 着 化 が 図 られていなかった また 昭 和 50 年 代 に 調 製 された 林 分 収 穫 表 は 短 伐 期 施 業 を 前 提 として 調 製 しているこ とから 現 実 林 分 と 乖 離 し 高 齢 級 林 分 の 成 長 量 や 収 穫 量 の 予 測 またこれらをもとにし た 長 伐 期 施 業 に 対 応 した 施 業 方 法 や 経 営 計 画 の 決 定 等 が 困 難 であった そのため 長 伐 期 施 業 の 普 及 定 着 化 を 図 るため 林 分 収 穫 表 の 調 製 を 行 い 長 伐 期 施 業 の 技 術 体 系 や 実 施 事 例 を 掲 載 した 技 術 指 針 として 取 りまとめた 本 指 針 が 長 伐 期 施 業 の 導 入 に 向 けての 検 討 や 長 伐 期 施 業 の 実 施 に 当 たっての 一 助 に なれば 幸 いである

目 次 第 1 章 長 伐 期 施 業 の 必 要 性 1 1 長 伐 期 施 業 とは 1 2 長 伐 期 施 業 のねらい 1 (1) 森 林 資 源 上 からのねらい 1 (2) 林 業 経 営 上 からのねらい 2 (3) 公 益 的 機 能 上 からのねらい 3 3 施 業 タイプの 選 定 4 4 長 伐 期 施 業 による 木 材 生 産 4 (1) 大 径 材 の 材 質 4 (2) 大 径 材 の 利 用 方 法 5 (3) 大 径 材 生 産 と 長 伐 期 経 営 との 関 係 6 (4) 今 後 の 課 題 6 第 2 章 導 入 に 当 たっての 基 本 的 な 考 え 方 7 1 木 材 生 産 目 標 の 設 定 7 (1) 皆 伐 施 業 と 非 皆 伐 施 業 8 (2) 標 準 伐 期 施 業 と 長 伐 期 施 業 8 (3) 一 般 的 施 業 と 集 約 的 施 業 9 2 導 入 箇 所 の 選 定 方 法 9 第 3 章 長 伐 期 施 業 の 在 り 方 と 課 題 15 1 施 業 体 系 と 技 術 15 (1) 長 伐 期 施 業 に 向 けた 施 業 技 術 15 (2) 施 業 体 系 20 (3) 今 後 の 課 題 22 2 大 径 木 の 伐 倒 22 (1) 伐 倒 前 の 準 備 23 (2) 足 場 の 設 置 23 (3) 退 避 場 所 等 の 確 保 23 (4) 根 張 り 切 り 24 (5) 伐 倒 の 方 法 24 (6) 受 け 口 切 り 25 (7)つる 26 (8)かど 切 り 26 (9) 追 い 口 切 り 26 (10)くさび 切 り 26 (11)その 他 26 3 高 齢 級 林 分 の 保 護 管 理 技 術 27 (1) 台 風 被 害 等 自 然 災 害 への 対 応 27

(2) 病 虫 獣 害 への 対 応 29 (3) 根 株 腐 朽 病 30 (4)スギ 葉 枯 症 30 第 4 章 県 内 の 主 な 長 伐 期 施 業 実 施 事 例 33 1 高 千 穂 町 ( 飯 干 福 重 氏 ) 34 2 高 千 穂 町 ( 工 藤 謙 一 氏 ) 35 3 延 岡 市 ( 藤 仲 林 材 株 式 会 社 ) 36 4 延 岡 市 ( 池 田 宣 弘 氏 ) 37 5 美 郷 町 (A 氏 ) 38 6 美 郷 町 (B 氏 ) 39 7 諸 塚 村 ( 社 団 法 人 家 代 青 年 会 ( 家 代 公 民 館 )) 40 8 諸 塚 村 ( 黒 木 虎 代 氏 ) 41 9 椎 葉 村 (C 氏 ) 42 10 椎 葉 村 (D 氏 ) 43 11 西 米 良 村 ( 濵 砂 堯 敬 氏 ) 44 12 木 城 町 ( 木 城 町 ) 45 13 宮 崎 市 (E 氏 ) 46 14 宮 崎 市 ( 兵 庫 県 在 住 阿 部 正 助 氏 ) 47 15 小 林 市 (F 氏 ) 48 16 えびの 市 ( 立 石 林 業 株 式 会 社 ) 49 17 都 城 市 ( 山 路 柳 助 氏 ) 50 18 都 城 市 ( 清 水 勝 彦 氏 ) 51 19 日 南 市 ( 石 山 薫 氏 ) 52 20 南 郷 町 ( 永 倉 勲 氏 ) 53 第 5 章 その 他 1 スギ 林 分 収 穫 表 の 調 製 55 (1)はじめに 55 (2) 林 分 収 穫 表 の 調 製 56 (3) 林 分 収 穫 表 の 取 り 扱 い 上 の 留 意 点 61 2 林 分 密 度 管 理 62 (1) 林 分 密 度 管 理 図 62 (2) 林 分 密 度 管 理 の 考 え 方 65 (3) 林 分 密 度 管 理 に 当 たっての 留 意 点 71 3 長 伐 期 施 業 に 関 するアンケート 調 査 の 結 果 72 (1) 調 査 方 法 72 (2) 調 査 内 容 72 (3) 調 査 結 果 72 (4)まとめ 77

第 6 章 おわりに 79 1 補 助 事 業 79 2 引 用 参 考 文 献 80 参 考 附 表 82 一 口 メモ 1 丸 太 の 呼 称 85 2 木 材 の 強 度 85 3 造 作 材 構 造 材 指 物 材 86 4 CAD/CAMシステム 86 5 スギの 品 種 86 6 細 り(ほそり) 梢 殺 (うらごけ) 87 7 地 位 級 地 位 指 数 曲 線 88 8 樹 冠 長 樹 冠 長 率 88 9 形 状 比 88 10 見 え 掛 り 材 88 11 収 量 比 数 88 12 高 性 能 林 業 機 械 89 13 もめ 目 回 り 90 14 開 放 性 距 離 90 15 主 林 木 副 林 木 90 16 材 積 比 90 17 地 位 係 数 立 木 度 90 18 密 度 効 果 91 19 形 状 高 91 20 参 考 文 献 91

第 5 章 その 他 1 スギ 林 分 収 穫 表 の 調 製 (1)はじめに 特 定 の 樹 種 について 成 長 条 件 が 同 一 の 地 方 において 同 齢 単 純 林 により 同 様 の 方 法 で 施 業 された 林 分 のha 当 たり 本 数 や 材 積 成 長 量 等 を 主 林 木 副 林 木 別 や 林 齢 ご とに 表 示 した 表 を 林 分 収 穫 表 といい 通 常 は 地 位 別 に 作 成 されている 主 な 用 途 は 林 分 の 将 来 の 成 長 量 や 収 穫 量 の 予 測 であり これらをもとに 施 業 方 法 や 経 営 計 画 の 決 定 地 位 の 判 定 等 に 利 用 される 林 分 収 穫 表 の 例 を 図 5-1に 示 す 地 位 主 林 木 副 林 木 主 副 林 木 合 計 林 平 均 平 均 平 均 胸 高 総 収 齢 樹 高 胸 高 本 数 幹 材 積 本 数 幹 材 積 胸 高 本 数 断 面 積 幹 材 積 穫 量 直 径 直 径 年 m cm 本 /ha m3/ha 本 /ha m3/ha cm 本 /ha m2/ha m3/ha m3/ha 図 5-1 林 分 収 穫 表 の 例 また 現 実 林 分 の 簡 易 な 林 分 収 穫 表 を 収 穫 予 想 表 という 収 穫 予 想 表 の 例 を 図 -8 に 示 す 地 林 平 均 平 均 胸 ha 当 たり 要 間 伐 成 長 量 成 長 率 位 齢 樹 高 高 直 径 本 数 幹 材 積 材 積 本 数 連 年 総 平 均 (%) (m) (cm) ( 本 ) (m3) (m3) ( 本 ) (m3) (m3) (m3) 図 5-2 収 穫 予 想 表 の 例 現 在 本 県 で 用 いられている 林 分 収 穫 表 は スギについては 昭 和 56 年 に ノキについては 昭 和 58 年 に 調 製 ( 整 え 作 ること )されたものである 2) 1) またヒ 本 県 は 成 長 が 早 いという 地 域 特 性 を 活 かした 短 伐 期 施 業 が 主 体 であったため これ らの 林 分 収 穫 表 で 示 している 伐 期 齢 は スギでは28~60 年 ヒノキでは40~80 年 と 現 在 の 長 伐 期 施 業 に 対 応 していない また これらの 林 分 収 穫 表 の 多 くは 解 析 の 中 で 徒 手 法 が 使 用 されたため 不 明 点 が 見 られる よって 今 回 の 調 製 では 最 新 のデータを 利 用 することにより 120 年 生 まで 対 応 を 可 能 とするとともに すべてに 統 計 的 解 析 を 利 用 し 併 せてその 方 法 を 明 らかにす ることとした

(2) 林 分 収 穫 表 の 調 製 林 業 技 術 センターの 試 験 研 究 及 び 環 境 森 林 課 の 調 査 業 務 で 得 られた 県 内 全 域 の 林 分 調 査 データ470 件 を 用 い 以 下 の 手 順 により 調 整 を 行 った 3) 1 上 層 樹 高 (H t) 上 位 樹 高 の10%の 平 均 値 をHtとした 林 齢 (t)ごとのhtの 分 布 については 図 5-3に 示 すとおりである また 成 長 関 数 についても 検 討 を 行 い 最 も 当 てはめのよかったMitscherlich 関 数 によ りHt を 算 出 し (1) 式 を 得 た ( m ) 図 5-3 上 林 齢 ごとの 上 層 樹 高 の 分 布 Ht =34.09879 (1-exp(0.00606-0.0284 t ) r2=0.75252 (1) 2 地 位 区 分 各 林 分 のHtと( 1 ) 式 で 得 られた 算 出 値 の 差 を 求 め 齢 級 ごとの 標 準 誤 差 ( Hσ) を 算 出 したのち Hσ をMitscherlich 関 数 に 当 てはめ (2) 式 を 得 た Hσ =3.50824 (1-exp(-0.37305-0.04129 t ) r2=0.4517 (2) さらに (1) 式 で 求 めた 中 心 線 からH σ の±2 層 倍 を 上 界 下 界 とし その 中 を3 等 分 することにより 地 位 を 決 定 した なお H±2Hσの 範 囲 から 外 れた16 件 のデータについては 以 後 の 調 整 から 除 外 した 3 資 料 の 吟 味 以 下 について 資 料 の 吟 味 を 行 い 93 件 のデータを 除 外 した 主 林 木 胸 高 直 径 に 対 するha 当 たり 主 林 木 本 数 林 齢 に 対 する 主 林 木 平 均 直 径 林 齢 に 対 する 断 面 積 合 計 林 齢 に 対 するha 当 たり 幹 材 積 林 齢 に 対 するha 当 たり 主 林 木 本 数 木 4 主 林 木 の 構 成 数 値 の 決 定 主 林 木 の 平 均 樹 高 ( H) については Htとの 関 係 を 求 めた 結 果 ( 3 ) 式 を 得 た H=0.922833 Ht-0.75442 r2=0.9591 (3) 平

ここで 既 知 のHtを( 3 ) 式 に 代 入 し tごとのhを 表 5-1のとおり 算 出 した このことから 40 年 生 次 のHは 以 下 のとおり 算 出 される 地 位 Ⅰ:24.3m 地 位 Ⅱ:20.5m 地 位 Ⅲ:16.8m また 以 上 の 手 法 で 得 た 地 位 指 数 曲 線 を 図 5-4に 示 す 表 5-1 地 位 別 平 均 樹 高 林 齢 地 位 地 位 地 位 備 考 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 10 9.5 7.2 4.7 15 12.8 10.1 7.4 20 15.7 12.7 9.7 25 18.3 15.0 11.8 30 20.6 17.1 13.7 35 22.5 18.9 15.3 40 24.3 20.5 16.8 45 25.8 21.9 18.0 50 27.1 23.1 19.1 55 28.2 24.1 20.1 60 29.1 25.0 20.9 65 29.9 25.8 21.7 70 30.6 26.5 22.3 75 31.2 27.0 22.8 80 31.7 27.5 23.3 85 32.2 27.9 23.7 90 32.5 28.3 24.0 95 32.9 28.6 24.3 100 33.1 28.8 24.6 105 33.3 29.1 24.8 110 33.5 29.3 25.0 115 33.7 29.4 25.1 120 33.8 29.5 25.3 Hと 主 林 木 の 平 均 直 径 (D)の 関 係 について 地 位 ごとにべき 乗 式 H=a D b に 当 てはめ (4)~(6) 式 を 得 たのち D=(H/a) 1/b でDを 算 出 した 地 位 Ⅰ H=2.48171 D0.641181 r2=0.8434 (4) 地 位 Ⅱ H=2.072564 D0.67765 r2=0.8184 (5) 地 位 Ⅲ H=1.581376 D0.719916 r2=0.8476 (6) 主 林 木 の 単 木 平 均 材 積 (v)については Dとの 相 関 が 高 く またHとの 相 関 も 見 られることから v=a D b Hc を 用 いて 行 った 結 果 (7) 式 を 得 た v=0.000106 D 1.67038 H0.985 r2=0.9962 (7) このことから 40 年 生 次 のvは 以 下 のとおり 算 出 される 地 位 Ⅰ:0.934m 3 地 位 Ⅱ:0.620m 3 地 位 Ⅲ:0.409m 3

主 林 木 のha 当 たり 本 数 (N)については 直 径 階 ごとに 求 め 指 数 式 に 当 てはめた 結 果 (8) 式 を 得 た N=3928 exp(-d+0.5651) 16.8928+212.5389 r2=0.98836 (8) このことから 40 年 生 次 のNは 以 下 のとおり 算 出 される 地 位 Ⅰ: 682 本 地 位 Ⅱ: 840 本 地 位 Ⅲ:1006 本 40 年 生 次 の 主 林 木 のha 当 たり 材 積 (V)は Nとvを 乗 じて 求 めたところ 以 下 の とおり 算 出 される 地 位 Ⅰ:637m 3 地 位 Ⅱ:520m 3 地 位 Ⅲ:411m 3 5 副 林 木 の 構 成 数 値 の 決 定 副 林 木 のha 当 たり 本 数 については Nの 齢 階 差 とした また 副 林 木 の 平 均 直 径 (D )については Dとの 直 線 式 D =0.6731 D 0.2582 (9) に 主 林 木 の 平 均 直 径 を 代 入 し D を 算 出 した 副 林 木 の 平 均 樹 高 (H )については Hとの 直 線 式 H =0.855455 H-1.53456 (10) に 主 林 木 の 平 均 樹 高 を 代 入 し H を 算 出 した 主 林 木 及 び 副 林 木 のha 当 たり 断 面 積 合 計 (G)については 直 径 との 関 係 をべき 乗 式 主 林 木 :G=6.876 D 0.6365 (11) 副 林 木 :G=0.10717 D 1.0423 (12) に 主 副 林 木 の 齢 階 ごとの 平 均 直 径 を 代 入 して 求 めた 副 林 木 のha 当 たり 材 積 (V )については 主 林 木 算 出 時 に 得 られた 関 係 式 にD やH を 代 入 することにより 算 出 した

以 上 の 手 法 で 得 た 林 分 収 穫 表 を 表 5-2~5-4に 示 す 表 5-2 林 分 収 穫 表 ( 地 位 Ⅰ) 主 林 木 副 林 木 主 副 林 木 合 計 林 平 均 平 均 幹 幹 平 均 胸 高 幹 連 年 総 収 齢 樹 高 胸 高 本 数 材 積 本 数 材 積 胸 高 本 数 断 面 積 材 積 成 長 穫 量 直 径 直 径 量 3 3 2 3 3 3 年 m cm 本 /ha m /ha 本 /ha m /ha cm 本 /ha m /ha m /ha m /ha m /ha 15 12.8 12.9 1,991 229 614 23 9.6 2,605 36.8 252 16.3 252 20 15.7 17.9 1,543 326 448 38 13.4 1,991 45.0 364 14.0 387 25 18.3 22.7 1,218 416 325 48 17.3 1,543 52.5 464 12.5 525 30 20.6 27.3 980 497 238 53 21.3 1,218 59.2 550 10.8 659 35 22.5 31.3 808 571 172 54 25.2 980 65.2 625 9.4 787 40 24.3 35.1 682 637 126 51 29.2 808 70.6 688 7.9 904 45 25.8 38.3 591 697 91 46 32.9 682 75.4 743 6.9 1,010 50 27.1 41.4 524 751 67 40 36.8 591 79.7 791 6.0 1,104 55 28.2 44.0 475 800 49 34 40.2 524 83.5 834 5.4 1,187 60 29.1 46.3 440 843 35 27 43.3 475 86.9 870 4.5 1,257 65 29.9 48.3 414 882 26 23 46.0 440 89.9 905 4.4 1,319 70 30.6 50.0 395 916 19 18 48.4 414 92.6 934 3.6 1,371 75 31.2 51.6 382 947 13 13 50.4 395 94.9 960 3.3 1,415 80 31.7 53.1 372 974 10 11 52.2 382 97.0 985 3.1 1,453 85 32.2 54.2 365 998 7 8 53.7 372 98.8 1,006 2.6 1,485 90 32.5 55.2 359 1,019 6 7 54.9 365 100.5 1,026 2.5 1,513 95 32.9 56.0 356 1,038 3 4 55.8 359 101.9 1,042 2.0 1,536 100 33.1 56.8 353 1,055 3 4 56.6 356 103.1 1,059 1.9 1,557 105 33.3 57.7 351 1,070 2 3 57.7 353 104.3 1,073 1.8 1,575 110 33.5 58.2 349 1,083 2 3 58.1 351 105.2 1,086 1.6 1,591 115 33.7 58.7 348 1,095 1 1 58.7 349 106.1 1,096 1.3 1,604 120 33.8 59.3 347 1,105 1 1 59.3 348 106.9 1,106 1.3 1,615

表 5-3 林 分 収 穫 表 ( 地 位 Ⅱ) 主 林 木 副 林 木 主 副 林 木 合 計 林 平 均 平 均 幹 幹 平 均 胸 高 幹 連 年 総 収 齢 樹 高 胸 高 本 数 材 積 本 数 材 積 胸 高 本 数 断 面 積 材 積 成 長 穫 量 直 径 直 径 量 3 3 2 3 3 3 年 m cm 本 /ha m /ha 本 /ha m /ha cm 本 /ha m /ha m /ha m /ha m /ha 15 10.1 10.4 2,254 144 616 13 8.0 2,870 30.7 157 14.3 157 20 12.7 15.0 1,791 236 463 23 11.6 2,254 38.3 259 12.8 272 25 15.0 19.2 1,444 319 347 31 15.0 1,791 45.0 350 11.4 386 30 17.1 23.3 1,183 393 261 37 18.5 1,444 51.0 430 10.0 497 35 18.9 27.1 987 460 196 39 22.0 1,183 56.2 499 8.6 603 40 20.5 30.3 840 520 147 39 25.3 987 60.7 559 7.5 702 45 21.9 33.4 730 573 110 37 28.6 840 64.7 610 6.4 792 50 23.1 36.2 647 621 83 33 31.9 730 68.1 654 5.5 873 55 24.1 38.6 585 663 62 29 34.8 647 71.1 692 4.8 944 60 25.0 40.7 538 701 47 25 37.6 585 73.7 726 4.3 1,007 65 25.8 42.4 503 734 35 21 39.8 538 75.9 755 3.6 1,061 70 26.5 44.2 477 763 26 17 42.2 503 77.8 780 3.1 1,107 75 27.0 45.4 457 789 20 14 43.9 477 79.5 803 2.9 1,147 80 27.5 46.7 442 812 15 11 45.6 457 80.9 823 2.5 1,181 85 27.9 48.0 431 832 11 9 47.1 442 82.1 841 2.3 1,210 90 28.3 49.0 423 849 8 7 48.5 431 83.1 856 1.9 1,234 95 28.6 49.8 416 865 7 6 49.3 423 84.0 871 1.9 1,256 100 28.8 50.5 412 878 4 4 50.2 416 84.8 882 1.5 1,273 105 29.1 51.1 408 890 4 4 50.9 412 85.4 894 1.5 1,289 110 29.3 51.6 405 901 3 3 51.6 408 86.0 904 1.3 1,303 115 29.4 52.1 403 910 2 2 52.1 405 86.5 912 1.0 1,314 120 29.5 52.6 402 918 1 1 52.6 403 86.9 919 0.9 1,323

表 5-4 林 分 収 穫 表 ( 地 位 Ⅲ) 主 林 木 副 林 木 主 副 林 木 合 計 林 平 均 平 均 幹 幹 平 均 胸 高 幹 連 年 総 収 齢 樹 高 胸 高 本 数 材 積 本 数 材 積 胸 高 本 数 断 面 積 材 積 成 長 穫 量 直 径 直 径 量 3 3 2 3 3 3 年 m cm 本 /ha m /ha 本 /ha m /ha cm 本 /ha m /ha m /ha m /ha m /ha 15 7.4 8.4 2,549 88 644 7 6.7 3,193 26.6 95 11.4 95 20 9.7 12.6 2,057 166 492 13 10.0 2,549 33.9 179 10.5 186 25 11.8 16.5 1,681 236 376 20 13.2 2,057 40.4 256 9.6 276 30 13.7 20.3 1,393 301 288 25 16.5 1,681 46.1 326 8.8 366 35 15.3 23.6 1,174 359 219 28 19.6 1,393 51.1 387 7.6 452 40 16.8 26.6 1,006 411 168 29 22.6 1,174 55.4 440 6.6 533 45 18.0 29.3 877 458 129 28 25.5 1,006 59.2 486 5.8 608 50 19.1 31.8 779 500 98 26 28.3 877 62.4 526 5.0 676 55 20.1 34.2 704 537 75 24 31.1 779 65.2 561 4.4 737 60 20.9 36.1 647 571 57 21 33.5 704 67.6 592 3.9 792 65 21.7 37.8 603 601 44 18 35.6 647 69.7 619 3.4 840 70 22.3 39.2 570 627 33 15 37.4 603 71.4 642 2.9 881 75 22.8 40.7 544 651 26 13 39.4 570 72.9 664 2.8 918 80 23.3 41.7 524 672 20 10 40.7 544 74.2 682 2.3 949 85 23.7 42.7 510 690 14 8 41.9 524 75.3 698 2.0 975 90 24.0 43.7 498 707 12 7 43.1 510 76.2 714 2.0 999 95 24.3 44.5 489 721 9 5 44.1 498 77.0 726 1.5 1,018 100 24.6 45.2 483 734 6 4 44.9 489 77.7 738 1.5 1,035 105 24.8 45.8 478 745 5 3 45.6 483 78.3 748 1.3 1,049 110 25.0 46.3 474 755 4 3 46.2 478 78.7 758 1.3 1,062 115 25.1 46.8 471 764 3 2 46.7 474 79.1 766 1.0 1,073 120 25.3 47.3 468 771 3 2 47.3 471 79.5 773 0.9 1,082 (3) 林 分 収 穫 表 の 取 り 扱 い 上 の 留 意 点 林 分 収 穫 表 の 取 り 扱 いに 当 たっては 現 実 林 分 がどの 地 位 に 該 当 するかを 判 定 する 必 要 がある 前 述 のとおり 平 均 樹 高 は 立 木 密 度 などの 影 響 を 受 けにくいため 通 常 は 林 齢 と 主 林 木 の 平 均 樹 高 をもとに 地 位 指 数 曲 線 から 地 位 を 求 めるが 現 実 林 分 から 求 めた 地 位 が 地 位 指 数 曲 線 上 にない 場 合 (ある 地 位 指 数 曲 線 と 別 の 地 位 指 数 曲 線 の 間 にある 場 合 )は 比 例 修 正 により 補 正 する また 地 位 が 等 しく( 平 均 樹 高 が 同 じ )でも 施 業 履 歴 等 が 異 なるため 立 木 本 数 や 材 積 等 に 差 異 がある 場 合 は 材 積 比 により 補 正 する 期 間 成 長 量 の 推 定 は 以 下 の 式 による

現 在 の 材 積 ( 将 来 林 齢 に 対 する) 期 間 成 長 量 = 林 分 収 穫 表 材 積 + 表 中 - 現 在 の 材 積 同 一 地 位 林 齢 に 対 応 の 期 間 中 の 副 林 木 材 積 する 林 分 収 穫 表 の 材 積 材 積 比 なお 林 分 生 産 係 数 を 以 下 の 式 により 求 め 材 積 比 に 代 えてもよい 林 分 生 産 係 数 = 地 位 係 数 立 木 度 現 実 林 の 主 林 木 平 均 樹 高 = 林 分 収 穫 表 の 主 林 木 平 均 樹 高 現 実 林 の ha 当 たり 主 林 木 胸 高 断 面 積 合 計 林 分 収 穫 表 の ha 当 たり 主 林 木 胸 高 断 面 積 合 計 本 指 針 で 示 す 林 分 収 穫 表 は オビスギを 主 な 対 象 としており 県 南 西 部 に 多 いサツ マメアサや 県 北 部 に 多 いニシウスキアオについては 推 定 精 度 が 悪 くなることが 予 想 される このような 場 合 は 関 係 機 関 に 照 会 し これらの 品 種 に 対 応 している 林 分 収 穫 表 を 求 めるとよい 4) 2 林 分 密 度 管 理 成 長 に 伴 って 林 木 は 大 きくなり より 広 い 生 育 空 間 が 必 要 になる 森 林 を 除 間 伐 等 の 保 育 をせずに 放 置 しておくと 林 木 は 生 存 に 必 要 な 生 育 空 間 を 求 め て 個 体 間 の 競 争 が 激 しくなる 競 争 に 負 けた 林 木 の 成 長 は 衰 え やがては 枯 死 に 至 るが 一 方 競 争 に 勝 ち 残 っても 形 状 比 が 著 しく 高 いモヤシ 状 の 林 木 となるため 風 害 を 始 めとした 気 象 害 に 弱 くなる 通 直 で 完 満 な 林 木 に 仕 立 てるとともに 気 象 害 等 に 強 い 森 林 を 造 成 するため 間 伐 に より 生 育 段 階 に 見 合 った 林 分 密 度 に 調 節 し 林 分 を 適 切 に 管 理 することを 林 分 密 度 管 理 という (1) 林 分 密 度 管 理 図 林 木 の 成 長 に 関 する 密 度 効 果 の 法 則 等 を 応 用 し 生 育 段 階 に 応 じた 密 度 (ha 当 たり 本 数 )と 材 積 等 の 関 係 を 表 したものを 林 分 密 度 管 理 図 という 主 な 用 途 は 林 分 の 密 度 管 理 や 収 穫 量 の 予 測 であり これらをもとに 施 業 方 法 や 経 営 計 画 等 の 決 定 に 利 用 される 林 分 密 度 管 理 図 5) を 図 5-5に 示 す

等 平 均 樹 高 曲 線 最 多 密 度 線 等 収 量 比 数 線 等 平 均 直 径 曲 線 自 然 枯 死 線 図 5-5 林 分 密 度 管 理 図 5) 林 分 密 度 管 理 図 は 以 下 の5 種 類 の 線 により 構 成 されている 1 等 平 均 樹 高 曲 線 ある 上 層 樹 高 (H)( 被 圧 木 枯 損 木 を 除 いた 立 木 の 平 均 樹 高 のこと 立 木 密 度 の 影 響 を 受 けにくい )におけるha 当 たり 本 数 (N)と 幹 材 積 (V)の 関 係 を 表 した 線 で あり 以 下 の 関 係 式 が 成 り 立 つ V=(0.068509 H-1.347464+2658.2 H -2.814651 N)-1 (13) なお 林 分 密 度 管 理 図 においては 平 均 樹 高 (H)とHとの 関 係 は 以 下 の 式 のとお りとしている H=0.994270+1.000626 H-0.040745 N 0.5 H 100 (14) 2 自 然 枯 死 線 競 争 によって 立 木 が 自 然 に 枯 れて 本 数 が 減 少 する 経 過 を 植 栽 本 数 ごとに 表 した 線 である 植 栽 本 数 n0 に 対 する 自 然 枯 死 線 は (15) 式 で 求 められる 平 均 単 木 材 積 vの

関 数 である(16) 式 で 表 すことができる v=(0.068509 H -1.347464 n+2658.2 H-2.814651)-1 (15) 1 1 v = - (16) n n0 3.47089 106 n0-0.9184 v: 任 意 の 上 層 樹 高 における 自 然 枯 死 線 上 の 平 均 単 木 材 積 n: 任 意 の 上 層 樹 高 における 自 然 枯 死 線 上 のha 当 たり 本 数 n 0:ha 当 たり 植 栽 本 数 3 最 多 密 度 線 自 然 枯 死 線 は 植 栽 本 数 が 違 っていても 生 育 が 進 むとやがて1つの 直 線 に 収 束 し その 線 上 をたどっていくようになる この 直 線 を 最 多 密 度 線 といい それぞれの 等 平 均 樹 高 線 ごとに 限 界 のha 当 たり 本 数 を 示 している 最 多 密 度 線 は 以 下 の 関 係 式 で 表 す ことができる logvrf=5.9637-0.9184logn Rf (17) V Rf: 最 多 密 度 におけるha 当 たり 幹 材 積 N Rf: 最 多 密 度 におけるha 当 たり 本 数 なお VRfとN Rf Hとの 関 係 は 以 下 の 関 係 式 で 示 すことができる VRf=(0.068509 H -1.347464 +2658.2 H -2.814651 N Rf) -1 (18) lognrf=5.3083-1.4672logh (19) 4 等 平 均 直 径 曲 線 ある 上 層 樹 高 とha 当 たり 本 数 のときの 平 均 胸 高 直 径 を 示 した 線 であり 以 下 の 関 係 式 で 表 すことができる d=-0.048940+0.989370 dg-0.034814 N 0.5 H 100 (20) d: 平 均 胸 高 直 径 dg: 断 面 積 平 均 直 径 dgは 以 下 の 関 係 式 で 求 める dg =200 (G (π N ) 0.5 (21) G:ha 当 たり 断 面 積

HF: 林 分 形 状 高 なお G 及 びHFは 以 下 の 式 で 求 める G=V HF (22) HF=0.791213+0.353895 H+0.244012 N 0.5 H 100 (23) 5 等 収 量 比 数 線 平 均 樹 高 が 同 一 の 林 分 において 最 多 密 度 における 林 分 材 積 に 対 する 割 合 を 示 して いる そのため 最 多 密 度 線 と 平 行 となる 収 量 比 数 (Ry)は 以 下 の 関 係 式 で 表 すこ とができる Ry=V V Rf (24) (2) 林 分 密 度 管 理 の 考 え 方 下 層 間 伐 よる 間 伐 量 は 間 伐 前 のha 当 たり 材 積 ( 間 伐 前 の 上 層 樹 高 とha 当 たり 本 数 に 対 応 する 材 積 をいう )と 間 伐 後 のha 当 たり 材 積 ( 本 数 間 伐 率 や 管 理 基 準 として 定 められた 収 量 比 数 等 から 求 めた 残 存 本 数 と 間 伐 前 の 上 層 樹 高 とに 対 応 する 材 積 を いう )の 差 として 求 められる このとき 林 分 が 過 密 にならないよう 密 度 管 理 は 収 量 比 数 0.6~0.9の 範 囲 で 行 う なお 一 般 には 収 量 比 数 0.9~0.8で 管 理 する 方 法 を 密 仕 立 て 0.8~0.7で 管 理 する 方 法 を 中 庸 仕 立 て 0.7よりも 低 く 管 理 する 方 法 を 疎 仕 立 てという 6) また 間 伐 を 実 施 すると 林 分 密 度 が 低 下 し それに 伴 い 収 量 比 数 も 低 下 するが 強 度 の 間 伐 などにより 急 激 に 収 量 比 数 を 低 下 させると 風 害 などに 対 する 抵 抗 力 が 低 下 するため 1 回 の 間 伐 で 動 かす 収 量 比 数 は0.15 以 下 とする 特 に 風 害 等 の 恐 れの あるところにおいては 形 状 比 が 極 端 に 大 きくならないよう 留 意 する また 調 査 対 象 林 分 の 面 積 が 大 きく 生 育 状 態 ( 上 層 樹 高 やha 当 たり 本 数 )にばら つきがある 場 合 は 林 相 区 分 を 行 い 各 区 分 ごとの 上 層 樹 高 やha 当 たり 本 数 を 用 いて 算 出 した 値 に 区 分 面 積 と 全 面 積 との 比 を 重 みとして ha 当 たり 材 積 や 平 均 胸 高 直 径 を 求 めるとよい ここで 表 5-5に 表 -5.5 施 業 体 系 の 例 (1) 示 す 施 業 体 系 により 施 作 業 種 林 齢 上 層 樹 高 ha 当 たり 本 数 本 数 間 伐 率 業 を 行 った 場 合 におけ (m) ( 本 /ha) (%) る 密 度 管 理 の 例 を 以 下 除 伐 11 9 2,250 10 に 示 す 保 育 第 1 回 16 11 2,000 20 第 1 回 保 育 間 伐 ( 下 間 伐 第 2 回 23 14 1,605 20 第 1 回 30 17 1,286 20 層 間 伐 )においては 利 用 第 2 回 40 21 1,026 20 間 伐 前 の 林 分 は 上 層 樹 間 伐 第 3 回 50 24 821 20 高 11m ha 当 たり 本 数 第 4 回 60 27 654 20 が2,000 本 であるので ha 当 たり 幹 材 積 は( 13) 式 により 主 伐 70 29 526 100

V=(0.068509 H-1.347464+2658.2 H -2.814651 N)-1 =(0.068509 11-1.347464+2658.2 11-2.814651 2000)-1 =234.492544 234m 3/ha となる 次 に 林 分 形 状 高 は(23) 式 により HF=0.791213+0.353895 H+0.244012 N 0.5 H 100 =0.791213+0.353895 11+0.244012 2000 0.5 11 100 =5.884438323 5.884 また ha 当 たり 断 面 積 は(22) 式 により G=V HF=234 5.884=39.76886472 39.769 となるため 断 面 積 平 均 直 径 は(21) 式 により dg=200 (G (π N ) 0.5=200 (39.769 (π 2000 ) 0.5 =15.91154667 15.9cm また 平 均 胸 高 直 径 は(20) 式 により d=-0.048940+0.989370 dg-0.034814 N 0.5 H 100 =-0.048940+0.989370 15.9-0.034814 2000 0.5 11 100 =15.51078076 15.5cm となる これらの 結 果 から(19) 式 により lognrf=5.3083-1.4672logh=5.3083-1.4672log11=3.780368652 となるので 最 多 密 度 におけるha 当 たり 本 数 は NRf=10 3.780368652 =6030.712875 6,031 本 /ha となる また 最 多 密 度 におけるha 当 たり 材 積 は(18) 式 により VRf=(0.068509 H +2658.2 H N ) -1.347464-2.814651 Rf -1 =(0.068509 11-1.347464+2658.2 11-2.814651 6031) -1

=310.2129946 310m 3/ha となるので 収 量 比 数 は(24) 式 により Ry=V V Rf =234 310=0.7548387097 0.75 となる ここで 本 数 間 伐 率 20%の 間 伐 ( 間 伐 後 の 本 数 を1,605 本 /haとする )を 行 うと 上 層 樹 高 は11mであるため ha 当 たり 幹 材 積 は(13) 式 により V=(0.068509 H-1.347464+2658.2 H -2.814651 N)-1 =(0.068509 11-1.347464+2658.2 11-2.814651 1605)-1 =215.1549216 215m 3/ha となる 次 に 林 分 形 状 高 は(23) 式 により HF=0.791213+0.353895 H+0.244012 N 0.5 H 100 =0.791213+0.353895 11+0.244012 1600 0.5 11 100 =5.7577108 5.758 また ha 当 たり 断 面 積 は(22) 式 により G=V HF=215 5.758=37.33935394 37.339 となるため 断 面 積 平 均 直 径 は(21) 式 により dg=200 (G (π N ) 0.5=200 (37.339 (π 1605 ) 0.5 =17.21071378 17.2cm また 平 均 胸 高 直 径 は(20) 式 により d=-0.048940+0.989370 dg-0.034814 N 0.5 H 100 =-0.048940+0.989370 17.2-0.034814 1600 0.5 11 100 =16.8150424 16.8cm となる ここで 上 層 樹 高 は 変 わらないので 最 多 密 度 におけるha 当 たり 本 数 及 び 材 積 は 先 に 求 めた 値 のとおりとなるため 収 量 比 数 は(24) 式 により Ry=V VRf=215 310=0.6935483871 0.69

となる これらの 結 果 から ha 当 たり 間 伐 材 積 は 310-215=95m 3/ha 間 伐 により 変 動 した 収 量 比 数 及 び 形 状 比 は 間 伐 前 の 収 量 比 数 - 間 伐 後 の 収 量 比 数 =0.75-0.69=0.06 間 伐 前 の 形 状 比 - 間 伐 後 の 形 状 比 =11 100 15.5-11 100 16.8 71.0-65.5=5.5 となる 以 上 の 計 算 を 林 分 密 度 管 理 図 を 用 いて 行 うと 図 5-6に 示 すとおりとなる 間 伐 前 については 横 軸 に 示 されている2,000 本 /haの 線 と11mの 等 平 均 樹 高 曲 線 と の 交 点 ( 点 A)の 位 置 を 縦 軸 に 示 されているha 当 たり 幹 材 積 で 読 むと234m 3/ha また 点 Aは16cmの 等 平 均 直 径 曲 線 の 近 くにあるので 平 均 胸 高 直 径 は15.5cm 収 量 比 数 は 等 収 量 比 数 線 との 関 係 から0.75であることが 読 み 取 れる ここで 本 数 間 伐 率 20%の 間 伐 を 行 うと 間 伐 後 の 林 分 は 上 層 樹 高 11m ha 当 た り 本 数 が1,600 本 となるので 点 Aを11mの 等 平 均 樹 高 曲 線 に 沿 って1,600 本 /haまで 下 げた 位 置 ( 点 B)を 縦 軸 に 示 されているha 当 たり 幹 材 積 で 読 むと215m 3/ha また 点 Bは17cmの 等 平 均 直 径 曲 線 の 近 くにあるので 平 均 胸 高 直 径 は16.8cm 収 量 比 数 は 0.69であることが 読 み 取 れる

A B 図5 6 密度管理の例 1 林分密度管理は自然間引き現象を基礎としているため 劣勢木や欠点木から間伐す る下層間伐においては全面的に利用することが可能であるが 上層間伐等では推定精 度が悪くなる なお 列状間伐を始めとした 間伐木を機械的に決定するため 間伐前後における 林分の平均個体の大きさがほとんど変わらない場合においては 材積ガイド線 右上 がりの傾き45 の線のことである 平均個体の大きさが概ね一定のときの本数密度と 材積の関係を示している を引いて求めるとよい 7

例 えば 表 5-6に 表 -5.6 施 業 体 系 の 例 (2) 示 す 施 業 体 系 により 施 作 業 種 林 齢 上 層 樹 高 ha 当 たり 本 数 本 数 間 伐 率 業 を 行 った 場 合 におけ (m) ( 本 /ha) (%) る 密 度 管 理 は 以 下 のと 除 伐 11 9 2,250 10 おりである 保 育 第 1 回 16 11 2,000 20 間 伐 第 2 回 23 14 1,605 20 第 1 回 利 用 間 伐 ( 列 第 1 回 30 17 1,286 20 状 間 伐 )においては 利 用 第 2 回 40 21 1,026 20 間 伐 前 の 林 分 は 上 層 樹 間 伐 第 3 回 50 24 821 20 高 17m ha 当 たり 本 数 第 4 回 60 27 654 20 が1,286 本 であるので 主 伐 70 29 526 100 横 軸 に 示 されている1,286 本 /haの 線 と17mの 等 平 均 樹 高 曲 線 との 交 点 ( 点 C)の 位 置 を 縦 軸 に 示 されているha 当 たり 幹 材 積 で 読 むと451m 3/ha また 点 Cは23cmの 等 平 均 直 径 曲 線 の 近 くにあるので 平 均 胸 高 直 径 は22.7cm 収 量 比 数 は 等 収 量 比 数 線 との 関 係 から0.81であることが 読 み 取 れる ここで 点 Cを 通 過 する 材 積 ガイド 線 に 沿 って 間 伐 後 の 本 数 ( 1,026 本 /haとする ) まで 下 げた 位 置 ( 点 D)の 値 を 読 み 取 るとよい これらの 作 業 を 林 分 密 度 管 理 図 を 用 いて 行 うと 図 5-7に 示 すとおりとなる

C D 図5 7 密度管理の例 2 3 林分密度管理に当たっての留意点 以上によって求められた数値は あくまでも平均的な値であり 個々の林分につい てはかなりの誤差を伴うものと思われるため 平均胸高直径かha当たり断面積が実測 されているときは 以下の算式により補正するとよい VC V 実測した平均胸高直径 林分密度管理図等で推定される平均胸高直径 2 V C V 実測したha当たり断面積 林分密度管理図等で推定されるha当たり断面 積 VC 補正した材積 V 13 式で求めた材積

3 長 伐 期 施 業 に 関 するアンケート 調 査 の 結 果 森 林 所 有 者 の 長 伐 期 施 業 に 対 する 意 識 を 把 握 し 技 術 指 針 の 参 考 資 料 とするとともに 今 後 の 普 及 指 導 の 参 考 とするため 長 伐 期 施 業 に 関 するアンケート 調 査 を 行 った (1) 調 査 方 法 森 林 所 有 者 の 選 定 については 1 普 及 指 導 区 当 たり25 名 以 上 を 目 途 に 各 普 及 指 導 区 に 依 頼 した また 調 査 の 実 施 及 び 調 査 表 の 回 収 は 普 及 指 導 区 に 依 頼 した (2) 調 査 内 容 以 下 について 質 問 した 調 査 対 象 者 の 年 齢 後 継 者 の 有 無 (50 代 以 上 のみ) 所 有 森 林 の 面 積 人 工 林 率 及 び 人 工 林 の 樹 種 別 内 訳 所 有 森 林 の 団 地 としての 集 約 の 有 無 長 伐 期 施 業 の 周 知 状 況 及 び 実 施 の 有 無 伐 期 の 設 定 状 況 ( 長 伐 期 施 業 を 実 施 していると 回 答 した 者 のみ) 今 後 の 長 伐 期 施 業 の 導 入 の 有 無 ( 長 伐 期 施 業 を 実 施 していないと 回 答 した 者 の み) 伐 期 の 設 定 予 定 の 有 無 ( 今 後 長 伐 期 施 業 を 導 入 すると 回 答 した 者 のみ) 木 材 搬 出 のための 作 業 道 等 の 有 無 ( 伐 期 を 設 定 する 予 定 と 回 答 した 者 のみ) 作 業 道 等 の 開 設 予 定 の 有 無 ( 木 材 搬 出 のための 作 業 道 等 がないと 回 答 した 者 の み) 長 伐 期 施 業 に 必 要 な 林 内 路 網 密 度 その 他 (3) 調 査 結 果 1 回 答 の 状 況 所 有 規 模 別 の 回 答 者 につ いては 表 5-7に また 人 工 林 率 毎 の 回 答 者 数 につ いては 表 5-8に 示 すと おりである 本 調 査 では 251 名 から 回 答 を 得 ることができた 表 5-7 所 有 規 模 別 回 答 者 数 区 分 所 有 規 模 ( ha) 10~20 20~50 50 以 上 合 計 西 臼 杵 20 13 6 39 東 臼 杵 北 部 15 12 7 34 普 東 臼 杵 東 部 14 13 10 37 及 諸 塚 8 9 9 26 指 椎 葉 3 11 10 24 導 児 湯 9 9 8 26 区 中 部 1 2 7 10 西 諸 県 6 2 5 13 北 諸 県 6 6 5 17 南 那 珂 9 8 8 25 合 計 91 85 75 251

表 5-8 人 工 林 率 毎 の 回 答 者 数 区 分 人 工 林 率 (%) 20 未 満 20~40 40~60 60~80 80~100 100 無 回 答 西 臼 杵 0 4 4 12 14 4 1 東 臼 杵 北 部 0 2 4 8 10 10 0 普 東 臼 杵 東 部 3 3 9 13 9 0 0 及 諸 塚 1 3 2 8 12 0 0 指 椎 葉 0 1 5 11 7 0 0 導 児 湯 0 3 9 4 10 0 0 区 中 部 0 1 3 1 3 2 0 西 諸 県 1 0 0 3 6 3 0 北 諸 県 1 0 0 4 1 10 1 南 那 珂 2 0 0 3 12 8 0 合 計 8 17 36 67 84 37 2 また 団 地 化 の 有 無 については 図 5-8に 示 すとおり 全 体 の55%に 当 たる139 名 が 団 地 として 集 約 されてい ると 認 識 している 2 長 伐 期 施 業 の 周 知 及 び 実 施 の 状 況 長 伐 期 施 業 の 周 知 状 況 については 図 5-9に また 実 施 状 況 については 図 5-10に 示 すとおりである 知 っている と 回 答 した 者 は111 名 (44%) また 名 前 は 聞 いたことがある と 回 答 した 者 は 79 名 (32%) 合 計 190 名 (76%)と 多 く 長 伐 期 施 業 は 比 較 的 知 られていることがうかがえた また 実 施 している と 回 答 した 者 は 全 体 の25%に 当 たる63 名 であった 次 に 所 有 規 模 別 における 長 伐 期 施 業 の 周 知 状 況 については 図 5-11に 示 すと おりである

知 っている または 名 前 は 聞 い たことがある と 回 答 した 者 は 10~20 ha(91 名 )では 36 名 (40%)と28 名 (31%) 20~50ha(85 名 )では 32 名 (38%)と31 名 (37%) 50ha 以 上 (75 名 )では 43 名 (57%)と20 名 (27%) であった また 所 有 規 模 別 における 長 伐 期 施 業 の 実 施 状 況 については 図 5-12に 示 すとおりである 実 施 している と 回 答 した 者 は 10 ~20haでは15 名 (17%) 20~50haでは 22 名 ( 26% ) 50ha 以 上 では26 名 ( 35% ) であった これらのことから 所 有 規 模 が 大 きい 森 林 所 有 者 ほど 長 伐 期 施 業 を 知 ってい る 者 や 実 施 している 者 が 多 いといえる 団 地 化 の 有 無 による 長 伐 期 施 業 の 周 知 状 況 については 図 5-13に 示 すとお りである 団 地 として 集 約 されている と 回 答 した 者 ( 139 名 ) のうち 知 っている または 名 前 は 聞 いたことがある と 回 答 した 者 は 70 名 ( 50% ) と36 名 ( 26% ) また 団 地 として 集 約 されていない と 回 答 した 者 (104 名 )のうち 知 ってい る または 名 前 は 聞 いたことがある と 回 答 した 者 は 37 名 (36%)と42 名 (37%)であり 大 きな 差 は 見 られなか った また 団 地 化 の 有 無 による 長 伐 期 施 業 の 実 施 状 況 については 図 5-14に 示 すとおりである 団 地 として 集 約 されている と 回 答 した 者 のうち 実 施 している と 回 答 した 者 は41 名 (29%) 団 地 として 集 約 されていない と 回 答 した 者 のうち 実 施 している と 回 答 した 者 は18 名 (17%)であった これらのことから 団 地 として 集 約 されていると 回 答 した 森 林 所 有 者 ほど 長 伐 期 施 業 を 実 施 している 者 が 多 いといえる

3 伐 期 の 設 定 状 況 長 伐 期 施 業 を 実 施 している63 名 におけ る 伐 期 の 設 定 状 況 については 図 5-15に 示 すとおりである 設 定 していない と 回 答 した 者 が29 名 (46%)と 最 も 多 かった また 設 定 している と 回 答 した 者 は31 名 (49%)であるが そのうち 伐 期 を 標 準 伐 期 齢 の 概 ね2 倍 である 70 年 以 上 と 回 答 した 者 は21 名 (33%)と 少 なかった 次 に 所 有 規 模 別 における 伐 期 の 設 定 状 況 については 設 定 していない と 回 答 した 者 は 10~20ha(15 名 )では9 名 (60%) 20~50ha(22 名 )では9 名 (41%) 50ha 以 上 ( 26 名 ) では11 名 ( 42% ) と 所 有 規 模 が 大 きい 森 林 所 有 者 ほど 少 なかった また 設 定 している と 回 答 した 者 のうち 70 年 以 上 の 伐 期 を 設 定 している 者 は 10~20haでは4 名 (27%) 20~50haでは7 名 (32%) 50ha 以 上 では11 名 (42%) と 所 有 規 模 が 大 きい 森 林 所 有 者 ほど 多 かった 団 地 化 の 有 無 による 伐 期 の 設 定 状 況 については 図 5-16に 示 すとおりであ る 団 地 として 集 約 されている と 回 答 した 者 ( 41 名 ) のうち 設 定 している と 回 答 した 者 は19 名 (46%) また 団 地 として 集 約 されていない と 回 答 した 者 (18 名 )のうち 設 定 している と 回 答 した 者 は10 名 (56%)であるが 70 年 以 上 の 伐 期 を 設 定 している 者 は 団 地 として 集 約 されている と 回 答 した 者 につ いては13 名 (32%) また 団 地 として 集 約 されていない と 回 答 した 者 については 8 名 (44%)であった 4 長 伐 期 施 業 の 導 入 及 び 伐 期 設 定 の 予 定 の 有 無 長 伐 期 施 業 を 実 施 していない181 名 に おける 長 伐 期 施 業 の 導 入 予 定 について は 図 5-17に 示 すとおりである わからない と 回 答 した 者 が96 名 (53%)と 最 も 多 く 実 施 したい と 回 答 した 者 は44 名 (24%)に 留 まった 実 施 したい と 回 答 した 主 な 理 由 と して 再 造 林 ができない 等 の 森 林 管 理 への 不 安 や 後 継 者 がいない 等 の 後 継 者 問 題 が 多 かったが その 一 方 林 業 経 営 の 安 定 や 良 質 材 の 生 産 生 産 基 盤 の 整 備 等 により 長 伐 期 施 業 の 実 施 に 目 処 がついた などの 理 由 も 見 られた

実 施 したいとは 思 わない と 回 答 した 主 な 理 由 として 将 来 にわたって 木 材 価 格 が 保 証 されているわけではないから や 木 材 価 格 が 上 がり 次 第 売 りたい 等 の 木 材 価 格 への 不 安 森 林 所 有 者 の 高 齢 化 後 継 者 問 題 が 多 かった また わからない と 回 答 した 主 な 理 由 として ( 長 伐 期 施 業 の) 内 容 がわから ない や 長 伐 期 施 業 にメリットはあるのかわからない 等 の 長 伐 期 施 業 に 関 する 情 報 の 不 足 木 材 価 格 の 先 の 見 通 しがわからない 等 の 木 材 価 格 への 不 安 が 多 かった 次 に 今 後 長 伐 期 施 業 を 実 施 する 予 定 があると 回 答 した44 名 に 係 る 伐 期 設 定 の 有 無 については 図 5-18に 示 すとおりである 設 定 しない と 回 答 した 者 が11 名 (25%)と 既 に 長 伐 期 施 業 を 実 施 して いるものと 比 べて 少 なかった また 設 定 したい と 回 答 した 者 の うち 伐 期 を70 年 以 上 と 回 答 した 者 は11 名 (25%)と 既 に 長 伐 期 施 業 を 実 施 し ているものと 比 べて 少 なかった 4 作 業 道 等 の 開 設 状 況 長 伐 期 施 業 を 実 施 する 予 定 あ 表 5-9 作 業 道 等 及 びその 開 設 予 定 の 有 無 ると 回 答 した30 名 に 係 る 木 材 回 答 数 搬 出 に 必 要 な 作 業 道 等 とその 開 作 業 道 等 を 新 た 区 分 に 開 設 する 予 定 設 予 定 の 有 無 については 表 5 はあるか -9に 示 すとおりである ある ない 21 名 (70%)が 作 業 道 等 が 木 材 搬 出 のた ある 21 ある と また 7 名 (23%) めの 作 業 道 等 ない 7 7 0 はあるか 無 回 答 2 が 現 在 作 業 道 等 はないが 今 合 計 30 7 0 後 開 設 する 予 定 がある と 回 答 している 次 に 長 伐 期 施 業 に 必 要 と 考 えられる 林 内 路 網 密 度 については 図 5-19に 示 すと おりである 前 述 のとおり 効 率 的 な 搬 出 作 業 システムとするためには 架 線 系 作 業 システム 及 び 車 両 系 作 業 システムにおいては 作 業 ポイントからの 集 材 距 離 が200m 程 度 と なるよう 50m/ha 程 度 のトラック 走 行 が 可 能 な 作 業 道 の 整 備 が 必 要 とされる また 車 両 系 作 業 システムにおいては 作 業 道 等 からの 集 材 距 離 が50m 程 度 とな るよう 200m/ha 程 度 のフォワーダ 走 行 が 可 能 な 作 業 道 等 の 整 備 が 併 せて 必 要 と されている 145 名 (58%)が 長 伐 期 施 業 に 当 たっては50m/ha 以 上 の 林 内 路 網 密 度 が 必 要 であ ると 認 識 しており 特 に 長 伐 期 施 業 を 実 施 している 者 については 73%と 高 かった

しかしながら 200m/ha 以 上 と 回 答 した 者 は 28 名 (11%)と 少 なく 長 伐 期 施 業 を 実 施 している 者 についても18%に 留 まった 次 に 長 伐 期 施 業 を 実 施 していない181 名 における 長 伐 期 施 業 の 導 入 予 定 別 の 長 伐 期 施 業 に 必 要 と 考 えられる 林 内 路 網 密 度 については 図 5-20に 示 すとおり である 実 施 したい と 回 答 した 者 について は 50m/ha 以 上 と 回 答 した 者 は73% 200m/ha 以 上 と 回 答 した 者 は18%と 既 に 長 別 期 施 業 を 実 施 している 者 と 同 様 で あった (4)まとめ 1 長 伐 期 施 業 という 言 葉 そのものは 多 くの 森 林 所 有 者 に 知 られており 特 に 所 有 規 模 が 大 きくなるほど 知 っている 者 が 多 かった また 所 有 規 模 が 大 きくなるほど 長 伐 期 施 業 を 実 施 している 者 が 多 かった 2 長 伐 期 施 業 を 実 施 している 者 については 伐 期 を 設 定 していないと 回 答 した 者 が46 %と 最 も 多 く 伐 期 を70 年 以 上 と 回 答 した 者 は33%に 留 まった また 長 伐 期 施 業 を 実 施 したいと 考 えている 者 については 伐 期 を 設 定 しないと 回 答 した 者 は25% 伐 期 を70 年 以 上 としたいと 回 答 した 者 は25%と 既 に 長 伐 期 施 業 を 実 施 しているものと 比 べて 少 なかった 3 長 伐 期 施 業 を 実 施 している 者 については 73%が50m/ha 以 上 の 林 内 路 網 密 度 が 必 要 であると 認 識 しているが 200m/ha 以 上 と 回 答 した 者 は18%と 少 なかった また 長 伐 期 施 業 を 実 施 したいと 考 えている 者 については 50m/ha 以 上 と 回 答 し た 者 は73% 200m/ha 以 上 と 回 答 した 者 は18%と 既 に 長 別 期 施 業 を 実 施 している 者 と 同 様 であった 4 長 伐 期 施 業 を 実 施 したいと 回 答 した 主 な 理 由 として 森 林 管 理 への 不 安 や 後 継 者 問 題 が 多 かったが その 一 方 林 業 経 営 の 安 定 や 良 質 材 の 生 産 生 産 基 盤 の 整 備 等 によ り 長 伐 期 施 業 の 実 施 に 目 処 がついたなどの 理 由 も 見 られた 長 伐 期 施 業 を 実 施 したいとは 思 わないと 回 答 した 主 な 理 由 として 木 材 価 格 への 不 安 や 森 林 所 有 者 の 高 齢 化 後 継 者 問 題 また わからない と 回 答 した 主 な 理 由 とし て 長 伐 期 施 業 に 関 する 情 報 の 不 足 や 木 材 価 格 への 不 安 が 多 かった 5 以 上 のことから 長 伐 期 施 業 という 言 葉 そのものは 広 く 知 られているが 理 解 されているとはいい 難 く いわゆる 主 伐 の 先 送 り と 混 同 している 森 林 所 有 者 が 少 なからず 存 在 するものと 思 われる その 一 方 設 問 に 対 して わからない との 回 答 や 無 回 答 が 散 見 され また 長 伐 期 施 業 の 内 容 やメリットがわからない 等 の 意 見 も 多 く 見 られた

これらのことから 長 伐 期 施 業 への 理 解 が 進 んでいない 背 景 として 長 伐 期 施 業 に 関 する 情 報 が 不 足 していることが 挙 げられる